シスコ音声モジュールおよびインターフェイス カード

音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール

データ シート





音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール


音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール(EVM-HD)は、PSTN(公衆交換電話網)や既存のテレフォニー機器の Cisco® ISR(Integrated Services Router)2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、および Cisco ISR 3845 への収容を可能にします 。この高密度拡張モジュールは、最大で合計 24 の音声および FAX セッションをサポートし、アナログ(Foreign Exchange Station [FXS]、Direct Inward Dialing [DID]、Foreign Exchange Office [FXO])、およびデジタル(Basic Rate Interface [BRI; 基本インターフェイス])のコール キャパシティ要件が必要とされるネットワークに最適です。


製品概要

音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール(EVM-HD)(図 1 参照)は、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、および Cisco ISR 3845 に搭載する、業界最先端の音声および FAX インターフェイス モジュールです。このモジュールは、H.323、Media Gateway Control Protocol(MGCP)、Session Initiation Protocol(SIP)、Voice over Frame Relay(VoFR)のほか、ATM Adaptation Layer 2(AAL2; ATM アダプテーション レイヤ 2)、AAL5 を含む Voice over ATM(VoATM)をサポートしており、これらの技術を使った Voice over IP(VoIP)をサポートすることでパケット音声通信を可能にします。この高密度拡張モジュールを搭載した Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、Cisco ISR 3845 ルータは、PSTN および既存のテレフォニー機器(PBX、キー システム、アナログ電話、アナログ FAX 機など)を標準のアナログ インターフェイス(FXS、DID、FXO)およびデジタル インターフェイス(BRI)を使って接続できます。また、シスコの IP テレフォニー ソリューションにおいて、テレフォニー トール バイパス、新たなパケット テレフォニー アプリケーション、完全なゲートウェイ統合機能をサポートします。音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュールは、最大で合計 24 の音声および FAX セッションをサポートするため、アナログおよび BRI のコール キャパシティ要件が必要とされるネットワークに最適です。

図 1. 音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール

図 1 音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール

音声/FAX 対応 高密度拡張モジュールは、以下のコンポーネントで構成されています。

  • 8 ポート拡張モジュール(製品番号 EVM-HD-8FXS/DID) - ベースボードに 8 ポートが搭載され、各ポートは FXS または DID シグナリング用に設定できます。
  • 音声および FAX 拡張用モジュール:
    • BRI(NT および TE)をサポートする、4 ポート搭載の拡張用モジュール(製品番号 EM-4BRI-NT/TE)
    • FXS をサポートする、8 ポート搭載の拡張用モジュール(製品番号 EM-HDA-8FXS)
    • FXO をサポートする、6 ポート搭載の拡張用モジュール(製品番号 EM-HDA-6FXO)
    • FXS ポート 3 基、および FXO ポート 4 基の合計 7 ポート搭載の拡張用モジュール(製品番号 EM-HDA-3FXS/4FXO)

シスコ高密度拡張モジュールのベースボードに拡張用モジュールを追加することで、音声および FAX セッションのキャパシティを拡大できます。シスコ高密度拡張モジュールは、モジュラ型設計を採用することで、きわめて柔軟なプラグイン機能を実現しています。任意の組み合わせによる最大 2 つの拡張用モジュールを追加できるので、特定のパケット テレフォニー ネットワーク形態に合わせた最適な構成が可能になります。

シスコ高密度拡張モジュールは、Cisco CallManager と Survivable Remote Site Telephony(SRST)の構成、または Cisco CallManager Express(CME)に対してゲートウェイサービスを実現します。このゲートウェイ サービスにより、ユーザは既存のレガシー テレフォニー機器への投資を活かしたまま、IP テレフォニーの導入および統合を可能にするネットワーク構成が実現できます。このようなネットワークでは、従来のテレフォニー機器および IP テレフォニー端末のどちらとでも接続可能であり、どこからでも音声、ビデオ、および多種のデータを利用できます。

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 拡張音声モジュール スロット

シスコ高密度拡張モジュールは、Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 の Extension Voice Module(EVM)スロットに搭載できます。このため、Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 のネットワーク モジュール スロットを占有することなく、音声サービスや密度を拡張できます。

