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目次
この章では、データセンター ブリッジング(DCB)ネットワークにおける Cisco NX-OS デバイスに対するネットワーク qos ポリシーを設定する方法について説明します。
(注) |
この章は、F シリーズ I/O モジュールにのみに適用されます。 |
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新規および変更された情報(New and Changed Information)」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
データセンター ブリッジング(DCB)ネットワーク(DCB クラウドとも称される)は、I/O の統合を実現するネットワークです。 このネットワークは、サービス クラス(CoS)ベースのトラフィックの差別化をサポートするスイッチで構成されます。 DCB ネットワークは、さまざまなタイプのトラフィックを伝送します。たとえば、ストレージ エリア ネットワーク(SAN)、ローカル エリア ネットワーク(LAN)、およびプロセス間通信(IPC)トラフィックなどがあります。 SAN トラフィックは、パケット ドロップの影響を受けやすく、順序どおりの配信に依存します。これは、トラフィック(フレームおよびパケット)が送信時と同じ順序で配信されることを意味します。 LAN トラフィックでは、パケットの廃棄が可能で、ベストエフォート方式で配信されます。 LAN トラフィックでは、異なるプライオリティ レベルを指定できるため、輻輳中にタイムリーな形で配信できる可能性があります。 IPC ネットワークの場合は、超低遅延が必要です。 したがって、DCB ネットワークはトラフィックの差別化をサポートし、Quality Of Service(QoS)を提供する必要があります。
DCB ネットワークでは、トラフィック クラスを差別化するために仮想リンク(VL)が使用されます。 CoS の拡張である VL は、トラフィックの差別化を可能にし、802.1Q または S-Tag のプライオリティ ビットで伝送されます。CoS により、CoS でのトラフィックが他の CoS でのトラフィックに影響を与えないように、複数の論理リンク内に物理リンクを形成することができます。
DCB ネットワークには 8 つの CoS 値があります。 DCB クラウドに入るすべてのトラフィックは、これら 8 つの CoS 値の 1 つにマッピングされる必要があります。 DCB ネットワークの各フレームは CoS に属します。 Cos に特定の動作を与えるパラメータのセットによって Cos を定義できます。
ネットワーク qos ポリシーは、仮想デバイス コンテキスト(VDC)およびスイッチ間のネットワーク規模で該当する各 CoS 値の特性を定義します。 ネットワーク qos ポリシーを使用して、次を設定できます。
一時停止動作:CoS がロスレス動作を必要とするかどうかを決定できます(ロスレス動作は、輻輳時のパケット損失を防ぐプライオリティ フロー制御(PFC)メカニズムを使用して提供されます)。 drop(ドロップできるこの CoS 値を持つフレーム)および no drop(ドロップできないこの CoS 値を持つフレーム)を設定できます。 また、ドロップおよび非ドロップ設定では、ポート単位で PFC をイネーブルにする必要があります。 PFC の詳細については、「プライオリティ フロー制御の設定」を参照してください。
輻輳制御メカニズム:ドロップ CoS に対してのみ、テール ドロップ(TD:VL 単位の占有に基づいて差別化なしでフレームをドロップします)または重み付けランダム早期検出(WRED:VL 単位の占有および確率因子に基づいて差別化なしでフレームをドロップします)を選択できます。 デフォルトでは、TD がデフォルト ポリシーのドロップ Cos でイネーブルになっています。 TD および WRED に対するバースト最適化またはメッシュ最適化されたしきい値のいずれかが、CoS に予想されるトラフィック パターンに基づいてパケット廃棄アルゴリズムに選択できます。 輻輳制御アルゴリズムが選択されておらず、輻輳が発生した場合は、単一のしきい値に基づく厳格なテールドロップがドロップ CoS に対し発生します。
MTU:Cos に対する最大伝送単位(MTU)または最大ペイロード長を設定できます。 MTU の範囲は 1500 ~ 9216 です。 MTU は、すべての VDC のシステム ジャンボ MTU より小さい必要があります。 MTU は同じ入力キューにマッピングされた CoS に対し同じである必要があります。 入力キューの詳細については、「F シリーズ I/O モジュールのキューイングおよびスケジューリングの設定」を参照してください。
プロトコル:CoS 値に対するプロトコルとして、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)、iSCSI、または TCP を選択できます。 プロトコルの値は DCB 交換で使用されます。
以下の表に、異なるポリシー テンプレートの drop と no-drop の CoS 値を示します。
Templates |
|
|
---|---|---|
default-4q-8e-policy |
0 ~ 7 |
— |
default-4q-7e-policy |
0 ~ 2、4 ~ 7 |
3 |
default-4q-6e-policy |
