発行日;2013/09/26 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章 , ドキュメント全体
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目次
EtherChannel、PAgP、および LACP ステータスの表示
EtherChannel の設定
この章では、Catalyst 3550 スイッチのレイヤ 2 およびレイヤ 3 インターフェイスで EtherChannel を設定する方法について説明します。
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「EtherChannel、PAgP、および LACP ステータスの表示」
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(注) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。
EtherChannel の概要
EtherChannel は、スイッチ、ルータ、およびサーバ間にフォールトトレラントな高速リンクを提供します。EtherChannel を使用すると、ワイヤリング クローゼットおよびデータ センタ間の帯域幅を拡張できます。EtherChannel はネットワーク上でボトルネックの発生が見込まれる任意の場所に配置できます。EtherChannel は、他のリンクに負荷を再分散させることによって、リンク切断から自動的に回復します。リンク障害が発生した場合、EtherChannel は自動的に障害リンクからチャネル内の他のリンクにトラフィックをリダイレクトします。
EtherChannel は、単一の論理リンクにバンドルされた個々のファスト イーサネットまたはギガビット イーサネット リンクで構成されます(図 30-1 を参照)。EtherChannel は、スイッチ間、またはスイッチとホストの間に、最大 800 Mbps(ファスト EtherChannel)または最大 8 Gbps(ギガビット EtherChannel)の全二重帯域幅を提供します。
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各 EtherChannel は、互換性のある設定のイーサネット インターフェイスを 8 つまで使用して構成できます。各 EtherChannel のすべてのインターフェイスは同じ速度で、すべてレイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスとして設定されている必要があります。
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(注) スイッチの接続先のネットワーク デバイスによって、EtherChannel にバンドルできるインターフェイス数が制限される場合があります。Catalyst 3550 スイッチでは、EtherChannel の数は同じタイプのポート数に制限されます。
EtherChannel 内のリンクで障害が発生すると、障害リンク上でそれまで伝送されていたトラフィックがその EtherChannel 内の残りのリンクに切り替えられます。障害の場合はトラップが送信され、スイッチ、EtherChannel、および障害リンクを識別します。EtherChannel の 1 つのリンク上の着信ブロードキャストおよびマルチキャスト パケットは、EtherChannel の他のリンクに戻らないようにブロックされます。
ポートチャネル インターフェイスの概要
レイヤ 2 インターフェイスの EtherChannel はレイヤ 3 インターフェイスとは異なる方法で作成します。どちらの設定も論理インターフェイスに関係します。
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レイヤ 3 インターフェイスの場合は、 interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して手動で論理インターフェイスを作成します。
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レイヤ 2 インターフェイスに関しては、論理インターフェイスが動的に作成されます。
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レイヤ 3 およびレイヤ 2 のインターフェイスの両方で、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動で EtherChannel にインターフェイスを割り当てます。このコマンドは、図 30-2 に示すように物理および論理ポートをバインドします。
各 EtherChannel には 1 ~ 64 番の論理ポートチャネル インターフェイスがあります。チャネル グループにも 1 ~ 64 の番号が割り当てられます。
図 30-2 物理ポート、論理ポートチャネル、およびチャネル グループの関係
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ポートが EtherChannel に参加すると、そのポートの物理インターフェイスはシャットダウンされます。ポートがポートチャネルから離脱すると、その物理インターフェイスはアップ状態になり、EtherChannel に参加する前と同じ設定になります。
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(注) EtherChannel の論理インターフェイスに加えられた設定変更は、そのチャネルの一部のメンバ ポートに伝播されません。
ポート集約プロトコルとリンク集約制御プロトコルの概要
ポート集約プロトコル(PAgP)および Link Aggregation Control Protocol(LACP; リンク集約制御プロトコル)は、イーサネット インターフェイス間でパケットを交換することにより、EtherChannel の自動作成を容易にします。PAgP はシスコ独自のプロトコルで、Cisco スイッチおよび PAgP をサポートするライセンス ベンダーによってライセンス供与されたスイッチでだけ稼働します。LACP は IEEE 802.3ad で定義されていて、Cisco スイッチは 802.3ad プロトコルに準拠するスイッチ間のイーサネット チャネルを管理できます。
