この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
Cisco Connected Mobile Experiences(Cisco CMX)の Presence Analytics サービスでは、小規模な導入環境(アクセス ポイント(AP)が 1 ~ 2 つだけの導入環境を含む)を運用する組織が、ワイヤレス テクノロジーを使用して顧客の行動を調査できます。
Cisco CMX Presence Analytics サービスは、AP を使用して、ビジターのモバイル デバイスの受信信号強度表示(RSSI)からビジターのプレゼンスを検出する、包括的な分析およびエンゲージメント プラットフォームです。 AP は、クライアント モバイル デバイスが指定された信号範囲内に存在し、かつモバイル デバイスでワイヤレス オプション(ネットワークに接続していないデバイスでもワイヤレスで検出できる機能)が有効になっている限り、ワイヤレス関連付けの状態に関係なくこれらのクライアント モバイル デバイスを検出します。
PRESENCEANALYTICSDashboard を使用して、特定のサイトでさまざまなクライアント モバイル デバイスの以下の重要業績評価指標(KPI)を確認できます。
ビジター(Visitors)
平均滞在時間(Average Response Time)
Peak Hour
通過者からビジターへのコンバージョン率(Passerby-to-visitor conversion rate)
AP により検出された最も多いクライアント モバイル デバイスの製造元(Manufacturers of popular client mobile devices detected by AP)
これらの KPI は、現在の日付から 180 日以内の任意の期間(日、週、月、またはカスタム)で表示できます。 特定の日や週末のデータを表示するか、または 1 ヵ月にわたるトレンドを表示するように、表示内容をカスタマイズすることもできます。
Presence Analytics サービスと Location サービスを同じボックスで実行することはできません。 したがって、初期インストール時に Location サービスまたは Presence Analytics サービスのいずれかを選択する必要があります。
Cisco CMX Presence Analytics サービスを使用するには、Cisco MSE 仮想アプライアンスのインストール時に [Presence] オプションを選択します。 詳細については、『Cisco MSE Virtual Appliance Installation Guide for Cisco CMX Release 10.2』の「Installing a Cisco MSE Virtual Appliance」の項を参照してください。 インストールが完了したら、次の操作を行います。
グラフ |
説明 |
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---|---|---|---|
インサイト(Insights) |
特定の週または月における重要なインサイト(最もビジーな日、最もビジーな時間、ピーク日、ピーク カウントなど)を表示します。
|
||
Proximity |
特定のサイトでの通過者、ビジター、接続デバイスなどの情報を時間単位(1 日または過去 3 日の場合)または日単位で表示します。 |
||
近接分布(Proximity Distribution) |
通過者またはビジターなどに関する情報と、特定の期間における特定のサイトの接続率(%)を表示します。 |
||
滞在時間 |
時間別または日別のビジターの滞在レベルを表示します。 次の滞在レベルを表示できます。 5 ~ 30 分:サイトでの滞在時間が 5 ~ 30 分のビジター。 30 ~ 60 分:サイトでの滞在時間が 30 ~ 60 分のビジター。 1 ~ 5 時間:サイトでの滞在時間が 1 ~ 5 時間のビジター。 5 ~ 8 時間:サイトでの滞在時間が 5 ~ 8 時間のビジター。 8+ 時間:サイトでの滞在時間が 8 時間を超えるビジター。 |
||
滞在時間の分布 |
特定の期間における特定のサイトでのビジター滞在レベルの割合を表示します。 |
||
アクセスを繰り返すビジター |
アクセスを繰り返すビジターを時間別または日別で表示します。 アクセスを繰り返すビジターの次のカテゴリを確認できます。 [Daily]:選択されているサイトに、過去 7 日間のうち 5 日以上アクセスしたビジター。 [Weekly]:選択されているサイトに、過去 4 週間のうち 2 週間以上アクセスしたビジター。 [First Time]:選択されているサイトに初めてアクセスしたビジター。 [Occasional]:毎日、毎週、初回のいずれでもないビジター。 [Yesterday]:前日にサイトにアクセスしたビジター。 |
||
アクセスを繰り返すビジターの分布(Repeat Visitors Distribution) |
アクセスを繰り返すビジターの分布の割合(%)を示します。 |
新しいサイトを個別に追加するか、または .CSV 形式のサイトのリストをアップロードして一括で追加することができます。
新しいサイトを追加するには、次のいずれかの方法を使用します。
サイトを個別に追加する。 詳細については、個別のサイトの追加を参照してください。
複数のサイトを一括で追加する。 詳細については、サイトの一括での追加を参照してください。
AP からサイトを作成する。 この方法では、管理者が AP を名前でフィルタリングし、新しいサイトに直接追加することでサイトを作成できます。 詳細については、サイトへの AP の追加を参照してください。
サイトを個別に追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] を選択します。 |
