この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、ドメイン ネーム システム(DNS)、Telnet、ファイル転送プロトコル(FTP)、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)、およびリモート コピー プロトコル(RCP)などのホスト サービスやアプリケーションの設定や監視に使用するコマンドについて説明します。
ホスト サービスおよびアプリケーションの概念、設定作業、例の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Configuration Guide』を参照してください。
Cisco inetd(Cinetd)で許容されるサービス リクエストにレート制限を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cinetd rate-limit コマンドを使用します。 デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
cinetd rate-limit value
no cinetd rate-limit value
value |
1 秒あたりに許可されるサービス リクエストの総数です。 範囲は 1 ~ 100 です。 デフォルトは 1 です。 |
1 秒あたりに 1 回のサービス リクエストが許可されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
レート制限を超過したサービス リクエストは拒否されます。 レート制限はアプリケーションごとに適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、cinetd rate-limit を 10 に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# cinetd rate-limit 10
hostname-to-address キャッシュから一時エントリを削除するには、EXEC モードで clear host コマンドを使用します。
clear host { host-name | * }
host-name |
削除するホストの名前。 |
* | ローカル キャッシュのすべてのエントリを削除するように指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
キャッシュ内のダイナミック ホスト エントリがクリアされます。
キャッシュ内の一時エントリがクリアされます。domain ipv4 host コマンドまたは domain ipv6 host コマンドで入力された永続エントリはクリアされません。
デフォルトでは、スタティック マッピングは設定されません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
実行 |
次に、hostname-and-address キャッシュからすべての一時エントリをクリアする方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear host *
コマンド |
説明 |
---|---|
ホスト キャッシュにスタティック IPv4 hostname-to-address マッピングを定義します。 |
|
ホスト キャッシュにスタティック IPv6 hostname-to-address マッピングを定義します。 |
|
デフォルトのドメイン名、名前ルックアップ サービス、ネーム サーバ ホストのリスト、およびホスト名とアドレスのキャッシュされたリストを表示します。 |
IPv4 を使用するホストにスタティックな hostname-to-address マッピングを定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで domain ipv4 host コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから domain ipv4 host コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain ipv4 host host-name v4address2......v4address8
no domain ipv4 host host-name v4address1
host-name |
ホストの名前。 名前の冒頭は、文字と数字のいずれも使用できます。 |
v4address1 |
対応付けられる IP アドレス。 |
v4address2...v4address8 |
(任意)対応付けられる追加の IP アドレス。 ホスト名 1 つに最大 8 つのアドレスをバインドできます。 |
スタティック マッピングは設定されません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
名前の冒頭は、文字と数字のいずれも使用できます。 数字を使用すると、実行できる操作(ping など)が制限されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
basic-services |
読み取り、書き込み |
次に、2 種類の IPv4 スタティック マッピングの定義方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain ipv4 host host1 192.168.7.18 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain ipv4 host bost2 10.2.0.2 192.168.7.33
IPv6 を使用するホスト キャッシュにスタティックな hostname-to-address マッピングを定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで domain ipv6 host コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから domain ipv6 host コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain ipv6 host host-name v6address1 [v6address2 ......v6address4]
no domain ipv6 host host-name v6address1
host-name |
ホストの名前。 名前の冒頭は、文字と数字のいずれも使用できます。 |
v6address1 |
対応付けられる IP アドレス。 |
v6address2...v6address4 |
(任意)対応付けられる追加の IP アドレス。 ホスト名 1 つに最大 4 つのアドレスをバインドできます。 |
スタティック マッピングは設定されません。 IPv6 アドレス プレフィックスはイネーブルではありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
名前の冒頭は、文字と数字のいずれも使用できます。 数字を使用すると、実行できる操作(ping など)が制限されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip services |
読み取り、書き込み |
次に、2 種類の IPv6 スタティック マッピングの定義方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain ipv6 host host1 ff02::2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain ipv6 host host2 ff02::1
未修飾のホスト名を完成するデフォルトのドメイン名のリストを定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで domain list コマンドを使用します。 リストから名前を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain list domain-name
no domain list domain-name
domain-name |
ドメイン名。 ドメイン名を未修飾の名前から区切るために使用される最初のピリオドは入れないでください。 |
ドメイン名は定義されません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ドメイン リストがない場合、domain name(グローバル) コマンドで指定したドメイン名が使用され、未修飾のホスト名が完成します。 ドメイン リストが存在する場合、このデフォルトのドメイン名は使用されません。 domain list コマンドは、domain name(グローバル) コマンドとほぼ同じですが、domain list コマンドを使用する場合は、交互に実行されるドメインのリストが定義できる点が異なります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-service |
読み取り、書き込み |
次に、複数のドメイン名を 1 つのリストに追加する方法について例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain list domain1.com RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain list domain2.edu
次の例では、リストに名前を追加し、その後、名前を削除する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain list domain3.edu RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# no domain list domain2.edu
コマンド |
説明 |
---|---|
デフォルトのドメイン名を定義して、未修飾のホスト名(ドット付き 10 進表記で記載されていない名前)を完成します。 |
|