Cisco ISR 3825 および Cisco ISR 3845 ネットワーク モジュール スロット

シスコ高密度拡張モジュールは、Cisco ISR 3825 および Cisco ISR 3845 の任意のネットワーク モジュール スロットまたは拡張ネットワーク モジュール スロットに搭載できます。Cisco ISR 3825 では 1 つの、Cisco ISR 3845 では 1 つまたは 2 つのシスコ高密度拡張モジュールがサポートされます。

シスコ高密度拡張モジュールの DSP リソース

パケット音声 Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)(PVDM2s)は、シスコ高密度拡張モジュールのベースボードと拡張用モジュールと一緒に動作します。PVDM2 は、複数の音声コーデック、FAX、会議、およびトランスコーディング サービスをサポートします。PVDM2 は単体で発注することができ、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、および Cisco ISR 3845 内の DSP モジュール スロットに搭載されます。Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、または Cisco ISR 3845 とシスコ高密度拡張モジュールを最初に発注する際には、適切な個数の PVDM2 もあわせて発注する必要があります。


アプリケーション

表 1 は、シスコ高密度拡張モジュールと拡張用モジュール、およびそれぞれのアプリケーションを示します。

表 1 シスコ高密度拡張モジュールのベースボードおよび拡張用モジュール

製品番号 説明
EVM-HD-8FXS/DID

8 つの FXS および DID ポートを搭載する、音声/FAX 対応 高密度拡張モジュールです。ベースボード モジュールの各ポートは、FXS または DID シグナリング用に設定できます。隣接するポート間では同一の設定を共有し、インピーダンスの設定ミスマッチを防ぐ必要があります。あるポートのインピーダンス設定を変更すると、隣接するポートのインピーダンス設定も変更されます(隣接ポートの組み合わせ:0 と 1、2 と 3、4 と 5、6 と 7)。

FXS インターフェイスは、構内にある標準の電話機や FAX 機などを接続し、呼出音、電圧、および発信音を供給します。FXS モードでは、ループスタートおよびグラウンドスタート シグナリングがサポートされます。セントラル オフィスからの DID トランクは、シスコ高密度拡張モジュールのベースボードに接続して構外接続を実現できます。DID モードでは、即時、遅延ダイヤル、およびウィンクスタート シグナリングがサポートされます。

最大 2 つの拡張用モジュールを任意の組み合わせで追加することで、シスコ高密度拡張モジュール ベースボードの音声および FAX のキャパシティを拡大できます。
EM-4BRI-NT/TE 4 ポート搭載の BRI 音声/FAX 拡張用モジュールであり、各ポートは NT または TE モード用に設定できます。このモジュールは、ネットワーク側または端末側のいずれかを複製することで、ISDN S/T ネットワークへの接続を可能にします。NT モードでは、ポートは ETSI(欧州通信規格協会)の NET3 および QSIG スイッチ タイプに準拠した PBX との PSTN インターフェイスを複製します。TE モードでは、ポートは他のシスコシステムズの製品と同じ ISDN プロトコルをサポートします。これにより、ISDN S/T ネットワークへの接続、または外部 NT1 を経由した ISDN U インターフェイスへの接続を実現します。このモジュールでは、ISDN PBX との 4 つの構内 S/T BRI トランク接続が可能になります。
EM-HDA-8FXS 8 ポート搭載の FXS 音声/FAX 拡張用モジュールです。標準の電話機や、FAX 機などの機器を接続するための構内 FXS シグナリングを提供し、呼出音、電圧、および発信音を供給します。FXS モードでは、ループスタートおよびグラウンドスタート シグナリングがサポートされます。このモジュールでは FXS シグナリングだけがサポートされ、DID はサポートされません。この拡張用モジュールは、シスコ高密度アナログ音声/FAX ネットワーク モジュール(製品番号 NM-HDA-4FXS)と組み合わせて使用することもできます。
EM-HDA-6FXO 6 ポート搭載の FXO 音声/FAX 拡張用モジュールであり、セントラル オフィスへの構外接続を提供します。このモジュールは、FXO 電力フェールオーバーをサポートします。この機能は、ルータへの電力供給が失われた場合に、FXO ポートと特殊な「緊急用」電話機とを接続するメタリック回線を有効にし、PSTN との直接回線を実現します。
EM-HDA-3FXS/4FXO 3 基の FXS ポートおよび 4 基の FXO ポート搭載の音声/FAX 拡張用モジュールです。標準の電話機や FAX 機などの機器を接続するための構内 FXS シグナリングを提供し、呼出音、電圧、および発信音を供給します。また、FXO ポートにより、セントラル オフィスとの構外接続も実現できます。FXS モードでは、ループスタートおよびグラウンドスタート シグナリングがサポートされます。DID はサポートされていません。また、FXO ポートでは FXO 電力フェールオーバー機能はサポートされません。