これらのプロトコルの 1 つを使用することによって、スイッチは PAgP または LACP のいずれかをサポートできるパートナーの識別情報を学習し、また各インターフェイスの機能を学習します。その後、同様に設定されているインターフェイスを単一の論理リンク(チャネルまたは集約ポート)に動的にまとめます。これらのインターフェイスは、ハードウェア、管理、およびポートのパラメータ制約に基づいてまとめられています。たとえば、PAgP は速度、デュプレックス モード、ネイティブ VLAN、VLAN 範囲、トランキング ステータス、およびトランキング タイプが同じインターフェイスをグループとしてまとめます。リンクをまとめて EtherChannel を形成した後で、PAgP は単一スイッチ ポートとして、スパニングツリーにそのグループを追加します。
PAgP モードおよび LACP モード
表 30-1 に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでユーザが設定できる EtherChannel モードを示します。スイッチ インターフェイスは、 auto モードまたは desirable モードに設定された相手インターフェイスとだけ PAgP パケットを交換します。スイッチ インターフェイスは、active モードまたは passive モードに設定された相手インターフェイスとだけ LACP パケットを交換します。 on モードに設定されたインターフェイスは、PAgP パケットも LACP パケットも交換しません。
PAgP パケットの交換
auto および desirable の PAgP モードでは、どちらの場合も、インターフェイスは相手インターフェイスとのネゴシエーションにより、インターフェイス速度、レイヤ 2 EtherChannel の場合はトランキング ステートおよび VLAN 番号などの条件に基づいて、EtherChannel を形成できるかどうかを判別できます。
PAgP モードが異なっていても、モード間で互換性がある限り、インターフェイスは EtherChannel を形成できます。次に例を示します。
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desirable モードのインターフェイスは、 desirable または auto モードの別のインターフェイスとの EtherChannel を形成できます。
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auto モードのインターフェイスは、 desirable の別のインターフェイスとの EtherChannel を形成できます。
auto モードのインターフェイスは、やはり auto モードの別のインターフェイスとの EtherChannel を形成できません。その理由は、いずれも PAgP ネゴシエーションを開始しないからです。
ポート チャネルに追加する on モードのインターフェイスには、チャネルの既存の on モード インターフェイスと同じ特性が適用されます。
PAgP 対応のデバイスにスイッチを接続する場合、 non-silent キーワードを使用すると、非サイレント動作としてスイッチ インターフェイスを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレント モードが指定されていると見なされます。
サイレント モードを設定するのは、PAgP 非対応で、かつほとんどパケットを送信しない装置にスイッチを接続する場合です。サイレント パートナーの例は、トラフィックを生成しないファイル サーバ、またはパケット アナライザなどです。この場合、サイレント パートナーに接続した物理ポート上で PAgP を実行すると、そのスイッチ ポートはまったく動作しなくなります。ただし、サイレント設定では PAgP が動作してチャネル グループにインターフェイスを結合し、このインターフェイスが伝送に使用されます。
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(注) EtherChannel を PAgP と LACP の両方のモードには設定できません。
LACP パケットの交換
active および passiv の LACP モードでは、どちらの場合も、インターフェイスは相手インターフェイスとのネゴシエーションにより、インターフェイス速度、レイヤ 2 EtherChannel の場合はトランキング ステートおよび VLAN 番号などの条件に基づいて、EtherChannel を形成できるかどうかを判別できます。
LACP モードが異なっていても、モード間で互換性がある限り、インターフェイスは EtherChannel を形成できます。次に例を示します。
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active モードのインターフェイスは、 active モードの別のインターフェイスとの EtherChannel を形成できます。
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active モードのインターフェイスは、 passive モードの別のインターフェイスとの EtherChannel を形成できます。
passive モードのインターフェイスは、やはり passive モードの別のインターフェイスとの EtherChannel を形成できません。その理由は、いずれも LACP ネゴシエーションを開始しないからです。
ポート チャネルに追加する on モードのインターフェイスには、チャネルの既存の on モード インターフェイスと同じ特性が適用されます。
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(注) EtherChannel を PAgP と LACP の両方のモードには設定できません。
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物理ラーナーおよび集約ポート ラーナー
ネットワーク デバイスは、PAgP 物理ラーナーまたは集約ポート ラーナーに分類されます。物理ポートによってアドレスを学習し、その知識に基づいて送信を指示するデバイスは物理ラーナーです。集約(論理)ポートによってアドレスを学習するデバイスは、集約ポート ラーナーです。
デバイスとそのパートナーが両方とも集約ポート ラーナーの場合、論理ポートチャネル上のアドレスを学習します。デバイスは EtherChannel のいずれかのインターフェイスを使用することによって、送信元にパケットを送信します。集約ポート ラーニングを使用している場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。
