ダウンロードホワイトペーパーゼタバイト時代の始まり
2011 年 6 月 1 日 このドキュメントは、ビジュアル ネットワーキング アプリケーションの影響を追跡し、予測することを目的とした、継続的なイニシアティブ「Cisco® Visual Networking Index(VNI)」の一環として作成されたものです。このドキュメントでは、全世界の IP トラフィックに対するシスコの予測と主な所見を示すと共に、IP トラフィック量の増加がサービス プロバイダーにどのような影響を与えるかを考察します。この予測の詳細とその背後にある方法論については、『Cisco VNI:予測と方法論、2010 〜 2015 年』を参照してください概要全世界の IP トラフィックの年間量は、2015 年末までにゼタバイトの入り口(966 エクサバイト、約 1 ゼタバイト)に達する見込みです。2015 年には、全世界の IP トラフィックは年間 966 エクサバイト(1 か月あたり 80.5 エクサバイト)に達すると予測されます。 全世界の IP トラフィックは、過去 5 年間で 8 倍に増え、次の 5 年間では 4 倍に増える見込みです。全体的な IP トラフィックの年平均成長率(CAGR)は、2010 年から 2015 年の間で 32% となる見込みです。 2015 年には、今までに作成されたすべての動画に相当するギガバイト量が、5 分ごとに全世界のインターネットを通過するようになります。全世界のインターネット ネットワークでは、2015 年には 5 分ごとに 7.5 ペタバイトが配信されるようになります。 「テラバイト クラブ」は、2015 年には 600 万に達する見込みです。2010 年はわずか数十万世帯でしたが、2015 年には全世界 600 万のインターネット世帯で、インターネット トラフィックで 1 か月あたり 1 テラバイトを超えるトラフィックが生成されます。2015 年には、2,000 万を超える世帯で 1 か月あたり 0.5 テラバイトが生成されることになります。 IP ネットワークに接続されるデバイス数は、2015 年には全世界の人口の 2 倍になる見込みです。2010 年にはネットワーク デバイスは 1 人あたり 1 つでしたが、2015 年には 1 人あたり 2 つになると考えられます。デバイスの増加とこれらのデバイスの機能の増強により、1 人あたりの IP トラフィックは、2010 年の 1 人あたり 3 ギガバイトから、2015 年には 1 人あたり 11 ギガバイトに達するでしょう。 インターネット トラフィックの増加量は、非 PC デバイスによるものです。2010 年には、非 PC デバイスから送信されるコンシューマ インターネット トラフィックはわずか 3% でしたが、2015 年には、非 PC デバイスのコンシューマ インターネット トラフィックが占める割合は 13% になる見込みです。PC から送信されるトラフィックの成長率は、CAGR で 33%、テレビ、タブレット、スマートフォン、および M2M モジュールでは、それぞれ 101%、216%、144%、258% の見込みです。 無線デバイスからのトラフィックは、2015 年には有線デバイスからのトラフィックを超えるでしょう。2015 年には、有線デバイスが IP トラフィックの 46% を占め、Wi-Fi デバイスおよびモバイル デバイスが IP トラフィックの 54% を占める見込みです。2010 年には、有線デバイスが IP トラフィックの大半の 63% を占めます。 最頻時トラフィックは、平均トラフィックよりも急速に増えています。2015 年には、最頻時トラフィックは 5 倍、平均トラフィックは 4 倍増加します。2015 年の平均時では、トラフィックは、2 億人が高解像度ビデオを継続してストリーミングする容量に相当します。2015 年の最頻時では、トラフィックは、5 億人が高解像度ビデオを継続してストリーミングする容量に相当します。 5 つの主要なトラフィック マイルストーン:
3 つの主なトラフィック発生源マイルストーン:
