Cisco Nexus 7000 シリーズ

Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチ用 Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.1

製品速報





Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチ用 Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.1



PB617240

この製品速報は、Cisco Nexus® 7000 シリーズ スイッチ用 Cisco® NX-OS ソフトウェア リリース 5.1 について説明し、その新機能についてまとめています。


新機能


Cisco Nexus 7000 シリーズ用 Cisco NX-OS 5.1 は、基幹業務向けの重要なデータセンターの高度な要求に対応する、包括的で豊富なフィーチャ セットを提供します。

Cisco NX-OS 5.1 は Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.0 でサポートされているハードウェアおよびソフトウェアすべてをサポートしています。Cisco Nexus 7000 シリーズ用 Cisco NX-OS 5.1 では、それに加えて新しい I/O モジュール、ソフトウェア機能、および光モジュールもサポートします。このリリースで新たに導入された主なソフトウェアおよびハードウェアの機能を次にまとめます。

  • Cisco FabricPath
  • VLAN Trunking Protocol(VTP)バージョン 1 および 2(クライアントおよびサーバ)
  • Encapsulated Remote Switching Port Analyzer(ERSPAN)
  • Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール(XL)
  • Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 1/10 ギガビット イーサネット モジュール(F1 シリーズ)
  • Cisco Nexus 7000 スーパーバイザ 1 メモリ キット アップグレード
  • Cisco Nexus 2248TP GE ファブリック エクステンダのサポート

ハードウェア サポート


Cisco NX-OS 5.1 は、Cisco NX-OS 5.0 まででサポートしていた Cisco Nexus 7000 シリーズ向けのハードウェアすべてをサポートしています。リリース 5.1 では、32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール(XL)および 32 ポート 1/10 ギガビット イーサネット(F1 シリーズ)ライン カードの新ハードウェアのサポートが追加されています。XL では、100 万のハードウェア ルーティング エントリおよび 256,000 のアクセス コントロール リスト(ACL)エントリがサポートされます。この機能を使用するには XL ライセンスが必要です。F1 シリーズを使用すれば、高密度、低遅延、スケーラブルなデータセンター アーキテクチャを導入できます。F1 シリーズでは、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)および IEEE DCB(データセンター ブリッジング)用ハードウェアを内蔵し、Cisco FabricPath マルチパス イーサネット テクノロジーを提供しています。サポートされる新しいモジュールを表 1 に、サポートされる新しい光モジュールを表 2 にそれぞれ示します。

表 1 Cisco NX-OS 5.1 搭載 Cisco Nexus 7000 シリーズでサポートされる新しいハードウェア モジュール

説明 部品番号
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール(XL) N7K-M132XP-12L
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 1/10 ギガビット イーサネット モジュール(F1 シリーズ) N7K-F132XP-15
Cisco Nexus 2248TP GE ファブリック エクステンダ N2K-C2248TP-1GE
Cisco Nexus 7000 スーパーバイザ 1 メモリ キット アップグレード N7K-SUP1-8GBUPG


