この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco IP Phone は、IP テレフォニー ネットワークにおける問題のトラブルシューティングに役立つ診断情報を提供できます。
次の各項では、これらのツールとその使用方法を詳しく説明します。
• 「Cisco IP Phone 7902G インジケータ ランプの確認」
(注) トラブルシューティングに関する情報を収集し、ログファイルに保管できます。 詳細については、「トラブルシューティングの情報収集」を参照してください。
Cisco IP Phone では、現在の通話とネットワークに関するステータス情報を入手し、電話のモデルとインストールされているファームウェアのバージョンを確認できます。
ネットワークの設定に関する問題の診断には、ステータス メッセージを使用してください。 ステータス メッセージには、電話が始動を完了していない場合も含めて、いつでもアクセスできます。
(注) この機能は、Cisco IP Phone 7902G では使用できません。
ステップ 2 セレクト ボタンを使用して[設定(Settings)]を選択し、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 3 [ステータス(Status)]を選択して、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 4 [ステータス メッセージ(Status Messages)]を選択して、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
SEPDefault.cnf.xml または SEP macaddress
ステップ 1 Phone Configuration Web ページを開きます。
a. Web ブラウザを開いて、電話の IP アドレスを入力します。 次に例を示します。
http://< Cisco IP Phone IP address >
Phone Configuration Web ページが表示されます。
ステップ 2 左側のペインにある Network Statistics をクリックします。
Network Statistics ページに次の情報が表示されます。
• Elapsed Time:電話が Cisco CallManager に接続されてから経過した時間
• Receive Packets:電話で受信されたパケットの数
• Transmit Packets:電話から送信されたパケットの数
• Broadcast:受信されたブロードキャスト パケットの数
• Multicast:経過時間中にネットワークで発生したマルチキャスト パケットの数
• Receive errors:電話で発生した受信エラーの数
• Transmit errors:電話で発生した送信エラーの数
• Receive overflow:経過時間中に電話で発生したパケット オーバーフローの数
ステップ 2 セレクト ボタンを使用して、[設定(Settings)]を選択します。
ステップ 3 [選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 5 [選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 6 [ネットワーク統計(Network Statistics)]を選択します。
ステップ 7 [選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 8 セレクト ボタンを使用して、使用可能な情報を表示します。
• 経過時間(Elapsed Time):電話が Cisco CallManager に接続されてから経過した時間
ステップ 1 Phone Configuration Web ページを開きます。
a. Web ブラウザを開いて、電話の IP アドレスを入力します。 次に例を示します。
http://< Cisco IP Phone IP address >
Phone Configuration Web ページが表示されます。
ステップ 2 左側のペインにある Device Information をクリックします。
Device Information ページに、電話の製品 ID(モデル番号)とシリアル番号が表示されます。
ステップ 2 セレクト ボタンを使用して、[設定(Settings)]を選択します。
ステップ 3 [選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 4 [モデル情報(Model Information)]を選択します。
ステップ 5 [選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 6 セレクト ボタンを使用して、次の情報を表示します。
• AppLoadID:電話で実行されているファームウェアの ID
• BootLoadID:出荷時に設定され、電話で実行されているロードの ID
ステップ 1 Phone Configuration Web ページを開きます。
a. Web ブラウザを開いて、電話の IP アドレスを入力します。 次に例を示します。
http://< Cisco IP Phone IP address >
Phone Configuration Web ページが表示されます。
ステップ 2 左側のペインにある Device Information をクリックします。
Device Information ページに次の情報が表示されます。
• App Load ID:電話で実行されているファームウェアの ID
• Boot Load ID:出荷時に設定され、電話で実行されているロードの ID