PAgP は、パートナー デバイスが物理ラーナーで、ローカル デバイスが集約ポート ラーナーの場合には自動検出できません。したがって、 pagp learn-method インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して手動でローカル デバイスの学習方式またはソース ベースの配信を設定する必要があります。ソース ベースの配信では、指定された送信元 MAC アドレスは常に同じ物理ポートに送信されます。
グループ内の 1 つのインターフェイスですべての伝送を行うように設定して、他のインターフェイスをホット スタンバイに使用することもできます。選択された 1 つのインターフェイスでハードウェア信号が検出されなくなった場合は、数秒以内に、グループ内の未使用のインターフェイスに切り替えて動作させることができます。パケット伝送用に常に選択されるように、インターフェイスを設定するには、 pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してプライオリティを変更します。プライオリティが高いほど、そのポートが選択される可能性が高まります。
PAgP および LACP と他の機能の相互作用
ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)および Cisco Discovery Protocol(CDP)は、EtherChannel の物理インターフェイスを使用してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最も小さい VLAN 上で PAgP および LACP プロトコル データ ユニット(PDU)を送受信します。
スパニングツリーは、EtherChannel の最初のインターフェイスからパケットを送信します。
レイヤ 3 EtherChannel の MAC アドレスは、ポートチャネルの最初のインターフェイスの MAC アドレスです。
PAgP が PAgP PDU を送受信するのは、PAgP が auto モードまたは desirable モードでイネーブルになっているインターフェイスとの間だけです。LACP が LACP PDU を送受信するのは、LACP が active モードまたは passive モードでイネーブルになっているインターフェイスとの間だけです。
ロード バランシングおよび転送方式の概要
EtherChannel は、新しく学習された MAC アドレスをチャネル内のリンクの 1 つにランダムに関連付けることによって、チャネル内のリンク間でトラフィックの負荷を分散させます。
送信元 MAC アドレス転送の場合、EtherChannel に転送されたパケットは、着信パケットの送信元 MAC アドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、ロード バランシングを行うために、送信元ホストが異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートを使用しますが、送信元ホストが同じパケットは同じチャネル ポートを使用します。スイッチが学習した MAC アドレスは変化しません。
発信元 MAC アドレスのフォワーディングが使用されている場合、発信元および宛先の IP アドレス ベースの負荷分散も、ルーティングされた IP トラフィックに対して有効になります。ルーティングされたすべての IP トラフィックでは、発信元および宛先 IP アドレスに基づいてポートが選択されます。2 つの IP ホスト間のパケットには常にチャネル内の同じポートが使用され、またホストのその他任意のペアの間のトラフィックにはチャネル内の別のポートの使用が可能です。
宛先 MAC アドレス転送の場合、EtherChannel に転送されたパケットは、着信パケットの宛先ホストの MAC アドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、宛先が同じパケットは同じポートに転送され、宛先の異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートに転送されます。ロード バランシングおよび転送方式を設定するには、 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
図 30-3 では、複数のワークステーションが 1 台のスイッチに接続され、EtherChannel によってスイッチがルータに接続されています。ワークステーションからのトラフィックを物理リンク間に分散させることによって、ルータの帯域幅をスイッチが確実に効率的に使用するように、送信元ベースのロード バランシングが EtherChannel のスイッチ端で使用されています。ルータは単一 MAC アドレス デバイスであるため、宛先ベースのロード バランシングを使用して、ワークステーションへのトラフィックを EtherChannel の物理リンク間に効率的に分散させています。
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設定で一番種類が多くなるオプションを使用してください。たとえば、チャネルのトラフィックが単一の MAC アドレスだけに送信される場合、宛先 MAC アドレスを使用すると、常にチャネル内の同じリンクが選択されてしまいます。送信元アドレスつまり IP アドレスを使用する方が、ロード バランシングの効果が上がります。
EtherChannel の設定
ここでは、レイヤ 2 およびレイヤ 3 インターフェイスに EtherChannel を設定する方法について説明します。
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「EtherChannel ロード バランシングの設定」
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(注) インターフェイスが適切に設定されていることを確認します(「EtherChannel 設定時の注意事項」を参照)。
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(注) EtherChannel の設定後、ポートチャネル インターフェイスに適用した設定変更は、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理インターフェイスに適用されます。また、物理インターフェイスに適用した設定変更は、設定を適用したインターフェイスだけに作用します。
EtherChannel のデフォルト設定
表 30-2 に、EtherChannel のデフォルト設定を示します。
EtherChannel 設定時の注意事項
EtherChannel ポートを正しく設定していない場合は、ネットワーク ループおよびその他の問題を回避するために、一部の EtherChannel インターフェイスが自動的にディセーブルになります。設定上の問題を回避するために、次の注意事項に従ってください。
