この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、輻輳を管理するために使用するコマンドについて説明します。 輻輳管理の概念、設定作業、および例の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Configuration Guide』の「Configuring Congestion Management」の章を参照してください。
トラフィック ポリシングを設定し、ポリシー マップ ポリシング コンフィギュレーション モードを開始するには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで police rate コマンドを使用します。 コンフィギュレーションからトラフィック ポリシングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
police rate { value [units] | percent percentage } [ burst burst-size [burst-units] ] [ peak-rate { value [units] | percent percentage } ] [ peak-burst peak-burst [burst-units] ]
no police rate { value [units] | percent percentage } [ burst burst-size [burst-units] ] [ peak-rate { value [units] | percent percentage } ] [ peak-burst peak-burst [burst-units] ]
データのフローの制限はどのインターフェイスにも適用されません。
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 4.0.1 |
pps および packets キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
police rate では、IP パケットに対しては DSCP、優先順位、または廃棄クラスを設定でき、MPLS パケットに対しては EXP 値と廃棄クラス値を設定できます。
ポリシングは、入力と出力の両方の方向に適用できます。
処理キーワードで設定されたパラメータは、ハードウェアで端数が丸められます。 ハードウェアでプログラミングされた実際の値を確認するには、show qos interface コマンドを使用します。
police rate コマンドでは、次の方法で percent キーワードを解釈します。
階層型ポリシングも同様にサポートされています。 このような設定では、次の例に示すように、親と子の両方のポリシーにポリシング ステートメントを含むクラスマップがあります。
! policy-map child class gold police rate percent 50 conform-action set precedence immediate exceed-action drop ! ! policy-map parent class match_all police rate 10000 kbps burst 15000 exceed-action drop service-policy child !
2 レベルの階層型ポリシー マップからなるルータは、階層型入力ポリシングをサポートしています。 2 レベルは次のとおりです。
入力インターフェイスに異なる分類のサブモデルを適用しながら、入力インターフェイスをポリシングできます。 階層型ポリシー マップ内のアクションの順番は、モジュラ Quality of Service コマンドライン インターフェイス(MQC)で指定されているとおり、子から親です。 これは、ポリシー/設定アクション後に実行されるキューイング アクション(シェーピング)を除きます。 ポリシー アクションが子ポリシーで設定されている場合、子ポリシーのアクションは親ポリシーのアクションの前に実行されます。
ポリシー アクションは、class-default トラフィック用に指定された conform-action と exceed-action オプション下の送信/ドロップ アクションでだけ呼び出されます。
次に、階層型ポリサー設定の例を示します。
! policy-map parent class class-default service-policy child police rate percent 50 conform-action transmit exceed-action drop !
(注) |
設定値は、トラフィックに適用されたレイヤ 2 のカプセル化を考慮します。 これは、入力と出力の両方のポリシングに適用されます。 イーサネット伝送の場合、カプセル化は 14 バイトと見なされます。IEEE 802.1Q の場合、カプセル化は 18 バイトです。 |
ポリサーは、64 kbps の段階的なサイズを使用します。 設定される値は、最も近い 64 kbps の単位に切り捨てられます。 実行コンフィギュレーションで出力される値は、ユーザによって入力された設定値を示します。
バースト値が具体的に設定されていない場合、CIR 値の 100 ミリ秒に相当する値が自動的に設定されます。 たとえば、1,000,000 kbps の CIR 値が入力された場合、バースト値は 12,500,000 バイトとして算出されます。 ただし、サポートされている最大バースト値は、2,097,120 バイトになります。
ポリサーを定義する場合、パフォーマンスを最適なものにするために、次の計算式を使用してバースト値を求めます。
Bc = CIR bps *(1 バイト/ 8 ビット)* 1.5 秒
Be =2 * Bc
たとえば、CIR が 2,000,000 bps の場合、算出されるバースト値は 2,000,000 *(1/8)* 1.5 = 375,000 バイトになります。 ピーク バースト = 2 * バーストの計算式に従ってピーク バースト値を設定します。
8 pps の最小ポリシング レートと 8 pps の粒度がサポートされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次の MPLS の例では、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/0/9 から送信されるすべてのパケットについて、トラフィック ポリシングが平均レートの 250 kbps と通常バースト サイズの 50 バイトで設定されています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# class-map class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# match mpls experimental topmost 0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police rate 250 kbps burst 50 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-police)#conform-action set mpls experimental topmost 4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/0/9 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if) service-policy input policy1
この例では、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/0/9 から送信されるクラスマップ クラス 1 のすべてのパケットについて、トラフィック ポリシングが平均レートの 200 pps と通常バースト サイズの 50 パケットで設定されています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map pps-1r2c RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police rate 200 pps burst 50 packets RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/0/9 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if) service-policy output policy1
