この例の最初の部分では、サブインターフェイスの IP アドレスとルータのプロトコル(ルータは IP ルーティング プロトコルとして IS-IS を使用)を指定します。また、1 つめのバンドル new-york を作成し、バンドル コンフィギュレーション
モードを開始します。
interface atm 1/0.1 multipoint
ip address 10.0.0.1 255.255.255.0
ip router isis
bundle new-york
バンドル コンフィギュレーション モード内から、コンフィギュレーションの次の部分では 2 つのプロトコル コマンドを使用して IP と開放型システム間相互接続(OSI)のトラフィック フローをバンドル内で有効にします。OSI ルーティング パケットは、バンドルで一番優先度の高い
VC を使用します。OSI データ パケットがある場合は、バンドル内の最下位の先行 VC を使用します。設定されている場合、IPX や AppleTalk などの他のプロトコルは常にバンドル内の最下位の先行 VC を使用します
先行するコマンドと後続のコマンドのインデント レベルが示すように、new-york バンドルの下位には、プロトコルを設定するコマンドと、bundle-class というクラスをそれに適用するコマンドがあります。
protocol ip 1.1.1.2 broadcast
protocol clns 49.0000.0000.2222.00 broadcast
class-bundle bundle-class
bundle-class という名前のクラスは、バンドル new-york に適用され、protocol ip inarp コマンドが含まれています。継承ルールに従って、バンドル レベルで設定される protocol ip は、bundle-class クラスに指定された protocol ip inarp より優先されます。
pvc-bundle ny-control 207 で始まる次の一連のコマンドは、(ny-control、ny-premium、ny-priority、および ny-basic という)4 つの VC をバンドル new-york に追加します。特定のクラス(この設定例で事前に定義したクラスの
1 つ)が各 VC に適用され、そのクラスに含まれているコマンドによって指定されたパラメータで設定されます。
この設定の場合と同様、バンドルに属する個々の VC を設定するには、ルータがマザー バンドルに対してバンドル モードである必要があります。バンドルに所属する各 VC では、下位のモードは特定の VC の pvc モードです。
次のコマンドでは、バンドル new-york の個々の VC を設定します。
pvc-bundle ny-control 207
class-vc control-class
pvc-bundle ny-premium 206
class-vc premium-class
pvc-bundle ny-priority 204
class-vc priority-class
pvc-bundle ny-basic 201
class-vc basic-class