データ シートCisco 2600XM/2691/3700 および ISR 2800/3800 用高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールCisco 2600XM、Cisco 2691、Cisco ISR 2800 シリーズ、Cisco 3700 シリーズ、および Cisco ISR 3800 シリーズ マルチサービス アクセス ルータ用 IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュール IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールは、シスコシステムズの IP コミュニケーション ソリューション最新製品です。IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールは、高密度デジタル音声接続、高密度 WAN 接続、アナログ音声接続、およびリモート会議/トランスコーディング機能を 1 つのネットワーク モジュールで提供します。このネットワーク モジュールによって、企業、マネージド サービス プロバイダー、およびサービス プロバイダーは、PSTN(公衆電話交換網)、従来のテレフォニー機器(PBX [構内交換機]、キー テレフォン システム、アナログ電話機、FAX 機など)、および WAN を Cisco® 2600XM、Cisco 2691、Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco 3700 シリーズ、および Cisco ISR 3800 シリーズ アクセス ルータに直接接続できるようになり、IP コミュニケーション機能の利用や通話料金の節約が可能となります。IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールは、柔軟性が高く、Survivable Remote Site Telephony(SRST)を備えた Cisco CallManager システムと Cisco CallManager Express という 2 つの異なる Cisco Architecture for Voice, Video and Integrated Data(AVVID)IP テレフォニー環境で動作します。このネットワーク モジュールは、マルチサービス アクセス ルータにこれらの IP テレフォニー ソリューションを統合することで、Full Service Branch を構築するお客様に完全な IP コミュニケーション ソリューションを提供します。
図 1 2 ポート FXS VIC を搭載した NM-HDV2-2T1/E1 シスコの IP コミュニケーション ソリューションは、音声とデータを統合する手段を提供することによって、ユーザが IP テレフォニー、統合サービス、およびトール バイパスといったサービスを利用できるようにします。これらのソリューションによって、企業、マネージド ネットワーク サービス プロバイダー、およびサービス プロバイダーは、運用コストの削減や生産性の向上といった IP テレフォニーの利点を活用できます。また、シスコの IP コミュニケーション ソリューションは、Voice over IP(VoIP)(H.323、Media Gateway Control Protocol [MGCP]、Sessions Initiation Protocol [SIP]など)、Voice over Frame、Voice over ATM(VoATM)(AAL2 および AAL5 アダプテーション レイヤ)などのパケット音声テクノロジーも利用可能にします。 IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールは、シスコが提供する IP コミュニケーション ソリューションの一部であり、デジタル音声、アナログ音声、およびデータ転送機能という多用途の組み合わせを単一のネットワーク モジュールで提供します。このモジュールは、Cisco AVVID アーキテクチャの IP テレフォニー ゲートウェイとして PSTN および WAN との通信を可能にするだけでなく、IP テレフォニーへの移行の準備が整うまでの間、企業が従来のテレフォニー装置を使用してネットワークを展開することを可能にします。このモジュールには、高密度デジタル音声および WAN 接続用に最大 4 つの T1/E1 ポート、アナログ音声接続用に最大 4 ポートが装備され、リモート会議およびトランスコーディングで最大 50 セッションを利用できます。企業は、これらの豊富な機能を単一のネットワーク モジュールだけで、PSTN、従来のテレフォニー機器(PBX、キー テレフォン システム、アナログ電話機、FAX 機など)と企業 WAN への接続が実現できます。 このネットワーク モジュールには内蔵 T1/E1 ポート数がそれぞれ 0、1、2 という 3 つのモデルがあります(表 2 を参照)。各内蔵ポートは、必要に応じて T1 または E1 動作をサポートするようにソフトウェアで設定できます。また、各ネットワーク モジュールには、VIC/VWIC スロットが 1 つ装備されており、シスコの Voice/WAN Interface Card(VWIC; 音声または WAN インターフェイス カード)、または Voice Interface Card(VIC; ボイス インターフェイス カード)を搭載できます。