Cisco XR 12000 シリーズルータ

Cisco XR 12000 シリーズ ルータに関するQ&A

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Cisco XR 12000シリーズ ルータ

Q&A


Cisco XR 12000シリーズ


Q. シスコが発表した内容を教えてください。

A. シスコはCisco XR 12000シリーズを発表しました。これは、Cisco IOS® XRソフトウェアの導入による、これまでの開発の大きな成果を意味するものです。このソフトウェアは、業界初の完全モジュラ型および完全分散型のオペレーティング システムです。この発表は、Cisco 12000シリーズ プラットフォームにおけるシスコのコミットメントを実証するものです。世界中の高速インターネット トラフィックの70%以上が、Cisco 12000プラットフォーム上で稼働しています。

Q. Cisco XR 12000シリーズとは何ですか。

A. Cisco XR 12000シリーズ ルータは、市場をリードするCisco 12000シリーズに業界一の革新性を誇るCisco IOS XRソフトウェアを搭載することで、サービス プロバイダーのIP次世代ネットワークへの展開を加速させる製品です。セキュアなシステム仮想化、システムの常時稼働、マルチサービス拡張性といった特長を備えるCisco XR 12000シリーズは、スロットあたり2.5 Gbpsからn×10 Gbpsまでのキャパシティをカバーするインテリジェント ルーティング ソリューションを提供し、次世代IP/Multiprotocol Label Switching(MPLS;マルチプロトコル ラベル スイッチング)ネットワークを実現します。

Q. セキュアなシステム仮想化とは何ですか。

A. Cisco XR 12000シリーズには、Cisco IOS XRソフトウェアが搭載されています。このソフトウェアによって、単一のルータを物理パーティションと論理パーティションによって仮想的に分割(仮想化)し、パブリック サービスとプライベート サービスを分離できます。Cisco IOS XRソフトウェアは、画期的なサービス分離アーキテクチャ(SSA;Service Separation Architecture)によって、セキュアなシステム仮想化をサポートします。このアーキテクチャは、単一のルータ上で、異なるサービスのコントロール プレーンを論理的および物理的に分離する機能を提供します。サービスとお客様を互いに分離することにより、最大限のセキュリティが確保され、運用効率と管理効率が向上します。

Q. Cisco XR 12000は、システムの常時稼働をどのようにサポートしますか。

A. Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco CRS-1 Carrier Routing System-1(CRS-1)やCisco XR 12000シリーズなどのプラットフォームでの稼働に最適化されています。分散転送を実行するだけでなく、プロセスを分散処理することで拡張性を向上させています。Cisco IOS XRソフトウェアは、マイクロカーネルベースの分散オペレーティング システム インフラストラクチャをベースにしているため、数千におよぶことがある処理リソースにプロセスとサブシステムを分散できます。さらに、数百万のルート、数十万のインターフェイス、および数千のピアをサポートするために重要な最適化機能も備えています。Cisco IOS XRソフトウェアには、Nonstop Forwarding(NSF;ノンストップ フォワーディング)、Stateful Switchover(SSO;ステートフル スイッチオーバー)、In-Service Software Upgrade(ISSU;インサービス ソフトウェア アップグレード)、コントロール プレーン データ チェックポイント、サービスの分離、組み込み型管理エレメントといった機能が搭載されています。これらの機能を使用して、Cisco CRS-1およびCisco XR 12000シリーズは、統合型IP次世代ネットワークに必要なシステムの常時稼働を実現します。

Q. Cisco XR 12000は、マルチサービス拡張性をどのように実現しますか。

A. Cisco XR 12000シリーズは、プロバイダーが分散処理インテリジェンス、堅牢なQuality of Service(QoS;サービス品質)、およびマルチキャスト メカニズムを使用して、予測可能なパフォーマンスに基づいてサービスとお客様の両方の拡大に対応できるようにします。

  • Cisco IOS XRソフトウェアは、各Cisco IP Services Engine(ISE)ライン カードとシステムに搭載された追加のルート プロセッサに、その処理インテリジェンスを分散します(ラインカードについては、OSインフラストラクチャとアプリケーション、レイヤ3転送、ライン カード固有の制御機能、およびパケット操作。ルートプロセッサについては、Border Gateway Protocol[BGP]、Intermediate System-to-Intermediate System[IS-IS]など)。これにより、システムのスケーラビリティに対するソフトウェアの制限が取り除かれ、ネットワーク オペレータはシステムに搭載されたハードウェアの合計容量を最大限に利用できます。
  • 各ISEライン カードの専用キューイングASICが、お客様ごとに優れたQoSを提供し、拡張性やパフォーマンスに影響を与えることなく、ビデオ、時間の影響を受け易いデータ、および音声アプリケーションに対するジッタと遅延を阻止します。
  • マルチキャスト複製はスイッチ ファブリックにおいて処理されるため、ライン カード レベルでフレームを複製するその他のルータで発生するような、サービスの中断を招く輻輳を回避できます。

