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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
WLAN インターフェイスまたはインターフェイス グループを設定するには、clientvlan コマンドを使用します。WLAN インターフェイスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
client vlan interface-id-name-or-group-name
no client vlan
interface-id-name-or-group-name | インターフェイス ID、名前、または VLAN グループ名。インターフェイス ID は、複数桁で指定することもできます。 |
デフォルト インターフェイスが設定されています。
WLAN の設定
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用する前に、WLAN をディセーブルにする必要があります。WLAN をディセーブルにする方法の詳細については、「関連コマンド」の項を参照してください。
次に、WLAN のクライアント VLAN をイネーブルにする例を示します。
スイッチ# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. スイッチ(config)# wlan wlan1 スイッチ(config-wlan)# client vlan client-vlan1 スイッチ(config-wlan)# end
次に、WLAN 上のクライアント VLAN をディセーブルにする例を示します。
スイッチ# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. スイッチ(config)# wlan wlan1 スイッチ(config-wlan)# no client vlan スイッチ(config-wlan)# end
VLAN Query Protocol(VQP)クライアントに保持されている VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)統計情報をクリアするには、特権 EXEC モードで clear vmps statistics コマンドを使用します。
clear vmps statistics
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
なし
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)統計情報をクリアする方法を示します。
スイッチ# clear vmps statistics
情報が削除されたかどうかを確認するには、show vmps statistics 特権 EXEC コマンドを入力します。
VLAN Trunking Protocol(VTP)およびプルーニング カウンタをクリアするには、特権 EXEC モードで clear vtp counters コマンドを使用します。
clear vtp counters
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
なし
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、VTP カウンタをクリアする方法を示します。
スイッチ# clear vtp counters
情報が削除されたことを確認するには、show vtp counters 特権 EXEC コマンドを入力します。
VLAN マネージャ ソフトウェアのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug platform vlan コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug platform vlan { error | mvid | rpc }
no debug platform vlan { error | mvid | rpc }
error |
VLAN エラー デバッグ メッセージを表示します。 |
mvid |
マッピングされた VLAN ID の割り当ておよびフリー デバッグ メッセージを表示します。 |
rpc |
リモート プロシージャ コール(RPC)デバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
undebug platform vlan コマンドは、no debug platform vlan コマンドと同じです。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、スタック マスターでのみイネーブルになります。スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドでスタック マスターからセッションを開始して、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター スイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
次の例では、VLAN エラー デバッグ メッセージを表示する方法を示します。
スイッチ# debug platform vlan error
VLAN マネージャ アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug sw-vlan コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug sw-vlan { badpmcookies | cfg-vlan { bootup | cli } | events | ifs | mapping | notification | packets | redundancy | registries | vtp }
no debug sw-vlan { badpmcookies | cfg-vlan { bootup | cli } | events | ifs | mapping | notification | packets | redundancy | registries | vtp }
badpmcookies |
不良ポート マネージャ クッキーの VLAN マネージャ インシデントに関するデバッグ メッセージを表示します。 |
cfg-vlan |
VLAN 設定デバッグ メッセージを表示します。 |
bootup |
スイッチが起動すると、メッセージが表示されます。 |
cli |
コマンドライン インターフェイス(CLI)が VLAN コンフィギュレーション モードである場合のメッセージを表示します。 |
events |
VLAN マネージャ イベントのデバッグ メッセージを表示します。 |
ifs |
VLAN マネージャ IOS ファイル システム(IFS)のデバッグ メッセージを表示します。詳細については、「debug sw-vlan ifs」を参照してください。 |
マッピング |
VLAN マッピングのデバッグ メッセージを表示します。 |
notification |
VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。詳細については、「debug sw-vlan notification」を参照してください。 |
パケット |
パケット処理およびカプセル化プロセスのデバッグ メッセージを表示します。 |
redundancy |
VTP VLAN 冗長性のデバッグ メッセージを表示します。 |
registries |
VLAN マネージャ レジストリのデバッグ メッセージを表示します。 |
vtp |
VLAN Trunking Protocol(VTP)コードのデバッグ メッセージを表示します。詳細については、「debug sw-vlan vtp」を参照してください。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
undebug sw-vlan コマンドは、no debug sw-vlan コマンドと同じです。
スイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合、スタック マスター でのみイネーブルになります。特定のスタック メンバをデバッグする場合は、session switch-number 特権 EXEC コマンドを使用してスタック マスターから CLI セッションを開始できます。最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
次に、VLAN マネージャ イベントのデバッグ メッセージを表示する例を示します。
スイッチ# debug sw-vlan events
VLAN マネージャ IOS File System(IFS)エラー テストのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug sw-vlan ifs コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug sw-vlan ifs { open { read | write } | read { 1 | 2 | 3 | 4 } | write }
no debug sw-vlan ifs { open { read | write } | read { 1 | 2 | 3 | 4 } | write }
open read |
VLAN マネージャ IFS ファイル読み取り動作のデバッグ メッセージを表示します。 |
open write |
VLAN マネージャ IFS ファイル書き込み動作のデバッグ メッセージを表示します。 |
read |
指定されたエラー テスト(1、2、3、または 4)に関するファイル読み取り動作のデバッグ メッセージを表示します。 |
write |
ファイル書き込み動作のデバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
undebug sw-vlan ifs コマンドは、no debug sw-vlan ifs コマンドと同じです。
ファイルの読み取り処理に処理 1 を選択すると、ヘッダー検証ワードおよびファイル バージョン番号が格納されたファイル ヘッダーが読み込まれます。処理 2 を指定すると、ドメインおよび VLAN 情報の大部分が格納されたファイル本体が読み取られます。処理 3 を指定すると、Type Length Version(TLV)記述子構造が読み取られます。処理 4 を指定すると、TLV データが読み取られます。
スイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合、スタック マスター でのみイネーブルになります。特定のスタック メンバをデバッグする場合は、session switch-number 特権 EXEC コマンドを使用してスタック マスターから CLI セッションを開始できます。最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
次の例では、ファイル書き込み動作のデバッグ メッセージを表示する方法を示します。
スイッチ# debug sw-vlan ifs write
VLAN マネージャ通知のデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug sw-vlan notification コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug sw-vlan notification { accfwdchange | allowedvlancfgchange | fwdchange | linkchange | modechange | pruningcfgchange | statechange }
no debug sw-vlan notification { accfwdchange | allowedvlancfgchange | fwdchange | linkchange | modechange | pruningcfgchange | statechange }
accfwdchange |
集約アクセス インターフェイス スパニングツリー転送変更に関する VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
allowedvlancfgchange |
許可 VLAN の設定変更に関する VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
fwdchange |
スパニングツリー転送変更に関する VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
linkchange |
インターフェイス リンクステート変更の VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
modechange |
インターフェイス モード変更の VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
pruningcfgchange |
プルーニング設定変更の VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
statechange |
インターフェイス ステート変更の VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
undebug sw-vlan notification コマンドは、no debug sw-vlan notification コマンドと同じです。
スイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合、スタック マスター でのみイネーブルになります。特定のスタック メンバをデバッグする場合は、session switch-number 特権 EXEC コマンドを使用してスタック マスターから CLI セッションを開始できます。最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
