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この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Manager 3.1 では、NC-SI を使用して C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS Manager を統合するオプションがサポートされています。このオプションを使用すれば、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方に単一のケーブルを使用して、Cisco UCS Manager で C シリーズ ラックマウント サーバ を管理できます。SingleConnect モードを使用する場合、FEX 上の 1 つのホスト側ポートで 1 台のラックマウント サーバを十分に管理できますが、共有 LOM モードでは 2 つのポートが使用されます。このため、統合されたサーバ管理のために、より多くのラックマウント サーバを Cisco UCS Manager と接続することができます。Cisco UCS Manager と統合するための正しいサーバ ファームウェアを使用していることを確認してください。使用していない場合は、サーバ ファームウェアをアップグレードしてから、統合してください。C シリーズ サーバのファームウェアのアップグレードを参照してください。
SingleConnect には、次の注意事項と制限事項があります。
Cisco UCS Manager の統合のために SingleConnect を有効にするには、Cisco UCS VIC 1225、Cisco UCS VIC 1225T、Cisco UCS VIC 1227、Cisco UCS MLOM 1227T、Cisco UCS VIC 1385、および Cisco UCS MLOM 1387 を、SingleConnect に割り当てられたラック サーバの特定のスロットに装着する必要があります。VIC が特定のスロットに装着されていない場合、SingleConnect は機能しません。
VIC 1225 は具体的には UCSC-PCIE-CSC-02 を指します。
VIC 1227 は具体的には UCSC-MLOM-CSC-02 を指します。
VIC 1225T は具体的には UCSC-PCIE-C10T-02 を指します。
VIC 1227T MLOM は具体的には UCSC-MLOM-C10T-02 を指します。
VIC 1385 は具体的には UCSC-PCIE-C40Q-03 を指します。
VIC 1387 MLOM は具体的には UCSC-MLOM-C40Q-03 を指します。
Cisco UCS VIC 1225、Cisco UCS VIC 1225T、Cisco UCS VIC 1227、Cisco UCS VIC 1227T、Cisco UCS VIC 1385、および Cisco UCS MLOM 1387 は、デュアルワイヤ管理もサポートしています。これらの VIC が装着されている場合、接続オプションとして SingleConnect またはデュアルワイヤ管理を選択できます。デュアルワイヤを選択する場合は、LOM も接続されていることを確認してください。
(注) | Cisco VIC 1225T は、C220 M3、C240 M3、C240 M4、C220 M4、および C460 M4 サーバでのみサポートされます。Cisco UCS MLOM 1227T および Cisco UCS MLOM 1387 は、C240 M4 および C220 M4 サーバでのみサポートされます。 |
Cisco UCS ドメイン の C シリーズ ラックマウント サーバ に対する物理接続を確立する場合は、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI で接続モードと管理ポリシーを指定する必要があります。管理ポリシーは、接続されているすべての C シリーズ ラックマウント サーバ に対してグローバルです。接続モードにより、Cisco UCS Manager でのラック サーバの検出方法が決まります。直接接続はサイドバンド接続のみサポートしています。
ラック サーバには、次のいずれかの接続ポリシーを指定できます。
自動確認:これは、C シリーズ ラックマウント サーバ に推奨されるデフォルトの接続モードです。接続モードが自動確認の場合、Cisco UCS Manager は、物理接続が確立されるとすぐにラック サーバを検出し、指定された管理ポリシーに基づいてサーバの管理を開始します。
ユーザ確認:接続モードがユーザ確認の場合は、物理接続が確立されると、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI で接続を手動で確認し、接続モードを指定して検出を開始する必要があります。Cisco UCS Manager は、接続モードが指定されるまで C シリーズ ラックマウント サーバ の検出を開始しません。
(注) | Cisco UCS Manager によってラック サーバが検出され、管理されている場合、1 台の C シリーズ ラックマウント サーバ の既存の接続モードを変更するには、そのサーバを停止してから再起動して、新しい接続モードを指定する必要があります。Cisco UCS Manager は、その時初めて、新しい接続モードでサーバを検出できるようになります。 |
クラスタ セットアップの要件
クラスタ セットアップで、C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS Manager のシングルワイヤの統合を作成するには、次の製品が必要です。
Cisco UCS Manager 3.1 を実行している Cisco UCS システム。
次の表に一覧表示されている、いずれかの C シリーズ ラックマウント サーバ、および対応するリリース バージョンの CIMC と UCS Manager。
サーバ |
CIMC |
BIOS |
UCS Manager |
UCS Manager(CIMC) |
UCS Manager(BIOS) |
---|---|---|---|---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
1.5(1l) |
1.5.1c |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
1.5(1l) |
1.5.1c |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
1.5(1l) |
1.5.1g |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
1.5(1l) |
1.5.1c |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
1.4(7) |
1.4.8 |
2.1(2a) |
1.5(1l) |
1.5.1b |
Cisco UCS C220 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
Cisco UCS C240 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
1.5(7a) |
1.5.7 |
2.2(2a) |
1.5(7a) |
1.5.7 |
サーバには、Cisco UCS VIC 1225、Cisco VIC 1227、Cisco VIC 1225T、Cisco VIC 1227T、Cisco VIC 1385、または Cisco VIC 1387 MLOM を装着する必要があります。Cisco UCS VIC 1225 または Cisco VIC 1227 のファームウェアおよびブート ローダのバージョンは次のとおりです。
Cisco UCS 1225 および 1227 カードの場合:
Cisco UCS 1225T および 1227T カードの場合:Cisco UCS 1225、Cisco UCS 1225T、Cisco UCS 1227T、Cisco UCS 1227、Cisco UCS 1385、および Cisco UCS 1387 VIC は SingleConnect もサポートしています。SingleConnect に Cisco UCS VIC を使用している場合、カードが次の表で説明されているいずれかのスロットに挿入されていることを確認してください。
サーバ |
PCIe スロット |
---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
2 |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
4 |
Cisco UCS C220 M4 サーバ |
MLOM、1 |
Cisco UCS C240 M4 サーバ |
MLOM、1、2、4、5 |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
4、9、5、10 |
(注) | Cisco UCS 1225、1225T、および 1385 は PCIe ベースのアダプタであり、Cisco VIC 1227、Cisco VIC 1227T、および Cisco VIC 1387 は MLOM ベースのアダプタです。 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 シリーズ FI × 2。ファブリック エクステンダ(FEX)を接続するスイッチ ポートは、サーバ ポートとしてマークする必要があります。
10 Gb Small Form-Factor Pluggable(SFP)ケーブル X 4。
(注) |
|
アップリンクで SFP タイプを混在使用しないでください。アップリンクで SFP のタイプを混在させると、「Discovery Failed」のエラーが表示されます。
Cisco UCS Manager および C シリーズ ラック マウント サーバとともに、非クラスタ セットアップでサーバを統合する場合は、次のコンポーネントが必要です。
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 シリーズ FI X 1。ファブリック エクステンダ(FEX)を接続するスイッチ ポートは、サーバ ポートとしてマークする必要があります。
次のいずれかの FEX タイプを使用できます。
10 Gb SFP ケーブル X 3。
Cisco UCS Manager と統合するには、サーバの CIMC が工場出荷時の設定に設定されていることを確認してください。
サーバに接続する前に、Cisco UCS VIC 1225 、Cisco UCS VIC 1225T、Cisco UCS VIC 1227T、Cisco UCS VIC 1227、Cisco UCS VIC 1385、または Cisco UCS VIC 1387 が、Cisco UCS Manager との統合用の正しいスロットに装着されていることを確認します。カードが正しいスロットに装着されていない場合、サーバのシングルワイヤ管理を有効にできません。
ステップ 1 | ラックにサーバを設置します。使用しているサーバの『Install and Upgrade Guide』を参照してください。インストール ガイドは、次の URL から入手できます。Install and Upgrade Guides |
ステップ 2 | データ トラフィックと管理トラフィックの両方が伝送されるパスを FEX に接続します。 |
ステップ 3 | FEX から FI へのパスを接続します。 |
ステップ 4 | 電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に接地された AC 電源コンセントにコードを接続します。 |
ステップ 5 | サーバをリブートします。 |
次の図は、C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS ドメイン、Cisco UCS Manager リリース 3.1 の SingleConnect の物理的な接続例を示しています。次の図は、C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS Manager を統合する場合の配線構成を示しています。ゴールドで示されたパスでは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方が伝送されます。
(注) |
1 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 FI(ファブリック A) |
4 |
Cisco Nexus 2232PP、Cisco Nexus 2232TM-E、または Cisco Nexus 2348UPQ FEX(ファブリック B) |
||
2 |
Cisco Nexus 2232PP、Cisco Nexus 2232TM-E、または Cisco Nexus 2348UPQ FEX(ファブリック A) |
5 |
C シリーズ ラックマウント サーバ |
||
3 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 FI(ファブリック B) |
6 |
サポート対象 PCIe または MLOM スロット内の Cisco UCS VIC。
|
C シリーズ サーバと UCS ドメインを接続する場合は、「C シリーズ サーバと UCS ドメインとのクラスタ セットアップでの接続」で説明されているのと同じ手順を実行します。ただし、2 つの FI と 2 つの FEX を接続する代わりに、1 つの FI と 1 つの FEX のみ接続する必要があります。
次の図は、シングルワイヤ管理の非クラスタ セットアップの例です。
(注) |
1 |
Cisco UCS 6200 シリーズまたは 6300 FI(ファブリック A) |
4 |
C シリーズ ラックマウント サーバ |
2 |
SingleConnect 接続 |
5 |
サポート対象 PCIe スロット内の Cisco UCS VIC アダプタ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP、Cisco Nexus 2232TM-E、または Cisco Nexus 2348UPQ FEX(ファブリック A) |
Cisco UCS Manager を使用して、Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバを管理およびモニタすることができます。統合後は、ラックマウント サーバの管理タスクはすべて Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI のサービス プロファイルからのみ実行します。UCS Manager によるサーバの管理を開始すると、C シリーズ ラックマウント サーバの Cisco UCS Manager は使用できなくなります。
Cisco UCS Manager は、検出した各ラックマウント サーバの情報、エラー、および障害を提供します。
Cisco UCS Manager からの C シリーズ ラックマウント サーバ の管理の詳細については、使用しているリリースの『Cisco UCS Manager Configuration Guide』の「Managing Rack-Mount Servers」の章を参照してください。
Cisco UCS Manager ソフトウェアを使用して Cisco UCS C シリーズ サーバを管理すると、そのサーバに UCS Manager サービス プロファイルが関連付けられます。C シリーズ サーバをスタンドアロン モードに戻す(CIMC ソフトウェアで管理できるようにする)場合は、UCS Manager で次の処理を行う必要があります。