ステップ 3 | [Sites] タブに、使用可能なサイトのリストが表形式で表示されます。このリストはサイト名のアルファベット順にソートされています。 [Sites] テーブルの表示をカスタマイズするには、[Location]、[Timezone]、または [AP count] に基づいてソートします。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] を選択します。 |
ステップ 3 |
[Sites] で、使用可能なサイトのテーブルに表示されている該当するサイトの名前をクリックします。 ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 4 | サイトの [Name]、[Address]、[Signal Strength Threshold] の制限、または [Minimum Dwell Time for Visitor] を編集します。 |
ステップ 5 | [Save] をクリックします。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 | ||
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] を選択します。 | ||
ステップ 3 | [Sites] で、削除するサイトのチェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 4 |
[Delete] をクリックします。 サイトを削除しようとすると、確認ダイアログボックスが表示されます。 [OK] をクリックして、削除アクションを確認します。
|
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] > [Sites] を選択します。 |
ステップ 3 | ウィンドウ右上隅の [Search] フィールドにサイト名を入力し、Return キーを押します。 指定したサイトがすでに [PRESENCE ANALYTICS] に追加されている場合は、検索結果にそのサイトが表示されます。 |
新しい AP を個別に追加するか、または .CSV 形式の AP のリストをアップロードして一括で追加することができます。
マップの有無にかかわらず、次のいずれかの方法で新しい AP を追加できます。
AP を個別に追加する:個々の AP を特定のサイトに追加します。 詳細については、サイトへの AP の追加を参照してください。
複数の AP を一括で追加する:.CSV 形式の AP のリストをインポートして、複数の AP を一括で追加します。 詳細については、AP の一括での追加を参照してください。
(注) |
AP リストが表示されない場合は、[System] > [Settings] ウィンドウを使用して、WLC のコミュニティ ストリングを更新する必要があります。 AP 情報は SNMP を使用して WLC から取得されます。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 |
AP を個別にサイトに追加するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 3 |
1 つ以上の AP を 1 つのサイトに追加するには、次の手順を実行します。
|
ステップ 4 |
[Controller AP list] の下の [Download CSV] をクリックして .CSV ファイルをダウンロードし、AP の欠落しているサイト名を追加し、[Import] タブからファイルをもう一度インポートします。 CSV の形式:無線 MAC アドレス,イーサネット MAC アドレス,名前,サイト名,サイト アドレス 例:aa:bb:cc:dd:ee:ff,bb:cc:dd:ee:ff:11,AP-1,Site-1,123 Main St City CA US |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] > [Import] を選択します。 |
ステップ 3 |
[AP] の下の [Browse] をクリックします。 [File Upload] ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 4 |
アップロードする .CSV ファイル(AP のリストが含まれているファイル)の場所に移動し、[Open] をクリックします。 AP の詳細情報を正しくインポートするため、AP の情報を無線 MAC アドレス,イーサネット MAC アドレス,名前,サイト名,サイト アドレスの形式で、この順序で保存してください(例:aa:bb:cc:dd:ee:ff,bb:cc:dd:ee:ff:11,AP-1,Site-1,123MainStCityCAUS)。 |
ステップ 5 |
[Import] をクリックします。 一連の新しい AP が作成され、追加されます。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] > [Sites] を選択します。 |
ステップ 3 |
使用可能なサイトのテーブルで、削除して対応する AP の関連付けを解除するサイトの名前をクリックします。 ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 4 |
[AP count] の横の [Details] アイコンをクリックします。 使用可能な AP のリストが表形式で表示されます。 |
ステップ 5 | 削除する AP の横にある [Delete] アイコンをクリックします。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 | ||
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [SITE] ドロップダウン リストからサイトを選択します。 | ||
ステップ 4 |
[Date] ドロップダウン リストから期間を選択します。 次のオプションの中から選択できます。