Command |
Description |
親ポリサーが子ポリサーで指定される最大レートに適合する入力トラフィックをドロップしないようにします。 |
|
1 つ以上のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定します。 |
|
指定されたインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー設定情報を表示します。 |
1 つ以上のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで policy-map コマンドを使用します。 ポリシー マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
policy-map [ type qos ] policy-name
no policy-map [ type qos ] policy-name
type qos |
(任意)Quality of Service(QoS)のポリシー マップを指定します。 |
policy-name |
ポリシー マップ名。 |
ポリシー マップは設定されない限り存在しません。 ポリシー マップはインターフェイスに適用されるため、ポリシー マップが作成されるまで任意のインターフェイスにデータ フローの制限は適用されません。
タイプを指定しないと QoS になります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
policy-map コマンドを使用して、作成、追加または変更するポリシー マップの名前を指定してから、クラス マップで一致基準を定義するクラスにポリシーを設定します。 policy-map コマンドを入力すると、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードがイネーブルになり、そのポリシー マップのクラス ポリシーを設定または変更できます。
クラス ポリシーをポリシー マップ内で設定できるのは、クラスに一致基準が定義されている場合だけです。 クラスの一致基準を設定するには、class-map および match コマンドを使用します。 1 つのポリシー マップで最大 512 のクラスを設定できるため、ポリシー マップには、512 を超えるクラス ポリシーは含まれていません。 1 つのポリシー マップに含まれる最大 512 のクラス ポリシーには、暗黙のデフォルト クラスとその子ポリシーが含まれています。
単一のポリシー マップを複数のインターフェイスに同時に対応付けることができます。
サポートされているポリシー マップの最大数は 2000 です。
(注) |
ポリシー マップが物理ポートに適用されると、同じ物理ポートのすべてのサブインターフェイスが同じポリシーを継承します。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、policy1 と呼ばれるポリシー マップの作成方法と、そのポリシー マップに含まれる 2 つのクラス ポリシーの設定方法の例を示します。 ポリシー マップは、class1 と、設定した一致基準を満たさないパケットが転送されるデフォルト クラス(class-default)のポリシー仕様を含むように定義されています。 Class1 は、アクセス コントロール リスト 136 に一致するトラフィックのポリシーを指定します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# class-map class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# match access-group ipv4 136 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police cir 250 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# set precedence 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class-default RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# queue-limit bytes 1000000
Command |
Description |
ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 |
|
トラフィック クラス、およびパケットをクラスに対応させる関連付けられたルールを定義します。 |
ポリシー マップに属するトラフィックのクラスにプライオリティを割り当てるには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで priority コマンドを使用します。 クラスに指定したプライオリティを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority [ level priority-level ]
no priority
level priority-level |
(任意)クラスのプライオリティ レベルの値を設定します。 値は、1 または 2 です。 デフォルトのレベルは 1 です。 レベル 1 のトラフィックはプライオリティが高くなります。 |
デフォルトのアクションはありません。
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
priority コマンドでは、低遅延キューイング(LLQ)を設定し、完全優先キューイング(PQ)を提供します。 完全 PQ では、音声などの遅延に影響されやすいデータを、他のキューのパケットをキューから取り出す前にキューから取り出して送信できます。 priority コマンドを使用してクラスがハイ プライオリティとしてマーキングされている場合、プライオリティ トラフィックを制限するようにポリサーを設定することを推奨します。 このポリサーは、プライオリティ トラフィックがラインカード上のその他すべてのトラフィックをスタベーション状態にしないことを保証するため、ロー プライオリティのトラフィックは、スタベーション状態から保護されます。 police rate を使用して、ポリサーを明示的に設定します。
priority コマンドは、(User Datagram Protocol [UDP; ユーザ データグラム プロトコル] ポートだけでなく)さまざまな基準に基づいてクラスを設定し、それらのクラスにプライオリティを割り当てます。
bandwidth と priority コマンドは、同じポリシー マップ内の同じクラスでは使用できません。 これらのコマンドは、同じポリシー マップで同時に使用できます。
ポリシー マップ内で、1 つまたは複数のクラスにプライオリティ ステータスを指定できます。 単一ポリシー マップ内の複数のクラスがプライオリティ クラスとして設定されると、これらのクラスからのすべてのトラフィックが、同じ単一のプライオリティ キューにキューイングされます。
ファブリック QoS は、入力サービス ポリシーの priority コマンドを使用して設定します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、policy1 と名付けられたポリシー マップのプライオリティ キューイングを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# priority level 2
Command |
Description |
ポリシー マップに属しているクラスに割り当てる最小帯域幅を指定します。 |
|
1 つ以上のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定します。 |
|
指定されたインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー設定情報を表示します。 |
QoS の Ternary Content Addressable Memory(TCAM)機能エントリを表示するには、EXEC モードで show fmgr interface コマンドを使用します。
show fmgr interface type interface-path-id feature { policer | qos | qos-all } { input | output } [ all | dup-bank | hw | ipv4-mpls | ipv6 | l2 | location node-id | sw ]
