発注ガイドCisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのハードウェア ポートおよびメディア インターフェイス モジュール:SIP および SPA Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのソフトウェアの購入方法 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの機能ライセンスの購入方法 ブロードバンドおよびサービス プロバイダー Wi-Fi サービス Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、および ASR 1002-X シリーズ機能ライセンスの購入方法 例 1:アプリケーション エクスペリエンス用 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ(ASR1000-AX) 例 2:ブロードバンド アグリゲーション ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 3:クアドロプルプレー エッジ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 4:加入者単位のファイアウォールを備えた LNS ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 5:ハイエンド顧客宅内機器としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 6:プロバイダー エッジ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 7:ルート リフレクタとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 8:セキュア ヘッドエンド ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 9:インターネット ゲートウェイ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 10:集中 SIP トランキング データセンターの導入における SBC としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 11:サービス プロバイダー データセンターに導入される企業間 TelePresence ソリューションの SBC としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 12:ステートフル NAT64 トランスレータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ (クラウド プロバイダー エッジ) 例 13:キャリア グレード NAT ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 14:セキュア WAN ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ 例 15:Cisco ONE ソフトウェア スイートを使用した Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ |
アプリケーション | |
---|---|
名前 | 製品番号 |
ASR1000 BNG/LNS | ASR1K-BB |
ASR1000 DCI(LISP、OTV、VXLAN、VPLS などを含む) | ASR1K-DCI |
ASR1000 インターネット エッジ/ピアリング(BGP/NAT/ZBFW を含む) | ASR1K-INTERNET |
ASR1000 マルチ サービス エッジ(MPLS、L2/L3VPN を含む) | ASR1K-MSE |
ASR1000 マネージド サービス | ASR1K-MSP |
ASR1000 ルート リフレクタ | ASR1K-RR |
ASR1000 SP Wi-Fi | ASR1K-SP-WIFI |
ASR1000 WAN アグリゲーション(暗号化あり/なし) | ASR1K-WAN-AGGR |
ASR1000 その他 | ASR1K-OTHER |
表 2 に、シャーシ、ルート プロセッサ、ESP、SIP、SPA のシステム製品番号を示します。
表 2. シャーシ、ルート プロセッサ、ESP、SIP、SPA の製品番号
シャーシ | |
名前 | 製品番号 |
Cisco ASR 1001-X | ASR1001-X |
Cisco ASR 1002-HX | ASR1002-HX |
Cisco ASR 1002-X | ASR1002-X |
Cisco ASR 1004 | ASR1004 |
Cisco ASR 1006 | ASR1006 |
Cisco ASR 1006-X | ASR1006-X |
Cisco ASR 1009-X | ASR1009-X |
Cisco ASR 1013 | ASR1013 |
ルート プロセッサ(RP) | |
ルート プロセッサ 2 | ASR1000-RP2 |
エンベデッド サービス プロセッサ(ESP) | |
ESP20、20 Gbps | ASR1000-ESP20 |
ESP40、40 Gbps | ASR1000-ESP40 |
ESP100、100 Gbps | ASR1000-ESP100 |
ESP200、200 Gbps | ASR1000-ESP200 |
SPA インターフェイス プロセッサ(SIP)およびイーサネット ラインカード | |
SIP40、40 Gbps | ASR1000-SIP40 |
固定イーサネット ラインカード、6X10GE | ASR1000-6TGE |
固定イーサネット ラインカード、2X10GE + 20X1GE | ASR1000-2T+20X1GE |
モジュラ イーサネット ラインカード、100G モジュラ インターフェイス プロセッサ(EPA キャリア カード) | ASR1000-MIP100 |
1 ポート 100 ギガビット イーサネット ポート アダプタ | EPA-1X100GE |
2 ポート 40 ギガビット イーサネット ポート アダプタ | EPA-CPAK-2X40GE |
10 ポート 10 ギガビット イーサネット ポート アダプタ | EPA-10X10GE |
18 ポート 1 ギガビット イーサネット ポート アダプタ | EPA-18X1GE |
共有ポート アダプタ(SPA) | |
8 ポート チャネライズド T1/E1(DS0) | SPA-8XCHT1/E1-V2 |
4 ポート チャネライズド T3(DS0) | SPA-4XCT3/DS0-V2 |
2 ポート チャネライズド T3(DS0) | SPA-2XCT3/DS0-V2 |
2 ポート クリア チャネル T3/E3 | SPA-2XT3/E3-V2 |
4 ポート クリア チャネル T3/E3 | SPA-4XT3/E3-V2 |
Cisco 4 ポート ファスト イーサネット(TX) | SPA-4X1FE-TX-V2 |
Cisco 8 ポート ファスト イーサネット(TX) | SPA-8X1FE-TX-V2 |
Cisco 2 ポート ギガビット イーサネット | SPA-2X1GE-V2 |
Cisco 5 ポート ギガビット イーサネット | SPA-5X1GE-V2 |
Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット | SPA-8X1GE-V2 |
Cisco 10 ポート ギガビット イーサネット | SPA-10X1GE-V2 |
Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY | SPA-1X10GE-L-V2 |
2 ポート OC3/STM1 POS | SPA-2XOC3-POS-V2 |
4 ポート OC3/STM1 POS | SPA-4XOC3-POS-V2 |
1 ポート OC12/STM4 POS | SPA-1XOC12-POS-V2 |
Cisco 4 ポート シリアル SPA | SPA-4XT-SERIAL |
共有ポート アダプタ(SPA) | |
1 ポート チャネライズド STM-1/OC-3c(DS0) | SPA-CHSTM1/OC3V2 |
2 ポート OC48/STM16 POS/RPR | SPA-2XOC48POS/RPR |
4 ポート OC48/STM16 POS/RPR | SPA-4XOC48POS/RPR |
Cisco SPA、WebEx ノード | SPA-WMA-K9 |
1 ポート OC-3c/STM-1 ATM | SPA-1XOC3-ATM-V2 |
3 ポート OC-3c/STM-1 ATM | SPA-3XOC3-ATM-V2 |
1 ポート OC48/STM16 POS/RPR | SPA-1XOC48POS/RPR |
2 ポート OC12/STM4 POS | SPA-2XOC12-POS |
4 ポート OC-12/STM-4 POS | SPA-4XOC12-POS |
8 ポート OC12/STM4 POS | SPA-8XOC12-POS |
8 ポート OC-3/STM-1 POS | SPA-8XOC3-POS |
1 ポート OC192/STM64 POS/RPR XFP 光ファイバ | SPA-OC192POS-XFP |
1 ポート OC12 STM | SPA-1XOC12-ATM-V2 |
同期イーサネット | SPA-2X1GE-SYNCE |
Digital Signal Processor(デジタル シグナル プロセッサ) | SPA-DSP |
1 ポート チャネライズド OC12(DS0) | SPA-1XCHOC12/DS0 |
Cisco 1 ポート 10GE LAN/WAN-PHY | SPA-1X10GE-WL-V2 |
1 ポート チャネライズド OC3/STM-1 ATM および回線エミュレーション | SPA-1CHOC3-CE-ATM |
2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM および回線エミュレーション | SPA-2CHT3-CE-ATM |
24 ポート チャネライズド T1/E1/J1 ATM および回線エミュレーション | SPA-24CHT1-CE-ATM |
このセクションでは、シャーシ、モジュール、電源ユニット、アクセサリのデフォルト値や最大値を含む、Cisco ASR 1000 ハードウェアのルールを説明します。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータには 6 つのフォーム ファクタ(1RU、2RU、4RU、6RU、9RU、13RU)があります。表 3 に Cisco ASR 1000 シャーシのラック ユニット(RU)の高さを示します。
表 3. Cisco ASR 1000 シャーシのラック ユニットのサイズ
フォーム ファクタ | |
シャーシの製品番号 | ラック ユニット(RU) |
ASR1001-X | 1 |
ASR1002-HX | 2 |
ASR1002-X | 2 |
ASR1004 | 4 |
ASR1006 | 6 |
ASR1006-X | 6 |
ASR1009-X | 9 |
ASR1013 | 13 |
Cisco ASR 1000 シリーズのモデルに応じて、ESP はシャーシまたはモジュラに統合されます。
必要な全体のスループットまたは暗号化パフォーマンスに応じて、20-、40-、100-、および 200-Gbps ESP の 4 つのモジュラ ESP バージョンから選択できます。
表 4 に関連する ESP の仕様を示します。
表 4. ESP の仕様
ESP の仕様 | ||||||||||
シャーシの製品番号 | 帯域幅 | 最大 ESP | ESP-2.5 | ESP-5 | ESP-10 | ESP-10-N | ESP-20 | ESP-40 | ESP-100 | ESP-200 |
ASR1001 | 2.5 Gbps | 1 | 統合型 | 統合型 |
|
|
|
|
|
|
ASR1001-X | 2.5 Gbps | 1 | ||||||||
ASR1002-HX | 100 Gbps | 1 |
|
|
|
|
|
| 統合型 |
|
ASR1002-X* | 5 Gbps | 1 |
|
|
|
|
|
|
|
|
ASR1004 | 10 〜 40 Gbps | 1 |
|
| モジュール | モジュール | モジュール | モジュール |
|
|
ASR1006 | 10 〜 100 Gbps | 2:冗長 |
|
| モジュール | モジュール | モジュール | モジュール | モジュール |
|
ASR1006-X | 40 〜 100 Gbps | 2:冗長 |
|
|
|
|
| モジュール | モジュール |
|
ASR1009-X | 40 〜 200 Gbps | 2:冗長 |
|
|
|
|
| モジュール | モジュール | モジュール |
ASR1013 | 40 〜 200 Gbps | 2:冗長 |
|
|
|
|
| モジュール | モジュール | モジュール |
製品番号 | 説明 |
FLSA1-1X-2.5-5G | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 5 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-1X-2.5-5G= | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 5 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLA1-1X-2.5-5G= | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 5 Gbps へのアップグレード PAK(電子配信) |
FLSA1-1X-2.5-10G | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-1X-2.5-10G= | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLA1-1X-2.5-10G= | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード PAK(電子配信) |
FLSA1-1X-2.5-20G | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-1X-2.5-20G= | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLA1-1X-2.5-20G= | ASR 1001-X 用 2.5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(電子配信) |
FLSA1-1X-5-10G | ASR 1001-X 用 5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-1X-5-10G= | ASR 1001-X 用 5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLA1-1X-5-10G= | ASR 1001-X 用 5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード PAK(電子配信) |
FLSA1-1X-5-20G | ASR 1001-X 用 5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-1X-5-20G= | ASR 1001-X 用 5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLA1-1X-5-20G= | ASR 1001-X 用 5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(電子配信) |