Q. Cisco XR 12000シリーズの主なコンポーネントは何ですか。

A. 投資保護の確保をベースとして開発されたCisco XR 12000シリーズは、スロットあたり2.5 Gbpsからn×10 Gbpsまでアップグレード可能なシングルシャーシのプラットフォームです。Cisco XR 12000シリーズは、統合型IP次世代ネットワーク インフラストラクチャへ移行する際に、市場をリードするCisco 12000シリーズを導入しているお客様に適切なアップグレード パスを提供します。Cisco XR 12000ルータは、Cisco 12000ルータの革新性を備えた最新のハードウェアで構成されています。このようなハードウェアには、ISEライン カード(エンジン3とエンジン5の両方)、Performance Route Processor(Cisco XR 12000および12000シリーズPRP-2)、業界でも実績のあるシャーシおよびマルチギガビット スイッチ ファブリックがあります。実績あるハードウェアの基盤と、Cisco IOSソフトウェア ファミリの最新製品であるCisco IOS XRソフトウェアが一体化されたことにより、次世代IP/MPLSネットワークに必要なキャリアクラスのスケーラビリティ、アベイラビリティ、およびサービスの柔軟性が実現します。Cisco XR 12000は、世界でもっとも広く使用されているキャリアクラスのギガビット ルータであるCisco 12000シリーズをはじめ、既に稼働中のハイエンド ルーティング システムに移行パスを提供します。

Q. Cisco XR 12000とCisco 12000はどのような関係ですか。

A. Cisco XR 12000シリーズおよびCisco 12000シリーズ ルータは、スロットあたり2.5 Gbpsからn×10 Gbpsまでのキャパシティをカバーするインテリジェントなルーティング ソリューション ポートフォリオです。これにより、キャリアクラスのIP/MPLSネットワークの実現はもとより、IP次世代ネットワークへの展開を加速できます。現在、500社以上のお客様が25,000台以上のCisco 12000シリーズ ルータをCisco IOSソフトウェアのインストール ベースで使用しています。これらのお客様の現在および将来のニーズを満たすため、シスコはCisco IOSソフトウェアと、新たなISEライン カードなどの新しいハードウェアに継続して投資していく予定です。Cisco XR 12000シリーズの導入により、統合型IP次世代ネットワーク インフラストラクチャへ移行する際に、市場をリードするCisco 12000シリーズ(インストール ベース)に円滑なアップグレード パスが提供されます。

Q. Cisco IOS XRソフトウェアとは何ですか。

A. Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco IOSソフトウェア ファミリの最新製品です。Cisco IOS XRソフトウェアは、データ/音声/映像サービスを統合する統合型IP次世代ネットワークを構築する上で必要なスケーラビリティ、アベイラビリティ、サービスの柔軟性といった要件を満たすために開発された分散型のOSです。Cisco IOS XRソフトウェアは、分散転送や分散処理による拡張を実行できるCisco CRS-1やCisco XR 12000シリーズなどのプラットフォームで稼働させるために設計され最適化されています。

Q. Cisco IOS XRソフトウェアの主なユーザは誰ですか。

A. Cisco IOS XRソフトウェアは、次世代のIP/MPLSベースのネットワーク向けに設計されています。統合型IP次世代ネットワークに必要な最大92 Tbpsまでの高度なスケーラビリティ、システムの常時稼働、ほかにはない優れたサービスの柔軟性といった要件を満たすために最適化されています。

Q. Cisco IOS XRソフトウェア オペレーティング システム アーキテクチャとは何ですか。

A. Cisco IOS XRソフトウェアは、メモリが保護されたプリエンプティブ マルチタスクおよびマイクロカーネルベースのオペレーティング システム アーキテクチャに基づいて開発されています。このアーキテクチャは、Cisco CRS-1およびCisco XR 12000シリーズのような分散処理およびマルチCPUアーキテクチャを活用するために必要なプロセスおよびスレッド分散を可能にします。 Cisco IOS XRソフトウェアでは、機能を動的にロードおよびアンロードできます。また、プロセスは専用の保護メモリ空間上で動作し、再起動が可能であり、お互いが高度な信頼できるメッセージパッシング メカニズムを通じてコミュニケートしています。さらに、Cisco IOS XRソフトウェアは、入力側と出力側の両方のライン カードで転送決定が行われる2ステージ転送アーキテクチャを実装しています。

Q. Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco IOSソフトウェアの次世代版後継製品ですか。

A. いいえ。Cisco IOS XRソフトウェアは、Cisco IOSソフトウェア ファミリの最新製品であり、IP次世代ネットワークのスケーラビリティ、アベイラビリティ、サービスの柔軟性といった要件を満たすために、Cisco CRS-1とCisco XR 12000の独自の分散処理および転送アーキテクチャをサポートする目的で設計されています。Cisco IOSソフトウェア ファミリのその他の製品の代替品ではありません。