ステップ 2 セレクト ボタンを使用して[設定(Settings)]を選択し、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 3 [ステータス(Status)]を選択して、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 4 [ファームウェアのバージョン(Firmware Versions)]を選択して、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
Web ブラウザを使用すると、ネットワーク上のすべての Cisco IP Phone のネットワーク アクティビティをリモートでモニタできます。 モニタするには、Web ブラウザを開き、次の URL を入力します。 <Cisco IP Phone IP address> は、電話に現在割り当てられている IP アドレスです。
http:// <Cisco IP Phone IP address>
• Cisco CallManager で特定の電話を検索するには、 Device > Phone を選択します。 Phone Configuration ページの上部に、Cisco CallManager に登録されている電話の IP アドレスが表示されます。
• 電話自体から IP アドレスを取得するには、 Settings > Network Configuration > IP Address を選択します。
Cisco IP Phone の IP アドレスを Web ブラウザに入力すると、次の情報が表示されます。
Web ページでは、さまざまな設定パラメータの表示および変更もできます。 設定パラメータとその変更方法の詳細については、 付録 A「設定に関するその他の方法、パラメータ、および手順」 を参照してください。
電話をリセットすると、保存されていない変更が失われ、デフォルトの設定値に戻ります。
ステップ 1 **#** を押して、Cisco IP Phone をリセットします。
電話に、[Do you want to reboot the phone?]と表示されます。
ローカルで保存されている設定オプションをすべて削除する場合は、設定を削除し、DHCP の有効化も含めて、設定値をデフォルト値に復元できます。
ステップ 1 受話器を取り、 メニュー ボタンを約 3 秒間押し続けます。
ステップ 3 コード # 322873738 を入力します。
ステップ 2 セレクト ボタンを使用して[設定(Settings)]を選択し、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
ステップ 3 セレクト ボタンを使用して[ネットワークの設定(Network Configuration)]を選択し、[選択(Select)]ソフトキーを押します。
– **2 を押します。 電話に、[Do you want to reset all system settings to default values?]と表示されます。
– **# を押します。 電話に、[Admin パスワードを入力(Enter Admin Password)]と表示された場合は、パスワードを入力して、[入力(Enter)]ソフトキーを押します。 LCD 画面の右上にロックを解除された鍵のアイコンが表示されていることを確認します。
– [設定の削除(Erase Configuration)]までスクロールします。
– [Yes]ソフトキーを押してから、[保存(Save)]ソフトキーを押します。
ファームウェアのバージョンは、Cisco CallManager Administration アプリケーションを使用して更新できます。 プロファイル ファイルを使用して更新することもできます。 プロファイル ファイルの詳細については、 付録 A「設定に関するその他の方法、パラメータ、および手順」 を参照してください。
シスコのソフトウェア アップデートに付属の 「Read Me」 ファイルをお読みください。 このファイルには、新規ソフトウェアのインストールと設定に関する重要な更新情報が記述されています。
利用できる最新のソフトウェアは、次に示す Cisco Service & Support Software Center からダウンロードできます。
http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml
ステップ 3 Cisco CallManager Administration で、 System > Device Defaults を選択します。
モデルの IP Phone に対応する Device Type フィールドを特定します。
ステップ 4 Load Information フィールドに、新規デバイス ロードを入力します。
通常、ソフトウェア アップデートに付属の Read Me ファイルには、次の情報があります。
• Cisco IP Phone モデル 7905G/7912:先頭は LD です。
ステップ 6 Cisco CallManager Administration で、 System > CallManager Group を選択します。
ステップ 7 更新するグループを Cisco CallManager Group リストから選択します。
ステップ 8 Reset Devices をクリックします。
Cisco IP Phone 7902G のインジケータ ランプの説明については、次の表を参照してください。
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イーサネット リンクが存在していません。 「ネットワークへの Cisco IP Phone の接続」および 「症状: Cisco IP Phone が始動しない」を参照してください。 |
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VLAN が設定されていません。 「DHCP 設定値の変更」を参照してください。 |
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IP アドレスが設定されていません。 「IP アドレスの割り当て」を参照してください。 |