次に、インターフェイス モード変更の VLAN マネージャ通知のデバッグ メッセージを表示する例を示します。
スイッチ# debug sw-vlan notification
VLAN Trunking Protocol(VTP)コードのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug sw-vlan vtp コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug sw-vlan vtp { events | packets | pruning [ packets | xmit ] | redundancy | xmit }
no debug sw-vlan vtp { events | packets | pruning | redundancy | xmit }
events |
汎用の論理フローのデバッグ メッセージおよび VTP コード内の VTP_LOG_RUNTIME マクロによって生成された VTP メッセージの詳細を表示します。 |
パケット |
Cisco IOS VTP プラットフォーム依存層から VTP コードに渡されたすべての着信 VTP パケット(プルーニング パケットを除く)の内容のデバッグ メッセージを表示します。 |
pruning |
VTP コードのプルーニング セグメントによって生成されるデバッグ メッセージを表示します。 |
パケット |
(任意)Cisco IOS VTP プラットフォーム依存層から VTP コードに渡されたすべての着信 VTP プルーニング パケットの内容のデバッグ メッセージを表示します。 |
xmit |
(任意)VTP コードが Cisco IOS VTP プラットフォーム依存層に送信するように要求したすべての発信 VTP パケットの内容のデバッグ メッセージを表示します。 |
redundancy |
VTP 冗長性のデバッグ メッセージを表示します。 |
xmit |
VTP コードが Cisco IOS VTP プラットフォーム依存層に送信するように要求したすべての発信 VTP パケット(プルーニング パケットを除く)の内容のデバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
undebug sw-vlan vtp コマンドは、no debug sw-vlan vtp コマンドと同じです。
pruning キーワードの後に追加のパラメータを入力しない場合は、VTP プルーニング デバッグ メッセージが表示されます。これらのメッセージは、VTP プルーニング コード内の VTP_PRUNING_LOG_NOTICE、VTP_PRUNING_LOG_INFO、VTP_PRUNING_LOG_DEBUG、VTP_PRUNING_LOG_ALERT、および VTP_PRUNING_LOG_WARNING マクロによって生成されます。
スイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合、スタック マスター でのみイネーブルになります。特定のスタック メンバをデバッグする場合は、session switch-number 特権 EXEC コマンドを使用してスタック マスターから CLI セッションを開始できます。最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
次に、VTP 冗長性のデバッグ メッセージを表示する例を示します。
スイッチ# debug sw-vlan vtp redundancy
ダイナミック スイッチ仮想インターフェイス(SVI)を作成するか、既存のダイナミック SVI にアクセスし、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで interface vlan コマンドを使用します。SVI を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface vlan vlan-id
no interface vlan vlan-id
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
SVI は、特定の VLAN に対して最初に interface vlan vlan-id コマンドを入力したときに作成されます。 vlan-id は、IEEE 802.1Q カプセル化トランク上のデータ フレームに対応する VLAN タグ、またはアクセス ポート用に設定された VLAN ID に対応します。
(注) |
物理ポートと対応させられていない場合、SVI を作成してもアクティブにはなりません。 |
no interface vlan vlan-id コマンドを使用して削除した SVI は、show interfaces 特権 EXEC コマンドの出力に表示されなくなります。
(注) |
削除されたインターフェイスに対して interface vlan vlan-id コマンドを入力すると、削除された SVI を元に戻すことができます。インターフェイスはバックアップとなりますが、それまでの設定は削除されます。
スイッチまたはスイッチ スタック上で設定された SVI の数と、設定された他の機能の数の相互関係によっては、ハードウェア制限により、CPU 使用率に影響が出る可能性があります。sdm prefer グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、システムのハードウェア リソースを、テンプレートおよび機能テーブルに基づいて再度割り当てることができます。
設定を確認するには、show interfaces および show interfaces vlan vlan-id 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、VLAN ID 23 の新しい SVI を作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。
スイッチ(config)# interface vlan 23 スイッチ(config-if)#
プラットフォーム依存 VLAN 情報を表示するには、show platform vlan 特権 EXEC コマンドを使用します。
show platform vlan { misc | mvid | prune | refcount | rpc { receive | transmit } }
misc |
各種 VLAN モジュール情報を表示します。 |
mvid |
Mapped VLAN ID(MVID)割り当て情報を表示します。 |
prune |
スタックまたはプラットフォームで維持されるプルーニング データベースを表示します。 |
refcount |
VLAN ロック モジュールについてのリファレンス カウントを表示します。 |
rpc |
リモート プロシージャ コール(RPC)メッセージを表示します。 |
receive |
受信された情報を表示します。 |
transmit |
送信された情報を表示します。 |
なし
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、テクニカル サポート担当者とともに問題解決を行う場合にだけ使用してください。テクニカル サポート担当者がこのコマンドの使用を推奨した場合以外には使用しないでください。
次の例では、リモート プロシージャ コール(RPC)メッセージを表示する方法を示します。
スイッチ# show platform vlan rpc
設定されたすべての VLAN またはスイッチ上の VLAN(VLAN ID または名前を指定した場合)のパラメータを表示するには、特権 EXEC モードで show vlan コマンドを使用します。
show vlan [ brief | group | id vlan-id | mtu | name vlan-name | remote-span | summary ]
brief | (任意)VLAN ごとに VLAN 名、ステータス、およびポートを 1 行で表示します。 |
group | (任意VLAN グループについての情報を表示します。 |
id vlan-id | (任意)VLAN ID 番号で特定された 1 つの VLAN に関する情報を表示します。vlan-id に指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
mtu | (任意)VLAN のリストと、VLAN のポートに設定されている最小および最大伝送単位(MTU)サイズを表示します。 |
name vlan-name | (任意)VLAN 名で特定された 1 つの VLAN に関する情報を表示します。VLAN 名は、1 ~ 32 文字の ASCII 文字列です。 |
remote-span | (任意)Remote SPAN(RSPAN)VLAN に関する情報を表示します。 |
summary | (任意)VLAN サマリー情報を表示します。 |
(注) |
ifindex キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングに表示されますが、サポートされていません。 |
なし
ユーザ EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
show vlan mtu コマンド出力では、MTU_Mismatch 列に VLAN 内のすべてのポートに同じ MTU があるかどうかを示します。この列に yes が表示されている場合、VLAN の各ポートに別々の MTU があり、パケットが、大きい MTU を持つポートから小さい MTU を持つポートにスイッチングされると、ドロップされることがあります。VLAN に SVI がない場合、ハイフン(-)記号が SVI_MTU 列に表示されます。MTU-Mismatch 列に yes が表示されている場合、MiniMTU と MaxMTU を持つポート名が表示されます。
次の例では、show vlan コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
スイッチ> show vlan
VLAN Name Status Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
1 default active Gi1/0/2, Gi1/0/3, Gi1/0/4
Gi1/0/5, Gi1/0/6, Gi1/0/7
Gi1/0/8, Gi1/0/9, Gi1/0/10
Gi1/0/11, Gi1/0/12, Gi1/0/13
Gi1/0/14, Gi1/0/15, Gi1/0/16
Gi1/0/17, Gi1/0/18, Gi1/0/19
Gi1/0/20, Gi1/0/21, Gi1/0/22
Gi1/0/23, Gi1/0/24, Gi1/0/25
Gi1/0/26, Gi1/0/27, Gi1/0/28
Gi1/0/29, Gi1/0/30, Gi1/0/31
Gi1/0/32, Gi1/0/33, Gi1/0/34
Gi1/0/35, Gi1/0/36, Gi1/0/37
Gi1/0/38, Gi1/0/39, Gi1/0/40
Gi1/0/41, Gi1/0/42, Gi1/0/43
Gi1/0/44, Gi1/0/45, Gi1/0/46
Gi1/0/47, Gi1/0/48
2 VLAN0002 active
40 vlan-40 active
300 VLAN0300 active
1002 fddi-default act/unsup
1003 token-ring-default act/unsup
1004 fddinet-default act/unsup
1005 trnet-default act/unsup
VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- -------- ------ ------
1 enet 100001 1500 - - - - - 0 0
2 enet 100002 1500 - - - - - 0 0
40 enet 100040 1500 - - - - - 0 0
300 enet 100300 1500 - - - - - 0 0
1002 fddi 101002 1500 - - - - - 0 0
1003 tr 101003 1500 - - - - - 0 0
1004 fdnet 101004 1500 - - - ieee - 0 0
1005 trnet 101005 1500 - - - ibm - 0 0
2000 enet 102000 1500 - - - - - 0 0
3000 enet 103000 1500 - - - - - 0 0
Remote SPAN VLANs
------------------------------------------------------------------------------
2000,3000
Primary Secondary Type Ports
------- --------- ----------------- ------------------------------------------
フィールド |
説明 |
---|---|
VLAN |
VLAN 番号。 |
Name |
VLAN の名前(設定されている場合)。 |
Status |
VLAN のステータス(active または suspend)。 |
Ports |
VLAN に属するポート。 |
Type |
VLAN のメディア タイプ。 |
SAID |
VLAN のセキュリティ アソシエーション ID 値。 |
MTU |
VLAN の最大伝送単位サイズ。 |
Parent |
親 VLAN(存在する場合)。 |
RingNo |
VLAN のリング番号(該当する場合)。 |
BrdgNo |
VLAN のブリッジ番号(該当する場合)。 |
Stp |
VLAN で使用されるスパニングツリー プロトコル タイプ。 |
BrdgMode |