Q. Cisco IOSソフトウェア ファミリのその他の製品にはどのようなものがありますか。

A. Release 12.3Tおよび次期バージョンのRelease 12.4からなるCisco IOS Tソフトウェアと、Release 12.2SおよびRelease 12.0SからなるCisco IOS Sがあります。

Cisco XR 12000の発注方法

Q. Cisco XR 12000の発注方法を教えてください。

A. 特別な発注手順はありません。これまでのCisco 12000製品に用意されているものと同じ発注ツールを使用してください。

Q. Cisco XR 12000のシャーシ構成を確認する方法を教えてください。

A. 次のURLのダイナミック コンフィギュレーション ツールを使用して、シャーシの製品番号を入力してください。 http://www.cisco.com/order/apollo/configureHome.html

Q. Cisco 12000とCisco XR 12000とでは製品番号は変更されましたか。

A. はい。上位のシャーシの製品番号は変更されました。たとえば、Cisco 12410 DCシャーシを発注するには、製品番号としてXR-12410/200-DCを入力してください。製品番号の一覧については、以下のURLにあるCisco XR 12000シリーズおよびCisco 12000シリーズ ルータのデータ シートを参照してください。
http://www.cisco.com/jp/product/hs/routers/xr12000/prodlit/candxr12000_ds.shtml

Q. どのCisco XR 12000の製品番号でも発注することはできますか。

A. 当初はすべてではありません。Cisco IOS XRソフトウェアRelease 3.2では、Cisco XR 12400シャーシの発注が可能です。その他のシャーシの製品番号(Cisco 12016、12010、12006、12816、および12810用)は将来のリリースで発注可能とする予定です。

Q. 新しいシャーシ構成は以前のセットアップとどのように異なるのですか。

A. シャーシ構成の変更点は次のとおりです。

  • Cisco XR 12000ルート プロセッサ オプションについては、デフォルト ルート プロセッサがCisco PRP-2(製品番号XR-PRP-2)になりました。冗長ルート プロセッサ オプションの製品番号は、XR-PRP-2/Rです。
  • Cisco XR 12000の10スロットおよび16スロット シャーシのロジカル ルータ構成がサポートされます。ルート プロセッサ オプションには、新しく追加用の補助ルート プロセッサの製品番号として、XR-PRP-2/Sが含まれます。
  • IOS XRソフトウェア オプションはすべての利用可能なCisco IOS XRソフトウェア リリースを含みます。
  • シャーシ ライン カード スロット オプションはCisco XR 12000シャーシでサポートされるすべてのライン カードを含みます。

Q. Cisco XR 12000で使用できるCisco IOS XRソフトウェアの出荷開始予定はいつですか。

A. Cisco IOS XRソフトウェア3.2を、2005年の前半に、Cisco XR 12000対応の最初のリリースとして出荷開始する予定です。出荷開始日は、Cisco.comで公開予定です。

Cisco IOS XRソフトウェアへの移行

Q. Cisco 12000シリーズ ルータからCisco XR 12000シリーズ ルータへアップグレードできますか。

A. もちろん、できます。Cisco 12000およびCisco XR 12000シリーズは投資保護をベースに開発されています。お客様が現在ご使用中のCisco 12000ハードウェアとソフトウェアのCisco XR 12000シリーズ ルータへの移行を支援するため、IOS XRアップグレード キットをご提供する予定です。アップグレードの詳細については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。

IP次世代ネットワーク

Q. IP次世代ネットワークとは何ですか。

A. シスコのIP次世代ネットワーク構想およびアーキテクチャは、サービスプロバイダーのネットワークおよびビジネスの大きな変革に向けた取り組みです。サービス プロバイダーの組織、固有のネットワーク アーキテクチャ、および将来のビジネス モデルの展開と計画を支援することで、サービス プロバイダーに継続的な対競合の優位性と利益をもたらすことを目的としています。

Q. IP次世代ネットワークの実装に関して、サービス プロバイダーのために重点的に取り組んでいることはありますか。

A. シスコのIP次世代ネットワーク構想は、アプリケーション コンバージェンス、サービス コンバージェンス、およびネットワーク コンバージェンスの3つのコンバージェンス レイヤを使用することで、単一のネットワークを有効活用する方法を示しています。サービス プロバイダーは、現在そして将来に向けて、それぞれ独自の発展を続けるネットワーク内のさまざまな場所でコンバージェンスの機会を検討し評価しています。アプリケーション コンバージェンスには、IP携帯電話やIP電話テクノロジーなど、データ/音声/映像アプリケーションを統合するお客様向けの新たなサービス提供の可能性を含んでいます。サービス コンバージェンスには、モバイル、無線、ケーブル、DSL、イーサネットなどネットワーキング メディアのテクノロジーに依存しない透過的な互換性を持ったネットワーク アクセスおよび制御が含まれます。ネットワーク コンバージェンスでは、複数のネットワークを単一のネットワーク(多くの場合IPベースのネットワークもしくはIP MPLSベースのネットワーク)として使用する方法を規定しています。



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