ハイライト:全世界のインターネット ビデオ全世界のインターネット ビデオ トラフィックは、2010 年には全世界のピアツーピア(P2P)のトラフィックを超え、2012 年には、インターネット ビデオがコンシューマ インターネット トラフィックの 50% を占める見込みです。予測されたとおり、2010 年現在、P2P トラフィックはこの 10 年間で初めて最大のインターネット トラフィック タイプではなくなりました。インターネット ビデオは、2010 年にはコンシューマ インターネットの 40%、2012 年末には 50% に達する見込みです。 2015 年に全世界の IP ネットワークで 1 秒間に伝送されるビデオと同量のビデオを見るためには、5 年以上かかります。2015 年には、ネットワーク全体でのビデオ コンテンツは、1 秒ごとに 100 万分になる見込みです。 現時点でのインターネット ビデオはコンシューマ インターネット トラフィック全体の 40% を占めており、2015 年末には 61% に達する見込みです。この割合には、P2P ファイル共有によるビデオ交換は含まれていません。あらゆる形式のビデオ(テレビ、ビデオ オン デマンド(VoD)、インターネット、P2P)を合計すると、2015 年には全世界のコンシューマ トラフィック全体の 90% を超えます。 テレビ視聴のインターネット ビデオは、2010 年には 3 倍になりました。2015 年には 17 倍と、急速なペースで成長し続けるでしょう。テレビ視聴のインターネット ビデオのコンシューマ インターネット ビデオ トラフィックでの割合は、2010 年の 7% から、2015 年には 16% を超える見込みです。 ビデオ オン デマンド(VoD)トラフィックは、2015 年には 3 倍になります。2015 年の 1 か月あたりの VoD トラフィックの量は、DVD 30 億枚に相当します。 高解像度のビデオ オン デマンドは、2011 年末には、標準解像度の VoD を超える見込みです。2015 年には、高解像度のインターネット ビデオは、VoD の 77% を構成する見込みです。 ハイライト:全世界のモバイル全世界のモバイル データ トラフィックは、2010 年から 2015 年の間に 26 倍に増加する見込みです。2010 年から 2015 年までのモバイル データ トラフィックの CAGR は 92% と予測され、2015 年には 1 か月あたり 6.3 エクサバイトに達する見込みです。 全世界のモバイル データ トラフィックは、2010 年から 2015 年の間に、固定 IP トラフィックよりも 3 倍の速さで増加する見込みです。全世界のモバイル データ トラフィックは、2010 年には合計 IP の 1% でしたが、2015 年には合計 IP トラフィックの 8% になる見込みです。 ハイライト:地域別IP トラフィックの成長率が最も高いのはラテン アメリカで、中東とアフリカが僅差でこれに続きます。ラテン アメリカでは 2010 年から 2015 年にかけて CAGR 50% のペースで IP トラフィックが増加するものと予測されています。 地域ごとの成長率の要約:
注: 地域別、国別、アプリケーション別、エンドユーザ セグメント別に独自の概要と予測グラフを作成するための対話形式のいくつかのツールを使用できます。Cisco VNI 概要ツール [英語] と Cisco VNI 予測ツール [英語] を参照してください。 ハイライト:全世界のビジネスビジネス IP トラフィックは、2010 年から 2015 年にかけて、CAGR 24% のペースで増大するものと予測されています。企業部門での高度なビデオ コミュニケーションの普及がビジネス IP トラフィックの成長を促進し、2015 年には 2010 年比で 2.7 倍増となる見込みです。 ビジネス インターネット トラフィックは、IP WAN を上回るペースで成長するものと予測されています。IP WAN の CAGR が 18% であるのに対し、固定ビジネス インターネットの CAGR は 19%、モバイル ビジネス インターネットの CAGR は 79% になる見込みです。 今回の予測対象期間に、ビジネスにおけるビデオ会議は 6 倍に成長するものと予測されています。2010 年から 2015 年の間に、ビジネス ビデオ会議のトラフィックはビジネス IP トラフィック全体よりも急速に拡大し、CAGR は 41% になる見込みです。 Web ベースのビデオ会議は、2010 年にはビジネス ビデオ会議の合計トラフィックの 50% に達する見込みです。Web ベースのビデオ会議は、45% の CAGR で、平均のビジネス ビデオ会議よりも急速に成長する見込みです。 ビジネス IP トラフィックの成長率が最も高い地域は、中東およびアフリカです。中東およびアフリカのビジネス IP トラフィックは CAGR 30% で成長する見込みです。このペースは世界平均の 24% を大きく上回っています。ビジネス IP トラフィックの量は北米が最大で、2015 年には 1 か月あたり 2.9 エクサバイトに達する見込みです。西ヨーロッパが僅差で北米に続き、1 か月あたり 2.7 エクサバイトと予測されています。 