Product BulletinCisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2シスコシステムズは Cisco® Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 を発表しました。このリリースでは Cisco Centralized Wireless LAN ソフトウェア Release 3.1 で提供される機能のほかに、新しい機能がサポートされています。このソフトウェア リリースでサポートされる新機能は次のとおりです。
新機能ここでは、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 の新機能について説明します。これらの機能は Cisco Aironet® Lightweight アクセス ポイント、Cisco Wireless LAN Controller、Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance、および Cisco Wireless Control System(WCS)でサポートされます。 Cisco Catalyst 6500 Wireless Services Module(WiSM)Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 は、Cisco Catalyst 6500 シリーズ用の新しい Cisco WiSM をサポートします。詳細は、以下をご覧ください。 サポートする Wireless LAN Controller:Cisco WiSM サポートするアクセス ポイント:Cisco Aironet 1000、1130、1230、1240 シリーズ Lightweight アクセス ポイント サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI(コマンドライン インターフェイス) サービス統合型ルータ用 Cisco Wireless LAN Controller Module(WLCM)Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 は、サービス統合型ルータ用の新しい Cisco WLCM をサポートします。詳細は、以下をご覧ください。 サポートする Wireless LAN Controller:サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM サポートするアクセス ポイント:Cisco Aironet 1000、1130、1230、1240 シリーズ Lightweight アクセス ポイント サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance の拡張機能Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 では、Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance の機能を大幅に拡張しています。
以下のイベントが発生すると、イベント通知が Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance からプロアクティブに送信されます。
Cisco WCS で行われた設定の変更は、Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance に自動的に同期されます。また、その逆の同期も行われます。これまでは、ユーザ インターフェイスを使用して WCS と Wireless Location Appliance を手動で同期する必要がありました。この 2 つが同期されていないと、要素が追跡されなかったり、誤ったロケーション情報が計算されたりするなど、問題が発生することがあります。この機能により、マップやアクセス ポイントの位置を変更したあとで、設定を手動で同期する必要がなくなりました。同期は次の場合に行われます。
また、Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance と同期外れになっている要素については、Cisco WCS でアラームが生成されます。
1 つの ISO ファイルから、システムをすべてインストールできます。このファイルには、オペレーティング システムと Cisco 2700 シリーズ Wireless Location Appliance イメージの両方が含まれています。 Wireless Location Appliance 拡張機能の利点
サポートする Wireless LAN Controller:該当なし サポートするアクセス ポイント:該当なし サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS マルチキャスト パフォーマンスの拡張機能Release 3.2 では、Cisco Unified Wireless Network のマルチキャスト パフォーマンスが大幅に最適化されています。これにより、Cisco IP/TV® などの広帯域マルチキャスト アプリケーションを無線ネットワークで実行することができます。 以前のリリースでは、コントローラで受信された各マルチキャスト フレームは、コントローラと接続している各アクセス ポイントに Lightweight Access Point Protocol(LWAPP)トンネル経由でユニキャストされていました(図 1 を参照)。
図 1 従来のマルチキャスト転送メカニズム そのため、プラットフォームによっては、コントローラは各マルチキャスト パケットのコピーを最大 300 まで生成する必要がありました。このメカニズムは、コントローラの処理負担が大きく、ネットワークに大量のパケットがフラッディングされるので非効率的です。 Release 3.2 では、より効率的な方法でコントローラからアクセス ポイントにマルチキャスト トラフィックを配信できます。各マルチキャスト パケットを、LWAPP トンネル経由で各アクセス ポイントにユニキャストする代わりに、LWAPP マルチキャスト グループを使用してマルチキャスト パケットを各アクセス ポイントに配信します。メカニズムは次のとおりです。