FLSA1-1X-10-20G | ASR 1001-X 用 10 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-1X-10-20G= | ASR 1001-X 用 10 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLA1-1X-10-20G= | ASR 1001-X 用 10 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-2X-5-10G | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-2X-5-10G= | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLSA1-2X-5-10G= | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 10 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-2X-5-20G | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-2X-5-20G= | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLSA1-2X-5-20G= | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-2X-5-36G | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-2X-5-36G= | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLSA1-2X-5-36G= | ASR 1002-X 用 5 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-2X-10-20G | ASR 1002-X 用 10 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-2X-10-20G= | ASR 1002-X 用 10 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLSA1-2X-10-20G= | ASR 1002-X 用 10 Gbps から 20 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-2X-10-36G | ASR 1002-X 用 10 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-2X-10-36G= | ASR 1002-X 用 10 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLSA1-2X-10-36G= | ASR 1002-X 用 10 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-2X-20-36G | ASR 1002-X 用 20 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード ライセンス |
FLSA1-2X-20-36G= | ASR 1002-X 用 20 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード PAK(書面) |
L-FLSA1-2X-20-36G= | ASR 1002-X 用 20 Gbps から 36 Gbps へのアップグレード PAK(eDelivery) |
FLSA1-HX-2X10GE | ASR 1002-HX 用 ASR1000-HX 内蔵 10GE 2 ポート ライセンス用のアップグレード |
FLSA1-HX-2X10GE= | ASR 1002-HX 用 ASR1000-HX 内蔵 10GE 2 ポート ライセンス用のアップグレード |
FLSA1-HX-2X1GE | ASR 1002-HX 用 ASR1000-HX 内蔵 1GE 2 ポート ライセンス用のアップグレード |
FLSA1-HX-2X1GE= | ASR 1002-HX 用 ASR1000-HX 内蔵 1GE 2 ポート ライセンス用のアップグレード |
L-FLSA1-HX-2X10GE= | ASR1000-HX 内蔵 10GE 2 ポート ライセンス用のアップグレード PAK(e-delivery) |
L-FLSA1-HX-2X1GE= | ASR1000-HX 内蔵 1GE 2 ポート ライセンス用のアップグレード PAK(e-delivery) |
リリース情報:
ASR 1002-HX は、以下のソフトウェア リリースでサポートされています。
● Cisco ASR 1002-HX は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 16.2S 以降でサポートされています。
Cisco ASR 1001-X は、以下のソフトウェア リリースでサポートされています。
● Cisco ASR 1001-X は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.12S 以降でサポートされています。
200-Gbps ESP は、以下のソフトウェア リリースでのみサポートされています。
● Cisco ASR 1013 は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.10S 以降でサポートされています。
● Cisco ASR 1006-X および ASR 1009-X は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16S 以降でサポートされています。
100-Gbps ESP は、以下のソフトウェア リリースでのみサポートされています。
● Cisco ASR 1013 および ASR 1013 は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.7S 以降でサポートされています。
● Cisco ASR 1006-X および ASR 1009-X は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16S 以降でサポートされています。
40-Gbps ESP は、以下のソフトウェア リリースでのみサポートされています。
● Cisco ASR 1004 は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.2S 以降でサポートされています。
● Cisco ASR 1013 および ASR 1013 は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.1S 以降でサポートされています。
● Cisco ASR 1006-X および ASR 1009-X は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16S 以降でサポートされています。
ルート プロセッサのディスク ドライブは、Cisco IOS XE ソフトウェア統合パッケージ、ログ、コア ダンプ ファイルなどのストレージ目的で使用されます。
ルート プロセッサには、主に 2 つのカテゴリ、統合型とモジュラ型が存在します。シャーシのタイプに応じて、冗長モードで 1 〜 2 基のルート プロセッサを実行できます。表 5 に、関連するルート プロセッサの仕様を示します。
表 5. ルート プロセッサの仕様
ルート プロセッサの仕様 | |||||
シャーシの製品 | ルート プロセッサの | Cisco ASR 1001 ルート | ASR 1002-X ルート | ルート プロ | ルート プロ |
ASR1001-X | 1 | ||||
ASR1002-HX | 1 |
|
|
| 統合型* |
ASR1002-X | 1 |
| 統合型* |
|
|
ASR1004 | 1 |
|
| モジュール | モジュール |
ASR1006 | 2 |
|
| モジュール | モジュール |
ASR1006-X | 2 |
|
|
| モジュール |
ASR1009-X | 2 |
|
|
| モジュール |
ASR1013 | 2 |
|
|
| モジュール |
ルート プロセッサ モジュールを発注する際は、コンポーネントとして、メモリ、ストレージ デバイス、USB フラッシュ メモリ トークンを検討してください。
表 6 に、関連するルート プロセッサ メモリとストレージの仕様を示します。
表 6. ルート プロセッサのメモリとストレージの仕様
ルート プロセッサのメモリ | |||
シャーシの製品 | デフォルト メモリ | 最大メモリ | デフォルト ストレージおよび最大ストレージ |
ASR1001 | 4 G | 16 G | 8 G EUSB* |
ASR1001-X | 8 G | 16 G | 8 G EUSB* |
ASR1002-HX | 16 G | 32 G | 8 G EUSB |
ASR1002-X | 4 G | 16 G | 8 G EUSB* |
ASR1004 | RP1/RP1-N 4 G、RP1-N、および RP2 8 G | RP1/RP1-N 4 G、および RP2 16 G | RP1/RP1-N 40 GB、1 G EUSB:RP2 80 GB、および 1 G EUSB** |
ASR1006 | RP1/RP1-N 4 G、RP1-N、および RP2 8 G | RP1/RP1-N 4 G、および RP2 16 G | RP1/RP1-N 40 GB、1 G EUSB:RP2 80 GB、および 1 G EUSB* |
ASR1006-X | RP2 8 G | RP2 16 G | RP2 80 GB および 1 G EUSB |
ASR1009_X | RP2 8 G | RP2 16 G | RP2 80 GB および 1 G EUSB* |
ASR1013 | RP2 8 G | RP2 16 G | RP2 80 GB および 1 G EUSB** |
次にリリース情報を示します。
● Cisco ASR 1001 の最大 DRAM は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.3S 時点で 8 Gbps から 16 Gbps に増加しています。
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.3S 時点で、Cisco ASR 1004、ASR 1006、および ASR 1013 ルータは、RP1 または RP2 モジュールのハード ディスク ドライブから起動できます。
注意: Cisco ASR 1000 スペア ルート プロセッサ(ASR1000-RP1= および ASR1000-RP2=)とスペア シャーシ(ASR1001= および ASR1002=)の注文に含まれる ルート プロセッサはすべて、発注時に構成することはできず、また、出荷時にソフトウェアは付属しません。
注意: インターネット ピアリングとエッジ、およびルート リフレクタの導入では、Cisco ASR 1001 または ASR 1002-X をデフォルトの 4 G ではなく 8 G の共有メモリで構成することをお勧めします。Cisco ASR 1001-X は、デフォルトで 8 G の共有メモリを備えています。
Cisco ASR 1000 は高い冗長性を備えています。冗長性のタイプはモデルによって異なります。表 7 に、関連するルート プロセッサ メモリの冗長性要件を示します。
表 7. ルート プロセッサの冗長性のメモリ要件
冗長性要件 | ||||
シャーシの製品 | 受信トレイの冗長性の | デフォルト メモリ | 冗長性の最小メモリ | 冗長性の機能ライセンス |
ASR1001-X | SW No ISSU* | 8 G | 8 G | FLSASR1-IOSRED(=) |
ASR1002-HX | SW No ISSU* | 16 G | 32 G | FLASR1-IOSRED-RTU(=) |
ASR1002-X | SW No ISSU* | 4 G | 8 G | FLSASR1-IOSRED(=) |
ASR1004 | SW No ISSU* | RP1/RP1-N 4 G、RP1-N、および RP2 8 G | RP1/RP1-N 4 G、および RP2 8 G | FLASR1-IOSRED-RTU(=) |
ASR1006 | HW ISSU** | RP1/RP1-N 4 G、RP1-N、RP2 | RP1/RP1-N 4G、RP2 8G | 該当なし |
ASR1006-X | HW ISSU | 8 G | RP2 8 G | 該当なし |
ASR1009-X | HW ISSU | RP2 8 G | RP2 8 G | 該当なし |
ASR1013 | HW ISSU** | RP2 8 G | RP2 8 G | 該当なし |
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでは、1 GB USB フラッシュ メモリ トークン(MEMUSB-1024FT)を個別に発注し、構成または Cisco IOS XE Software 統合パッケージを保存できます。
メディア ポート アダプタ SPA は、SIP モジュールに格納されます。SPA モジュールの最大数は、各ルータにサポートされる SIP のタイプと数によって異なります。同じ SIP カード上の SPA カードは、同じタイプである必要はありません。サポートされる SPA の詳細については、データシート「Cisco ASR 1000 シリーズの共有ポート アダプタのサポート」 [英語] を参照してください。
一部のルータは、ギガビット イーサネットを内蔵しています。これらの内蔵ポートには、着脱可能小型フォームファクタ(SFP)の光メディアまたは銅線メディアが必要です。SFP は、ホットスワップ可能な入出力デバイスで、ギガビット イーサネット ポートに装着され、ポートをネットワークにリンクします。SFP は SPA の発注時に同時に発注することも、スペアとして後から発注することも可能です。
表 8 に関連するポートの仕様を示します。
表 8. ポートの仕様
シャーシの製品番号 | SPA の最大スロット数 | NIM の最大スロット数 | EPA の最大スロット数 | SIP40 の最大スロット数 | MIP100 の最大スロット数 | 内蔵 GE/SFP | 内蔵 10GE/SFP+ |
ASR1001-X | 1 | 1 | 該当なし | N/A | N/A | 6 | 2* |
ASR1002-X | 3 | N/A | N/A | N/A | N/A | 6 | 0 |
ASR1002-HX | 該当なし | 1 | 1 | 該当なし | N/A | 8 | 8 |
ASR1004 | 8 | N/A | N/A | 2 | N/A | N/A | N/A |
ASR1006 | 12 | N/A | 該当なし | 3 | N/A | N/A | N/A |
ASR1006-X | 8 | 該当なし | 4 | 2 | 2 | N/A | N/A |
ASR1009-X | 12 | N/A | 6 | 3 | 3 | N/A | N/A |
ASR1013 | 24 | 該当なし | 12 | 6 | 6 | N/A | N/A |
次にリリース情報を示します。
Cisco ASR 1000 シリーズ 40 Gbps SIP(ASR1000-SIP40)は、以下のルータでサポートされています。
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.2S 以降の Cisco ASR 1004
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.1S 以降の Cisco ASR 1006 および ASR 1013
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16S 以降の Cisco ASR 1006-X および ASR 1009-X
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16.1S 以降の Cisco ASR 1000 シリーズ 100 Gbps モジュラ インターフェイス プロセッサ(ASR1000-MIP100)
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16.1S 以降の Cisco ASR 1000 シリーズ 1 ポート 100 ギガビット イーサネット ポート アダプタ(EPA-1X100GE)(ASR1000-MIP100 のみ)
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.16.2S 以降の Cisco ASR 1000 シリーズ 2 ポート 40 ギガビット イーサネット ポート アダプタ(EPA-CPAK-2X40GE)(ASR1000-MIP100 のみ)