2015 年の 5 つのマイルストーン2005 年にシスコがネットワーク トラフィックの予測を開始したときは、YouTube がサービスを開始したばかりで、平均のブロードバンド速度は 1 Mbps 未満でした。P2P ファイル共有は、コンシューマ インターネット トラフィックの 3 分の 2 でした。5 年後の 2010 年に、インターネット ビデオは最大のコンシューマ インターネット トラフィック カテゴリとして P2P を超えました。新しい形式のインターネット ビデオが既に YouTube トラフィックを超え、全世界の平均ブロードバンド速度は 7 Mbps に達しました。 今後 5 年間での変化はどう見込まれているでしょうか。ビデオがトラフィックに占める割合は増加し続け、その構成比が、リアルタイムのビデオ コンテンツやアプリケーションへと進化することで、ネットワークの性質を新しいものへと変革します。ビデオに加え、成長力を高め、ネットワーク トラフィックの原動力を変えると見込まれる第 2 の変革の兆候があります。この第 2 の変革は、ネットワーク アプリケーションの構成比に見られるのではなく、急速に増加し、多様化するネットワーク デバイスを介して、我々がいかにネットワークとやり取りするかの中に見受けられます。 次の 5 つのマイルストーン(図 1 に示す)では、全般的なトラフィックの成長が測定され、グローバル IP アプリケーションとデバイスの構成比の主な移行が示されます。
5 つのトラフィック マイルストーンに加え、主なトラフィック発生源に関する 3 つのマイルストーンがあります。
ネットワーク上でのデバイス数は比類なく増加し、トラフィックの分散は、従来の PC からテレビ、電話、タブレット、その他のデバイスへと移行し始めます。この傾向に関連して、デバイスの構成比はポータブルが占める割合が増え始め、2015 年には Wi-Fi デバイスからのトラフィックが有線デバイスからのトラフィックを超えます。トラフィックの量は成長し続け、その多くがビデオによって生成されます。インターネット ビデオは、2012 年には公式に 50% に達する見込みです。 この年の予測の主な結論に簡単に触れてから、5 つのマイルストーンのそれぞれを交互に説明します。 予測の概要現在の Visual Networking Index Forecast によると、2010 年から 2015 年に全世界での IP トラフィックが 4 倍になると予測されています。図 2 に示すように、IP トラフィック全体では、2010 年の 1 か月あたり 20 エクサバイトから、2015 年には 1 か月あたり 81 エクサバイトまで、CAGR が 32% 増大するものと予測されます。 シスコによる予測の方法論の詳細については、ホワイト ペーパー『Cisco VNI:予測と方法論、2010 〜 2015 年』を参照してください。 集約される IP トラフィックの量は、個人の利用経験の領域をはるかに超えました。その数の規模を評価するために、よりなじみのある用語を使用します。
インターネット トラフィックは、全世界で 2010 年の 1 人あたり 2 ギガバイトから、2015 年には 1 人あたり 9 ギガバイトに達する見込みです。ほんの数年前の 2008 年には、1 人あたりのインターネット トラフィックは、1 か月あたり 1 ギガバイトでした。2000 年には、1 人あたりのインターネット トラフィックは、1 か月あたり 10 メガバイトでした。図 3 に、1 人あたりのインターネット トラフィックの、歴史的なベンチマークを示します。 ほとんどの IP トラフィックの増加は、マネージド IP トラフィックよりも、インターネット トラフィックの増加によるものです。合計で 80.5 エクサバイトのうち、60 エクサバイトは固定インターネット、6 エクサバイトはモバイル インターネットによるものです。固定とモバイルのインターネット トラフィックは、同様に、ビデオによって拡大します。 先の予測では、IP ビデオのすべての形式(インターネット ビデオ、IP VoD、ファイル共有で交換されるビデオ ファイル、ビデオ ストリームされるゲーム、およびビデオ会議)の合計は、最終的に、合計 IP トラフィックの 90% に達するというものでした。ファイル共有およびゲームを除くより狭い定義に絞ると、インターネット ビデオは、2015 年には全コンシューマ インターネット トラフィックの 61% を占める見込みです(図 5)。 インターネット ビデオは、2012 年末までにコンシューマ インターネット トラフィックの 50% に達し、これによって 1 つ目のマイルストーンに到達します。 