この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Central GUI にアクセスするには、ご使用のコンピュータが次の最小システム要件を満たしている必要があります。
リリース済みの ISO は以下でサポートされます。
VMware ESXi 5.0 U3、ESXi 5.1、ESXi 5.5、および ESXi 6.0 U1b
Microsoft Hyper-V Server 2012 R2、Microsoft Hyper-V Server 2016
Red Hat Enterprise Linux 6.5 および 7.2 上の KVM ハイパーバイザ
リリースされている OVA は VMware ESXi 5.0 U3、ESXi 5.1、ESXi 5.5、および ESXi 6.0 U1b でサポートされます。
Cisco UCS Manager は FI(FI-A または FI-B の IP アドレス)の個々の IP アドレスを送信元接続先として使用して Cisco UCS Central と通信します。Cisco UCS Central から Cisco UCS Manager へは VIP を宛先アドレスとして使用して通信します。
通常、既存のすべての Cisco UCS 管理ドメインの IP アドレスは、共通の管理ネットワーク上にあります。それ以外の場合、Cisco UCS Central からすべての下位管理ドメインへのルーティング アクセスが確立されれば、Cisco UCS Central は機能します。このため、ファイアウォール、プロキシ、および他のセキュリティ システムで、Cisco UCS Central と登録されたすべての Cisco UCS ドメインの間の連続的な通信を可能にするため、次のポート上で読み取り/書き込みアクセスを許可するように設定されている必要があります。
次の表にリストされているポートは、Cisco UCS Central 上で開く必要があります。これらのポートには、UCS ドメインからアクセスします。
(注) | 使用するバージョンと UI によっては、必要のないポートもあります。たとえば、Cisco UCS Manager リリース 2.2(2) 以降では NFS ポートは必要ありません。 |
ポート番号 |
Daemon |
プロトコル |
使用法 |
||
---|---|---|---|---|---|
32803 |
LOCKD_TCPPORT |
TCP および UDP |
Linux NFS ロック |
||
892 |
MOUNTD_PORT |
TCP および UDP |
Linux NFS マウント |
||
875 |
RQUOTAD_PORT |
TCP および UDP |
Linux リモート クォータ サーバ ポート(NFS) |
||
32805 |
STATD_PORT |
TCP および UDP |
NFS ファイル ロック サービスで使用される Linux ロック リカバリ |
||
2049 |
NFS_PORT
|
TCP および UDP |
Linux NFS リスニング ポート |
||
111 |
SUNRPC |
TCP および UDP |
Linux RCPBIND リスニング ポート(NFS) |
||
443 |
HTTPS_PORT |
TCP および UDP |
Cisco UCS Central および Cisco UCS ドメインと UCS Central GUI とのファイアウォール経由の通信をイネーブルにします。 |
||
80 |
HTTP |
TCP |
Flash UI を使用した Cisco UCS Central と UCS ドメインとの通信。このポートは、Cisco UCS Central CLI を使用して設定できます。
|
||
843 |
PRIVATE_PORT |
TCP および UDP |
Flash UI と UCS Central VM との UCS Central 通信
|
ポート番号 |
Daemon |
プロトコル |
使用法 |
||
---|---|---|---|---|---|
443 |
HTTPS_PORT |
TCP および UDP |
Cisco UCS Central および Cisco UCS ドメインと UCS Central GUI との通信をイネーブルにします。 |
||
80 |
HTTP |
TCP |
Flash UI を使用した Cisco UCS Central と UCS ドメインとの通信。このポートは、Cisco UCS Central CLI を使用して設定できます。
|
||
843 |
PRIVATE_PORT |
TCP および UDP |
Flash UI と UCS Central VM との UCS Central 通信
|
次のポートが Cisco UCS Manager 上で開いている必要があります。Cisco UCS Central とクライアント ブラウザ間での通信をイネーブルにするためには、Cisco UCS Central から次のポートにアクセスします。
ポート番号 |
Daemon |
プロトコル |
使用法 |
||
---|---|---|---|---|---|
443 |
HTTPS_PORT |
TCP |
Cisco UCS Central と UCS ドメインとの通信をイネーブルにします。このポートは常に必要です。 |