デフォルトのドメイン名、名前ルックアップ サービス、ネーム サーバ ホストのリスト、およびホスト名とアドレスのキャッシュされたリストを表示します。 |
IP ドメイン ネーム システム(DNS)に基づいた hostname-to-address 変換をディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで domain lookup disable コマンドを使用します。 指定したコマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain lookup disable
no domain lookup disable
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
IP DNS に基づいた host-to-address 変換はイネーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
no コマンドを使用すると、コンフィギュレーション ファイルから指定のコマンドが削除され、システムはデフォルトの状態に戻ります。 このコマンドの no 形式はコンフィギュレーション ファイルに保存されません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、IP DNS に基づいた hostname-to-address 変換をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain lookup disable
コマンド |
説明 |
---|---|
デフォルトのドメイン名を定義して、未修飾のホスト名(ドット付き 10 進表記で記載されていない名前)を完成します。 |
|
名前とアドレスの解決に使用する 1 つまたは複数のネーム サーバのアドレスを指定します。 |
|
デフォルトのドメイン名、名前ルックアップ サービス、ネーム サーバ ホストのリスト、およびホスト名とアドレスのキャッシュされたリストを表示します。 |
未修飾のホスト名の完成にソフトウェアが使用するデフォルトのドメイン名を定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで domain name コマンドを使用します。 名前を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain name domain-name
no domain name domain-name
domain-name |
未修飾のホスト名を完成するためのデフォルトのドメイン名。 ドメイン名を未修飾の名前から区切るために使用される最初のピリオドは入れないでください。 |
デフォルトのドメイン名はありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ホスト名にドメイン名が含まれていない場合、domain name コマンドで設定されるドットとドメイン名はホスト名に付加され、その後、ホスト テーブルに追加されます。
domain name コマンドで設定されているドメイン名がなく、ユーザによる指定がホスト名だけの場合、要求は検索されません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、デフォルトのドメイン名として cisco.com を定義する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain name cisco.com
コマンド |
説明 |
---|---|
修飾されていないホスト名を完全なものにするためにデフォルト ドメイン名のリストを定義します。 |
|
名前とアドレスの解決に使用する 1 つまたは複数のネーム サーバのアドレスを指定します。 |
|
デフォルトのドメイン名、名前ルックアップ サービス、ネーム サーバ ホストのリスト、およびホスト名とアドレスのキャッシュされたリストを表示します。 |
名前とアドレスの解決に使用するための 1 つ以上のネーム サーバアドレスを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで domain name-server コマンドを使用します。 指定したアドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain name-server server-address
no domain name-server server-address
server-address |
ネーム サーバの IP アドレス |
ネーム サーバのアドレスが指定されていない場合、デフォルトのネーム サーバのアドレスは 255.255.255.255 になります。 IPv4 および IPv6 のアドレス プレフィックスはイネーブルになりません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
最大 6 つのアドレスを入力できますが、各コマンドでは 1 つずつしか指定できません。
ネーム サーバのアドレスが指定されていない場合にデフォルトのネーム サーバのアドレスが 255.255.255.255 になるため、DNS ルックアップをローカルのネットワーク セグメントにブロードキャストできます。 ローカル ネットワーク上に DNS サーバがあれば、それが応答します。 DNS サーバがなくても、DNS 要求を正しい DNS サーバに転送する方法を知っているサーバが置かれている場合もあります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、ホスト 192.168.1.111 をプライマリ ネーム サーバとして指定し、ホスト 192.168.1.2 をセカンダリ サーバとして指定する方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain name-server 192.168.1.111 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# domain name-server 192.168.1.2
コマンド |
説明 |
---|---|
ドメインのルックアップをディセーブルにします。 |
|
デフォルトのドメイン名を定義して、未修飾のホスト名(ドット付き 10 進表記で記載されていない名前)を完成します。 |
匿名のユーザにパスワードを割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで ftp client anonymous-password コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから ftp client anonymous-password コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ftp client anonymous-password password
no ftp client anonymous-password
password |
匿名ユーザにパスワードを割り当てます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ftp client anonymous-password コマンドはファイル転送プロトコル(FTP)サーバによって異なります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、xxxx への匿名パスワードの設定方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ftp client anonymous-password xxxx
コマンド |
説明 |
---|---|
パッシブ ファイル転送プロトコル(FTP)接続だけを使用するようにソフトウェアを設定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するパスワードを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続の送信元 IP アドレスを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するユーザ名を指定します。 |
パッシブ ファイル転送プロトコル(FTP)接続だけを使用するようにソフトウェアを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ftp client passive コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから ftp client passive コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ftp client passive
no ftp client passive
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
FTP のデータ接続はアクティブです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ftp client passive コマンドを使用すると、パッシブ モードの FTP 接続だけが確立できます。 FTP 接続の送信元 IP アドレスを指定するには、ftp client source-interface コマンドを指定します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、ネットワーキング デバイスでパッシブ FTP 接続だけを使用するように設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ftp client passive
1d:3h:54:47: ftp_fs[16437]: FTP: verifying tuple passive (SET).
1d:3h:54:47: ftp_fs[16437]: FTP: applying tuple passive (SET).
1d:3h:54:47: ftp_fs[16437]: FTP: passive mode has been enabled.