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Cisco CallManager が設定されていません。 「Cisco CallManager データベースへの電話の追加」を参照してください。 |
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電話が登録されていません。 「症状: Cisco IP Phone が Cisco CallManager に登録されていない」を参照してください。 |
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電話の IP アドレスが重複しています。 「IP アドレスの割り当て」を参照してください。 |
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Cisco IP Phone をネットワークに設置し、Cisco CallManager に追加すると、電話は、「電話の始動プロセスの確認」に説明されているとおりに始動します。 ただし、電話が正しく始動していないと思われる場合は、次の各項を参照して問題を解決してください。
• 「症状: Cisco IP Phone が Cisco CallManager に登録されていない」
• 「症状: Cisco IP Phone がリセットする」
(注) LCD 画面の表示に関する問題の手順は、Cisco IP Phone モデル 7905G/7912G にのみ適用されます。
Cisco IP Phone をネットワーク ポートに接続すると、LED が点灯し、Cisco IP Phone 7905G/7912G モデル では、LCD 画面にメッセージが表示されます (通常の始動プロセスについては、「電話の始動プロセスの確認」を参照)。 電話がこの通常の始動プロセスを実行しない場合は、電話が機能しているかどうか、または設定に問題がないかどうかを判別する必要があります。
電話が機能しているかどうかを判別するには、他に考えられる問題(ケーブルの欠陥、ネットワークの障害、電力不足など)を解決する必要があります。 このような他の原因を系統的に解決する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ネットワーク ポートが機能していることを確認するために、次の作業を行います。
a. イーサネット ケーブルを、動作確認済みのケーブルと交換します。
b. 機能している Cisco IP Phone を別のポートから切り離し、このネットワーク ポートに接続して、このポートがアクティブであることを確認します。
c. 始動しない Cisco IP Phone を、別の正常なネットワーク ポートに接続します。
d. 始動しない Cisco IP Phone を、スイッチ上のポートに直接接続して、オフィス内のパッチパネル接続を経由しないようにします。
ステップ 2 この電話に電力が供給されていることを確認するために、次の作業を行います。
b. インライン電源を使用している場合は、代わりに外部電源装置を使用します。
c. 外部電源装置を使用している場合は、動作確認済みの電源装置に切り替えます。
ステップ 3 Cisco IP Phone 7905G/7912G モデルのみ。 上記の解決法を試みた後、LCD 画面に引き続き 5 分間以上文字が表示されない場合は、シスコの技術サポート担当者、または販売代理店にサポートを依頼してください。
電話が最初の段階(LED ボタンが点滅する)を過ぎ、LCD 画面にメッセージが繰り返し表示される場合 (Cisco IP Phone 7905G/7912G モデルの場合)、電話は正常に始動していません。 イーサネット ネットワークに接続され、Cisco CallManager サーバに登録されない限り、電話は正常に始動できません。
次の各項は、電話が正常に始動できない理由の判別に役立ちます。
Cisco CallManager サーバへの登録が正常に行われるのは、電話がそのサーバに追加されている場合、または自動登録が有効になっている場合だけです。 「Cisco CallManager データベースへの電話の追加」の説明と手順を参照して、電話が Cisco CallManager データベースに追加されていることを確認してください。
電話が Cisco CallManager データベース内にあるかどうかを確認するには、Cisco CallManager で Device > Find を選択し、MAC アドレスに基づいて電話を検索します。 検索対象の MAC アドレスを確認するには、電話で settings > Network Configuration > MAC address を押します。
電話がすでに Cisco CallManager データベース内にある場合は、その設定ファイルが損傷している可能性があります。 詳細については、「設定ファイルの新規作成」を参照してください。
電話と TFTP サーバまたは Cisco CallManager との間でネットワークがダウンしていると、電話は正常に始動できません。 ネットワークが現在稼働中であることを確認してください。
Cisco IP Phone は TFTP サーバの設定値( settings > Network Configuration > TFTP Server 1 )を使用して、Cisco CallManager サーバを識別します。 この設定値が正しくない場合、Cisco IP Phone は、識別した TFTP サーバと交信を繰り返す場合があります。
電話にスタティック IP アドレスを割り当てている場合、この設定値は手動で入力する必要があります。 「IP 設定値の設定」を参照してください。
DHCP を使用している場合、電話は TFTP サーバのアドレスを DHCP サーバから取得します。 オプション 150 で設定された IP アドレスを確認してください。次の Cisco.com の『Configuring Windows 2000 DHCP Server for Cisco Call Manager』を参照してください。