|
ウィンドウ上部に表示される次の KPI ボタンのいずれかをクリックすると、サイトでのビジターの行動の詳細が表示されます。
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 | ||
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [SITE] ドロップダウン リストからサイトを選択します。 | ||
ステップ 4 |
[Date] ドロップダウン リストから期間を選択または指定します。 ウィンドウが更新され、選択内容に基づいてサイトの詳細情報が表示されます。 |
||
ステップ 5 |
[Proximity] または [Proximity Duration] グラフ内で該当する要素をクリックします。指定した期間中の選択したサイトでの通過者、ビジター、接続デバイスの 1 時間ごとの内訳が表示されます。
|
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 |
ステップ 3 | [Email] アイコンをクリックします。 |
ステップ 4 | 受信者の電子メール アドレスを入力します。 |
ステップ 5 | メモがある場合は入力します。 |
ステップ 6 |
[Send] をクリックします。 この電子メールを後で送信する場合は、[Schedule] チェックボックスをオンにし、スケジュール パラメータ([Start From](日時)、[Frequency]([Daily] または [Weekly] など)を入力し、[Schedule] をもう一度クリックします。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 |
ステップ 3 | [Printer] アイコンをクリックします。 |
ステップ 4 | プリンタ設定を指定します。 |
ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
(注) |
PDF レポートのロゴをカスタマイズできます。 アーカイブ済みのレポートを表示するには、[PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] > [Reports] を選択します。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 |
ステップ 3 | [PDF Report] アイコンをクリックします。 |
ステップ 4 | PDF レポートのメモがある場合は入力します。 |
ステップ 5 | 受信者の電子メール アドレス(オプション)を入力します。 レポートの受信者が複数いる場合は、電子メール アドレスをコンマで区切って入力します。 |
ステップ 6 |
[Submit] をクリックします。 PDF レポートを将来の日付でスケジュールする場合は、[Schedule] チェックボックスをオンにし、スケジュール パラメータ([Start From](日時)、[Frequency]([Daily] または [Weekly])など)を入力し、[Schedule] をクリックします。 |
Presence Analytics サービスでは、スケジュール設定されたレポートと生成されたレポートを管理できます。 また、生成される PDF レポートに表示するロゴをカスタマイズできます。
[Reports] ウィンドウには、次のエリアがあります。
レポートのロゴをアップロードするには、次の手順を実行します。
スケジュール設定されたレポートを編集または削除するには、次の手順を実行します。
生成済み PDF レポートをダウンロードまたは削除するには、次の手順を実行します。
[Filter Parameters] タブでは、特定の SSID、MAC アドレス、または定義されている期間からのデータを除外できます。
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 |
を選択します。 |
ステップ 3 | データを除外するため、[Enable Exclusion Filters] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 4 | [Save] をクリックします。 |
グローバル サイトを有効にすると、すべての個別サイトの既存データが 1 つの大きなサイトにまとめられます。これにより、すべてのサイトのデータを一度に確認できます。 グローバル サイトのタイム ゾーンを指定する必要があります。このタイム ゾーンは、個々のすべてのサイトのタイム ゾーンを上書きします。 すべての分析は、グローバル サイトに定義されているタイム ゾーンのコンテキストになります。
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 |
を選択します。 |
ステップ 3 | [Enable Global Site] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 4 | [Site Name]、[Address]、および [Time Zone] を指定します。 |
ステップ 5 | [Save] をクリックします。 |
サイト グループにより、複数サイト(例:同一タイムゾーンのすべてのサイト)からの情報を分析目的で結合できます。
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 |
を選択します。 |
ステップ 3 | [Create Group] をクリックします。 |
ステップ 4 | [Group Name]、[Address]、[Timezone]、[Sites] を指定します。 |
ステップ 5 | [Save] をクリックします。 |
ステップ 1 | Cisco CMX にログインします。 |
ステップ 2 | [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 |