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 16.2.1 以降の Cisco ASR 1000 シリーズ 10 ポート 10 ギガビット イーサネット ポート アダプタ(EPA-10X10GE)(ASR1000-MIP100 のみ)
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 16.2.1 以降の Cisco ASR 1000 シリーズ 18 ポート 1 ギガビット イーサネット ポート アダプタ(EPA-18X1GE)(ASR1002-HX のみ)
すべての Cisco ASR 1000 のシャーシはデフォルトで、デュアル AC 電源ユニットまたはデュアル DC 電源ユニットを備えています。発注時には、デュアル AC 電源ユニットまたはデュアル DC 電源ユニットを選択できます。同一シャーシ上での AC および DC はサポートされていません。表 9 に、関連する電源ユニットの仕様を示します。
表 9. 電源ユニットの仕様
電源ユニット | |||||
シャーシの製品番号 | デフォルト数 | 最大数 | AC | DC | AC と DC の併用 |
ASR1001-X | 2:冗長 | 2:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1002-HX | 2:冗長 | 2:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1002-X | 2:冗長 | 2:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1004 | 2:冗長 | 2:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1006 | 2:冗長 | 2:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1006-X | 2:非冗長 | 4:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1009-X | 2:非冗長 | 6:冗長 | Yes | 対応 | × |
ASR1013 | 4:2 つの冗長ペア | 4:2 つの冗長ペア | Yes | 対応 | × |
注意: スペア シャーシ用のデュアル電源ユニットはオプションです。スペア シャーシを使用して構成するか、スペアの電源ユニットとして個別に発注する必要があります。
すべてのルータ シャーシには、デフォルトでアクセサリ キットが付属します。スペア シャーシのアクセサリ キットはオプ
ションです。スペア シャーシと同時に購入して構成に使用するか、スペアとして個別に発注する必要があります。Cisco ASR 1000 のアクセサリ キットは、デフォルトですべての Cisco ASR 1000 モデルに含まれ、スペアとして購入することができます。
連邦情報処理標準(FIPS)キットは、スペアとしてのみ販売されています。FIPS140-2 は、ルータのすべての取外し可能なコンポーネントのシームに開封明示ラベルを添付するように定めています。開封明示ラベルに加えて、FIPS は暗号を処理する内部コンポーネントを見えないように隠すように指定しています。
表 10 に、ルータに含まれるアクセサリを示します。
表 10. アクセサリ
アクセサリ | |
説明 | 製品番号 |
Cisco ASR1002-HX アクセサリ キット | ASR1002HX-ACS |
Cisco ASR1002-HX アクセサリ キット、スペア | ASR1002HX-ACS= |
Cisco ASR1002-HX ファン モジュール | ASR1002HX-FAN |
Cisco ASR1002-HX ファン モジュール、スペア | ASR1002HX-FAN= |
Cisco ASR 1006-X アクセサリ キット | ASR1006X-ACS |
Cisco ASR 1006-X アクセサリ キット、スペア | ASR1006X-ACS= |
Cisco ASR 1009-X アクセサリ キット | ASR1009X-ACS |
Cisco ASR 1009-X アクセサリ キット、スペア | ASR1009X-ACS= |
Cisco ASR 1000-X ファン モジュール | ASR1000X-FAN |
Cisco ASR 1000-X ファン モジュール、スペア | ASR1000X-FAN= |
ASR 1000-X シャーシ電源ユニット用ブランク カバー | ASR1KX-PWR-BLANK |
ASR 1000-X シャーシ電源ユニット用ブランク カバー、スペア | ASR1KX-PWR-BLANK= |
Cisco ASR 1006 アクセサリ キット、スペア | ASR1006-ACS= |
Cisco ASR 1004 アクセサリ キット、スペア | ASR1004-ACS= |
Cisco ASR 1002 アクセサリ キット、スペア | ASR1002-ACS= |
Cisco ASR 1001-X アクセサリ キット | ASR1001X-ACS |
Cisco ASR 1001-X アクセサリ キット、スペア | ASR1001X-ACS= |
SSD ドライブ用 NIM キャリア カード | NIM-SSD |
SSD ドライブ用 NIM キャリア カード、スペア | NIM-SSD= |
Cisco ISR 4400 の NIM スロット用のブランク前面プレート* | NIM-BLANK= |
Cisco ASR 1006 FIPS 不透明キット | ASR1006-FIPS-KIT= |
Cisco ASR 1004 FIPS 不透明キット | ASR1004-FIPS-KIT= |
Cisco ASR 1002 FIPS 不透明キット | ASR1002-FIPS-KIT= |
Cisco ASR 1001 アクセサリ キット、スペア | ASR1001-ACS= |
Cisco ASR 1001 FIPS 不透明キット、スペア | ASR1001-FIPS-KIT= |
Cisco ASR 1013 アクセサリ キット、スペア | ASR1013-ACS= |
Cisco ASR 1013 アクセサリ キット | ASR1013-ACS |
Cisco ASR 1001 アクセサリ キット | ASR1001-ACS |
ASR 1000 SIP 用ブランク カバー、スペア | ASR1000-SIP-BLANK= |
ASR 1000 ESP 用ブランク カバー、スペア | ASR1000-ESP-BLANK= |
ASR 1000 RP 用ブランク カバー、スペア | ASR1000-RP-BLANK= |
レギュラー SPA 用ブランク カバー | SPA-BLANK= |
イーサネット ポート アダプタ(EPA)用ブランク カバー、スペア | EPA-BLANK= |
Cisco ASR 1002-X アクセサリ キット | ASR1002X-ACS |
Cisco ASR 1002-X アクセサリ キット、スペア | ASR1002X-ACS= |
ASR 1002 HDD 用ブランク カバー | ASR1002X-HD-BLANK |
ASR 1002 HDD 用ブランク カバー、スペア | ASR1002X-HD-BLANK= |
注意: *NIM-BLANK=(スペア)は指定された同じハードウェア コンポーネント/製品で、Cisco ASR1001-X および ASR 4451-X の統合サービス ルータでサポートされています。
注意: Cisco ASR 1001-X および ASR 1002-HX のネットワーク インターフェイス モジュール(NIM)のサポートは、お客様向け出荷開始(FCS)後に開始されます。
Cisco ASR 1000 シリーズでは、リリース 16.2 以降、信頼ベースのテクノロジー パッケージ ライセンスと組み合わせた、ユニバーサル ソフトウェア イメージのコンセプトが導入されています。
ここまでの内容をまとめます。
● Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.6S より前では、PAK またはライセンス キーは、Cisco ASR 1001 で以下の 2 つのタイプのライセンスを適用します。
○ テクノロジー パッケージ ライセンス(機能セット ライセンス):製品番号と説明を以下に示します。
○ SLASR1-IPB:Cisco ASR 1000 IP 基本ライセンス
○ SLASR1-AIS:Cisco ASR 1000 Advanced IP サービス ライセンス
○ SLASR1-AES:Cisco ASR 1000 Advanced Enterprise サービス ライセンス
○ パフォーマンス アップグレード ライセンス:製品番号 FLS-ASR1001-5G、2.5 Gbps から 5 Gbps へのアップグレード
● Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、または ASR 1002-X で特定の機能セットを有効化するため、ユニバーサル イメージをテクノロジー パッケージ ライセンスと組み合わせて発注する必要があります。
注意: Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.7S 以降では、Cisco ASR 1000 の特定の機能に必要なテクノロジー パッケージ ライセンス、パフォーマンス アップグレード ライセンス、およびその他のすべてのライセンスは必須ではありません。
表 11 に、機能セットを有効化するのに必要な製品番号のリストを、表 12 に、統合ルート プロセッサを搭載するユニバーサル Cisco IOS XE ソフトウェア統合パッケージの製品番号のリストを、表 13 に、テクノロジー パッケージ ライセンスの製品番号を示します。
表 11. Cisco ASR 1000 シリーズ ソフトウェア機能セット エネーブルメントの製品番号
ASR 1000 シリーズ(Cisco ASR 1002/ASR1004/ASR1006/ASR1013)の同等機能セット | ユニバーサル ソフトウェア イメージの発注用製品番号 | テクノロジー パッケージ ライセンス製品番号 |
IP Base(IPBK9) | SASR1001NPEK9/SASR1K2XNPEK9 | SLASR1-IPB |
IP Base(IPBK9)、合法的傍受なし | SASR1001NP9NLI/SASR1K2XNP9NLI | SLASR1-IPB |
Advanced IP Services(AISK9) | SASR1001UK9/SASR1K2XUK9 | SLASR1-AIS |
Advanced IP Services(AISK9)、合法的傍受なし | SASR1001UK9NLI/SASR1K2XUK9NLI | SLASR1-AIS |
Advanced Enterprise Services(AESK9) | SASR1001UK9/SASR1K2XUK9 | SLASR1-AES |
Advanced Enterprise Services(AESK9)、合法的傍受なし | SASR1001UK9NLI/SASR1K2XUK9NLI | SLASR1-AES |
表 12. ASR 1000 シリーズ用ユニバーサル Cisco IOS XE ソフトウェア統合パッケージの説明
Cisco IOS XE 統合パッケージ | 製品番号 | 説明 |
Cisco IOS XE UNIVERSAL ASR1001/ASR 1002-X | SASR1001U/SASR1K2XU | ● 低コストの基本統合パッケージを提供 ● IPB テクノロジー パッケージ ライセンスとの組み合わせで、基本的な IP 機能サポートのみを提供 ● 非暗号化ソフトウェアとしての輸出要件を満たす |
Cisco IOS XE UNIVERSAL ASR1001/ASR 1002-X、ペイロードの暗号化なし | SASR1001NPEK9/SASR1K2XNPEK9 | ● 低コストの基本統合パッケージを提供 ● IPB テクノロジー パッケージ ライセンスとの組み合わせで、セキュア シェル(SSH)プロトコルおよび簡易ネットワーク管理プロトコル バージョン 3(SNMPv3)のサポートを含む基本的な IP 機能サポートのみを提供 |
Cisco IOS XE UNIVERSAL ASR1001/ASR 1002-X、ペイロードの暗号化なし、合法的傍受なし | SASR1001NP9NLI/SASR1K2XNP9NLI | ● 低コストの基本統合パッケージを提供 ● IPB テクノロジー パッケージ ライセンスとの組み合わせで、セキュア シェル(SSH)プロトコルおよび簡易ネットワーク管理プロトコル バージョン 3(SNMPv3)のサポートを含む基本的な IP 機能サポートのみを提供 ● 合法的傍受なし |
Cisco IOS XE UNIVERSAL ASR1001/ASR 1002-X、暗号化あり | SASR1001UK9/SASR1k2XUK9 | ● AIS/AES テクノロジー パッケージ ライセンスとの組み合わせで、暗号化(IPsec、Triple Digital Encryption Standard(3DES)、Advanced Encryption Standard(AES)、SSH)、合法的傍受および SBC に加え、旧来のプロトコルを含むすべての機能をサポート(AES テクノロジー パッケージとの組み合わせで、DECnet、AppleTalk などの旧来のプロトコルをサポート) |
Cisco IOS XE UNIVERSAL ASR1001/ASR 1002-X、暗号化あり、合法的傍受なし | SASR1001UK9NLI/SASR1k2XUK9NLI | ● AIS/AES テクノロジー パッケージ ライセンスとの組み合わせで、暗号化(IPsec、Triple Digital Encryption Standard(3DES)、Advanced Encryption Standard(AES)、SSH)、合法的傍受および SBC に加え、旧来のプロトコルを含むすべての機能をサポート(AES テクノロジー パッケージとの組み合わせで、DECnet、AppleTalk などの旧来のプロトコルをサポート) ● 合法的傍受なし |
表 13. Cisco ASR 1000 テクノロジー パッケージ ライセンスの説明
ASR1001 テクノロジー パッケージ ライセンス | |
SLASR1-IPB | Cisco ASR 1000 IP BASE ライセンス |
SLASR1-AIS | Cisco ASR 1000 Advanced IP Services ライセンス |
SLASR1-AES | Cisco ASR 1000 Advanced Enterprise Services ライセンス |
SLASR1-IPB= | Cisco ASR 1000 IP BASE PAK(書面) |
L-SLASR1-IPB= | Cisco ASR 1000 IP BASE PAK(eDelivery) |
SLASR1-IPB-AIS= | Cisco ASR 1000 IPB から AIS へのアップグレード PAK(書面) |
SLASR1-IPB-AES= | Cisco ASR 1000 IPB から AES へのアップグレード PAK(書面) |
SLASR1-AIS-AES= | Cisco ASR 1000 AIS から AES へのアップグレード PAK(書面) |
L-SLASR1-IPB-AIS= | Cisco ASR 1000 IPB から AIS へのアップグレード PAK(eDelivery) |
L-SLASR1-IPB-AES= | Cisco ASR 1000 IPB から AES へのアップグレード PAK(eDelivery) |
L-SLASR1-AIS-AES= | Cisco ASR 1000 AIS から AES へのアップグレード PAK(eDelivery) |
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでサービスを有効にするには、前のセクションに説明されている適切な Cisco IOS XE ソフトウェアだけでなく、ソフトウェア機能ライセンスが必要です。
現在、2 つのタイプの機能ライセンスが提供されています。一部のサービスは、使用(RTU)ライセンスのみで有効にできますが、その他のサービスでは、RTU ライセンスと 1 つ以上のセッション数ライセンスが必要になります。
Cisco ASR 1000 シリーズのすべてのライセンスは信頼ベースであり、製品アクティベーション キーまたはライセンス キーによって適用されるものではありません(Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.6S より前の Cisco ASR 1001 ライセンスは例外です。「Cisco ASR 1001、ASR1001-X、および ASR 1002-X シリーズの機能ライセンスの購入方法」のセクションを参照してください)。
