データ シートCisco SFS 7000D InfiniBand サーバ スイッチCisco SFS 7000D InfiniBand サーバ スイッチは、高性能クラスタを構築するための、コスト効率が高く低遅延の 4X DDR および SDR InfiniBand スイッチングの基準となる製品です。 複雑で膨大な計算を要する問題を解決するハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)アプリケーションは、学術分野や研究分野だけでなく、企業にもビジネス上の大きなメリットをもたらすため、多くの業種に導入されています。HPC アプリケーションが普及している重要な理由の 1 つは、高速ネットワークを使用して複数の業界標準サーバをクラスタ化し、従来のスーパーコンピュータよりもはるかに少ないコストで、スーパーコンピュータのパフォーマンスを提供できることにあります。 製品の概要Cisco SFS 7000D は、価格やパフォーマンスを含めて、あらゆるサイズの高性能サーバ クラスタを構築するための理想的な製品です。Cisco SFS 7000D(図 1)は、24 の InfiniBand 4X ポートを備え、それぞれ 20 Gbps の DDR(Double Data Rate)モードまたは 10 Gbps の SDR(Single Data Rate)モードでサーバ接続を提供します。Cisco SFS 7000D は、ポート間遅延が 200 ナノ秒(ns)未満で完全にノンブロッキングの 960 Gbps帯域幅(cross-sectional bandwidth)のスイッチ ファブリックです。Cisco SFS 7000P と同様に、Cisco SFS 7000D には Cisco InfiniBand Subnet Manager が組み込まれており、コンパクトな 1 ラック ユニット(1 RU)シャーシで大規模なクラスタを実行できます。
図 1 Cisco SFS 7000D InfiniBand サーバ スイッチ 利点Cisco SFS 7000D の利点は、次のとおりです。
機能Cisco SFS 7000D には、次のような機能があります。
ファブリックの密度とスケーラビリティCisco SFS 7000D は、固定構成の 24 ポート InfiniBand スイッチで、DDR または SDR で 20 Gbps または 10 Gbps の 4X ノンブロッキング スイッチングを提供します。「トップ オブ ラック」スイッチとして理想的な製品で、他の Cisco SFS 7000 シリーズ InfiniBand スイッチとの組み合わせ、数千のノードによって非常に大規模な HPC クラスタを構成する際、アクセススイッチの機能を提供して最も要件の厳しい HPC アプリケーションをサポートします。 ハイアベイラビリティCisco SFS 7000D は、エンタープライズ クラスの信頼性を備えるように設計されており、ホットスワップ可能な冗長化された電源装置と冷却装置をサポートします。組み込みの Cisco InfiniBand Subnet Manager は、ネットワーク内の他の Cisco InfiniBand Subnet Manager との間で動作情報を常に同期します。そのため、いずれかのスイッチが故障しても、別のサブネット マネージャがアクティブなサブネット マネージャの役割を引き継ぐことができます。また、Cisco InfiniBand Subnet Manager は、パスの障害やスイッチの故障が発生した場合に迅速な再ルーティングを行い、InfiniBand ネットワークの可用性を最大に保持します。 シンプルな管理組み込みの Cisco InfiniBand Subnet Manager およびシステム管理機能を使用すると、Cisco SFS 7000D をネットワーク内に短時間で展開し、すぐに使用できる状態にすることができます。設定および保守は、充実した機能をサポートする GUI のほか、シリアル コンソール、Telnet、または SSHv2(Secure Shell Protocol Version 2)を使って CLI を利用することができます。また、これらのツールでは、リモート管理、モニタリング、診断、およびアップデートも可能です。Cisco SFS 7000D は、Cisco SFS 管理スイートを使用するか、またはSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)などの標準プロトコルを使った既存のネットワーク管理システム(どちらも SNMPv3 セキュリティをサポート)を使用して管理できます。 ファブリック インテリジェンスCisco SFS 7000D は、帯域利用率やエラー率のグラフ表示などのリアルタイムでのパフォーマンス モニタリング機能を完全にサポートし、ファブリック パフォーマンスのこれまでにないビューをシステム管理者に提供します。Cisco SFS 7000D は、コンポーネントレベルの障害を自動的に検出、分離、回復する、スイッチ内に組み込まれた包括的なファブリックおよびシャーシ管理機能を使用して、問題が発生した部分、つまり「ホット スポット」をすばやく識別し、問題を切り分けることができます。個々の FRU は、システム レベルの診断ヘルス チェックを完全にサポートしています。