set udld
指定したポートまたはグローバルにすべてのポートで UDLD 情報の表示をイネーブルまたはディセーブルにするには、 set udld コマンドを使用します。
set udld enable | disable [ mod/port ]
構文の説明
enable |
UDLD 情報の表示をイネーブルにするキーワード。 |
disable |
UDLD 情報の表示をディセーブルにするキーワード。 |
mod/port |
(任意)モジュール番号およびモジュールのポート番号。 |
デフォルト
デフォルトの設定は次のとおりです。
• UDLD のグローバルなイネーブル状態:グローバルにディセーブル。
• ポート単位の光ファイバ メディアの UDLD のイネーブル状態:すべてのイーサネット光ファイバ ポートでイネーブル。
• ポート単位のツイストペア(銅線)メディアの UDLD のイネーブル状態:すべてのイーサネット 10/100 および 1000BASE-TX ポートでディセーブル。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
このコマンドは、NAM ではサポートされません。
単方向接続が検出された場合は常に、UDLD はユーザおよびネットワーク管理アプリケーションに対して(SNMP を通じて)、設定誤りが検出されたポートがディセーブルになったことを通知する Syslog メッセージを表示します。
set udld enable または disable コマンドをグローバルに入力した場合、UDLD がグローバルに設定されます。UDLD がグローバルにディセーブルになっている場合、すべてのインターフェイスで自動的に UDLD がディセーブルになりますが、ポートごとに enable(または disable)設定を変更することはできません。グローバルに UDLD をイネーブルにした場合、インターフェイス上で UDLD が稼動するかどうかはポートごとの設定に応じて異なります。
UDLD は、イーサネット ファイバ インターフェイスと銅線インターフェイスの両方でサポートされます。UDLD は、イーサネット ファイバ インターフェイスまたは銅線インターフェイスでのみイネーブルにできます。
例
次に、モジュール 2 のポート 1 上で UDLD メッセージ表示をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld enable 2/1
UDLD enabled on port 2/1.
Warning:UniDirectional Link Detection
should be enabled only on ports not connected to hubs,
media converters or similar devices.
次に、モジュール 2 のポート 1 上で UDLD メッセージ表示をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld disable 2/1
UDLD disabled on port 2/1.
Warning:UniDirectional Link Detection
should be enabled only on ports not connected to hubs,
media converters or similar devices.
次に、すべてのモジュールのすべてのポート上で UDLD メッセージ表示をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld enable
次に、すべてのモジュールのすべてのポート上で UDLD メッセージ表示をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld disable
set udld aggressive-mode
指定したポートで UDLD アグレッシブ モードをイネーブルまたはディセーブルにするには、 set udld aggressive-mode コマンドを使用します。
set udld aggressive-mode enable | disable mod/port
構文の説明
enable |
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにするキーワード。 |
disable |
UDLD アグレッシブ モードをディセーブルにするキーワード。 |
mod/port |
モジュール番号およびモジュールのポート番号。 |
デフォルト
デフォルトでアグレッシブ モードはディセーブルになっています。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
アグレッシブ モードは、双方向リンクにあるポートがネイバーからのパケットを受信しなくなった場合に使用できます。この場合、ポートでアグレッシブ モードがイネーブルになっていると、UDLD がネイバーとの接続の再確立を試行します。再試行が 8 回失敗した後で接続を再確立できなかった場合、ポートはエラー ディセーブルになります。
このコマンドは、Cisco スイッチ間のポイントツーポイント リンクでのみ使用することを推奨します。このコマンドは、NAM ではサポートされません。
例
次に、アグレッシブ モードをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld aggressive-mode enable 2/1
Aggressive UDLD enabled on port 5/13.
Warning:Aggressive Mode for UniDirectional Link Detection
should be enabled only on ports not connected to hubs,
media converters or similar devices.
