この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Nexus ファブリック エクステンダ(FEX)を設置する方法について説明します。内容は次のとおりです。
(注) システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照し、安全に関する重要な情報を確認してください。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。
ステートメント 1017
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
Cisco Nexus FEX は、次の方法で設置することができます。
– EIA シェルフ ブラケット キット(オプション、別途購入)
– EIA シェルフ ブラケット キット(オプション、別途購入)
装置に付属のラックマウント キットを使用した装置の設置手順については、“キャビネットまたはラックへの Cisco Nexus ファブリック エクステンダ シャーシの設置” sectionを参照してください。
(注) オプションの EIA シェルフ ブラケット キットは、装置の付属品ではありません。キットの発注については、製品を購入した代理店にお問い合わせください。
Cisco Nexus FEX を通過するエアーフローは、ポート側排気口から背面へまたは背面からポート側排気口へ流れます。適切なエアーフローが確保されるように、次の注意事項に従ってください。
(注) エアーフロー方向が異なるモジュールが取り付けられた状態でスイッチの電源が入れられている場合は、エアーフロー方向が間違っているモジュールを交換する前にスイッチをシャットダウンする必要があります。
Cisco Nexus FEX を設置するときは、次の注意事項に従ってください。
– ポート側吸気エアーフロー モジュールには黒色のストライプが付いています。
– ポート側排気エアーフロー モジュールには色付きのストライプが付いていません。
(注) エアーフロー方向が異なるモジュールが取り付けられた状態でスイッチの電源が入れられている場合は、エアーフロー方向が間違っているモジュールを交換する前にスイッチをシャットダウンする必要があります。
(注) キャビネットでジャンパ電源コードが使用できます。“ジャンパ電源コード” sectionを参照してください。
ヒント シャーシを輸送する場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。
(注) 装置は、厳密に検査した上で出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。
手順 1 カスタマーサービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。
手順 2 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。
手順 3 すべてのファン トレイと電源が同じエアーフロー方向を使用していることを確認してください。
ここでは、装置に付属のラックマウント キットを使用して、 付録 A「キャビネットおよびラックへの設置」 に記載されている要件に適合するキャビネットまたはラックに Cisco Nexus ファブリック エクステンダを設置する手順について説明します。
表 2-1 に、装置に付属のラックマウント キットの内容を示します。
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表 2-1 に、装置に付属のラックマウント キットの内容を示します。
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装置に付属のラックマウント キットを使用してキャビネットまたはラックに装置を設置する手順は、次のとおりです。
手順 1 次の手順に従って、前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。
a. シャーシに前面ラックマウント ブラケットを当て、ネジ穴を合わせます。6 本の M4 ネジでシャーシに前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。
b. 同様に、装置の反対側にも前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。
手順 2 次の手順に従って、装置にラックマウント ガイドを取り付けます。
a. 装置の側面にラックマウント ブラケットを当て、ネジ穴を合わせます。2 本のフラットヘッド M4 ネジで装置にラックマウント ガイドを取り付けます。
b. 同様に、装置の反対側にもラックマウント ガイドを取り付けます。
手順 3 ラックにスライダ レールを取り付けます。ラックのレールのネジ山タイプに応じて、2 本の 12-24 ネジまたは 2 本の 10-32 ネジを使用します。角穴のラックの場合は、スライダ レールの取り付け穴の後ろに 12-24 ケージ ナットを差し込みます。
a. 同様に、ラックの反対側にもスライダ レールを取り付けます。
b. メジャーおよび水準器を使用して、レールが水平で同じ高さになっているか確認します。
a. 両手を使い、ラックのポート側排気支柱の間に後ろ向きで装置を入れます。
b. ラックに取り付けたスライダ レールに装置の両側の 2 つのラックマウント ガイドを合わせます。ラックマウント ガイドをスライダ レールに滑り込ませ、装置をラックの奥までゆっくりスライドさせます。装置をスムーズにスライドできないときは、ラックマウント ガイドとスライダ レールの位置を合わせ直します。