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
feature |
機能固有の情報を表示します。 |
||
policer |
ポリサー エントリを表示します。 |
||
qos |
QoS エントリを表示します。 |
||
qos-all |
QoS およびポリサー両方のエントリを表示します。 |
||
input |
入力方向を指定します。 |
||
output |
出力方向を指定します。 |
||
all |
(任意)すべての TCAM エントリを表示します。 |
||
dup-bank |
(任意)ターボ モードで重複バンクからエントリを表示します。 |
||
hw |
(任意)ハードウェアから読み取ります。 |
||
ipv4-mpls |
(任意)ipv4-mpls エントリを表示します。 |
||
ipv6 |
(任意)ipv6 エントリを表示します。 |
||
l2 |
(任意)レイヤ 2 エントリを表示します。 |
||
location node-id |
(任意)TCAM 情報を表示するインターフェイスのロケーションを識別します。 node-id は rack/slot/module の形式で入力します。
|
||
sw |
(任意)ソフトウェアから読み取ります。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.5.0 |
in キーワードが、input キーワードに替わりました。 out キーワードが、output キーワードに替わりました。 l2 キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り |
次の出力例は、ギガビット イーサネット インターフェイスのすべての入力 QoS およびポリサー TCAM エントリを表示する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show fmgr interface GigabitEthernet 0/1/5/0 feature qos-all in
QOS ENTRIES
===============================================================================
Interface = GigabitEthernet0_1_5_0 Feature = qos Direction = in
TCAM Fields:
ip/mpls bndl vlg_id cid dscp exp dc qos-id
CSRAM Fields:
prio sh_q red_ctr qos_grp dc l2_mark l3_mark l3_mark_val max_th seg_size min_th
1st_seg pol_has_hpq
===============================================================================
No QoS configured on this interface
POLICER ENTRIES
===============================================================================
Interface = GigabitEthernet0_1_5_0 Feature = policer Direction = in
TCAM Fields:
IPv4: ip/mpls vlg_id l2_cos drid ip_src l4_proto frag dscp ip_dest qos_grp dc d
st_port qos-id
MPLS: ip/mpls vlg_id l2_cos label exp qos_grp dc qos-id
CSRAM Fields:
cid token1 stats_ptr conform1 exceed1 violate1 token2 conform2 exceed2 violate2
===============================================================================
No QoS configured on this interface
POLICER ENTRIES
===============================================================================
Interface = GigabitEthernet0_1_5_0 Feature = policer Direction = in
TCAM Fields:
IPv6: ipv6 vlg_id l2_cos dest_port src_port ip_dest ip_src ext_dst ext_rtg ext_
h ext_frag dest_rng_id dc qos_grp l4_proto dscp/prec qos-id
CSRAM Fields:
cid token1 stats_ptr conform1 exceed1 violate1 token2 conform2 exceed2 violate2
===============================================================================
No QoS configured on this interface
RP/0/RP0/CPU0:router#
次の表に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
QOS ENTRIES |
次の QoS 情報を表示します。 |
CSRAM Fields |
一般的な CSRAM 情報。 |
POLICER ENTRIES |
指定したインターフェイスの一般的なポリサーおよび TCAM 情報。 |
シェーピング粒度の情報を表示するには、EXEC モードで show hw-module qos output shape granularity location コマンドを使用します。
show hw-module qos output shape granularity location { all | interface-path-id }
all | すべてのインターフェイスのシェーピング粒度の情報を表示します。 |
interface-path-id | 共有インターフェイス プロセッサ(SIP)の物理的な場所。 名前の表記方法は rack/slot/module で、値の間のスラッシュは表記の一部として必要です。 |
なし
EXEC(#)
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.2 | このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
この出力例は、ロケーション 0/1/CPU0 の出力インターフェイスのシェーピング粒度を表示する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show hw-module qos output shape granularity location 0/1/CPU0
============= ====================================
QOS SHAPING GRANULARITY
====================================
Configured HW LC
Location Shape Programmed reload
Granularity Granularity (Y / N)
============ =========== ============ ========
0/1/CPU0 --- 256Kbps N
--------------------------------------------------
表 1 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Configured Shape Granularity |
指定したロケーションのユーザ設定のシェーピング粒度。 |
HW Programmed Granularity |
指定したロケーションのハードウェアでプログラムされたシェーピング粒度。 |
LC reload (Y/N) |
ユーザ設定のシェーピング粒度をイネーブルにするために、ラインカードのリロードが必要かどうかを指定します。 |
