Cisco Nexus 5000 シリーズ

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチおよび 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ用 Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.1(3)N1(1)

製品速報





Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチおよび 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ用 Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.1(3)N1(1)



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Cisco® NX-OS ソフトウェアは、モジュール性、復元性、サービスアビリティを基盤として構築された、データセンター クラスの OS です。実績のある Cisco MDS 9000 SAN-OS ソフトウェアを基に開発された Cisco NX-OS は、継続的なアベイラビリティの確保に役立ち、ミッションクリティカルなデータセンター環境の標準を確立します。自己修復機能を備え、高度にモジュール化された Cisco NX-OS は、ゼロエフェクトの運用を実現し、きわめて柔軟な運用を可能にします。


Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.1(3)N1(1) は Cisco Nexus® 2248TP-E ファブリック エクステンダを導入しています。さらに、このリリースでは Cisco FabricPath および Cisco Data Center Virtual Machine ファブリック エクステンダ(VM-FEX)などの新しいソフトウェア機能がいくつか導入されており、製品ラインの柔軟性、パフォーマンス、拡張性を向上しています。Nexus Cisco NX-OS 5.1(3)N1(1) は以前の Cisco NX-OS ソフトウェア リリースでサポートされているハードウェアおよびソフトウェアすべてをサポートしています。

Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダと Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチを組み合わせると、100 メガビット イーサネット、ギガビット イーサネット、10 ギガビット イーサネット、ギガビット イーサネットと 10 ギガビット イーサネット サーバの混在環境や、イーサネットまたはユニファイド ファブリック、物理または仮想サーバ環境に、柔軟な接続オプションと、費用効果の高いアクセス レイヤ アーキテクチャを提供できます。

ハードウェア サポート


Cisco Nexus 2248TP-E ファブリック エクステンダ

Cisco Nexus 2248TP-E は、スタック対応の 1 ラックユニット(1RU)スイッチで、Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチと組み合わせて使用します(図 1)。この Cisco Nexus 2000 シリーズの新製品は、既存の Cisco Nexus 2248TP GE ファブリック エクステンダにメモリを追加します。

図 1 Cisco Nexus 2248TP-E GE ファブリック エクステンダ前面

図 1 Cisco Nexus 2248TP-E GE ファブリック エクステンダ前面


Cisco Nexus 2248TP-E は次のような機能を提供します。

  • コンパクトな 1RU フォーム ファクタ
  • 出力ポートと共有の 32 MB バッファ
  • 前面から背面への冷却は、データセンターのホットアイル/コールドアイル設計と互換性があり、すべてのスイッチ ポートはサーバ ポートとの距離を考慮してユニット背面に配置されています
  • ホットプラグ機能
  • 背面パネルの 100/1000BASE-T ホスト ポート × 24、背面パネルの 10 ギガビット イーサネット拡張 Small Form-Factor Pluggable(SFP+)アップリンク ポート × 2
  • Host PortChannel および virtual PortChannel(vPC)サポート
  • Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ 1 台あたり最大 24 の Cisco Nexus 2248TP-E ファブリック エクステンダをサポート
  • 電源側からポート側へのエアーフロー
  • デフォルト構成で二重化電源(1+1 冗長)搭載、ロード シェアリング、ホットスワップ機能(同一の電源を Cisco Nexus 2000 シリーズ プラットフォーム間で共有)
  • 冗長ファンを備えたホットスワップ可能なファン トレイ

ソフトウェア サポート


Cisco NX-OS 5.1(3)N1(1) では、Cisco NX-OS 5.0(3) までの Cisco Nexus 5000 シリーズでサポートしていたソフトウェア機能のすべてをサポートしています。Cisco NX-OS 5.1(3)N1(1) は、リリース 4.2 および 5.0 トレインの In-Service Software Upgrade(ISSU; インサービス ソフトウェア アップグレード)と互換性があります(レイヤ 3 機能を除く)。また、Cisco NX-OS 5.1(3)N1(1) では、表 1 に示す新しいソフトウェア機能もサポートします。