||
80 |
HTTP |
TCP |
Flash UI を使用した Cisco UCS Central と UCS ドメインとの通信。このポートは、Cisco UCS Central CLI を使用して設定できます。
|
LDAP ポート 389 は、AD サーバ上で開いている必要があります。このポートは、MS AD LDAP 連携および通信のために Cisco UCS Central からアクセスします。
(注) | Cisco UCS Central は、LDAP over SSL/TLS をサポートするために STARTTLS を使用します。ポート 389 が必要な唯一のポートです。 |
スタンドアロン モードで Cisco UCS Central をインストールする場合は、次のシステム要件を満たしていることを確認します。
Cisco UCS Manager に管理されないまたは Cisco UCS ドメイン に統合されないスタンドアロン ラック サーバで実行される VMware または Hyper-V hypervisor 上に、Cisco UCS Central を配置することを推奨します。サーバは、可能であれば高速のストレージ アレイからプロビジョニングされる、高速なデータ ストアである必要があります。
以下の表に、次のプラットフォームでの Cisco UCS Central のインストールの最小要件を示します。
項目 | EXS、 Hyper-V、および KVM ハイパーバイザの最小要件 |
---|---|
ディスク 1 |
40 GB |
ディスク 2 |
40 GB |
RAM |
12 GB 大規模用 32 GB |
vCPU コア |
4 コア |
ディスク読み取り速度 |
75 Mbps 以上 125 MBps 以上が推奨される速度です。 |
サーバのディスク読み込み速度が Cisco UCS Central の展開中に最低限必要な速度を下回る場合、インストーラが警告メッセージを表示しますが、展開を完了できます。ただし、ディスク読み込み速度が動作時に最低限必要な速度を下回る場合、ディスク読み込み速度の遅さに応じて、次の表に示す障害が Cisco UCS Central で発生します。
サーバのディスク読み込み速度 | 障害レベル |
---|---|
75 Mbps 以下 |
致命的な障害 |
75 ~ 100 Mbps |
重大な障害 |
100 ~ 125 Mbps |
マイナーな障害 |
125 Mbps 以上 |
該当なし |
次の統計情報収集用データベース サーバがサポートされています。
Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.1.0 64 ビット製品以降
PostgreSQL Server 9.1.8 64 ビット以降
Microsoft SQL Server 2012 (SP1) - 11.0.3000.0 (X64) 以降
Microsoft SQL Server 2008 R2 10.50.1600.1 (X64) SP1 以降
統計情報データが外部データベース サーバに保存されている場合、データベース サーバのディスク容量要件として次の参照データを考慮してください。
クライアント システムに必要な最小メモリは、4 GB です。ただし、40 以上登録された Cisco UCS ドメインがある場合、クライアント システム上のメモリが少なくとも 8 GB あることを推奨します。
ハイ アベイラビリティを有効にし、クラスタ モードで Cisco UCS Central をインストールする場合、スタンドアロン インストール用に指定されたすべての要件および次の共有ストレージを満たす必要があります。
Windows NFS を使用してクラスタ モードで Cisco UCS Central をインストールする前に、Windows の変換ファイルを作成していることを確認します。
(注) | 詳細については、「How to Enable File Name Character Translation」を参照してください。 |
リモートのブランチ オフィスなどのリモート ロケーションでの Cisco UCS ドメイン の管理には、以下が Cisco UCS ドメインと Cisco UCS Central 間のネットワーク接続のための最小要件になります。
Cisco UCS Central をインストールする前に、次の情報が必要です。
Cisco UCS Central のスタティック IPv4 アドレス
IPv4 ネットマスク
デフォルト ゲートウェイ
Cisco UCS Central 管理者アカウントに割り当てるパスワード。新しいパスワードを作成します。
仮想マシン(VM)のホスト名
DNS サーバを使用する場合の DNS サーバの IPv4 アドレス
DNS ドメインを使用する場合の Cisco UCS Central を追加する DNS ドメイン名
共有秘密。これは、Cisco UCS Central に Cisco UCS ドメイン を登録するときに必要なパスワードです。
NFS 共有ストレージ。スタンドアロン インストールでは NFS 共有ストレージはサポートされませんが、クラスタ インストールの場合には必須です。
統計情報管理機能は廃止予定であり、1.5 より後のリリースの Cisco UCS Central ではサポートされません。