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PAgP は、同じタイプのイーサネット ポートを 8 つまで使用して設定します。
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(注) GigaStack GBIC ポートを EtherChannel の一部として設定しないでください。
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EtherChannel 内のすべてのポートを同じ速度および同じデュプレックス モードで動作するように設定します。
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EtherChannel のすべてのインターフェイスをイネーブルにします。 shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドによってディセーブルにされた EtherChannel 内のポートは、リンク障害として扱われます。そのポートのトラフィックは、EtherChannel 内の他のインターフェイスの 1 つに転送されます。
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グループを初めて作成したときには、そのグループに最初に追加されたポートのパラメータ設定値をすべてのポートが引き継ぎます。次のパラメータのいずれかで設定を変更した場合は、グループ内のすべてのポートでも変更する必要があります。
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各 VLAN のスパニングツリー ポート プライオリティ
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スイッチド ポート アナライザ(SPAN)の宛先ポートとして設定された EtherChannel インターフェイスは、SPAN 宛先ポートとしての設定が解除されるまでグループに加入しません。
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EtherChannel の一部としてセキュア ポートを設定したり、セキュア ポートの一部として EtherChannel を設定したりしないでください。
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アクティブまたはまだアクティブでない EtherChannel メンバとなっているポートを、IEEE 802.1x ポートとして設定しないでください。EtherChannel ポートで IEEE 802.1x をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1x はイネーブルになりません。
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(注) Cisco IOS Release 12.2(25)SE 以前のリリースのソフトウェアでは、802.1x が EtherChannel の準備中のポートでイネーブルになっている場合、そのポートは EtherChannel に加入しません。
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EtherChannel がスイッチ インターフェイス上に設定されている場合、 dot1x system-auth-control グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、IEEE 802.1x をスイッチ上でグローバルにイネーブルにする前に、EtherChannel の設定をインターフェイスから削除してください。
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EtherChannel 内のすべてのインターフェイスを同じ VLAN に割り当てるか、またはトランクとして設定してください。複数のネイティブ VLAN に接続されるインターフェイスは、EtherChannel を形成できません。
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トランク インターフェイスから EtherChannel を設定する場合は、すべてのトランクでトランキング モード(ISL または 802.1Q)が同じであることを確認してください。EtherChannel インターフェイスのトランクのモードが一致していないと、予想外の結果になる可能性があります。
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EtherChannel は、トランキング レイヤ 2 EtherChannel 内のすべてのインターフェイスで同じ許容範囲の VLAN をサポートしています。VLAN 許容範囲が一致していないと、PAgP が auto モードまたは desirable モードに設定されていても、インターフェイスは EtherChannel を形成しません。
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スパニングツリー パス コストが異なるインターフェイスは、設定上の矛盾がない限り、EtherChannel を形成できます。異なるスパニングツリー パス コストを設定すること自体は、EtherChannel を形成するインターフェイスの矛盾にはなりません。
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レイヤ 3 EtherChannel の場合は、レイヤ 3 アドレスをチャネル内の物理インターフェイスでなく、ポートチャネル論理インターフェイスに割り当ててください。
レイヤ 2 EtherChannel の設定
レイヤ 2 EtherChannel の設定は、ポートチャネル論理インターフェイスを作成する channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで、イーサネット インターフェイスを設定することで行います。手動で作成したポートチャネル インターフェイスにレイヤ 2 インターフェイスを組み込むことはできません。
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(注) ソフトウェアでポートチャネル インターフェイスを作成するには、レイヤ 2 インターフェイスを接続し、それが機能している必要があります。