RTU ライセンスのみで有効化できるサービスの例を以下に示します。
● IP Security(IPsec)サービス:Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの IPsec アプリケーションには、IPsec、Triple Digital Encryption Standard(3DES)、および Advanced Encryption Standard(AES)を有効化する RTU ライセンス(ASR 1002-X の FLASR1-IPSEC-RTU(=) および FLSA1-2X-IPS4G(=))と、Dynamic Multipoint VPN(DMVPN)および Easy VPN が必要です。
ASR1002-HX では、IPSec Triple Digital Encryption Standard(3DES)、Advanced Encryption Standard(AES)、Dynamic Multipoint VPN(DMVPN)、および Easy VPN を有効にするには、特別な暗号化 HW モジュール(ASR1002HX-IPSECHW(=))と RTU 階層ベース ライセンスが必要です。
ASR1002-HX 用 IPsec ライセンスは、8G、16G、25G の 3 つの階層またはレベルで提供されます
FLSA1-2HXIPS8G(=):8 Gbps 暗号化スループット基本ライセンス
FLSA1-2HX8G16G(=):8 Gbps 〜 16 Gbps 暗号化スループット アップグレード ライセンス
FLSA1-2HX8G25G(=):8 Gbps 〜 25 Gbps 暗号化スループット アップグレード ライセンス
FLSA1-2HX16G25G(=):16 Gbps 〜 25 Gbps 暗号化スループット アップグレード ライセンス
● ファイアウォール サービス:Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのファイアウォール アプリケーションには、レイヤ 4 でファイアウォール サービスを有効化する RTU ライセンス(FLASR1FW-RTU(=))が必要です。その他のメリット:
○ ブロードバンドおよび企業導入で加入者単位またはユーザ単位のファイアウォールを有効にするには、ファイアウォール RTU ライセンスと、このリストの後に出てくる「ブロードバンドおよびサービス プロバイダー Wi-Fi サービス」の項目にリストされているセッション数ライセンスが必要です。
● ファイアウォールまたはネットワーク アドレス変換(NAT)のステートフル シャーシ間冗長性:ファイアウォールまたは NAT のシャーシ間冗長性を有効化するには、シャーシ間冗長性をサポートする Cisco ASR 1000 ルータの RTU ライセンス(FLASR1-FWNAT-RED(=))が必要です。
● ステートフル ネットワーク アドレス変換 64(ステートフル NAT64)サービス(Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.4S 以降で利用可能):Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ NAT64 サービスは、IPv4 の枯渇問題の解決を促進し、IPv6 導入をできるようにします。このサービスには、選択された ESP に応じて、最大 2 M の変換を可能にする RTU ライセンス(FLASR1-NAT64-2M (=))が必要です(たとえば、ESP20 または ESP40 は 2 M の変換をサポートしますが、ESP10 は 1 M までしかサポートできません)。Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.2S 以降のステートレス NAT64 サービスでは、ライセンスは必要ありません。ステートフル NAT64 サービスは、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.4S 以降で利用可能です。
● キャリア グレード ネットワーク アドレス変換 44(CGN)サービス(Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.6S 以降で利用可能):Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ CGN は、プライベート IP ネットワークとパブリック IP ネットワークの間に配置され、非グローバルのプライベート IP アドレスとパブリック IP アドレスを変換に使用します。キャリア グレード NAT は、1 つ以上のプライベート IP アドレスを 1 つ以上の(グローバルにルーティング可能な)パブリック IP アドレスに動的にマッピングします。このパブリック IP アドレスは、ネットワーク アドレスおよびポート変換(NAPT)テクノロジーを使用します。従来NAT ボックスは、住宅内の複数のデバイスに構成された複数のプライベート IP を、サービス プロバイダーによって HGW 上に構成およびプロビジョニングされた単独のパブリック IP アドレスに変換するため、住宅用ホーム ゲートウェイに展開されています。サービス プロバイダーは、複数の加入者が単独のグローバル IP アドレスを共有できるような方法で、NAT を展開します。キャリア グレード NAT は、数百万の NAT 変換に拡張されます。Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの CGN では、選択した ESP に応じた RTU ライセンス(最大 2 M の変換を有効化する FLASR1-CGN-2M (=) または最大 6 M の変換を有効化する FLASR1-CGN-6M (=))が必要です。2 M または 6 M 以上の変換をサポートするハードウェア モデルでは、複数のライセンスを発注できます。たとえば、Cisco ASR 1000 ESP100 では、最大 12 M の変換が可能なため、FLASR1-CGN-6M(=) を 2 つ発注し、RTU で最大 12 M の変換を実行できます。ipnat settings mode cgn コマンドを使用すると、CGN を構成できます。デフォルトまたは従来の NAT 動作モードに変更するには、ipnat settings mode default コマンドを使用します。デフォルト モードでは、ライセンスは必要ありません。CGN モードでは、製品番号 FLASR1-CGN-2M (=) または FLASR1-CGN-6M (=) が必要です。
● Cisco IOS フレキシブル パケット インスペクション(FPI)サービス:Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ FPI アプリケーションでは、フレキシブル パケット マッチング(FPM)を有効化する RTU ライセンス(FLASR1-FPI-RTU(=))が必要です。Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.4S 以降の Network-Based Application Recognition(NBAR)には、アプリケーションの可視化と制御のライセンスが必要で、FPI ライセンスは適用されません。
● Cisco アプリケーションの可視化と制御(AVC)(Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.4S 以降で利用可能):ステートフル ディープ パケット インスペクション(DPI)に基づいて、強力で包括的な統合サービス管理ソリューションを提供します。パケットを個々のイベントとして処理する代わりに Cisco AVC を使用することで、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータは、フローと各アプリケーション フローのレイヤ 7 ステートを再構築するので、IP トラフィックをアプリケーションおよびセッションベースで分類、管理できます。
○ Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのアプリケーションの可視化と制御の RTU ライセンス(FLASR1-AVC-RTU(=))は、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでの NBAR および高度なアプリケーション識別の構成、または QOS ポリシーのアプリケーション制御でのアプリケーション レポート(可視性)およびアプリケーション利用の構成を可能にします。
○ Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのアプリケーションの可視化と制御のアップグレード ライセンス(FLASR1-AVC-UPG(=))は、既存の FPI ライセンスから新しい高度なアプリケーションの可視化と制御(AVC)のライセンスへのアップグレードを可能にします。
○ Cisco Insight レポート RTU ライセンス(FLASR1-NSIGHT-RTU(=))は、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのアプリケーションの可視化と制御の RTU ライセンスを補完する外部ソフトウェア コンポーネントです。Cisco Insight は、Web ベースの外部レポート ツールで、前提条件に従う外部汎用サーバにインストールできます。ライセンスは、Cisco ASR 1000 ユニットごとに付与されます。
● Cisco IOS ソフトウェア冗長性:Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのソフトウェア冗長性には、RTU ライセンス(ASR 1002 では FLASR1-IOSRED-RTU(=)、ASR 1001、ASR 1001-X、および ASR 1002-X では FLSASR1-IOSRED(=))が必要です。RTU ライセンスにより、Cisco ASR 1001、ASR 1002、ASR 1001-X、ASR 1002-X、および ASR 1004 のシャーシでソフトウェア冗長性を有効化できます。ソフトウェア冗長性には、RP1 では 4 GB DRAM、ASR 1001 または ASR 1002-X では 8 GB DRAM が必要です。Cisco ASR 1001、ASR 1002、および ASR 1002-X は、デフォルトで内蔵ルート プロセッサに 4 GB DRAM を搭載しており、ASR 1001-X はデフォルトで 8 GB DRAM を搭載しています。
Cisco ONE○ ソフトウェアは新しいソフトウェア サブスクリプション モデルで、年間 Cisco ソフトウェア サポート サービス(SWSS)に加入している限り、今の世代から次の世代にソフトウェアをアップグレードすることができます。このサブスクリプション モデルにより、ソフトウェアのポータビリティと、お客様の総所有コスト(TCO)削減を実現できます。SWSS 料金は、Cisco ONE ソフトウェア スイートにのみ適用されます。Cisco Smart Net Total Care○ のサポートはオプションです。
Cisco ONE は、ハードウェア PID とソフトウェア PID で構成されます。「C1-」で始まるハードウェア PID を入力すると、次に Foundation スイートと AUC スイートの両方、またはどちらか一方を設定する必要があります(表 14 および 15 を
参照)。
表 14. ハードウェア PID
PID | 説明 |
C1-ASR1001-X/K9 | Cisco ONE ASR 1001-X シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1002-X/K9 | Cisco ONE ASR 1002-X シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1002-HX/K9 | Cisco ONE ASR 1002-HX シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1004/K9 | Cisco ONE ASR1004 シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1006/K9 | Cisco ONE ASR 1006 シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1006X/K9 | Cisco ONE ASR 1006-X シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1009X/K9 | Cisco ONE ASR 1009-X シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
C1-ASR1013/K9 | Cisco ONE ASR 1013 シャーシ、IP Base、APIC EM、API |
表 15. ソフトウェア PID
PID | 説明 |
C1F1PASR1K9[1] | Cisco ONE FND Perpetual Suite AES IPsec FW AVC Prime |
C1AUPASR1K9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 100 Session |
C1AUPASR1100RK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 100 Ssn Redund アップグレード |
C1AUPASR1500SK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 500 Session アップグレード |
C1AUPASR1500RK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 500 Ssn Redund アップグレード |
C1AUPASR11KSK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 1000 Session アップグレード |
C1AUPASR11KRK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 1000 Ssn Redund アップグレード |
C1AUPASR14KSK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 4000 Session アップグレード |
C1AUPASR14KRK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 4000 Ssn Redund アップグレード |
C1AUPASR116KSK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 16,000 Session アップグレード |
C1AUPASR116KRK9 | Cisco ONE AUC Perpetual AES CUBE Ent 16,000 Ssn Redund |
ブロードバンドおよびサービス プロバイダー Wi-Fi サービス
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでブロードバンド、サービス プロバイダー Wi-Fi(SP Wi-Fi)、インテリジェント サービス ゲートウェイ(ISG)、およびインテリジェント ワイヤレス アクセス ゲートウェイ(iWAG)の各アプリケーションを有効化するには、RTU ライセンスを発注する必要があります。FLASR1-BB-RTU(=) ライセンスは、ブロードバンド、SP Wi-Fi、ISG、および iWAG の各アプリケーションを最大 500 セッション実行できるようにします。セッション数を増加させるには、1 つ以上のセッション数ライセンスを発注する必要があります。これらのライセンスの製品番号を以下に示します。
● FLASR1-BB-4K(=)
● FLASR1-BB-16K(=)
● FLASR1-BB-32K(=)
● FLASR1-BB-48K(=)
● FLASR1-BB-64K(=)
