Cisco 1800 シリーズ サービス統合型ルータ

Cisco 1861 サービス統合型ルータ


注意:本製品は既に生産/販売を終了しております。本製品を含むシリーズ全体については Cisco 1800 シリーズ サービス統合型ルータ をご覧ください。

 

データ シート





Cisco 1861 サービス統合型ルータ



Cisco 1800 シリーズ サービス統合型ルータに、ユニファイド コミュニケーションに重点を置いた新しいプラットフォームである Cisco 1861 が加わりました。この新しいユニファイド コミュニケーション システムによって、時間や場所に関係なく安全な方法で情報にアクセスできるようになり、顧客や従業員とのコミュニケーションがより効果的かつ効率的になります。

この Cisco サービス統合型ルータは、大企業のブランチ オフィス、営業所、および中堅・中小規模企業(SMB)のオフィスで IP コミュニケーションを導入するための理想的なプラットフォームです。Cisco サービス統合型ルータ プラットフォームは、音声ゲートウェイ、呼処理、ボイスメール、自動応答、会議、トランスコーディング、セキュリティの各機能が統合された、総合的なオフィス ユニファイド コミュニケーション ソリューションです。

Cisco 1861 サービス統合型ルータ

図 1 Cisco 1861 サービス統合型ルータ


製品の概要

Cisco 1861 は Cisco 1800 シリーズ サービス統合型ルータ製品の 1 つで、大企業の小規模ブランチ オフィスや SMB に適したユニファイド コミュニケーション ソリューションです。音声、データ、ボイスメール、自動応答、ビデオ、セキュリティの各機能を備えると同時に、予定表、電子メール、CRM(顧客関係管理)プログラムなどの既存のデスクトップ アプリケーションと統合できます。このプラットフォームは管理が容易で、実績あるビジネスクラスのユニファイド コミュニケーション テクノロジーを最大限に活用し、多種多様な IP フォン、Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆交換電話網)インターフェイス、インターネット接続など、ユーザのニーズに基づく柔軟な展開モデルをサポートします。

中心となるコンポーネントには次のようなものがあります。

  • 組み込みの Cisco Unified Communications Manager Express または Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)による呼処理
  • Cisco Unity® Express による音声メッセージングおよび自動応答(オプション)
  • Power over Ethernet(PoE)に対応した統合 LAN スイッチング(Cisco Catalyst® スイッチとの組み合わせにより拡張可能)
  • さまざまな高速 WAN インターフェイス カード(HWIC)のサポート(オプション)
  • ファイアウォール、VPN、Secure Sockets Layer(SSL)、および Intrusion Prevention System(IPS; 侵入防御システム)の各機能によるセキュリティ(オプション)

統合 IP コミュニケーション

Cisco 1861 は、大企業の小規模ブランチ オフィスや SMB の IP コミュニケーションのニーズに応えることができると同時に、単一のコミュニケーション システム内で業界トップ レベルのセキュリティを提供します。Cisco 1861 には、Cisco IOS® ソフトウェアの一部として、Cisco IP Phone の呼処理を提供する Cisco Unified Communications Manager Express(CME)がデフォルトで搭載されています。このソリューションは、IP フォン(15 台まで)による統合 IP テレフォニー ソリューションの導入に関心があり、統合 WAN によるデータ接続を必要とするお客様に最適です。図 2 に、Cisco 1861 を使用する独立した業務環境での CME アプリケーションを示しています。中小規模のブランチ オフィスに Cisco 1861 を導入すると、1 つのプラットフォームでデータ、音声、および IP テレフォニーを安全に展開できます。その結果、運用が合理化され、ネットワーク コストが削減されます。

企業が社内の IP テレフォニー環境を中央サイトからリモート オフィスへと拡張する場合に、展開を成功させる重要な要素の 1 つは、リモート ブランチ オフィスでのバックアップ呼制御をサポートできるかどうかです。Cisco Unified SRST は、リモート ブランチ オフィスでの呼制御の冗長化をサポートする、コスト効果の高いソリューションです。図 3 に、Cisco 1861 と Cisco Unified SRST を示します。

図 2 Cisco Unified Communications Manager Express と Cisco 1861

図 2 Cisco Unified Communications Manager Express と Cisco 1861

図 3 Cisco Unified SRST と Cisco 1861

図 3 Cisco Unified SRST と Cisco 1861


Cisco Unity Express

オプションで組み込まれる Cisco Unity Express を使用すると、ボイスメール、デスクトップ メッセージング、および自動応答の各サービスを利用でき、カスタマー サービスの向上と、従業員の充実したコミュニケーション環境の実現に役立ちます。


