データ シートCisco UCS B230 M2 ブレード サーバ![]() 製品の概要Cisco® UCS B230 M2 ブレード サーバは、業界最高クラスの密度を誇る 2 ソケット ブレード サーバ プラットフォームです。この製品は Cisco Unified Computing System™ ポートフォリオに欠かせない重要な要素で、コンパクトでありながら、Cisco Unified Computing System アーキテクチャにおいて基幹業務クラスのアプリケーションに対応できる高いパフォーマンスを提供します。データ センターでの限られたスペースを活用して、処理パフォーマンスの向上と大容量のメモリの確保が必要な IT 用途に最適です。 シスコは、幅広いシステム選択肢と信頼できる x86 コンピューティング システムの提供者となるべく、継続的に取り組んでいます。Cisco UCS B230 M2 は、仮想化環境内でのミッション クリティカルなアプリケーションに対応するために、新たなレベルのパフォーマンス、エネルギー効率、信頼性、およびセキュリティを提供することで、Cisco Unified Computing System の機能をさらに拡張します。 業界標準のサーバ テクノロジーをベースとする Cisco UCS B230 M2 には、次のような特長があります。
Cisco UCS B230 M2 はハーフ幅のブレードです(図 1)。この高密度 2 ソケット サーバは、6 ラックユニット(6RU)の Cisco UCS 5100 シリーズ ブレード サーバ シャーシに最大 8 台まで搭載することができ、ラック ユニットあたり業界最高の密度を実現します。 表 1 に、Cisco UCS B230 M2 の概要を示します。 表 1 Cisco UCS B230 M2 の概要
機能と利点IT 部門では、データセンターの利用スペースを最大限に活用し、コンピューティング パフォーマンスとメモリ容量を増大させる手段が求められています。このニーズに対し、シスコは最新の Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 番台のアーキテクチャの利点を活用して、より高いレベルのパフォーマンス、信頼性およびセキュリティを提供します。シリコンレベルの高い信頼性とセキュリティ機能により、ハードウェア エラーの自動管理、マルウェア攻撃からの保護、およびデータ整合性の維持を実現し、基幹系サービスの可用性が向上します。シスコは Cisco UCS B230 M2 の導入によって、業界最高クラスの性能を備えた高密度なハーフ幅フォーム ファクタの 2 ソケット ブレード サーバ プラットフォームを提供します。Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 番台のパフォーマンスと、最大 32 個の DIMM スロットの組み合わせにより、Cisco UCS B230 M2 はコンパクトなサイズで、高いパフォーマンスと卓越したコア数あたりメモリ容量を実現し、仮想化のパフォーマンス向上、(ソケット単位ライセンスのような)ソフトウェア ライセンス コストの削減、さらに多くの仮想マシンの実装を支援します。 Cisco UCS B230 M2 の管理には、UCS を構成するすべてのシステム コンポーネントを中央で管理できる、実績ある組み込み管理システム Cisco UCS Manager を使用します。また、Cisco UCS Manager に組み込まれているシスコの革新的なサービス プロファイル テクノロジーにより、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバとその I/O 特性のプロビジョニングを行います(詳細は、Cisco UCS Manager:Cisco Unified Computing System のエンドツーエンド管理 (PDF - 1.03 MB) をご参照ください)。サーバのプロビジョニングとアプリケーションの導入に必要なインフラストラクチャ ポリシーは、サービス プロファイルとしてカプセル化できます。たとえば、電源と冷却、セキュリティ、アイデンティティ、ハードウェアの健全性、イーサネットとストレージ アクセスなどに関するポリシーです。サービス プロファイルを使用することで、プロビジョニングに必要な手作業ステップ数、人的ミスの発生率、サーバとネットワークの設定工数を減らすことができます。さらに、サービス プロファイルによって、Cisco Unified Computing System 全体でのポリシーの一貫性と整合性が向上します。 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバは、ユニファイド ファブリックへのアクセスに Converged Network Adapter(CNA; 統合型ネットワーク アダプタ)を使用できます。この設計により、従来の LAN および SAN 接続性を維持しつつ、アダプタ、ケーブル、アクセス レイヤ スイッチの数を削減できます。このようなシスコの革新的技術により、初期投資(CapEx)と運用コスト(OpEx)(管理オーバーヘッドや、電源と冷却のコストを含む)を削減できます。