Command |
Description |
シェーピング粒度を設定します。 |
指定したインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー設定情報を表示するには、EXEC モードで show policy-map interface コマンドを使用します。
show policy-map interface type interface-path-id [ input | output ]
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 4.0.0 |
show policy-map interface コマンドの出力が、IPHC の統計情報を表示するように更新されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show policy-map interface コマンドは、インターフェイスに付加されたサービス ポリシー内のクラスに関する統計情報を表示します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り |
次の出力例は、出力および入力方向にある TenGigE インターフェイス 0/6/1/0 のすべてのクラスのポリシー統計情報を表示する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show policy-map interface tengige 0/6/1/0
TenGigE0/6/1/0 input: policy1
Class class1
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policing statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Policed(conform) : 0/0 0
Policed(exceed) : 0/0 0
Policed(violate) : 0/0 0
Policed and dropped : 0/0
Queueing statistics
Queue ID : 44
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 44
High watermark (bytes)/(ms) : 0/0
Inst-queue-len (bytes)/(ms) : 0/0
Avg-queue-len (bytes)/(ms) : 0/0
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
TenGigE0/6/1/0 output: policy4
Class class1
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policing statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Policed(conform) : 0/0 0
Policed(exceed) : 0/0 0
Policed(violate) : 0/0 0
Policed and dropped : 0/0
Queueing statistics
Queue ID : 51
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 51
High watermark (bytes)/(ms) : 0/0
Inst-queue-len (bytes)/(ms) : 0/0
Avg-queue-len (bytes)/(ms) : 0/0
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
次の出力例は、出力方向にあるシリアル インターフェイス 0/0/3/0/3:0 のすべてのクラスのポリシー統計情報を表示する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show policy-map interface Serial0/0/3/0/3:0 output
show policy-map int Serial0/0/3/0/3:0 output
Mon May 18 22:06:14.698 UTC
Serial0/0/3/0/3:0 output: p1
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 0
High watermark (Unknown) : 0
Inst-queue-len (packets) : 0
Avg-queue-len (packets) : 0
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Compression Statistics
Header ip rtp
Sent Total (packets) : 880
Sent Compressed (packets) : 877
Sent full header (packets) : 342
Saved (bytes) : 31570
Sent (bytes) : 24750
Efficiency improvement factor : 2.27
次の表に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Classification statistics |
|
Matched |
このクラスに一致したパケット数またはバイト数。 |
Transmitted |
このクラスの送信されたパケット数またはバイト数。 |
Total Dropped |
このクラスのドロップされたパケット数またはバイト数。 |
Policing statistics |
|
Policed(conform) |
このクラスのポリシー レートに適合したパケット数またはバイト数。 |
Policed(exceed) |
このクラスのポリシー レートを超えたパケット数またはバイト数。 |
Policed(violate) |
このクラスのポリシー レートに違反したパケット数またはバイト数。 |
Policed and dropped |
このクラスのポリサーによってドロップされたパケット数またはバイト数。 |
Queueing statistics |
|
Queue ID |
このクラスのパケットのキュー番号。 |
High watermark (bytes)/(ms) |
キューの最大長。 |
Inst-queue-len (bytes)/(ms) |
キューの瞬時的長さ。 |
Avg-queue-len (bytes)/(ms) |
キューの平均の長さ。 |
Taildropped (bytes) |
このキューのテールドロップされたバイト数。 |
Compression Statistics |
|
Sent Total |
送信されたパケットの合計数。 |
Sent Compressed |
送信された圧縮パケットの数。 |
Sent full header |
フル ヘッダーで送信されたパケットの数。 |
Saved |
保存されたバイト数。 |
Sent |
送信されたバイトの数。 |
Efficiency improvement factor |
パケットの元のフル サイズとパケットの圧縮されたサイズの比率。 |
共有ポリシー インスタンスのすべての詳細の統計情報を表示するには、EXEC モードで show policy-map shared-policy-instance コマンドを使用します。
show policy-map shared-policy-instance instance-name member member-interface [ input | output ] location node-id
instance-name |
共有ポリシー インスタンスを識別する、最大 32 文字の文字列。 |
member |
特定のバンドル メンバ リンクを識別します。 |
member-interface |
インターフェイス タイプおよびインターフェイス パス ID を識別します。 |
input |
(任意)入力インターフェイスに付加されたポリシー マップを表示します。 |
output |
(任意)出力インターフェイスに付加されたポリシー マップを表示します。 |
location node-id |
ノードのロケーション。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