コマンド |
説明 |
---|---|
匿名ユーザ用のパスワードを割り当てます。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するパスワードを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続の送信元 IP アドレスを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するユーザ名を指定します。 |
ファイル転送プロトコル(FTP)接続のパスワードを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ftp client password コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ftp client password { clear-text-password | clear clear-text password | encrypted encrypted-text password }
no ftp client password { clear-text-password | clear clear-text password | encrypted encrypted-text password }
clear-text-password |
暗号化していない(クリアテキスト)ユーザ パスワードを指定します。 |
clear clear-text password |
暗号化していない(クリアテキスト)共有パスワードを指定します。 |
encrypted encrypted-text password |
暗号化された共有パスワードを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、ファイル転送プロトコル(FTP)接続にパスワードを指定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ftp client password lab
コマンド |
説明 |
---|---|
匿名ユーザ用のパスワードを割り当てます。 |
|
パッシブ ファイル転送プロトコル(FTP)接続だけを使用するようにソフトウェアを設定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続の送信元 IP アドレスを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するユーザ名を指定します。 |
ファイル転送プロトコル(FTP)接続の送信元 IP アドレスを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ftp client source-interface コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから ftp client source-interface コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ftp client source-interface type interface-path-id
no ftp client source-interface type interface-path-id
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
FTP の送信元アドレスは、ネットワーキング デバイスから脱退するために FTP パケットで使用されたインターフェイスの IP アドレスです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
すべての FTP 接続に同一の送信元アドレスを設定するにはこのコマンドを使用します。 パッシブ FTP 接続だけを使用するようにソフトウェアを設定するには、ftp client passive コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/2/1 に対応付けられている IP アドレスを、実際にパケット送信に使用されるインターフェイスが何かにはかかわらず、すべての FTP パケットの送信元アドレスとして設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ftp client source-interface gigabitethernet 0/1/2/1
コマンド |
説明 |
---|---|
匿名ユーザ用のパスワードを割り当てます。 |
|
パッシブ ファイル転送プロトコル(FTP)接続だけを使用するようにソフトウェアを設定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するパスワードを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するユーザ名を指定します。 |
ファイル転送プロトコル(FTP)接続のユーザ名を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ftp client username コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ftp client username username
no ftp client username username
username |
FTP ユーザの名前 |
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、FTP 接続のユーザ名を指定する方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ftp client username brownfox
コマンド |
説明 |
---|---|
匿名ユーザ用のパスワードを割り当てます。 |
|
パッシブ ファイル転送プロトコル(FTP)接続だけを使用するようにソフトウェアを設定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続で使用するパスワードを指定します。 |
|
ファイル転送プロトコル(FTP)接続の送信元 IP アドレスを指定します。 |
IP ネットワークでのホストの到達可能性と接続性をチェックするには、EXEC モードで ping コマンドを使用します。
ping [ ipv4 | ipv6 | vrf vrf-name ] [ host-name | ip-address ] [ count number ] [ size number ] [ source { ip-address | type number } ] [ timeout seconds ] [ pattern number ] [ type number ] [ priority number ] [verbose] [donnotfrag] [validate] [sweep]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)ping を実行するためのシステムの VRF 名。 |
host-name |
(任意)ping を実行するためのシステムのホスト名。 |
ip-address |
(任意)ping を実行するためのシステムの IP アドレス。 |
count number |
(任意)繰り返しのカウントを設定します。 範囲は 0 ~ 2147483647 です。 |
size number |
(任意)データグラムのサイズを設定します。 範囲は 36 ~ 18024 です。 |
source |
(任意)送信元アドレスまたは送信元インターフェイスを識別します。 |
type number |
(任意)サービス タイプを設定します。 範囲は 0 ~ 255 です。 ipv4 キーワードが指定されている場合に有効です。 |
timeout seconds |
(任意)タイムアウトを設定します(秒数)。 範囲は 0 ~ 3600 です。 |
priority number |
(任意)パケットの優先順位を設定します。 範囲は 0 ~ 15 です。 ipv6 キーワードが指定されている場合に有効です。 |
pattern number |
(任意)データ パターンを設定します。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
verbose |
(任意)詳細な出力を設定します。 |
donnotfrag |
(任意)IP ヘッダーに Don't Fragment(DF)ビットを設定します。 |
validate |
(任意)戻りパケットを検証します。 |
sweep |
(任意)ping スイープを設定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ping コマンドのデフォルト値は、ターゲット IP アドレスだけを参照します。 ターゲット IP アドレスで利用可能なデフォルト値はありません。
ping プログラムはエコー要求パケットをあるアドレスに送信して応答を待ちます。 ping 出力により、パス/ホスト間の信頼性やパス上の遅延を評価したり、ホストが到達可能かどうか、または機能しているかどうかを確認したりできます。
(注) |
ping(EXEC)コマンドは IP ネットワークでだけサポートされます。 |
ホスト名または IP アドレスを指定せずにコマンドを入力すると、ターゲットの IP アドレスおよび他の複数のコマンド パラメータを指定するようにシステムから要求されます。 ターゲットの IP アドレスを指定すると、残りのパラメータに対する代替値を指定できます。あるいは表示された各パラメータのデフォルト値を受け入れることも可能です。
システムでホストのアドレスをマッピングできない場合は、「%Unrecognized host or address, or protocol not running」というエラー メッセージが返されます。
ping セッションを異常終了するには、デフォルトで Ctrl-C のエスケープ シーケンスを入力します。 Ctrl キーと C キーを同時に押してから離すと入力されます。
次の表に、ping 機能で送信されるテスト文字の説明を示します。
文字 |
説明 |
---|---|
! | 感嘆符は応答の受信を意味します。 |
、 | ピリオドはネットワーク サーバの応答待機中にタイムアウトしたことを意味します。 |
? | パケット タイプが不明です。 |
U |
「destination unreachable」エラーを示すプロトコル データ ユニット(PDU)を受信しました。 |
C |
「輻輳に遭遇した」パケットを受信したことを示します。 |
M |