0 ~ 2、5 ~ 7 |
3、4 |
default-4q-4e-policy |
0、5、6、7 |
1 ~ 4 |
default-8e-4q4q-policy |
0 ~ 7 |
— |
default-8e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ) |
0 ~ 7 |
— |
default-7e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ) |
0 ~ 2、4 ~ 7 |
3 |
default-6e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ) |
0 ~ 2、5 ~ 7 |
3、4 |
default-4e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ) |
0、5、6、7 |
1 ~ 4 |
以下の表に、出力および入力キューに対する CoS 値のキュー名とデフォルト マッピングを示します。
Templates |
入力キューのキュー名 |
入力 CoS 値 |
出力キューのキュー名 |
出力 CoS 値 |
プライオリティ CoS 値 |
---|---|---|---|---|---|
default-4q-8e-policy |
2q4t-8e-in-q1 2q4t-8e-in-q- default |
5 ~ 7 0 ~ 4 |
1p3q1t-8e-out-pq1 1p3q1t-8e-out-q2 1p3q1t-8e-out-q3 1p3q1t-8e-out-q- default |
5 ~ 7 3 ~ 4 2 0 ~ 1 |
5 ~ 7 |
default-4q-7e-policy |
4q4t-7e-in-q1 4q4t-7e-in-q-default 4q4t-7e-in-q3 4q4t-7e-in-q4 |
5 ~ 7 0 ~ 1 2、4 3 |
1p3q1t-7e-out-pq1 1p3q1t-7e-out-q2 1p3q1t-7e-out-q3 1p3q1t-7e-out-q- default |
5 ~ 7 3 2、4 0、1 |
5 ~ 7 |
default-4q-6e-policy |
4q4t-6e-in-q1 4q4t-6e-in-q-default 4q4t-6e-in-q3 4q4t-6e-in-q4 |
5 ~ 7 0 ~ 2 4 3 |
3p1q1t-6e-out-pq1 3p1q1t-6e-out-pq2 3p1q1t-6e-out-pq3 3p1q1t-6e-out-q- default |
5 ~ 7 4 3 0 ~ 2 |
5 ~ 7 4 3 |
default-4q-4e-policy |
4q4t-4e-in-q1 4q4t-4e-in-q-default 4q4t-4e-in-q3 4q4t-4e-in-q4 |
5 ~ 7 0 4 1 ~ 3 |
2p2q1t-4e-out-pq1 2p2q1t-4e-out-pq2 2p2q1t-4e-out-q3 2p2q1t-4e-out-q- default |
5 ~ 7 4 1 ~ 3 0 |
5 ~ 7 4 |
default-8e-4q4q-policy | 4q1t-8e-4q4q-in-q1 4q1t-8e-4q4q-in-qdefault 4q1t-8e-4q4q-in-q3 4q1t-8e-4q4q-in-q4 |
5 ~ 7 0、1 3、4 2 |
1p3q1t-8e-4q4q- out-pq1 1p3q1t-8e-4q4q- out-q2 1p3q1t-8e-4q4q- out-q3 1p3q1t-8e-4q4qout- q-default |
5 ~ 7 0、1 3、4 2 |
5 ~ 7 |
default-8e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ) |
8e-4q8q-in-q1 8e-4q8q-in-q-default 8e-4q8q-in-q3 8e-4q8q-in-q4 |
5 ~ 7 0 ~ 4 — — |
8e-4q8q-out-q1(プライオリティ キュー) 8e-4q8q-out-q2 8e-4q8q-out-q3 8e-4q8q-out-q4 8e-4q8q-out-q5 8e-4q8q-out-q6 8e-4q8q-out-q7 8e-4q8q-out-q- default |
5 7 6 4 3 2 1 0 |
5 (ドロップ カテゴリ) |
default-7e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ) |
default-7e-4q8qdrop- in-policy: 7e-4q8q-in-q1 7e-4q8q-in-q-default 7e-4q8q-in-q3 |
5 ~ 7 0 ~ 1 2~4 |
default-7e-4q8qdrop- out-policy: 7e-4q8q-out-q1 (プライオリティ キュー) 7e-4q8q-out-q2 7e-4q8q-out-q3 7e-4q8q-out-q4 7e-4q8q-out-q6 7e-4q8q-out-q7 7e-4q8q-out-q- default |
5 7 6 4 2 1 0 |
5(ドロップ カテゴリ) |
default-7e-4q8qndrop- in-policy: 7e-4q8q-in-q4 |
3 |
default-7e-4q8qndrop- out-policy: 7e-4q8q-out-q5 |