デスクトップ アプリケーション向けの Cisco Unified CallConnector

Cisco 1861 は、一般的な Windows デスクトップ アプリケーションと統合することができます。これにより、大企業でしか実現できなかった生産性の向上が小規模企業でも可能になります。Cisco Unified CallConnector を導入すると、Microsoft Outlook、Internet Explorer、Microsoft Dynamics CRM、Salesfors.com CRM といった一般的なアプリケーションを Cisco Unified IP Phone に統合できます。

データ、音声、ビデオに対応した安全なネットワーク接続

あらゆるネットワークにとって、セキュリティは不可欠な要素となっています。セキュリティはネットワーク全体に組み込む必要があるので、どのようなネットワーク保護戦略においても、ルータは重要な役割を果たします。Cisco 1861 サービス統合型ルータは、高度なエンドツーエンドの統合セキュリティを備え、統合型サービスおよびアプリケーションを提供します。Cisco 1861 に Cisco IOS ソフトウェアの Advanced IP Services フィーチャ セットをオプションで搭載すると、Cisco IOS ソフトウェア ファイアウォール、侵入防御、IPsec VPN、SSL VPN、高度なアプリケーション インスペクションと制御、Secure Shell(SSH)プロトコル バージョン 2.0、Simple Network Management Protocol Version 3(SNMPv3; 簡易ネットワーク管理プロトコル)などの強力なセキュリティ機能を 1 つの安全なソリューション セットとして利用できます。また、セキュリティ機能をルータ自体に組み込むことにより、アンチウイルス用のネットワーク アドミッション コントロール(NAC)、音声/ビデオ/VPN の統合環境に高度な Quality of Service(QoS)を提供する Voice and Video Enabled VPN(V3PN)、VPN ネットワークのスケーラビリティと管理性を高める Dynamic Multipoint VPN(DMVPN)、Group Encrypted Transport(GET)VPN、および Easy VPN など、他のセキュリティ デバイスでは提供できない独自のインテリジェントなセキュリティ ソリューションを実現できます。図 4 に示すように、Cisco 1861 はミッションクリティカルなデータ、音声、ビデオの各アプリケーションを同時配信でき、ワイヤ スピードのパフォーマンスでエンドツーエンドの統合セキュリティを実現します。

図 4 サービス統合型ルータによる安全な統合 IP テレフォニー

図 4 サービス統合型ルータによる安全な統合 IP テレフォニー


LAN スイッチング

Cisco 1861 には、8 つの 10/100 PoE ポートが搭載されたマネージド イーサネット スイッチが統合されています。また、推奨の Cisco Catalyst シリーズ スイッチを接続することで、システム容量を拡張できます。

プラットフォームの機能と利点

Cisco 1861 サービス統合型ルータは、音声、データ、ビデオ、およびセキュリティを 1 つのプラットフォームに統合したオールインワン型のユニファイド コミュニケーション ソリューションです。大企業の小規模ブランチ オフィスや SMB は、設定、展開、管理が容易でシンプルなソリューションを利用して、ユニファイド コミュニケーションを実現できます。呼制御、メッセージング、およびセキュリティが 1 つのデバイスにまとめられているため、複数のサーバを追加するコストが不要で、低コストで簡単に設定や管理を行うことができます。

表 1 に、Cisco 1861 の機能と利点をまとめます。

表 1 プラットフォームの機能と利点

機能 利点

ソリューション構成

  • Foreign eXchange Office(FXO)固定構成と Basic Rate Interface(BRI; 基本速度インターフェイス)固定構成の両方を、Cisco Unified CME + Cisco Unity Express アプリケーションと Cisco Unified SRST アプリケーションの両方で提供します。(FXO 構成モデルは日本ではリリースしておりません。)
  • 各構成には適切な数の呼処理およびボイスメール用フィーチャ ライセンスが付属するため、製品構成がシンプルになっています。
  • 各構成に、適切な数の固定 Digital Signal Processor(DSP)をパッケージ化しています。

CME/SRST のアップグレード ライセンス

  • デフォルトが 8 ユーザの CME/SRST ライセンスを 15 ユーザにアップグレードできることで、柔軟性と投資の保護を実現します。ライセンス アップグレード SKU の一覧については、表 8 を参照してください。15 ユーザへのアップグレードには Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(22)T 以降が必要です。

モジュール性

  • 高速 WIC(HWIC)スロットに特定の HWIC を装着することでデータ WAN 統合を実現できます。サポートされる HWIC の一覧については、表 9 を参照してください。
  • デフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージ SP Services K9 を、より高度なイメージにアップグレード可能なオプションが用意されています。サポートされるソフトウェア イメージの一覧については、表 7 を参照してください。