たとえば、FLASR1-BB-4K(=) ライセンスでは最大 4,000 セッション(RTU から 500 以上)が可能になりますが、FLASR1-BB-64K(=) ライセンスでは最大 64,000 セッション(RTU から 500 以上)が可能になります。
● 必要なセッション数に応じて、複数のセッション ライセンスを組み合わせることができます。たとえば、4,000 セッションのライセンスを 2 つ購入すれば、8,000 セッションを追加でき、16,000 セッションのライセンスと 4,000 セッションのライセンスを購入すれば、20,000 セッションを追加できます。
● Cisco ASR1000 RP-ESP の各組み合わせでサポートされるセッションの最大数は、これらのセッションで有効化される機能によって異なります。詳細については、ブロードバンドのスケール文書を参照してください(
Cisco ASR 1000 ブロードバンド バンドルは、発注が簡単に行えるように作成されています。サポートされるユーザの数に応じて、以下のバンドルを選択できます。
● 製品番号 ASR1006-10G-B16/K9:16,000 セッションをサポート
● 製品番号 ASR1006-10G-B24/K9:24,000 セッションをサポート
● 製品番号 ASR1K6R2-20G-B32/K9:32,000 セッションをサポート
注意: Cisco ASR 1000 シリーズ バンドルについては、Cisco ASR 1000 シリーズ価格表を参照するか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。
上記バンドルで提供される機能セットには次のものが含まれます。
● LAC および LNS:Layer 2 Tunneling Protocol アクセス コンセントレータ(LAC)および L2TP ネットワーク サーバ(LNS)の各機能のセッション数は、Point-to-Point Protocol(PPP)のセッション数としてカウントされます。Layer 2 Tunneling Protocol(L2TP)では、トンネル数がセッション数としてカウントされず、追加ライセンスは必要ありません。L2TS:L2TP トンネル スイッチ(L2TS)機能では、スイッチされる L2TP トンネル数に応じてセッション ライセンスが必要になります。たとえば、Cisco ASR 1000 Series シリーズ ルータを 8,000 の L2TP トンネルのスイッチングに使用する場合、4,000 セッションのライセンス(FLASR1-BB-4K(=))を 2 つ発注する必要があります。
● ISG:ISG 機能セットには、ブロードバンド RTU ライセンスが適用されます。有効化されている PPP または IP over Ethernet(IPoE)セッションに基づいて、LAC および LNS と同様のライセンスが適用されます。
● PMIPv6 MAG:PMIPv6 MAG 機能セットには、ブロードバンド RTU ライセンスが適用されます。PMIPv6 でトンネリングされる加入者の数に基づいて、追加のセッション ライセンスが必要です。
● iWAG:iWAG 機能セットには、ブロードバンド RTU ライセンスが適用されます。iWAG でサポートされる加入者の数に基づいて、追加のセッション ライセンスが必要です。iWAG として Cisco ASR 1000 で送受信されるトンネルの数は、セッションまたはライセンスに加算されません。たとえば、Cisco ASR 1000 Series シリーズ ルータで 8,000 名の加入者を集約する場合、4,000 セッションのライセンス(FLASR1-BB-4K(=))を 2 つ発注する必要があります。ISG Walk-By 加入者の管理機能を使用する場合、必要なセッション数は、サポートされるアクティブな加入者のセッションの最大数のみに基づきます。
● 加入者単位のファイアウォール:Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの加入者単位またはユーザ単位のファイアウォール サービスには、RTU ライセンス(FLA SR1-FW-RTU(=))と 1 つ以上のセッション ライセンスが必要です。
セッション数ライセンスのみで有効化できるサービスを以下に示します。
● Cisco Unified Border Element(SP Edition)サービス:Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、拡張性の高いキャリア グレード SBC で、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに統合されます。
○ Cisco Unified Border Element(SP Edition)ライセンスは、SBC 展開モデルの分散型および統合型の両方の使用権限を付与します。
○ セッション ライセンスの発注に関し、1 SBC セッションとは、双方向のメディア フローと関連付けられたシグナリングを指します。1 セッションとは、SBC を介した 1 回の完全な音声通話、つまり、双方向メディア フローおよび関連付けられたシグナリングのメディア レッグ 2 つから構成される、2 つのコール レッグを表します。
テレビ電話の通話は、2 セッションを使用します(双方向のメディア フローと関連付けられたシグナリングに 1 セッション(音声通話と同様)、ビデオ用の 2 つめの双方向のメディア フローに 1 セッション)。
インスタント メッセージング セッションは、SBC を介した 2 つのエンドポイント間のシグナリングで構成されます(通常は、関連付けられたメディアはありません)。
● 必要に応じてセッション カウントに複数のセッション ライセンスを組み合わせることができます。これらのライセンスの製品番号を以下に示します。
○ FLASR1-CUBES-250P(=)
○ FLASR1-CUBES-2KP(=)
○ FLASR1-CUBES-4KP(=)
○ FLASR1-CUBES-16KP(=)
○ FLASR1-CUBES-32KP(=)
○ FLASR1-CUBES-LAB(=)
○ FLASR1-CUBES-TPEX(=)
ルータの ACTIVE/STANDBY ペアを使用する場合、冗長性のためにライセンスがそれぞれに 1 つずつ必要です。
○ CUBESP-250P-RED (=)
○ CUBESP-2K-RED (=)
○ CUBESP-4K-RED (=)
○ CUBESP-10K-RED (=)
○ CUBESP-16K-RED (=)
○ CUBESO-32K-RED (=)
○ CUBESP-TPEX-RED (=)
● Cisco Unified Border Element(Enterprise Edition)サービス:このサービスでは、SBC 機能が Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに統合されます。Cisco Unified Border Element(Enterprise Edition)ライセンスは、企業導入での SBC の使用権限を付与します。これらのライセンスは、セッション数ベースのライセンスです。
● これらのライセンスの製品番号を以下に示します。
○ FLASR1-CUBEE-100P
○ FLASR1-CUBEE-100P=
○ FLASR1-CUBEE-500P
○ FLASR1-CUBEE-500P=
○ FLASR1-CUBEE-1KP
○ FLASR1-CUBEE-1KP=
○ FLASR1-CUBEE-4KP
○ FLASR1-CUBEE-4KP=
○ FLASR1-CUBEE-16KP
○ FLASR1-CUBEE-16KP=
● ルータの ACTIVE/STANDBY ペアを使用する場合、冗長性のためにライセンスがそれぞれに 1 つずつ必要です。
○ FLASR1-CUBEE-100R
○ FLASR1-CUBEE-100R=
○ FLASR1-CUBEE-500R
○ FLASR1-CUBEE-500R=
○ FLASR1-CUBEE-1K-R
○ FLASR1-CUBEE-1K-R=
○ FLASR1-CUBEE-4K-R
○ FLASR1-CUBEE-4K-R=
○ FLASR1-CUBEE-16K-R
○ FLASR1-CUBEE-16K-R=
注意: Cisco ASR 1000(ASR 1001、ASR 1001-X、ASR 1002、ASR 1002-X、ASR 1004、ASR 1006、および ASR 1013)をラボでテストするための Cisco ASR 1000 デモ ライセンスについては、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。
注意: Cisco ASR 1000 シリーズで Cisco Overlay Transport Virtualization(OTV)、仮想プライベート LAN サービス(VPLS)、または LISP を実行するために機能ライセンスが必要となることはありません。
Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、または ASR 1002-X ルータでサービスを有効にするには、もう一方の Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ(製品番号 ASR1002、ASR1004、ASR1006、および ASR1013)と同様に、ソフトウェア機能ライセンスが必要です。
ただし、Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、および ASR 1002-X では、ライセンス(テクノロジー パッケージ ライセンスとも呼ばれます)で特定の機能セットを適用するユニバーサル ソフトウェア イメージと機能ライセンスのコンセプトが導入されています。
Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.6S より前では、Cisco ASR 1001 で 2.5 Gbps から 5 Gbps にアップグレードするためのテクノロジー パッケージ ライセンスとパフォーマンス アップグレード ライセンスは、PAK によって適用されます。他の Cisco ASR 1000 シリーズで必要なその他のすべての機能は、Cisco ASR 1001 でも必要ですが、これらのライセンスはいずれも任意であり、PAK による適用には対応していません。ASR 1001-X および ASR 1002-X では、テクノロジー パッケージ ライセンス、パフォーマンス アップグレード ライセンス(ASR 1001-X で 2.5 Gbps から 5/10/20 Gbps にアップグレード、および ASR 1002-X で 5 Gbps から 10/20/36 Gbps にアップグレード)を含むすべてのライセンスは任意です。
● ただし、Cisco ASR 1001 の機能ライセンスでは、同じタイプの機能の発注に使用する製品番号が異なる点に注意してください。すべての Cisco ASR 1001 機能セット ライセンスの製品番号は、Cisco ASR 1000 シリーズ価格表に記載されています。
製品番号に関連するもう 1 つの例として、Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、または ASR 1002-X でファイアウォールを導入する場合が挙げられます。この場合は、ルータの購入時に FLSASR1-FW を発注する必要があります。
その他の Cisco ASR 1000 シャーシ(製品番号 ASR1002、ASR1004、ASR1006、および ASR1013)でのファイアウォールの導入に必要な製品番号は、FLASR1-FW-RTU です。
Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、または ASR 1002-X でルータ購入後にファイアウォールをアップグレードする場合は、製品番号 FLSASR1-FW= または L-FLSASR1-FW= のいずれかを発注する必要があります。
その他の Cisco ASR 1000 シャーシ(製品番号 ASR1002、ASR1004、ASR1006、ASR 1006-X、ASR 1009-X、および ASR1013)では、製品番号 FLASR1-FW-RTU を発注する必要があります。Cisco ASR 1001 および ASR 1002-X の機能ライセンスの製品番号はすべて、Cisco ASR 1000 価格表に記載されています。
Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、または ASR 1002-X のスペア ライセンスを購入する場合(IP Base から Advanced Enterprise Services へのテクノロジー パッケージ アップグレード、Cisco ASR 1001 シャーシでの 2.5 Gbps から 5 Gbps へのパフォーマンス アップグレード、またはライセンスが必要な機能の発注時にライセンスを購入しなかった場合など)、2 つのタイプのスペア ライセンスが利用できます。PAK またはライセンス ファイルは、SLASR1-xxx-= ライセンスでは書面配布で、L-SLASR1-xxx-= ライセンスでは e-delivery で提供されます。
● スペアも、SLFL-ASR1=(書面配布)または L-SLFL-ASR1=(e-delivery)のいずれかを発注することにより、「多用途 PAK」として購入できます。
注意: Cisco ASR 1001 をラボでテストするための Cisco ASR 1001 デモ ライセンスについては、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。
発注が簡単に行えるように、多くの Cisco ASR 1000 バンドル製品番号が提供されています。すべてのバンドルは、デフォルトでデュアル電源ユニットと電源ケーブル(AC 電源ユニットを選択する場合)、ESP、ルート プロセッサ モジュール、および SIP を備えています。ESP、ルート プロセッサ、または SIP は、シャーシのタイプに応じて、シャーシに固定されるか、デフォルト コンポーネントとしてバンドルに追加されます。
一般に、すべてのバンドルは、構成の変更が可能で、ハードウェア コンポーネントに関連付けられています。
● 追加ルート プロセッサおよび ESP(Cisco ASR 1006 および ASR 1013 バンドルにのみ適用)
● 追加 SIP(Cisco ASR 1004、ASR 1006、および ASR 1013 バンドルにのみ適用)
● SPA
● 追加機能ライセンス
● デュアル AC または DC 電源ユニット
● 電源コードのタイプ
● USB フラッシュ メモリ
Cisco ASR 1000 バンドルのカテゴリを以下に示します。
● ベース バンドル:機能ライセンスなし
● HA バンドル:Cisco ASR 1002、ASR 1001-X、ASR 1002-X、および ASR 1004 用のソフトウェア冗長性ライセンス、または Cisco ASR 1006 および ASR 1013 用の冗長ルート プロセッサおよび ESP
● VPN バンドル:IPsec ライセンス
● セキュリティ バンドル:IPsec およびファイアウォール ライセンス
● FPI バンドル:Cisco IOS フレキシブル パケット インスペクション ライセンス
● SHA(セキュリティ + HA)バンドル:Cisco ASR 1002、ASR 1002-X、および ASR 1004 用の IPsec、ファイアウォール、FPI、およびソフトウェア冗長性ライセンス、または Cisco ASR 1006 および ASR 1013 用の冗長ルート プロセッサおよび ESP
● ブロードバンド バンドル:ブロードバンド RTU ライセンス(最大 500 ブロードバンド セッションに対応)およびブロードバンド セッション ライセンス
Cisco ASR 1000 バンドルの Cisco IOS XE ソフトウェアは構成を変更できません。これらのバンドルは一般に、最新の Cisco IOS XE ソフトウェア リリースで提供されますが、別途通知なしに変更される場合があります。
ブロードバンド バンドルを除くすべての Cisco ASR 1000 バンドルは、AESK9 統合パッケージとともに提供されます。ブロードバンド バンドルは、AISK9 統合パッケージとともに提供されます。
注意: Cisco ASR 1001、ASR 1001-X、ASR 1002-X では、ユニバーサル ソフトウェア イメージ 1 つと、テクノロジー パッケージ ライセンス 1 つがバンドルに含まれます。たとえば、Cisco ASR 1001 または ASR 1002-X では、UK9 ユニバーサル イメージと Advanced Encryption Standard(AES)テクノロジー パッケージ ライセンスで、Cisco ASR 1002、ASR 1004、ASR 1006、および ASR 1013 のソフトウェア イメージと同等の機能を実現できます。