レイヤ 2 EtherChannel にレイヤ 2 イーサネット インターフェイスを割り当てるには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
すべてのインターフェイスをスタティックアクセス ポートとして同じ VLAN に割り当てるか、またはトランクとして設定します。
インターフェイスをスタティックアクセス ポートとして設定する場合は、それを 1 つの VLAN だけに割り当ててください。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。
channel-group channel-group-number mode
{{ auto [ non-silent ] | desirable [ non-silent ] | on } | { active | passive }}チャネル グループにポートを割り当て、PAgP モードまたは LACP モードを指定します。
channel-group-number の範囲は 1 ~ 64 です。各 EtherChannel は、互換性のある設定のイーサネット インターフェイスを 8 つまで備えることができます。
mode には、次のキーワードのいずれか 1 つを選択します。
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auto :PAgP デバイスが検出された場合に限り、PAgP をイネーブルにします。インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは受信する PAgP パケットに応答しますが、PAgP パケット ネゴシエーションを開始することはありません。
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desirable :PAgP を無条件でイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは PAgP パケットを送信することによって、相手インターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
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on :インターフェイスを強制的に PAgP なしのチャネルにします。 on モードの場合、使用可能な EtherChannel が存在するのは、 on モードのインターフェイス グループが、同じく on モードの別のインターフェイス グループに接続する場合だけです。
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non-silent :PAgP 対応のデバイスにスイッチを接続する場合、非サイレント動作としてスイッチ インターフェイスを設定できます。 non-silent キーワードを使用すると、 auto または desirable モードで使用するようにインターフェイスを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレントが指定されているものと見なされます。サイレント設定は、ファイル サーバまたはパケット アナライザとの接続に適しています。サイレントを設定すると、PAgP が動作してチャネル グループにインターフェイスを結合し、このインターフェイスが伝送に使用されます。
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active : LACP デバイスが検出された場合にだけ、LACP をイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは LACP パケットを送信することによって、相手インターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
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passive:インターフェイス上で LACP をイネーブルにして、インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは受信する LACP パケットに応答しますが、LACP パケット ネゴシエーションを開始することはありません。
スイッチおよびデバイスの PAgP および LACP モードの互換性に関する情報については、「PAgP モードおよび LACP モード」を参照してください。
EtherChannel グループからポートを削除するには、 no channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次の例は、VLAN 10 のスタティックアクセス ポートとしてインターフェイス範囲をチャネル 5 に PAgP モード desirable で割り当てる方法を示しています。
レイヤ 3 EtherChannel の設定
レイヤ 3 EtherChannel を設定するには、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、そのポートチャネルにイーサネット インターフェイスを組み込みます。次に設定方法を説明します。
ポートチャネル論理インターフェイスの作成
レイヤ 3 EtherChannel を設定する場合、 interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、まずポートチャネル論理インターフェイスを手動で作成しなければなりません。次に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して論理インターフェイスをチャネル グループに配置します。
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(注) IP アドレスを物理インターフェイスから EtherChannel に移動させるには、ポート チャネル インターフェイスを設定する前に物理インターフェイスから IP アドレスを削除する必要があります。
レイヤ 3 EtherChannel 用のポートチャネル インターフェイスを作成するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
レイヤ 3 EtherChannel にイーサネット インターフェイスを割り当てます。詳細については、「物理インターフェイスの設定」を参照してください。
ポートチャネルを削除するには、 no interface port-channel port-channel-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
物理インターフェイスの設定
