発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章 , ドキュメント全体
(PDF - 10MB) | フィードバック
目次
Cisco IOS ファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
コンフィギュレーション ファイルの作成および使用上の注意事項
テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
サーバまたは .com 上のイメージの tar ファイル形式
TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
Cisco IOS ファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
この付録では、2950 または 2955 フラッシュ ファイル システムの操作方法、コンフィギュレーション ファイルのコピー方法、ソフトウェア イメージのアーカイブ(アップロードおよびダウンロード)方法について説明します。
![]()
(注) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスおよび『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。
フラッシュ ファイル システムの操作
スイッチ上のフラッシュ ファイル システムには、ソフトウェア イメージやコンフィギュレーション ファイルを管理しやすくするためのコマンドが用意されています。
フラッシュ ファイル システムは、ファイルを格納できる単一のフラッシュ デバイスです。このフラッシュ デバイスは、 flash: と呼ばれます。
使用可能なファイル システムの表示
スイッチで使用可能なファイル システムを表示するには、 show file systems 特権 EXEC コマンドを使用します(次の例を参照)。
デフォルト ファイル システムの設定
デフォルトのファイル システムとして使用されるファイル システムまたはディレクトリを指定するには、 cd filesystem: 特権 EXEC コマンドを使用します。デフォルト ファイル システムを設定すると、関連するコマンドを実行するときに filesystem: 引数を省略できます。たとえば、オプションの filesystem: 引数を持つすべての特権 EXEC コマンドでは、 cd コマンドで指定されたファイル システムが使用されます。
デフォルトでは、デフォルト ファイル システムは flash: です。
cd コマンドで指定された現在のデフォルトのファイル システムを表示するには、 pwd 特権 EXEC コマンドを使用します。
ファイル システムのファイルに関する情報の表示
ファイル システムの内容を操作する前に、そのリストを表示できます。たとえば、新しいコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリにコピーする前に、ファイル システムに同じ名前のコンフィギュレーション ファイルが格納されていないことを確認できます。同様に、フラッシュ コンフィギュレーション ファイルを別の場所にコピーする前に、ファイル名を確認して、その名前を別のコマンドで使用できます。
ファイル システムのファイルに関する情報を表示するには、 表 B-2 に記載された特権 EXEC コマンドのいずれかを使用します。
ディレクトリの作成および削除
特権 EXEC モードを開始して、ディレクトリを作成および削除するには、次の手順を実行します。
コマンド例では、 old_configs という名前のディレクトリの作成方法を示します。
スラッシュ(/)間に指定できるディレクトリ名は最大 45 文字です。ディレクトリ名には制御文字、スペース、削除文字、スラッシュ、引用符、セミコロン、コロンは使用できません。
ディレクトリを、その内部のすべてのファイルおよびサブディレクトリとともに削除するには、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url 特権 EXEC コマンドを使用します。
名前で指定されたディレクトリを、その内部のすべてのサブディレクトリおよびファイルとともに削除するには、 /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内のファイルごとに表示される、削除を確認するためのプロンプトを省略するには、 /force キーワードを使用します。この削除プロセスを実行すると、最初に 1 度だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw コマンドでインストールされ、不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワード および /recursive キーワードを使用します。
filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url には、削除するディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。
![]()
ファイルのコピー
ファイルをコピー元からコピー先にコピーするには、特権 EXEC コマンド copy [ /erase ] source-url destination-url を使用します。送信元および宛先の URL には、 running-config および startup-config キーワード ショートカットを使用できます。たとえば、 copy running-config startup-config コマンドを実行すると、現在の実行コンフィギュレーション ファイルがフラッシュ メモリの NVRAM セクションに保存され、システム初期化中のコンフィギュレーションとして使用されます。
Xmodem または Ymodem プロトコルを使用するネットワーク マシンのファイルに対する送信元または宛先として、特殊なファイル システム( xmodem: 、 ymodem: )を指定し、そこからコピーすることもできます。
ネットワーク ファイル システムの URL には、 ftp: 、 rcp: 、 tftp: などがあります。構文は次のとおりです。
FTP: ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / filename
リモート コピー プロトコル(RCP): rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / filename
TFTP: tftp: [[ // location ] / directory ] / filename
ローカルにある書き込み可能なファイル システムには flash: などがあります。
送信元および宛先の組み合わせによっては、無効な場合があります。特に、次に示す組み合わせの場合は、コピーできません。
