Cisco RF ゲートウェイ シリーズ

Cisco RF ゲートウェイ Downstream 48 ユニバーサル エッジ QAM ラインカード

データシート





Cisco RF ゲートウェイ Downstream 48 ユニバーサル エッジ QAM ラインカード



製品の概要

Cisco® RF ゲートウェイ Downstream 48(RFGW-DS48)ラインカードは、12 ポート、48 チャネルのユニバーサル エッジQAMモジュレータです。この製品は、Cisco RF ゲートウェイ 10 プラットフォーム内で動作するように設計されています。RF ゲートウェイ Downstream 48 の機能は、スタンドアロンのユニバーサル エッジ QAM 製品である Cisco RF ゲートウェイ 1 によく似ていますが、Cisco RF ゲートウェイ 10 ではラインカードを最大 10 枚装着できます。

Cisco RF ゲートウェイ Downstream 48 の特徴は、標準画質および高精細度のデジタル テレビ放送、スイッチド デジタル ビデオ(SDV)、ビデオ オンデマンド(VoD)、および DOCSIS® モジュラ ケーブル モデム終端システム(M-CMTS™)の各サービスを同時にサポートできることです。RF ゲートウェイ Downstream 48 を DOCSIS のみまたはビデオのみのユニバーサル エッジ QAM として構成することも、DOCSIS とビデオ共用のユニバーサル エッジ QAM として構成することもできます。

10 個のスロットを持つ Cisco RF ゲートウェイ 10 プラットフォームでは、RF ゲートウェイ Downstream 48 ラインカード(図 1)を 1:N 構成で冗長化することができるので(最大 1:9)、完全に保護された高キャパシティ、高密度のエッジ QAM ソリューションが完成します。ビデオ サービスに関しては、RF ゲートウェイ Downstream 48 は複数の形式のビデオ コンテンツを受け取って多様なビデオ処理を実行することができます。最先端の RF テクノロジーを活用して QAM 変調および RF アップコンバージョンを実行するように設計されており、設置スペースおよび消費電力は従来のアップ コンバータ アーキテクチャと比較して大幅に抑えられます。

図 1 RF ゲートウェイ Downstream 48 ユニバーサル エッジ QAM ラインカード

図 1 RF ゲートウェイ Downstream 48 ユニバーサル エッジ QAM ラインカード


用途

  • ブロードキャスト ビデオ
  • SDV
  • VoD
  • 標準画質および高精細度デジタル ビデオ
  • DOCSIS 3.0 および M-CMTS

機能と利点

表 1 に、RF ゲートウェイ Downstream 48 の機能と利点を示します。

表 1 機能と利点

機能 利点
ビデオ  
  • デジタル ビデオ ブロードキャスト、SDV、および VoD を同時にサポート
  • 標準画質と高精細度のサービスを同時にサポート
  • 複数のビデオ エンコーディング形式(MPEG-2 や MPEG-4/H.264 など)を同時にサポート
  • さまざまなビデオ ソリューション アーキテクチャをサポート
  • 高い投資保護効果(柔軟性が高く、サービスやキャパシティの要件の変化に合わせた発展が可能であるため)
  • QAM チャネルの使用率を最大化
  • テーブル ベースおよびセッション ベースのエッジ QAM 動作
  • 現行のビデオ システム アーキテクチャから将来のビデオ システム アーキテクチャへのスムーズな移行を保証
DOCSIS
  • CableLabs DOCSIS 3.0 および M-CMTS の仕様に適合する設計
  • 業界内で認められている一般的な仕様に適合しており、マルチベンダー相互運用性のテスト済み
  • Cisco uBR10012 M-CMTS ソリューションとの組み合わせについて完全テスト済み
  • あらゆる機能を備えたエンドツーエンド M-CMTS ソリューションが実現し、テスト済みのため安定性、スケーラビリティ、およびアベイラビリティが保証される
ユニバーサル エッジ QAM
  • ビデオと DOCSIS を同時に同じ RF ゲートウェイ Downstream 48 ラインカード上でサポート
  • ビデオおよび DOCSIS のエッジ QAM リソースに対する支出の償却が可能(共通のプラットフォームとユニバーサル エッジ QAM ラインカードが共有されるため)
  • 標準ベースのユニバーサル エッジ QAM リソース管理
  • CableLabs が定めたユニバーサル エッジ QAM 仕様をサポートするように設計されているので、複数ベンダーとの相互運用が可能
  • Annex A、B、C の動作を同時に同じ RF ゲートウェイ Downstream 48 ラインカード上でサポート
  • 複数の Annex 規格が混在する環境を同じラインカード上でサポート(DOCSIS には Annex B、ビデオには Annex A といったポート単位の細分化が可能)
  • ラインカードあたりの QAM チャネル最大数 48、RF ゲートウェイ 10 シャーシあたりのラインカード最大数 10(最大 480 QAM/シャーシ)
  • エッジ QAM ソリューションのキャパシティが拡大して、管理対象デバイスの総数が削減されるため、複数のスタンドアロン エッジ QAM を使用する場合に比べて、規模が拡大しても管理が容易
ハイアベイラビリティ
  • ユニバーサル エッジ QAM アプリケーションに必要なハイアベイラビリティをサポート
  • 業界で初めて、キャリア クラス エッジ QAM プラットフォームとして継続的なサービス提供を実現すると共に、計画的サービス停止の期間を短縮
運用と管理
  • QNX マイクロカーネル ベースのリアルタイム、ハイパフォーマンスのオペレーティング システム上でソフトウェアを実行
  • Cisco Carrier Routing System 1(CRS-1)の製品群と同様に、QNX を基盤として RF ゲートウェイ Downstream 48 のソフトウェア アーキテクチャが構築されているため、オペレーティング システムの安定性が非常に高く、スケーラブルと効率も優れている