QoS が適用されるイーサネット接続

  • 電源モジュールを追加することなく、最大 100BASE-T でのイーサネット接続を提供する PoE ポートに IP フォンやワイヤレス アクセス ポイントを接続できます。ほとんどの Cisco Unified IP Phone には、QoS 機能付きの 10/100 スイッチが搭載されており、PC のネットワーク接続に利用できます。
  • IP フォンおよびデスクトップ構成用に最適化された QoS を提供します。この QoS レベルにより、VoIP(Voice over IP)トラフィックが確実に優先されます。
  • 音声およびデータのトラフィックは、設定済みの VLAN 経由で伝送されます。
  • ポート セキュリティにより、ネットワークへの不正アクセスを制限します。

応答メッセージの録音:保留音(MOH)

  • 専用 MOH ポートを使って、カスタマイズした MOH メッセージを簡単に作成できます。音源を 3.5 mm ミニジャックにつなぐだけで、録音メッセージを再生できます。
  • フラッシュ メモリに保存された WAVE ファイルも使用できます。
  • MOH は、PSTN や G.711 または G.729 方式の VoIP 回線からかかってきた電話に対して保留音として再生されるオーディオ ストリームです。この音が流れることで、発信者は接続が維持されていることを確認できます。


シスコ ユニファイド コミュニケーションの機能

IP テレフォニーには、他の方法では実現できないような付加価値機能やアプリケーションがあり、それによって急激な成長をとげています。また、データ、音声、およびビデオを 1 つのネットワークに統合することによるコスト面のメリットも、このテクノロジーの急速な普及に拍車をかけています。大企業の小規模ブランチ オフィスや SMB に適した Cisco 1861 には IP テレフォニー機能が統合されているので、データ/音声/ビデオ統合の効果がさらに高まり、次のような独自の利点を提供します。

  • すべての大企業の小規模ブランチ オフィスおよび SMB のニーズに応える単一の音声/データ統合プラットフォームによるコスト効率の高い運用:信頼性が高く、堅牢な QoS と適正レベルのセキュリティ、暗号化、ファイアウォールを備えたプラットフォームにより、小規模企業のニーズに合った高度な VPN サービスを提供します。IP テレフォニー、ボイスメール、自動応答の各機能が統合され、1 台のデバイスを導入するだけであらゆるビジネス ニーズに対応できるため、管理、メンテナンス、および運用が簡素化され、総所有コスト(TCO)が削減されます。
  • 高度なキー システムと Private Branch Exchange(PBX; 構内交換機)機能:大企業のブランチ オフィスおよび SMB のワークフローはそれぞれ異なり、それぞれの業務形態に合わせた専用の機能が必要です。Cisco 1861 は、小規模オフィスに適した堅牢なテレフォニー機能を備えており、Extensible Markup Language(XML)を使って付加価値の高い独自の機能を提供します。従来のシステムでは実現できないこれらの機能により、エンド ユーザやビジネスの生産性が向上します。
  • リモートでのメンテナンスとトラブルシューティング:業界標準の Cisco IOS ソフトウェア コマンドライン インターフェイス(CLI)、または使いやすい GUI を使用して、Cisco 1861 システムを設定および管理できます。

第 1 段階の Cisco 1861 アプライアンスでは、Cisco Unified Communications Manager Express 4.2 と Cisco Unity Express 2.3 との併用による機能を使用できます。表 2 に、ユニファイド コミュニケーション機能の概要を示します。

表 2 IP テレフォニー サポート:機能と利点

機能 利点

IP フォンのサポート

オンボード PoE スイッチ ポートを使用して Cisco IP Phone への電力供給ができます。

PVDM のサポート

アナログおよびデジタルの音声、会議、トランスコーディング、および安全な Real-Time Transport Protocol(RTP)アプリケーションをオンボードでサポートします。この機能はアップグレード対象外です。

呼処理の統合

出荷開始(FCS)時には Cisco Unified Communications Manager Express(CME v4.2)が Cisco IOS ソフトウェアに組み込まれ、Cisco IP Phone の呼処理を提供します。Cisco CME は、ビジネス ユーザが一般的に使用するテレフォニー機能を提供し、中小規模のオフィスの要件に対応しています。Cisco Unified Communications Manager Express の機能の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/ccme/ を参照してください。