表 2 は、音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュールの DSP リソースを示します。

表 2 シスコ高密度拡張モジュールの DSP リソース

モジュール 説明

PVDM2-8

PVDM2-16

PVDM2-32

PVDM2-48

PVDM2-64

PVDM2 モジュールは、シスコ高密度拡張モジュール(EVM-HD)のベースボードと拡張用モジュールに対し、DSP 中央リソースを提供します。PVDM2 モジュールは単体で発注することができ、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、および Cisco ISR 3845 内の DSP モジュール スロットに搭載されます。


詳細については、PVDM2 DSP のデータシート『High-Density Packet Voice Digital Signal Processor Module for Cisco IP Communications Solution』を参照してください。URL は次のとおりです。http://www.cisco.com/warp/public/cc/pd/ifaa/ifpz/ggethifpz/prodlit/pvdm3_ds.htm

表 3 は、PVDM2 でサポートされるコール複雑度とコーデックを示します。

表 3 PVDM2 DSP モジュールでサポートされるコール複雑度とコーデック

コール複雑度 サポートされる標準コーデック
高複雑度 G.711 a-law、mu-law:G.726 @ 32k、24k、16k:G.729、A、B、AB:G.723.1 @ 5.3k、6.3k:G.728、GSMFR、GSMEFR、クリア チャネル コーデック、FAX リレー
中複雑度 G.711 a-law、mu-law:G.726 @ 32k、24k、16k:G.729A、AB:クリア チャネル コーデック、FAX リレー
低(柔軟)複雑度 G.711 a-law、mu-law