機能および ISSU の詳細については、Cisco NX-OS 5.1(3)N1(1) リリース ノート(本ドキュメント末尾の「関連情報」を参照)を参照してください。

表 1 Cisco NX-OS Release 5.1(3)N1(1) の新機能

ソフトウェア機能 説明
Cisco FabricPath Cisco FabricPath は、レイヤ 3 ルーティングの安定性と拡張性をレイヤ 2 スイッチングにもたらす、Cisco NX-OS の画期的な機能です。Cisco FabricPath には次のような利点があります。
  • ネットワーク運用の簡素化で運用コスト(OpEx)を大幅に削減:Cisco FabricPath ではスパニング ツリー プロトコルのコンフィギュレーションは不要です
  • 効率性と高いパフォーマンス: Equal-Cost Multipath(ECMP)をデータ プレーンで使用できるので、ネットワークが 2 つのデバイス間で利用可能なすべてのリンクを使用でき、隣接するスイッチング レイヤ間で利用可能なクロスセクション帯域幅が倍増します
  • 膨大な拡張性:Cisco FabricPath は、ファブリック エッジにおいてネットワーク内に存在する MAC アドレスのサブセットのみを学習すればよいため、スイッチされるドメインの高い拡張性が実現できます
Cisco FabricPath は Cisco Nexus 5500 スイッチ プラットフォームでのみサポートされています。
Cisco アダプタ FEX Cisco アダプタ FEX は、仮想ネットワーク インターフェイス カード(vNIC)または仮想ホスト バス アダプタ(vHBA)を単一の NIC 上にオンデマンドで作成できる革新的なサーバ接続(I/O 接続)テクノロジーを使用します。Cisco アダプタ FEX インターフェイスは親スイッチ上のローカル論理ポートです。Cisco アダプタ FEX により、1 つの物理アダプタが複数の論理アダプタとして、それが複数の物理アダプタであるかのように、サーバ OS とネットワークに示されます。デュアルポート 10 ギガビット イーサネット Cisco アダプタ FEX は、Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)標準に準拠した数百の仮想インターフェイスをサポートでき、サーバ管理者が構成できます。
Cisco アダプタ FEX は Cisco Nexus 5500 スイッチ プラットフォームでのみサポートされています。
Cisco Data Center VM-FEX Cisco Data Center VM-FEX は、仮想マシンにまでファブリックを拡大します。各仮想マシンはアダプタ上の vNIC に関連付けられ、その結果、親スイッチの仮想イーサネット(vEth)ポートに関連付けられます。この専用の仮想インターフェイスは、従来の物理インターフェイスと同様に管理、モニタ、スパンすることができます。これによりハイパーバイザでのローカル スイッチングが排除され、ホストの CPU サイクルが開放されます。
Cisco Data Center VM-FEX には 2 つの主な利点があります。
  • 簡素化されたインフラストラクチャと管理:Cisco Data Center VM-FEX は、仮想および物理アクセス レイヤを集約します。データセンター管理者は、仮想および物理両方のインフラストラクチャ全体を統合ポイントから総合的にプロビジョニング、管理、モニタ、トラブルシュートすることができます。
  • 改善されたアプリケーション パフォーマンス:Cisco Data Center VM-FEX はスループット、遅延、ジッターが重要なアプリケーションにニアベアメタルの I/O パフォーマンスを提供します。
Cisco Data Center VM-FEX は Cisco Nexus 5500 スイッチ プラットフォームでのみサポートされています。
デュアルレイヤ vPC Cisco NX-OS Release 5.1(3)N1(1) から、vPC トポロジはアクセス レイヤ内で 2 つのレイヤに拡張可能になりました。
  • ホストと Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ間の vPC
  • Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダとアップストリームの Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ間の vPC