フラグメンテーションが必要ですが、IP ヘッダーに「don't fragment」ビットが設定されています。 このビットが設定されていると、IP レイヤはパケットをフラグメント化せず、パケットのサイズが最大伝送サイズを超過した送信元にインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エラー メッセージを返します。 このビットが設定されていない場合は、IP レイヤはこのパケットをフラグメント化してネクスト ホップに転送します。 |
Q |
ソース クエンチ パケットを受信しました。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
basic-services |
読み取り、書き込み、実行 |
IPv4 と IPv6 では正確なダイアログは多少異なりますが、次の出力例に示すように、デフォルト値を使用する ping セッションでは両者はほぼ同一です。
RP/0/RSP0/CPU0:router# ping
Protocol [ipv4]:
Target IP address: 10.0.0.1
Repeat count [5]:
Datagram size [100]:
Timeout in seconds [2]:
Extended commands? [no]: yes
Source address or interface: 10.0.0.2
Type of service [0]:
Set DF bit in IP header? [no]:
Validate reply data? [no]: yes
Data pattern [0xABCD]:
Loose, Strict, Record, Timestamp, Verbose[none]:
Sweep range of sizes? [no]:
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.25.58.21, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 2/11/49 ms
ping コマンドと同一行にホスト名またはアドレスを入力すると、次の出力例に示すように、このコマンドはそのホスト名またはアドレスのプロトコル タイプに該当するデフォルトの動作を実行します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# ping server01
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 192.168.7.27, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 8/8/9 ms
IP ネットワークでの複数のホストへの到達可能性と接続性をチェックするには、EXEC モードで ping bulk コマンドを使用します。
ping bulk ipv4 [ input cli [ batch | inline ] ]
[ vrf vrf-name ] [ ip-address | domain-name ]
ipv4 | IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
||
input | 入力モードを指定します。 |
||
cli | CLI によって入力を指定します。 |
||
batch | すべての宛先の後の ping は入力です。 |
||
inline | 各宛先の後の ping は入力です。 |
||
vrf vrf-name ip-address domain-name | (任意)特定の VPN Routing and Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)を指定します。 ping を実行するシステムの IP アドレス。 (任意)ping を実行するためのシステムのドメイン名。
|
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
Enter ボタンを押して、回線あたり 1 つの宛先アドレスを指定する必要があります。
CLI モードまたはバッチ モードで指定できる宛先の最大数は 2000 です。
タスク ID | 操作 |
---|---|
basic-services |
読み取り、書き込み、実行 |
次に、CLI 方式で入力して、多くのホストに ping を実行する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# ping bulk ipv4 input cli batch
Please enter input via CLI with one destination per line and when done Ctrl-D/(exit)
to initiate pings:
1: vrf myvrf1 10.2.1.16
2:
Starting pings...
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.2.1.16, vrf is myvrf1, timeout is 2
seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 5/7/9 ms
RP/0/RSP0/CPU0:router# ping bulk ipv4 input cli
Please enter input via CLI with one destination per line:
vrf myvrf1 1.1.1.1
vrf myvrf2 2.2.2.2
vrf myvrf1 myvrf1.cisco.com
vrf myvrf2 myvrf2.cisco.com
Starting pings...
Type escape sequence to abort.
Sending 1, 100-byte ICMP Echos to 1.1.1.1, vrf is myvrf1:
!
Success rate is 100 percent (1/1), round-trip min/avg/max = 1/1/1 ms
Sending 2, 100-byte ICMP Echos to 2.2.2.2, vrf is myvrf2:
!!
Success rate is 100 percent (2/2), round-trip min/avg/max = 1/1/1 ms
Sending 1, 100-byte ICMP Echos to 1.1.1.1, vrf is myvrf1:
!
Success rate is 100 percent (1/1), round-trip min/avg/max = 1/4/1 ms
Sending 2, 100-byte ICMP Echos to 2.2.2.2, vrf is myvrf2:
!!
Success rate is 100 percent (2/2), round-trip min/avg/max = 1/3/1 ms
コマンド |
説明 |
---|---|
IP ネットワークでのホストの到達可能性とネットワーク接続を確認します。 |
Remote Copy Protocol(rcp)の送信元 IP アドレスを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで rcp client source-interface コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから rcp client source-interface コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
rcp client source-interface type interface-path-id
no rcp client source-interface type interface-path-id
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
rcp の送信元アドレスは、ネットワーキング デバイスから脱退するために rcp パケットで使用されたインターフェイスの IP アドレスです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
すべての rcp 接続の送信元としてのインターフェイスの IP アドレスを設定するために rcp client source-interface コマンドを使用します。 rcp を使用してリモート コピーが要求された場合に使用するリモート ユーザ名を設定するには、rcp client username コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、rcp 接続の送信元アドレスとして GigabitEthernet インターフェイス 1/0/2/1 の IP アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# rcp client source-interface gigabitethernet 1/0/2/1
コマンド |
説明 |
---|---|
rcp を使用してリモート コピーが要求された場合に使用するリモート ユーザ名を設定します。 |
リモート コピー プロトコル(rcp)を使用してリモート コピーを要求する場合にクライアント側のローカル ユーザを使用するように設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで rcp client username コマンドを使用します。 システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
rcp client username username
no rcp client username username
username |
rcp サーバのリモート ユーザの名前。 rcp コピー要求を実行するのにこの名前を使用します。 rcp サーバにディレクトリ構造が存在する場合、コピー対象のすべてのファイルおよびイメージは、リモート ユーザのアカウント内のサーバ ディレクトリに該当する場所で検索されるか書き込まれます。 |
ユーザがこのコマンドを発行しないと、現在の tty プロセスに対応付けられているリモート ユーザ名が rcp のコピー コマンドで有効な場合に、ソフトウェアからこのユーザ名が送信されます。 たとえば、ユーザがネットワーキング デバイスに Telnet 経由で接続し、username コマンドを通じて認証された場合、ソフトウェアからこのユーザ名がリモートのユーザ名として送信されます。