図 2 機能が拡張されたマルチキャスト転送メカニズム このメカニズムを機能させるには、コントローラとアクセス ポイント間のネットワークがマルチキャスト対応になっていることが必要です。ただし、コントローラは、ネットワークがマルチキャストをサポートしない場合に備えて、従来のマルチキャスト転送メカニズムも引き続きサポートします。オプションの設定により、2 種類のメカニズムのいずれかを選択できます。 マルチキャスト パフォーマンスに関する注意事項
マルチキャスト パフォーマンスの向上による利点
サポートする Wireless LAN Controller:Cisco 2000 および 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco WiSM、サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM サポートするアクセス ポイント:Cisco Aironet 1000、1130、1230、1240 シリーズ Lightweight アクセス ポイント サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI Cisco 4400 シリーズおよび Cisco WiSM のリンク集約Cisco 4400 シリーズ Wireless LAN Controller とネットワーク インフラストラクチャ間の高速接続は、リンク集約によって効率的に実現します。トラフィックがチャネル内のリンク間でロード シェアリングされるだけでなく、リンクの 1 つに障害が発生した場合には冗長機能が働きます。また、設定や設計も簡単です。必要とされるのは、AP-Manager インターフェイス 1 つだけで、バックアップ インターフェイスは不要です。すべてのインターフェイスでリンク集約バンドルの合計帯域幅を使用できます。 リンク集約では、Cisco EtherChannel® を使用して、Cisco 4404 Wireless LAN Controller 上の 4 つの物理イーサネット ポート(4402 の場合は 2 つ)をすべて組み合わせて、リンク集約バンドルと呼ばれる 1 つの論理チャネルにします。次の図 3 および図 4 を参照してください。
図 3 Cisco 4402 のリンク集約
図 4 Cisco 4404 のリンク集約 Cisco Catalyst 6500 シリーズ WiSM でもリンク集約が採用されています。WiSM は、2 つの Cisco 4404 Wireless LAN Controller サブシステムで構成されています。4404 サブシステムごとに 4 つのギガビット リンクが集約されます(図 5 を参照)。
図 5 Cisco WiSM のリンク集約 Cisco WiSM ではリンク集約がデフォルトで有効に設定されており、無効にはできないので注意してください。 リンク集約に関する注意事項
リンク集約の利点
サポートする Wireless LAN Controller:Cisco 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco WiSM サポートするアクセス ポイント:該当なし サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI レイヤ 3 QoS パケット マーキングの拡張機能Wireless LAN Controller および Lightweight アクセス ポイントによって送信されるパケットに対し、レイヤ 3 IP Differentiated Services Code Point(DSCP)マーキングがサポートされるようになりました。また、アクセス ポイントによるレイヤ 3 情報の使用方法も拡張され、アクセス ポイントから無線クライアントへの正確な無線トラフィックの優先順位付けがパケットに適用されます。 中央集中型の無線 LAN アーキテクチャでは、無線 LAN データはアクセス ポイントと Wireless LAN Controller の間で LWAPP によってトンネリングされます。このトンネル上で元の QoS 分類を保つには、カプセル化されたデータ パケットの QoS 設定値が、外側トンネル パケットのレイヤ 2(802.1p)およびレイヤ 3(IP DSCP)フィールドに適切にマッピングされる必要があります(図 6 を参照)。
図 6 QoS パケット マーキングのマッピング たとえば、WLAN クライアントによって 802.11e トラフィックが送信される場合、そのフレームには User Priority(UP)分類が付けられます。Wireless LAN Controller に着信するまでの間に、適切なプライオリティがパケットに適用されるようにするには、アクセス ポイントはこの 802.11e 分類を、フレームの入った LWAPP パケットの DSCP 値にマッピングする必要があります。Wireless LAN Controller からアクセス ポイントに送信される LWAPP パケットについても、同じプロセスを実行しなければなりません。また、LWAPP パケットにも適切なプライオリティが与えられるように、アクセス ポイントおよび Wireless LAN Controller の両方で、802.11e 以外のクライアントのトラフィックを分類するメカニズムも必要です。 表 1 に、パケットに対して実行されるさまざまなマッピングの詳細を示します。表 2 に、実行される変換処理を示します。 表 1 QoS パケット マーキングのマッピング
表 2 に、802.11e/802.1p UP 値と IP DSCP 値の間で実行される変換処理を示します。Cisco AVVID(Architecture for Voice, Video and Integrated Data)で 802.1 UP から IP DSCP への変換が定義され、IEEE で IP DSCP から 802.11e UP への変換が定義されているので、2 種類の変換を使用する必要があります。 表 2 QoS パケット マーキングの変換
レイヤ 3 QoS パケット マーキング拡張機能に関する注意事項
レイヤ 3 QoS パケット マーキング拡張機能の利点
