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この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Manager 3.1 では、C シリーズ ラックマウント サーバ をファブリック インターコネクトに直接接続するオプションがサポートされています。ファブリック エクステンダは不要です。このオプションを使用すれば、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方に単一のケーブルを使用して、Cisco UCS Manager で C シリーズ ラックマウント サーバ を管理できます。
(注) | サーバと FI を接続後、サーバが検出されたら、C シリーズ ソフトウェア バンドルを Cisco UCS Manager リリース 3.1 で利用可能なバンドルに更新してください。 10G 接続で Cisco VIC 1385 および 1387 を使用している場合は、40G から 10G QSFP へのコンバータが必要になりますが、4 X 10 ブレークアウト Small Form-Factor Pluggable(SFP)ケーブルおよび 4 X 10 アクティブ光ケーブル(OAC)を使用することはできません。 |
直接接続モードを使用する場合は、すべての Cisco UCS 管理対象アダプタを、ファブリック インターコネクトのサーバ ポートに接続する必要があります。Cisco UCS Manager 3.1 との直接接続モード統合の要件 に一覧表示されているサーバ ファームウェアを使用していることを確認してください。使用していない場合は、サーバ ファームウェアをアップグレードしてから、サーバを Cisco UCS Manager と統合してください。C シリーズ サーバのファームウェアのアップグレードを参照してください。
ファブリック インターコネクトに直接接続されているサーバの各アダプタで許可される仮想インターフェイスの最大数については、次のマニュアルを参照してください。
『Cisco UCS Configuration Limits for Cisco UCS Manager Guide』
クラスタ セットアップの要件
クラスタ セットアップで、C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS Manager の直接接続の統合を作成するには、次の製品が必要です。
Cisco UCS Manager リリース 3.1 を実行している Cisco UCS システム。
次の表に記載されている、いずれかのサポート対象 Cisco UCS C シリーズ サーバおよび対応する CIMC のリリース バージョン
サーバ |
CIMC |
BIOS |
UCS Manager |
---|---|---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
1.4(7) |
1.4.8 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C220 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
Cisco UCS C240 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
1.5(7a) |
1.5.7 |
2.2(2a) |
サーバには、Cisco UCS VIC 1225、Cisco VIC 1227、Cisco VIC 1385 または Cisco VIC 1387 MLOM を装着する必要があります。ファームウェアとブート ローダのバージョン要件は次のとおりです。
Cisco UCS 1225 および 1227 カードの場合:
Cisco UCS 1225、Cisco UCS 1227、Cisco UCS 1385、Cisco UCS 1387 VIC は、直接接続もサポートします。Cisco UCS VIC を使用して直接接続している場合は、次の表に記載されているスロットのいずれかにカードを挿入してください。
サーバ |
PCIe スロット |
---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
2 |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
4 |
Cisco UCS C220 M4 サーバ |
MLOM、1 |
Cisco UCS C240 M4 サーバ |
MLOM、1、2、4、5 |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
4、9、5、10 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 シリーズ FI × 2。ポートはサーバ ポートとして設定する必要があります。
1 枚のカードに対して、少なくとも 2 本の 10 Gb Small Form-Factor Pluggable(SFP)ケーブル。
Cisco UCS ドメイン の C シリーズ ラックマウント サーバ に対する物理接続を確立する場合は、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI で接続モードと管理ポリシーを指定する必要があります。管理ポリシーは、接続されているすべての C シリーズ ラックマウント サーバ に対してグローバルです。接続モードにより、Cisco UCS Manager でのラック サーバの検出方法が決まります。直接接続はサイドバンド接続のみサポートしています。
ラック サーバには、次のいずれかの接続ポリシーを指定できます。
自動確認:これは、C シリーズ ラックマウント サーバ に推奨されるデフォルトの接続モードです。接続モードが自動確認の場合、Cisco UCS Manager は、物理接続が確立されるとすぐにラック サーバを検出し、指定された管理ポリシーに基づいてサーバの管理を開始します。
ユーザ確認:接続モードがユーザ確認の場合は、物理接続が確立されると、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI で接続を手動で確認し、接続モードを指定して検出を開始する必要があります。Cisco UCS Manager は、接続モードが指定されるまで C シリーズ ラックマウント サーバ の検出を開始しません。
(注) | Cisco UCS Manager によってラック サーバが検出され、管理されている場合、1 台の C シリーズ ラックマウント サーバ の既存の接続モードを変更するには、そのサーバを停止してから再起動して、新しい接続モードを指定する必要があります。Cisco UCS Manager は、その時初めて、新しい接続モードでサーバを検出できるようになります。 |
Cisco UCS Manager と統合するには、サーバの CIMC が工場出荷時の設定に設定されていることを確認してください。