この VLAN のブリッジング モード:可能な値はソースルート ブリッジング(SRB)およびソースルート トランスペアレント(SRT)で、デフォルトは SRB です。 |
Trans1 |
トランスレーション ブリッジ 1。 |
Trans2 |
トランスレーション ブリッジ 2。 |
Remote SPAN VLANs |
設定されている RSPAN VLAN を識別します。 |
次の例では、show vlan summary コマンドの出力を示します。
スイッチ> show vlan summary
Number of existing VLANs : 45
Number of existing VTP VLANs : 45
Number of existing extended VLANS : 0
次の例では、show vlan id コマンドの出力を示します。
スイッチ# show vlan id 2
VLAN Name Status Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
2 VLAN0200 active Gi1/0/7, Gi1/0/8
2 VLAN0200 active Gi2/0/1, Gi2/0/2
VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- -------- ------ ------
2 enet 100002 1500 - - - - - 0 0
Remote SPAN VLANs
------------------------------------------------------------------------------
Disabled
VLAN Query Protocol(VQP)バージョン、再確認間隔、再試行回数、VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)IP アドレス、現在のサーバ、およびプライマリ サーバを表示するには、show vmps コマンドを使用します。
show vmps [ statistics ]
statistics |
(任意)VQP のクライアント側統計情報およびカウンタを表示します。 |
なし
ユーザ EXEC
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、showvmps コマンドの出力を示します。
スイッチ> show vmps
VQP Client Status:
--------------------
VMPS VQP Version: 1
Reconfirm Interval: 60 min
Server Retry Count: 3
VMPS domain server:
Reconfirmation status
---------------------
VMPS Action: other
次の例では、show vmps statistics コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示される各フィールドについて説明します。
スイッチ> show vmps statistics
VMPS Client Statistics
----------------------
VQP Queries: 0
VQP Responses: 0
VMPS Changes: 0
VQP Shutdowns: 0
VQP Denied: 0
VQP Wrong Domain: 0
VQP Wrong Version: 0
VQP Insufficient Resource: 0
フィールド |
説明 |
---|---|
VQP Queries |
クライアントから VMPS に送信されるクエリー数。 |
VQP Responses |
VMPS からクライアントに送信される応答数。 |
VMPS Changes |
サーバ間で VMPS を変更した回数。 |
VQP Shutdowns |
ポートをシャットダウンするために VMPS が応答を送信した回数。クライアントはポートをディセーブルにし、このポート上のすべてのダイナミック アドレスをアドレス テーブルから削除します。接続を復元するには、ポートを再び管理上のイネーブル状態にする必要があります。 |
VQP Denied |
VMPS がセキュリティ上の理由からクライアント要求を拒否した回数。VMPS の応答がアドレスを拒否した場合、そのアドレスでワークステーションとのフレーム伝送は実行されません(ポートが VLAN に割り当てられている場合、ブロードキャストまたはマルチキャスト フレームがワークステーションに対して配信されます)。クライアントは拒否されたアドレスをブロック済みアドレスとしてアドレス テーブルに保管します。これにより、このワークステーションから受信した各新規パケットに対するクエリーが、これ以上 VMPS に送信されなくなります。エージング タイム内に、このポートでこのワークステーションからの新規パケットを受信しない場合、クライアントはアドレスを期限切れにします。 |
VQP Wrong Domain |
要求内の管理ドメインが VMPS の管理ドメインと一致しない回数。ポートの従来の VLAN 割り当ては変更されません。この応答は、サーバおよびクライアントに同じ VTP 管理ドメインが設定されていないことを意味します。 |
VQP Wrong Version |
クエリー パケットのバージョン フィールドに、VMPS でサポートされているバージョンよりも大きい値が格納される回数。ポートの VLAN 割り当ては変更されません。スイッチは VMPS バージョン 1 要求だけを送信します。 |
VQP Insufficient Resource |
リソースのアベイラビリティに問題があるために、VMPS が要求に応答できない回数。再試行制限に達していない場合、クライアントはサーバごとの再試行回数に達したかどうかに応じて、同じサーバまたは次の代替サーバに要求を再送信します。 |
VLAN Trunking Protocol(VTP)管理ドメイン、ステータス、およびカウンタに関する一般情報を表示するには、EXEC モードで show vtp コマンドを使用します。
show vtp { counters | devices [ conflicts ] | interface [ interface-id ] | password | status }
counters | スイッチの VTP 統計情報を表示します。 |
devices | ドメイン内のすべての VTP バージョン 3 デバイスに関する情報を表示します。このキーワードは、スイッチが VTP バージョン 3 を実行していない場合だけ適用されます。 |
conflicts | (任意)競合するプライマリ サーバを持つ VTP バージョン 3 デバイスに関する情報を表示します。スイッチが VTP トランスペアレント モードまたは VTP オフ モードにある場合、このコマンドは無視されます。 |
interface | すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスに対する VTP のステータスおよび設定を表示します。 |
interface-id | (任意)VTP ステータスおよび設定を表示するインターフェイス。ここには物理インターフェイスまたはポート チャネルを指定できます。 |
password | 設定された VTP パスワードを表示します(特権 EXEC モードでのみ使用可能)。 |
status | VTP 管理ドメインのステータスに関する一般情報を表示します。 |
なし
ユーザ EXEC
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
スイッチが VTP バージョン 3 を実行中に show vtp password コマンドを入力すると、表示は次のルールに従います。
次の例では、show vtp devices コマンドの出力を示します。Conflict 列の Yes は、応答するサーバがその機能のローカル サーバと競合していることを示します。つまり、同じドメイン内の 2 つのスイッチは、データベースに対して同じプライマリ サーバを持ちません。
スイッチ# show vtp devices Retrieving information from the VTP domain. Waiting for 5 seconds. VTP Database Conf スイッチ ID Primary Server Revision System Name lict ------------ ---- -------------- -------------- ---------- ---------------------- VLAN Yes 00b0.8e50.d000 000c.0412.6300 12354 main.cisco.com MST No 00b0.8e50.d000 0004.AB45.6000 24 main.cisco.com VLAN Yes 000c.0412.6300=000c.0412.6300 67 qwerty.cisco.com
次の例では、show vtp counters コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示される各フィールドについて説明します。
スイッチ> show vtp counters
VTP statistics:
Summary advertisements received : 0
Subset advertisements received : 0
Request advertisements received : 0
Summary advertisements transmitted : 0
Subset advertisements transmitted : 0
Request advertisements transmitted : 0
Number of config revision errors : 0
Number of config digest errors : 0
Number of V1 summary errors : 0
VTP pruning statistics:
Trunk Join Transmitted Join Received Summary advts received from
non-pruning-capable device
---------------- ---------------- ---------------- ---------------------------
Gi1/0/47 0 0 0
Gi1/0/48 0 0 0
Gi2/0/1 0 0 0
Gi3/0/2 0 0 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Summary advertisements received |
トランク ポート上でこのスイッチが受信するサマリー アドバタイズメントの数。サマリー アドバタイズメントには、管理ドメイン名、コンフィギュレーション リビジョン番号、更新タイムスタンプと ID、認証チェックサム、および関連するサブセット アドバタイズメントの数が含まれます。 |
Subset advertisements received |
トランク ポート上でこのスイッチが受信するサブセット アドバタイズメントの数。サブセット アドバタイズメントには、1 つ以上の VLAN に関する情報がすべて含まれています。 |
Request advertisements received |
トランク ポート上でこのスイッチが受信するアドバタイズメント要求の数。アドバタイズ要求は、通常、すべての VLAN 上に関する情報を要求します。また、VLAN のサブセットに関する情報も要求できます。 |
Summary advertisements transmitted |
トランク ポート上でこのスイッチが送信するサマリー アドバタイズメントの数。サマリー アドバタイズメントには、管理ドメイン名、コンフィギュレーション リビジョン番号、更新タイムスタンプと ID、認証チェックサム、および関連するサブセット アドバタイズメントの数が含まれます。 |
Subset advertisements transmitted |
トランク ポート上でこのスイッチが送信するサブセット アドバタイズメントの数。サブセット アドバタイズメントには、1 つ以上の VLAN に関する情報がすべて含まれています。 |
Request advertisements transmitted |
トランク ポート上でこのスイッチが送信するアドバタイズメント要求の数。アドバタイズ要求は、通常、すべての VLAN 上に関する情報を要求します。また、VLAN のサブセットに関する情報も要求できます。 |
Number of configuration revision errors |
リビジョン エラーの数。 新しい VLAN の定義、既存 VLAN の削除、中断、または再開、あるいは既存 VLAN のパラメータ変更を行うと、スイッチのコンフィギュレーション リビジョン番号が増加します。 リビジョン番号がスイッチのリビジョン番号と一致するにもかかわらず、MD5 ダイジェスト値が一致しないアドバタイズメントをスイッチが受信すると、リビジョン エラーが増加します。このエラーは、2 つのスイッチの VTP パスワードが異なるか、またはスイッチの設定が異なることを意味します。 これらのエラーは、スイッチが受信アドバタイズメントをフィルタしていて、これにより VTP データベースがネットワーク全体で同期されていない状態になっていることを示しています。 |
Number of configuration digest errors |
MD5 ダイジェスト エラーの数。 サマリー パケット内の MD5 ダイジェストと、スイッチによって計算された受信済みアドバタイズメントの MD5 ダイジェストが一致しない場合は、ダイジェスト エラーが増加します。このエラーは、通常、2 つのスイッチの VTP パスワードが異なることを意味します。この問題を解決するには、すべてのスイッチで VTP パスワードが同じになるようにします。 これらのエラーは、スイッチが受信アドバタイズメントをフィルタしていて、これにより VTP データベースがネットワーク全体で同期されていない状態になっていることを示しています。 |