3 |
||
default-6e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ) |
default-6e-4q8qdrop- in-policy: 6e-4q8q-in-q1 6e-4q8q-in-q-default |
5 ~ 7 0 ~ 2 |
default-6e-4q8qdrop- out-policy: 6e-4q8q-out-q1(プライオリティ キュー) 6e-4q8q-out-q2 6e-4q8q-out-q3 6e-4q8q-out-q6 6e-4q8q-out-q7 6e-4q8q-out-q- default |
5 7 6 2 1 0 |
5(ドロップ カテゴリ) |
default-6e-4q8qndrop- in-policy: 6e-4q8q-in-q3 6e-4q8q-in-q4 |
4 3 |
default-6e-4q8qndrop- out-policy: 6e-4q8q-out-q4(プライオリティ キュー) 6e-4q8q-out-q5(プライオリティ キュー) |
4 3 |
4(no drop カテゴリ、最高優先度) 3(2 番めの最高優先度) |
|
default-4e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ) |
default-4e-4q8qdrop- in-policy: 4e-4q8q-in-q1 4e-4q8q-in-q-default |
5 ~ 7 0 |
default-4e-4q8qdrop- out-policy: |
5(ドロップ カテゴリ) |
|
4e-4q8q-out-q1(プライオリティ キュー) 4e-4q8q-out-q2 4e-4q8q-out-q3 4e-4q8q-out-q- default |
5 7 6 0 |
||||
default-4e-4q8qndrop-out-policy: 4e-4q8q-in-q3 4e-4q8q-in-q4 |
4 1 ~ 3 |
default-4e-4q8q-ndropout- policy: |
4(no drop カテゴリ) |
||
4e-4q8q-out-q4(プライオリティ キュー) 4e-4q8q-out-q5 4e-4q8q-out-q6 4e-4q8q-out-q7 |
4 3 2 1 |
以下の表に、Cisco Nexus 7710/7718 スイッチの入力キューへのデフォルトの DSCP 値を示します。
テンプレート |
入力キュー |
デフォルトの DSCP マッピング |
---|---|---|
default-8e-4q8q-policy |
8e-4q8q-in-q-default 8e-4q8q-in-q1 8e-4q8q-in-q4 8e-4q8q-in-q3 |
0 ~ 39 40 ~ 63 0 ~ 39 0 ~ 39 |
default-7e-4q8q-policy |
7e-4q8q-in-q-default 7e-4q8q-in-q1 7e-4q8q-in-q4 7e-4q8q-in-q3 |
0 ~ 15 40 ~ 63 — 16 ~ 39 |
default-6e-4q8q-policy |
6e-4q8q-in-q-default 6e-4q8q-in-q1 6e-4q8q-in-q4 6e-4q8q-in-q3 |
0 ~ 39 40 ~ 63 — — |
default-4e-4q8q-policy |
4e-4q8q-in-q-default 4e-4q8q-in-q1 4e-4q8q-in-q4 4e-4q8q-in-q3 |
0 ~ 39 40 ~ 63 — — |
デフォルトのネットワーク ポリシー テンプレート名では、数字 4、6、7、および 8 は、ポリシーで定義されるドロップ CoS の番号を意味し、e はイーサネットを意味します。
(注) |
4q8q ポリシー テンプレートは、Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチでのみサポートされ、デフォルトでイネーブルになっています。 |
(注) |
default-8e-4q8q-in-policy の場合は、入力バッファは、2 つのキュー(8e-4q8q-in-q1 と 8e-4q8q-in-q-default)に制限されているので、CoS2q / dscp-to-queue マッピングの変更が 8e-4q8q-in-q3 および 8e-4q8q-in-q4 に行われる前に、queue limit コマンドを使用してキュー制限を変更する必要があります。 |
ネットワーク qos ポリシー テンプレートは、最初の F シリーズ モジュールが動作可能になるか、またはテンプレートがスタートアップ コンフィギュレーションで保存されたときに作成されます。
(注) |
システム定義のポリシー テンプレートに準拠しないポリシーは現在サポートされていません。 |
QoS 機能にライセンスは必要ありません。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。
仮想デバイス コンテキスト(VDC)の使用には Advanced Services ライセンスが必要です。
NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
ネットワークの QoS ポリシーには、次の前提条件があります。
ネットワーク qos ポリシーの設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。