Console> (enable)
set udld interval
UDLD メッセージ インターバル タイマーを設定するには、 set udld interval コマンドを使用します。
set udld interval interval
構文の説明
interval |
メッセージのインターバル(秒単位)。有効値は 7 ~ 90 秒です。 |
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
このコマンドは、NAM ではサポートされません。
例
次に、メッセージ インターバル タイマーを設定する例を示します。
Console> (enable) set udld interval 90
UDLD message interval set to 90 seconds
set vlan
VLAN へのポートのグループ化、プライベート VLAN タイプの設定、VLAN とインスタンスのマッピングまたはマッピング解除を行うには、set vlan コマンド セットを使用します。
set vlan { vlans }{ mod / ports }
set vlan { vlans } [ name name ] [ type type ] [ state state ] [ said said ] [ mtu mtu ]
[ bridge bridge_num ] [ mode bridge_mode ] [ stp stp_type ] [ translation vlan_num ]
[ aremaxhop hopcount ] [ pvlan-type pvlan_type ] [ mistp-instance mistp_instance ] [ ring hex_ring_numbe r ] [ decring decimal_ring_number ] [ parent vlan_num ] [ backupcrf { off | on }] [ stemaxhop hopcount ] [ rspan ]
構文の説明
vlans |
VLAN を識別する番号。有効値は 1 ~ 1000 および 1025 ~ 4094 です。 |
mod/ports |
VLAN に属するモジュールの番号およびポート番号。 |
name name |
(任意)VLAN の名前として使用するテキスト文字列を定義するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 32 文字です。 |
type type |
(任意)VLAN タイプを識別するキーワードおよび変数。 |
state state |
(任意)VLAN の状態がアクティブかサスペンドかを指定するキーワードおよび変数。 |
said said |
(任意)セキュリティ アソシエーション ID を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 4294967294 です。 |
mtu mtu |
(任意)VLAN が使用できる最大伝送ユニット(バイトで表したパケット サイズ)を指定するキーワードおよび変数。有効値は 576 ~ 18190 です。 |
bridge bridge_num |
(任意)ブリッジの ID 番号を指定するキーワードおよび変数。有効値は 0x1 ~ 0xF の 16 進数です。 |
mode bridge_mode |
(任意)ブリッジ モードを指定するキーワードおよび変数。有効値は srt および srb です。 |
stp stp_type |
(任意)STP タイプを指定するキーワードおよび変数。有効値は ieee 、 ibm 、 auto です。 |
translation vlan_num |
(任意)FDDI またはトークン リングをイーサネットに変換するために使用するトランスレーショナル VLAN を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 1000 および 1025 ~ 4094 です。 |
aremaxhop hopcount |
(任意)All-Routes Explorer フレームの最大ホップ数を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 13 です。 |
pvlan-type pvlan-type |
(任意)プライベート VLAN タイプを指定するキーワードおよびオプション。有効な値については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
mistp-instance mistp_instance |
(任意)MISTP インスタンスを指定するキーワードおよび変数。有効値は none および 1 ~ 16 です。 |
ring hex_ring_number |
(任意)この VLAN をプライベート VLAN のプライマリ VLAN として指定するキーワード。 |
decring decimal_ring_number |
(任意)10 進数のリング番号を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 4095 です。 |
parent vlan_num |
(任意)親 VLAN の VLAN 番号を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 1000 および 1025 ~ 4094 です。 |
backupcrf off | on |
(任意)TrCRF がトラフィックのバックアップ パスかどうかを指定するキーワード。 |
stemaxhop hopcount |
(任意)Spanning Tree Explorer フレームの最大ホップ数を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 14 です。 |
rspan |
(任意)リモート SPAN 用に VLAN を作成するキーワード。 |
デフォルト
デフォルト値は次のとおりです。