input と output のいずれも選択しない場合、両方の統計情報が表示されます。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
このコマンドが、バンドル インターフェイス上の共有ポリシー インスタンスをサポートするように更新されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
QoS 統計情報を使用できるのは、共有ポリシー インスタンスについてのみです。 メンバ インターフェイスごとの QoS 統計情報はありません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、inst-shape という名前の共有ポリシー インスタンスのすべての詳細の統計情報を表示する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show policy-map shared-policy-instance inst-shape input location 0/RSP0/CPU0
input: shape
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policy child Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 268435466
High watermark (Unknown
Inst-queue-len (packets) : 0
Avg-queue-len (Unknown)
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Queue(conform) : 0/0 0
Queue(exceed) : 0/0 0
RED random drops(packets/bytes : 0/0
RP/0/RSP0/CPU0:router:router#show policy-map shared-policy-instance spi1 location 0/1/cPU0
Shared Policy Instance spi1 input: hier_l2_ingress
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policing statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Policed(conform) : 0/0 0
Policed(exceed) : 0/0 0
Policed(violate) : 0/0 0
Policed and dropped : 0/0
Policy child_hier_l2_ingress Class cos3
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policing statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Policed(conform) : 0/0 0
Policed(exceed) : 0/0 0
Policed(violate) : 0/0 0
Policed and dropped : 0/0
Policed and dropped(parent policer) : 0/0
Policy child_hier_l2_ingress Class cos4
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policing statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Policed(conform) : 0/0 0
Policed(exceed) : 0/0 0
Policed(violate) : 0/0 0
Policed and dropped : 0/0
Policed and dropped(parent policer) : 0/0
Policy child_hier_l2_ingress Class cos5
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Policing statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Policed(conform) : 0/0 0
Policed(exceed) : 0/0 0
Policed(violate) : 0/0 0
Policed and dropped : 0/0
Policed and dropped(parent policer) : 0/0
Policy child_hier_l2_ingress Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Shared Policy Instance spi1 output: l2_egress
Class qos_grp1
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 18
High watermark : N/A
Inst-queue-len (packets) : 0
Avg-queue-len (packets) : 0
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 0/0 0
Transmitted : 0/0 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 19
High watermark : N/A
Inst-queue-len (packets) : 0
Avg-queue-len (packets) : 0
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Command |
Description |
1 つ以上のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定します。 |
|
入力インターフェイスまたは出力インターフェイスに、インターフェイスのサービス ポリシーとして使用されるポリシー マップを対応付けます。 |
|
指定されたインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー設定情報を表示します。 |
ポリシーマップを適用するインターフェイスに関する情報を表示するには、EXEC モードで show policy-map targets コマンドを使用します。
show policy-map targets [ location node-id | pmap-name name | type performance-traffic [ location node-id | pmap-name name ] | type qos [ location node-id | pmap-name name ] ]
location node-id |
(任意)指定した場所にポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
pmap-name name |
(任意)指定したポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。 |
type performance-traffic |
(任意)リアルタイム アプリケーション フロー モニタリング ポリシーマップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。 |
type qos |
(任意)QoS ポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。 これがデフォルトのタイプです。 |
デフォルトの QoS ポリシー タイプは QoS です。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
QoS ポリシーを変更している間の短期間、変更するポリシーを使用するインターフェイスでは、有効なポリシーがない状態が生じることがあります。 このため、同時に最小限のインターフェイスに影響する QoS ポリシーを変更します。 ポリシー マップの変更時に影響するインターフェイスの数を確認するには、show policy-map targets コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り |