現在の tty プロセスでこのユーザ名が有効でない場合は、リモート ユーザ名としてホスト名が送信されます。 rcp のブート コマンドの場合、ソフトウェアからネットワーク サーバがデフォルトで送信されます。
(注) |
シスコでは、tty 行は主にサービスのアクセスに使用されます。 TTY の概念は、UNIX に由来します。 UNIX システムでは、各物理デバイスがファイル システムで表現されます。 端末は tty デバイスと呼ばれます(tty は、UNIX 端末の teletype が元になった省略形です)。 |
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.2 |
このコマンドがサポート対象になりました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
rcp プロトコルでは、クライアントは rcp 要求でリモート ユーザ名をネットワーク サーバに送信する必要があります。 rcp のコピー要求でネットワーク サーバに送信する必要があるリモート ユーザ名を指定するには、rcp client username コマンドを使用します。 ネットワーク サーバにディレクトリ構造が存在する場合、コピー対象のすべてのファイルおよびイメージは、UNIX システムと同様に、リモート ユーザのアカウント内のサーバ ディレクトリに該当する場所で検索されるか書き込まれます。 rcp 接続の送信元アドレスを指定するには、rcp client source-interface コマンドを使用します。
(注) |
リモートのユーザ名は、宛先サーバのアカウントに対応付けられている必要があります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次の例は、リモートのユーザ名を netadmin1 に設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# rcp client username netadmin1
コマンド |
説明 |
---|---|
rcp 接続の送信元 IP アドレスを指定します。 |
要求の受信時に Cinetd によってプロセスが発生したサービスを表示するには、EXEC モードで show cinetd services コマンドを使用します。
show cinetd services
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り |
次に、show cinetd services コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show cinetd services
Family Service Proto Port ACL max_cnt curr_cnt wait Program Option
============================================================================
v4 telnet tcp 23 unlimited 0 nowait telnet
v4 tftp udp 69 unlimited 0 wait tftpd disk0
フィールド |
説明 |
---|---|
Family |
ネットワーク層のバージョン(IPv4 または IPv6)。 |
Service |
ネットワーク サービス(FTP、Telnet など)。 |
Proto |
サービスで使用する転送プロトコル(tcp または udp)。 |
Port |
サービスで使用するポート番号。 |
ACL |
一部のホストに対するサービスを制限するために使用するアクセス リスト。 |
max_cnt |
1 つのサービスに許可される並列サーバの最大数。 |
curr_cnt |
1 つのサービスに許可される並列サーバの現在の数。 |
wait |
次の要求を処理するまでに Cinetd がサービスを待機する必要があるかどうかを示すステータス。 |
Program |
サービスのプログラムの名前。 |
Option |
サービスに固有のオプション。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
Telnet サービスをネットワーキング デバイスでイネーブルにします。 |
|
TFTP サーバで実行中の TFTP サーバまたは機能をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
デフォルトのドメイン名、ネーム ルックアップ サービスのスタイル、ネーム サーバ ホストのリスト、および、ホスト名とアドレスのキャッシュ リストを表示するには、EXEC モードで show hosts コマンドを使用します。
show hosts [host-name]
host-name |
(任意)情報を表示するホストの名前。 省略すると、ローカル キャッシュ内のすべてのエントリが表示されます。 |
IPv4 アドレス プレフィックスが設定されている場合は、ユニキャスト アドレス プレフィックスがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り |
次に、show hosts コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show hosts
Default domain is cisco.com
Name/address lookup uses domain service
Name servers are 255.255.255.255
Host Flags Age(hr) Type Address(es)
host1.cisco.com (temp, OK) 1 IP 192.168.4.10
abc (perm, OK) 0 IP 10.0.0.0 10.0.0.2 10.0.0.3
フィールド |
説明 |
---|---|
Default domain |
未修飾のホスト名を完成するためのデフォルトのドメイン。 |
Name/address lookup |
ルックアップがディセーブルに指定されている、または、ドメイン サービスを使用していると表示されます。 |
Name servers |
設定されているネーム サーバのリスト。 |
Host |
ホスト名。 |
Flags |
エントリのステータスを示します。 |
Age(hr) |
ソフトウェアによる最新のキャッシュ エントリ参照からの経過時間。 |
Type |
アドレス タイプ(IPv4 または IPv6)。 |
Address(es) |
ホストのアドレス。 1 ホストあたり最大 8 つのアドレスを指定できます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
ホスト名とアドレスのキャッシュからエントリを削除します。 |
|
修飾されていないホスト名を完全なものにするためにデフォルト ドメイン名のリストを定義します。 |
|
IP DNS に基づいたホスト名からのアドレス変換をディセーブルにします。 |
|
デフォルトのドメイン名を定義して、未修飾のホスト名(ドット付き 10 進表記で記載されていない名前)を完成します。 |
|
名前とアドレスの解決に使用する 1 つまたは複数のネーム サーバのアドレスを指定します。 |
Telnet をサポートするホストにログインするには、EXEC モードで telnet コマンドを使用します。
telnet { ip-address | host-name } [options]
ip-address |
ネットワークにある特定のホストの IP アドレス。 |
host-name |
ネットワークにある特定のホストの名前。 |
options |
(任意)Telnet 接続オプション サポート対象のオプションのリストについては、表 1を参照してください。 |
Telnet クライアントは Telnet 接続オプションが nostream モードです。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
Telnet サーバがイネーブルの場合は、有効なユーザ名およびパスワードがある限り、Telnet セッションを開始することができます。
オプション |
説明 |
---|---|
/stream |
ストリーム処理をオンにします。これにより、Telnet の制御シーケンスなしの raw TCP ストリームがイネーブルになります。 ストリーム接続は Telnet オプションを処理せず、UNIX-to-UNIX Copy Program(UUCP; UNIX 間コピー プログラム)や他の非 Telnet プロトコルを実行するポート接続に適している場合があります。 |
/nostream |
ストリーム処理をオフにします。 |
port number |
ポート番号。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
/source-interface |
送信元インターフェイスを指定します。 |
利用可能なホストを一覧表示するには、show hosts コマンドを使用します。 すべての TCP 接続のステータスを表示するには、show tcp コマンドを使用します。
ソフトウェアから各接続に論理名が割り当てられ、これらの名前を使用する複数のコマンドによって接続が識別されます。 論理名は、その名前が使用中の場合と、name-connection EXEC コマンドで接続名が変更された場合を除き、ホスト名と同じになります。 この名前が使用中の場合、ソフトウェアによりヌル名が接続に割り当てられます。
Telnet ソフトウェアは Telnet シーケンス形式の特殊な Telnet コマンドをサポートします。このシーケンスは、一般的な端末制御機能をオペレーティング システム固有の機能にマッピングします。 特殊な Telnet コマンドを発行するには、エスケープ シーケンスを入力してからコマンド文字を入力します。 デフォルトのエスケープ シーケンスは、Ctrl-^(Control キーと Shift キーを押しながら数字の 6 キーを押す)です。 大文字のコマンド文字は Ctrl キーを押しながら、小文字のコマンド文字は Ctrl キーを離して入力するとそれぞれ入力できます。 表 2 に、特殊な Telnet のエスケープ シーケンスの一覧を示します。
エスケープ シーケンス1 |
目的 |
---|---|
Ctrl-^ c |
プロセスの割り込み(IP) |
Ctrl-^ o |
出力の中断(AO) |
Ctrl-^ u |
行の消去(EL) |
アクティブな Telnet セッション中の任意の時点で、システム プロンプトでエスケープ シーケンス キーを押してから疑問符を入力すると、Telnet コマンドを一覧表示できます。
ctrl-^?