サポートする Wireless LAN Controller:Cisco 2000、4100、および 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco WiSM、サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM、Airespace 3500、4000、および 4100 シリーズ Wireless LAN Controller サポートするアクセス ポイント:Cisco Aironet 1000、1130、1230、1240 シリーズ Lightweight アクセス ポイント サポートする管理インターフェイス:該当なし Cisco 2000 シリーズ Wireless LAN Controller のゲスト トンネル起点Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.0 で初めて導入されたゲスト トンネリング機能は、企業の無線ネットワークにアクセスするゲスト ユーザへのセキュリティを強化します。ゲスト トンネリング機能についての詳細は、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.0(http://www.cisco.com/en/US/products/ps6366/prod_bulletin0900aecd802d2742.html)を参照してください。Release 3.0 の場合、Cisco 2000 シリーズ Wireless LAN Controller ではこの機能を使用することができませんでした。Release 3.2 では、Cisco 2000 シリーズがゲスト トンネルの起点としてサポートされます。また、サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM でもこの機能を使用できます。これらのプラットフォームは通常、リモート オフィスで配備されます。これらのコントローラを起点に DMZ 内のゲスト コントローラまでゲスト トンネルを利用できるので、リモート オフィスでは柔軟かつ安全にゲスト アクセスを提供できます。 Cisco 2000 シリーズのゲスト トンネル起点に関する注意事項
Cisco 2000 シリーズのゲスト トンネル起点機能の利点
サポートする Wireless LAN Controller:Cisco 2000 シリーズ Wireless LAN Controller、サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM、Airespace 3500 シリーズ Wireless LAN Controller(Cisco 4100 および 4400 シリーズ、Cisco WiSM、Airespace 4000 および 4100 シリーズではすでにサポートされています) サポートするアクセス ポイント:該当なし サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI Cisco WCS サービサビリティの向上Cisco WCS サービサビリティは次のように改善されています。
Cisco WCS サービサビリティの向上による利点
サポートする Wireless LAN Controller:該当なし サポートするアクセス ポイント:該当なし サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS 同一 WLAN 上におけるスタティックおよびダイナミック WEPCisco Unified Wireless Network ソフトウェアの従来のリリースでは、スタティック WEP とダイナミック WEP の両方を同じ WLAN 上で使用することができず、スタティック WEP 用とダイナミック WEP 用に、それぞれ別の WLAN を設定する必要がありました。Release 3.2 では、同じ WLAN 上でスタティック WEP とダイナミック WEP を使用できます。 スタティックおよびダイナミック WEP を同じ WLAN 上で使用することの利点
サポートする Wireless LAN Controller:Cisco 2000、4100、および 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco WiSM、サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM、Airespace 3500、4000、および 4100 シリーズ Wireless LAN Controller サポートするアクセス ポイント:Cisco Aironet 1000、1130、1230、1240 シリーズ Lightweight アクセス ポイント サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI 規制区域の更新規制基準の変更は世界中で絶えず行われています。このような変更に対応し、最新の状態を保つために、Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 には、規制区域に関する次の更新が組み込まれています。
規制区域の更新による利点:
サポートする Wireless LAN Controller:Cisco 2000、4100、および 4400 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco WiSM、サービス統合型ルータ用 Cisco WLCM、Airespace 3500、4000、および 4100 シリーズ Wireless LAN Controller サポートするアクセス ポイント:Cisco Aironet 1000、1130、1230、1240 シリーズ Lightweight アクセス ポイント サポートする管理インターフェイス:Cisco WCS、コントローラの Web ユーザ インターフェイス、CLI 新リリースのソフトウェアのダウンロードCisco Unified Wireless Network ソフトウェア Release 3.2 は、Cisco Wireless Software Display Tables からダウンロードしてください。 関連情報Cisco WLAN 製品の詳細については、次の URL を参照してください。 Cisco Unified Wireless Network の詳細については、次の URL を参照してください。 ワイヤレス セキュリティの詳細については、次の URL を参照してください。 |
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