ボイスメールと自動応答の統合

工場出荷時のオプションとして、Cisco Unity Express v2.3 によるボイスメールと自動応答の統合ソリューションを組み込むことができます。Cisco Unity Express オプションを使用すると、最大 8 個のメールボックスと 5 個の総合対応用メールボックスを利用可能になります。Cisco Unity Express の機能の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/cue/ を参照してください。

PSTN インターフェイスのサポート

デフォルトでシステムに統合されているオンボード音声ポートには、PSTN 用、PBX 用、および FSX、FXO、BRI などのキー システム接続用のインターフェイスが含まれます。(FXO 構成モデルは日本ではリリースしておりません。)

Cisco Unified SRST

ブランチ オフィスは、集中管理された呼制御を使用すると共に、ユニファイド コミュニケーションに対する SRST 冗長機能を使用して、ローカル ブランチ バックアップをコスト効率よく実現できます。Cisco Unified SRST の機能の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/srst/ を参照してください。


セキュリティとファイアウォール:機能と利点

セキュリティは、ネットワークに不可欠な基本的要素です。シスコ製品は、お客様のアクセス エッジでセキュリティを組み込むうえで重要な役割を果たしています。Cisco 1861 サービス統合型ルータのオプションの Cisco IOS ソフトウェア セキュリティ機能は、マザーボード上のハードウェアベースの暗号化によってアクティブ化され、Cisco IOS Firewall、IPsec VPN(Digital Encryption Standard [DES]、Triple DES [3DES]、および Advanced Encryption Standard [AES])、SSL Web VPN、SSHv2.0、SNMP などの強力な機能を 1 つのソリューション セットとして提供します。表 3に、オプションのセキュリティ イメージで利用できる高度なセキュリティ機能の概要を示します。

表 3 安全なネットワーキング:機能と利点

機能 利点

Cisco IOS ソフトウェア ファイアウォール

高度なセキュリティとポリシーの適用によって、アプリケーションベースのステートフル フィルタリング(コンテキストベースのアクセス制御)、ユーザごとの認証と許可、リアルタイム アラート、透過的ファイアウォール、IPv6 ファイアウォールなどの機能を提供します。

SSL

認証、データ暗号化、およびデジタル署名を処理することで、Web 上の取引をセキュリティ保護します。

オンボード VPN 暗号化アクセラレーション

オプションのセキュリティ イメージを使用して、IPSec DES、3DES、および AES 128、192、および 256 の暗号をサポートします。

ネットワーク アドミッション コントロール(NAC)

シスコ自己防衛型ネットワーク構想の 1 つである NAC は、セキュリティ ポリシーに準拠した信頼できるエンドポイント デバイスにのみネットワーク アクセスを許可することで、ネットワークを使用して脅威を識別、阻止し、脅威に適応する能力を大幅に強化します。

MPLS(マルチプロトコル ラベル スイッチング)VPN のサポート

特定のプロバイダー エッジ機能と、Virtual Route Forwarding(VRF)ファイアウォールおよび VRF IPsec を使用して MPLS VPN ネットワークをカスタマー エッジまで拡張するメカニズムをサポートします。各サービス統合型ルータの MPLS VPN サポートの詳細については、http://www.cisco.com にアクセスして Cisco Feature Navigator ツールを参照してください。

IPS

Cisco IOS ソフトウェアによる柔軟かつ高パフォーマンスなサポートを提供します。IPS は、Cisco IDS Sensor ソフトウェアと同じ方法で、選択した Intrusion Detection System(IDS; 侵入検知システム)シグニチャをロードおよび有効化します。

高度なアプリケーション インスペクションおよび制御

Cisco IOS Firewall に搭載された HTTP および複数の電子メール インスペクション エンジンを使用して、ポート 80 および電子メール接続の悪用を検出します。

Cisco Easy VPN Remote/Server のサポート

新しいセキュリティ ポリシーを単一のヘッドエンドからリモート サイトに対してアクティブにプッシュすることで、ポイントツーポイント VPN の管理を容易にします。

DMVPN

IPsec VPN と Generic Routing Encapsulation(GRE; 総称ルーティング カプセル化)VPN を簡単かつスケーラブルな方法で構築するための、Cisco IOS ソフトウェア ソリューションです。

GET VPN

トンネルレス VPN 接続を使用することで、部分メッシュまたはフルメッシュの接続が必要な大規模なレイヤ 2 ネットワークまたは MPLS ネットワークの保護を簡素化する、Cisco IOS ソフトウェア ソリューションです。