手順 5 次の手順に従って、前面ラックマウント ブラケットを前面のラック取り付けレールに取り付け、装置をラックに固定します。
a. ケージ ナット、前面ラックマウント ブラケットの穴、ラックの取り付けレールのネジ穴を通るように 2 本のネジ(ラックのタイプに応じて 12-24 または 10-32)を差し込みます。
b. 装置の反対側の前面ラックマウント ブラケットについても、これを繰り返します。
ここでは、システムのアース接続の必要性と、静電放電による損傷を防ぐ方法について説明します。
アース接続は、装置を設置する際の最も重要な部分の 1 つです。適切にアースすることで、建物とその中に設置された装置を低インピーダンスで接続し、シャーシ間の電圧差を低くすることができます。設置時にシステムを適切にアースすれば、感電、過渡電流による装置の損傷、データの破損などの危険を削減または防止できます。 表 2-3 に、一般的なアース方法の注意事項を示します。
(注) どの場合も、アース方法は、National Electric Code(NEC)の要件または各地域の法および規制に準ずる必要があります。
(注) 必ず、すべての装置が完全に装着され、非脱落型ネジが完全に締まっていることを確認してください。さらに、すべての I/O ケーブルと電源コードが適切に接続されていることを確認してください。これらの方法は、すべての設置時に従う必要がある標準的な設置方法です。
モジュールまたはその他の Field Replaceable Unit(FRU)が不適切に扱われた場合に発生する可能性のある静電放電(ESD)による損傷は、断続的または完全な障害の原因となります。装置は、金属製フレーム内に固定されたプリント基板から構成されています。電磁干渉(EMI)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。金属フレームは、ESD からプリント基板を保護しますが、モジュールを扱うときには必ず、静電気防止用アース ストラップを着用してください。
(注) このシステム アースは、NEBS アースとも呼ばれます。
(注) 付属のシステム アース線をシステムのアース ラグに接続する必要はありません。このアース ラグは、シャーシの塗装されていない金属部への直通路を提供します。
システムのアース ラグを取り付けたら、次の手順で、静電気防止用リスト ストラップを適切に取り付けます。
手順 1 次のように静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用します。
a. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、リスト ストラップのパッケージを開き、静電気防止用リスト ストラップの包装を開けます。手首に黒の導体ループを巻き、肌にしっかりと密着するように、ストラップを締めます。
b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、パッケージを開いて、静電気防止用リスト ストラップを取り出します。リスト ストラップを巻く位置を決めて、肌にしっかりと密着させてください。
手順 2 静電気防止用リスト ストラップのバネ クリップまたはワニ口クリップをつかんで、ラックの塗装されていない金属部分に一瞬クリップを接触させます。蓄積された静電気をラック全体に安全に散逸させるために、クリップを塗装されていないラック レールに接触させることを推奨します。
手順 3 次のように、バネ クリップまたはワニ口クリップをアース ラグのネジに取り付けます(図 2-1 と図 2-2 を参照)。
a. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、バネ クリップを強くつかんであごを開き、システムのアース ラグのネジ頭の側面に取り付け、バネ クリップのあごがラグのネジ頭の後ろで閉じるように、バネ クリップをラグのネジ頭上でスライドさせます。
(注) バネ クリップのあごは、直接ラグのネジ頭またはラグのバレルをはさみ込めるほど広くは開きません。
b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用している場合は、システムのアース ラグのネジ頭、またはシステムのアース ラグ バレルに直接ワニ口クリップを取り付けます。
図 2-1 に、Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX のシステム アース ラグ ネジへの静電気防止用リスト ストラップの取り付け手順を示します。
図 2-1 Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX のシステム アース ラグ ネジへの静電気防止用リスト ストラップの取り付け
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(注) Cisco Nexus 2300 シリーズ FEX では、アース ラグ穴がシステムの側面から背面に移動されました。図 2-2 に Cisco Nexus 2348UPQ FEX を示します。
図 2-2 Cisco Nexus 2300 シリーズ FEX アース ラグの位置
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さらに、これらの装置を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
ここでは、システム アースを Cisco Nexus 2000 および 2300 シリーズ FEX に接続する方法について説明します。
(注) このシステム アースは、NEBS アースとも呼ばれます。