Number of V1 summary errors |
バージョン 1 エラーの数。 VTP V2 モードのスイッチが VTP バージョン 1 フレームを受信すると、バージョン 1 サマリー エラーが増加します。これらのエラーは、少なくとも 1 つの近接スイッチで、V2 モードがディセーブルにされた VTP バージョン 1、または VTP バージョン 2 が実行されていることを示しています。この問題を解決するには、VTP V2 モードのスイッチの設定をディセーブルに変更します。 |
Join Transmitted |
トランク上で送信された VTP プルーニング メッセージの数。 |
Join Received |
トランク上で受信された VTP プルーニング メッセージの数。 |
Summary Advts Received from non-pruning-capable device |
トランク上で受信された、プルーニングをサポートしていないデバイスからの VTP サマリー メッセージの数。 |
次の例では、show vtp status コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示される各フィールドについて説明します。
スイッチ> show vtp status
VTP Version capable : 1 to 3
VTP version running : 1
VTP Domain Name :
VTP Pruning Mode : Disabled
VTP Traps Generation : Disabled
Device ID : 2037.06ce.3580
Configuration last modified by 192.168.1.1 at 10-10-12 04:34:02
Local updater ID is 192.168.1.1 on interface LIIN0 (first layer3 interface found
)
Feature VLAN:
--------------
VTP Operating Mode : Server
Maximum VLANs supported locally : 1005
Number of existing VLANs : 7
Configuration Revision : 2
MD5 digest : 0xA0 0xA1 0xFE 0x4E 0x7E 0x5D 0x97 0x41
0x89 0xB9 0x9B 0x70 0x03 0x61 0xE9 0x27
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
VTP Version capable |
スイッチ上で動作できる VTP バージョンを表示します。 |
||
VTP Version running |
スイッチ上で動作中の VTP バージョンを表示します。デフォルトでは、スイッチはバージョン 1 を実行しますが、バージョン 2 に設定することもできます。 |
||
VTP Domain Name |
スイッチの管理ドメインを特定する名前。 |
||
VTP Pruning Mode |
プルーニングがイネーブルかまたはディセーブルかを表示します。VTP サーバでプルーニングをイネーブルにすると、管理ドメイン全体でプルーニングが有効になります。プルーニングを使用すると、トラフィックが適切なネットワーク デバイスにアクセスするために使用しなければならないトランク リンクへのフラッディング トラフィックが制限されます。 |
||
VTP Traps Generation |
VTP トラップをネットワーク管理ステーションに送信するかどうかを表示します。 |
||
Device ID |
ローカル デバイスの MAC アドレスを表示します。 |
||
Configuration last modified |
最後に行った設定変更の日付と時刻を表示します。データベースの設定変更の原因となったスイッチの IP アドレスを表示します。 |
||
VTP Operating Mode |
VTP 動作モード(サーバ、クライアント、またはトランスペアレント)を表示します。 Server:VTP サーバ モードのスイッチは VTP に対してイネーブルであり、アドバタイズメントを送信します。スイッチで VLAN を設定できます。このスイッチを使用すると、起動後に、現在の VTP データベース内のすべての VLAN 情報を、NVRAM から復元できます。デフォルトでは、すべてのスイッチが VTP サーバです。
Client:VTP クライアント モードのスイッチは VTP に対してイネーブルであり、アドバタイズメントを送信できますが、VLAN 設定を格納するために十分な不揮発性ストレージがありません。スイッチでは VLAN を設定できません。VTP クライアントが起動すると、VTP クライアントはその VLAN データベースを初期化するアドバタイズメントを受信するまで、VTP アドバタイズメントを送信しません。 Transparent:VTP トランスペアレント モードのスイッチは、VTP に対してディセーブルであり、アドバタイズメントの送信や、他のデバイスから送信されたアドバタイズメントの学習を行いません。また、ネットワーク内の他のデバイスの VLAN 設定にも影響しません。スイッチは VTP アドバタイズメントを受信し、アドバタイズメントを受信したトランク ポートを除くすべてのトランク ポートにこれを転送します。 |
||
Maximum VLANs Supported Locally |
ローカルにサポートされている VLAN の最大数。 |
||
Number of Existing VLANs |
既存の VLAN 数。 |
||
Configuration Revision |
このスイッチの現在のコンフィギュレーション リビジョン番号。 |
||
MD5 Digest |
VTP 設定の 16 バイト チェックサム。 |
次の例では、VTP バージョン 3 を実行するスイッチに対する show vtp status コマンドの出力を示します。
スイッチ# show vtp status
VTP Version capable : 1 to 3
VTP version running : 3
VTP Domain Name : Cisco
VTP Pruning Mode : Disabled
VTP Traps Generation : Disabled
Device ID : 0cd9.9624.dd80
Feature VLAN:
--------------
VTP Operating Mode : Off
Number of existing VLANs : 11
Number of existing extended VLANs : 0
Maximum VLANs supported locally : 1005
Feature MST:
--------------
VTP Operating Mode : Transparent
Feature UNKNOWN:
--------------
VTP Operating Mode : Transparent
着信したタグなしフレームのポート プライオリティ、または指定されたポートに接続された IP Phone が受信するフレームのプライオリティを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport priority extend コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport priority extend { cos value | trust }
no switchport priority extend
cos value |
PC から受信したか、または指定した Class of Service(CoS)値を持つ接続装置から受信した IEEE 802.1p プライオリティを上書きするよう IP Phone ポートを設定します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。7 が最も高いプライオリティです。デフォルトは 0 です。 |
trust |
PC または接続装置から受信した IEEE 802.1p プライオリティを信頼するように IP Phone のポートを設定します。 |
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
音声 VLAN をイネーブルにした場合、スイッチを設定して、Cisco Discovery Protocol(CDP)パケットを送信し、Cisco IP Phone のアクセス ポートに接続される装置からデータ パケットを送信する方法を IP Phone に指示できます。Cisco IP Phone に設定を送信するには、Cisco IP Phone に接続しているスイッチポートの CDP をイネーブルにする必要があります(デフォルトでは、CDP はすべてのスイッチ インターフェイスでグローバルにイネーブルです)。
スイッチ アクセス ポート上で音声 VLAN を設定する必要があります。音声 VLAN は、レイヤ 2 ポート上にだけ設定できます。
音声 VLAN をイネーブルにする前に、 mls qos グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力してスイッチ上でサービス品質(QoS)をイネーブルに設定し、さらに mls qos trust cos インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力してポートの信頼状態を trust に設定しておくことを推奨します。
次の例では、受信した IEEE 802.1p プライオリティを信頼するように、指定されたポートに接続された IP Phone を設定する方法を示します。
スイッチ(config)# interface gigabitethernet1/0/2 スイッチ(config-if)# switchport priority extend trust
設定を確認するには、 show interfaces interface-id switchport 特権 EXEC コマンドを入力します。
インターフェイスがトランキング モードの場合、トランクの特性を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport trunk コマンドを使用します。トランキング特性をデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport trunk { allowed vlan vlan-list | native vlan vlan-id | pruning vlan vlan-list }
no switchport trunk { allowed vlan | native vlan | pruning vlan }
allowed vlan vlan-list | トランキング モードの場合に、このインターフェイス上でタグ付き形式のトラフィックを送受信できる許可 VLAN のリストを設定します。vlan-list の選択については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
native vlan vlan-id | インターフェイスが IEEE 802.1Q トランキング モードの場合に、タグなしトラフィックを送受信するようにネイティブ VLAN を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
pruning vlan vlan-list | トランキング モードの場合に、VTP プルーニングに適格な VLAN のリストを設定します。vlan-list の選択については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
VLAN 1 は、ポートのデフォルトのネイティブ VLAN ID です。
すべての VLAN リストのデフォルトには、すべての VLAN が含まれます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
vlan-list の形式は、all | none | [add | remove | except] vlan-atom ,vlan-atom... です。各キーワードの意味は、次のとおりです。
all では、1 ~ 4094 のすべての VLAN を指定します。これはデフォルトです。このキーワードは、リストのすべての VLAN を同時に設定することを許可しないコマンド上では使用できません。
none:空のリストを指定します。特定の VLAN を設定するか、または少なくとも 1 つの VLAN を設定する必要があるコマンドでは、このキーワードを使用できません。
add:現在設定されている VLAN リストを置き換えるのではなく、定義済み VLAN リストを追加します。有効な ID は 1 ~ 1005 です。場合によっては、拡張範囲 VLAN(VLAN ID が 1005 より上)を使用できます。
(注) |
許可 VLAN リストに拡張範囲 VLAN を追加できますが、プルーニング適格 VLAN リストには追加できません。 |
カンマを使い、連続しない VLAN ID を区切ります。ID の範囲を指定するには、ハイフンを使用します。
remove:現在設定されている VLAN リストを置き換えずに、リストから定義済み VLAN リストを削除します。有効な ID は 1 ~ 1005 です。場合によっては、拡張範囲 VLAN ID を使用できます。
(注) |
許可 VLAN リストから拡張範囲 VLAN を削除できますが、プルーニング適格リストからは削除できません。 |
except:定義済み VLAN リスト以外の、計算する必要がある VLAN を示します(指定されている VLAN 以外の VLAN が追加されます)。有効な ID の範囲は 1 ~ 1005 です。カンマを使い、連続しない VLAN ID を区切ります。ID の範囲を指定するには、ハイフンを使用します。
vlan-atom は、1 ~ 4094 内の単一の VLAN 番号、または 2 つの VLAN 番号で指定された連続した範囲の VLAN で、小さい方の値を先頭にハイフンで区切ります。