•
実行コンフィギュレーションから実行コンフィギュレーションへ
•
スタートアップ コンフィギュレーションからスタートアップ コンフィギュレーションへ
•
デバイスから同じ名前のデバイスへ(たとえば、 copy flash: flash: コマンドは無効)
コンフィギュレーション ファイルによる copy コマンドの具体的な使用例については、「コンフィギュレーション ファイルの操作」を参照してください。
新しいバージョンをダウンロードするか既存のバージョンをアップロードしてソフトウェア イメージをコピーするには、特権 EXEC コマンド archive download-sw または archive upload-sw を使用します。詳細については、「ソフトウェア イメージの操作」を参照してください。
ファイルの削除
フラッシュ メモリ デバイスのファイルが不要になった場合は、そのファイルを永久に削除できます。指定されたフラッシュ デバイスからファイルまたはディレクトリを削除するには、 delete [ /force ] [ /recursive ] [ filesystem : ] / file-url 特権 EXEC コマンドを使用します。
ディレクトリを、その内部のすべてのサブディレクトリやファイルとともに削除するには、 /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内のファイルごとに表示される、削除を確認するためのプロンプトを省略するには、 /force キーワードを使用します。この削除プロセスを実行すると、最初に 1 度だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw コマンドでインストールされ、不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワード および /recursive キーワードを使用します。
filesystem : オプションを省略すると、 cd コマンドで指定したデフォルトのデバイスが使用されます。 file-url には、削除するファイルのパス(ディレクトリ)および名前を指定します。
CONFIG_FILE や BOOT 環境変数で指定されたファイルを削除しようとすると、削除確認のプロンプトが表示されます。BOOT 環境変数で指定されている最後の有効なシステム イメージを削除しようとすると、削除を確認するプロンプトが表示されます。
![]()
tar ファイルの作成、表示、および抽出
tar ファイルを作成してそこにファイルを書き込んだり、tar ファイル内のファイルをリスト表示したり、tar ファイルからファイルを抽出したりできます(次の項を参照)。
tar ファイルの作成
tar ファイルを作成してそこにファイルを書き込むには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
archive tar/create destination-url flash:/ file-url
destination-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの宛先 URL のエイリアス、および作成する tar ファイルの名前を指定します。次のオプションがサポートされています。
•
ローカル フラッシュ ファイル システムの場合の構文は次のとおりです。
flash:•
FTP の場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory] / tar-filename .tar
•
RCP の場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
•
TFTP の場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar
tar-filename .tar は、作成される tar ファイルです。
flash:/ file-url には、新しい tar ファイルの作成元になる、ローカル フラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。送信元ディレクトリ内に格納されているオプションのファイルまたはディレクトリのリストを指定して、新しい tar ファイルに書き込むこともできます。何も指定しないと、このレベルにおけるすべてのファイルおよびディレクトリが、新規に作成された tar ファイルに書き込まれます。
次に、tar ファイルの作成方法を示します。次のコマンドを実行すると、ローカルなフラッシュデバイスのディレクトリ new-configs の内容が、172.20.10.30 にある TFTP サーバ上のファイル saved.tar に書き込まれます。
tar ファイルの内容の表示
画面に tar ファイルの内容を表示するには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
source-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの送信元 URL のエイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。
•
ローカル フラッシュ ファイル システムの場合の構文は次のとおりです。
flash:•
FTP の場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory] / tar-filename .tar
•
RCP の場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
•
TFTP の場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar
tar-filename .tar は、表示する tar ファイルです。
また、tar ファイルの後にファイルまたはディレクトリのオプション リストを指定すると、ファイルの表示を制限できます。リスト内のファイルだけが表示されます。何も指定しなかった場合、すべてのファイルおよびディレクトリが表示されます。
次の例では、フラッシュ メモリ内にある c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1.tar ファイルの内容を表示する方法を示します。
次の例は、 c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html ディレクトリとその内容だけを表示する方法を示しています。
tar ファイルの抽出
tar ファイルをフラッシュ ファイル システム上のディレクトリに抽出するには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
archive tar/xtract source-url flash:/ file-url [ dir/file ...]