利用可能なバンドルの一覧については、本文書の「発注情報」のセクションをご覧ください。
以下の例で特定のネットワーク導入で必要な製品を説明し、合わせて発注する製品番号を示します。
注意: これらの例は包括的なものではなく、厳密に従う必要はありません。注文はニーズに応じてカスタマイズする必要があります。
例 1:アプリケーション エクスペリエンス用 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ(ASR1000-AX)
ASR 1000-AX バンドルは、あらゆる場所から最適なアプリケーション エクスペリエンスを提供します。Cisco は、ビジネス上必要なあらゆる場所から IT 部門のアプリケーション提供を最適なユーザ エクスペリエンスとともに促進するアプリケーション セントリック ネットワークの導入を可能にし、結果として従業員の生産性と顧客満足度を向上させます。
● ビジネス アプリケーションがより高速に動作します。Cisco は、業界をリードするアプリケーション ベンダーと連携し、Cisco ネットワーク上でアプリケーションを効率よく稼働させるための調整を行い、結果として最大 70 % の帯域幅低減、セッション数増加、ユーザ エクスペリエンス向上を実現しています。シスコ製品を使用することにより、ミッション クリティカルなアプリケーションに対する事業投資の生産性は向上し、投資回収率(ROI)が高まります。
● IT 部門は、ネットワーク全体で 1000 を超すアプリケーションに対しても、広範な可視性を得ることができます。これには、ネットワークの一部エリアに導入されることが多い高価で導入が難しいプローブは必要ありません。これにより、IT 部門は、アプリケーションの速度低下の理由を素早く突き止め、サービス レベル契約(SLA)を確認し、ネットワーク サービスの ROI を検証できます。
これらの利点すべてを低 TCO で利用でき、保守やトラブルシューティングの運用コスト(OpEx)も削減されます。
ASR 1000 アプリケーション エクスペリエンス(AX)バンドルは、以下のアイテムで構成されています。
● NBAR2 DPI、Flexible NetFlow(FNF)、およびパフォーマンス モニタリングを含む AVC ライセンス
● WAN 最適化用 AppNav
● Cisco Wide Area Application Services(vWAAS)ライセンスを大幅に割引された価格で購入するオプション(スタンドアロン サーバで実行)
表 16 に、新しい Cisco ASR 1000-AX 製品に関連付けられた製品番号を示します。
表 16. アプリケーション エクスペリエンス用 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1001-5G-AES-AX | ASR1001 AX、AVC、AES、5 G、vWAAS、バンドル | 1 |
ASR1001-5G-AIS-AX | ASR1001 AX、AVC、AIS、5 G、vWAAS、バンドル | 1 |
ASR1002X-AES-AX | ASR1002X AX、AVC、AES、vWAAS、バンドル | 1 |
ASR1002X-AIS-AX | ASR1002X AX、AVC、AIS、vWAAS、バンドル | 1 |
FLASR1-AX-IPB-AES | Cisco ASR 1000 シリーズ IP BASE から ADV ENT SERVICES への AX 用アップグレード | 1 |
FLASR1-AX-IPB-AIS | Cisco ASR 1000 シリーズ IP BASE から ADV IP SERVICES への AX 用アップグレード | 1 |
SLASR1-1AX-5G-AES= | AVC、AES、5G アップグレード ライセンスによる ASR1001 AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-1AX-5G-AIS= | AVC、AIS、5G アップグレード ライセンスによる ASR1001 AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-1AX-5G= | AVC および 5G アップグレード ライセンスによる ASR1001 AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-1AX-AES= | AVC、AES ライセンスによる ASR1001 AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-1AX-AIS= | AVC、AIS ライセンスによる ASR1001 AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-2XAX-AES= | AVC、AES ライセンスによる ASR1002X AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-2XAX-AIS= | AVC、AIS ライセンスによる ASR1002X AX のアップグレード | 1 |
SLASR1-2XAX-AVC= | AVC による ASR1002X AX のアップグレード | 1 |
FLASR1-AX-VWAAS12K | Cisco ASR 1000 シリーズ vWAAS ライセンス(12,000 セッション) | 1 |
FLASR1-AX-VWAAS50K | Cisco ASR 1000 シリーズ vWAAS ライセンス(50,000 セッション) | 1 |
表 17 に、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ バンドルに関連付けられた製品番号を示します。各バンドルで、vWAAS ライセンスを割引価格で購入できるオプションが提供されている点に注意してください(FLASR1-AX-VWAAS12K および FLASR1-AX-VWAAS50K)。
表 17. アプリケーション エクスペリエンス用 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ バンドル
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1001-5G-AES-AX | ASR1001 AX、AVC、AES、5G、vWAAS、バンドルは以下を含みます。 |
|
ASR1001 | 1 | |
SLASR1-AES | 1 | |
FLS-ASR1001-5G | 1 | |
FLSASR1-AVC | 1 | |
ASR1001-5G-AIS-AX | ASR1001 AX、AVC、AIS、5G、vWAAS、バンドルは以下を含みます。 |
|
ASR1001 | 1 | |
SLASR1-AIS | 1 | |
FLS-ASR1001-5G | 1 | |
FLSASR1-AVC | 1 | |
ASR1002X-AES-AX | ASR1002X AX、AVC、AES、vWAAS バンドルは以下を含みます。 |
|
ASR1002-X | 1 | |
SLASR1-AES | 1 | |
FLSASR1-AVC | 1 | |
ASR1002X-AIS-AX | ASR1002X AX、AVC、AIS、vWAAS バンドルは以下を含みます。 |
|
ASR1002-X | 1 | |
SLASR1-AES | 1 | |
FLSASR1-AVC | 1 |
以下に、https://apps.cisco.com/qtc/config/jsp/configureHome.jsp [英語] で確認できる、Cisco Dynamic Configuration Tool を使用した AX アップグレード ライセンスの取得手順の例を示します。
ステップ 1. Dynamic Configuration Tool のホームページで SLASR1-2XAX-AES= と入力し、AX アップグレード ライセンスを選択します。
ステップ 2. [オプション(Options)] タブを選択し、[ASR1K AX vWAAS バンドル オプション(ASR1K AX vWAAS Bundle Options)] をクリックします。
ステップ 3. [オプション(Optional)] バンドルとともに購入する vWAAS ライセンス バンドルの数量とタイプを選択します。
ステップ 4. [構成を確認(Check Configuration)] をクリックし、選択した構成を確認します。
ステップ 5. 以下のスクリーンショットのように、選択した構成は価格とともに表示されます。
例 2:ブロードバンド アグリゲーション ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータを、ポイントツーポイント ターミネーションおよびアグリゲーション(PTA)デバイスまたは以下に代表されるブロードバンド アグリゲーションとして使用します。
● IP-over-Ethernet(IPoE)ブロードバンド リモート アクセス サーバ
● LAC
● LNS
● L2TS
冗長 RP2 および 20 Gbps ESP を搭載した 6RU シャーシ(Cisco ASR 1006)は、ファイブナイン(99.999 %)の可用性を実現するために構成されています。Cisco ASR 1000 シリーズ RP2 は、デフォルトで 80 GB ハード ディスクを搭載しています。RP2 16 GB DRAM メモリを選択する必要があります(製品番号 M-ASR1K-RP2-16GB)。ブロードバンド RTU ライセンス(製品番号 FLASR1-BB-RTU)と RP2(製品番号 ASR1000-RP2)を選択する場合、追加メモリが必要です。ダブルハイトの 10 ギガビット イーサネット SPA カード 2 枚とシングルハイトの 8 ギガビット イーサネット SPA カード 4 枚をホストするには、SIP カードが 3 枚必要です。
Cisco IOS XE Advanced IP Services 統合パッケージは、ルータ上でブロードバンドおよびマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)の各機能を実現します。
加入者 32,000 名のブロードバンドのセッション数ライセンスとブロードバンド RTU ライセンスにより、システム加入者 32,000 名まで拡張できます。
表 18 に、このシナリオで発注する製品番号を示します。
表 18. ブロードバンド アグリゲーション ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006 | Cisco ASR1006 シャーシ、デュアル電源 | 1 |
ASR1006-PWR-AC | Cisco ASR1006 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-RP2 | Cisco ASR 1000 ルート プロセッサ 2、8GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-RP2-16GB | Cisco ASR 1000 RP2 16GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-HDD-80GB | Cisco ASR1000 RP2 80 GB HDD | 2 |
ASR1000-ESP20 | Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ、20 Gbps | 2 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 3 |
SPA-1X10GE-L-V2 | Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY 共有ポート アダプタ | 2 |
XFP-10GLR-OC192SR | 10GBASE-LR および OC192 SR-1 用マルチレート XFP モジュール | 2 |
SPA-8X1GE-V2 | Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 4 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 32 |
SASR1R2-AISK9-23 | Cisco ASR1000 シリーズ RP2 Advanced IP SERVICES | 1 |
FLASR1-BB-RTU | ASR1000 用 500 BB セッション ライセンスによるブロードバンド使用 | 1 |
FLASR1-BB-32K | ASR1000 シリーズ用ブロードバンド 32,000 セッション機能ライセンス | 1 |
以下は、
https://apps.cisco.com/qtc/config/jsp/configureHome.jsp [英語] で確認できる、Cisco Dynamic Configuration Tool を使用した手順です。
ステップ 1. 構成ツールのホームページで ASR1006 と入力し、[検索(Search)] ボタンを選択します。
ステップ 2. 次の画面で、[オプションの選択(Select Options)] を選択します。
ステップ 3.
1. [ASR1006 電源オプション(ASR1006 Power Option)] を選択します。
2. [ASR1006-PWR-AC] を選択します。
ステップ 4.
1. [ASR1006 電源ケーブル オプション(ASR1006 Power Cables Option)] を選択します。
2. 適切な電源ケーブルを選択します。
ステップ 5.
1. [ASR1000-RP スロット 0(ASR1000-RP Slot 0)] を選択して開きます。
2. [ASR1000-RP2] を選択します。
ステップ 6.
1. [ASR1000-RP スロット 1(ASR1000-RP Slot 1)] を選択して開きます。
2. [ASR1000-RP2] を選択します。
ステップ 7.
1. [ASR1000-RP スロット 0(ASR1000-RP Slot 0)] を選択します。
2. [ASR1000-RP2] を選択します。
3. [ASR1000 ルート プロセッサ 2 メモリ(ASR1000 Route Processor 2 Memory)] を選択します。
4. [M-ASR1K-RP2-16GB] を選択します。
ステップ 8.
1. [ASR1000-RP スロット 1(ASR1000-RP Slot 0)] を選択します。
2. [ASR1000-RP2] を選択します。
3. [ASR1000 ルート プロセッサ 2 メモリ(ASR1000 Route Processor 2 Memory)] を選択します。
4. [M-ASR1K-RP2-16GB] を選択します。
ステップ 9.
1. [ASR1000-RP スロット 0(ASR1000-RP Slot 0)] を選択します。
2. [ASR1000-RP2] を選択します。
3. [ASR1000 ルート プロセッサ 2 ディスク ドライブ(ASR1000 Route Processor 2 Disk Drive)] を選択します。
4. [M-ASR1K-HDD-80GB] を選択します。
ステップ 10.
1. [ASR1000-RP スロット 1(ASR1000-RP Slot 0)] を選択します。
2. [ASR1000-RP2] を選択します。
3. [ASR1000 ルート プロセッサ 2 ディスク ドライブ(ASR1000 Route Processor 2 Disk Drive)] を選択します。
4. [M-ASR1K-HDD-80GB] を選択します。
ステップ 11.
1. [ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ オプション(ASR1000 Embedded Services Processor Option)] を選択します。
2. [ASR1000-ESP20] を選択し、値 2 を入力します。
ステップ 12.
1. [SIP スロット 0(SIP Slot 0)] を選択して開きます。
2. [SIP オプション(SIP Options)] を選択します。
3. [ASR1000-SIP10] を選択します。
ステップ 13.
1. [ASR1000-SIP10] を選択します。
2. [SIP オプション(SPA Options)] を選択します。
3. SPA のタイプを選択し、数量を入力します。
ステップ 14.
