次の Cisco Aironet シリーズの AP が Cisco Mobility Express ネットワークでサポートされています。

（注）	プライマリ AP の下にリストされている AP も下位 AP としても機能できます。 プライマリ AP の下にリストされているソフトウェアは、Cisco Mobility Express から CAPWAP Lightweight AP におよびその逆に変換できます。

Cisco Mobility Express ネットワーク内のプライマリ AP によって、サポートされるクライアントの最大数が異なります。

（注）	Mobility Express ネットワークに 25 以上のアクセスポイントがある場合、プライマリ AP（ワイヤレス LAN コントローラ機能を実行）は最大 20 クライアントに対応できます。この制限は、プライマリ AP にのみ適用され、Mobility Express ネットワークのその他のアクセスポイントには適用されません。

リリース 8.10.185.0

• Cisco アクセスポイントの安全なデータワイプ

  データワイプ機能は、NIST 800-88 データワイプ基準を満たすように強化されています。次の方法を使用して、AP からのデータをサニタイズできます。

  • コントローラ

    • GUI（初期設定へのリセット）：[Wireless] > [Access Points] > [All APs]。AP 名をクリックし、[Reset AP Now] をクリックします。

    • CLI（初期設定へのリセット）：clear ap config ap-name

    詳細については、AireOS の『Configuration Guide』を参照してください。

  • AP モードボタンの使用

    詳細については、それぞれの Cisco アクセスポイントの『Hardware Installation Guide』または『Deployment Guide』 を参照してください。

  • AP コンソールクリアコマンド

    • Cisco Wave 1（IOS）AP：clear capwap ap all-config

    • Cisco Wave 2 AP：clear capwap ap all-config

リリース 8.10.183.0

今回のリリースでは、新機能は導入されていません。このリリースにおけるアップデートの詳細については、本ドキュメントの「不具合」のセクションを参照してください。

リリース 8.10.182.0

今回のリリースでは、新機能は導入されていません。このリリースにおけるアップデートの詳細については、本ドキュメントの「不具合」のセクションを参照してください。

リリース 8.10.181.0

今回のリリースでは、新機能は導入されていません。このリリースにおけるアップデートの詳細については、本ドキュメントの「不具合」のセクションを参照してください。

リリース 8.10.171.0

• HTTP Strict-Transport-Security ポリシー

  このリリース以降、Cisco Mobility Express コントローラで HTTP Strict Transport Security（HSTS）ポリシーを有効にすることで、HTTPS プロトコルを使用するクライアントブラウザでのみコントローラ GUI にアクセスできます。

リリース 8.10.162.0

今回のリリースでは、新機能は導入されていません。このリリースにおけるアップデートの詳細については、本ドキュメントの「不具合」のセクションを参照してください。

リリース 8.10.151.0

• ランダム MAC フィルタリング

  この機能は、ネットワークに参加するクライアントに適用されるポリシーに基づいて、セキュリティとテレメトリを強化します。ランダムな MAC アドレス（ローカルで管理される MAC アドレスとも呼ばれる）機能を有効にして参加するクライアントを拒否するようにネットワークを構成することができます。

リリース 8.10.142.0

• SSID および WLAN プロファイル名の先頭のスペース

  このリリースから、新しい SSID および WLAN プロファイル名に最大 4 つの先行スペースを使用できます。SSID または WLAN プロファイル名に 4 つを超える先行スペースがある場合、エラーメッセージが表示されます。このリリースにアップグレードする場合、4 つを超える先行スペースを含む既存の SSID および WLAN プロファイル名は影響を受けません。

  （注）	Cisco Mobility Express 展開では、AP で PnP を介してデイゼロ構成ファイルをダウンロードする場合、XML の制限により、SSID 名の先行スペースはチェックされません。ただし、AP を別のモードから Mobility Express モードに変換する場合は、SSID の作成時に先行スペースがチェックされます。

リリース 8.10.130.0

今回のリリースでは、新機能は導入されていません。このリリースにおけるアップデートの詳細については、本ドキュメントの「不具合」のセクションを参照してください。

リリース 8.10.121.0 および 8.10.122.0

• 強力なパスワードを使用した SNMP の構成。

  SNMPv2 コミュニティストリングと SNMPv3 ユーザークレデンシャルでは、弱いパスワードは許可されなくなりました。デフォルトでは、強力なパスワードモードが有効になっています。