ステップ 1 | ラックにサーバを設置します。使用しているサーバの『Install and Upgrade Guide』を参照してください。インストール ガイドは、次の URL から入手できます。Install and Upgrade Guides |
ステップ 2 | FI でサーバ ポートを設定します。 |
ステップ 3 | Cisco UCS VIC アダプタからのパスを FI のサーバ ポートに接続します。 |
ステップ 4 | 電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に接地された AC 電源コンセントにコードを接続します。 |
電源を入れるとサーバ ディスカバリが開始されます。
(注) |
1 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 FI(ファブリック A) |
3 |
C シリーズ ラックマウント サーバ |
2 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 FI(ファブリック B) |
4 |
サポート対象 PCIe スロット内の Cisco UCS VIC |
非クラスタ セットアップで、C シリーズ サーバと UCS ドメインを接続する場合は、C シリーズ サーバと Cisco UCS ドメインとのクラスタ セットアップでの接続で説明されているのと同じ手順を実行します。ただし、クラスタ セットアップのように、2 つの FI を使用して 2 本のケーブルを接続する代わりに、1 つの FI と 1 本のケーブルのみをアダプタに接続します。
次の図は、サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線構成を示しています。ゴールドで示されたパスでは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方が伝送されます。
(注) |
1 Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 FI(ファブリック A) |
2 |
C シリーズ ラックマウント サーバ |
|
3 |
サポート対象 PCIe スロット内の Cisco VIC。 |
この移行手順を実行する前に、Cisco UCS Manager GUI の [Global Policies] ページで、[Rack Discovery Policy] と [Rack Management Connection Policies] を [Immediate] や [Auto Acknowledge] などのデフォルトに設定してください。そうすることで、サーバを FI に直接接続すると、すぐにそのサーバが検出され、ユーザの操作を待たずに、Cisco UCS Manager によるサーバの管理が開始されます。
注意 | SingleConnect FEX 接続から直接接続への移行は、中断の生じるプロセスです。この移行は、スケジュールされた停止時間内に行ってください。この手順は、完了するまで 15 ~ 20 分かかる場合があります。 |
サーバを再起動したら、通常の運用を再開できます。
この移行手順を実行する前に、Cisco UCS Manager GUI の [Global Policies] ページで、[Rack Discovery Policy] と [Rack Management Connection Policies] を [Immediate] や [Auto Acknowledge] などのデフォルトに設定してください。そうすることで、サーバを FI に直接接続すると、すぐにそのサーバが検出され、ユーザの操作を待たずに、Cisco UCS Manager によるサーバの管理が開始されます。
注意 |
|
デュアルワイヤ管理モードで接続されているサーバに対して直接接続モードを有効にするには、アダプタを変更する必要があります。アダプタを変更すると、ベア メタル Windows システムの PCIe の番号付けに影響を与えることがあります。OS にリストされているアダプタを変更すると、それらはアダプタ 3 と 4 になります。スタティック アドレスを使用している場合は、サーバから前のアダプタを取り外す必要があります。詳細については、次のサイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/269155
ステップ 1 | FI でサーバ ポートを設定します。 |
ステップ 2 | サーバの稼働を中止する。 |
ステップ 3 | Cisco UCS VIC 1225 または Cisco UCS VIC 1227 を使用していない場合は、サーバで Cisco UCS VIC を物理的に変更します。
|
ステップ 4 | Cisco VIC のポートから FI のポートに SFP Twinax ケーブルを接続します。 |
ステップ 5 | サーバに電源ケーブルを再度接続します。 CIMC がスタンバイになるので、サーバの電源を入れる必要はありません。 |
Cisco UCS Manager GUI からサーバを再起動します。再起動が完了すると、サーバが運用可能になり、サービス プロファイルをサーバに適用できます。
Cisco UCS Manager を使用して、Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバを管理およびモニタすることができます。統合後は、ラックマウント サーバの管理タスクはすべて Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI のサービス プロファイルからのみ実行します。UCS Manager によるサーバの管理を開始すると、C シリーズ ラックマウント サーバの Cisco UCS Manager は使用できなくなります。
Cisco UCS Manager は、検出した各ラックマウント サーバの情報、エラー、および障害を提供します。
Cisco UCS Manager からの C シリーズ ラックマウント サーバ の管理の詳細については、使用しているリリースの『Cisco UCS Manager Configuration Guide』の「Managing Rack-Mount Servers」の章を参照してください。
Cisco UCS Manager ソフトウェアを使用して Cisco UCS C シリーズ サーバを管理すると、そのサーバに UCS Manager サービス プロファイルが関連付けられます。C シリーズ サーバをスタンドアロン モードに戻す(CIMC ソフトウェアで管理できるようにする)場合は、UCS Manager で次の処理を行う必要があります。
ステップ 1 | サーバへの UCS Manager サービス プロファイルの関連付けを解除する。 | ||
ステップ 2 | サーバの稼働を中止する。
| ||
ステップ 3 | CIMC を工場出荷時の初期状態にリセットします。 |