ステップ 3 | [THEMES] アイコンをクリックします。 |
ステップ 4 | 目的のテーマを選択します。 |
目次
- Cisco CMX Presence Analytics サービス
- Presence Analytics サービスの概要
- Presence Analytics サービスのインストール
- Presence Analytics サービスの利点
- 初期設定
- Presence Analytics ダッシュボード
- サイトの追加
- 個別のサイトの追加
- サイトの一括での追加
- 使用可能なサイトの表示
- 既存のサイトの編集
- 既存のサイトの削除
- サイトの検索
- AP の追加
- サイトへの AP の追加
- AP の一括での追加
- AP の削除
- 指定した期間のサイトの詳細情報の表示
- KPI サマリの表示
- 特定のサイトのデバイス プロキシミティ、数、分布の表示
- レポートの電子メール送信
- レポートの印刷
- PDF レポートの生成
- レポートの管理
- フィルタ パラメータの指定
- グローバル サイトの有効化
- サイト グループの作成
- Presence Analytics のテーマの変更
- Presence Analytics サービスの概要
- Presence Analytics サービスのインストール
- Presence Analytics サービスの利点
- 初期設定
- Presence Analytics ダッシュボード
- サイトの追加
- 使用可能なサイトの表示
- 既存のサイトの編集
- 既存のサイトの削除
- サイトの検索
- AP の追加
- AP の削除
- 指定した期間のサイトの詳細情報の表示
- 特定のサイトのデバイス プロキシミティ、数、分布の表示
- レポートの電子メール送信
- レポートの印刷
- PDF レポートの生成
- レポートの管理
- フィルタ パラメータの指定
- グローバル サイトの有効化
- サイト グループの作成
- Presence Analytics のテーマの変更
Presence Analytics サービスの概要
Cisco Connected Mobile Experiences(Cisco CMX)の Presence Analytics サービスでは、小規模な導入環境(アクセス ポイント(AP)が 1 ~ 2 つだけの導入環境を含む)を運用する組織が、ワイヤレス テクノロジーを使用して顧客の行動を調査できます。
Cisco CMX Presence Analytics サービスは、AP を使用して、ビジターのモバイル デバイスの受信信号強度表示(RSSI)からビジターのプレゼンスを検出する、包括的な分析およびエンゲージメント プラットフォームです。 AP は、クライアント モバイル デバイスが指定された信号範囲内に存在し、かつモバイル デバイスでワイヤレス オプション(ネットワークに接続していないデバイスでもワイヤレスで検出できる機能)が有効になっている限り、ワイヤレス関連付けの状態に関係なくこれらのクライアント モバイル デバイスを検出します。
PRESENCEANALYTICSDashboard を使用して、特定のサイトでさまざまなクライアント モバイル デバイスの以下の重要業績評価指標(KPI)を確認できます。
ビジター(Visitors)
平均滞在時間(Average Response Time)
Peak Hour
通過者からビジターへのコンバージョン率(Passerby-to-visitor conversion rate)
AP により検出された最も多いクライアント モバイル デバイスの製造元(Manufacturers of popular client mobile devices detected by AP)
これらの KPI は、現在の日付から 180 日以内の任意の期間(日、週、月、またはカスタム)で表示できます。 特定の日や週末のデータを表示するか、または 1 ヵ月にわたるトレンドを表示するように、表示内容をカスタマイズすることもできます。
Presence Analytics サービスのインストール
Presence Analytics サービスと Location サービスを同じボックスで実行することはできません。 したがって、初期インストール時に Location サービスまたは Presence Analytics サービスのいずれかを選択する必要があります。
Presence Analytics ダッシュボード
Presence Analytics ダッシュボードには以下のグラフが含まれています。
表 1 Presence Analytics のグラフ グラフ
説明
インサイト(Insights)
特定の週または月における重要なインサイト(最もビジーな日、最もビジーな時間、ピーク日、ピーク カウントなど)を表示します。
(注) インサイト データにより、現在のサイトのメトリックを、前週または前月と比較できます。 これは、集計期間中にすべてのサイトを対象として日単位で計算されます。
Proximity
特定のサイトでの通過者、ビジター、接続デバイスなどの情報を時間単位(1 日または過去 3 日の場合)または日単位で表示します。
近接分布(Proximity Distribution)
通過者またはビジターなどに関する情報と、特定の期間における特定のサイトの接続率(%)を表示します。
滞在時間
時間別または日別のビジターの滞在レベルを表示します。 次の滞在レベルを表示できます。
5 ~ 30 分:サイトでの滞在時間が 5 ~ 30 分のビジター。
30 ~ 60 分:サイトでの滞在時間が 30 ~ 60 分のビジター。
1 ~ 5 時間:サイトでの滞在時間が 1 ~ 5 時間のビジター。
5 ~ 8 時間:サイトでの滞在時間が 5 ~ 8 時間のビジター。
8+ 時間:サイトでの滞在時間が 8 時間を超えるビジター。
滞在時間の分布
特定の期間における特定のサイトでのビジター滞在レベルの割合を表示します。
アクセスを繰り返すビジター