ネイティブ VLAN:
IEEE 802.1Q トランク ポートで受信されたすべてのタグなしトラフィックは、ポートに設定されたネイティブ VLAN によって転送されます。
パケットの VLAN ID が送信側ポートのネイティブ VLAN ID と同じであれば、そのパケットはタグなしで送信されます。ネイティブ VLAN ID と異なる場合は、スイッチはそのパケットをタグ付きで送信します。
native vlan コマンドの no 形式は、ネイティブ モード VLAN を、デバイスに適したデフォルト VLAN にリセットします。
許可 VLAN:
スパニングツリー ループまたはストームのリスクを減らすには、許可リストから VLAN 1 を削除して個々の VLAN トランク ポートの VLAN 1 をディセーブルにできます。トランク ポートから VLAN 1 を削除した場合、インターフェイスは管理トラフィック(Cisco Discovery Protocol(CDP)、ポート集約プロトコル(PAgP)、Link Aggregation Control Protocol(LACP)、ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)、および VLAN 1 の VLAN トランキング プロトコル(VTP))を送受信し続けます。
リストをデフォルト リスト(すべての VLAN を許可)にリセットするには、allowed vlan コマンドの no 形式を使用します。
トランク プルーニング:
次の例では、すべてのタグなしトラフィックを送信するポートのデフォルトとして、VLAN 3 を設定する方法を示します。
スイッチ(config)# interface gigabitethernet1/0/2 スイッチ(config-if)# switchport trunk native vlan 3
次の例では、許可リストに VLAN 1、2、5、および 6 を追加する方法を示します。
スイッチ(config)# interface gigabitethernet1/0/2 スイッチ(config-if)# switchport trunk allowed vlan add 1,2,5,6
次の例では、プルーニング適格リストから VLAN 3 および 10 ~ 15 を削除する方法を示します。
スイッチ(config)# interface gigabitethernet1/0/2 スイッチ(config-if)# switchport trunk pruning vlan remove 3,10-15
設定を確認するには、show interfaces interface-id switchport 特権 EXEC コマンドを入力します。
ポートに音声 VLAN を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport voice vlan コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport voice vlan { vlan-id | dot1p | none | untagged | namevlan_name}
no switchport voice vlan
vlan-id | 音声トラフィックに使用する VLAN。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。デフォルトでは、Cisco IP Phone は IEEE 802.1Q プライオリティ 5 を使用して音声トラフィックを転送します。 |
dot1p | IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話機を設定します。デフォルトでは、Cisco IP Phone は IEEE 802.1p プライオリティ 5 を使用して音声トラフィックを転送します。 |
none | 音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。IP Phone のキー パッドから入力された設定を使用します。 |
untagged | タグなしの音声トラフィックを送信するように IP Phone を設定します。これが IP Phone のデフォルト設定になります。 |
namevlan_name | (任意)音声トラフィックに使用する VLAN 名を指定します。最大 128 文字を入力できます。 |
デフォルトでは、IP Phone を自動設定しません(none)。
デフォルトでは、IP Phone はフレームにタグを付けません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
|
音声 VLAN に VLAN 名を指定するオプション。「name」キーワードが追加されました。 |
レイヤ 2 アクセス ポート上で音声 VLAN を設定する必要があります。
スイッチの Cisco IP Phone に接続しているスイッチポート上の Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにし、Cisco IP Phone に設定情報を送信する必要があります。デフォルトでは、CDP はインターフェイス上でグローバルにイネーブルです。
音声 VLAN をイネーブルにする前に、 mls qos グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力してスイッチ上でサービス品質(QoS)をイネーブルに設定し、さらに mls qos trust cos インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力してポートの信頼状態を trust に設定しておくことを推奨します。
VLAN ID を入力すると、IP Phone は IEEE 802.1Q フレームの音声トラフィックを指定された VLAN ID タグ付きで転送します。スイッチは IEEE 802.1Q 音声トラフィックを音声 VLAN に入れます。
dot1p、none、または untagged を選択した場合、スイッチは指定の音声トラフィックをアクセス VLAN に入れます。
すべての設定で、音声トラフィックはレイヤ 2 の IP precedence 値を運びます。音声トラフィックのデフォルトは 5 です。
音声 VLAN が設定されたインターフェイス上でポート セキュリティをイネーブルにする場合は、ポートの最大セキュア アドレス許容数を 2 に設定します。ポートを Cisco IP Phone に接続する場合は、IP Phone に MAC アドレスが 1 つ必要です。Cisco IP Phone のアドレスは音声 VLAN 上で学習されますが、アクセス VLAN 上では学習されません。1 台の PC を Cisco IP Phone に接続する場合、MAC アドレスの追加は必要ありません。2 台以上の PC を Cisco IP Phone に接続する場合、各 PC に 1 つ、さらに Cisco IP Phone に 1 つ割り当てるよう十分なセキュア アドレスを設定する必要があります。
アクセス VLAN で任意のポート セキュリティ タイプがイネーブルにされた場合、音声 VLAN でダイナミック ポート セキュリティは自動的にイネーブルになります。
音声 VLAN には、スタティック セキュア MAC アドレスを設定できません。
音声 VLAN を設定すると、PortFast 機能が自動的にイネーブルになります。音声 VLAN をディセーブルにしても、PortFast 機能は自動的にディセーブルになりません。
この例では、最初に VLAN 名と VLAN ID を対応させることにより VLAN データベースを作成し、次にインターフェイスのアクセス モードで VLAN(名前を使用して)を設定する方法を示しています。設定を確認するには、特権 EXEC コマンドで show interfacesinterface-idswitchport を入力し、音声 VLAN の行の情報を調べます。
パート 1 - VLAN データベースに入力する
スイッチ# configure terminal スイッチ(config)# vlan 55 スイッチ(config-vlan)# name test スイッチ(config-vlan)# end スイッチ#
パート 2 - VLAN データベースを確認する
スイッチ# show vlan id 55
VLAN Name Status Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
55 test active
VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ------ ---- ----- ------ -------- --- -------- ------ ------
55 enet 100055 1500 - - - - - 0 0
Remote SPAN VLAN
----------------
Disabled
Primary Secondary Type Ports
------- --------- ----------------- ------------------------------------------
パート 3 - VLAN 名を使用して VLAN をインターフェイスに割り当てる
スイッチ# configure terminal スイッチ(config)# interface gigabitethernet3/1/1 スイッチ(config-if)# switchport mode access スイッチ(config-if)# switchport voice vlan name test スイッチ(config-if)# end スイッチ#
パート 4 - 設定を確認する
スイッチ# show running-config interface gigabitethernet3/1/1
Building configuration...
Current configuration : 113 bytes
!
interface GigabitEthernet3/1/1
switchport voice vlan 55
switchport mode access
Switch#
パート 5 - インターフェイス スイッチポートでも確認できる
スイッチ# show interface GigabitEthernet3/1/1 switchport Name: Gi3/1/1 Switchport: Enabled Administrative Mode: static access Operational Mode: static access Administrative Trunking Encapsulation: dot1q Operational Trunking Encapsulation: native Negotiation of Trunking: Off Access Mode VLAN: 1 (default) Trunking Native Mode VLAN: 1 (default) Administrative Native VLAN tagging: enabled Voice VLAN: 55 (test) Administrative private-vlan host-association: none Administrative private-vlan mapping: none Administrative private-vlan trunk native VLAN: none Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none Administrative private-vlan trunk associations: none Administrative private-vlan trunk mappings: none Operational private-vlan: none Trunking VLANs Enabled: ALL Pruning VLANs Enabled: 2-1001 Capture Mode Disabled Capture VLANs Allowed: ALL Unknown unicast blocked: disabled Unknown multicast blocked: disabled Appliance trust: none スイッチ#
VLAN を追加して、VLAN コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vlan コマンドを使用します。VLAN を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vlan vlan-id
no vlan vlan-id
vlan-id | 追加および設定する VLAN の ID。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。1 つの VLAN ID、それぞれをカンマで区切った一連の VLAN ID、またはハイフンを間に挿入した VLAN ID の範囲を入力できます。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
スイッチで LAN Base デフォルト テンプレートを使用して LAN Base イメージが実行されている場合は、最大 1,000 の VLAN がサポートされ、スイッチで LAN Lite イメージが実行されている場合は、最大 64 の VLAN がサポートされます。