レイヤ 3 EtherChannel にイーサネット インターフェイスを割り当てるには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
channel-group channel -group-number mode { auto [ non-silent ] | desirable [ non-silent ] | on | active | passive }
チャネル グループにインターフェイスを割り当て、PAgP モードまたは LACP モードを指定します。
channel-group-number の範囲は 1 ~ 64 です。この番号は、「ポートチャネル論理インターフェイスの作成」で設定した port-channel-number (論理ポート)と同一である必要があります。
各 EtherChannel は、互換性のある設定のイーサネット インターフェイスを 8 つまで使用して構成できます。
mode には、次のキーワードのいずれか 1 つを選択します。
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active : LACP デバイスが検出された場合にだけ、LACP をイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは LACP パケットを送信することによって、相手インターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
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auto :PAgP デバイスが検出された場合に限り、PAgP をイネーブルにします。インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは受信する PAgP パケットに応答しますが、PAgP パケット ネゴシエーションを開始することはありません。
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desirable :PAgP を無条件でイネーブルにします。インターフェイスをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは PAgP パケットを送信することによって、相手インターフェイスとのネゴシエーションを開始します。
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non-silent :PAgP 対応のデバイスにスイッチを接続する場合、非サイレント動作としてスイッチ インターフェイスを設定できます。 non-silent キーワードを使用すると、 auto または desirable モードで使用するようにインターフェイスを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレントが指定されているものと見なされます。サイレント設定は、ファイル サーバまたはパケット アナライザとの接続に適しています。サイレントを設定すると、PAgP が動作してチャネル グループにインターフェイスを結合し、このインターフェイスが伝送に使用されます。
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on :PAgP または LACP を使用せずにインターフェイスが強制的にチャネル化されます。 on モードの場合、使用可能な EtherChannel が存在するのは、 on モードのインターフェイス グループが、同じく on モードの別のインターフェイス グループに接続する場合だけです。
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passive:インターフェイス上で LACP をイネーブルにして、インターフェイスをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、インターフェイスは受信する LACP パケットに応答しますが、LACP パケット ネゴシエーションを開始することはありません。
スイッチおよびデバイスの PAgP モードの互換性に関する情報については、「PAgP モードおよび LACP モード」を参照してください。
EtherChannel グループからインターフェイスを削除するには、 no channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、PAgP モード desirable でインターフェイス 1 および 2 をチャネル 5 に割り当てる例を示します。
EtherChannel ロード バランシングの設定
ここでは、送信元ベースまたは宛先ベースの転送方式を使用することによって、EtherChannel のロード バランシングを設定する手順について説明します。詳細については、「ロード バランシングおよび転送方式の概要」を参照してください。
EtherChannel のロードバランシングを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
EtherChannel のロード バランシングをデフォルトの設定に戻すには、 no port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
PAgP 学習方式およびプライオリティの設定
ネットワーク デバイスは、PAgP 物理ラーナーまたは集約ポート ラーナーに分類されます。物理ポートによってアドレスを学習し、その知識に基づいて送信を指示するデバイスは物理ラーナーです。集約ポートによってアドレスを学習するデバイスは、集約ポート ラーナーです。
Catalyst 1900 シリーズ スイッチとの互換性のために、物理ポートで送信元 MAC アドレスを学習するように Catalyst 3550 スイッチの PAgP 学習方式を設定します。このように設定すると、送信元アドレスの学習元である EtherChannel 内の同じインターフェイスを使用して、パケットが Catalyst 1900 スイッチに送信されます。
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(注) CLI(コマンドライン インターフェイス)で physical-port キーワードを指定した場合でも、スイッチがサポートするのは、集約ポート上でのアドレス ラーニングのみです。pagp learn-method コマンドおよび pagp port-priority コマンドは、スイッチ ハードウェアに影響を与えませんが、Catalyst 1900 シリーズ スイッチなど、物理ポートによるアドレス学習だけをサポートするデバイスとの PAgP 相互運用性のためには必須です。