アクセスを繰り返すビジターを時間別または日別で表示します。 アクセスを繰り返すビジターの次のカテゴリを確認できます。
[Daily]:選択されているサイトに、過去 7 日間のうち 5 日以上アクセスしたビジター。
[Weekly]:選択されているサイトに、過去 4 週間のうち 2 週間以上アクセスしたビジター。
[First Time]:選択されているサイトに初めてアクセスしたビジター。
[Occasional]:毎日、毎週、初回のいずれでもないビジター。
[Yesterday]:前日にサイトにアクセスしたビジター。
アクセスを繰り返すビジターの分布(Repeat Visitors Distribution)
アクセスを繰り返すビジターの分布の割合(%)を示します。
サイトの追加
新しいサイトを個別に追加するか、または .CSV 形式のサイトのリストをアップロードして一括で追加することができます。
新しいサイトを追加するには、次のいずれかの方法を使用します。
サイトを個別に追加する。 詳細については、個別のサイトの追加を参照してください。
複数のサイトを一括で追加する。 詳細については、サイトの一括での追加を参照してください。
AP からサイトを作成する。 この方法では、管理者が AP を名前でフィルタリングし、新しいサイトに直接追加することでサイトを作成できます。 詳細については、サイトへの AP の追加を参照してください。
個別のサイトの追加
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] を選択します。 ステップ 3 [Sites] タブをクリックします。 ステップ 4 [Add Site] をクリックします。 ステップ 5 [Name] フィールドに、サイトの名前を入力します。 ステップ 6 [Address] フィールドに、サイトのアドレスを入力します。 ステップ 7 クライアント デバイスがサイト内にとどまっているか、または単に通過しているだけであるかを判別するため、[Signal Strength Threshold] を設定します。 青色の円形ボタンを移動して、[Visitor Signal Threshold] と [Ignore Signal Threshold] の値を指定します。サイトに対して定義される 2 つの RSSI しきい値は、下限(デフォルトは -95 dBm)と上限(デフォルトは 65 dBm)です。 ステップ 8 [Configure the Minimum Dwell Time For Visitor (minutes)] フィールドに、ビジターの最小滞在時間を指定します。 ステップ 9 [Save] をクリックします。
サイトの一括での追加
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] を選択します。 ステップ 3 [Import] をクリックします。 ステップ 4 [Sites] の下の [Browse] をクリックします。 [File Upload] ダイアログボックスが表示されます。
(注) サイト情報をインポートするためにアップロードするファイルは、.csv 形式である必要があります。
ステップ 5 アップロードする CSV ファイル(サイトのリストが含まれているファイル)の場所に移動し、[Open] をクリックします。 サイトの詳細情報を正しくインポートするため、サイトの情報をサイト名,アドレス,RSSI 上限しきい値,RSSI 下限しきい値,滞在時間(分数)の形式で、この順序で保存してください(例:TestSite,123MainStreetCityCAUS,-65,-95,5)。 ステップ 6 [Import] をクリックします。 一連の新しいサイトが作成され、[PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] の下にあるサイトのテーブルに追加されます。
AP の追加
新しい AP を個別に追加するか、または .CSV 形式の AP のリストをアップロードして一括で追加することができます。
マップの有無にかかわらず、次のいずれかの方法で新しい AP を追加できます。
AP を個別に追加する:個々の AP を特定のサイトに追加します。 詳細については、サイトへの AP の追加を参照してください。
複数の AP を一括で追加する:.CSV 形式の AP のリストをインポートして、複数の AP を一括で追加します。 詳細については、AP の一括での追加を参照してください。
サイトへの AP の追加
手順
(注)
AP リストが表示されない場合は、[System] > [Settings] ウィンドウを使用して、WLC のコミュニティ ストリングを更新する必要があります。 AP 情報は SNMP を使用して WLC から取得されます。
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 AP を個別にサイトに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 3 1 つ以上の AP を 1 つのサイトに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 4 [Controller AP list] の下の [Download CSV] をクリックして .CSV ファイルをダウンロードし、AP の欠落しているサイト名を追加し、[Import] タブからファイルをもう一度インポートします。 CSV の形式:無線 MAC アドレス,イーサネット MAC アドレス,名前,サイト名,サイト アドレス
例:aa:bb:cc:dd:ee:ff,bb:cc:dd:ee:ff:11,AP-1,Site-1,123 Main St City CA US
AP の一括での追加