source-url には、ローカル ファイル システムの送信元 URL のエイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。
•
ローカル フラッシュ ファイル システムの場合の構文は次のとおりです。
flash:•
FTP の場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory] / tar-filename .tar
•
RCP の場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar
•
TFTP の場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar
tar-filename .tar は、ファイルの抽出元の tar ファイルです。
flash:/ file-url [ dir/file ...] には、tar ファイルの抽出先にするローカル フラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。抽出対象の tar ファイル内の任意のファイルまたはディレクトリの一覧を指定するには、 dir/file ... オプションを使用します。何も指定しないと、すべてのファイルおよびディレクトリが抽出されます。
次に、172.20.10.30 の TFTP サーバ上にある tar ファイルの内容を抽出する例を示します。このコマンドを実行すると、 new-configs ディレクトリがローカルなフラッシュ ファイル システムのルート ディレクトリに抽出されます。 saved.tar ファイルの残りのファイルは無視されます。
コンフィギュレーション ファイルの操作
ここでは、コンフィギュレーション ファイルの作成、ロード、およびメンテナンスの手順について説明します。 setup プログラムを使用するか、 setup 特権 EXEC コマンドを使用し、基本のコンフィギュレーション ファイルを作成できます。詳細は、「スイッチの IP アドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て」 を参照してください。
TFTP、FTP、または RCP サーバから、スイッチの実行コンフィギュレーションまたはスタートアップ コンフィギュレーションにコンフィギュレーション ファイルをコピー( ダウンロード )できます。次のいずれかの目的でこの操作が必要になります。
•
バックアップ コンフィギュレーション ファイルを復元するため。
•
コンフィギュレーション ファイルを別のスイッチに使用するため。たとえば、ネットワークに別のスイッチを追加して、元のスイッチと同じ設定にできます。ファイルを新しいスイッチにコピーすると、ファイル全体を再作成しないで、関連部分を変更できます。
•
すべてのスイッチのコンフィギュレーションが同じになるように、ネットワーク内のすべてのスイッチに同じコンフィギュレーション コマンドをロードするため。
スイッチからファイル サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピー( アップロード )するには、TFTP、FTP、または RCP を使用します。内容を変更する前に、現在のコンフィギュレーション ファイルをサーバにバックアップしておくと、後でサーバから元のコンフィギュレーション ファイルを復元できます。
使用するプロトコルは、使用中のサーバのタイプに応じて異なります。FTP および RCP トランスポート メカニズムを使用すると、TFTP よりもパフォーマンスが速く、データがより確実に配信されます。これらの機能を実現するために、FTP および RCP はコネクション型の TCP/IP スタックに基づいて構築され、このスタックが使用されています。
•
「コンフィギュレーション ファイルの作成および使用上の注意事項」
•
「テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成」
•
「TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー」
•
「FTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー」
•
「RCP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー」
コンフィギュレーション ファイルの作成および使用上の注意事項
コンフィギュレーション ファイルを作成すると、スイッチを設定するときに役立ちます。コンフィギュレーション ファイルには、1 台または複数のスイッチを設定する場合に必要となるコマンドの一部、またはすべてを格納できます。たとえば、同じハードウェア構成の複数のスイッチに、同じコンフィギュレーション ファイルをダウンロードできます。
コンフィギュレーション ファイルを作成するときは、次に示す注意事項に従ってください。
•
コンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定する場合、ポートから接続することを推奨します。Telnet セッションによる接続では、スイッチの設定時に IP アドレスを変更できません。また、ポートおよびモジュールをディセーブルにできません。
•
スイッチにパスワードが設定されていない場合は、グローバル コンフィギュレーション コマンド enable secret secret-password を入力して、各スイッチにパスワードを設定する必要があります。このコマンドには空白行を入力します。パスワードは、クリア テキストとしてコンフィギュレーション ファイルに保存されます。
•
パスワードがすでに存在する場合、パスワードの検証に失敗するので、ファイルにグローバル コンフィギュレーション コマンド enable secret secret-password を入力できません。コンフィギュレーション ファイルにパスワードを入力すると、スイッチはファイルを実行するときに誤ってコマンドとしてパスワードを実行しようとします。
![]()
(注) copy {ftp: | rcp: | tftp:} system:running-config 特権 EXEC コマンドを実行すると、コマンドラインにコマンドを入力した場合と同様に、スイッチにコンフィギュレーション ファイルがロードされます。コマンドを追加するまで、既存の実行コンフィギュレーションは消去されません。コピーされたコンフィギュレーション ファイル内のコマンドによって既存のコンフィギュレーション ファイル内のコマンドが置き換えられると、既存のコマンドは消去されます。たとえば、コピーされたコンフィギュレーション ファイルに格納されている特定のコマンドの IP アドレスが、既存のコンフィギュレーションに格納されている IP アドレスと異なる場合は、コピーされたコンフィギュレーション内の IP アドレスが使用されます。ただし、既存のコンフィギュレーション内のコマンドの中には、置き換えたり無効にしたりできないものもあります。このようなコマンドがある場合は、既存のコンフィギュレーション ファイルとコピーされたコンフィギュレーション ファイルが組み合わされた(コピーされたコンフィギュレーション ファイルが優先する)コンフィギュレーション ファイルが作成されます。
