Software Defined Networking(SDN)

ネットワークを自動化し、プログラムによって高速化する

Software Defined Networking(SDN)によって、ネットワークのプロビジョニング、管理、プログラミングを短期間で実現できるようになります。ネットワークを一元管理するアプローチでは、基盤となるネットワーク インフラストラクチャはアプリケーションから抽象化されています。SDN では、データセンター、キャンパス、ワイドエリア ネットワーク全体で自動化とプログラマビリティを実現できます。シスコのソフトウェアデファインド ソリューションを活用すれば、インテントベースのネットワークを構築できます。

ネットワークの未来について

進化するネットワークのトレンドに何が期待できるのか、そしてそのトレンドに先んじるにはどうすればよいのか、まずは知っておきましょう。シスコの『2020 グローバル ネットワーク トレンド レポート』で最新のインサイトをご覧ください。

SDN のメリット

運用をシンプル化

安全性と拡張性に優れた自動化を実現しながら、コントロール プレーンとデータ プレーンを分離することでシンプル化します。

市場投入までの時間の短縮

オープン API を活用することでアプリケーションやサービスを短期間で展開できます。サードパーティ製品を簡単に統合できます。

プログラム可能なネットワークを構築

手動での設定が不要になります。データセンター、キャンパス、ワイドエリア ネットワークのプロビジョニングおよび管理が可能です。

インテントベース ネットワークの基盤を構築

設定、管理、制御、モニタリング、サービス配信、クラウドの自動化を一元的に実施できます。

貴社に最適な SDN ソリューション

データセンター管理者向け

ビジネスの迅速性の向上:プロビジョニングおよび運用の自動化、セキュリティの強化、マルチクラウド化を実現します。

ネットワーク管理者向け

すべてのアプリケーションにアクセスできる、セキュリティに優れたネットワークの設計、プロビジョニング、管理を実現できます。

SDN のお客様成功事例

SDN のカスタマー サービス

専門家によるアドバイス、実証済みのエクスペリエンス、ベストプラクティス、革新的なツールにより、安全で自動化されたインテントベースのネットワークへの確実な移行を可能にします。

Software Defined Networking(SDN)とは

Software Defined Networking(SDN)の仕組み

Software Defined Networking(SDN)は、ネットワークを柔軟かつ俊敏にできるように設計されています。SDN によって、ネットワークのコントロール プレーンと転送プレーンを分離して、設計、構築、管理を行うことができます。その結果、コントロール プレーンを直接プログラムすることができます。また、基盤となるインフラストラクチャは、アプリケーションやネットワーク サービスに対して抽象化されています。

ネットワーク インテリジェンスは、プログラム可能な SDN コントローラによって論理的に一元化されています。ソフトウェア内に実装されているコントローラでは、ネットワーク ドメインが体系化されています。アプリケーションとポリシー エンジンからは、SDN は単一の論理ネットワークとして認識されます。

SDN の構成要素

Software Defined Networking(SDN)によって、一元化されたプログラム可能なネットワークを構築できます。そのネットワークは、SDN コントローラ、サウスバウンド API、ノースバウンド API で構成されています。

  • SDN コントローラは、ネットワークの頭脳として、ネットワーク全体の一元化されたビューを提供します。
  • サウスバウンド API は、ネットワーク内のスイッチやルータに情報を中継します。
  • ノースバウンド API は、アプリケーションや展開サービスとの通信を行います。

Software Defined Networking(SDN)のメリット

  • 自動化された迅速なアプリケーションの導入
  • オンデマンドでのアプリケーション配信および大規模なモビリティ
  • リソースの柔軟性および使用率の向上
  • データセンター仮想化のメリットをさらに活用することによる IT コストの削減

SDN とインテントベース ネットワークの関係

Software Defined Networking(SDN)では、ネットワーク管理のプロセスが自動化されています。

インテントベースのネットワークには、インテントに基づくポリシーと緊密に連携することで、コンテキスト、学習、保証機能が加わります。SDN は、インテントベース ネットワークの 1 つの構成要素になるものです。

SDN と NFV の関係

ネットワーク機能仮想化(NFV)は、ハイパーバイザとクラウドコンピューティング テクノロジーを活用してネットワークの自動化とオーケストレーションを実現します。NFV は、大きなコンピューティング処理能力と低~中帯域幅スループットを必要とするネットワーク サービスのコンテキスト(OSI レベル 4 以上)に最適です。

SDN は、ネットワーク管理とアプリケーション サービスを、一元化された拡張可能なオーケストレーション プラットフォームに統合します。SDN は、帯域幅使用量の多いワークロードで大量のトラフィックを管理する必要のある高スループット ネットワーク転送(OSI レベル 0 ~ 3)に最適です。