• スイッチ イーサネット ポートおよびイーサネット リピータ ポートは VLAN 1。
• said は、VLAN 1 の場合は 100001、VLAN 2 の場合は 100002、VLAN 3 の場合は 100003(以降同様)。
• type は Ethernet。
• mtu は 1500 バイト。
• state は active。
• hopcount は 7。
• pvlan type は none。
• mistp_instance は、 新しいインスタンスへの VLAN のマッピングなし。既存の VLAN の場合、既存のインスタンス設定が使用されます。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
このコマンドは、NAM ではサポートされません。
通常範囲の VLAN を設定する場合は、 set vlan command until the Catalyst 6000 ファミリ スイッチが VTP トランスペアレント モードになるか( set vtp mode transparent )、VTP ドメイン名が設定されるまで( set vtp domain name )使用できません。プライベート VLAN を作成するには、UTP モードがトランスペアレントになっている必要があります。
VLAN 1 パラメータは出荷時に設定されていて、変更できません。
VLAN の範囲を指定する場合、VLAN 名は使用できません。
mistp-instance none コマンドを入力すると、 指定された VLAN はマッピングされていたインスタンスからマッピング解除されます。
set vlan vlan_num mistp-instance mistp_instance コマンドは、PVST+ モードで使用できます。
このコマンドを使用して ISL ポートに対して複数の VLAN は設定できません。VLAN 名には 1 ~ 32 の文字長を指定できます。新しい VLAN の追加または既存の VLAN の修正を行う場合、VLAN 番号は 1 ~ 1000 および 1025 ~ 4094 の範囲にある必要があります。
拡張範囲の VLAN(1025 ~ 4094)を使用するには、 set spantree macreduction コマンドを使用して、MAC アドレス リダクション機能をイネーブルにする必要があります。MAC アドレス リダクションをイネーブルにすると、VLAN スパニング ツリーに使用される MAC アドレスのプールがディセーブルになり、スイッチを識別する単一の MAC アドレスが残ります。
リモート SPAN VLAN に対して rspan キーワードを使用した場合、その VLAN でアクセス ポートは設定できません(リモート SPAN 宛先ポートを除く)。リモート SPAN VLAN では、ラーニングはディセーブルです。
リモート SPAN VLAN に対して rspan キーワードを使用する場合は、name name および state { active | suspend } 変数だけがサポートされます。
stemaxhop hopcount パラメータは、TrCRF を定義または設定するときにのみ有効です。
bridge bridge_num 、 mode bridge_mode 、stp stp_type 、translation vlan_num キーワードおよび値は、トークン リングおよび FDDI ネットワークで Catalyst 6000 ファミリ スイッチが Catalyst 5000 ファミリ スイッチの VTP サーバとして使用される場合にのみサポートされます。
スーパーバイザ エンジン上でプライベート VLAN を設定する必要があります。
pvlan-type の有効値は次のとおりです。
• primary は、VLAN をプライベート VLAN のプライマリ VLAN として指定します 。
• isolated は、VLAN をプライベート VLAN の独立 VLAN として指定します。
• community は、VLAN をプライベート VLAN のコミュニティ VLAN として指定します。
• twoway-community は、VLAN をコミュニティ ポート間およびコミュニティ ポートと MSFC 間のトラフィックを伝送する双方向コミュニティ VLAN として指定します。
• none は、VLAN をプライベート VLAN ではなく通常のイーサネット VLAN であると指定します。
プライベート VLAN で使用できるのは、アクセス ポートが割り当てられていない通常の VLAN だけです。set vlan コマンドを使用してプライベート VLAN にポートを追加しないでください。プライベート VLAN にポートを追加するには、 set pvlan コマンドを使用します。
VLAN 1001、1002、1003、1004、1005 は、プライベート VLAN では使用できません。
VLAN 1025 ~ 4094 は、拡張範囲の VLAN です。
サスペンド ステートの VLAN は、パケットを転送しません。
例
次に、VLAN 850 がモジュール 3 のポート 3 ~ 7 を含むように設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 850 3/4-7
---- -----------------------
次に、VLAN 7 をプライマリ VLAN として設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 7 pvlan-type primary
次に、VLAN 901 を独立 VLAN として設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 901 pvlan-type isolated
次に、VLAN 903 をコミュニティ VLAN として設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 903 pvlan-type community