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] > [MANAGE] > [Import] を選択します。 ステップ 3 [AP] の下の [Browse] をクリックします。 [File Upload] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 アップロードする .CSV ファイル(AP のリストが含まれているファイル)の場所に移動し、[Open] をクリックします。 AP の詳細情報を正しくインポートするため、AP の情報を無線 MAC アドレス,イーサネット MAC アドレス,名前,サイト名,サイト アドレスの形式で、この順序で保存してください(例:aa:bb:cc:dd:ee:ff,bb:cc:dd:ee:ff:11,AP-1,Site-1,123MainStCityCAUS)。
ステップ 5 [Import] をクリックします。 一連の新しい AP が作成され、追加されます。
指定した期間のサイトの詳細情報の表示
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 ステップ 3 [SITE] ドロップダウン リストからサイトを選択します。 ステップ 4 [Date] ドロップダウン リストから期間を選択します。 次のオプションの中から選択できます。
[Today]
[Yesterday]
[Last 3 Days]
[Last 7 Days]
Last 30 Days
[This Month]
[Last Month]
[Custom]:日付範囲を指定して [Change] をクリックします。 [FROM] フィールドと [TO] フィールドに日付を yyyy-mm-dd 形式で手動で入力するか、または該当するカレンダーから日付を選択します。 これらのカレンダーは、[Custom] を選択するか、[FROM] フィールドまたは [TO] フィールドをクリックすると、表示されます。 ウィンドウが更新され、選択内容に基づいてサイトの KPI が表示されます。
(注) [FROM] フィールドと [TO] フィールドで同じ日付を選択すると、単一の日を選択できます。
特定のサイトのデバイス プロキシミティ、数、分布の表示
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 ステップ 3 [SITE] ドロップダウン リストからサイトを選択します。 ステップ 4 [Date] ドロップダウン リストから期間を選択または指定します。 ウィンドウが更新され、選択内容に基づいてサイトの詳細情報が表示されます。
ステップ 5 [Proximity] または [Proximity Duration] グラフ内で該当する要素をクリックします。指定した期間中の選択したサイトでの通過者、ビジター、接続デバイスの 1 時間ごとの内訳が表示されます。
(注) ステップ 4 で選択した期間が 1 日よりも長い場合は、[Proximity] グラフの要素をクリックすると、特定の日付での選択したサイトの詳細情報が表示されます。
レポートの電子メール送信
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 ステップ 3 [Email] アイコンをクリックします。 ステップ 4 受信者の電子メール アドレスを入力します。 ステップ 5 メモがある場合は入力します。 ステップ 6 [Send] をクリックします。 この電子メールを後で送信する場合は、[Schedule] チェックボックスをオンにし、スケジュール パラメータ([Start From](日時)、[Frequency]([Daily] または [Weekly] など)を入力し、[Schedule] をもう一度クリックします。
PDF レポートの生成
手順
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 [PRESENCE ANALYTICS] をクリックします。 ステップ 3 [PDF Report] アイコンをクリックします。 ステップ 4 PDF レポートのメモがある場合は入力します。 ステップ 5 受信者の電子メール アドレス(オプション)を入力します。 レポートの受信者が複数いる場合は、電子メール アドレスをコンマで区切って入力します。 ステップ 6 [Submit] をクリックします。 PDF レポートを将来の日付でスケジュールする場合は、[Schedule] チェックボックスをオンにし、スケジュール パラメータ([Start From](日時)、[Frequency]([Daily] または [Weekly])など)を入力し、[Schedule] をクリックします。
レポートの管理
Presence Analytics サービスでは、スケジュール設定されたレポートと生成されたレポートを管理できます。 また、生成される PDF レポートに表示するロゴをカスタマイズできます。
[Reports] ウィンドウには、次のエリアがあります。
レポートのロゴをアップロードするには、次の手順を実行します。
スケジュール設定されたレポートを編集または削除するには、次の手順を実行します。
生成済み PDF レポートをダウンロードまたは削除するには、次の手順を実行します。
グローバル サイトの有効化
手順グローバル サイトを有効にすると、すべての個別サイトの既存データが 1 つの大きなサイトにまとめられます。これにより、すべてのサイトのデータを一度に確認できます。 グローバル サイトのタイム ゾーンを指定する必要があります。このタイム ゾーンは、個々のすべてのサイトのタイム ゾーンを上書きします。 すべての分析は、グローバル サイトに定義されているタイム ゾーンのコンテキストになります。
ステップ 1 Cisco CMX にログインします。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 [Enable Global Site] チェックボックスをオンにします。 ステップ 4 [Site Name]、[Address]、および [Time Zone] を指定します。 ステップ 5 [Save] をクリックします。