1. [SPA オプション(SPA Options)] サブタブは、選択された状態のままです。
2. [SPA-8X1GE-V2] を選択します。
3. [光ファイバ オプション(Optics Options)] を選択します。
4. [SFP-GE-L] を選択し、数量 32 を入力します。
ステップ 15.
1. [SIP スロット 1(SIP Slot 1)] を選択します。
2. [SIP オプション(SIP Options)] を選択します。
3. [ASR1000-SIP10] を選択します。
ステップ 16.
1. [ASR1000-SIP10] を選択します。
2. [SIP オプション(SPA Options)]。
3. [SPA-1X10GE-L-V2] を選択し、数量 2 を入力します。
ステップ 17.
1. [SIP オプション(SPA Options)] を選択します。
2. [SPA-1X10GE-L-V2] を選択します。
3. [SPA 10G 光ファイバ モジュール オプション(SPA 10G Optic Modules Option)] を選択します。
4. [XFP-10GLR-OC192SR] を選択し、数量 2 を入力します。
ステップ 18.
1. [ASR1000 RP2 ソフトウェア オプション(ASR1000 RP2 Software Option)] を選択します。
2. [高度な IP サービス SW(Advanced IP Services SW)] を選択します。
3. [SASR1R2-AISK9-33S] を選択します。
ステップ 19.
1. [ASR1000 RP2 ソフトウェア オプション(ASR1000 RP2 Software Option)] を選択します。
2. [ASR1000 ライセンス オプション(ASR1000 Licenses Option)] を選択します。
3. [FLASR1-BB-RTU] を選択します。
4. [構成を確認(Check Configuration)] を選択します。
ステップ 20. 以下のスクリーンショットのように、終了した構成が表示されます。
または、表 19 のように、Cisco ASR 1006 ブロードバンド バンドルを使用して同じ部品表(BOM)を作成できます。
表 19. ブロードバンド アグリゲーション ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータとバンドル PID
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1K6R2-20-B32/K9 | ASR1006 BB バンドル(2xESP-20G、2xRP2、SIP10、AISK9、32K BB ライセンスあり) | 1 |
M-ASR1K-RP2-16GB | Cisco ASR 1000 RP2 16GB DRAM | 2 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 2 |
SPA-1X10GE-L-V2 | Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY 共有ポート アダプタ | 2 |
XFP-10GLR-OC192SR | 10GBASE-LR および OC192 SR-1 用マルチレート XFP モジュール | 2 |
SPA-8X1GE-V2 | Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 4 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 32 |
Cisco Dynamic Configuration Tool の操作に関する唯一の違いは、ルート プロセッサと SIP モジュールで選択する PID が「-BUN」で終わる点です。
例 3:クアドロプルプレー エッジ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで、Voice over IP(VoIP)、ビデオ会議、インターネット プロトコル テレビジョン(IPTV)、およびインターネットを含む、クアドロプルプレイ(データ、音声、ビデオ、モビリティ)サービスを加入者に提供します。冗長ルート プロセッサおよび 20 Gbps ESP を搭載した Cisco ASR 1006 シャーシは、ファイブナイン(99.999 %)の可用性を実現するために構成されています。Cisco ASR 1000 シリーズ RP2 は、80 GB ハード ディスクを搭載しています。RP2 16 GB DRAM メモリを選択する必要があります(製品番号 M-ASR1K-RP2-16GB)。ブロードバンド RTU ライセンス(製品番号 FLASR1-BB-RTU)と RP2(製品番号 ASR1000-RP2)を選択する場合、追加メモリが必要です。
フルハイトの 10 ギガビット イーサネット SPA カード 2 枚とハーフハイトの 8 ギガビット イーサネット SPA カード 4 枚をホストするには、SIP カードが 3 枚必要です。
Cisco IOS XE Advanced IP Services 統合パッケージは、ルータ上でブロードバンド、Cisco Unified Border Element(SP Edition)、およびマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)の各機能を実現します。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータのブロードバンド加入者を 16,000 名に拡張するには、加入者 16,000 名のブロードバンド セッション数ライセンスとブロードバンド RTU ライセンスが必要です。さらに、SBC サービスを有効にするために、Cisco Unified Border Element(SP Edition)ライセンスを発注する必要があります(SBC セッション数を 16,000 に拡張するために、加入者 16,000 名の Cisco Unified Border Element セッション数ライセンスが必要です)。表 20 に、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータをクアドロプルプレー エッジ ルータとして使用するのに必要なコンポーネントを示します。
表 20. クアドロプルプレー エッジ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006 | Cisco ASR1006 シャーシ、デュアル電源 | 1 |
ASR1006-PWR-AC | Cisco ASR1006 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なり | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-RP2 | Cisco ASR 1000 ルート プロセッサ 2、8GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-RP2-16GB | Cisco ASR 1000 RP2 16GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-HDD-80GB | Cisco ASR1000 RP2 80 GB HDD | 2 |
ASR1000-ESP20 | Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ、20 G、暗号化あり | 2 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 3 |
SPA-1X10GE-L-V2 | Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY 共有ポート アダプタ | 2 |
XFP-10GLR-OC192SR | 10GBASE-LR および OC192 SR-1 用マルチレート XFP モジュール | 2 |
SPA-8X1GE-V2 | Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 4 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 32 |
SASR1R1-AISK9 | Cisco ASR1000 シリーズ RP1 Advanced IP Services | 1 |
FLASR1-BB-RTU | ASR1000 用 500 BB セッション ライセンスによるブロードバンド使用 | 1 |
FLASR1-BB-16K | ASR 1000 シリーズ用ブロードバンド 16,000 セッション フィーチャ ライセンス | 1 |
FLASR1-CUBES-16KP | ASR 1000 シリーズ用 CUBE(SP)16K コール無制限ライセンス | 1 |
例 4:加入者単位のファイアウォールを備えた LNS ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで、LNS ルータのエンド ユーザに加入者単位のファイアウォールを提供します。冗長ルート プロセッサおよび 10 Gbps ESP を搭載した Cisco ASR 1006 シャーシは、シックスナイン(99.9999 %)のハイ アベイラビリティを実現するために構成されています。Cisco ASR 1000 シリーズ RP1 は、40 GB ハード ディスクを搭載しています。フルハイトの 10 ギガビット イーサネット SPA カード 2 枚とハーフハイトの 8 ギガビット イーサネット SPA カード 4 枚をホストするには、SIP カードが 3 枚必要です。
Cisco IOS XE Advanced IP Services 統合パッケージは、ルータ上でブロードバンド、ファイアウォール、および MPLS の各機能を実現します。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでブロードバンド加入者を 16,000 名に拡張し、エンド ユーザに加入者単位のファイアウォール サービスを提供するには、ブロードバンドおよびファイアウォール RTU ライセンスだけでなく、加入者 16,000 名のブロードバンド セッション数ライセンスが必要です。
表 21 に、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータを加入者単位のファイアウォールを備えた LNS ルータとして使用するためのコンポーネントを示します。
表 21. 加入者単位のファイアウォールを備えた LNS ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006 | Cisco ASR1006 シャーシ、デュアル電源 | 1 |
ASR1006-PWR-AC | Cisco ASR1006 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-RP1 | Cisco ASR 1000 ルート プロセッサ 1、2GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-HDD-40GB | Cisco ASR 1000 RP1 40GB HDD | 2 |
ASR1000-ESP10 | Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ、10 G、暗号化あり | 2 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 3 |
SPA-1X10GE-L-V2 | Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY 共有ポート アダプタ | 2 |
XFP-10GLR-OC192SR | 10GBASE-LR および OC192 SR-1 用マルチレート XFP モジュール | 2 |
SPA-8X1GE-V2 | Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 4 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 32 |
SASR1R1-AISK9 | Cisco ASR1000 シリーズ RP1 Advanced IP Services | 1 |
FLASR1-BB-RTU | ASR1000 用 500 BB セッション ライセンスによるブロードバンド使用 | 1 |
FLASR1-FW-RTU | ASR 1000 シリーズ用ファイアウォール機能使用ライセンス | 1 |
FLASR1-BB-16K | ASR 1000 シリーズ用ブロードバンド 16,000 セッション フィーチャ ライセンス | 1 |
または、表 22 のように、Cisco ASR 1006 ブロードバンド バンドルを使用して同じ BOM を作成できます。
表 22. 加入者単位のファイアウォールを備えた LNS ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータとバンドル PID
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006-10G-B16/K9 | ASR1006 BB バンドル(2xESP-10G、2xRP1、SIP10、AISK9、16K BB ライセンスあり) | 1 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 2 |
SPA-1X10GE-L-V2 | Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY 共有ポート アダプタ | 2 |
XFP-10GLR-OC192SR | 10GBASE-LR および OC192 SR-1 用マルチレート XFP モジュール | 2 |
SPA-8X1GE-V2 | Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 4 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 32 |
FLASR1-FW-RTU | ASR 1000 シリーズ用ファイアウォール機能使用ライセンス | 1 |
例 5:ハイエンド顧客宅内機器としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータをマネージド ハイエンド顧客宅内機器(CPE)として使用します。5 Gbps ESPA を搭載した 2RU シャーシを構成することで、優れた価格対性能比を実現できます。
Cisco ASR 1002 は、デフォルトで 4 基の内蔵ギガビット イーサネット ポートと 4 GB DRAM を備えています。SIP カードとルート プロセッサは、シャーシに組み込まれています。3 スロットの 2RU シャーシは、最大 3 つの SPA(シングルハイトのチャネライズド T3(DS0)SPA カード 2 枚とシングルハイトの 8 ポートのファスト イーサネット SPA カード 1 枚など)をホストできます。
Cisco IOS XE Advanced Enterprise Services 統合パッケージは、ルータ上で IPsec、ファイアウォール、およびその他の高度な機能を実現します。
IPsec およびファイアウォール RTU ライセンスにより、サービス プロバイダーは、IPsec やファイアウォールなどの高度なサービスをエンド カスタマーに提供できます。
表 23 に、このシナリオの導入に必要な製品番号を示します。または、表 24 のように、Cisco ASR 1002 セキュリティ バンドルを使用して同じ BOM を作成できます。もう 1 つのハイエンドなブランチ オフィス向けの素晴らしいルータ ソリューションに、コンパクトフォームファクタ 1RU Cisco ASR 1001 があります。表 25 に、4 基の内蔵ギガビット イーサネット ポートと 4 基の統合 T3 ポートを備えた Cisco ASR 1001 シャーシを使用して可能な導入に必要な製品番号を示します(例では ASR1001-4XT3 を使用しています)。
表 23. ハイエンド顧客宅内機器としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1002 | Cisco ASR1002 シャーシ、4 つの内蔵 GE、デュアル電源、4 GB DRAM | 1 |
ASR1002-PWR-AC | Cisco ASR1002 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-ESP5 | ASR1K エンベデッド サービス プロセッサ、5 Gbps、暗号化あり、ASR1002 のみ | 1 |
SPA-4XCT3/DS0 | 4 ポート チャネライズド T3(DS0)共有ポート アダプタ | 2 |
SPA-8X1FE-TX-V2 | 8 ポート ファスト イーサネット(TX)共有ポート アダプタ | 1 |
SASR1R1-AESK9 | Cisco ASR1000 シリーズ RP1 Advanced Enterprise Services | 1 |
FLASR1-IPSEC-RTU | ASR 1000 シリーズ用暗号化機能使用ライセンス | 1 |
FLASR1-FW-RTU | ASR 1000 シリーズ用ファイアウォール機能使用ライセンス | 1 |
表 24. ハイエンド顧客宅内機器としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータとバンドル ID
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1002-5G-SEC/K9 | ASR1002 VPN+FW バンドル(ESP-5G、AESK9、ライセンス、4GB DRAM あり) | 1 |