次の例では、ギガビット イーサネット インターフェイス 0/1/0/0 に主要ポリシーとして接続されるポリシー マップが 1 つあります。 このインターフェイスの発信トラフィックは、ポリシーが変更された場合、影響を受けます。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show policy-map targets
Fri Jul 16 16:38:24.789 DST
1) Policymap: policy1 Type: qos
Targets (applied as main policy):
GigabitEthernet0/1/0/0 output
Total targets: 1
Targets (applied as child policy):
Total targets: 0
Command |
Description |
指定されたインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー設定情報を表示します。 |
インターフェイス上の QoS ポリシーの不一致情報を表示するには、EXEC モードで show qos inconsistency コマンドを使用します。
show qos inconsistency { detail warning-type { file filename | location node-id } | summary { file filename | location node-id } }
detail |
不一致のインターフェイスおよびポリシー名の詳細を表示します。 |
warning-type |
表示する警告タイプを選択します。
|
file filename |
disk0:tmp.log または bootflash: などのファイル名を指定します。 |
location node-id |
指定したノードの詳細な QoS 情報を表示します。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
summary |
QoS 不一致警告数のサマリーを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り |
次に、QoS ポリシー不一致の詳細をすべての警告タイプについて表示する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show qos inconsistency detail 0 location 0/7/CPU0
Interface Lists with QoS Inconsistency Warning:
=========================================================
Node 0/7/CPU0
---------------------------------------------------------
Interfaces with QoS Inconsistency: ANCP - No Shaper at top policymap
==========================================================================
Interface Direction Policy Name SPI Name
--------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet0/7/0/1.5 output parent-none
Interfaces with QoS Inconsistency: ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate
==========================================================================
Interface Direction Policy Name SPI Name
--------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet0/7/0/1 output parent SPI1
GigabitEthernet0/7/0/1.2 output parent
GigabitEthernet0/7/0/1 output normal-policy-name normal-spi-name
次の例では、不一致警告数のサマリーを表示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# RP/0/RSP0/CPU0:router# show qos inconsistency summary location 0/7/CPU0 Summary Counts of QoS Inconsistency Warnings: ========================================================= Node 0/7/CPU0 Inconsistency Warning Type Count -------------------------------------------------------- ANCP - No Shaper at top policymap: 1 ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate: 4
Command |
Description |
特定のインターフェイスの QoS 情報を表示します。 |
入力インターフェイスまたは出力インターフェイスに付加された特定の共有ポリシー インスタンスの特定の場所に関するインターフェイス詳細を表示するには、EXEC モードで show qos shared-policy-instance コマンドを使用します。
show qos shared-policy-instance instance-name { input | output } location node-id
instance-name |
共有ポリシー インスタンスを識別する、最大 32 文字の文字列。 |
input |
(任意)入力インターフェイスに付加された共有ポリシー インスタンスの詳細を表示します。 |
output |
(任意)出力インターフェイスに付加された共有ポリシー インスタンスの詳細を表示します。 |
location node-id |
ノードのロケーション。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
このコマンドが、バンドル インターフェイス上の共有ポリシー インスタンスをサポートするように更新されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、ロケーション 0/RSP0/CPU0 の入力インターフェイスに付加された共有ポリシー インスタンスの詳細を表示するコマンドの結果例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show qos shared-policy-instance instancetwo input location 0/RSP0/CPU0
shared-policy-instance: instancetwo input Bandwidth: 10000000 kbps
Policy: shape Total number of classes: 2
-----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: shape Class: class-default
QueueID: N/A
Shape Profile: 1 CIR: 16 kbps CBS: 1024 bytes PIR: 128000 kbps PBS:1605632
bytes WFQ Profile: 1 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1
Bandwidth: 0 kbps, Parent Bandwidth: 10000000 kbps, Excess Ratio: 1
-----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child Class: class-default Parent Policy: shape Class: class-default
QueueID: 268435466 (Priority Normal)
Queue Limit: 1572 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 14 WFQ Profile: 2