(注) |
これらの注意事項と制約事項は、すべての F シリーズのエッジ ポートおよび FabricPath モード ポートに適用されます。 |
ネットワーク qos ポリシーは、デフォルトの VDC のみに設定および適用する必要があります。
no-drop CoS 値を持つテンプレートを選択すると、no-drop 動作が自動的に与えられません。 no-drop 動作は、プライオリティ フロー制御(PFC)が正常にネゴシエーションされるまたは作動するポート上でのみこれらの CoS 値に対してイネーブルになります。
ポート MTU がインターフェイスで設定されている場合、ネットワーク qos MTU をオーバーライドします。
ファブリック エクステンダ(FEX)インターフェイスは、qos ポリシー テンプレートに行われる MTU の変更をサポートしていません。
FEX ポート チャネルには、CoS 5 ~ CoS 7 のトラフィックに 1058 の最小 MTU 設定が必要です。 FEX は、MTU が 1058 よりも小さいと失敗し、スイッチに登録されません。
ネットワーク qos ポリシーの変更は中断を伴う操作ですが、VDC 間の一部またはすべてのポートでトラフィック ドロップが発生する可能性があります。
DCB ネットワーク qos ポリシーは、F シリーズ モジュールに関係します。 DCE ネットワーク qos ポリシーは、DCE ネットワーク対応のラインカードがシャーシに挿入された場合にのみ作成されます。
これらの方法の 1 つに従ってネットワーク qos ポリシーを設定できます。
定義済みポリシー:要件に合わせて事前定義されたネットワーク qos ポリシー テンプレートを適用できます。 定義済みポリシーの詳細については、表 1 を参照してください。 デフォルトでは、default-nq-8e-policy が設定されます。 番号は、ドロップ(イーサネット)CoS 値の数を意味します。 テンプレートの CoS 値は、標準規則および使用パターンに基づいて選択されます。
定義済みテンプレートのコピー:ネットワーク qos ポリシー テンプレートをコピーし、必要に応じて変更できます。 ネットワーク qos ポリシーをコピーすると、default と policy のサブストリングが排除されるため、デフォルト ポリシー名が短くなります。
ユーザ定義のポリシー:システム定義のポリシー テンプレートの 1 つに準拠するネットワーク qos ポリシーを作成できます。
(注) |
デフォルト以外の仮想デバイス コンテキスト(VDC)にあるポートは、デフォルトの VDC からネットワーク qos ポリシーを継承します。 ネットワーク qos ポリシー テンプレートをコピーおよび変更して、デフォルト VDC からのみネットワーク qos ポリシー コマンドを使用できます。 |
定義済みネットワーク qos ポリシー テンプレートをコピーします。
ネットワーク qos ポリシーは、VDC 間のシステム上でグローバルにのみ適用します。 ネットワーク qos ポリシーを適用すると、対応するキューイング ポリシーが自動的に適用されます。
ターゲットにネットワーク qos ポリシーを適用するには、service-policy コマンドを使用します。
ネットワーク qos ポリシー設定を表示するには、次の作業のいずれかを行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
show class-map type network-qos |
タイプ ネットワーク qos クラス マップを表示します。 |
show policy-map type network-qos |
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップを表示します。 |
show policy-map system type network-qos |
アクティブなネットワーク qos タイプのクラス マップを表示します。 |
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Quality of Service Command Reference』を参照してください。
次に、ネットワーク QoS ポリシーを設定する例を示します。
policy-map type network-qos default-nq-6e-policy class type network-qos c-nq-6e-drop match cos 0-2,5-7 congestion-control tail-drop mtu 1500 class type network-qos c-nq-6e-ndrop-fcoe match cos 3 match protocol fcoe pause mtu 2112 class type network-qos c-nq-6e-ndrop match cos 4 pause mtu 1500
以下の表に、このマニュアルで取り上げる新機能および変更された機能を要約し、各機能がサポートされているリリースを示します。 ご使用のソフトウェア リリースで、本書で説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
4q8q ポリシー テンプレートのサポート |
6.2(2) |
Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチのみで 8 個の出力キューを提供する 4 つの 4q8q テンプレートのサポート。 |