表 2 Cisco NX-OS 5.1 でサポートされる新しい光モジュール

Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 1/10 ギガビット イーサネット モジュール(F1 シリーズ)用 部品番号
  • 10GBASE-SR Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)
  • 10GBASE-LRM SFP+
  • SFP-H10GB-CUxM パッシブ Twinax ケーブル(1 m、3 m、5 m)
  • SFP-H10GB-ACUxM アクティブ Twinax ケーブル(7 m、10 m)
  • 1000BASE-T ギガビット イーサネット SFP(DOM)
  • 1000BASE-SX ギガビット イーサネット SFP(DOM)
  • 1000BASE-LX/LH ギガビット イーサネット SFP(DOM)
  • 1000BASE-ZX ギガビット イーサネット SFP(DOM)
  • 1000BASE-LX/LH ギガビット イーサネット SFP
  • 1000BASE-SX ギガビット イーサネット SFP
  • 1000BASE-ZX ギガビット イーサネット SFP
  • 1000BASE-T ギガビット イーサネット SFP
  • SFP-10G-SR
  • SFP-10G-LRM
  • SFP-H10GB-CUxM
  • SFP-H10GB-CUxMA
  • SFP-GE-T
  • SFP-GE-S
  • SFP-GE-L
  • SFP-GE-Z
  • GLC-LH-SM
  • GLC-SX-MM
  • GLC-ZX-SM
  • GLC-T
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール用  
  • Cisco ファブリック エクステンダ トランシーバ(FET)
  • FET-10G
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール(XL)用  
  • 10GBASE-LRM SFP+
  • 10GBASE-SR SFP+
  • 10GBASE-LR SFP+
  • 10GBASE-ER SFP+
  • SFP-H10GB-ACUxM アクティブ Twinax ケーブル(7 m、10 m)
  • Cisco ファブリック エクステンダ トランシーバ(FET)
  • SFP-10G-SR
  • SFP-10G-LR
  • SFP-10GB-ER
  • SFP-H10GB-CUxMA
  • FET-10G
Cisco Nexus 7000 シリーズ 8 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュール(XL)用  
  • 10GBASE-CX4 X2 モジュール
  • 10GBASE-ZR X2 モジュール
  • 10GBASE-LX4 X2 モジュール
  • X2-10GB-CX4
  • X2-10GB-ZR
  • X2-10GB-LX4


ソフトウェア サポート


Cisco NX-OS 5.1 では、Cisco NX-OS 5.0(3) までの Cisco Nexus 7000 シリーズでサポートしていたソフトウェア機能のすべてをサポートしています。Cisco NX-OS 5.1 は、4.0 および 5.0 トレインのインサービス ソフトウェア アップグレード(ISSU)と互換性があります。また、Cisco NX-OS 5.1 では、表 3 に示す新しいソフトウェア機能もサポートします。