トラフィック マイルストーン 1:インターネット ビデオがコンシューマ インターネット トラフィックの 50% を超える(2012 年)2012 年末には、インターネット ビデオはコンシューマ インターネット トラフィックの折り返し点に本格的に達する見込みです。ビデオの増加による影響は、いくら強調してもしきれません。ビデオの増加により、インターネット トラフィックは、比較的安定したトラフィックのストリーム(P2P1 の特性)から、より動的なトラフィック パターンに進化しています。 ビデオは、データやファイル共有に比べて、ピーク時と平均時の比率がより高くなります。トラフィックに占めるビデオの割合が高まっているため、ピーク時のインターネット トラフィックは平均時のトラフィックよりも速く増加すると予測されています。したがって、ビデオの増加と共に、インターネットの最頻時はより多くのトラフィック フローが生じます。ピーク トラフィックと平均トラフィックとの間の増加のギャップは、インターネット ビデオの構成が変化することによって、さらに増幅されます。図 6 に示したように、ライブ ビデオ、アンビエント(監視)ビデオ、テレビ電話などのリアルタイム ビデオは、ビデオ トラフィックでより大きな割合を占めています。リアルタイム ビデオは、オンデマンド ビデオよりも、ピーク時と平均時の比率がより高くなります。 2010 年から 2015 年の間に、再頻時のインターネット トラフィックは 5 倍になる見込みで、平均時のインターネット トラフィックは 4 倍になる見込みです。平均インターネット トラフィックの 34% に対し、再頻時のインターネットの使用は 39% という CAGR で増加します。平均インターネット トラフィックは、1 億 6,500 万人が 1 か月間同時に、継続して高解像度のインターネット ビデオをストリーミングすることに相当し、最頻時のトラフィックは、4 億 3,000 万人が 1 か月間同時に、継続して高解像度のインターネット ビデオをストリーミングすることに相当する見込みです。 短時間のビデオとテレビ電話を除き、インターネット ビデオのほとんどの形式には、大きなアップストリーム コンポーネントは含まれません。 この結果、ユーザ生成コンテンツが人気になりはじめた頃に予測されたような、トラフィックの対称性は生まれません。新しい加入者がコンテンツ制作者でもあることは、社会的、経済的、および文化的に極めて重要な現象ですが、それでも加入者が制作する量に比べると、はるかに多くのビデオが視聴されます。Cisco VNI Usage の参加者からのデータによると、アップストリーム トラフィックの割合は数年間変化していません。 今後 2 〜 3 年間は家庭向けのインターネット トラフィックは引き続き非対称のままであると予想されます。ただし、結果として対称性が高くなっていく可能性があるシナリオがいくつかあります。
一般的に、サービス プロバイダーが十分なアップストリーム帯域幅を提供すると、アップストリームのキャパシティを利用するアプリケーションが登場し始めます。 トラフィック マイルストーン 2:インターネット ビデオ トラフィックの 5 分の 1 は、テレビ、ハンドセット、その他の非 PC デバイスから送信される(2014 年)2010 年末には、インターネット ビデオ トラフィックの 92% が PC から送信されていました。2014 年には、インターネット ビデオ トラフィックの 5 分の 1 が非 PC デバイスから送信され、2015 年には、PC からのトラフィックの生成は 79% になると予測されます。モバイル ネットワークの場合、ビデオ デバイスは、トラフィックに倍増効果をもたらす場合があります。インターネットから 1 日あたり 30 分のコンテンツが流されるインターネット対応の高解像度のテレビにより、現在の全世帯と同じ量のインターネット トラフィックが生成されます。 トラフィック マイルストーン 3:無線デバイスからのインターネット トラフィックが、有線デバイスからのトラフィックの量を超える(2015 年)モバイル データ トラフィックの急速な増加は、より広く認知され、報告されました。モビリティが好まれる傾向は固定ネットワークの領域にまで持ち込まれ、トラフィックの増加部分はポータブル デバイスまたはモバイル デバイスから送信される見込みです。図 7 に、有線デバイスと比較した、無線トラフィックおよびモバイル トラフィックの増加を示します。 ポータブル デバイスの使用の増加によって、現在はモバイル アクセスを提供していない場合でも、固定デバイスからモバイル デバイスへトラフィックが移行するという、さらに大きな可能性が生じます。ネットワークからの接続時間が増加することにより、ポータブル デバイスの全般的なトラフィックも増加します。 