コンフィギュレーション ファイルを復元して、サーバに保存されたファイルの正確なコピーを作成するには、コンフィギュレーション ファイルを直接スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして(copy {ftp: | rcp: | tftp:} nvram:startup-config 特権 EXEC コマンドを使用)、スイッチを再起動します。
コンフィギュレーション ファイルのタイプおよび場所
スタートアップ コンフィギュレーション ファイルは、ソフトウェアを設定するために、システムの起動中に使用されます。実行コンフィギュレーション ファイルには、ソフトウェアの現在の設定が格納されています。2 つのコンフィギュレーション ファイルは別々の設定にできます。たとえば、一時的に設定を変更しなければならない場合があります。この場合は、実行コンフィギュレーションを変更した後、 copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドによる設定の保存は行わないようにします。
実行コンフィギュレーションは DRAM に保存されますが、スタートアップ コンフィギュレーションはフラッシュ メモリの NVRAM セクションに保存されます。
テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成
コンフィギュレーション ファイルを作成する場合は、システムが適切に応答できるように、コマンドを論理的に並べる必要があります。次に、コンフィギュレーション ファイルの作成方法の一例を示します。
ステップ 1
スイッチからサーバに既存のコンフィギュレーションをコピーします。
詳細については、「TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」、「FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」、または「RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」を参照してください。
ステップ 2
UNIX の vi または emacs、PC のメモ帳などのテキスト エディタで、コンフィギュレーション ファイルを開きます。
ステップ 3
目的のコマンドが格納されたコンフィギュレーション ファイルの一部を抽出して、新しいファイルに保存します。
ステップ 4
コンフィギュレーション ファイルをサーバ内の適切な場所にコピーします。たとえば、ファイルをワークステーションの TFTP ディレクトリ(UNIX ワークステーションの場合は、通常は / tftpboot)にコピーします。
ステップ 5
ファイルに関する権限が world-read に設定されていることを確認します。
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
作成したコンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定したり、別のスイッチからダウンロードしたり、TFTP サーバからダウンロードできます。また、コンフィギュレーション ファイルを TFTP サーバにコピー(アップロード)して、格納できます。
•
「TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
•
TFTP サーバとして機能しているワークステーションが適切に設定されていることを確認します。Sun ワークステーションの場合、/etc/inetd.conf ファイル内に次の行が含まれていることを確認します。
/etc/services ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
![]()
(注) /etc/inetd.conf および /etc/services ファイルを変更した後に、inetd デーモンを再起動する必要があります。このデーモンを再起動するには、inetd プロセスを終了して再起動するか、または fastboot コマンド(SunOS 4.x の場合)や reboot コマンド(Solaris 2.x または SunOS 5.x の場合)を入力します。TFTP デーモンの詳細については、ワークステーションのマニュアルを参照してください。
•
スイッチに TFTP サーバへのルートが設定されているかどうかを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするようにルータを設定していない場合、スイッチと TFTP サーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、TFTP サーバへの接続をチェックします。
•
ダウンロードするコンフィギュレーション ファイルが TFTP サーバ上の正しいディレクトリ内にあることを確認します(UNIX ワークステーションの場合は、通常 / tftpboot)。
•
ダウンロードを行う場合は、ファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read でなければなりません。
•
コンフィギュレーション ファイルをアップロードする前に、TFTP サーバに空のファイルを作成する必要があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename は、サーバにアップロードするときに使用するファイルの名前です。
•
アップロード処理中に、サーバの既存のファイル(空のファイルを作成する必要があった場合は、空のファイルを含む)を上書きする場合は、そのファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-write でなければなりません。
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
TFTP サーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
コンフィギュレーション ファイルをワークステーションの適切な TFTP ディレクトリにコピーします。
ステップ 2
「TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
ステップ 3
Telnet セッションでスイッチにログインします。
ステップ 4
TFTP サーバからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードして、スイッチを設定します。
TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名と、ダウンロードするファイルの名前を指定します。
•
copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] system:running-config