主な機能と利点

表 4 は、音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュールの主な機能と利点を示します。

表 4 シスコ高密度拡張モジュールの主な機能と利点

機能 利点
Voice over IP(VoIP)、Fax over IP(FoIP) レイヤ 3 の IP トラフィックの通信にはあらゆるレイヤ 1 またはレイヤ 2 媒体(ISDN、専用線、シリアル接続、フレーム リレー、イーサネット、トークン リング、ATM)を利用できるため、音声トラフィックと FAX トラフィックを独立して伝送できます。
Voice over Frame Relay(VoFR)、Fax over Frame Relay(FoFR) 音声や FAX のトラフィックをフレームリレー ネットワーク上でルーティングする必要のあるアプリケーションには、FRF.11 および FRF.12 VoFR、およびフラグメンテーションの利点を活用できます。このソリューションには、Cisco IOS® ソフトウェアだけが備える音声品質維持機能も利用されています。
Voice over ATM(VoATM) VoATM は、AAL2 または AAL5 カプセル化技術を利用して、音声を ATM ネットワーク上で伝送する仕組みです。音声を直接伝送する手段として、既存の ATM ネットワークを活用できます。ATM 上で伝送する VoIP も実現できます。
接続トランク 接続トランクはタイラインを置き換える構造であり、通話時(デジタル同士、デジタルとアナログ間、またはアナログ同士)のみ帯域幅を消費します。
Local Voice Busy-Out(LVBO) ルータとの WAN または LAN 接続がダウンしたとき、PBX または PSTN との任意の音声トランク回線を自動的にビジーアウトする機能です。この機能を使用すると、遠端側のトランク接続(接続トランクとして設定されている場合)をビジーアウトすることもできます。
発信者 ID サポート アナログ FXS 音声ポートに接続された電話機への発信者 ID を、ポート単位で設定できます。必要に応じて、コール単位の非ブロッキング モードを使用することもできます。この機能は、アナログ電話、PSTN、PBX、Cisco CallManager、CME、および H.323 端末(Microsoft NetMeeting、IP Phone など)に対応しています。
Response Time Reporter(RTR)によるコール アドミッション コントロール IP インフラ上でコールを確立する前に、RTR を使用して、レイテンシ、遅延、およびジッタを検出し、リアルタイムで Impairment/Calculated Planning Impairment Factor(ICPIF)を計算する機能です。RTR パケットは音声パケットをエミュレートし、ネットワークのなかで音声と同じプライオリティで処理されます。したがって、データ パケットや ping パケットより優れた遅延測定が可能です。
同一ポートでの音声および FAX 伝送 各ポートは、音声と FAX のどちらのトラフィックにも使用できます。専用のポートを確保する必要はありません。
既存の電話機、FAX、PBX、キー システムとの相互運用 ユーザは新たにトレーニングを受ける必要はありません。
コール制御シグナリング この機能は H.323 バージョン 1、2、3、4、MGCP バージョン 0.1、1.0、および SIP コール制御プロトコルをサポートします。シスコ高密度拡張モジュールは、H.323 プロトコルを使用する Cisco CallManager リリース すべてに対応します。MGCP バージョンでは、Cisco CallManager リリース 3.3(5)、リリース 4.0(2)、および リリース 4.1 には、シスコ高密度拡張モジュール サポートが追加されています。CME リリース 3.1 でも同様にサポートされます。シスコ音声/FAX モジュールは、新たに開発された多くの音声およびビデオ会議アプリケーションとの相互運用が可能です。
高性能 DSP アーキテクチャ PVDM2 モジュールをシスコ高密度拡張モジュールのベースボードおよび拡張用モジュールと組み合わせて使用すると、レイテンシをきわめて低い値に抑えることができます。これは、高品質の音声および FAX サービスに不可欠です。また、この DSP アーキテクチャでは、あらゆる重要機能をソフトウェアによって処理できます。したがって、コードの更新、スケーラビリティ、および新機能を簡単に実現できます。PVDM2 の特徴は最新 DSP 技術の採用であり、会議およびトランスコーディング機能、DSP 単位の高度なコール密度、より柔軟な DSP 単位のチャネル割り当てをサポートします。
G.729、G.729A/B、G.711 などの ITU 標準コーデック これらの標準ベースの圧縮技術は、IP、フレームリレー、および ATM 上での音声伝送を実現します。G.711 は標準の 64 kbps PCM 変調であり、mu-law または a-law のいずれかを使用します。サポートされるコーデックの一覧については、表 3 を参照してください。
無音圧縮と音声アクティビティ検出(VAD) 音声が発生している間だけ帯域幅を使用する技術です。通話中、音声が発生していない時間(通話時間の約 50%)は、帯域幅は別のトラフィックに使用されます。
コンフォート ノイズ生成 音声ネットワーク上で、より高品質の通話をシミュレートします。これにより通話者は、音声パケットが伝送されていない間でも、接続が維持されていることがわかります。
ダイヤルプラン マッピング ダイヤルした VoIP 電話番号を IP アドレスに自動マッピングする機能であり、設定と管理を単純化できます。
Dual Tone MultiFrequency(DTMF; デュアル トーン多重周波数)トーン処理 ボイス メールと Interactive Voice Response(IVR)システムにアクセスするための機能です。
FAX およびモデム パススルー この機能により、FAX およびモデム トラフィックが音声ポートを通過できます。
FAX リレー FAX リレーは、パケット ネットワーク上で FAX を伝送するための、より強力なプロトコルを提供する機能です。FAX プロトコル T.38 および T.37 がサポートされます。
国別シグナリング ユーザに通常の電話信号を透過的に伝送する機能です。これにより、新技術の導入が可能になります。
自動呼び出しと Private Line Auto Ringdown(PLAR; 専用回線自動リングダウン) 発信者が受話器を上げた時点で、相手の電話が自動的に着信音を鳴らすように設定できる機能です。
ハント グループ 最初に利用可能になった回線にコールを自動転送する機能です。
バッテリ極性反転検知と監視開始 バッテリ極性反転による切断監視および遠端応答監視は、強力な切断監視機能です。この機能は、特に FXS および FXO インターフェイスでのループスタート シグナリングに有効です。
切断監視 ループスタートなどのシグナリング プロトコルには、コール開始の際、接続が確立されないうちにコールが切断されたことを迅速に検出する機能がありません。切断監視機能はこれをただちに判別し、貴重なリソースを他のコールのために解放します。