製品の仕様

表 2 に、Cisco RF ゲートウェイ Downstream 48 の製品仕様を示します。表 3 にシステムの要件を示します。

表 2 製品仕様

仕様
ハードウェア仕様
物理仕様 Cisco RF ゲートウェイ 10 シャーシの RF スロット 1 個を占有
RF ポート RF ポート 12 個(ポートあたり隣接 QAM チャネル最大数 4、QAM チャネル総数 48)
寸法 33 × 390 × 381 mm(1.28 × 15.35 × 15 インチ)(高さ×幅×奥行き)
重量 4.32 kg(9.5 ポンド)
消費電力 最大 180 W(3.75 W/QAM)、標準 165 W(3.44 W/QAM)
環境
  • 動作高度:-60 〜 3,000 m
  • 保管温度:-40 〜 70°C(-40 〜 158°F)
  • 動作時温度、公称:0 〜 40°C(32 〜 104°F)
  • 動作時相対湿度:10 〜 85%(結露しないこと)
LED ステータス、アラーム、トラフィック、GE ポート リンク、およびアクティビティ
イーサネット アップリンク インターフェイス
アップリンク ギガビット イーサネット × 2
アップリンク オプティカル モジュール SFP(Small Form-Factor Pluggable)ギガビット イーサネット
サポートされる SFP(Small Form Factor Pluggable)
ギガビット イーサネット インターフェイス
  • SFP-GE-T
  • SFP-GE-S
  • SFP-GE-L
ビデオ仕様
ビデオ形式
  • MPEG-2 SPTS および MPTS(UDP/IP(RFC-768)にカプセル化)
  • UDP データグラムあたりの 188 バイト MPEG-2 パケット最大 7 個
  • MPEG-2 および MPEG-4/H.264 コンテンツ
  • 標準画質および高精細度
  • CBR および VBR
ビデオ処理
  • PID 再マッピング
  • PCR 再スタンピング
  • PSI の抽出、生成、および挿入
  • デジッタ(最大 200 ms)
  • MPTS パススルー
  • ストリーム レプリケーション
  • セッション統計
ビデオ冗長化
  • 冗長ソース フェールオーバー
  • リンク冗長化
ビデオ モニタリング
  • ASI ビデオ モニタ ポート
  • BNC タイプ コネク
  • 任意の出力 MPTS の監視
マルチキャスト
  • IP マルチキャスト ルーティング プロトコル:PIM(Protocol Independent Multicast)希薄モード、稠蜜モードなど
  • SSM(Source Specific Multicast)および ASM(Any-Source Multicast)
  • IGMP(Internet Group Management Protocol)
デジッタ バッファリング 200 ms(構成可能)
TS ビット レート VBR および CBR
ASI モニタ ポート BNC タイプ コネクタ
シグナリング モード
  • テーブル ベースまたはセッション ベースの機能
  • 最大 1,440 本のストリームをサポート
ユニーク ビデオ マルチキャスト セッション最大数 2,048(ロード バランシングされる)
DOCSIS 仕様
サポートされる CableLabs 仕様
  • Downstream External PHY Interface(DEPI)
  • DOCSIS Timing Interface(DTI)
  • M-CMTS Operations Support System Interface(OSSI)
RF 仕様
チャネル エンコーディング ランダム化、リードソロモン、トレリス エンコーディング、およびインターリービング(ITU-T J.83 Annex A、B、または C に従って設定可能)
QAM コンステレーション 64 および 256 QAM
QAM スタッキング 隣接する 4 個をスタックした QAM チャネル ブロック
シンボル レート 3.5 メガシンボル/秒 〜 7 メガシンボル/秒
シンボルあたりビット数 6 ビット/シンボルおよび 8 ビット/シンボル
周波数プラン HRC、IRC、および STD
中心周波数の範囲 57 〜 915 MHz
ステップ サイズ 1 kHz
チャネル間隔 6 MHz および 8 MHz
MER(不等化/等化) 35 dB 以上/ 43 dB 以上(RF)
出力インピーダンス 75 Ω
リターン ロス
  • >14 dB:45 〜 750 MHz
  • >13 dB:750 〜 870 MHz
  • >12 dB:870 〜 1000 MHz
チャネル出力:1 チャネル モード(1 重 QAM スタッキング) +61 dBmV RMS(QAM チャネルあたり最大値、0.2 dB ステップ)
チャネル出力:2 チャネル モード(2 重 QAM スタッキング) +57 dBmV RMS(QAM チャネルあたり最大値、0.2 dB ステップ)
チャネル出力:4 チャネル モード(4 重 QAM スタッキング) +53 dBmV RMS(QAM チャネルあたり最大値、0.2 dB ステップ)
出力精度 ±2dB
4 QAM ブロックでのチャネル出力増分 <1dB
RF チャネル ミューティング ≧73 dB
位相ノイズ
  • 1 KHz 〜 10 KHz:33 dBc 両側波帯
  • 10 KHz 〜 50 KHz:51 dBc 両側波帯
  • 50 KHz 〜 3MHz:51 dBc 両側波帯
アウトオブバンド ノイズおよびスプリアス放射
  • -60 dBc 以下
安定性 ±3 ppm