次に、現在 VLAN 5 にマッピングされているすべてのインスタンスをマッピング解除する例を示します。
Console> (enable) set vlan 5 mistp-instance none
Vlan 5 configuration successful
set vlan mapping
予約済み VLAN から未予約 VLAN へのマッピング、または 802.1Q VLAN から ISL VLAN へのマッピングを行うには、set vlan mapping コマンド セットを使用します。
set vlan mapping reserved vlan non-reserved vlan
set vlan mapping dot1q 1q_vlan_num isl isl_vlan_num
構文の説明
reserved vlan |
予約済み VLAN を指定するキーワード。有効値は 1006 ~ 1024 です。 |
non-reserved vlan |
未予約 VLAN を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 1000 および 1025 ~ 4094 です。 |
dot1q 1q_vlan_num |
802.1Q VLAN を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1001 ~ 4094 です。 |
isl isl_vlan_num |
ISL VLAN を指定するキーワード。有効値は 1 ~ 1024 です。 |
デフォルト
このコマンドには、デフォルト設定はありません。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
VLAN および MISTP インスタンスのマッピングは、VTP サーバ モードまたはトランスペアレント モードのスイッチでのみ設定できます。
IEEE 802.1Q VLAN トランクは、VLAN 1 ~ 4094 をサポートします。ISL VLAN トランクは、VLAN 1 ~ 1024 をサポートします(1005 ~ 1024 は予約済みです)。スイッチは、自動的に 802.1Q VLAN 1000 以下を、同じ番号の ISL VLAN にマッピングします。
この機能を使用すると、1001 以降の 802.1Q VLAN を ISL VLAN にマッピングできます。
すべてのマッピングの合計は、8 以下にする必要があります。1 つの ISL VLAN にマッピングできる 802.1Q VLAN は 1 つだけです。たとえば、802.1Q VLAN 800 が ISL VLAN 800 に自動的にマッピングされている場合は、他のどの 802.1Q VLAN も ISL VLAN 800 に手動でマッピングしないでください。
既存の 802.1Q VLAN マッピングは、上書きできません。802.1Q VLAN 番号がすでに存在する場合、コマンドは中断されます。最初に、既存のマッピングを消去する必要があります。
reserved vlan の範囲は 1002 ~ 1024 です。デフォルト メディア VLAN となっている 1002 ~ 1005 を除き、予約済み範囲のすべてをマッピングできます。
既存の VLAN マッピングは、上書きできません。VLAN 番号がすでに存在する場合、コマンドは中断されます。最初に、既存のマッピングを消去する必要があります。
VLAN 番号が存在 しない 場合、次のいずれかの動作になります。
• スイッチがサーバ内にある場合、またはトランスペアレント モードである場合は、すべてのデフォルト値を使用して VLAN が作成されます。
• スイッチがクライアント モードである場合、VLAN が作成されずにコマンドが実行されます。VLAN が存在しないことを示す警告が表示されます。
テーブルがいっぱいである場合は、コマンドが中断され、テーブルがいっぱいであることを示すエラー メッセージが表示されます。
拡張範囲の VLAN がない場合、dot1q VLAN は拒否されます。
例
次に、予約済みの VLAN 1010 を未予約の VLAN 4000 にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping reserved 1010 non-reserved 4000
Vlan 1010 successfully mapped to 4000.
次に、既存のマッピングを入力したときの表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping reserved 1011 non-reserved 4001
Vlan mapping from vlan 1011 to vlan 4001 already exists.
次に、マッピング テーブルがいっぱいであるときの表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping reserved 1010 non-reserved 4000
Vlan mapping table full. Maximum of 8 mappings allowed.
次に、VLAN 850 を ISL VLAN 1022 にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 850 isl 1022
Vlan 850 configuration successful
次に、存在しない VLAN を入力したときの表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 2 isl 1016
Warning: Vlan 2 Nonexistent
次に、既存のマッピングを入力したときの表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 3 isl 1022
1022 exists in the mapping table. Please clear the mapping first.
