ノードの電源切断
この章では、ノードの電源を切断して Cisco ONS 15454 SDH で行われているノード アクティビティをすべて停止する方法について説明します。
NTP-D114 ノードの電源切断
目的 |
この手順では、ノードのアクティビティをすべて停止します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
なし |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイト |
セキュリティ レベル |
ソフトウェアに関する手順については、プロビジョニング以上のレベルが必要です。ハードウェアに関する手順については、どのレベルでも実行できます。 |
警告 モジュールやファンの取り付けや取り外しを行うときは、空きスロットやシャーシの内側に手を入れないでください。回路の露出部に触れて、感電するおそれがあります。
注意 次の手順は、ノードの電源を切断してもトラフィックの停止が最小限に抑えられるように考えられています。ただし、動作中のノードをパススルーする回線が対象になる場合は、その回線を削除して再作成するとトラフィックが失われます。
(注) Cisco ONS 15454 SDH を扱う際は、必ず付属の 静電気防止用リストバンドを使用してください。リストバンドは、ファン トレイ アセンブリにある ESD ジャック、またはシェルフ アセンブリの右下の外側エッジにある ESD ジャックに接続します。シェルフ アセンブリの ESD プラグを使用する場合は、Cisco ONS 15454 SDH の前面扉を開けます。前面扉は感電を防ぐためにアースされています。
ステップ 1 電源を切断するノードを特定します。カードが取り付けられていない場合は、ステップ 13 へ進みます。カードが取り付けられている場合は、ノードにログインします。手順については、「D60 CTC へのログイン」を参照してください。
ステップ 2 ノード(ログイン)ビューで、View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 3 ネットワーク ビューで、ノードがネットワークに接続されていないことを確認します。
a. ノードの属しているネットワークが動作中である場合は、そのノードからログアウトして、「D322 リニア ADM からのイン サービス ノードの削除」、「D213 MS-SPRing ノードの削除」、または「D106 SNCP ノードの削除」を実行します。ノードが高密度波長分割多重(DWDM)ネットワークの一部である場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。(リニア構成は、ステップ 5 で削除します)。次のステップへ進みます。
b. ノードの接続されているネットワークが動作しておらず、現在の設定も必要でなくなった場合は、次のステップへ進みます。
(注) ステップ 4 ~ 13 を省略すると、現在の構成が保存されます。
ステップ 4 ノード ビューで Circuits タブをクリックして回線が表示されてないことを確認し、ステップ 5 へ進みます。回線が表示されている場合は、そのノードに起点または終点があるすべての回線を、次のようにして削除します。
a. 削除の必要がある回線をクリックし、 Delete をクリックします。
b. Yes をクリックします。
回線が表示されなくなるまで、この手順を繰り返します。
ステップ 5 ノード ビューで Provisioning > Protection タブをクリックし、次のようにしてすべての保護グループを削除します。
a. 削除の必要がある保護グループをクリックし、 Delete をクリックします。
b. Yes をクリックします。
保護グループが表示されなくなるまで、繰り返します。
ステップ 6 ノード ビューで、 Provisioning > Comm Channels タブをクリックし、次のようにして Regenerator Section Data Communications Channel(RS-DCC)、Multiplex Section Data Communications Channel(MS-DCC)、Generic Communications Channel(GCC)、または OSC 終端をすべて削除します。
a. 削除する必要がある RS-DCC、MS-DCC、GCC、または OSC の終端をクリックし、 Delete をクリックします。
b. Yes をクリックします。
RS-DCC、MS-DCC、GCC、または OSC の終端が表示されなくなるまで、この手順を繰り返します。
(注) OSC の終端を削除する前に、リング ID が削除されていることを確認してください。
Provisioning > Comm Channels > OSC タブをクリックします。リング ID を選択して Delete をクリックします。
ステップ 7 取り付けられている STM-N または DS-N カードごとに、すべてのポートのサービス状態が Locked-enabled,disabled であることを確認します。
a. カード ビューで、 Provisioning > Line タブをクリックします。
b. すべてのポートについて、Status カラムの下をクリックして Locked,disabled を選択します。
ステップ 8 カードに接続されているファイバをすべて取り外します。
ステップ 9 ノード ビューで、取り付けられているカードを右クリックし、 Delete をクリックします。
ステップ 10 Yes をクリックします。
ステップ 11 カードを削除したら、そのカードのイジェクタを開いてノードから取り外します。
ステップ 12 取り付けられているカードごとに、ステップ 7 ~ 11 を繰り返します。
(注) CTC で TCC2/TCC2P カードを削除することはできません。他のすべてのカードを削除して取り外したあとで、物理的に取り外してください。
ステップ 13 ノードに電力を供給している電源装置の電源を切断します。
ステップ 14 ノードをその外部ヒューズ ソースから切り離します。
ステップ 15 取り外したすべてのカードを保管し、ローカル サイトの規則に従ってインベントリ レコードを更新します。
終了:この手順は、これで完了です。