4 つの入力バッファのサポート |
6.1(3) |
4 つの入力バッファをサポートする default-8e-4q4q-policy テンプレートのサポート。 |
ネットワーク qos ポリシー |
5.1(1) |
この機能が導入されました。 |
目次
この章では、データセンター ブリッジング(DCB)ネットワークにおける Cisco NX-OS デバイスに対するネットワーク qos ポリシーを設定する方法について説明します。
(注)
この章は、F シリーズ I/O モジュールにのみに適用されます。
- 機能情報の確認
- ネットワーク QoS に関する情報
- ライセンスの要件
- ネットワーク QoS の前提条件
- 注意事項と制約事項
- ネットワーク QoS ポリシーの設定
- ユーザ定義ネットワークの設定
- ターゲットに対するネットワーク QoS ポリシーの適用
- ネットワーク QoS の確認
- ネットワーク QoS の設定例
- ネットワーク QoS の機能履歴
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新規および変更された情報(New and Changed Information)」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
ネットワーク QoS に関する情報
データセンター ブリッジング(DCB)ネットワーク(DCB クラウドとも称される)は、I/O の統合を実現するネットワークです。 このネットワークは、サービス クラス(CoS)ベースのトラフィックの差別化をサポートするスイッチで構成されます。 DCB ネットワークは、さまざまなタイプのトラフィックを伝送します。たとえば、ストレージ エリア ネットワーク(SAN)、ローカル エリア ネットワーク(LAN)、およびプロセス間通信(IPC)トラフィックなどがあります。 SAN トラフィックは、パケット ドロップの影響を受けやすく、順序どおりの配信に依存します。これは、トラフィック(フレームおよびパケット)が送信時と同じ順序で配信されることを意味します。 LAN トラフィックでは、パケットの廃棄が可能で、ベストエフォート方式で配信されます。 LAN トラフィックでは、異なるプライオリティ レベルを指定できるため、輻輳中にタイムリーな形で配信できる可能性があります。 IPC ネットワークの場合は、超低遅延が必要です。 したがって、DCB ネットワークはトラフィックの差別化をサポートし、Quality Of Service(QoS)を提供する必要があります。
DCB ネットワークでは、トラフィック クラスを差別化するために仮想リンク(VL)が使用されます。 CoS の拡張である VL は、トラフィックの差別化を可能にし、802.1Q または S-Tag のプライオリティ ビットで伝送されます。CoS により、CoS でのトラフィックが他の CoS でのトラフィックに影響を与えないように、複数の論理リンク内に物理リンクを形成することができます。
DCB ネットワークには 8 つの CoS 値があります。 DCB クラウドに入るすべてのトラフィックは、これら 8 つの CoS 値の 1 つにマッピングされる必要があります。 DCB ネットワークの各フレームは CoS に属します。 Cos に特定の動作を与えるパラメータのセットによって Cos を定義できます。
ネットワーク qos ポリシーは、仮想デバイス コンテキスト(VDC)およびスイッチ間のネットワーク規模で該当する各 CoS 値の特性を定義します。 ネットワーク qos ポリシーを使用して、次を設定できます。
一時停止動作:CoS がロスレス動作を必要とするかどうかを決定できます(ロスレス動作は、輻輳時のパケット損失を防ぐプライオリティ フロー制御(PFC)メカニズムを使用して提供されます)。 drop(ドロップできるこの CoS 値を持つフレーム)および no drop(ドロップできないこの CoS 値を持つフレーム)を設定できます。 また、ドロップおよび非ドロップ設定では、ポート単位で PFC をイネーブルにする必要があります。 PFC の詳細については、「プライオリティ フロー制御の設定」を参照してください。
輻輳制御メカニズム:ドロップ CoS に対してのみ、テール ドロップ(TD:VL 単位の占有に基づいて差別化なしでフレームをドロップします)または重み付けランダム早期検出(WRED:VL 単位の占有および確率因子に基づいて差別化なしでフレームをドロップします)を選択できます。 デフォルトでは、TD がデフォルト ポリシーのドロップ Cos でイネーブルになっています。 TD および WRED に対するバースト最適化またはメッシュ最適化されたしきい値のいずれかが、CoS に予想されるトラフィック パターンに基づいてパケット廃棄アルゴリズムに選択できます。 輻輳制御アルゴリズムが選択されておらず、輻輳が発生した場合は、単一のしきい値に基づく厳格なテールドロップがドロップ CoS に対し発生します。
MTU:Cos に対する最大伝送単位(MTU)または最大ペイロード長を設定できます。 MTU の範囲は 1500 ~ 9216 です。 MTU は、すべての VDC のシステム ジャンボ MTU より小さい必要があります。 MTU は同じ入力キューにマッピングされた CoS に対し同じである必要があります。 入力キューの詳細については、「F シリーズ I/O モジュールのキューイングおよびスケジューリングの設定」を参照してください。