•
copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config
このコンフィギュレーション ファイルを実行すると、ダウンロードが実行され、ファイルが行単位で解析されてコマンドが実行されます。
次に、IP アドレス 172.16.2.155 上にあるファイル tokyo-confg からソフトウェアを設定する例を示します。
TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
スイッチから TFTP サーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードして格納するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
「TFTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
ステップ 2
Telnet セッションでスイッチにログインします。
ステップ 3
スイッチのコンフィギュレーションを TFTP サーバにアップロードします。TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名と、アップロード先のファイル名を指定します。
•
copy system:running-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]
•
copy nvram:startup-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
FTP サーバから、または FTP サーバに、コンフィギュレーション ファイルをコピーできます。
FTP プロトコルでは、FTP 要求ごとにリモート ユーザ名およびパスワードを、クライアントがサーバに送信する必要があります。FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。
•
copy コマンドで指定されたユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
•
ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)
スイッチは、次のリスト内の最初の有効なパスワードを送信します。
•
copy コマンドで指定されたパスワード(パスワードが指定されている場合)
•
ip ftp password password グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたパスワード(このコマンドが設定されている場合)
•
スイッチが作成した username@switchname.domain パスワード。変数 username は現在のセッションに関連付けられているユーザ名、 switchname は設定されているホスト名、 domain はスイッチのドメインです。
ユーザ名およびパスワードは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。サーバに書き込む場合は、ユーザからの FTP 書き込み要求が許可されるように FTP サーバを適切に設定する必要があります。
すべてのコピー操作に使用するユーザ名およびパスワードを指定するには、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。特定のコピー操作にのみ使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。
サーバがディレクトリ構造である場合、コンフィギュレーション ファイルはサーバ上のユーザ名に関連付けられたディレクトリに書き込まれたり、そこからコピーされたりします。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。
詳細については、FTP サーバのマニュアルを参照してください。
•
「FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
•
スイッチに FTP サーバへのルートが設定されているかどうかを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするようにルータを設定していない場合、スイッチと FTP サーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、FTP サーバへの接続をチェックします。
•
コンソールまたは Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて有効なユーザ名がない場合は、現在の FTP ユーザ名が FTP ダウンロードに使用するユーザ名であることを確認します。 show users 特権 EXEC コマンドを使用して、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、 ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、すべてのコピー処理中に使用する新しい FTP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、FTP ユーザ名を設定する必要はありません。特定のコピー操作にのみ使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。
•
コンフィギュレーション ファイルを FTP サーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの書き込み要求が許可されるように、FTP サーバを適切に設定する必要があります。
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
「FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
スイッチ上で、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを上書きする場合のみです(ステップ 4、5、および 6 を参照)。
copy ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] system:running-config
または
copy ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-configFTP を使用して、コンフィギュレーション ファイルをネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。
次に、 host1-confg という名前のコンフィギュレーション ファイルを、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上のディレクトリ netadmin1 からコピーして、スイッチ上でこれらのコマンドをロードおよび実行する例を示します。
