この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
コールの基本レート、接続時間、時刻、および音声品質の評価パラメータを定義するには、CAR 評価エンジンを使用します。
(注) | コールの評価パラメータは、CAR のロード中に使用されます。CAR データベース内の古い CDR レコードに対して、これらのパラメータの新しい値を使用する場合は、すべての CDR を CAR データベースにリロードする必要があります。 |
コールのコストの基準を設定するには、すべてのコールについて基本レートを指定する必要があります。たとえば、現在のサービス プロバイダーが 1 分につき 6 セントのレートで 10 秒ごとに細分化して課金(細分課金)している場合は、すべてのコールに課金される基本レートを、10 秒につき 1 セントとして設定します。
この項では、基本料金と接続時間の値を設定する方法について説明します。
(注) | デフォルトの基本料金値を使用する場合は、レポートにコストが提示されません。システムにはデフォルト値が設定されていますが、このデフォルトのままにした場合、評価エンジンはディセーブルのままになり、コストを提示しません。 |
コールのコストをさらに細かく定義するには、特定の時刻に応じた乗数を指定します。たとえば、昼間のコールに対して加入者に割増料金を課金する場合は、[通話時間(Call Duration)] ウィンドウで指定した 1 ブロックあたりの基本料金に対して、乗数を適用できます。
この項では、コールのコストが増加する特定の時刻を設定する方法について説明します。
(注) | 時刻によるコール コストの増加を避ける場合は、デフォルト値を使用できます。デフォルトの乗数は 1 になっているため、時刻によるコール コストの増加は発生しません。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [時刻(Time of Day)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | 行を追加するには、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。
システムは、00:00:00 ~ 23:59:59 の行を追加します。 | ||
ステップ 3 | 行をさらに追加するには、新しい行を追加する場所の下にある行のチェックボックスをオンにし、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。
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ステップ 4 | [開始(From)] と [終了(To)] の時刻範囲に、時、分、秒を 24 時間制で入力します。デフォルトの時刻範囲は、24 時間(00:00:00 ~ 23:59:59)です。1 つの時刻範囲(午前 8 時~午後 5 時)を設定するには、3 つの時刻範囲(最初は 00:00:00 ~ 07:59:59、2 番目は 08:00:00 ~ 16:59:59、3 番目は 17:00:00 ~ 23:59:59)を設定する必要があります。
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ステップ 5 | [乗数(Multiplication Factor)] を入力します。この値は、指定した時刻範囲にコールが発生した場合に、1 ブロックあたりの基本料金に掛ける数値を指定するものです。たとえば、午前 8 時 ~ 午後 5 時に発信されたコールに対して 2 倍の割増料金を課金する場合、乗数は 2.00 になります。乗数が 1.00 である場合は、コールのコストに影響しません。 | ||
ステップ 6 | 時刻および乗数を追加するには、[更新(Update)] ボタンをクリックします。
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コールのコストをさらに細かく定義するには、コールの音声品質に応じた乗数を指定します。たとえば、最高の音声品質のコールを確保するために、加入者が割増料金を支払う場合は、[通話時間(Call Duration)] ウィンドウで指定した 1 ブロックあたりの基本料金に対して、音声品質に応じたさまざまな乗数を適用できます。1.00 以外の乗数を使用すると、さまざまな音声品質のコールを区別する場合にも役立ちます。
この項では、特定の音声品質のコールに対して追加コストを課金する場合に、コール コストを設定する方法について説明します。
(注) | 音声品質によるコール コストの増加を避ける場合は、デフォルト値を使用できます。デフォルトの乗数は 1.00 になっているため、音声品質によるコール コストの増加は発生しません。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [音質(Voice Quality)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | [乗数(Multiplication Factor)] フィールドに、指定した音声品質カテゴリのコールが発生した場合に 1 ブロックあたりの基本料金に掛ける数値を入力します。音声品質カテゴリ(最高、高、中、および低)については、QoS 値の定義で説明しています。
例 音声品質(最高):ファクタ 1.2 音声品質(高):ファクタ 1.0 音声品質(中):ファクタ 1.0 音声品質(低):ファクタ 0.8 最高品質のコールには、高品質または中品質のコールの 1.2 倍の料金が課金されます。低品質のコールには、高品質または中品質のコールの 0.8 倍の料金が課金されます。
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ステップ 3 | 音声品質に応じた乗数を設定するには、[更新(Update)] ボタンをクリックします。
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