I/O アダプタ オプションにある、Cisco Unified Computing System 独自技術の、Cisco UCS M81KR Virtual Interface Card(VIC; 仮想インターフェイス カード)は、ダイナミック仮想アダプタとインターフェイスを 128 個まで提供します。これらはすべて Cisco UCS Manager および VMware vCenter Server と緊密に統合されます。この高度なファブリック インターフェイスは Cisco VN-Link テクノロジーを組み込み、仮想マシンにネットワークの可視性を提供するとともに、移行時に設定とポリシーが仮想マシンに追従するようにします(詳細は、Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードを参照ください)。Cisco UCS B230 M2 は、この高性能アダプタを 1 枚搭載でき、Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 番台の優れた処理能力を活用できます。 Cisco UCS B230 M2 は、Oracle Real Application Cluster(RAC)、Microsoft SQL、およびシングル インスタンスの Oracle データベースの作業負荷や、VMware ESX および Microsoft HyperV を使用する仮想化の負荷など、要件の厳しいデータベース作業負荷を効率的に処理するように設計されており、金融サービス企業やサービス プロバイダーに最適です。 強力な Cisco UCS B230 M2 は、パフォーマンス、密度、エネルギー効率およびコスト効率を高度なバランスで提供します。 表 2 に、Cisco UCS B230 M2 の機能および利点を示します。 表 2 機能と利点
仕様Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバは Cisco Unified Computing System 環境で使用する設計になっており、この統合環境で機能するために、Cisco UCS Manager と UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト、5100 シリーズ ブレード サーバ シャーシ、および 2100 シリーズ ファブリック エクステンダが必要です。 表 3 に、Cisco UCS B230 M2 の仕様を示します。 表 3 製品仕様
表 4 は、適合標準規格です。 表 4 適合標準規格:安全性および EMC
保証に関する情報保証については、Cisco.com の製品保証 [英語] のページをご参照ください。 シスコ ユニファイド コンピューティング サービスシスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS ソリューションの導入・移行を支援するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスを利用することにより、サーバの設計配置や、ビジネス ニーズに応じた運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャの導入・移行が確実・スムーズになります。詳細については、シスコ販売パートナーもしくは、シスコ営業窓口までお問い合わせください。 シスコが選ばれる理由シスコは、お客様の要求に耳を傾け、エンタープライズ データセンターのための確かな技術革新を提供することに関する豊富な経験があります。シスコが提供する標準ベースのソリューションは、業界をリードするさまざまな企業から成るパートナー エコシステムに支えられて、お客様のソリューションをエンドツーエンドでサポートします。ユニファイド コンピューティングは、製品をネットワーク、サーバ、ストレージ、オペレーティング システム、およびアプリケーションに分類する従来の方法を改善し、データ センター全体としてのビジョンへと高めます。シスコは世界最大級のテクノロジー プロバイダーとして、ユニファイド コンピューティングのビジョンを実現するためのリソースと経験を持ち、カスタマー フォーカスに力を入れています。 関連情報Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバの詳細は、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ucs/ucs_b/index.html をご参照ください。 本製品以外の UCS 製品情報ページ http://www.cisco.com/jp/go/unifiedcomputing/ をご参照ください。 Cisco UCS のエネルギー消費効率情報は、「シスコのトップランナー基準に対する取り組み」ページよりご参照ください。 http://www.cisco.com/web/JP/product/toprunner/index.html#~computer | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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