Committed Weight: 10 Excess Weight: 1020
Bandwidth: 0 kbps, Parent Bandwidth: 0kbps, Excess Ratio: 1
--------------------------------------------------------------------------
RP/0/RSP0/CPU0:router:#show qos shared-policy-instance spi1 input location 0/1/cPU0
Instancespi1 -- Direction: input
Policy hier_l2_ingress
Total number of classes: 5
-----------------------------------------------
MPLS vmrid 160
IPV4 vmrid 159
IPV6 vmrid 158
LEVEL1 class: classid = 0x1
class name = class-default
Policer average = 600 mbits/sec (600000 kbps)
Policer conform burst = dflt (16777215 bytes)
Policer conform action = Just TX
Policer exceed action = DROP PKT
LEVEL2 class: classid = 0x2
class name = cos3
Policer average = 100 mbits/sec (100032 kbps)
Policer conform burst = dflt (3126000 bytes)
Policer conform action = SET EXP AND TX
Policer conform action value = 1
Policer exceed action = SET EXP AND TX
Policer exceed action value = 2
LEVEL2 class: classid = 0x3
class name = cos4
Policer average = 100 mbits/sec (100032 kbps)
Policer conform burst = dflt (3126000 bytes)
Policer conform action = SET EXP AND TX
Policer conform action value = 3
Policer exceed action = SET EXP AND TX
Policer exceed action value = 4
LEVEL2 class: classid = 0x4
class name = cos5
Policer average = 100 mbits/sec (100032 kbps)
Policer conform burst = dflt (3126000 bytes)
Policer conform action = SET EXP AND TX
Policer conform action value = 5
Policer exceed action = SET EXP AND TX
Policer exceed action value = 6
LEVEL2 class: classid = 0x5
class name = class-default
RP/0/RSP0/CPU0:router:#show qos shared-policy-instance spi1 output location 0/1/cPU0
Instancespi1 -- Direction: output
Policy l2_egress
Total number of classes: 2
-----------------------------------------------
MPLS vmrid 17
IPV4 vmrid 16
IPV6 vmrid 24
LEVEL1 class: classid = 0x1
class name = qos_grp1
queue ID = 18
port ID = 2 (Bandwidth = 1000000, MTU = 1522)
Queue Max. BW. = 250 mbits/sec (250000 kbps)
Queue Max. Burst = 200 ms (4194304 bytes)
Queue Limit = 16384 packets (16384 pkts)
LEVEL1 class: classid = 0x2
class name = class-default
queue ID = 19
port ID = 2 (Bandwidth = 1000000, MTU = 1522)
Weight = 1 ( BW Remaining % = 0)
Queue Limit = 16384 packets (16384 pkts)
Command |
Description |
共有ポリシー インスタンスのすべての詳細の統計情報を表示します。 |
レート制限に違反するパケットに対して実施するアクションを設定するには、ポリシー マップ ポリシング コンフィギュレーション モードで violate-action コマンドを使用します。 ポリシー マップから適合アクションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
violate-action { drop | set options | transmit }
no violate-action { drop | set options | transmit }
drop |
パケットをドロップします。 |
set options |
指定したパケットのプロパティを設定します。 options は、次のいずれかのキーワードまたはキーワード引数に置き換えられます。
|
transmit |
パケットを送信します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ポリシー マップ ポリシング コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
トラフィック ポリシング機能に関する詳細については、police rate コマンドを参照してください。
violate-action コマンドでは、IP パケットに対しては DSCP、precedence、または廃棄クラスを設定でき、MPLS パケットに対しては EXP の値と廃棄クラスの値を設定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、レート制限に違反するパケットをドロップするトラフィック ポリシングを MPLS に対して設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# class-map class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# match mpls experimental topmost 0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police rate 250 kbps burst 50 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-police)# violate-action drop RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-police)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/0/9 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if) service-policy input policy1
Command |
Description |
レート制限に適合したパケットに対して実行するアクションを設定します。 |
|
レート制限を超過したパケットに対して実行するアクションを設定します。 |
|
トラフィック ポリシングを設定し、ポリシー マップ ポリシング コンフィギュレーション モードを開始します。 |
|
1 つ以上のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定します。 |
|
指定されたインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー設定情報を表示します。 |