トラフィック マイルストーン 4:1 か月あたり 1 テラバイトを超えるインターネット トラフィックを生成する世帯数が 100 万に達する(2012 年)全世界で、平均的なインターネット世帯が生成するインターネット トラフィックは、2010 年には 1 か月あたり 17 ギガバイトでしたが、2015 年には 1 か月あたり 62 ギガバイトになる見込みです。ただし、インターネット トラフィックに関しては、平均的な世帯というものは存在しません。ブロードバンド接続の上位 1% が、20% を超えるトラフィックを生成し、上位 10% が 60% を超えるトラフィックを生成します。残りの 90% の使用率プロファイルは低く、2010 年には 1 か月あたり 8 ギガバイトのインターネット トラフィックを生成しましたが、2015 年には 1 か月あたり 27 ギガバイトのインターネット トラフィックを生成する見込みです。 サービス プロバイダーはトラフィックの使用制限と段階的なパッケージを介してトラフィックを制御するため、多くの世帯数が属するさまざまな階層を理解することが重要です。現在の使用率から推定すると、1 か月あたり 50 ギガバイトの階層を仮定したとして、2015 年にはその階層が全世帯の 20% を超えます。このような階層は、2010 年にもインターネット世帯の 9% を占めていたと思われます。1 か月あたり 200 ギガバイトの階層を仮定した場合、その階層は 2015 年に全世帯の 8% を超えます。1 か月あたり 1 テラバイトの階層は、全世帯の上位 1% となります。 特筆すべきは、2010 年に 1 か月あたり 250 ギガバイトを生成した上位 1% の層は、2015 年には 1 か月あたり 1 テラバイトを生成する見込みであることです。表 1 に、平均使用率のさまざまなベンチマークを超えるインターネット世帯数を示します。 表 1 トラフィック別インターネット世帯数/月(2010 年〜 2015 年)
出典:Cisco VNI、2011 年 トラフィック マイルストーン 5:IP トラフィックの年間量はほぼ 1 ゼタバイトに達する(2015 年)2015 年末には、1 か月あたりの全世界の IP トラフィックの年間量は 966 エクサバイトに達し、その後間もなくゼタバイトの入り口(1,000 エクサバイト)に達すると見られています。 IP トラフィック増大の要因複数の必須要因が、IP トラフィックの増加を促すテクノロジーの展望を形成しています。
ネットワーク デバイスネットワーク デバイスの増加により、ネットワークは、予測期間中に 2 つの主要なマイルストーンに達する見込みです。
さまざまな新しいデバイスにより、ユーザがネットワークに接続できる時間の長さと手段が増えます。タブレットは、自宅にいるときも移動中も、2 台目の個人的なテレビ画面として使用されています。Web 対応のテレビやセットトップ ボックス、その他家電が増加しています。インターネット対応のデジタル フォト フレームなどの特殊なデバイスでは、ネットワークから直接コンテンツを取得できます。世界の一部では、モバイル ホットスポットとしてモバイル デバイスが使用され、デバイスを何台でもネットワークに接続できます。 新しいデバイスの累積的影響とネットワーク デバイスの多様化によりネットワークの使用率やトラフィックが増加しますが、ネットワーク操作やビジネス モデルもさらに複雑になります。サービス プロバイダーは、多種多様なデバイスへのコンテンツを管理、認証、保護、配信する仕事に直面します。サービス プロバイダーはまた、マルチメディア ユーザに合わせた新しいブロード バンドやコンテンツのパッケージを作成する機会にも遭遇します。 画面面積大型 LCD 画面の価格低下が続くなかで、消費者と企業はどちらも、より大きなデジタル スクリーンをより多く手に入れることが可能になりました。また、全世界でフラットパネル画面の普及が進んでおり、一般家庭の消費者およびビジネス ユーザは、画面の面積が拡大しても設置面積を狭く抑えることができます。 購入されるテレビや PC の画面サイズが拡大し、台数が増えているだけでなく、電子書籍リーダー、携帯ゲーム コンソール、大画面携帯端末、車載用 GPS 表示スクリーン、デジタル フォト フレーム、超小型プロジェクタ、ビデオ会議、IP 電話スクリーン、デジタル広告/セールス ディスプレイなどのデジタル スクリーンも他の家庭用機器と共に急増しています。全世界の全デジタル スクリーンの合計面積は、2015 年には 2010 年末の 1.4 倍になる見込みです。また、2015 年には、1 人あたりの画面面積が約 1,200 平方センチメートルになります。 表 2 画面面積の増加(2009 年〜 2015 年)