Catalyst 3550 スイッチへのリンク パートナーが物理ラーナーである場合、pagp learn-method physical-port インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してスイッチを物理ポート ラーナーとして設定し、port-channel load-balance src-mac グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して送信元 MAC アドレスに基づいた負荷分散方式を設定することを推奨します。pagp learn-method コマンドは、この場合にだけ使用してください。
スイッチを PAgP 物理ポート ラーナーとして設定し、バンドル内の同じポートがパケット送信用として選択されるようにプライオリティを調整するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
デフォルトでは、 aggregation-port learning が選択されています。つまり、EtherChannel 内のインターフェイスのいずれかを使用して、パケットが送信元に送信されます。集約ポート ラーニングを使用している場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。
ラーナーである別のスイッチに接続するには、 physical-port を選択します。 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドは、必ず src-mac に設定してください(「EtherChannel ロード バランシングの設定」 を参照)。
選択したインターフェイスがパケット伝送用として選択されるように、プライオリティを割り当てます。
priority に指定できる範囲は 0 ~ 255 です。デフォルトは 128 です。プライオリティが高いほど、インターフェイスが PAgP 伝送に使用される可能性が高くなります。
プライオリティをデフォルト設定に戻すには、 no pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。学習方式をデフォルト設定に戻すには、 no pagp learn-method インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
LACP ポート プライオリティの設定
lacp port-priority 特権 EXEC コマンドを使用して、LACP に設定されている EtherChannel のポートごとにプライオリティを設定できます。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。LACP ポート プライオリティを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
ホット スタンバイ ポートの設定
イネーブルの場合、LACP はチャネル内の LACP 互換ポート数を最大に設定しようとします(最大 16 ポート)。同時にアクティブになれる LACP リンクは 8 つだけです。追加リンクはいずれもホット スタンバイ ステートになります。アクティブ リンクの 1 つが非アクティブになると、ホット スタンバイ モードのリンクが代わりにアクティブになります。
9 つ以上のリンクを EtherChannel グループとして設定した場合、ソフトウェアは、次の情報に基づいてアクティブにするホット スタンバイ ポートを決定します。
デフォルトでは、すべてのポートは同じポート プライオリティです。LACP EtherChannel ポートのポート プライオリティを変更して、どのホット スタンバイ リンクを先にアクティブにするかを指定できます。そのためには lacp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してポート プライオリティをデフォルト値 32768 よりも小さい値に設定します。
ポート プライオリティがデフォルト値の 32768 よりも小さい数値に設定されていない限り、ポート番号が小さいホット スタンバイ ポートがチャネルで最初にアクティブなります。
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(注) LACP がすべての互換ポートを集約できない場合(たとえば、ハードウェアの制約が大きいリモート システム)、EtherChannel 中でアクティブにならないポートはすべてホット スタンバイ ステートになり、チャネル化されたポートのいずれかが機能しない場合に限り使用されます。
LACP システム プライオリティの設定
lacp system-priority 特権 EXEC コマンドを使用して、LACP で設定されたすべての EtherChannel にシステム プライオリティを設定できます。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。
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(注) lacp system-priority コマンドはグローバルです。LACP を設定済みの各チャネルに対しては、システム プライオリティを個別に設定できません。
アクティブ モードとスタンバイ モードの両方の LACP が設定された EtherChannel の組み合わせが存在する場合だけ、このコマンドを使用することを推奨します。
EtherChannel、PAgP、および LACP ステータスの表示
EtherChannel、PAgP、および LACP ステータスを表示するためのコマンド EtherChannel、PAgP、および LACP ステータスを表示するためのコマンド 表 30-3 に示す特権 EXEC コマンドを使用すると、EtherChannel、PAgP、および LACP ステータス情報を表示できます。
show etherchannel [ channel-group-number ] { detail | load-balance | port | port-channel | summary }
EtherChannel 情報が、詳細に 1 行のサマリー形式で表示されます。また、ロード バランシングまたはフレーム分配方式、ポート、およびポートチャネル情報も表示します。
show pagp [ channel-group-number ] { counters | internal | neighbor } 1
show lacp [channel-group-number] {counters | internal | neighbor}2