URL フィルタリング

URL フィルタリング ソフトウェアが動作する外部の PC サーバで利用できます。

統合スイッチングでの標準 802.1x のサポート

標準 802.1x アプリケーションへのアクセスには有効なクレデンシャルが必要です。これにより保護された情報リソースへの不正アクセスと、セキュリティ保護されていないワイヤレス アクセス ポイントの展開を防止します。

Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)

グローバル IP アドレスの割り当てと管理に伴うコストを簡素化して削減します。1 つの登録 IP アドレスで、LAN インフラストラクチャ全体の全ユーザをサポートします。


所有コストと操作性:機能と利点

Cisco 1861 は、サービス統合型ルータ シリーズの多様性、統合性、機能をブランチ オフィスに提供します。このプラットフォームは多くの拡張機能を提供し、表 4 に示す複数のサービスをブランチ オフィスで実現できるよう支援します。

表 4 所有コストと操作性:機能と利点

機能 利点

CSU/DSU(チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット)、Add/Drop マルチプレクサ、ファイアウォール、モデム、圧縮、暗号化の統合

ブランチ オフィスのワイヤリング クローゼットにある一般的な通信機器を 1 つのコンパクトなユニットに統合することで、省スペース化と管理性が向上します。

Cisco IOS IP SLA(サービス レベル契約)

サービス保証の確認、ネットワーク パフォーマンスの検証によるネットワークの信頼性の向上、ネットワークの問題の予防的な特定、新しい IP サービス展開の簡易化による投資回収率(ROI)の向上を可能にします。

Cisco IOS ソフトウェアのウォーム リブート

システムのリブート時間を短縮し、Cisco IOS ソフトウェアのリブートに伴うダウンタイムを短縮します。

CiscoWorks のサポート

Web ベースの GUI による高度な管理機能と設定機能を提供します。

Cisco AutoInstall

WAN 接続を経由してリモート ルータを自動設定することで、技術スタッフを派遣するコストを節約できます。

Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM)

多くのネットワーク管理作業を自動化します。Cisco IOS ソフトウェアへの指定によって、アベイラビリティの向上、情報収集、外部システムや担当者への重大なイベントの通知が行われます。


IOS リリースのサポート

Cisco 1861 は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(11)XW 以降をサポートします。また、12.4(20)T 以降の T トレインがサポートされます。CME/SRST のユーザ ライセンスを 8 ユーザから 15 ユーザにアップグレードするには、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(22)T 以降が必要です。

まとめ

Cisco 1800 シリーズの 1 つである Cisco 1861 は、大企業の小規模ブランチ オフィスや SMB など、従業員数 15 名までのオフィスに適したオールインワン型の手頃なユニファイド コミュニケーション プラットフォームです。業界最先端の、実績あるビジネスクラスのユニファイド コミュニケーション テクノロジー(音声、データ、ビデオ、およびセキュリティ)が 1 つのプラットフォームに統合されており、Microsoft Outlook、Outlook Express、IBM Lotus Notes、CRM ソフトウェアなどの一般的に使用されるデスクトップ アプリケーションとの統合も容易です。自動応答とボイスメール、PSTN 接続とインターネット接続、アナログ電話機と FAX 機のサポートなどの機能を備えています。PoE ポートによって多様な IP フォンがサポートされます。また、Cisco 1861 サービス統合型ルータ ソリューションにより、音声、ビデオ、およびデータ ネットワーキング向けにオフィスをネットワーク化できるだけでなく、経営者や従業員は出張中や在宅勤務中も安全にオフィスに接続できます。


製品仕様

表 5 に、Cisco 1861 の仕様を示します。

表 5 Cisco 1861 のシャーシの仕様

項目 仕様

構成

デフォルトで 8 ユーザの Cisco Unified CME または SRST 構成、オプションで 15 ユーザにアップグレード可能

パッケージ タイプ

デスクトップまたはウォール マウント(オプションでラックマウント)

製品アーキテクチャ
DRAM
  • Cisco IOS ソフトウェア:256 MB
  • ボイス メッセージング:512 MB
コンパクト フラッシュ メモリ
  • Cisco IOS ソフトウェア:128 MB
  • ボイス メッセージング:1 GB、コンパクト フラッシュ
オンボード イーサネット ポート
  • 10/100 ファスト イーサネット× 1
  • 10/100 Mbps LAN × 8
  • 10/100 イーサネット拡張ポート× 1
WAN スロット