プロトコル:CoS 値に対するプロトコルとして、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)、iSCSI、または TCP を選択できます。 プロトコルの値は DCB 交換で使用されます。
ドロップ CoS 値と no-drop CoS 値の違い
以下の表に、異なるポリシー テンプレートの drop と no-drop の CoS 値を示します。
表 1 ドロップ CoS 値と no-drop CoS 値の違い Templates
default-4q-8e-policy
0 ~ 7
—
default-4q-7e-policy
0 ~ 2、4 ~ 7
3
default-4q-6e-policy
0 ~ 2、5 ~ 7
3、4
default-4q-4e-policy
0、5、6、7
1 ~ 4
default-8e-4q4q-policy
0 ~ 7
—
default-8e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ)
0 ~ 7
—
default-7e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ)
0 ~ 2、4 ~ 7
3
default-6e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ)
0 ~ 2、5 ~ 7
3、4
default-4e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7706/7710/7718 スイッチでのみ)
0、5、6、7
1 ~ 4
出力/入力キューに対する CoS 値のキュー名とデフォルト マッピング
以下の表に、出力および入力キューに対する CoS 値のキュー名とデフォルト マッピングを示します。
表 2 出力/入力キューに対する CoS 値のキュー名とデフォルト マッピング Templates
入力キューのキュー名
入力 CoS 値
出力キューのキュー名
出力 CoS 値
プライオリティ CoS 値
default-4q-8e-policy
2q4t-8e-in-q1
2q4t-8e-in-q- default
5 ~ 7
0 ~ 4
1p3q1t-8e-out-pq1
1p3q1t-8e-out-q2
1p3q1t-8e-out-q3
1p3q1t-8e-out-q- default
5 ~ 7
3 ~ 4
2
0 ~ 1
5 ~ 7
default-4q-7e-policy
4q4t-7e-in-q1
4q4t-7e-in-q-default
4q4t-7e-in-q3
4q4t-7e-in-q4
5 ~ 7
0 ~ 1
2、4
3
1p3q1t-7e-out-pq1
1p3q1t-7e-out-q2
1p3q1t-7e-out-q3
1p3q1t-7e-out-q- default
5 ~ 7
3
2、4
0、1
5 ~ 7
default-4q-6e-policy
4q4t-6e-in-q1
4q4t-6e-in-q-default
4q4t-6e-in-q3
4q4t-6e-in-q4
5 ~ 7
0 ~ 2
4
3
3p1q1t-6e-out-pq1
3p1q1t-6e-out-pq2
3p1q1t-6e-out-pq3
3p1q1t-6e-out-q- default
5 ~ 7
4
3
0 ~ 2
5 ~ 7
4
3
default-4q-4e-policy
4q4t-4e-in-q1
4q4t-4e-in-q-default
4q4t-4e-in-q3
4q4t-4e-in-q4
5 ~ 7
0
4
1 ~ 3
2p2q1t-4e-out-pq1
2p2q1t-4e-out-pq2
2p2q1t-4e-out-q3
2p2q1t-4e-out-q- default
5 ~ 7
4
1 ~ 3
0
5 ~ 7
4
default-8e-4q4q-policy 4q1t-8e-4q4q-in-q1
4q1t-8e-4q4q-in-qdefault
4q1t-8e-4q4q-in-q3
4q1t-8e-4q4q-in-q4
5 ~ 7
0、1
3、4
2
1p3q1t-8e-4q4q- out-pq1
1p3q1t-8e-4q4q- out-q2
1p3q1t-8e-4q4q- out-q3
1p3q1t-8e-4q4qout-
q-default
5 ~ 7
0、1
3、4
2
5 ~ 7
default-8e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ)
8e-4q8q-in-q1
8e-4q8q-in-q-default
8e-4q8q-in-q3
8e-4q8q-in-q4
5 ~ 7
0 ~ 4
—
—
8e-4q8q-out-q1(プライオリティ
キュー)
8e-4q8q-out-q2
8e-4q8q-out-q3
8e-4q8q-out-q4
8e-4q8q-out-q5
8e-4q8q-out-q6
8e-4q8q-out-q7
8e-4q8q-out-q- default
5
7
6
4
3
2
1
0
5
(ドロップ カテゴリ)
default-7e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ)
default-7e-4q8qdrop- in-policy:
7e-4q8q-in-q1
7e-4q8q-in-q-default
7e-4q8q-in-q3
5 ~ 7