次に、 netadmin1 というリモート ユーザ名を指定する例を示します。コンフィギュレーション ファイル host2-confg が、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上のディレクトリ netadmin1 からスイッチのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。
FTP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
FTP を使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
「FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを上書きする場合のみです(ステップ 4、5、および 6 を参照)。
copy system:running-config ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ]
copy nvram:startup-config ftp: [[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ]
FTP を使用して、スイッチの実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを指定場所に格納します。
次に、実行コンフィギュレーション ファイル switch2-confg を、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート ホスト上のディレクトリ netadmin1 にコピーする例を示します。
次に、FTP を使用してスタートアップ コンフィギュレーション ファイルをサーバに格納して、ファイルをコピーする例を示します。
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのコピー
リモート ホストとスイッチ間でコンフィギュレーション ファイルをダウンロード、アップロード、およびコピーするための別の方法は、RCP を使用することです。コネクションレス プロトコルである UDP を使用する TFTP と異なり、RCP ではコネクション型の TCP が使用されます。
RCP を使用してファイルをコピーする場合は、ファイルのコピー元またはコピー先のサーバで RCP がサポートされている必要があります。RCP の copy コマンドは、リモート システム上の rsh サーバ(またはデーモン)を利用します。RCP を使用してファイルをコピーする場合は、TFTP の場合のようにファイル配信用サーバを作成する必要がありません。ユーザは rsh をサポートするサーバにアクセスするだけですみます(ほとんどの UNIX システムは rsh をサポートしています)。ある場所から別の場所へファイルをコピーするので、コピー元ファイルに対して読み取り権限、コピー先ファイルに対して書き込み権限が必要です。コピー先ファイルが存在しない場合は、RCP によって作成されます。
RCP では、RCP 要求ごとのリモート ユーザ名をクライアントがサーバに送信する必要があります。コンフィギュレーション ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。
•
copy コマンドで指定されたユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
•
ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)
•
現在の TTY(端末)プロセスに関連付けられたリモート ユーザ名。たとえば、ユーザが Telnet を介してルータに接続されており、 username コマンドを介して認証された場合は、リモート ユーザ名として Telnet ユーザ名がスイッチ ソフトウェアによって送信されます。
RCP コピー要求を正常に終了させるには、ネットワーク サーバ上にリモート ユーザ名用のアカウントを定義する必要があります。サーバがディレクトリ構造である場合、コンフィギュレーション ファイルはサーバ上のリモート ユーザ名に関連付けられたディレクトリに書き込まれるか、そこからコピーされます。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。
•
「RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
•
RCP サーバとして機能しているワークステーションで、rsh がサポートされていることを確認します。
•
スイッチに RCP サーバへのルートが設定されているかどうかを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするようにルータを設定していない場合、スイッチとサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、RCP サーバへの接続を確認します。
•
コンソールまたは Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて有効なユーザ名がない場合は、現在の RCP ユーザ名が RCP ダウンロードに使用するユーザ名であることを確認します。 show users 特権 EXEC コマンドを使用して、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのコピー処理中に ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、新しい RCP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、そのユーザ名が使用されるので、RCP ユーザ名を設定する必要はありません。特定のコピー操作にのみ使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。
•
ファイルを RCP サーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの RCP 書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。UNIX システムの場合は、RCP サーバ上のリモート ユーザ用の .rhosts ファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、スイッチに次のコンフィギュレーション行が含まれているとします。
このスイッチの IP アドレスを Switch1.company.com に変換する場合は、RCP サーバ上の User0 用の .rhosts ファイルに次の行が含まれている必要があります。
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード
RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
「RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を上書きする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。
copy rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] system:running-config
copy rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config
RCP を使用して、コンフィギュレーション ファイルをネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。
次に、 host1-confg という名前のコンフィギュレーション ファイルを、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上のディレクトリ netadmin1 からコピーして、スイッチ上でこれらのコマンドをロードおよび実行する例を示します。
次に、 netadmin1 というリモート ユーザ名を指定する例を示します。コンフィギュレーション ファイル host2-confg が、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート サーバ上のディレクトリ netadmin1 からスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。
RCP によるコンフィギュレーション ファイルのアップロード
RCP を使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
「RCP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を上書きする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。
copy system:running-config rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ]
copy nvram:startup-config rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ]
RCP を使用して、コンフィギュレーション ファイルをスイッチの実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルからネットワーク サーバにコピーします。
次に、実行コンフィギュレーション ファイル switch2-confg を、IP アドレスが 172.16.101.101 であるリモート ホスト上のディレクトリ netadmin1 にコピーする例を示します。
設定情報の消去
スタートアップ コンフィギュレーションから設定情報を消去できます。スタートアップ コンフィギュレーションなしでスイッチをリブートすると、新しい設定で再設定できるようスイッチがセットアップ プログラムを開始します。
スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの消去
スタートアップ コンフィギュレーションを消去するには、 erase nvram: または erase startup-config 特権 EXEC コマンドを使用します。
![]()
ソフトウェア イメージの操作
ここでは、システム ソフトウェア、Cisco IOS コード、および組み込みのデバイス マネージャ ソフトウェアを格納するソフトウェア イメージ ファイルをアーカイブ(ダウンロードおよびアップロード)する方法を示します。
スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、TFTP、FTP、または RCP サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。
現在のイメージを新しいイメージで置き換えたり、ダウンロード後に現在のイメージをフラッシュ メモリに保存したりできます。
バックアップのために、スイッチ イメージ ファイルを TFTP、FTP、または RCP サーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。
使用するプロトコルは、使用中のサーバのタイプに応じて異なります。FTP および RCP トランスポート メカニズムを使用すると、TFTP よりもパフォーマンスが速く、データがより確実に配信されます。これらの機能を実現するために、FTP および RCP はコネクション型の TCP/IP スタックに基づいて構築され、このスタックが使用されています。
•
「サーバまたは .com 上のイメージの tar ファイル形式」
![]()
(注) ソフトウェア イメージ、およびサポートされているアップグレード パスの一覧については、スイッチに付属のリリース ノートを参照してください。
スイッチ上のイメージの場所
ソフトウェア イメージは、バージョン番号を表すディレクトリ内に .bin ファイルとして格納されます。サブディレクトリには、Web 管理に必要な HTML ファイルが入っています。イメージはシステム ボードのフラッシュ メモリ(flash:)に格納されます。
show version 特権 EXEC コマンドを使用すると、スイッチで現在稼動しているソフトウェア バージョンを参照できます。画面上で、
System image file is...で始まる行を調べます 。 この行は、イメージが格納されているフラッシュ メモリ内のディレクトリ名を示します。dir filesystem : 特権 EXEC コマンドを使用して、フラッシュ メモリに格納されている他のソフトウェア イメージのディレクトリ名を調べることもできます。
サーバまたは .com 上のイメージの tar ファイル形式
サーバ上にあるソフトウェア イメージまたは .com からダウンロードされたソフトウェア イメージは、次のファイルを含む tar ファイル形式で提供されます。
info ファイルは、常に tar ファイルの先頭にあり、その tar ファイルに含まれるファイルの情報が入っています。
•
スイッチの HTTP サーバで要求される Web 管理ファイル
•
LRE インターフェイスおよび LRE CPE イネーブルが正しく機能するために必要な LRE バイナリ ファイル。
info.ver ファイルは、常に tar ファイルの末尾にあり、info ファイルと同じ情報が入っています。info.ver ファイルは tar ファイルの最後のファイルであるため、このファイルが存在すればイメージ内のすべてのファイルがダウンロードされたことになります。
TFTP によるイメージ ファイルのコピー