指定の Cisco HWIC 対応 HWIC スロット× 1

保留音

シングル 3.5mm オーディオ ポートまたはフラッシュ メモリに保存された WAVE ファイル

内蔵の暗号化サポート

オプションの Cisco IOS ソフトウェアで使用可能になる暗号化アクセラレータを標準でハードウェアに内蔵し、3DES や AES の暗号化をサポート

内蔵インライン PoE ポート

ベース ユニットに 10/100 PoE ポート(802.3af またはシスコ先行標準)8 個を装備(ポートの追加には Cisco Catalyst スイッチを推奨)

FXS ポート

FXS ポート× 4 を装備(拡張不可)

PSTN インターフェイス

BRI ポート× 2 を装備(拡張不可)

コンソール ポート

1: 最大 115.2 kbps

ボイスメール ポート

ボイスメールおよび自動応答用ポート× 6

導入オプション

デスクトップ、ウォール マウント、およびラックマウント(ラックマウントには、オプションのラックマウント キット [製品番号:ACS-1861-RM-19=] が必要)

電力要件
電源装置 外部
AC 入力電圧

100 〜 240 VAC

AC 入力周波数

50 〜 60 Hz

AC 入力電流

4 〜 2 A(100 〜 240 V)

AC 入力サージ電流

50 〜 100 A(100 〜 240 V)

最大インライン パワー対応

80 W

消費電力:AC(IP フォンをサポートしない場合)

  • 80 W
  • 90 W(外部 AC アダプタを含む)

消費電力:AC(IP フォンをサポートする場合)

  • 175 W
  • 180 W(外部 AC アダプタを含む)
環境仕様
動作温度 0 〜 40°C(32 〜 104°F)
動作湿度

動作時:10 〜 85%(結露しないこと)、非動作時:5 〜 95%(結露しないこと)

非動作温度

–20 〜 65°C(4 〜 149°F)

動作高度
  • 海面レベルで 40°C(104°F)
  • 1,800 m(6,000 フィート)で 31°C(87.8°F)
  • 3,000 m(10,000 フィート)で 25°C(77°F)
  • 注:1,000 フィートごとに 1.5°C(34.7°F)低下
寸法(高さ×幅×奥行)
  • 6.67 × 26.67 × 28.07 cm
  • (2.625 × 10.5 × 11.05 インチ)

電源装置の寸法(高さ×幅×奥行)

  • 4.3 × 10.16 × 19.05 cm
  • (1.7 × 4 × 7.5 インチ)
ラックの高さ
  • 1.5 RU(ラック ユニット)

重量(フル構成時)

  • 3.63 kg(8 ポンド)
電源装置
  • 1.36 kg(3 ポンド)

ノイズ レベル(最大/最小)

通常動作温度:

  • 25.6°C(78°F)未満:34 dBA
  • 25.6°C(78°F)〜 40°C(104°F):37 dBA
  • 40°C(104°F)以上:42 dBA
適合規格
安全基準
  • IEC 60950-1
  • AS/NZS 60950.1
  • CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1
  • EN 60950-1
  • UL 60950-1
耐性
  • EN 55024
  • EN 300-386
  • EN 61000-6-2
  • EN 50082-1
  • EN 55024(CISPR 24)

EMC

  • FCC Part 15、ICES-003
  • EN55022、CISPR 22
  • AS/NZS
  • CNS13438
  • VCCI V-3
  • EN 55024
  • EN 300-386
  • EN 61000-3-2
  • EN 61000-3-3
  • EN 50082-1
  • EN 55024(CISPR 24)
  • EN 61000-4-2
  • EN 61000-4-3
  • EN 61000-4-4
  • EN 61000-4-5
  • EN 61000-4-6
  • EN 61000-4-8
  • EN 61000-4-11
  • EN 61000-6-2
TELCOM
  • FXS
  • TIA-968-A3
  • CS-03 Part I
  • ACIF S002
  • ACIF S003
  • ANZ PTC200
  • ISDN BRI S/T(音声及びデータ BC)
  • TIA-968-A3
  • CS-03 Part VI
  • TBR3
  • ACIF S031
  • ANZ PTC200
  • MPMHAPT Japan Digital
  • FXO
  • TIA-968-A3
  • CS-03 Part I
  • TBR21
  • MPMHAPT Japan Analog
  • ACIF S002
  • ACIF S003
  • ACIF S004
  • ANZ PTC200
  • 保留音インターフェイス
  • ACIF S038
  • ACIF S004
  • TIA-464C


発注情報

シスコ製品の購入方法については、「購入案内」を参照してください。

Cisco サービス統合型ルータの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/isr/ を参照してください。