通常範囲の VLAN(VLAN ID 1 ~ 1005)や拡張範囲 VLAN(VLAN ID 1006 ~ 4094)を追加するには、vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。通常範囲の VLAN の設定情報は常に VLAN データベースに保存されます。この情報を表示するには、show vlan 特権 EXEC コマンドを入力します。VTP バージョン 1 および 2 を使用する場合、拡張範囲 VLAN は VTP によって認識されず、VLAN データベースに追加されません。VTP バージョン 1 およびバージョン 2 を使用する場合は、拡張範囲 VLAN を追加する前に、vtp transparent グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してスイッチを VTP トランスペアレント モードにする必要があります。VTP モードがトランスペアレントである場合、VTP モードとドメイン名およびすべての VLAN 設定は実行コンフィギュレーションに保存されますが、この情報をスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存することもできます。
VTP バージョン 3 は拡張範囲 VLAN の伝播をサポートしているため、それらを VTP サーバまたはクライアント モードで作成できます。VTP バージョン 1 および 2 で伝播する範囲は、VLAN 1 ~ 1005 だけです。
VLAN および VTP 設定をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存してスイッチをリブートすると、設定は次のように選択されます。
スタートアップ コンフィギュレーションおよび VLAN データベース内の VTP モードがトランスペアレントであり、VLAN データベースとスタートアップ コンフィギュレーション ファイルの VTP ドメイン名が一致する場合は、VLAN データベースが無視され(クリアされ)、スタートアップ コンフィギュレーション ファイル内の VTP および VLAN 設定が使用されます。VLAN データベース内の VLAN データベース リビジョン番号は変更されません。
スタートアップ コンフィギュレーション内の VTP モードまたはドメイン名が VLAN データベースと一致しない場合、VLAN ID 1 ~ 1005 のドメイン名、VTP モード、および VTP 設定には VLAN データベース情報が使用されます。
VTP バージョン 1 およびバージョン 2 では、スイッチが VTP トランスペアレント モードではない場合に拡張範囲 VLAN を作成しようとすると、VLAN は拒否され、エラー メッセージが表示されます。
無効な VLAN ID を入力すると、エラー メッセージが表示され、VLAN コンフィギュレーション モードを開始できません。
VLAN ID を指定して vlan コマンドを入力すると、VLAN コンフィギュレーション モードがイネーブルになります。既存の VLAN の VLAN ID を入力すると、新しい VLAN は作成されませんが、その VLAN の VLAN パラメータを変更できます。指定された VLAN は、VLAN コンフィギュレーション モードを終了したときに追加または変更されます。(VLAN 1 ~ 1005 の)shutdown コマンドだけがただちに有効になります。
(注) |
すべてのコマンドが表示されますが、拡張範囲 VLAN でサポートされる VLAN コンフィギュレーション コマンドは、mtu mtu-size、、および remote-span だけです。拡張範囲 VLAN の場合、他のすべての特性はデフォルト ステートのままにしておく必要があります。 |
次のコンフィギュレーション コマンドを VLAN コンフィギュレーション モードで利用できます。各コマンドの no 形式を使用すると、特性がそのデフォルト ステートに戻ります。
are are-number:この VLAN の All-Route Explorer(ARE)ホップの最大数を定義します。このキーワードは、TrCRF VLAN だけに適用されます。指定できる範囲は 0 ~ 13 です。デフォルト値は 7 です。値が入力されない場合、最大数は 0 であると見なされます。
backupcrf:バックアップ CRF モードを指定します。このキーワードは、TrCRF VLAN だけに適用されます。
bridge {bridge-number | type}:論理分散ソース ルーティング ブリッジ、すなわち FDDI-NET、トークン リング NET、および TrBRF VLAN 内で親 VLAN としてこの VLAN を持つすべての論理リングと相互接続するブリッジを指定します。指定できる範囲は 0 ~ 15 です。FDDI-NET、TrBRF、およびトークン リング NET VLAN については、デフォルトのブリッジ番号は 0(ソース ルーティング ブリッジなし)です。type キーワードは、TrCRF VLAN だけに適用され、次のうちのいずれかです。
exit:変更を適用し、VLAN データベース リビジョン番号(VLAN 1 ~ 1005 )を増加させ、VLAN コンフィギュレーション モードを終了します。
media:VLAN のメディア タイプを定義します。タイプは次のいずれかになります。
(注) |
スイッチは、イーサネット ポートだけをサポートします。FDDI およびトークン リング メディア固有の特性は、別のスイッチに対する VLAN Trunking Protocol(VTP)グローバル アドバタイズメントにかぎって設定します。これらの VLAN はローカルに停止されます。 |
ethernet:イーサネット メディア タイプ(デフォルト)。
fd-net:FDDI ネットワーク エンティティ タイトル(NET)メディア タイプ。
fddi:FDDI メディア タイプ。
tokenring:VTP v2 モードがディセーブルの場合は、トークン リング メディア タイプ。VTP バージョン 2(v)モードがイネーブルの場合は、TrCRF。
tr-net:VTP v2 モードがディセーブルの場合は、トークン リング ネットワーク エンティティ タイトル(NET)メディア タイプ。VTP v2 モードがイネーブルの場合は、TrBRF メディア タイプ。
さまざまなメディア タイプで有効なコマンドおよび構文については、下の表を参照してください。
mtu mtu-size:最大伝送ユニット(MTU)(バイト単位のパケット サイズ)を指定します。指定できる範囲は 576 ~ 18190 です。デフォルトは 1500 バイトです。
name vlan-name:管理ドメイン内で一意である 1 ~ 32 文字の ASCII 文字列で VLAN を命名します。デフォルトは VLANxxxx です。ここで、xxxx は VLAN ID 番号と同じ 4 桁の数字(先行ゼロを含む)です。
no:コマンドを無効にし、デフォルト設定に戻します。
parent parent-vlan-id:既存の FDDI、トークン リング、または TrCRF VLAN の親 VLAN を指定します。このパラメータは、TrCRF が所属する TrBRF を識別するもので、TrCRF を定義するときに必要です。指定できる範囲は 0 ~ 1005 です。デフォルトの親 VLAN ID は、FDDI およびトークンリング VLAN では 0(親 VLAN なし)です。トークンリングおよび TrCRF VLAN の両方で、親 VLAN ID はデータベースにすでに存在していて、トークンリング NET または TrBRF VLAN と対応させられている必要があります。
(注) |
RSPAN 機能は、LAN Base イメージが稼働しているスイッチでだけサポートされます。 |
ring ring-number:FDDI、トークン リング、または TrCRF VLAN の論理リングを定義します。指定できる範囲は 1 ~ 4095 です。トークンリング VLAN のデフォルト値は 0 です。FDDI VLAN には、デフォルト設定はありません。
said said-value:IEEE 802.10 に記載されている Security Association Identifier(SAID)を指定します。指定できる ID は、1 ~ 4294967294 です。この数字は、管理ドメイン内で一意である必要があります。デフォルト値は、100000 に VLAN ID 番号を加算した値です。
shutdown:VLAN 上で VLAN スイッチングをシャットダウンします。このコマンドはただちに有効になります。他のコマンドは、VLAN コンフィギュレーション モードを終了したときに有効になります。
state:VLAN ステートを指定します。
ste ste-number:スパニングツリー エクスプローラ(STE)ホップの最大数を定義します。このキーワードは、TrCRF VLAN だけに適用されます。指定できる範囲は 0 ~ 13 です。デフォルト値は 7 です。
stp type:FDDI-NET、トークン リング NET、または TrBRF VLAN のスパニングツリー タイプを定義します。FDDI-NET VLAN の場合、デフォルトの STP タイプは ieee です。トークン リング NET VLAN の場合、デフォルトの STP タイプは ibm です。FDDI およびトークン リング VLAN の場合、デフォルトのタイプは指定されていません。
tb-vlan1 tb-vlan1-id および tb-vlan2 tb-vlan2-id:この VLAN にトランスレーショナル ブリッジングが行われている 1 番めおよび 2 番めの VLAN を指定します。トランスレーショナル VLAN は、たとえば FDDI またはトークンリングをイーサネットに変換します。指定できる範囲は 0 ~ 1005 です。値が指定されないと、0(トランスレーショナル ブリッジングなし)と見なされます。
メディア タイプ |
指定できる構文 |
---|---|
イーサネット |
namevlan-name, media ethernet, state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,remote-span, tb-vlan1tb-vlan1-id, tb-vlan2tb-vlan2-id |
FDDI |
namevlan-name, media fddi, state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,ringring-number, parentparent-vlan-id, tb-vlan1tb-vlan1-id, tb-vlan2tb-vlan2-id |
FDDI-NET |
namevlan-name, media fd-net , state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,bridgebridge-number, stp type {ieee | ibm | auto}, tb-vlan1tb-vlan1-id, tb-vlan2tb-vlan2-id VTP v2 モードがディセーブルの場合、stp type を auto に設定しないでください。 |
Token Ring |
VTP v1 モードはイネーブルです。 namevlan-name, media tokenring, state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,ringring-number, parentparent-vlan-id, tb-vlan1tb-vlan1-id, tb-vlan2tb-vlan2-id |
トークンリング コンセントレータ リレー機能(TrCRF) |
VTP v2 モードはイネーブルです。 namevlan-name, media tokenring, state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,ringring-number, parentparent-vlan-id, bridge type {srb | srt}, areare-number, steste-number, backupcrf {enable | disable}, tb-vlan1tb-vlan1-id, tb-vlan2tb-vlan2-id |
トークンリング NET |
VTP v1 モードはイネーブルです。 namevlan-name, media tr-net, state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,bridgebridge-number, stp type {ieee | ibm}, tb-vlan1 tb-vlan1-id, tb-vlan2 tb-vlan2-id |
トークンリング ブリッジ リレー機能(TrBRF) |
VTP v2 モードはイネーブルです。 namevlan-name, media tr-net, state {suspend | active}, saidsaid-value, mtumtu-size,bridgebridge-number, stp type {ieee | ibm | auto}, tb-vlan1 tb-vlan1-id, tb-vlan2 tb-vlan2-id |
次の表に、VLAN の設定ルールを示します。
設定 |
ルール |
---|---|
VTP v2 モードがイネーブルで、TrCRF VLAN メディア タイプを設定している場合 |
すでにデータベースに存在している TrBRF の親 VLAN ID を指定します。 リング番号を指定します。このフィールドを空白のままにしないでください。 TrCRF VLAN に同じ親 VLAN ID がある場合には一意のリング番号を指定します。1 つのバックアップ コンセントレータ リレー機能(CRF)だけをイネーブルにすることができます。 |
VTP v2 モードがイネーブルで、TrCRF メディア タイプ以外の VLAN を設定している場合 |
バックアップ CRF を指定しないでください。 |
VTP v2 モードがイネーブルで、TrBRF VLAN メディア タイプを設定している場合 |
ブリッジ番号を指定します。このフィールドを空白のままにしないでください。 |
VTP v1 モードがイネーブルの場合。 |
VLAN の STP タイプを auto に設定しないでください。 このルールは、イーサネット、FDDI、FDDI-NET、トークンリング、およびトークンリング NET VLAN に適用されます。 |
トランスレーショナル ブリッジングが必要な VLAN を追加する場合(値は 0 に設定されない) |