この装置を米国または欧州のセントラル オフィスに設置する場合は、AC 電源システムで、システム(NEBS)アースを使用する必要があります。
システム(NEBS)アースは、EMI 防止要件を満たすための追加のアースと、装置の低電圧装置(DC-DC コンバータ)のアースとなり、補助的なボンディング接続とアース接続に関する Telcordia Technologies NEBS 要件を満たします。シャーシのシステム アースについては、次の注意事項に従う必要があります。
シャーシには、アース ラグを接続するための、M4 ネジ穴が 2 つあるアース パッドが付いています。
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ステートメント 1046
アース ラグとアース線をシャーシに接続する手順は、次のとおりです。
手順 1 ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。
手順 2 むき出しになったアース線の端を、アース ラグの開放端に差し込みます。
手順 3 圧着工具を使用して、アース ラグにアース線を固定します。
手順 4 シャーシのアース パッドに貼られているラベルをはがします。
手順 5 金属どうしがぴったり接触するように、アース ラグをアース パッド上に重ね、アース ラグとアース パッドの穴に、ワッシャ付きの 2 本の M4 ネジを差し込みます。
手順 6 アース ラグおよびアース線が他の機器の妨げにならないことを確認します。
手順 7 アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、シャーシに十分なアースが確保されるようにします。
ここでは、装置の電源を投入し、ハードウェアの動作状態を確認する方法について説明します。
(注) 装置の初期設定が完了するまでは、イーサネット ポートを LAN に接続しないでください。装置の設定手順については、『Cisco Nexus 2300 Series Fabric Extender Software Configuration Guide』を参照してください。コンソール ポートの接続手順については、“1 ギガビット イーサネット ポートへの接続” sectionを参照してください。
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ステートメント 1046
装置の電源を投入し、ハードウェアの動作状態を確認する手順は、次のとおりです。
手順 1 空の電源ベイにフィラー パネルが取り付けられ、すべてのモジュールの前面プレートがシャーシのポート側排気口と一直線になるように取り付けられていて、電源モジュール、ファン トレイ、およびすべての拡張モジュールの非脱落型ネジが固く締まっていることを確認します。
手順 2 電源モジュールおよびファン トレイが取り付けられていることを確認します。
(注) 配電ユニットのコンセントの種類によっては、Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX をコンセントに接続するために、オプションのジャンパ電源コードが必要となる場合もあります。“ジャンパ電源コード” sectionを参照してください。
手順 3 “システムのアース接続” sectionの説明に従って、装置が適切にアースされていることを確認します。
手順 4 1 つの AC 電源モジュールを設置する場合は、その電源モジュールを次のように AC 電源に接続します。
a. 電源モジュールの電源コンセントに電源コードを接続します。
c. Cisco Nexus 2148T 電源モジュールにケーブルを接続する場合は、電源の AC レセプタクル上のスイッチを ON にします。
d. OK LED がグリーンに変わり、FAULT LED が消灯していることを点検して、電源が機能していることを確認します。
手順 5 1 つの DC 電源モジュールを設置する場合は、その電源モジュールを次のように DC 電源に接続します。
a. DC 電源の回路ブレーカーがオフになっていることを確認します。
b. 電源からのマイナスのケーブルを電源モジュールの左端子に接続して、その端子に付いているネジを締め付けます。新しい電源では、この端子はマイナス(-)とラベル付けされていますが、販売初期の電源ではプラス(+)として誤ってラベル付けされます。
c. 電源からのプラスのケーブルを電源モジュールの右端子に接続して、その端子に付いているネジを締め付けます。新しい電源では、この端子はプラス(+)とラベル付けされていますが、販売初期の電源ではマイナス(-)として誤ってラベル付けされます。
e. OK LED がグリーンに変わり、FAULT LED が消灯していることを点検して、電源が機能していることを確認します。
手順 6 ファンの動作音を確認します。電源コードを差し込むと、ファンが動作を開始します。
手順 7 装置が起動したら、LED が次の状態になっているかどうかを確認します。
コンポーネントが正常に動作しない場合は、そのコンポーネントを取り外してから、再度取り付けます。それでも正常に動作しない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡し、製品を交換してください。
(注) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品をシスコから直接購入された場合は、次の URL でシスコ テクニカル サポートまでご連絡ください。http://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
手順 8 システム ソフトウェアが起動し、装置が初期化され、エラー メッセージが表示されていないことを確認します。