http://www.cisco.com/warp/customer/788/AVVID/win2000_dhcp.html
電話で代替 TFTP サーバを使用可能にすることもできます( settings > Network Configuration > Alternate TFTP Server )。 この代替サーバは、電話を別の場所(たとえば、実験室から本番ネットワーク)に移動した場合に、特に便利です。
代替 TFTP サーバを割り当てるには、事前にネットワーク設定値のロックを解除しておく必要があります(「Cisco IP Phone からのネットワーク設定値へのアクセス」を参照)。
IP Phone 上の IP アドレッシングとルーティングの設定値を確認する必要があります。 DHCP を使用している場合、これらの値は、DHCP サーバによって指定されます。 電話にスタティック IP アドレスを割り当てている場合、この設定値は手動で入力する必要があります。
Cisco IP Phone で、 settings > Network Configuration の順に押して、次の問題があるかどうかを確認します。
電話にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、ここで値を入力する必要はありません。 ただし、DHCP サーバを使用している場合は、このフィールドに値が必要です。 このフィールドに値がない場合は、IP ルーティングと VLAN 設定を確認してください。 次の Cisco.com の『Troubleshooting Switch Port Problems』を参照してください。
http://www.cisco.com/warp/customer/473/53.shtml
• IP アドレス、サブネット マスク、またはデフォルト ルータ:アドレスがない
電話にスタティック IP アドレスを割り当てている場合、この設定値は手動で入力する必要があります。 「IP 設定値の設定」を参照してください。
DHCP を使用している場合は、DHCP サーバによって配布された IP アドレスを確認します。 次の Cisco.com の『Understanding and Troubleshooting DHCP in Catalyst Switch or Enterprise Networks』を参照してください。
http://www.cisco.com/warp/customer/473/100.html#41
DNS を使用して TFTP サーバまたは Cisco CallManager を参照する場合は、DNS サーバが指定済みであることを確認する必要があります( settings > Network Configuration > DNS Server 1 )。 TFTP サーバと Cisco CallManager システム用の CNAME エントリが、DNS サーバにあることも確認する必要があります。
DNS が逆ルックアップを行うように設定されていることも確認してください。 Windows 2000 のデフォルト設定では、順方向のみのルックアップを実行します。
Cisco IP Phone で、 settings > Network Configuration > CallManager 1 , 2 , 3 , 4 の順に押します。 Cisco IP Phone は、割り当てられている Cisco CallManager グループ内のすべての Cisco CallManager サーバとの TCP 接続を開始しようとします。 これらのフィールドのいずれにも、IP アドレスがない場合、つまり「Active」や「Standby」の状態でない場合、電話は Cisco CallManager に正しく登録されていません。 この問題を解決する上でのヒントについては、「Cisco CallManager への電話の登録」を参照してください。
Cisco CallManager サービスまたは TFTP サービスが動作していない場合、電話は正常に始動できないことがあります。 この場合、システム全体で障害が起きている可能性があります。 この状況では、問題のある電話だけでなく、複数またはすべての電話、およびその他のデバイスが正常に始動できません。
Cisco CallManager サービスが動作しないと、電話の発信にこのサービスを使用しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。 TFTP サービスが動作しないと、多くのデバイスが正常に始動できません。
ステップ 1 Cisco CallManager Administration ウィンドウで、 Application > Cisco CallManager Serviceability を選択します。
ステップ 2 Tools > Control Center を選択します。
ステップ 3 Servers 列から、プライマリ Cisco CallManager サーバを選択します。
ウィンドウには、選択したサーバのサービス名、サービスのステータス、およびサービスを停止または開始するためのサービス コントロール パネルが表示されます。
ステップ 4 サービスが停止している場合は、 Start ボタンをクリックします。
Service Status 記号が、四角形から矢印に変わります。
解決法をすべて試みた後も、特定の電話に引き続き問題がある場合は、設定ファイルが壊れている可能性があります。 新しい設定ファイルは、次の手順に従って手動で作成できます。
ステップ 1 Cisco CallManager で、 Device > Phone > Find を選択し、問題の電話を特定します。
ステップ 2 Delete を選択して、その電話を Cisco CallManager データベースから削除します。
ステップ 3 Cisco CallManager で、 Service > Cisco TFTP > Advanced を選択し、Cisco TFTP Configuration ページの Enable Caching of Configuration Files に False と表示されていることを確認します。