製品仕様

表 5 は、8 ポート FXS および DID 高密度拡張モジュール ベースボードの仕様を示します。

表 5 8 ポート FXS および DID 音声/FAX 拡張モジュール ベースボード(製品番号 EVM-HD-8FXS/DID)の仕様

項目 説明
ソフトウェア互換性 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(8)T4 以上
メモリ要件 フラッシュ メモリおよびシステム メモリの最小要件については、Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートを参照してください。
EMC 適合規格 FCC クラス A デバイス、CE クラス A
安全性適合規格 UL 60950、EN 60950、AS/NZS 60950、IEC 60950
Network Equipment Building System(NEBS)適合規格 この製品は、NEBS レベル 3(GR-63 および GR-1089、タイプ 1/3)に準拠して設計されています。現在、公式 NEBS 認定試験を実施中であり、準拠内容については試験が完了次第公開する予定です。
物理コネクタ RJ-21 コネクタ× 1
RJ-21 配電盤

シスコ以外の製品またはサービスについての記述は、情報提供のみを目的としており、保証や推奨を意味するものではありません。

配電盤は通常、複数のケーブル ベンダーおよびネットワーク アダプタ ベンダーから市販されています。Black Box 社のパッチパネルなどの任意の製品を選択してください。Black Box 社のパッチパネルは、RJ-11 および RJ-45 のあらゆる組み合わせに対応できるので、拡張用モジュール(アナログまたはデジタル)をきわめて柔軟にアップグレードできます。Black Box 製パッチパネルは、メーカーから直接購入することも、また国によっては再販業者または代理店から購入することもできます。

Black Box Corporation:http://blackbox.com/

テクニカル サポートと発注:724 746-5500

Black Box 製品番号:JPM2194A

説明:音声/FAX 対応 高密度アナログ/デジタル拡張モジュール(EVM-HD)用の配電盤

スペア スペア製品番号:EVM-HD-8FXS/DID=
拡張用モジュール シスコ高密度拡張モジュール ベースボードには、0 ~ 2 つの拡張用モジュールを任意に組み合わせて実装できます。
DSP リソース PVDM2 は、シスコ高密度拡張モジュールのベースボードと拡張用モジュールに対し、DSP 中央リソースを提供します。PVDM2 は単体で発注することができ、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、および Cisco ISR 3845 内の DSP モジュール スロットに搭載されます。
DID シグナリング モード 即時、遅延ダイヤル、ウィンクスタート
DID ループ抵抗 最大 1800 Ω(終端装置を含む)
切断監視 電力抑制(発信側制御、遠端の切断)
発信者 ID 周波数偏移変調データのオンフック伝送
FXS ループ抵抗 最大 600 Ω(電話機または終端装置を含む)
オンフック電圧 -44 V
呼出音 国別要件に応じて設定可能
呼出電圧 40 Vrms、5 REN、25 Hz(周波数は設定可能)
呼出周波数 25 Hz および 50 Hz
アドレス シグナリング形式

インバンド DTMF

アウトバンド パルス(10 pps)

FXS シグナリング形式 ループスタートおよびグラウンドスタート


表 6 8 ポート FXS 音声/FAX 拡張用モジュール(製品番号 EM-HDA-8FXS)の仕様

項目 説明
ソフトウェア互換性 シスコ高密度拡張モジュール ベースボードとともに使用する場合は Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(8)T4 以上
メモリ要件 フラッシュ メモリおよびシステム メモリの最小要件については、Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートを参照してください。
インターフェイス タイプ FXS
EMC 適合規格 FCC クラス A デバイス、CE クラス A
安全性適合規格 UL 60950、EN 60950、AS/NZS 60950、IEC 60950
NEBS 適合規格 NEBS レベル 3(GR-63 および GR-1089、タイプ 2/4)に準拠
スペア EM-HDA-8FXS=
FXS ループ抵抗 最大 600 Ω(電話機または終端装置を含む)
オンフック電圧 -54 V
呼出音 国別要件に応じて設定可能
呼出電圧 40 Vrms、5 REN、25 Hz(周波数は設定可能)
呼出周波数 25 Hz および 50 Hz
アドレス シグナリング形式 インバンド DTMF
アウトバンド パルス(10 pps)
シグナリング形式 ループスタートおよびグラウンドスタート
物理コネクタ なし。各ポートは、シスコ高密度拡張モジュール ベースボード上の RJ-21 コネクタから接続されます。