表 6 発注情報

製品番号 説明

C1861-SRST-B/K9

Cisco 1861、8 ユーザ SRST または CME、FXS × 4、BRI × 2、PoE × 8、SP Services、HWIC スロット

C1861-SRST-C-B/K9

Cisco 1861、8 ユーザ SRST または CME、CUE、FXS × 4、BRI × 2、PoE × 8、SP Services、HWIC スロット

C1861-UC-2BRI-K9

Cisco 1861、8 ユーザ CME、CUE、電話ライセンス、FXS × 4、BRI × 2、PoE × 8、HWIC スロット


表 7 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(11)XW 以降の Cisco 1861 ルータ用 Cisco IOS ソフトウェア イメージ

Cisco 1861 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(11)XW でサポートされるイメージ

デフォルトのイメージ:c1861-spservicesk9-mz

SP Services K9

C1861-ipvoice

IP VOICE

c1861-entservicesk9-mz

ENTERPRISE SERVICES K9

c1861-advipservicesk9-mz

ADVANCED IP SERVICES K9

c1861-adventerprisek9-mz

ADVANCED ENTERPRISE SERVICES K9


CME/SRST ユーザ ライセンスのアップグレード

Cisco 1861 サービス統合型ルータは、当初 8 ユーザのユニファイド コミュニケーション ソリューションとして提供されていました。現在はライセンスベースのアップグレードが発注可能で、8 ユーザ バージョンの Cisco 1861 サービス統合型ルータを 15 ユーザにアップグレードできます。このライセンス アップグレードをサポートする Cisco IOS ソフトウェア リリースは、12.4(22)T 以降です。Cisco 1861 をすでにご利用のお客様は、必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースを Cisco.com からダウンロードできます。

表 8 Cisco 1861 のアップグレード オプション

ソフトウェア ライセンス SKU 説明

SL1861-SRST-15U=

Cisco 1861 CME/SRST フィーチャ ライセンス アップグレード(8 ユーザから 15 ユーザ)

SL1861-SRST-C-15U=

Cisco 1861 CME/SRST + CUE フィーチャ ライセンス アップグレード(8 ユーザから 15 ユーザ)

SL1861-UC-15U=

Cisco 1861 CME/SRST + CUE + 電話ライセンス アップグレード フィーチャ ライセンス アップグレード(8 ユーザから 15 ユーザ)

L-1861-SRST-15U=

Cisco 1861 CME/SRST e-Pak ライセンス アップグレード(8 ユーザから 15 ユーザ)

L-1861-SRST-C-15U=

Cisco 1861 CME/SRST + CUE e-Pak ライセンス アップグレード(8 ユーザから 15 ユーザ)

L-1861-UC-15U=

Cisco 1861 CME/SRST + CUE + 電話 e-Pak ライセンス アップグレード フィーチャ ライセンス アップグレード(8 ユーザから 15 ユーザ)

注:スペア(表 10)とシステム SKU の両方が製品化されています。


モジュール サポート

表 9 に、HWIC スロットでサポートされる HWIC を示します。表 10には HWIC スロットでサポートされない WAN インターフェイス カードと音声インターフェイス カード(VIC)を示します。