ステップ 4 Cisco CallManager サーバのハード ドライブで、SEP * .cnf.xml ファイルを検索します。このファイルは、すべての登録済み電話の設定ファイルが格納されているフォルダ内にあります。
ステップ 5 問題のある電話とタイプが同じで、動作が確認されている電話の設定ファイルをコピーします。 たとえば、問題が生じた電話が Cisco IP Phone 7905G である場合は、このモデルの別の電話の設定ファイルをコピーします。
ステップ 6 コピーした設定ファイルの名前を、問題のある電話の設定ファイルの名前に変更します。
SEP <MAC address> .cnf.xml という表記法を使用してください。 <MAC address> は、削除した電話の MAC アドレスです。
ステップ 7 既存の設定ファイルを、新規に作成した設定ファイルで置き換えます。
ステップ 8 Cisco CallManager データベースに電話を追加します。 詳細については、「手動による電話の追加」を参照してください。
ステップ 9 電話の電源をオフにしてから、再びオンにします。
Cisco IP Phone が正常に始動し、Cisco CallManager に登録した後は、電話をリセットして、始動プロセスの実行を強制できます。 場合によっては、意図的にリセットを行うことができます。 たとえば、Cisco CallManager から電話に対して、ファームウェア アップグレードを強制する場合です。 電話に新規イメージのロードが必要なときは、必ずそのイメージを使用して再始動し、Cisco CallManager に再登録する必要があります。
ただし、通話中や使用していないときに、電話がリセットするという報告がユーザからあった場合は、その原因を調査する必要があります。 ネットワーク接続と Cisco CallManager 接続が安定している場合は、Cisco IP Phone 自体がリセットすることはありません。
通常、電話がリセットする原因は、イーサネット ネットワークや Cisco CallManager との接続の問題で分類できます。 ネットワーク内の原因を特定するときは、次の各項を参照してください。
Cisco IP Phone の接続先のイーサネット接続が稼働していることを確認します。 たとえば、電話の接続先の特定のポートまたはスイッチがダウンしているかどうかを調べてください。
断続的なネットワーク停止の影響は、データ トラフィックと音声トラフィックで異なります。 ネットワークの断続的な停止は、検出されない場合がありますが、データ トラフィックでは、失われたパケットを再送信して、パケットの送受信を確認できます。
しかし、音声トラフィックは、失われたパケットを取り戻すことができません。 電話では、失われたネットワーク接続を再送信するのではなく、リセットして、ネットワーク接続を再度試みます。
したがって、音声ネットワークに問題がある場合は、発生している問題が、単にその時点で検出されているだけかどうかを調べる必要があります。
電話が DHCP を使用するように正常に設定されているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 DHCP を使用するように電話が正常に設定されていることを確認します。 詳細については、「DHCP 設定値の変更」を参照してください。
ステップ 2 DHCP サーバが正常に設定されていることを確認します。
ステップ 3 DHCP のリース期間を確認します。 リース期間は 8 日間に設定することをお勧めします。
電話にスタティック IP アドレスが割り当てられている場合は、正しい設定値を入力したことを確認します。 「IP 設定値の設定」を参照してください。
ネットワーク使用量が多いとき(たとえば、電話と同じスイッチに接続されているコンピュータで Web サーフィンを過度に行った後など)に Cisco IP Phone がリセットする場合は、音声 VLAN を設定していない可能性があります。
電話を別の補助 VLAN 上に分離すると、音声トラフィックの質が向上します。 詳細については、「Cisco IP Phone と Cisco Catalyst ファミリー スイッチとの相互対話方法の概要」を参照してください。
Cisco CallManager へのアクセス権を持つシステム管理者が他にもいる場合は、他のシステム管理者が電話を意図的にリセットしていないことを確認してください。
ステップ 1 電話を出荷時のデフォルト値にリセットします。 詳細については、「Cisco IP Phone のリセット」を参照してください。
a. DHCP を無効にします。 詳細については、「DHCP 設定値の変更」を参照してください。
b. 電話にスタティック IP 値を割り当てます。 詳細については、「IP 設定値の設定」を参照してください。 機能している他の Cisco IP Phone に使用したのと同じデフォルト ルータ設定値を使用します。
c. TFTP サーバを割り当てます。 詳細については、「TFTP オプションの設定」を参照してください。 機能している他の Cisco IP Phone に使用したのと同じ TFTP サーバを使用します。
ステップ 3 Cisco CallManager サーバ上のローカル ホスト ファイルで、正しい
Cisco CallManager サーバ名が正しい IP アドレスにマップされていることを確認します。 次の Cisco.com の『Configuring The IP Hosts File on a Windows 2000 CallManager Server』を参照してください。
http://www.cisco.com/warp/customer/788/AVVID/cm_hosts_file.html
ステップ 4 Cisco CallManager で、 System > Server を選択し、サーバが、DNS 名ではなく、IP アドレスによって参照されていることを確認します。