次に、この一覧の例を示します。 この出力例では、最初のキャレット(^)記号は Control キーを表し、2 番目のキャレット記号はキーボードの Shift + 6 を表しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# ^^?
[Special telnet escape help]
^^B sends telnet BREAK
^^C sends telnet IP
^^H sends telnet EC
^^O sends telnet AO
^^T sends telnet AYT
^^U sends telnet EL
複数の並列 Telnet セッションを開き、セッション間を切り替えることができます。 以降のセッションを開くには、最初に、エスケープ シーケンスで(デフォルトでは Ctrl-Shift-6、x [Ctrl^x] の順に押す)現在の接続を一時停止してシステム コマンド プロンプトに戻ります。 その後、telnet コマンドで新しい接続を開きます。
アクティブな Telnet セッションを終了するには、接続しているデバイスのプロンプトから次のいずれかのコマンドを発行します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
basic-services |
読み取り、書き込み、実行 |
次の例は、リモート ホスト host1 との Telnet セッションを確立する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# telnet host1
コマンド |
説明 |
---|---|
aaa authentication login default local |
ログイン時の AAA 認証を設定します。 詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference』を参照してください。 |
Telnet サービスをネットワーキング デバイスでイネーブルにします。 |
|
terminal length |
現在の端末画面に表示する、現在のセッションの行数を指定します。 詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference』を参照してください。 |
terminal width |
現在の端末画面に表示する、現在のセッションの文字列の数を指定します。 詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference』を参照してください。 |
Telnet 接続の送信元の IP アドレスを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで telnet client source-interface コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから telnet client source-interface コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
telnet { ipv4 | ipv6 } client source-interface type interface-path-id
no telnet client source-interface type interface-path-id
ipv4 |
IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
||
ipv6 |
IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
送信元の IP アドレスとして、宛先までの最善ルートの IP アドレスが使用されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
すべての telnet 接続の送信元としてのインターフェイスの IP アドレスを設定するために telnet client source-interface コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、Telnet 接続の送信元アドレスとして GigabitEthernet インターフェイス 1/0/2/1 の IP アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# telnet ipv4 client source-interface gigabitethernet 1/0/2/1
コマンド |
説明 |
---|---|
Telnet サービスをネットワーキング デバイスでイネーブルにします。 |
ネットワーキング デバイスの Telnet トラフィックをマーキングする QoS(Quality of Service)を設定するための DiffServ コード ポイント(DSCP)の値および IPv4 の優先度を定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで telnet dscp コマンドを使用します。 DSCP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
telnet [ vrf { vrf-name | default } ] ipv4 dscp dscp-value
no telnet [ vrf { vrf-name | default } ] ipv4 dscp dscp-value
vrf |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)ping を実行するためのシステムの VRF 名。 |
default |
(任意)デフォルトの VRF インスタンスを指定します。 |
ipv4 |
IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
dscp-value |
DSCP の値。 範囲は 0 ~ 63 です。 デフォルト値は 0 です。 |
DSCP がディセーブルになっているか設定されていない場合、次のデフォルト値が示されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
IPv4 は、ローカルに発信される Telnet トラフィックのために DSCP 値を定義する場合にサポートされるプロトコルです。
DSCP は、特定の VRF を実行するサーバとクライアントの両者の動作に影響を与える場合があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、DSCP 値と IPv4 の優先度を定義する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# telnet vrf default ipv4 dscp 40 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# telnet vrf default ipv4 dscp 10
コマンド |
説明 |
---|---|
Telnet をサポートするホストにログインします。 |
ネットワーキング デバイスでの Telnet サービスをイネーブルにするために、グローバル コンフィギュレーション モードで telnet server コマンドを使用します。 Telnet サービスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
telnet [ vrf { vrf-name | default } ] { ipv4 | ipv6 } server max-servers { no-limit | limit } [ access-list list-name ]
no telnet [ vrf { vrf-name | default } ] { ipv4 | ipv6 } server max-servers { no-limit | limit } [ access-list list-name ]
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)ping を実行するためのシステムの VRF 名。 |
default |
(任意)デフォルトの VRF インスタンスを指定します。 |
ipv4 |
IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
max-servers |
許容可能な Telnet サーバの数を設定します。 |
no-limit |
許容可能な Telnet サーバの最大数を設定しないように指定します。 |
limit |
許容可能な Telnet サーバの最大数を指定します。 範囲は 1 ~ 200 です。 |
access-list |