機能および ISSU の詳細については、Cisco NX-OS 5.1 リリース ノート(本ドキュメント末尾の「関連情報」を参照)を参照してください。

表 3 Cisco NX-OS 5.1 の新しいソフトウェア機能

ソフトウェア機能 説明
Cisco FabricPath Cisco FabricPath は、レイヤ 3 ルーティングの利点である信頼性とスケーラビリティをレイヤ 2 ネットワークの柔軟性と組み合わせた一連のマルチパス イーサネット技術です。この技術により、大規模なスケーラビリティを持つデータセンターの構築が可能になります。Cisco FabricPath は、Equal Cost Multipath(ECMP)フォワーディング モデルを提供するトポロジベース レイヤ 2 ルーティング メカニズムを備えています。Cisco FabricPath は、スイッチド レイヤ 2 ネットワーク特有の MAC アドレス テーブルのスケーラビリティの問題を解決するための機能を強化しました。さらに、Cisco FabricPath は、スパニング ツリー プロトコルを使用せずに既存のイーサネット インフラストラクチャと Cisco FabricPath の冗長相互接続を可能にする、vPC と同様の技術である vPC+ をサポートしています。
VTPv1 および v2、VTP クライアントおよびサーバ、VTP プルーニング VTP を使用することにより、データセンターのスイッチド ネットワークの管理とプロビジョニングの作業を軽減することができます。VTP サーバ モードで VLAN を設定すると、VLAN は自動的に同一ドメインのあらゆるスイッチを経由して分散されるため、VLAN をあらゆる場所で設定する手間が省けます。
VTP は、次のモードのうちの 1 つで設定できます。
  • サーバ:このモードでは、ドメイン全体に VLAN を作成、削除、変更でき、他のスイッチにアドバタイズして同期を取ることができます。
  • クライアント:このモードでは、スイッチはサーバから VLAN アドバタイズメントを受信し、設定を同期します。
  • トランスペアレント:このモードでは、スイッチは VTP に参加しません。この機能は、Cisco Nexus 7000 シリーズの Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 4.1 から利用可能になっています。
VTP プルーニングを使用することにより、トランク リンクから不必要な VLAN のサポートを除去し、フラッド トラフィックを最適化できます。
M シリーズの ERSPAN Cisco Nexus 7000 シリーズでは、SPAN と RSPAN を使用した、強力なネットワーク トラフィックのモニタリング機能をすでに提供していますが、ERSPAN を使用することにより、モニタリング能力が一段と強化されます。モニタされているデータの送信元ポートおよび宛先ポートを、ルーテッド ネットワークまたはスイッチド ネットワークの別々の場所に置くことができるからです。ERSPAN は、レイヤ 3 のルーティング可能な GRE(総称ルーティング カプセル化)トンネル内の、ミラーされたトラフィックをカプセル化することでこの機能を実現しています。
この機能の拡張として、ERSPAN ACL もサポートされます。
仮想ターミナル(VTY)の ACL この機能を使用することにより、どのような場所(mgmt0 または外部インターフェイス)で接続が確立されていても、仮想ターミナル用スイッチのアクセス コントロールを設定することができます。
PortChannel の最大リンクと最小リンク この機能により、PortChannel インターフェイスの操作と管理が改善されます。現在、PortChannel でバンドル/アンバンドルされる最初/最後のポートにより、リンク アップ/リンク ダウンで、この論理インターフェイスを使用可能/使用不可にします。最小リンク(Min-Link)機能は、この動作を変更し、設定可能なポートが一定の数(最小リンク)だけ使用可能な場合、PortChannel が使用可能/使用不可であるようにし、一定の帯域幅が確実に利用できるようにするために使用されます。この機能には次のような利点があります。
  • 低帯域幅の Link Aggregation Control Protocol(LACP)PortChannel がアクティブになることを防止します。
  • アクティブなメンバーのポートが少なすぎて必要な最小帯域幅を供給できない場合、LACP PortChannel を無効化します。
最大リンク(Max-Link)パラメータは、1 つの LACP PortChannel でバンドルされるポートの許容最大数を定義します。
virtual PortChannel(vPC)環境での DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)スヌーピング この拡張により、DHCP スヌーピングが、vPC 環境で確実に適切な動作するようになります。また、ピア スイッチの適切な DHCP バインドが確実に行われるようにし、ダイナミック ARP 検査(DAI)や IP ソース ガードなどの関連機能が正しく動作するようになります。
default インターフェイス コマンド この機能を使用することにより、コマンドまたは API を使用して指定のインターフェイス設定をデフォルト状態に戻すことができます。
Web Cache Communication Protocol(WCCP)の拡張 WCCP の拡張内容には、次のような項目があります。
  • show ip interface のサポート
  • サービス グループ用の設定可能なタイマー
  • 多数のインターフェイスに関するスケーラビリティの向上
Cisco IOS® Embedded Event Manager(EEM)の拡張 この拡張により、Cisco IOS EEM ポリシーでユーザが設定した特定の syslog メッセージを Cisco IOS EEM アクションのトリガーにすることができます。syslog 中の特定のパターンまたはワイルドカードを使用したパターンに一致することをトリガーとして、Cisco IOS EEM アクションを実行できます。
MIB の機能拡張
  • IP MIB(RFC 4293)
  • Cisco VTP MIB
  • TCP MIB(RFC 4022)
  • MSDP MIB(RFC 4624)
  • BRIDGE MIB(RFC 4188)
  • TCP IPV6 MIB(RFC 2452)
  • TCP MIB(RFC 2012)
Cisco Nexus 2248TP GE ファブリック エクステンダのサポート
  • 100/1000-BaseT サポート
  • NIC チーミング
  • スイッチ ポート
  • Nexus 2248TP から Nexus 7000 へのポート チャネル
  • L2 STP Edge Port(portfast)
  • SVI の L3 サポート
  • ポート ACL
  • VLAN ACL
  • ポート セキュリティ
  • N2248TP ごとの VDC
  • QoS マーキング
  • Nexus 7000 ごとに最大 32 の N2248TP スケール