表 3 システム要件

仕様
対応するシャーシ Cisco RFGW-10
ソフトウェア Cisco IOS® ソフトウェア バージョン 12.2(44)SQ


規制への適合

表 4 に、規制への適合に関する情報を示します。

表 4 規制適合

規定
Network Equipment Building Standards(NEBS)/European Telecommunications Standards Institute(ETSI) UL 60950CAN/CSA-C22.2 No. 60950、EN 60950、IEC 60950、TS 001、AS/NZS 3260
EMC FCC Part 15(CFR 47)Class A、ICES-003 Class A、EN55022 Class A、AS/NZS CISPR22 Class A、AS/NZS 3548 Class A、VCCI Class A、ETS 300 386、EN 55022、KN22、EN 61000-3-2、EN 61000-3-3
EMI EN550082-1、EN55024、EN61000-4-2、EN61000-4-3、EN61000-4-5、EN61000-4-6、EN61000-4-8、EN61000-4-11、EN61000-6-1
安全性 GR-1089-Core Level 3、ETS 300 019 Storage Class 1.1、ETS 300 019 Transportation Class 2.3(申請中)、ETS 300 019 Stationary Use Class 3.1、ETS 300 386
EMC、安全性、および環境に関する業界標準 NEBS 規格 GR-63-CORE および GR-1089-CORE に適合する設計
その他の業界標準 シスコ社内コンプライアンス基準


発注情報

表 5 に発注情報を示します。シスコ製品の購入方法の詳細は、「購入案内」を参照してください。ソフトウェアをダウンロードするには Cisco Software Center にアクセスしてください。

表 5 Cisco RF ゲートウェイ Downstream 48 の発注情報

製品番号 説明
Cisco RFGW シリーズ ラインカード
RFGW-DS48 RFGW Downstream ユニバーサル エッジ QAM カード(RF ポート数 12、QAM 数 48)
RFGW-DS48= RFGW Downstream ユニバーサル エッジ QAM カード(RF ポート数 12、QAM 数 48)(スペア)
Cisco RFGW シリーズ トランシーバ モジュール
SFP-GE-T 1000BASE-T SFP(NEBS 3 ESD)(Cat5 UTP、100 m)
SFP-GE-S 1000BASE-SX 短波長、DOM あり(MMF、550 m)
SFP-GE-L 1000BASE-LX/LH 短波長、DOM あり(SMF、10 Km)
Cisco RFGW シリーズのスペアおよびアクセサリ
RFGW-LC-COVER RFGW ラインカード カバー
RFGW-LC-COVER= RFGW ラインカード カバー(スペア)


サービスおよびサポート

シスコとパートナー各社がシスコのライフサイクル サービス アプローチを通じて提供する幅広いエンドツーエンドのサービスおよびサポートは、お客様のネットワークのビジネス上の利点と投資回収率を拡大するお手伝いをしています。このアプローチでは、テクノロジーとネットワークの複雑さに応じて最小限必要な作業を定義し、シスコのテクノロジーを適切に導入および運用して、ネットワークのライフサイクル全体をとおしてパフォーマンスを最適化できるよう支援します。

関連情報

Cisco RF ゲートウェイ シリーズの詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/video/rfg/index.html を参照してください。

 

お問い合わせ