(任意)アクセス リストを指定します。 |
list-name |
(任意)アクセス リストの名前。 |
Telnet サービスはディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ネットワーキング デバイスから telnet コマンドで着信 Telnet 接続が受け入れられるのを防ぐために Telnet サービスをディセーブルにします。 Telnet サービスがディセーブルにされると、その後は新規の着信接続が受け入れられなくなり、Cisco インターネット サービス デーモン(Cinetd)は Telnet ポートのリスニングを停止します。
Telnet サービスがイネーブルにする場合は、max-servers キーワードを 1 以上の値に設定します。 このように設定すると、着信 Telnet 接続がネットワーキング デバイスで許可されます。
このコマンドは、ネットワーキング デバイスへの着信 Telnet 接続にだけ影響します。 発信 Telnet 接続は、Telnet サービスがイネーブルであるかどうかにかかわらず確立できます。
このコマンドの no 形式を使用すると、Telnet 接続がディセーブルになり、システムはデフォルトの状態に復元されます。
(注) |
Telnet セッションを介してルータとの接続を確立する前に、telnet サーバと vty-pool 機能を設定します(『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference 』、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Configuration Guide』、および『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Configuration Guide』を参照してください)。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、1 台のサーバに対する Telnet サービスをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# telnet ipv4 server max-servers 1
コマンド |
説明 |
---|---|
Telnet をサポートするホストにログインします。 |
仮想ターミナル セッションの復帰(CR)を復帰- 改行(CR-LF)ではなくCR-NULL として送信するには、行テンプレート サブモードで telnet transparent コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから telnet transparent コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
telnet transparent
no telnet transparent
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
ライン コンソール
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
telnet transparent コマンドは、Telnet プロトコルの仕様で行末処理の解釈が分かれる場合の対処に役立ちます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
tty-access |
読み取り、書き込み |
次の例で、Telnet トランスペアレント モードで vty 行を操作するための設定方法を示します。これにより、復帰キーを押すと、システムからの信号は CR-LF キーの組み合わせではなく、CR-NULL キーの組み合わせで送信されます。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# line console RP/0/RSP0/CPU0:router(config-line)# telnet transparent
コマンド |
説明 |
---|---|
Telnet をサポートするホストにログインします。 |
TFTP 接続の送信元の IP アドレスを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで tftp client source-interface コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから tftp client source-interface コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
tftp client source-interface type interface-path-id
no tftp client source-interface type interface-path-id
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
送信元の IP アドレスとして、宛先までの最善ルートの IP アドレスが使用されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
すべての TFTP 接続の送信元としてのインターフェイスの IP アドレスを設定するために tftp client source-interface コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、TFTP 接続の送信元アドレスとして GigabitEthernet インターフェイス 1/0/2/1 の IP アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# tftp client source-interface gigabitethernet 1/0/2/1
コマンド |
説明 |
---|---|
TFTP サーバで実行中の TFTP サーバまたは機能をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
TFTP サーバまたは TFTP サーバで実行中の機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで tftp server コマンドを使用します。 システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tftp { ipv4 | ipv6 } server homedir tftp-home-directory [ max-servers [ number | no-limit ] ] [ access-list name ]
no tftp { ipv4 | ipv6 } server homedir tftp-home-directory [ max-servers [ number | no-limit ] ] [ access-list name ]
ipv4 |
IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
homedir tftp-home-directory |
ホーム ディレクトリを指定します。 |
max-servers number |
(任意)並列 TFTP サーバの最大数を設定します。 範囲は 1 ~ 2147483647 です。 |
max-servers no-limit |
(任意)許容可能な TFTP サーバを処理する最大数に上限がないことを設定します。 |
access-list name |
(任意)TFTP サーバに対応付けられるアクセス リストの名前を指定します。 |
デフォルトでは TFTP サーバはディセーブルになっています。 指定しないと、デフォルト値の max-servers キーワードは無制限になります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
tftp server コマンドの no 形式を使用すると、指定のコマンドがコンフィギュレーション ファイルから削除され、システムはデフォルトの状態に復元されます。 コマンドの no 形式はコンフィギュレーション ファイルに保存されません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、アクセス リスト名のテストを実行するために TFTP サーバをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# tftp ipv4 server homedir disk0 access-list test
コマンド |
説明 |
---|---|
cinetd でプロセスが生成されるサービスを表示します。 |