表 7 は、4 ポート BRI 拡張用モジュールの仕様を示します。

表 7 シスコ 4 ポート BRI 音声/FAX 拡張用モジュール(製品番号 EM-4BRI-NT/TE)の仕様

項目 説明
ソフトウェア互換性 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(8)T4 以上
メモリ要件 フラッシュ メモリおよびシステム メモリの最小要件については、Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートを参照してください。
インターフェイス タイプ S/T BRI
EMC 適合規格 FCC クラス A デバイス、CE クラス A
安全性適合規格 UL 60950、EN 60950、AS/NZS 60950、IEC 60950
NEBS 適合規格 NEBS レベル 3(GR-63 および GR-1089、タイプ 2/4)に準拠
現在、公式 NEBS 認定試験を実施中であり、準拠内容については試験が完了次第公開する予定です。
スペア EM-4BRI-NT/TE=
アドレス シグナリング形式 ISDN またはインバンド DTMF
ITU 適合規格 ITU-T I.430、Q.920、Q.921、Q.930、Q.931
インターフェイス 4 ワイヤ ユーザ側 S/T、または 4 ワイヤ ネットワーク側 S/T。NT の選択により、オプションで最大 25 mA @ -40 V のループ電力を供給できます。
ISDN デジタル アクセス S/T BRI 2B+D
物理コネクタ なし。各ポートは、シスコ高密度拡張モジュール ベースボード上の RJ-21 コネクタから接続されます。


表 8 は、6 ポート FXO 拡張用モジュールの仕様を示します。

表 8 シスコ 6 ポート FXO 音声/FAX 拡張用モジュール(製品番号 EM-HDA-6FXO)の仕様

項目 説明
ソフトウェア互換性 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(11)T 以上
メモリ要件 フラッシュ メモリおよびシステム メモリの最小要件については、Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートを参照してください。
インターフェイス タイプ FXO
EMC 適合規格 FCC クラス A デバイス、CE クラス A
安全性適合規格 UL 60950、EN 60950、AS/NZS 60950、IEC 60950
NEBS 適合規格

NEBS レベル 3(GR-63 および GR-1089、タイプ 2/4)に準拠

現在、公式 NEBS 認定試験を実施中であり、準拠内容については試験が完了次第公開する予定です。

スペア EM-HDA-6FXO=
アドレス シグナリング形式

インバンド DTMF

アウトバンド パルス(10 pps)

シグナリング形式 ループスタートおよびグラウンドスタート
トーン切断監視 600 Hz 未満のプログレス トーンによりコールを切断
バッテリ極性反転検知 バッテリ極性反転が生じた場合に、切断監視と遠端応答監視による検知を実施
停電による切断 600 ミリ秒を超える停電発生時にコールを切断
物理コネクタ なし。各ポートは、シスコ高密度拡張モジュール ベースボード上の RJ-21 コネクタから接続されます。


表 9 は、3 ポート FXS および 4 ポート FXO 拡張用モジュールの仕様を示します。

表 9 シスコ 3 ポート FXS および 4 ポート FXO 音声/FAX 拡張用モジュール(製品番号 EM-HDA-3FXS/4FXO)の仕様

項目 説明
ソフトウェア互換性 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(11)T 以上
メモリ要件 フラッシュ メモリおよびシステム メモリの最小要件については、Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートを参照してください。
インターフェイス タイプ FXS および FXO
EMC 適合規格 FCC クラス A デバイス、CE クラス A
安全性適合規格 UL 60950、EN 60950、AS/NZS 60950、IEC 60950
NEBS 適合規格