0 ~ 1
2~4
default-7e-4q8qdrop- out-policy:
7e-4q8q-out-q1
(プライオリティ キュー)
7e-4q8q-out-q2
7e-4q8q-out-q3
7e-4q8q-out-q4
7e-4q8q-out-q6
7e-4q8q-out-q7
7e-4q8q-out-q- default
5
7
6
4
2
1
0
5(ドロップ カテゴリ)
default-7e-4q8qndrop- in-policy:
7e-4q8q-in-q4
3
default-7e-4q8qndrop- out-policy:
7e-4q8q-out-q5
3
default-6e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ)
default-6e-4q8qdrop- in-policy:
6e-4q8q-in-q1
6e-4q8q-in-q-default
5 ~ 7
0 ~ 2
default-6e-4q8qdrop- out-policy:
6e-4q8q-out-q1(プライオリティ キュー)
6e-4q8q-out-q2
6e-4q8q-out-q3
6e-4q8q-out-q6
6e-4q8q-out-q7
6e-4q8q-out-q- default
5
7
6
2
1
0
5(ドロップ カテゴリ)
default-6e-4q8qndrop- in-policy:
6e-4q8q-in-q3
6e-4q8q-in-q4
4
3
default-6e-4q8qndrop- out-policy:
6e-4q8q-out-q4(プライオリティ キュー)
6e-4q8q-out-q5(プライオリティ キュー)
4
3
4(no drop カテゴリ、最高優先度)
3(2 番めの最高優先度)
default-4e-4q8q-policy(Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのみ)
default-4e-4q8qdrop- in-policy:
4e-4q8q-in-q1
4e-4q8q-in-q-default
5 ~ 7
0
default-4e-4q8qdrop- out-policy:
5(ドロップ カテゴリ)
4e-4q8q-out-q1(プライオリティ キュー)
4e-4q8q-out-q2
4e-4q8q-out-q3
4e-4q8q-out-q- default
5
7
6
0
default-4e-4q8qndrop-out-policy:
4e-4q8q-in-q3
4e-4q8q-in-q4
4
1 ~ 3
default-4e-4q8q-ndropout- policy:
4(no drop カテゴリ)
4e-4q8q-out-q4(プライオリティ キュー)
4e-4q8q-out-q5
4e-4q8q-out-q6
4e-4q8q-out-q7
4
3
2
1
デフォルトの DSCP マッピング
以下の表に、Cisco Nexus 7710/7718 スイッチの入力キューへのデフォルトの DSCP 値を示します。
表 3 Cisco Nexus 7710/7718 スイッチのデフォルト DSCP マッピング テンプレート
入力キュー
デフォルトの DSCP マッピング
default-8e-4q8q-policy
8e-4q8q-in-q-default
8e-4q8q-in-q1
8e-4q8q-in-q4
8e-4q8q-in-q3
0 ~ 39
40 ~ 63
0 ~ 39
0 ~ 39
default-7e-4q8q-policy
7e-4q8q-in-q-default
7e-4q8q-in-q1
7e-4q8q-in-q4
7e-4q8q-in-q3
0 ~ 15
40 ~ 63
—
16 ~ 39
default-6e-4q8q-policy
6e-4q8q-in-q-default
6e-4q8q-in-q1
6e-4q8q-in-q4
6e-4q8q-in-q3
0 ~ 39
40 ~ 63
—
—
default-4e-4q8q-policy
4e-4q8q-in-q-default
4e-4q8q-in-q1
4e-4q8q-in-q4
4e-4q8q-in-q3
0 ~ 39
40 ~ 63
—
—
デフォルトのネットワーク ポリシー テンプレート名では、数字 4、6、7、および 8 は、ポリシーで定義されるドロップ CoS の番号を意味し、e はイーサネットを意味します。
(注)
4q8q ポリシー テンプレートは、Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチでのみサポートされ、デフォルトでイネーブルになっています。
(注)
default-8e-4q8q-in-policy の場合は、入力バッファは、2 つのキュー(8e-4q8q-in-q1 と 8e-4q8q-in-q-default)に制限されているので、CoS2q / dscp-to-queue マッピングの変更が 8e-4q8q-in-q3 および 8e-4q8q-in-q4 に行われる前に、queue limit コマンドを使用してキュー制限を変更する必要があります。
ネットワーク qos ポリシー テンプレートは、最初の F シリーズ モジュールが動作可能になるか、またはテンプレートがスタートアップ コンフィギュレーションで保存されたときに作成されます。
(注)
システム定義のポリシー テンプレートに準拠しないポリシーは現在サポートされていません。
注意事項と制約事項