これらのチェックでは、すべてのコンポーネントの状態を評価して、温度や内部エラー率の上昇といった潜在的な問題を検出し、そうした異常をリアル タイムで報告して、問題が発生する前にシステム管理者に通知します。 組み込みの Cisco InfiniBand Subnet Manager は、数千のノードで構成される InfiniBand スイッチ ネットワークを管理できます。また、スタンドアロンの高性能な Cisco InfiniBand Subnet Manager を利用することで、非常に大規模なクラスタまで拡張できます。 価値Cisco SFS 7000D のシングルチップ設計は、完全にノンブロッキングの DDR(20 Gbps)および SDR(10 Gbps) 全二重パフォーマンスを、他のネットワーキング テクノロジーと比較してより安価なポート単価で提供します。Cisco SFS 7000D は、接続されているデバイスが DDR または SDR のどちらであるかを自動的に検知し、また DDR 接続と SDR 接続の間のパケット転送機能もサポートします。これによってシステム リソースの利用率を向上させ、既存の InfiniBand 4X デバイスへの投資を保護します。たとえば、Cisco SFS 7000D は、16 個の SDR サーバ接続と、InfiniBand ファブリック コアへの 8 個の DDR アップリンクをサポートできます。これにより、ノンブロッキング アップリンク機能と高密度のサーバ接続が実現します。 また、Cisco SFS 7000D は、ネットワーク管理、モニタリング、診断、および保守を簡素化する高度な組み込みシステムおよびネットワーク管理もサポートします。Cisco SFS 7000P は IBTA 1.0a および 1.1 標準に完全に準拠しており、IBTA 標準に準拠する他の InfiniBand 製品との相互運用が可能です。組み込みの Cisco InfiniBand Subnet Manager は、数千のノードで構成される InfiniBand スイッチ ネットワークを管理できます。また、スタンドアロンの高性能な Cisco InfiniBand Subnet Manager を使用することで、最大規模の InfiniBand スイッチ ネットワークをサポートするように Cisco SFS 7000D を拡張することができます。Cisco SFS 7000D(図 2)は、Cisco SFS 3000 イーサネットおよびファイバ チャネル ゲートウェイと組み合わせることで、高性能な InfiniBand サーバ クラスタと、Cisco Catalyst 6000 シリーズ スイッチ ベースの LAN および Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ ベースの SAN との間に、透過的な IP およびストレージ接続を提供します。
図 2 Cisco SFS 7000D InfiniBand サーバ スイッチ 完全なサーバ スイッチング ソリューションCisco SFS 7000D は、Cisco SFS 7000 シリーズ InfiniBand サーバ スイッチの一部です。これらのスイッチは、Cisco Catalyst 6000 シリーズ スイッチや Cisco MDS 9000 シリーズ スイッチと組み合わせることで、業界をリードする包括的なデータ センター スイッチング ソリューションを実現します。また Cisco SFS ソリューションには、統合されたイーサネットおよびファイバ チャネル ゲートウェイ モジュールと、IP over InfiniBand、MPI(Messaging Passing Interface)、SDP(Sockets Direct Protocol)、SRP(SCSCI RDMA Protocol)、uDAPL(user Data Access Provider Layer)などの上位層プロトコルをすべて備えた InfiniBand 4X DDR および SDR ホスト チャネル アダプタ(HCA)も含まれます。Cisco SFS 7000D は、他のすべての Cisco SFS 7000D および SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチと一般的なスイッチ ソフトウェアを共有しているため、既存の投資を保護しながら、成長も確実に維持できます。表 1 から表 4 では、Cisco SFS 7000D のシステム アーキテクチャ、機器仕様、環境仕様、および管理機能の詳細を示します。 製品仕様表 1 システム アーキテクチャ
表 2 機器仕様
表 3 環境仕様
表 4 管理機能
製品シリーズCisco SFS 7000D は、Cisco SFS 7000 シリーズ InfiniBand サーバ スイッチ、Cisco SFS 3000 シリーズ マルチファブリック サーバ スイッチ、Cisco InfiniBand PCI-X および PCI Express ホスト チャネル アダプタを含む、サーバ スイッチ ファミリの一部です。 発注情報シスコ製品の購入方法の詳細は、「発注方法」を参照してください。表 5 に、Cisco SFS 7000D の発注情報を示します。 表 5 発注情報
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