この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、IP サービス レベル契約(SLA)の DNS 動作機能について説明します。
この章は、次の項で構成されています。
ここでは、DNS 要求を送信するのに要する時間と応答を受信するのに要する時間の差異を測定するために IP SLA DNS 動作を設定する方法について説明します。
DNS 動作では、DNS 要求を送信するのに要する時間と、応答を受信するのに要する時間の差異を測定します。DNS は、ネットワーク ノードの名前をアドレスに変換するためにインターネットで使用されます。IP SLA DNS 動作は、ホスト名を指定した場合は IP アドレスを問い合わせ、IP アドレスを指定した場合はホスト名を問い合わせます。
以下の図では、デバイス B が送信元 IP SLA デバイスとして設定され、宛先デバイスを DNS サーバとする DNS 動作が設定されています。
要求を DNS サーバに送信するのに要する時間とデバイス B が応答を受信するのに要する時間の差異を測定することにより、接続応答時間が算出されます。得られた DNS ルックアップ時間は、DNS のパフォーマンスの分析に役立ちます。DNS ルックアップ時間が短いと、Web サーバ アクセスが高速になります。
(注) |
以下に、「DNS 動作」の項の図「DNS 動作」に示されているように、デバイス B から DNS サーバ(IP アドレス 172.20.2.132)への DNS 動作を設定する例を示します。動作は、ただちに開始されるようにスケジューリングされます。この例では、ターゲット アドレスはホスト名であり、DNS 動作はホスト名 host1 に関連付けられた IP アドレスを DNS サーバに問い合わせます。DNS サーバでの設定は必要ありません。
feature sla sender ip sla 11 dns host1 name-server 172.20.2.132 frequency 50 timeout 8000 tag DNS-Test ip sla schedule 11 start-time now
以下に、送信元デバイスでの基本 DNS 動作を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature sla sender switch(config)# ip sla 10 switch(config-ip-sla)# dns host1 name-server 172.20.2.132 switch(config-ip-sla-dns)# frequency 60 switch(config-ip-sla-dns)# end
以下に、送信元デバイスで最適なパラメータを使用して DNS 動作を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature sla sender switch(config-ip-sla)# dns host1 name-server 172.20.2.132 switch(config)# ip sla 10 switch(config-ip-sla)# dns host1 name-server 172.20.2.132 switch(config-ip-sla-dns)# history buckets-kept 25 switch(config-ip-sla-dns)# history distributions-of-statistics-kept 5 switch(config-ip-sla-dns)# history filter failures switch(config-ip-sla-dns)# frequency 30 switch(config-ip-sla-dns)# history hours-of-statistics-kept 4 switch(config-ip-sla-dns)# history lives-kept 2 switch(config-ip-sla-dns)# owner admin switch(config-ip-sla-dns)# history statistics-distribution-interval 10 switch(config-ip-sla-dns)# tag TelnetPollServer1 switch(config-ip-sla-dns)# threshold 9000 switch(config-ip-sla-dns)# timeout 10000 switch(config-ip-sla-dns)# end
以下に、IP SLA 動作をスケジュールする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature sla sender switch(config)# ip sla schedule 10 life forever start-time now switch(config)# exit switch# show ip sla group schedule switch# show ip sla configuration