ステップ 5 Cisco CallManager で、 Device > Phone を選択し、この Cisco IP Phone に正しい MAC アドレスが割り当てられていることを確認します。
ステップ 6 電話で MAC アドレスを確認するには、「ネットワーク設定値の確認」を参照してください。
ステップ 7 電話の電源をオフにしてから、再びオンにします。
Cisco IP Phone で発生する一般的な問題のトラブルシューティングには、次の 表 6-1 を参照してください。
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IP Phone は、アクセス ポートを介して別の IP Phone に接続しないください。 各 IP Phone は、直接、スイッチ ポートに接続する必要があります。 複数の IP Phone を 1 つの回線に接続する(デイジーチェーン接続)と、1 つの電話の問題が、その回線の後続のすべての電話に影響を与える可能性があります。 また、その回線上のすべての電話は、帯域幅も共有することになります。 |
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Cisco CallManager では、G.729 プロトコルを使用するようにネットワークを設定できます(デフォルトは G.711)。 G.729 を使用すると、IP Phone とデジタル携帯電話との間の通話の音声品質が低下します。 G.729 は、どうしても必要なときだけ使用してください。 |
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音声 VLAN 上で長く続いたブロードキャスト ストーム(数分間続く)があると、IP Phone が、別の Cisco CallManager サーバに登録し直されます。 |
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ネットワーク接続を介して電話に電力を供給しているときは、電話のネットワーク接続のプラグを抜いて、デスクトップ コンピュータにケーブルを差し込む場合に注意が必要です。 |
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デフォルトでは、ユーザがネットワーク接続に影響を与える変更を加えないように、ネットワーク設定オプションはロックされています。 システム管理者は、ネットワーク設定オプションを設定する前に、ロックを解除しておく必要があります。 詳細については、「Cisco IP Phone からのネットワーク設定値へのアクセス」を参照してください。 |
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電話は、Cisco CallManager ソフトウェアとの交信が失われるとリセットされます。 この接続が失われる原因は、ネットワーク接続の中断(ケーブルの破損、スイッチの停止、スイッチのリブートなど)です。 |
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画面に線の歪みや起伏がある場合は、建物内の特定タイプの旧式蛍光灯と相互に作用している可能性があります。 電話を蛍光灯から離すか、蛍光灯を交換して問題を解決してください。 |
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Cisco IP Phone のトラブルシューティングに関してその他の問題がある場合は、次の Cisco.com の Web サイトで、さらに詳しいヒントを入手できます。 現在のアクセス レベルでアクセスできるサイトから選択してください。
• Cisco IP Phone のトラブルシューティング リソース http://www.cisco.com/pcgi-bin/Support/PSP/psp_view.pl?p=Hardware:IP_Phones&s=Troubleshooting
• Cisco IP Phone for Cisco CallManager に関するマニュアル http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_ipphon/ip_clmgr/index.htm
• シスコの製品とテクノロジー(Cisco CallManager などの Cisco ボイス アプリケーション) http://www.cisco.com/warp/public/44/jump/voice_applications.shtml
• シスコの製品とテクノロジー(Cisco IP Phone などのテレフォニー) http://www.cisco.com/warp/public/44/jump/telephony.shtml
• Cisco CallManager のテクニカル ティップス、アテンダント アプリケーション、ユーティリティ、およびテクノロジー(Cisco IP Phone など) http://www.cisco.com/warp/customer/788/AVVID/ccmaaut.shtml
• 音声、テレフォニー、およびメッセージに関する Top Issues http://www.cisco.com/warp/customer/788/top_issues/vox/vox_top_issues.shtml
• シスコのテクノロジー http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/PSP/index.pl?i=Technologies
• シスコの製品 http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/PSP/index.pl?i=Products
• 音声、テレフォニー、およびメッセージに関する問題の解決方法 http://www.cisco.com/warp/customer/788/AVVID/avvid_index.shtml