問題を解決できない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡してください。
手順 9 今後の参照用に付録 C「設置環境およびメンテナンス記録」のワークシートに記入します。
ここでは、Cisco Nexus 2000 および 2300 シリーズ FEX 上でのコンポーネントの取り外しおよび取り付け方法について説明します。
Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX は 2 つの電源モジュールをサポートしますが、1 つの電源モジュールだけで動作します。もう 1 つの電源モジュールは冗長性を確保するためのものです。
(注) 電源モジュールとファン トレイ モジュールのエアーフロー方向が異なる状態で FEX の電源をオンにすると、エラー状態が発生して、スイッチが過熱し、シャットダウンする可能性があります。このエラー状態では、スイッチをシャットダウンして、コールドアイルから冷気を吸い込んでいないモジュールを交換する必要があります。すべてのモジュールがエアーフロー方向が同じで、コールドアイルから冷気を吸い込んでいることを確認したら、FEX の電源をオンにすることができます。
(注) もう一方の電源モジュールが正常に機能している場合は、システムを稼働したままで、障害のある電源モジュールを交換できます。
手順 1 電源モジュールの電源コンセントから電源コードを引き抜きます。
手順 2 次のように、電源モジュールをシャーシから取り外します。
手順 3 シャーシから引き出す際、もう一方の手で下から電源モジュールを支えます。
手順 4 電源モジュール ベイを空にしておく場合は、電源モジュール用ブランク フィラー パネルを取り付けます。
手順 1 シャーシにシステム アースが接続されていることを確認します。アース接続手順については、“システムのアース接続” sectionを参照してください。
手順 2 電源モジュール ベイにフィラー パネルが取り付けられている場合は、次のようにそれをスロットから取り外します。
手順 3 交換電源モジュールのハンドルを持ち、非脱落型ネジが左側に来るようにして、電源モジュールを電源モジュール ベイ内に押し込みます。電源モジュールがベイ内に完全に装着されるようにしてください。
手順 4 次のように、電源モジュールをシャーシに固定します。
(注) 配電ユニットのコンセントの種類によっては、Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX をコンセントに接続するために、オプションのジャンパ電源コードが必要となる場合もあります。“ジャンパ電源コード” sectionを参照してください。
手順 5 電源コードの反対側を AC 電源コンセントに接続します。
手順 6 電源モジュールの LED がグリーンになっているかどうかを調べ、電源モジュールの動作を確認します。電源モジュールの LED が示す内容については、“電源ステータス” sectionを参照してください。
手順 1 回路ブレーカーで電源モジュールへの DC 電源を切断します。両方の LED が消灯していることを確認します。
手順 4 サム ラッチを押してシャーシから電源モジュールを外し、ハンドルを使用してシャーシから途中まで抜き出します。
手順 5 シャーシから引き出す際、もう一方の手で下から電源モジュールを支えます。静電気防止用シートに電源モジュールを置きます。
手順 6 電源モジュール ベイを空にしておく場合は、電源モジュール用ブランク フィラー パネルを取り付けます。
システムに 2 台の電源モジュールを搭載する場合には、各電源モジュールを個別の電源に接続してください。1 つの電源に障害が起きても、通常、もう 1 つの電源は使用できます。
手順 1 シャーシにシステム アースが接続されていることを確認します。アース接続手順については、“システムのアース接続” sectionを参照してください。
手順 2 電源モジュール ベイにフィラー パネルが取り付けられている場合は、サム ラッチを左に押したままにして、フィラー パネルを電源モジュール ベイから引き出します。
手順 3 交換電源モジュールのハンドルを持ち、サム ラッチが右側に来るようにして、電源モジュールを電源モジュール ベイ内に押し込みます。電源モジュールがベイ内に完全に装着されるようにしてください。
手順 4 電源モジュールがしっかりとスロットに固定されるように、サム ラッチをはめます。
手順 5 電力源からのプラス ケーブルを電源モジュールの右端子に接続して締め付けます。新しい電源では、この端子はプラス(+)とラベル付けされていますが、販売初期の電源ではマイナス(-)として誤ってラベル付けされます。
手順 6 電力源からのマイナス ケーブルを電源モジュールの左端子に接続して締め付けます。新しい電源では、この端子はマイナス(-)とラベル付けされていますが、販売初期の電源ではプラス(+)として誤ってラベル付けされます。
手順 8 電源モジュールの LED がグリーンになっているかどうかを調べ、電源モジュールの動作を確認します。電源モジュールの LED が示す内容については、“電源ステータス” sectionを参照してください。
Cisco Nexus 2300 シリーズ FEX は 3 つのファンをサポートしますが、2 つのファンだけでも動作します。他のファンは冗長性を確保するためのものです。システムの動作中に取り外しや交換を行っても、電気的事故やシステムの故障を引き起こさない設計になっています。
Cisco Nexus 2200 シリーズ FEX または Cisco Nexus 2148T FEX のファン トレイを交換する場合は、“ファン トレイの取り外しおよび取り付け” sectionを参照してください。