Cisco VIC は、ネットワーク モジュールに取り付けるドータカードであり、PSTN やテレフォニー機器(PBX、キー テレフォン システム、FAX 機、電話機)へのインターフェイスを提供します。Cisco VWIC は、PBX、PSTN や WAN へのインターフェイスを提供するドータカードです。図 1 に、2 つの内蔵 T1/E1 ポートを備え、VIC/VWIC スロットに VIC2-2FXS を搭載した NM-HDV2-2T1/E1 を示します。 サポートされている Cisco VWIC には、G.703 インターフェイス カード オプションとともにドロップ アンド インサート機能を備えた 1 ポート/2 ポートの T1 および E1 インターフェイス カードが含まれます。これらのカードは、あらゆるデジタル音声に対応し、オプションで WAN 接続にも対応しています。VIC もさまざまなオプションがサポートされており、2 ポート Foreign Exchange Station(FXS)、Direct Inward Dial(DID)、Foreign Exchange Office(FXO)、Ear and Mouth(E&M)アナログ インターフェイス カード、4 ポート FXS および 4 ポート FXO カード、-40 V のファントム パワーを提供する 2 ポート ISDN BRI(基本インターフェイス)デジタル インターフェイス カードなどを使用できます。これらのカードは、あらゆるアナログ接続オプション、およびユーザ側/ネットワーク側デジタル BRI 接続などがあります。サポートされているオプションの詳細については、表 3 を参照してください。 IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールには、新しい PVDM2 パケット FAX/音声 DSP モジュールが対応します。このモジュールは、最新のデジタル信号処理テクノロジーによって、4 ~ 120 チャネルのスケーラビリティを提供します。各 NM-HDV2 ネットワーク モジュールには、最大 4 つの PVDM2 を搭載できます。IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールを Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、および Cisco ISR 3800 に搭載する場合も同様に、マザーボードに搭載済みの PVDM2 DSP モジュールと効果的に連携させることができます。企業は、展開する音声チャネルに見合った PVDM2 を最小限の数だけ搭載し、拡張に合わせて PVDM2 の数を増やすことができます。これらの新しい SIMM タイプの PVDM2 では、ソフトウェアを使用してコーデックの複雑度を高、中、またはフレックスに設定できます。デフォルト設定での複雑度はフレックスで、このモードのネットワーク モジュールは、使用可能な PVDM2 の数に応じて、コールごとに適切なコーデック(中または高)を動的にネゴシエートします。 HM-HDV2 モジュールまたはマザーボード(ISR 2811、ISR 2821、IRS 2851、および ISR 3800 に搭載)上の PVDM2 は、1 台のマルチサービス アクセス ルータに搭載された複数の IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールで共有できます。サポートされている PVDM2 モジュールについては、表 4 を参照してください。 シスコの IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールでは、リモート会議およびトランスコーディング拡張機能を利用できます。このネットワーク モジュールを使用すれば、支社にハードウェア ベースの会議リソースを提供し、簡単にマルチパーティの会議を開催できるため、WAN 経由で会議リソースを配信するコストを節約できます。しかも、同じネットワーク モジュール内にトランスコーディング リソースがあるため、WAN トラフィックの圧縮による帯域幅の消費量の削減や、異なるコーデックをサポートしているデバイス間の通信が可能となり、さらにコストを節約できます。最大 50 の 8 パーティ G.711 アドホック会議と、最大 32 の 8 パーティ マルチコーデック(G.711/G.729)アドホック会議を、単一の IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールでサポートできます。 IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールは、Cisco 2600XM、Cisco 2691、Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco 3700 シリーズ、および Cisco ISR 3800 シリーズ アクセス ルータに搭載され、Cisco IP Phone、Cisco CallManager、Cisco CallManager Express、Cisco Unity ソフトウェア、Cisco Unity Express、Cisco IP Contact Center(IPCC)、Cisco IPCC Express など、すべての IP コミュニケーション ソリューションと相互運用できます。