この機能はシングルおよびデュアル接続されたサーバ ホストにわたる vPC 構成の柔軟性を高めます。
Cisco TrustSec セキュリティ Cisco TrustSec セキュリティは、次の特徴によってビジネス向けにロールベース アクセス コントロール(RBAC)の柔軟性を高めます。
  • あらゆるユーザおよびアクセス タイプ(有線、無線、VPN)向けのセキュリティ ポリシーおよびアクセス コントロールの管理を簡素化
  • ゲスト アクセスからポスチャおよびプロファイリングまで、完全なセキュリティ ライフサイクル サービスを通してあらゆるユーザのニーズに対する包括的なサポートを実現
    セキュリティ グループ タグ(SGT)およびセキュリティ グループ ACL(SGACL)サポートが Cisco Nexus 5500 スイッチ プラットフォームで利用可能になり、データセンター アクセス レイヤでのトポロジ独立の適用を可能にします。また、SGA によって RBAC を仮想デスクトップ環境に拡張します。
境界クロック機能での IEEE 1588v2 Precision Time Protocol(PTP) PTP は IEEE 1588v2 に基づいており、F1 モジュールに実装されます。この実装はネットワーク同期化のための境界クロックをサポートし、複数のスレーブに対応します。この実装により提供される精度はおよそ 50 ナノ秒(ns)です。
マルチキャスト VLAN レジストレーション(MVR) マルチキャスト VLAN レジストレーション(MVR)はレイヤ 2 スイッチが 1 つの VLAN から受信したマルチキャスト パケットを異なる VLAN にある複数のレシーバに L3 レプリケーションの必要なく送信することを可能にします。これにより、マルチキャスト ルータ上の L3 マルチキャスト レプリケーションのオーバーヘッドが減少し、結果的に L2 スイッチとマルチキャスト ルータ間のリンク用の帯域幅使用量も減少します。MVR は、Nexus 5000 および 5500 シリーズの両方でサポートされています。
コントロール プレーン ポリシング(CoPP) CoPP はスイッチのコントロールプレーンからの個別のトラフィック フローを分類し、ポリシングするために役立ちます。CoPP は、コントロールプレーンがそれらの状況を正常に処理し、真正のシステム トラフィックに対応する余裕が持てるように確約します。Nexus 5000 および 5500 シリーズでは、CoPP 実装により異なる導入環境向けの 3 つの事前定義された COPP ポリシー(デフォルト、拡張レイヤ 2、拡張レイヤ 3)が提供されます。
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)の強化 このソフトウェア リリースには次の FCoE 強化機能が追加されています。
  • SAN over VPC からのブート
Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN) Cisco Nexus 5500 スイッチ プラットフォームでは、Cisco SPAN を通して強力なネットワーク トラフィックのモニタリング機能をすでに提供しています。ERSPAN を使用することにより、モニタリング能力が一段と強化されます。モニタされているデータの送信元ポートおよび宛先ポートを、ルーテッド ネットワークまたはスイッチド ネットワーク上の別々の場所に置くことができるからです。ERSPAN は、レイヤ 3 のルーティング可能な総称ルーティング カプセル化(GRE)トンネルの、ミラーされたトラフィックをカプセル化することでこの機能を実現しています。
この機能の拡張として、ERSPAN アクセス コントロール リスト(ACL)もサポートされます。
XML インフラストラクチャの強化
  • Network Configuration(NetConf)プロトコル サポートのための拡張機能
  • 下位互換性の変更を検出するためのツール
その他の特長
  • IPv6 マネジメント スイッチ仮想インターフェイス(SVI)で Simple Network Management Protocol(SNMP)をサポート
  • 最大 8 台の syslog サーバをサポート
  • 拡張距離(ER)光ファイバをサポート