NEBS レベル 3(GR-63 および GR-1089、タイプ 2/4)に準拠

現在、公式 NEBS 認定試験を実施中であり、準拠内容については試験が完了次第公開する予定です。

スペア EM-HDA-3FXS/4FXO=
アドレス シグナリング形式

インバンド DTMF

アウトバンド パルス(10 pps)

シグナリング形式 ループスタートおよびグラウンドスタート
FXS ループ抵抗 最大 600 Ω(電話機または終端装置を含む)
FXS オンフック電圧 -44 V
FXS 呼出音 国別要件に応じて設定可能
FXS 呼出電圧 40 Vrms、5 REN、25 Hz(周波数は設定可能)
FXS 呼出周波数 25 Hz および 50 Hz
トーン切断監視 600 Hz 未満のプログレス トーンによりコールを切断
バッテリ極性反転検知 バッテリ極性反転が生じた場合に、切断監視と遠端応答監視による検知を実施
停電による切断 600 ミリ秒を超える停電発生時にコールを切断


表 10 DSP 仕様 - シスコ高密度拡張モジュール対応 PVDM2-8、16、32、48、64 DSP モジュール

項目 説明
ソフトウェア互換性 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(8)T4 以上
EMC 適合規格 FCC クラス A デバイス、CE クラス A
スペア

PVDM2-8=

PVDM2-16=

PVDM2-32=

PVDM2-48=

PVDM2-64=

DSP 数

PVDM2-8(低密度 DSP × 1)

PVDM2-16(DSP × 1)

PVDM2-32(DSP × 2)

PVDM2-48(DSP × 3)

PVDM2-64(DSP × 4)

高複雑度コール数 DSP あたり 6
中複雑度コール数 DSP あたり 8
低(柔軟)複雑度コール数 DSP あたり 16
物理コネクタ PVDM2 は単体で発注することができ、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、Cisco ISR 3825、および Cisco ISR 3845 内の DSP モジュール スロットに搭載されます。



認定規格

音声/FAX 対応高密度アナログ/デジタル拡張モジュールは、構外接続(DID および FXO)および構内接続(FXS および BRI)に対し、表 11 に示す各国の認可を受けています。これ以外の国における認可手続きも現在進行中です。表 11 以外の国における認可手続きの状況については、以下の Web サイトを参照してください。

http://tools.cisco.com/cse/prdapp/jsp/externalsearch.do?action=externalsearch&page=EXTERNAL_SEARCH

表 11 通信認可(これ以外の国における認可手続きは現在進行中)

EVM-HD-8FXS/DID EM-HDA-8FXS EM-4BRI-NT/TE EM-HDA-6FXO EM-HDA-3FXS/4FXO
米国 米国 米国 米国 米国
カナダ カナダ カナダ カナダ カナダ
CE 準拠各国 * CE 準拠各国 * CE 準拠各国 * CE 準拠各国 * CE 準拠各国 *
オーストラリア オーストラリア オーストラリア オーストラリア オーストラリア
日本 日本 日本 日本 日本
  ニュージーランド      
  シンガポール      
  ブルガリア      
  イスラエル      
  韓国      
  中国      
* CE マークは、以下の各国で認められています。オーストリア、ベルギー、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス。


発注情報

シスコ製品の購入方法については、「発注方法」を参照してください。表 12 は、シスコ高密度拡張モジュールの発注情報を示します。

表 12 発注情報

製品番号 説明
EVM-HD-8FXS/DID 高密度音声/FAX 拡張モジュール - FXS/DID × 8
EM-HDA-8FXS 8 ポート音声/FAX 拡張用モジュール - FXS
EM-4BRI-NT/TE 4 ポート音声/FAX 拡張用モジュール - BRI(NT および TE)
EM-HDA-6FXO 6 ポート音声/FAX 拡張用モジュール - FXO
EM-HDA-3FXS/4FXO 7 ポート音声/FAX 拡張用モジュール - 3FXS/4FXO



サービスおよびサポート

シスコは、お客様の成功を確かなものにするため、さまざまな新しいサービス プログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化しネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。サービスについての詳細は、以下の URL を参照してください。



関連情報

音声/FAX 対応 高密度拡張モジュールの詳細については、www.cisco.com/jp をご覧になるか、シスコの販売代理店までお問い合わせください。

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