リリース 8.10.105.0、8.10.112.0、8.10.113.0

• WPA3 のサポート

• SNMPv3 によるトラップ通知のサポート

• AP イベントの RADIUS アカウンティングメッセージのサポート

• AP グループごとの NTP サーバーのサポート

• Cisco Mobility Express でのメッシュモードのサポート

  • ME + RAP サポート：1542、1562、1815i、1832、1852、2800、3800、4800、および 6300

  • 屋内メッシュのサポート：1815i、1832、1840、1852、2800、3800、および 4800

• 設定管理の拡張機能

• Day 0 Flex+ ブリッジモード設定

Cisco Mobility Express ソリューション ソフトウェアの互換性については、『Cisco Wireless Solutions Software Compatibility Matrix』を参照してください。

次の表に、Cisco Mobility Express 対応（プライマリ AP）の Cisco Aironet AP 向けの Cisco Wireless リリース 8.10.x.x ソフトウェアを示します。

（注）

Cisco Mobility Express ソフトウェアの更新後、引き続き使用する前にブラウザのキャッシュをクリアしてください。ソフトウェアの更新後に Cisco Mobility Express GUI を使用する前に、次のいずれかを実行します。 ブラウザを再起動し、GUI にログインします。 GUI からログアウトし、再度ログインします。 以下に基づいて、適切な AP ソフトウェアを選択します。 Unified Wireless Network CAPWAP Lightweight AP から Cisco Mobility Express 対応 AP（プライマリ AP）への AP の変換に使用する Cisco Mobility Express ソフトウェア プライマリ AP 上での Cisco Mobility Express ソフトウェアのアップグレード、または下位 AP でのソフトウェアアップデート、あるいはその両方のために使用する AP ソフトウェア イメージ バンドル

これらの Cisco Aironet AP をご注文になる前に、『Cisco Aironet Access Points Ordering Guide』を参照してください。

ソフトウェアのインストール手順については、次の関連するユーザーガイドの「はじめに」セクションを参照してください。

https://www.cisco.com/c/en/us/support/wireless/mobility-express/products-installation-and-configuration-guides-list.html

（注）	Cisco.com から直接 Cisco Mobility Express ソフトウェアを更新することはサポートされなくなりました。ソフトウェアを更新するには、『Cisco Mobility Express User guide』の「Updating the Cisco Mobility Express Software」セクションにリストされている他の方法を使用できます。

既知の制限事項

• Internet Group Management Protocol（IGMP）v3 は Cisco Aironet Wave 2 AP ではサポートされません。

• Cisco Mobility Express ネットワークで IPv6 フレックス ACL が設定されている場合、Cisco Mobility Express ソフトウェアイメージを Cisco Wireless リリース 8.7.102.0 以降から、Cisco Wireless リリース 8.6.101.0 以前にダウングレードする際に問題が発生する可能性があります。

  この問題は、すべての IPv6 ACL を削除することで解決できます。これらはリリース 8.6.101.0 以前の Cisco Mobility Express ではサポートされていないためです。

• Cisco AP に Cisco Mobility Express ソフトウェアイメージがある場合、802.3ad（LACP）に準拠していても、リンク集約グループ（LAG）はサポートされません。

• Over-the-DS での高速 BSS 移行および高速移行の PSK 認証はサポートされていません。

• Cisco Mobility Express リリース 8.8.111.0 以降、WLAN の [Security Type] を [Central Web Auth] に設定すると、必要な ACL が自動生成されなくなりました。ACL を手動で再度作成する必要があります。

不具合

「不具合」では、Cisco Mobility Express ネットワーク ソリューションでの予期しない動作について説明します。シビラティ（重大度）1 の不具合が最も重大であり、シビラティ（重大度）2 の不具合はそれよりも重大度が下がります。シビラティ（重大度）3 の不具合は中程度の重大度であり、選択したシビラティ（重大度）3 の不具合のみがここにリストされています。

このセクションでは、このリリースの Cisco Mobility Express ネットワーク ソリューションにおける未解決および解決済みの不具合のリストを示します。各不具合について、次の情報が提供されます。

• 識別子：各不具合には、一意の識別子（ID）が割り当てられます。識別子は CSCxxNNNNN というパターンで、x は任意の文字（a ～ z）、N は任意の数字（0 ～ 9）です。これらの ID は、セキュリティアドバイザリ、フィールド通知、その他のシスコのサポートドキュメントなど、シスコのマニュアルでよく使用されます。Technical Assistance Center（TAC）エンジニアまたはその他のシスコのスタッフからも、特定の不具合の ID が提供されます。

• 説明：不具合が発生したときに観察された内容の説明。