前述の画面領域の予測は、ネットワークに接続されないデバイスを含む、画面付きのすべてのデバイスについてです。ネットワーク接続の画面領域は、合計画面領域よりも早く増加します。 ブロードバンドの速度ブロードバンドの速度は、IP トラフィックのもう 1 つの決定的な促進要因です。ブロードバンドの高速化により、高帯域幅のコンテンツおよびアプリケーションの消費と使用が増加します。全世界の平均ブロードバンド速度は向上を続け、2010 年から 2015 年までに 7.0 Mbps から 28 Mbps と、4 倍になる見込みです。さらに、2015 年には、3% の世帯でブロードバンドの速度が 100 Mbps よりも高速になります。次の速度で高解像度の動画をダウンロードするために要する時間を考えてみましょう。5 Mbps では動画のダウンロードに 41 分を要しますが、10 Mbps では 20 分、100 Mbps では 2 分を要するのみです。高帯域幅の速度は、消費者向けのクラウド ストレージでの基本的なサポートで、大きなマルチメディア ファイルを、ハード ドライブからの転送と同じ速度でダウンロードできます。表 3 に、さまざまなベンチマークを超えるブロードバンド速度の世帯数を示します。 表 3 ブロードバンド速度別世帯(2010 年〜 2015 年)
出典:Cisco VNI、2011 年 注目のトレンドシスコの IP トラフィック予測では数値を控えめに見積もっていますが、今後のトラフィック量を大幅に増大させ得る新しいトレンドの存在が明らかになっています。トラフィックが最も急激に増加するのは、消費者のメディア消費がオフラインからオンライン、またはブロードキャストからユニキャストへと移行したときです。
関連情報シスコによる IP トラフィック予測の詳細については、『Cisco VNI:予測と方法論、2010 〜 2015 年』を参照してください。www.cisco.com/jp/go/vni/ では、その他のリソースや最新情報をご覧いただくことができます。地域別、国別、アプリケーション別、エンドユーザ セグメント別に独自の概要と予測グラフを作成するための対話形式のいくつかのツールを使用できます。Cisco VNI 概要ツール [英語] と Cisco VNI 予測ツール [英語] を参照してください。ご不明な点につきましては、trafficinquiries@cisco.com までお問い合わせください。 付録 A:シスコによる全世界の IP トラフィック予測表 4 は、全世界の IP トラフィックに対するシスコの予測をまとめたものです。詳細とその他の表については、『Cisco VNI:予測と方法論、2010 〜 2015 年』を参照してください。 表 4 全世界の IP トラフィック(2010 年〜 2015 年)
出典:Cisco VNI、2011 年 定義コンシューマ:家庭、大学、インターネット カフェで生成された固定 IP トラフィック ビジネス:企業および政府機関で生成された固定 IP WAN またはインターネット トラフィック(バックアップ トラフィックを除く) モバイル:2G、3G、または 4G モバイル アクセス テクノロジーを介して送受信されるインターネット トラフィック インターネット:インターネット バックボーンを通過するすべての IP トラフィック 非インターネット IP:企業の IP WAN トラフィック、テレビおよび VoD の IP トランスポート、「閉じられた環境」でのモバイルのトラフィック 1 ピアツーピアは本質的に対称性が高いトラフィックで、P2P トラフィックの 40 〜 60% がアップストリーム トラフィックです。高解像度の動画がダウンロードされるたびに、同程度の量のトラフィックがピアへアップロードされます。しかし、現在はビデオ トラフィックが増加しているため、P2P テレビが普及している地域(中国など)以外では、ネットワークで伝送されている大部分のビデオ ストリームのプロファイルは対称性が低く、主にダウンストリーム トラフィックで構成されています。 2
カリフォルニア大学サンディエゴ校の「How Much Information?」という研究によると、米国でのゲームの総使用量(オンラインおよびオフライン)は、1 か月あたり 166 エクサバイトであると見積もられています (このレポートは 2009 年に発表されたもので、http://hmi.ucsd.edu/howmuchinfo.php 3
Alexandre Gerber、Robert Doverspike、「バックボーン ネットワークのトラフィック タイプと増加」 |
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