次に、マッピング テーブルがいっぱいであるときの表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 99 isl 1017
set vmps downloadmethod
VMPS データベースのダウンロードに TFTP または rcp を使用するかどうかを指定するには、 set vmps downloadmethod コマンドを使用します。
set vmps downloadmethod { rcp | tftp } [ username ]
構文の説明
rcp |
VMPS データベースのダウンロード方式として rcp を指定するキーワード。 |
tftp |
VMPS データベースのダウンロード方式として TFTP を指定するキーワード。 |
username |
(任意)rcp でダウンロードするためのユーザ名。 |
デフォルト
方式を指定しなかった場合、TFTP が使用されます。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
username オプションは、ダウンロード方式として tftp を指定した場合は使用できません。
例
次に、VMPS データベースのダウンロード方式を指定する例を示します。
Console> (enable) set vmps downloadmethod rcp jdoe
vmps downloadmethod : RCP
set vmps downloadserver
VMPS データベースをダウンロードする TFTP サーバまたは rcp サーバの IP アドレスを指定するには、 set vmps downloadserver コマンドを使用します。
set vmps downloadserver ip_addr [ filename ]
構文の説明
ip_addr |
VMPS データベースをダウンロードする TFTP サーバまたは rcp サーバの IP アドレス。 |
filename |
(任意)TFTP サーバまたは rcp サーバの VMPS コンフィギュレーション ファイル名。 |
デフォルト
filename を指定しなかった場合、set vmps downloadserver コマンドは、デフォルト ファイル名の vmps-config-database.1 を使用します。
コマンド モード
特権。
例
次に、VMPS データベースをダウンロードするサーバを指定し、コンフィギュレーション ファイル名を指定する例を示します。
Console> (enable) set vmps downloadserver 192.168.69.100 vmps_config.1
IP address of the server set to 192.168.69.100
VMPS configuration filename set to vmps_config.1
set vmps server
VMPS サーバを設定するには、 set vmps server コマンド セットを使用します。
set vmps server ip_addr [ primary ]
set vmps server retry count
set vmps server reconfirminterval interval
構文の説明
ip_addr |
VMPS サーバの IP アドレス。 |
primary |
(任意)デバイスをプライマリ VMPS サーバとして指定します。 |
retry count |
再試行間隔を指定するキーワードおよび変数。有効値は 1 ~ 10 分です。 |
reconfirminterval interval |
再確認間隔を指定するキーワードおよび変数。有効値は 0 ~ 120 分です。 |
デフォルト
IP アドレスを指定しなかった場合、VMPS はローカル VMPS 設定を使用します。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
最大 3 台の VMPS サーバの IP アドレスを指定できます。任意の VMPS サーバをプライマリ VMPS サーバとして定義できます。
プライマリ VMPS サーバがダウンした場合、すべての後続のクエリーはセカンダリ VMPS サーバに送信されます。VMPS は、プライマリ サーバの可用性を 5 分ごとにチェックします。プライマリ VMPS サーバがオンラインに戻ると、再び後続の VMPS クエリーはプライマリ VMPS サーバに送信されます。
共存 VMPS を使用するには(デバイスで VMPS がイネーブルになっているとき)、3 つある VMPS アドレスの 1 つをインターフェイス sc0 の IP アドレスとして設定します。
reconfirminterval interval を指定するときに 0 を入力すると、再確認がディセーブルになります。
例
次に、プライマリ VMPS サーバを定義する例を示します。
Console> (enable) set vmps server 192.168.10.140 primary
192.168.10.140 added to VMPS table as primary domain server.
次に、セカンダリ VMPS サーバを定義する例を示します。
Console> (enable) set vmps server 192.168.69.171
192.168.69.171 added to VMPS table as backup domain server.
set vmps state
VMPS をイネーブルまたはディセーブルにするには、 set vmps state コマンドを使用します。
set vmps state { enable | disable }
構文の説明
enable |
VMPS をイネーブルにするキーワード。 |
disable |
VMPS をディセーブルにするキーワード。 |
デフォルト
デフォルトでは、VMPS はディセーブルです。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
set vmps state コマンドを使用する前に set vmps tftpserver コマンドを使用して、VMPS データベースをダウンロードするサーバの IP アドレスを指定する必要があります。
例
次に、VMPS をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set vmps state enable
Vlan membership Policy Server enabled.
次に、VMPS をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set vmps state disable
All the VMPS configuration information will be lost and the resources released on disable.
Do you want to continue (y/n[n]):y
VLAN Membership Policy Server disabled.