Cisco 3745 または Cisco ISR 3845 アクセス ルータには、最大 4 つのネットワーク モジュールを搭載でき、中複雑度のコーデックで最大 480 の音声チャネルをサポートできます。IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールを、SRST(Cisco CallManager と併用)または Cisco CallManager Express と組み合わせてマルチサービス アクセス ルータに搭載すれば、支社での IP テレフォニーに最適な、シングルボックスの通信ソリューションを実現できます。表 5 に、マルチサービス アクセス ルータでサポートされているネットワーク モジュールの最大数の一覧を示します。 重要な機能と利点表 1 IP コミュニケーション デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールが提供する幅広い機能と利点
IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールには、さまざまな用途があります。下の用例では、本社の Cisco CallManager によって支社の IP Phone のコールが制御されています(図 2)。各支社は SRST によって強化されているため、WAN がダウンしたり、Cisco CallManager への接続が切断されたりした場合でも、支社の基本的なテレフォニー サービスは維持されます。IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールは、支社に配置されたシスコの Full Service Branch ルータに搭載されます。支社間および支社と PSTN 間では、頻繁に音声通信が発生します。そのため、支社間の音声コールには VoIP を利用し、WAN 経由でルーティングすることによって、テレフォニー コストを節約しています。また NM-HDV2-2T1/E1 を使用して、音声およびデータ接続の両方に T1 WAN アクセスを提供しています。外部へのコールには、T1 PSTN アクセスが使用されます。さらに、NM-HDV2-2T1/E1 上の VIC/VWIC スロットに VIC-4FXS/DID を搭載し、アナログ電話機と FAX 機を接続しています。
図 2 Full Service Branch に NM-HDV-2T1/E1(VIC-4FXS/DID 搭載)と SRST を使用した IP テレフォニーの例 表 2 シスコの IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュール
表 3 IP コミュニケーション高密度デジタル音声ネットワーク モジュール用の VIC/VWIC オプション
表 4 IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールでサポートされている PVDM2 パケット FAX/音声 DSP のタイプと密度
1 サポートされている高複雑度のコーデックは、G.711、G.726、G.729、G.723.1、G.728、GSM-EFR、および FAX リレーです。 表 5 プラットフォームに搭載できるネットワーク モジュールの最大数
表 6 IP コミュニケーション高密度デジタル音声/FAX ネットワーク モジュールの機能の概要
1 リモート会議/トランスコーディング機能は、2600XM、2691、および 3700 プラットフォームについては Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(8)T 以上で、ISR 2800 プラットフォームについては 12.3(8)T4 以上で、ISR 3800 プラットフォームについては 12.3(11)T 以上でサポートされます。 その他の機能Cisco IOS ソフトウェアおよびプラットフォームのサポート
ネットワーク管理のサポート
ソフトウェアおよびメモリ要件表 7 Cisco IOS ソフトウェアのバージョン
フラッシュおよび DRAM メモリの最小要件は、Cisco IOS ソフトウェアのリリース ノートを参照して確認してください。 環境仕様:
ネットワーク モジュール(NM)の仕様表 8
VIC の仕様VIC の仕様については、次のデータ シートを参照してください。 http://www.cisco.com/jp/product/hs/routers/c3600/prodlit/guido_ds.shtml VWIC の仕様VWIC の仕様については、次のデータ シート『デジタル T1/E1 パケット音声トランクネットワークモジュール』を参照してください。 http://www.cisco.com/jp/product/hs/routers/c2600/prodlit/st1e1_ds.shtml 表 9
ホモロゲーションIP コミュニケーション高密度デジタル音声ネットワーク モジュールは、下の表に記載されている国で認可されています。特に明記されていないかぎり、これらの認可は構外および構内接続に対するものです。その他の国の認可については、現在進行中です。 表 10
1 CE(欧州コミュニティ)諸国:オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、アイルランド、イタリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