表 9 HWIC スロットでサポートされる HWIC

製品番号 説明
T1/E1 WAN インターフェイス カード

HWIC-1T1/E1

1861 専用 CSU/DSU 統合型 1 ポート T1/E1 HWIC

シリアル WAN インターフェイス カード

HWIC-1SER

1861 専用 1 ポート シリアル HWIC

HWIC-2SER

1861 専用 2 ポート シリアル HWIC

ワイヤレス WAN インターフェイス カード

HWIC-3G-GSM

3GWWAN HWIC-HSDPA/UMTS/EDGE/GPRS-850/900/1800/1900/2100MHz
ケーブル WAN インターフェイス カード

HWIC-CABLE-E/J-2

1 ポート Euro/J-DOCSIS 2.0 ケーブル HWIC
Cisco イーサネット ルーテッドポート カード

HWIC-1GE-SFP

1 SFP スロット ギガビット イーサネット HWIC

HWIC-2FE

2 ポート 10/100 ルーテッドポート HWIC

HWIC-1FE

1 ポート 10/100 ルーテッドポート HWIC


表 10 HWIC スロットでサポートされない WIC および VIC

製品番号 説明
CSU/DSU WIC

WIC-1DSU-T1-V2

1 ポート T1/フラクショナル T1 CSU/DSU WIC

WIC-1DSU-56K4

1 ポート 4 線 56/64 kbps T1 CSU/DSU WIC

シリアル WAN インターフェイス カード

WIC-1T

1 ポート シリアル WIC

WIC-2T

2 ポート シリアル WIC

WIC-2A/S

2 ポート非同期/同期シリアル WIC

HWIC-4A/S

4 ポート非同期/同期シリアル HWIC

HWIC-8A

8 ポート非同期 HWIC

HWIC-8A/S-232

8 ポート非同期/同期 HWIC EIA-232

ワイヤレス アクセス ポイント HWIC

HWIC-AP-AG-A

AP HWIC、2 無線通信(802.11 a/b/g 用 2.4/5 Ghz 無線通信)、南北アメリカ

HWIC-AP-AG-E

AP HWIC、2 無線通信(802.11 a/b/g 用 2.4/5 Ghz 無線通信)、欧州

HWIC-AP-AG-J

AP HWIC、2 無線通信(802.11 a/b/g 用 2.4/5 Ghz 無線通信)、日本

HWIC-AP-G-A

AP HWIC、802.11 b/g 用 2.4 Ghz 無線通信、南北アメリカ

HWIC-AP-G-E

AP HWIC、802.11 b/g 用 2.4 Ghz 無線通信、欧州

HWIC-AP-G-J

AP HWIC、802.11 b/g 用 2.4 Ghz 無線通信、日本
DSL WAN インターフェイス カード

WIC-1ADSL

1 ポート ADSL over POTS WIC

WIC-1ADSL-DG

1 ポート ADSL over POTS WIC(Dying Gasp をサポート)

WIC-1ADSL-I-DG

1 ポート ADSL over ISDN WIC(Dying Gasp をサポート)

WIC-1SHDSL-V3

1 ポート G.shdsl WIC(4 回線サポート)

Cisco EtherSwitch® HWIC

HWIC-4ESW

4 ポート 10/100 BaseT イーサネット スイッチ HWIC

ISDN BRI WIC

WIC-1B-S/T-V3

1 ポート ISDN BRI、S/T インターフェイス搭載

WIC-1B-U-V2

1 ポート ISDN BRI、NT1(U インターフェイス)搭載

アナログ モデム WIC

WIC-1AM-V2

1 ポート アナログ モデム WIC(アップデート バージョン)

WIC-2AM-V2

2 ポート アナログ モデム WIC(アップデート バージョン)

音声インターフェイス カード

VIC3-2FXS/DID

2 ポート VIC-FXS/DID

VIC-4FXS/DID

4 ポート VIC-FXS/DID

VIC3-4FXS/DID

4 ポート VIC-FXS/DID

VIC2-2FXO

2 ポート VIC-FXO(ユニバーサル)

VIC2-4FXO

4 ポート VIC-FXO(ユニバーサル)

VIC2-2BRI-NT/TE

2 ポート VIC カード BRI(NT および TE)
T1、E1、G.703 VWIC

VWIC-1MFT-T1

1 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(T1)

VWIC-2MFT-T1

2 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(T1)

VWIC-2MFT-T1-DI

2 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(分岐挿入機能付き T1)

VWIC-1MFT-E1

1 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(E1)

VWIC-1MFT-G703

1 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(G.703)

VWIC-2MFT-E1

2 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(E1)

VWIC-2MFT-E1-DI

2 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(分岐挿入機能付き E1)

VWIC-2MFT-G703

2 ポート RJ-48 マルチフレックス トランク(G.703)

VWIC2-1MFT-T1/E1

1 ポート第 2 世代マルチフレックス トランク(T1/E1)

VWIC2-2MFT-T1/E1

2 ポート第 2 世代マルチフレックス トランク(T1/E1)

VWIC2-1MFT-G703

1 ポート第 2 世代マルチフレックス トランク(G.703)

VWIC2-2MFT-G703

2 ポート第 2 世代マルチフレックス トランク(G703)


サービスおよびサポート

シスコのサービスは、ネットワークとアプリケーション、そしてこれらを利用する人々を連携させることで、より大きな成果を発揮させます。ユニファイド コミュニケーション向けのサービスを利用することで、信頼感と安心感をもって安全で耐障害性に優れたインターネット テレフォニー ソリューションを体験できます。シスコとその定評あるパートナーは、中堅・中小規模企業専用の実績あるテスト済みの専門知識を、柔軟なコミュニケーション サポート ソリューションと共に提供し、コストの削減と生産性の向上を促進させます。

シスコ ユニファイド コミュニケーション サービスの詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/serv_tech/voice_and_ipc/unified.htmlを参照してください。

1 年間のハードウェア保証
Cisco 1861 の 1 年間のハードウェア保証については、http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/SL3DEN__.html (英語)を参照してください。

関連情報

Cisco サービス統合型ルータの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/isr/ を参照してください。