set vtp
VTP のオプションを設定するには、 set vtp コマンドを使用します。
set vtp [ domain domain_name ] [ mode { client | server | transparent }] [ passwd passwd ]
[ pruning { enable | disable }] [ v2 { enable | disable }]
構文の説明
domain domain_name |
(任意)VLAN 管理ドメインを識別する名前を定義するキーワード。 domain_name には 1 ~ 32 の文字長を指定できます。 |
mode { client | server | transparent } |
(任意)VTP モードを指定するキーワード。 |
passwd passwd |
(任意)VTP パスワードを定義するキーワードおよび変数。VTP パスワードの長さは、8 ~ 64 文字です。 |
pruning { enable | disable } |
(任意)管理ドメイン全体の VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブルにするキーワード。 |
v2 { enable | disable } |
(任意)バージョン 2 モードをイネーブルまたはディセーブルにするキーワード。 |
デフォルト
デフォルトは、サーバ モード、パスワードなし、プルーニングはディセーブル、v2 はディセーブルです。
コマンド モード
特権。
使用上のガイドライン
このコマンドは、NAM ではサポートされません。
このコマンドは、拡張範囲 VLAN ではサポートされません。
VTP プルーニングと MISTP は、同時にイネーブルにできません。
VTP ドメイン内のすべてのスイッチで、同じ VTP バージョンを実行する必要があります。同一 VTP ドメイン内のスイッチで、VTP バージョン 1 とバージョン 2 を同時に実行できません。
ドメインのすべてのスイッチが VTP バージョン 2 対応の場合、VTP バージョン 2 をイネーブルにする必要があるのは 1 台のスイッチだけです( set vtp v2 enable コマンドを使用)。バージョン番号は VTP ドメイン内にある他のバージョン 2 対応のスイッチに伝播されます。
VTP パスワードがすでに定義されているときに passwd 0 (ゼロ)を入力すると、VTP パスワードがクリアされます。
VTP では、サーバ、クライアント、トランスペアレントの 3 つのモードがサポートされます。サーバ モードのスイッチで VTP または VLAN 設定を変更した場合、その変更は同じ VTP ドメインのすべてのスイッチに伝播されます。
受信スイッチがサーバ モードで、リビジョン番号が送信スイッチよりも高い場合、設定は変更されません。リビジョン番号が低い場合は、設定が複製されます。
ダイナミック VLAN 作成がディセーブルの場合、VTP に設定できるモードは、サーバ モードまたはクライアント モードのいずれかにかぎります。
受信スイッチがサーバ モードの場合、設定は変更されません。
受信スイッチがクライアント モードである場合、クライアント スイッチはその設定を変更して、サーバのコンフィギュレーションをコピーします。すべての VTP または VLAN 設定の変更は、サーバ モードのスイッチで行ってください。
受信スイッチがトランスペアレント モードの場合、設定は変更されません。トランスペアレント モードのスイッチは、VTP に参加しません。トランスペアレント モードでスイッチ上の VTP または VLAN 設定を変更しても、変更はネットワーク上の他のスイッチに伝播しません。
pruning キーワードは、VTP ドメインの VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブルにするために使用します。VTP プルーニングにより、特定のスイッチ ポート外でプルーニング適格 VLAN に所属するステーションがない場合、その VLAN の情報は VTP 更新から削除されることになります。ドメインでプルーニングがイネーブルになっているときに、プルーニングする VLAN とプルーニングしない VLAN を指定するには、 set vtp pruneeligible および clear vtp pruneeligible コマンドを使用します。
VTP をディセーブルにするには、 set vtp mode transparent コマンドを入力します。このコマンドは、ドメインの VTP をディセーブルにしますが、スイッチからドメインは削除されません。スイッチからドメインを削除するには、 clear config all コマンドを使用します。
注意
clear config all コマンドを使用するときは、注意が必要です。このコマンドは VTP ドメインだけではなく、スイッチ設定全体をクリアします。
例
次に、 set vtp コマンドを使用する例を示します。
Console> (enable) set vtp domain Engineering mode client
VTP domain Engineering modified
次に、VTP をサーバまたはクライアント モードに変更し、ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにしようとした場合の表示例を示します。
Console> (enable) set vtp mode server
Failed to Set VTP to Server. Please disable Dynamic VLAN Creation First.
set vtp pruneeligible
プルーニング適格 VTP ドメイン VLAN を指定するには、 set vtp pruneeligible コマンドを使用します。
set vtp pruneeligible vlans
構文の説明
vlans |
VLAN 番号の範囲。有効値は 2 ~ 1000 です。 |
デフォルト
デフォルトでは、VLAN 2 ~ 1000 がプルーニング適格です。
コマンド モード
特権。
例
次に、VLAN 120 および 150 のプルーニング適格性を設定する例を示します。
Console> set vtp pruneeligible 120,150
Vlans 120,150 eligible for pruning on this device.
VTP domain nada modified.
この例では、 clear vtp pruneeligible コマンドを使用して、VLAN 200 ~ 500 がプルーニング不適格にされています。次に、VLAN 220 ~ 320 を再度プルーニング適格にする例を示します。
Console> set vtp pruneeligible 220-320
Vlans 2-199,220-320,501-1000 eligible for pruning on this device.
VTP domain Company modified.