使用されるトランスレーショナル ブリッジング VLAN ID は、すでにデータベースに存在している必要があります。 (たとえば、イーサネットは FDDI をポイントし、FDDI はイーサネットをポイントするというように)コンフィギュレーションがポイントしているトランスレーショナル ブリッジング VLAN ID にも、トランスレーショナル ブリッジング パラメータの 1 つに元の VLAN へのポインタが含まれている必要があります。 コンフィギュレーションがポイントするトランスレーショナル ブリッジング VLAN ID は、(たとえば、イーサネットはトークンリングをポイントすることができるというように)元の VLAN とは異なるメディア タイプである必要があります。 両方のトランスレーショナル ブリッジング VLAN ID が設定されている場合、(たとえば、イーサネットは FDDI およびトークンリングをポイントすることができるというように)これらの VLAN は異なるメディア タイプである必要があります。 |
次の例では、デフォルトのメディア特性を持つイーサネット VLAN を追加する方法を示します。デフォルトには VLAN xxxx の vlan-name が含まれています。ここで、xxxx は VLAN ID 番号と同じ 4 桁の数字(先行ゼロを含む)です。デフォルトの media は ethernet です。state は active です。デフォルトの said-value は、100000 に VLAN ID を加算した値です。mtu-size 変数は 1500、stp-type は ieee です。exit VLAN コンフィギュレーション コマンドを入力した場合、VLAN がまだ存在していなかった場合にはこれが追加されます。そうでない場合、このコマンドは何も作用しません。
次に、新しい VLANをすべてデフォルトの特性で 作成し、VLAN コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
スイッチ(config)# vlan 200 スイッチ(config-vlan)# exit スイッチ(config)#
次に、新しい拡張範囲 VLANをすべてデフォルトの特性で作成して、VLAN コンフィギュレーション モードを開始し、新しい VLAN をスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存する例を示します。
スイッチ(config)# vtp mode transparent スイッチ(config)# vlan 2000 スイッチ(config-vlan)# end スイッチ# copy running-config startup config
設定を確認するには、show vlan 特権 EXEC コマンドを入力します。
VLAN Query Protocol(VQP)クライアントの再確認間隔を変更するには、vmps reconfirm グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vmps reconfirm interval
no vmps reconfirm
interval |
ダイナミック VLAN 割り当てを再確認するための VLAN Membership Policy Server(VMPS)への VQP クライアント クエリーの再確認間隔。指定できる範囲は 1 ~ 120 分です。 |
デフォルトの再確認間隔は 60 分です。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
設定を確認するには、show vmps 特権 EXEC コマンドを入力して、Reconfirm Interval 行の情報を調べます。
次の例では、VQP クライアントが 20 分ごとにダイナミック VLAN エントリを再確認するように設定する方法を示します。
スイッチ(config)# vmps reconfirm 20
ただちに VLAN Query Protocol(VQP)クエリを送信して、VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)でのすべてのダイナミック VLAN 割り当てを再確認するには、vmps reconfirm 特権 EXEC コマンドを使用します。
vmps reconfirm
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
なし
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
設定を確認するには、show vmps 特権 EXEC コマンドを入力して、Reconfirmation Status セクションの VMPS Action 列を調べます。show vmps コマンドは、再確認タイマーの期限切れ、または vmps reconfirm コマンドの入力のいずれかにより最後に割り当てが再確認されたときの結果を表示します。
次の例では、VQP クエリーを VMPS にただちに送信する方法を示します。
スイッチ# vmps reconfirm
VLAN Query Protocol(VQP)クライアントのサーバごとの再試行回数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vmps retry コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vmps retry count
no vmps retry
count | リストの次のサーバに照会する前にクライアントが VLAN Membership Policy Server(VMPS)との通信を試行する回数。指定できる範囲は 1 ~ 10 です。 |
デフォルトの再試行回数は 3 です。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、再試行回数を 7 に設定する方法を示します。
スイッチ(config)# vmps retry 7
設定を確認するには、show vmps 特権 EXEC コマンドを入力して、Server Retry Count 行の情報を調べます。
プライマリ VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)と最大 3 台のセカンダリ サーバを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vmps server コマンドを使用します。VMPS サーバを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vmps server { hostname | ip address } [ primary ]
no vmps server { hostname | ip address } [ primary ]
hostname | プライマリまたはセカンダリ VMPS サーバのホスト名。ホスト名を指定する場合には、ドメイン ネーム システム(DNS)サーバが設定されている必要があります。 |
ip address | プライマリまたはセカンダリ VMPS サーバの IP アドレス。 |
primary | (任意)プライマリとセカンダリのどちらの VMPS サーバを設定するのかを決定します。 |
プライマリまたはセカンダリ VMPS サーバは定義されていません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
primary が入力されているかどうかにかかわらず、最初に入力されたサーバは自動的にプライマリ サーバとして選択されます。最初のサーバ アドレスは、後続のコマンドで primary を使用すると上書きできます。
クラスタ コンフィギュレーションのメンバ スイッチ に IP アドレスが割り当てられていない場合、クラスタはそのメンバ スイッチ に設定された VMPS サーバを使用しません。その代わり、クラスタはコマンド スイッチ の VMPS サーバを使用し、コマンド スイッチ は VMPS 要求のプロキシ処理を行います。VMPS サーバはクラスタを単一の スイッチ として扱い、コマンド スイッチ の IP アドレスを使用して要求に応答します。
IP アドレスを指定せずに no 形式を使用すると、設定されたすべてのサーバが削除されます。ダイナミック アクセス ポートが存在するときにすべてのサーバを削除すると、スイッチ は VMPS に対してクエリを実行できないため、これらのポートの新しい送信元からのパケットを転送できません。
次の例では、IP アドレス 191.10.49.20 のサーバをプライマリ VMPS サーバとして設定する方法を示します。IP アドレス 191.10.49.21 および 191.10.49.22 のサーバは、セカンダリ サーバとして設定されます。
スイッチ(config)# vmps server 191.10.49.20 primary スイッチ(config)# vmps server 191.10.49.21 スイッチ(config)# vmps server 191.10.49.22
次の例では、IP アドレス 191.10.49.21 のサーバを削除する方法を示します。
スイッチ(config)# no vmps server 191.10.49.21
設定を確認するには、show vmps 特権 EXEC コマンドを入力して、VMPS Domain Server 行の情報を調べます。
VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキング プロトコル)設定の特性を設定するか、または変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで vtp コマンドを使用します。この設定を削除したりデフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp { domain domain-name | file filename | interface interface-name [ only ] | mode { client | off | server | transparent } [ mst | unknown | vlan ] | password password [ hidden | secret ] | pruning | version number }
no vtp { file | interface | mode [ client | off | server | transparent ] [ mst | unknown | vlan ] | password | pruning | version }
domain domain-name | VTP ドメイン名をスイッチの VTP 管理ドメインを識別する 1 ~ 32 文字の ASCII 文字列で指定します。ドメイン名では大文字と小文字が区別されます。 |
file filename | VTP VLAN 設定が保存されている Cisco IOS ファイル システム ファイルを指定します。 |
interface interface-name | このデバイスで更新された VTP ID を提供するインターフェイスの名前を指定します。 |
only | (任意)VTP IP アップデータとしてこのインターフェイスの IP アドレスだけを使用します。 |
mode | VTP デバイス モードをクライアント、サーバ、またはトランスペアレントに指定します。 |
クライアント | スイッチを VTP クライアント モードにします。VTP クライアント モードのスイッチは VTP に対してイネーブルであり、アドバタイズメントを送信できますが、VLAN 設定を格納するための十分な不揮発性メモリがありません。VTP クライアントでは、VLAN を設定できません。VLAN は、ドメインに含まれる、他のサーバ モードのスイッチで設定します。VTP クライアントが起動すると、VTP クライアントはその VLAN データベースを初期化するアドバタイズを受信するまで、VTP アドバタイズを送信しません。 |
off | スイッチを VTP オフ モードにします。VTP オフ モードのスイッチは、トランク ポート上で VTP アドバタイズメントを転送しないことを除いて、VTP トランスペアレント デバイスと同様に機能します。 |
server | スイッチを VTP サーバ モードにします。VTP サーバ モードのスイッチは VTP に対してイネーブルであり、アドバタイズを送信します。スイッチでは VLAN を設定できます。スイッチは、再起動後に、不揮発性メモリから現在の VTP データベース内のすべての VLAN 情報を回復できます。 |
transparent | スイッチを VTP トランスペアレント モードにします。VTP トランスペアレント モードのスイッチは、VTP に対してディセーブルであり、アドバタイズメントの送信や、他のデバイスから送信されたアドバタイズメントからの学習を行いません。また、ネットワーク内の他のデバイスの VLAN 設定に影響を与えることはありません。スイッチは VTP アドバタイズメントを受信し、アドバタイズメントを受信したトランク ポートを除くすべてのトランク ポートにこれを転送します。 VTP モードがトランスペアレントである場合、モードおよびドメイン名はスイッチの実行コンフィギュレーション ファイルに保存されます。この情報をスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存するには、copy running-config startup config 特権 EXEC コマンドを入力します。 |
mst | (任意)マルチ スパニングツリー(MST)VTP データベース(VTP バージョン 3 に限る)にモードを設定します。 |
unknown | (任意)未知の VTP データベース(VTP バージョン 3 に限る)にモードを設定します。 |
vlan | (任意)VLAN VTP データベースにモードを設定します。これがデフォルトです(VTP バージョン 3 に限る)。 |