発注情報


Cisco NX-OS は 5 つのライセンス レベルで提供されています。Base ソフトウェアには豊富な機能が用意され、無料でハードウェアにバンドルされています。Enterprise ライセンスでは、多様な企業展開に適用可能な追加機能を利用できます。Advanced LAN Enterprise ライセンスでは、Virtual Device Contexts(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)や Cisco TrustSec™ ソリューションなどの次世代機能を利用できます。Transport Services ライセンスでは OTV 機能を利用でき、Scalable Services ライセンス(シャーシごとに適用)ではライン カードの XL 機能を利用できます。また、新たなライセンスとして導入された Enhanced Layer 2 により、Cisco FabricPath テクノロジーが利用できます。

表 4 に、ライセンス パッケージをまとめます。

表 4 ライセンス パッケージ

パッケージ 内容について
Base パッケージ ほとんどのデータセンターの要件に適した豊富なフィーチャ セットを提供します
Enterprise パッケージ この Enterprise ライセンスでのみ利用可能な下記の追加機能を提供します
  • IP ルーティング
  • OSPF プロトコル バージョン 2 および 3(IPv4 および v6)
  • IS-ISプロトコル(IPv4)
  • BGP(IPv4 および v6)
  • EIGRP(IPv4 および v6)
  • IP マルチキャスト
  • Protocol-Independent Multicast(PIM):Sparse、Bidir、Any-Source Multicast(ASM)、および Source-Specific Multicast(SSM)モード(IPv4 および v6)
  • Multicast Source Discovery Protocol(MSDP)(IPv4)
  • ポリシーベース ルーティング(PBR)(IPv4 および IPv6)
  • GRE トンネル
Advanced LAN パッケージ Cisco NX-OS で次の機能が使用可能になります
  • VDC
  • Cisco TrustSec ソリューション
Transport Services ライセンス OTV 機能が使用可能になります(ほとんどの導入には Enterprise および Advances ライセンスが必要)
Enhanced Layer 2 ライセンス Cisco FabricPath 機能が使用可能になります
Cisco Nexus 7000 10 スロット スイッチ Scalable Feature ライセンス XL フィーチャ モジュール用シャーシ ライセンスを提供します(シャーシごとに 1 ライセンス)
Cisco Nexus 7000 18 スロット スイッチ Scalable Feature ライセンス XL フィーチャ モジュール用シャーシ ライセンスを提供します(シャーシごとに 1 ライセンス)


シスコ製品の購入方法については、「購入案内」を参照してください。ソフトウェアをダウンロードするには、ソフトウェア ダウンロード ページにアクセスしてください。表 5 に発注情報を示します。

表 5 発注情報

説明 部品番号
Cisco NX-OS Enterprise LAN ライセンス N7K-LAN1K9
Cisco NX-OS Advanced LAN ライセンス N7K-ADV1K9
Cisco NX-OS Transport Services ライセンス N7K-TRS1K9
Cisco NX-OS Enhanced レイヤ 2 ライセンス N7K-EL21K9
Nexus 7010 Scalable Feature ライセンス N7K-C7010-XL
Nexus 7018 Scalable Feature ライセンス N7K-C7018-XL
Cisco Nexus 7000 スーパーバイザ 1 向け Cisco NX-OS 5.1 ソフトウェア N7KS1K9-51
Cisco NX-OS 5.1 No Payload Encryption Software(CTS なし) N7KS1NPEK9-51


シスコのサービスおよびサポート


シスコは、データセンターへの Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの導入と最適化を成功させるために、各種サービスを用意しています。シスコの革新的なサービスは、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの進化を目的として、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供します。シスコ アドバンスド サービスは、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。Cisco SMARTnet® Service を利用すると、シスコのネットワーク専門家や高度なリソースにいつでも直接アクセスでき、ミッションクリティカルな問題を解決することができます。このサービスでは、保有する Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチに関して予防的診断やリアルタイムのアラートを提供する Smart Call Home サービス機能の利点を活かすことができます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって投資を保護し、ネットワーク運用を最適化し、移行をサポートし、IT 能力を強化します。シスコのデータセンター サービスの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/dcservices/ を参照してください。

関連情報


Cisco NX-OS の詳細については、製品のホームページ(http://www.cisco.com/jp/go/nxos/)をご覧ください。または、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。

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