Cisco FabricPath

Cisco アダプタ FEX と Data Center VM-FEX

Cisco NX-OS 5.1(3)N1(1) は、優れた拡張性と柔軟性を仮想環境と非仮想環境の両方に提供する Cisco アダプタ FEX と Data Center VM-FEX テクノロジーを導入し、データセンター サーバ接続にオンデマンド型の、費用効果の高いソリューションを実現します。これら 2 つのテクノロジーは、統合を通したインフラストラクチャ効率改善のための基本要素として使用できます。アダプタ、ケーブル、ネットワーク ポートの使用を減らし、それに伴いネットワーク デバイス数を減らし、管理オーバーヘッドを抑制することでネットワークを簡素化し、導入コスト(CapEx)と OpEx を削減します。

Cisco アダプタ FEX

図 2 に、Cisco Nexus 5000 および 2000 シリーズとシスコ仮想インターフェイス カード(VIC)での Cisco アダプタ FEX の展開を示します。

図 2 Cisco Nexus 5000 および 2000 シリーズと Cisco VIC での Cisco アダプタ FEX の展開

図 2 Cisco Nexus 5000 および 2000 シリーズと Cisco VIC での Cisco アダプタ FEX の展開


Cisco アダプタ FEX は論理的にはサーバ内の親スイッチの拡張です。

Cisco アダプタ FEX のインターフェイスは親スイッチ上のローカル論理ポートです。Cisco アダプタ FEX は、vNIC または vHBA を単一の NIC 上にオンデマンドで作成できる革新的なサーバ接続(I/O 接続)テクノロジーを使用します。Cisco アダプタ FEX により、1 つの物理アダプタが複数の論理アダプタとして、それらが複数の物理アダプタであるかのように、サーバ OS とネットワークに示されます。デュアルポート 10 ギガビット イーサネット Cisco アダプタ FEX は、PCIe 標準に準拠した数百の仮想インターフェイスをサポートでき、サーバ管理者が構成できます。

アダプタに作成された各 vNIC および vHBA は、Cisco アダプタ FEX が接続された親スイッチ上の仮想イーサネット ポートに自動的に対応します。その後、ネットワーク管理者によって各論理インターフェイスにネットワーク プロパティが割り当てられ、高度な Quality of Service(QoS)と詳細な帯域幅割り当てを保証できます。

Cisco アダプタ FEX テクノロジーは、現在の Cisco ファブリック エクステンダ アーキテクチャの利点をサーバ NIC に拡張します。一元化した管理およびポリシー適用ポイントにより 4,000 の論理インターフェイスをサポートしながら、アーキテクチャの柔軟性と高度な拡張性を実現します。その結果、ビジネス上の利点が増大します。

アダプタ ベンダーのエコシステムが、先行標準 IEEE 802.1Qbr を使用して次のテクノロジーをサポートしています。

  • Cisco UCS™ P81E VIC は Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバでの使用向けに設計されています。
  • Broadcom

Cisco Nexus 5500 スイッチ プラットフォームと Cisco Nexus 2232PP および 2232TM 10GE ファブリック エクステンダの両方が Cisco アダプタ FEX テクノロジーをサポートしています。Cisco アダプタ FEX テクノロジーは、優れた拡張性と柔軟性を仮想環境と非仮想環境の両方に提供し、データセンター サーバ接続にオンデマンド型の、費用効果の高いソリューションを実現します。

シスコのサービスおよびサポート


シスコは、データセンターへの Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチの導入と最適化を成功させるために、各種サービスを用意しています。シスコの革新的なサービスは、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの進化を目的として、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供されます。シスコ アドバンスド サービスは、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。

Cisco SMARTnet® Service を利用すると、シスコのネットワーク専門家や高い実績を持つリソースにいつでも直接アクセスできるので、ミッションクリティカルな問題を解決できます。このサービスでは、ご使用の Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチに関して予防的診断やリアルタイムのアラートを提供する Cisco Smart Call Home サービスの機能をご活用いただけます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって投資を保護し、ネットワーク運用を最適化し、移行をサポートし、IT 能力を強化します。シスコのデータセンター サービスの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/dcservices/ を参照してください。

関連情報


Cisco Nexus スイッチの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/nexus5000/ および http://www.cisco.com/jp/go/nexus2000/ を参照してください。