password password | VTP アドバタイズメントで送信され、受信 VTP アドバタイズメントを確認するための MD5 ダイジェスト計算で使用される 16 バイトの秘密値を生成するための管理ドメイン パスワードを設定します。パスワードは、1 ~ 32 文字の ASCII 文字列です。パスワードでは大文字と小文字が区別されます。 |
hidden | (任意)パスワード文字列から生成されたキーが VLAN データベース ファイルに保存されることを指定します。hidden キーワードを指定しない場合、パスワード文字列はクリア テキストに保存されます。hidden パスワードを入力した場合、そのパスワードを再入力し、ドメイン内でコマンドを実行する必要があります。このキーワードは、VTP バージョン 3 だけでサポートされています。 |
secret | (任意)ユーザがパスワードの秘密キーを直接設定できるようにします(VTP バージョン 3 に限る)。 |
pruning | スイッチ上で VTP プルーニングをイネーブルにします。 |
version number | VTP バージョンをバージョン 1、バージョン 2、またはバージョン 3 に設定します。 |
デフォルトのファイル名は flash:vlan.dat です。
デフォルト モードはサーバ モードで、デフォルトのデータベースは VLAN です。
VTP バージョン 3 では、MST データベースのデフォルト モードはトランスペアレントです。
ドメイン名またはパスワードは定義されていません。
パスワードは設定されていません。
プルーニングはディセーブルです。
デフォルトのバージョンはバージョン 1 です。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
VTP バージョン 3 がサポートされるのは、スイッチで LAN Base イメージが実行されている場合のみです。
VTP モード、ドメイン名、および VLAN 設定をスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存して、スイッチを再起動すると、VTP および VLAN 設定は次の条件によって選択されます。
スタートアップ コンフィギュレーションおよび VLAN データベース内の VTP モードがトランスペアレントであり、VLAN データベースとスタートアップ コンフィギュレーション ファイルの VTP ドメイン名が一致する場合は、VLAN データベースが無視され(クリアされ)、スタートアップ コンフィギュレーション ファイル内の VTP および VLAN 設定が使用されます。VLAN データベース内の VLAN データベース リビジョン番号は変更されません。
スタートアップ コンフィギュレーション内の VTP モードまたはドメイン名が VLAN データベースと一致しない場合、VLAN ID 1 ~ 1005 のドメイン名、VTP モード、および VTP 設定には VLAN データベース情報が使用されます。
新規データベースをロードするのに vtp file filename を使用することはできません。これは、既存のデータベースが保存されているファイルの名前を変更するだけです。
VTP ドメイン名を設定するときには、次の注意事項に従ってください。
ドメイン名を設定するまで、スイッチは非管理ドメイン ステートの状態です。非管理ドメイン ステートの間は、ローカル VLAN 設定に変更が生じても、スイッチは VTP アドバタイズメントを送信しません。スイッチは、トランキングを行っているポートで最初の VTP サマリー パケットを受信した後、または vtp domain コマンドでドメイン名を設定した後で、非管理ドメイン ステートから抜け出します。スイッチは、サマリー パケットからドメインを受信した場合、そのコンフィギュレーション リビジョン番号を 0 にリセットします。スイッチが非管理ドメイン ステートから抜け出したあと、NVRAM(不揮発性 RAM)をクリアしてソフトウェアをリロードするまで、スイッチがこのステートに再び入るよう設定することはできません。
ドメイン名では、大文字と小文字が区別されます。
設定したドメイン名は、削除できません。別のドメインに再度割り当てるしかありません。
VTP モードを設定するときには、次の注意事項に従ってください。
no vtp mode コマンドを使用すると、スイッチを VTP サーバ モードに戻すことができます。
vtp mode server コマンドは、スイッチがクライアント モードまたはトランスペアレント モードでない場合にエラーを返さないことを除けば、no vtp mode と同じです。
受信スイッチがクライアント モードである場合、クライアント スイッチはその設定を変更して、サーバの設定をコピーします。クライアント モードのスイッチがある場合には、必ずサーバ モードのスイッチですべての VTP または VLAN 設定変更を行ってください。サーバ モードのスイッチの方が、保持している VTP コンフィギュレーション リビジョン番号が大きいためです。受信スイッチがサーバ モードまたはトランスペアレント モードである場合、そのスイッチの設定は変更されません。
トランスペアレント モードのスイッチは、VTP に参加しません。トランスペアレント モードのスイッチで VTP または VLAN 設定の変更を行った場合、その変更はネットワーク内の他のスイッチには伝播されません。
サーバ モードのスイッチで VTP または VLAN 設定を変更した場合、その変更は同じ VTP ドメインのすべてのスイッチに伝播されます。
vtp mode transparent コマンドは、ドメインの VTP をディセーブルにしますが、スイッチからドメインを削除しません。
VTP バージョン 1 および 2 では、拡張範囲 VLAN を追加したり、VTP および VLAN 情報を実行コンフィギュレーション ファイルに保存したりする場合には、VTP モードはトランスペアレントに設定してください。VTP は拡張範囲 VLAN をクライアントおよびサーバ モードでサポートし、VLAN データベースに保存します。
VTP バージョン 1 および 2 では、拡張範囲 VLAN がスイッチで設定され、VTP モードをサーバまたはクライアントに設定しようとした場合、エラー メッセージが表示され、その設定は許可されません。VTP モードは、VTP バージョン 3 で拡張 VLAN を使用することにより変更できます。
拡張範囲 VLAN を追加したり、VTP および VLAN 情報を実行コンフィギュレーション ファイルに保存したりする場合には、VTP モードはトランスペアレントに設定してください。
ダイナミック VLAN 作成がディセーブルの場合、VTP に設定できるモードは、サーバ モードまたはクライアント モードのいずれかに限ります。
vtp mode off コマンドを使用すると、デバイスをオフに設定します。no vtp mode off コマンドを使用すると、デバイスを VTP サーバ モードにリセットします。
VTP パスワードを設定するときには、次の注意事項に従ってください。
パスワードは大文字と小文字が区別されます。パスワードは、同じドメイン内のすべてのスイッチで一致している必要があります。
スイッチをパスワードが設定されていない状態に戻す場合は、このコマンドの no vtp password 形式を使用します。
hidden および secret キーワードは、VTP バージョン 3 だけでサポートされています。VTP バージョン 2 から VTP バージョン 3 に変換する場合、変換前に hidden または secret キーワードを削除する必要があります。
VTP プルーニングを設定するときには、次の注意事項に従ってください。
VTP プルーニングは、プルーニング適格 VLAN に所属するステーションがない場合、その VLAN の情報を VTP 更新から削除します。
VTP サーバでプルーニングをイネーブルにすると、プルーニングは VLAN ID 1 ~ 1005 の管理ドメイン全体でイネーブルになります。
プルーニング適格リストに指定された VLAN だけが、プルーニングの対象になります。
プルーニングは、VTP バージョン 1 およびバージョン 2 でサポートされています。
VTP バージョンを設定するときには、次の注意事項に従ってください。
バージョン 2(v2)モード ステートを切り替えると、ある一定のデフォルト VLAN のパラメータが変更されます。
各 VTP スイッチは他のすべての VTP デバイスの機能を自動的に検出します。VTP バージョン 2 を使用するには、ネットワーク内のすべての VTP スイッチでバージョン 2 がサポートされている必要があります。そうでない場合、VTP バージョン 1 モードで稼働するよう設定する必要があります。
ドメイン内のすべてのスイッチが VTP バージョン 2 対応である場合、1 つのスイッチでバージョン 2 を設定すれば、バージョン番号は、VTP ドメイン内の他のバージョン 2 対応スイッチに伝播されます。
トークンリング環境で VTP を使用している場合、VTP バージョン 2 もイネーブルである必要があります。
Token Ring Bridge Relay Function(TrBRF)または Token Ring Concentrator Relay Function(TrCRF)VLAN メディア タイプを設定している場合には、バージョン 2 を使用してください。
トークンリングまたはトークンリング NET VLAN メディア タイプを設定している場合には、バージョン 1 を使用してください。
VTP バージョン 3 では、VLAN データベース情報だけでなく、すべてのデータベース VTP 情報がその VTP ドメイン全体に伝播します。
VTP バージョン 3 の 2 つのリージョンが、VTP バージョン 1 または VTP バージョン 2 のリージョン経由で通信できるのは、トランスペアレントモードの場合に限られます。
スイッチ コンフィギュレーション ファイルにパスワード、プルーニング、およびバージョン コンフィギュレーションを保存することはできません。
次の例では、VTP コンフィギュレーション ストレージのファイル名を vtpfilename に変更する方法を示します。
スイッチ(config)# vtp file vtpfilename
次の例では、デバイス ストレージのファイル名をクリアする方法を示します。
スイッチ(config)# no vtp file vtpconfig
Clearing device storage filename.
次の例では、このデバイスの VTP アップデータ ID を提供するインターフェイスの名前を指定する方法を示します。
スイッチ(config)# vtp interface gigabitethernet
次の例では、スイッチの管理ドメインを設定する方法を示します。
スイッチ(config)# vtp domain OurDomainName
次の例では、スイッチを VTP トランスペアレント モードにする方法を示します。
スイッチ(config)# vtp mode transparent
次の例では、VTP ドメイン パスワードを設定する方法を示します。
スイッチ(config)# vtp password ThisIsOurDomainsPassword
次の例では、VLAN データベースでのプルーニングをイネーブルにする方法を示します。
スイッチ(config)# vtp pruning
Pruning switched ON
次の例では、VLAN データベースのバージョン 2 モードをイネーブルにする方法を示します。
スイッチ(config)# vtp version 2
設定を確認するには、show vtp status 特権 EXEC コマンドを入力します。
ポート単位で VLAN Trunking Protocol(VTP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで vtp コマンドを使用します。インターフェイスで VTP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
vtp
no vtp
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
なし
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、トランキング モードのインターフェイスでのみ入力してください。
このコマンドは、スイッチ が LAN Base イメージ および VTP バージョン 3 を実行している場合にのみサポートされます。
次の例では、インターフェイス上で VTP をイネーブルにする方法を示します。
スイッチ(config-if)# vtp
次の例では、インターフェイス上で VTP をディセーブルにする方法を示します。
スイッチ(config-if)# no vtp
スイッチ を VLAN Trunking Protocol(VTP)プライマリ サーバとして設定するには、特権 EXEC モードで vtp primary コマンドを使用します。
vtp primary [ mst | vlan ] [force]
mst |
|
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
VTP プライマリ サーバはデータベース情報をアップデートし、システム内のすべてのデバイスによって行われるアップデートを送信します。VTP セカンダリ サーバは、プライマリ サーバから受信したアップデートされた VTP のコンフィギュレーションを NVRAM にバックアップすることだけができます。
デフォルトでは、すべてのデバイスはセカンダリ サーバとして起動します。プライマリ サーバのステータスは、管理者がドメイン内のテイクオーバー メッセージを発行する場合のデータベース アップデートのためだけに必要です。プライマリ サーバなしで実用 VTP ドメインを持つことができます。
デバイスがリロードするかドメイン パラメータが変更された場合、プライマリ サーバのステータスは失われます。
(注) |
このコマンドは、スイッチ が VTP バージョン 3 を実行している場合にのみサポートされます。 |
次の例では、スイッチ を VLAN のプライマリ VTP サーバとして設定する方法を示します。
スイッチ# vtp primary vlan Setting device to VTP TRANSPARENT mode.