(注) 電源モジュールとファン モジュールのエアーフロー方向が異なる FEX の電源をオンにすると、エラー状態が発生して、スイッチが過熱し、シャットダウンする可能性があります。このエラー状態では、スイッチをシャットダウンして、コールドアイルから冷気を吸い込んでいないモジュールを交換する必要があります。すべてのモジュールがエアーフロー方向が同じで、コールドアイルから冷気を吸い込んでいることを確認したら、FEX の電源をオンにすることができます。
警告 ファン トレイを取り外すときは、回転しているファンの羽根に手を近づけないでください。ファン トレイは、ファンの羽根が完全に停止してから取り外してください。ステートメント 258
手順 1 ファンの 2 つの突き出たつまみを引き寄せてラッチを解除し、ファンを外側に引き出します。
手順 2 シャーシからファンを完全に引き抜き、静電気防止用シートの上に置くか、梱包材を使用して再梱包します。
手順 1 ポート側排気シャーシの開口部にファンを配置してから、シャーシのできるだけ奥まで押し込んで固定します。
手順 2 装置の電源をオンにしたら、ファンの動作音を確認します。問題がなければすぐに動作音が聞こえます。動作音が聞こえない場合は、ファンがシャーシに完全に挿入されていて、前面プレートがシャーシの外面と面一になっているかどうかを確認します。
手順 3 LED がグリーンに点灯しているかどうかを確認します。LED がグリーンに点灯していない場合は、ファンが故障しています。この問題が発生した場合は、部品の交換についてカスタマーサービス担当者に連絡してください。
(注) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品をシスコから直接購入された場合は、次の URL でシスコ テクニカル サポートまでご連絡ください。http://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
Cisco Nexus 2200 シリーズ FEX と Cisco Nexus 2148T FEX ではファン トレイが使用されます。ファン トレイは、システムの稼働中に取り外しや交換を行っても、感電やシステムの損傷が起きないように設計されています。ただし、交換作業は 1 分以内に行う必要があります。
(注) 電源モジュールとファン トレイ モジュールのエアーフロー方向が異なる状態で FEX の電源をオンにすると、エラー状態が発生して、スイッチが過熱し、シャットダウンする可能性があります。このエラー状態では、スイッチをシャットダウンして、コールドアイルから冷気を吸い込んでいないモジュールを交換する必要があります。すべてのモジュールがエアーフロー方向が同じで、コールドアイルから冷気を吸い込んでいることを確認したら、FEX の電源をオンにすることができます。
警告 ファン トレイを取り外すときは、回転しているファンの羽根に手を近づけないでください。ファン トレイは、ファンの羽根が完全に停止してから取り外してください。ステートメント 258
手順 1 必要に応じてマイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバを使用し、ファン トレイの非脱落型ネジを左に回して緩めます。
手順 2 ファン トレイの非脱落型ネジを持ち、外に引き出します。
手順 3 シャーシからファン トレイを完全に引き抜き、静電気防止用シートの上に置くか、梱包材を使用して再梱包します。
(注) システムの動作中にファン トレイを取り外す場合は、新しいファン トレイを 1 分以内に取り付けて過熱を防ぐ必要があります。
手順 1 底面にコネクタが付いているシートメタル フランジをつかんでファン トレイを持ちます。
手順 2 ファン トレイをポート側排気シャーシの開口部に合わせ、シャーシに載せます。差し込める限り非脱落型ネジがシャーシに接触するまで、ファン トレイをシャーシ内に押し込みます。
手順 4 装置の電源を投入したら、ファンの動作音を確認します。ファンが動作する音がすぐに聞こえるはずです。動作音が聞こえない場合には、ファン トレイがシャーシ内に完全に挿入され、前面プレートがシャーシの外面と一直線になっているかどうかを確認してください。
手順 5 LED がグリーンに点灯しているかどうかを確認します。LED がグリーンに点灯していない場合、1 つまたは複数のファンに障害が発生しています。この問題が発生した場合は、部品の交換についてカスタマーサービス担当者に連絡してください。
(注) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品をシスコから直接購入された場合は、次の URL でシスコ テクニカル サポートまでご連絡ください。http://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
ラックから Cisco Nexus 2000 シリーズ FEX を取り外すには、次の手順を実行します。
手順 1 2 人で装置を抱えており、FEX の重量が完全に支えられていることを確認します。
手順 5 取り付けレールにポート側排気ラックマウント ブラケットを固定しているネジを外します。
手順 6 シャーシをゆっくり自分の方に滑らせ、スライダ レールから引き抜き、ラックから取り出します。
Cisco Nexus 2000 および 2300 シリーズ FEX を返送する必要がある場合は、“Cisco Nexus ファブリック エクステンダの取り外し” sectionの手順に従ってラックから装置を取り外し、返送用に再梱包してください。できれば、元の梱包材と箱を使用して装置を再梱包してください。シスコへの返送を手配するには、シスコのカスタマーサービス担当者に連絡してください。