IP ネットワークを介して宛先に到達するためにパケットが実際に取るルートを検出するには、EXEC モードで traceroute コマンドを使用します。
traceroute [ ipv4 | ipv6 | vrf vrf-name ] [ host-name | ip-address ] [ source ip-address-name ] [numeric] [ timeout seconds ] [ probe count ] [ minttl seconds ] [ maxttl seconds ] [ port number ] [ priority number ] [verbose]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)ping を実行するためのシステムの VRF 名。 |
host-name |
(任意)トレース試行の宛先としてシステムで使用されるホスト名。 |
ip-address |
(任意)トレース試行の宛先としてシステムで使用されるアドレス。 |
source |
(任意)送信元アドレス。 |
ip-address-name |
(任意)IP アドレス A.B.C.D またはホスト名。 |
numeric |
(任意)数字だけを表示。 |
timeout seconds |
(任意)タイムアウト値。 範囲は 0 ~ 3600 です。 |
probe count |
(任意)プローブ カウント。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
minttl seconds |
(任意)最小存続可能時間。 範囲は 0 ~ 255 です。 |
maxttl seconds |
(任意)最大存続可能時間。 範囲は 0 ~ 255 です。 |
port number |
(任意)ポート番号。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
priority number |
(任意)パケットのプライオリティ。 範囲は 0 ~ 15 です。 ipv6 キーワードが指定されている場合に有効です。 |
verbose |
(任意)詳細な出力。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
traceroute コマンドのデフォルト値は、宛先だけを参照します。 宛先のアドレスで利用可能なデフォルト値はありません。
traceroute コマンドは、データグラムが存続可能時間(TTL)の値を超過するとネットワーキング デバイスで生成されるエラー メッセージを活用して動作します。
traceroute コマンドは、最初に、TTL 値 1 のプローブ データグラムを送信します。これにより、先のネットワーキング デバイスはこのプローブ データグラムを破棄してエラー メッセージを送り返します。 traceroute コマンドは、TTL レベルごとに複数のプローブを送信し、それぞれのラウンドトリップ時間を表示します。
traceroute コマンドでは 1 回に送信されるプローブは 1 つです。 各発信パケットから 1 つまたは 2 つのエラー メッセージが生成される可能性があります。 「time-exceeded」というエラー メッセージは、中間ネットワーキング デバイスで検出されたプローブが破棄されたことを意味します。 「destination unreachable」エラー メッセージは、宛先ノードがプローブを受信して、パケットを配信できないためにそれを破棄したことを示します。 応答が着信する前にタイマーがオフになると、traceroute コマンドはアスタリスク(*)を出力します。
traceroute コマンドは、宛先の応答時、最大 TTL の超過時、あるいは、ユーザがエスケープ シーケンス(デフォルトでは Ctrl-C)を使用してトレースに割り込んだ場合にそれぞれ終了します。 Ctrl キーと C キーを同時に押してから離すと入力されます。
デフォルト以外のパラメータを使用して拡張 traceroute テストを呼び出すには、引数の host-name または ip-address を指定せずにコマンドを入力します。 traceroute テストで希望するパラメータ値を選択するためのダイアログが表示され、選択を行います。
多様なネットワーキング デバイスに応じて IP の実装方法もさまざまであることから、IP traceroute コマンドは予期しない動作をする場合があります。
宛先によっては、メッセージ「ICMP port unreachable」を送り返してプローブ メッセージに正しく応答できない場合があります。 最大 TTL を超過した場合に限り終了する、アスタリスクだけが付加された TTL レベルの長いシーケンスがこの問題の原因となっている可能性があります。
一部のホストが「ICMP TTL exceeded」というメッセージを処理する方法について、既知の問題があります。 一部のホストでは「ICMP」メッセージを生成しますが、着信パケットの TTL を再利用します。 この値はゼロのため、ICMP パケットの返信は失敗します。 このようなホストへのパスをトレースすると、アスタリスク(*)の付いた TTL 値のセットが表示される場合があります。 最終的には、この TTL は「ICMP」メッセージを返信できるまでの値に増加します。 たとえば、ホストが 6 ホップ分離れて位置する場合、traceroute コマンドは、6 から 11 回の応答の間にタイムアウトします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
basic-services |
読み取り、書き込み、実行 |
次に、宛先のホスト名が指定されている traceroute セッションの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# traceroute host8-sun
Type escape sequence to abort.
Tracing the route to 192.168.0.73
1 192.168.1.6 (192.168.1.6) 10 msec 0 msec 10 msec
2 gateway01-gw.gateway.cisco.com (192.168.16.2) 0 msec 10 msec 0 msec
3 host8-sun.cisco.com (192.168.0.73) 10 msec * 0 msec
次の表示は、宛先が指定されていない場合の拡張 traceroute セッションの例です。
traceroute# traceroute
Protocol [ipv4]:
Target IP address: ena-view3
Source address: 10.0.58.29
Numeric display? [no]:
Timeout in seconds [3]:
Probe count [3]:
Minimum Time to Live [1]:
Maximum Time to Live [30]:
Port Number [33434]:
Loose, Strict, Record, Timestamp, Verbose[none]:
Type escape sequence to abort.
Tracing the route to 171.71.164.199
1 sjc-jpxlnock-vpn.cisco.com (10.25.0.1) 30 msec 4 msec 4 msec
2 15lab-vlan725-gx1.cisco.com (173.19.72.2) 7 msec 5 msec 5 msec
3 stc15-00lab-gw1.cisco.com (173.24.114.33) 5 msec 6 msec 6 msec
4 stc5-lab4-gw1.cisco.com (173.24.114.89) 5 msec 5 msec 5 msec
5 stc5-sbb4-gw1.cisco.com (172.71.241.162) 5 msec 6 msec 6 msec
6 stc5-dc5-gw1.cisco.com (172.71.241.10) 6 msec 6 msec 5 msec
7 stc5-dc1-gw1.cisco.com (172.71.243.2) 7 msec 8 msec 8 msec
8 ena-view3.cisco.com (172.71.164.199) 6 msec * 8 msec
文字 |
説明 |
---|---|
xx msec |
指定された数のプローブに対する各ノードのラウンドトリップ時間(ミリ秒)。 |
* | プローブのタイムアウト。 |
? | パケット タイプが不明です。 |
A |
管理上、到達不能です。 通常、この出力はアクセス リストがトラフィックをブロックしていることを示します。 |
H |
ホストが到達不能です。 |
N |
ネットワークが到達不能です。 |
P |
プロトコルが到達不能です。 |
Q |
発信元。 |
U |
ポートが到達不能です。 |