ネットワーク qos ポリシーの設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。
(注)
これらの注意事項と制約事項は、すべての F シリーズのエッジ ポートおよび FabricPath モード ポートに適用されます。
ネットワーク qos ポリシーは、デフォルトの VDC のみに設定および適用する必要があります。
no-drop CoS 値を持つテンプレートを選択すると、no-drop 動作が自動的に与えられません。 no-drop 動作は、プライオリティ フロー制御(PFC)が正常にネゴシエーションされるまたは作動するポート上でのみこれらの CoS 値に対してイネーブルになります。
ポート MTU がインターフェイスで設定されている場合、ネットワーク qos MTU をオーバーライドします。
ファブリック エクステンダ(FEX)インターフェイスは、qos ポリシー テンプレートに行われる MTU の変更をサポートしていません。
FEX ポート チャネルには、CoS 5 ~ CoS 7 のトラフィックに 1058 の最小 MTU 設定が必要です。 FEX は、MTU が 1058 よりも小さいと失敗し、スイッチに登録されません。
ネットワーク qos ポリシーの変更は中断を伴う操作ですが、VDC 間の一部またはすべてのポートでトラフィック ドロップが発生する可能性があります。
DCB ネットワーク qos ポリシーは、F シリーズ モジュールに関係します。 DCE ネットワーク qos ポリシーは、DCE ネットワーク対応のラインカードがシャーシに挿入された場合にのみ作成されます。
ネットワーク QoS ポリシーの設定
手順これらの方法の 1 つに従ってネットワーク qos ポリシーを設定できます。
定義済みポリシー:要件に合わせて事前定義されたネットワーク qos ポリシー テンプレートを適用できます。 定義済みポリシーの詳細については、表 1 を参照してください。 デフォルトでは、default-nq-8e-policy が設定されます。 番号は、ドロップ(イーサネット)CoS 値の数を意味します。 テンプレートの CoS 値は、標準規則および使用パターンに基づいて選択されます。
定義済みテンプレートのコピー:ネットワーク qos ポリシー テンプレートをコピーし、必要に応じて変更できます。 ネットワーク qos ポリシーをコピーすると、default と policy のサブストリングが排除されるため、デフォルト ポリシー名が短くなります。
ユーザ定義のポリシー:システム定義のポリシー テンプレートの 1 つに準拠するネットワーク qos ポリシーを作成できます。
(注)
デフォルト以外の仮想デバイス コンテキスト(VDC)にあるポートは、デフォルトの VDC からネットワーク qos ポリシーを継承します。
ネットワーク qos ポリシー テンプレートをコピーおよび変更して、デフォルト VDC からのみネットワーク qos ポリシー コマンドを使用できます。
定義済みネットワーク qos ポリシー テンプレートをコピーします。
ユーザ定義ネットワークの設定
手順
ターゲットに対するネットワーク QoS ポリシーの適用
手順ネットワーク qos ポリシーは、VDC 間のシステム上でグローバルにのみ適用します。 ネットワーク qos ポリシーを適用すると、対応するキューイング ポリシーが自動的に適用されます。
ターゲットにネットワーク qos ポリシーを適用するには、service-policy コマンドを使用します。
ネットワーク QoS の確認
ネットワーク qos ポリシー設定を表示するには、次の作業のいずれかを行います。
コマンド
目的
show class-map type network-qos
タイプ ネットワーク qos クラス マップを表示します。
show policy-map type network-qos
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップを表示します。
show policy-map system type network-qos
アクティブなネットワーク qos タイプのクラス マップを表示します。
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Quality of Service Command Reference』を参照してください。
ネットワーク QoS の設定例
次に、ネットワーク QoS ポリシーを設定する例を示します。
policy-map type network-qos default-nq-6e-policy class type network-qos c-nq-6e-drop match cos 0-2,5-7 congestion-control tail-drop mtu 1500 class type network-qos c-nq-6e-ndrop-fcoe match cos 3 match protocol fcoe pause mtu 2112 class type network-qos c-nq-6e-ndrop match cos 4 pause mtu 1500ネットワーク QoS の機能履歴
以下の表に、このマニュアルで取り上げる新機能および変更された機能を要約し、各機能がサポートされているリリースを示します。 ご使用のソフトウェア リリースで、本書で説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。