SPA-4XCT3/DS0 | 4 ポート チャネライズド T3(DS0)共有ポート アダプタ | 2 |
SPA-8X1FE-TX-V2 | 8 ポート ファスト イーサネット(TX)共有ポート アダプタ | 1 |
表 25. ハイエンド顧客宅内機器としての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
(例は、製品番号 ASR1001-4XT3 のシャーシに基づいています)
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1001-4XT3 | Cisco ASR1001 システム、暗号あり、4 基の内蔵 GE、T3 IDC、デュアル電源ユニット | 1 |
ASR1001-PWR-AC | Cisco ASR1001 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
SASR1001UK9-32S | Cisco ASR 1001 IOS XE ユニバーサル、暗号化あり | 1 |
SLASR1-AES | Cisco ASR 1000 Advanced Enterprise Services ライセンス**** | 1 |
FLS-ASR1001-5G | ASR 1001 用 2.5 Gbps から 5 Gbps へのアップグレード ライセンス**** | 1 |
FLSASR1-IPSEC | ASR1000 シリーズ用 IPSEC ライセンス | 1 |
FLSASR1-FW | ASR1000 シリーズ用ファイアウォール ライセンス | 1 |
FLSASR1-FWNAT-R | ファイアウォール/NAT ステートフル シャーシ間冗長ライセンス | 1 |
例 6:プロバイダー エッジ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズルータをサービス プロバイダー ネットワークのプロバイダー エッジ ルータとして使用します。冗長ルート プロセッサおよび 10 Gbps ESP を搭載した 6RU シャーシは、シックスナイン(99.9999 %)のハイ アベイラビリティを実現するために構成されています。Cisco ASR 1000 シリーズ RP2 は、80 GB ハード ディスクを搭載しています。
フルハイトの 10 ギガビット イーサネット SPA カード 2 枚とハーフハイトの 8 ポート ギガビット イーサネット SPA カード 4 枚をホストするには、SIP カードが 3 枚必要です。
Cisco IOS XE Advanced IP Services 統合パッケージは、ルータ上で IPsec、ファイアウォール、およびその他の高度な機能を実現します。
表 26 に、このシナリオの導入に必要な製品番号を示します。
表 26. プロバイダー エッジ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006 | Cisco ASR1006 シャーシ、デュアル電源 | 1 |
ASR1006-PWR-AC | Cisco ASR1006 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なり | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-RP2 | Cisco ASR 1000 ルート プロセッサ 2、8GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-HDD-80GB | Cisco ASR1000 RP2 80 GB HDD | 2 |
ASR1000-ESP20 | Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ、20 G、暗号化あり | 2 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 3 |
SPA-1X10GE-L-V2 | Cisco 1 ポート 10GE LAN-PHY 共有ポート アダプタ | 2 |
XFP-10GLR-OC192SR | 10GBASE-LR および OC192 SR-1 用マルチレート XFP モジュール | 2 |
SPA-8X1GE-V2 | Cisco 8 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 4 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 32 |
SASR1R1-AISK9 | Cisco ASR1000 シリーズ RP1 Advanced IP Services | 1 |
注意: ESP10 と RP2 を使用した構成は推奨されません。RP2 のコントロール CPU は ESP10 よりもはるかに高速であるため、ESP10 がオーバープログラムになり、システム リソース(メモリなど)が足りなくなる可能性があります。
例 7:ルート リフレクタとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータをルート リフレクタとして使用し、拡張性のある優れたコントロール プレーン性能を活用します。統合ルート プロセッサを備えた Cisco ASR 1001 シャーシを選択する理由は、コントロール プレーンのスケールと価格対性能比が優れていることにあります。
パフォーマンス アップグレード ライセンスにより、ハードウェア モジュールを交換することなく、Cisco ASR 1001 シャーシの総スループットを 5 Gbps にアップグレードできます。
Cisco IOS XE Advanced Enterprise Services テクノロジー パッケージ ライセンスを Cisco ASR 1001 ユニバーサル K9 ソフトウェア イメージを組み合わせると、ルータ上でボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)、マルチプロトコル BGP(MBGP)、MPLS、およびその他の高度な機能を実現します。
表 27 に、このシナリオの導入に必要な製品番号を示します。
表 27. ルート リフレクタとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1001 | Cisco ASR1001 システム、Crypto、4 つの内蔵 GE、デュアル P/S | 1 |
ASR1001-PWR-AC | Cisco ASR1001 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
ESP は、ライセンスで 2.5 Gbps から 5 Gbps にアップグレード可能な ASR1001 シャーシに統合されています。 | 該当なし | 該当なし |
RP は ASR1001 に統合されています。 | 該当なし | 該当なし |
SIP は ASR1001 に統合されています。 | 該当なし | 該当なし |
M-ASR1K-1001-16GB | Cisco ASR1001 16 GB DRAM | 1 |
SPA-5X1GE-V2 | Cisco 5 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 1 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 9 |
SASR1001UK9-32S | Cisco ASR 1001 IOS XE ユニバーサル(暗号化あり) | 1 |
SLASR1-AES | Cisco ASR 1000 Advanced Enterprise Services ライセンス | 1 |
FLS-ASR1001-5G | ASR 1001 用 2.5 Gbps から 5 Gbps へのアップグレード | 1 |
例 8:セキュア ヘッドエンド ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータをエンタープライズ ネットワークのセキュア ヘッドエンド ルータとして使用します。冗長ルート プロセッサおよび 10 Gbps ESP を搭載した 6RU シャーシは、シックスナイン(99.9999 %)のハイ アベイラビリティを実現するために構成されています。Cisco ASR 1000 シリーズ RP1 は、40 GB ハード ディスクを搭載しています。
シングルハイトの 5 ポート ギガビット イーサネット SPA カード 1 枚とシングルハイトのパケット オーバー SONET/SDH(PoS)OC-12 SPA カード 1 枚をホストするには、SIP カードが 1 枚必要です。
Cisco IOS XE Advanced Enterprise 統合パッケージは、ルータ上で高度なセキュリティ機能を実現します。
表 28 に、このシナリオの導入に必要な製品番号を示します。
表 28. セキュア ヘッドエンド ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006 | Cisco ASR1006 シャーシ、デュアル電源 | 1 |
ASR1006-PWR-AC | Cisco ASR1006 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-RP1 | Cisco ASR 1000 ルート プロセッサ 1、2GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-HDD-40GB | Cisco ASR 1000 RP1 40GB HDD | 2 |
ASR1000-ESP10 | Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ、10 G、暗号化あり | 2 |
ASR1000-SIP10 | Cisco ASR1000 SPA インターフェイス プロセッサ 10 | 2 |
SPA-1XOC12-POS | 1 ポート OC12/STM4 POS 共有ポート アダプタ | 1 |
SFP-OC12-LR1 | OC-12/STM-4 SFP、長距離(40 km) | 1 |
SPA-5X1GE-V2 | Cisco 5 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ | 1 |
SFP-GE-L | 1000BASE-LX/LH SFP(DOM) | 5 |
SASR1R1-AESK9 | Cisco ASR1000 シリーズ RP1 Advanced Enterprise Services | 1 |
FLASR1-IPSEC-RTU | ASR 1000 シリーズ用暗号化機能使用ライセンス | 1 |
例 9:インターネット ゲートウェイ ルータとしての Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
この例では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータをエンタープライズ ネットワークのインターネット ゲートウェイ ルータとして使用します。1RU ルータ(Cisco ASR 1001)と 2RU ルータ(Cisco ASR 1002-X)が、インターネット ゲートウェイ ルータとして構成されます。インターネット ゲートウェイ ルータの最小ルート プロセッサ メモリは 8 GB です。4 GB メモリはインターネット ゲートウェイの導入をサポートできません。また、インターネット ゲートウェイの導入では、ソフトウェア冗長性(FLSASR1-IOSRED)は推奨されません。
Cisco ASR 1001 は 4 基の内蔵ギガビット イーサネット ポートを、Cisco ASR 1002-X は 6 基の内蔵ギガビット イーサネット ポートを備えています。さらに多くのポートが必要な場合は、SPA を構成できます。Cisco IOS XE Advanced Enterprise 統合パッケージは、ルータ上で高度なセキュリティ機能を実現します。
ファイアウォール、IPsec、FPI RTU のライセンスは、ルータ上でファイアウォール、IPsec、FPM 機能を実現します。
表 29 に、このシナリオの Cisco ASR 1001 導入に必要な製品番号を示します。
表 29. インターネット ゲートウェイ ルータとしての Cisco ASR 1001
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1001 | Cisco ASR1001 システム、暗号あり、内蔵 GE、デュアル電源ユニット | 1 |
ASR1001-PWR-AC | Cisco ASR1001 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
M-ASR1K-1001-8GB | Cisco ASR1001 8 GB DRAM | 1 |
GLC-SX-MMD | 1000Base-SX SFP トランシーバ モジュール、MMF、850 nm、DOM | 4 |
SASR1001UK9 | Cisco ASR1001 IOS XE ユニバーサル | 1 |
SLASR1-AES | Cisco ASR 1000 Advanced Enterprise Services ライセンス | 1 |
FLSASR1-FW | ASR1000 シリーズ用ファイアウォール ライセンス | 1 |
FLSASR1-IPSEC | ASR1000 シリーズ用 IPSEC ライセンス | 1 |
FLSASR1-FPI | ASR 1000 シリーズ用 Flex.Pack.Insp ライセンス | 1 |
または、表 30 のように、Cisco ASR 1002-X を使用して同じ BOM を作成できます。
表 30. インターネット ゲートウェイ ルータとしての Cisco ASR 1002-X
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1002-X | Cisco ASR1002-X システム、6 基の内蔵 GE、デュアル電源ユニット | 1 |
ASR1002-PWR-AC | Cisco ASR1002 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なります。 | 電源ケーブル | 2 |
M-ASR1002X-8GB | Cisco ASR1002-X 8 GB DRAM | 1 |
GLC-SX-MMD | 1000Base-SX SFP トランシーバ モジュール、MMF、850 nm、DOM | 5 |
SASR1K2XUK9 | Cisco ASR1002-X IOS XE ユニバーサル | 1 |
SLASR1-AES | Cisco ASR 1000 Advanced Enterprise Services ライセンス | 1 |
FLSASR1-FW | ASR1000 シリーズ用ファイアウォール ライセンス | 1 |
FLSASR1-IPSEC | ASR1000 シリーズ用 IPSEC ライセンス | 1 |
FLSASR1-FPI | ASR 1000 シリーズ用 Flex.Pack.Insp ライセンス | 1 |
例 10:集中 SIP トランキング データセンターの導入における SBC としての Cisco ASR 1000 シリーズ
ルータ
この例では、Cisco ASR 1006 シリーズ ルータをエンタープライズ データセンターの SBC として使用します。ルータは、セッションの制御とセキュリティ、分割、SIP トランク サービス プロバイダーとのインターワーキングを実行し、企業ユーザによるリアルタイムの音声送信を 16,000 SIP セッションまでサポートします。
ルータは、ハイ アベイラビリティを実現するため、冗長ルート プロセッサと ESP を備えた 6RU シャーシを使用します。Cisco ASR 1000 シリーズ RP2 は、80 GB ハード ディスクを搭載しています。
フルハイトの 10 ギガビット イーサネット SPA カード 2 枚をホストするには、SIP カード 2 枚が必要です。
Cisco IOS XE Advanced IP Services 統合パッケージは、ルータ上で Cisco Unified Border Element(SP Edition)機能を実現します。
Cisco Unified Border Element(Enterprise Edition)に基づいたセッション ボーダー コントローラとしての ASR 構成の他の例については、構成ガイド(http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/voicesw/ps6790/gatecont/ps5640/order_guide_c07_462222.pdf [英語])を参照してください。
表 31 に、このシナリオの導入に必要な製品番号を示します。
表 31. 企業向け Session Border Controller として導入する Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
製品番号 | 製品説明 | 数量 |
ASR1006 | Cisco ASR1006 シャーシ、デュアル電源 | 1 |
ASR1006-PWR-AC | Cisco ASR1006 AC 電源ユニット | 2 |
製品番号は、必要な電源ケーブルによって異なり | 電源ケーブル | 2 |
ASR1000-RP2 | Cisco ASR 1000 ルート プロセッサ 2、8GB DRAM | 2 |
M-ASR1K-HDD-80GB | Cisco ASR1000 RP2 80 GB HDD | 2 |
ASR1000-ESP20 | Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ、20 G、暗号化あり | 2 |