TFTP サーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチから TFTP サーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。
スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージを新しいイメージで上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを保存したりできます。
バックアップのために、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードするために使用できます。
TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
TFTP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
•
TFTP サーバとして機能しているワークステーションが適切に設定されていることを確認します。Sun ワークステーションの場合、/etc/inetd.conf ファイル内に次の行が含まれていることを確認します。
/etc/services ファイルに次の行が含まれていることを確認します。
![]()
(注) /etc/inetd.conf および /etc/services ファイルを変更した後に、inetd デーモンを再起動する必要があります。このデーモンを再起動するには、inetd プロセスを終了して再起動するか、または fastboot コマンド(SunOS 4.x の場合)や reboot コマンド(Solaris 2.x または SunOS 5.x の場合)を入力します。TFTP デーモンの詳細については、ワークステーションのマニュアルを参照してください。
•
スイッチに TFTP サーバへのルートが設定されているかどうかを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするようにルータを設定していない場合、スイッチと TFTP サーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、TFTP サーバへの接続をチェックします。
•
ダウンロードするイメージが TFTP サーバ上の正しいディレクトリ内にあることを確認します(UNIX ワークステーションの場合は、通常 / tftpboot)。
•
ダウンロードを行う場合は、ファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-read でなければなりません。
•
イメージ ファイルをアップロードする前に、TFTP サーバに空のファイルを作成する必要があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename は、イメージをサーバにアップロードするときに使用するファイルの名前です。
•
アップロード処理中に、サーバの既存のファイル(空のファイルを作成する必要があった場合は、空のファイルを含む)を上書きする場合は、そのファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限は world-write でなければなりません。
TFTP によるイメージ ファイルのダウンロード
新しいイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを置き換えたり、保存したりできます。
TFTP サーバから新しいイメージをダウンロードして、既存のイメージを上書きするには、特権 EXEC モードでステップ 1 ~ 3 を実行します。現在のイメージをそのまま維持するには、ステップ 3 をスキップします。
イメージをワークステーション上の適切な TFTP ディレクトリにコピーします。TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します(「TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照)。
archive download-sw /overwrite /reload tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name .tar
TFTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを上書きします。
•
/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージが、ダウンロードしたイメージで上書きされます。
•
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除いて、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
•
// location には、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
archive download-sw/leave-old-sw/reload tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name .tar
TFTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを保存します。
•
/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保存されます。
•
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除いて、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
•
// location には、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切であるかどうか、および DRAM サイズが十分であるかどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは停止し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、新しいイメージと同じであるかどうかに関係なくフラッシュ デバイスの既存のイメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。
![]()
(注) フラッシュ デバイスに 2 つのイメージを保持する十分なスペースがあり、これらのイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、/overwrite オプションを指定する必要があります。Catalyst 2950 LRE スイッチは、Cisco IOS、HTML、LRE バイナリ ファイル、およびフラッシュ デバイス上の 1 つの Cisco IOS バイナリ ファイルの 1 つの完全なセットのみサポートします。フラッシュ デバイス上で 2 つの完全なイメージ セットを持つことはできません。
/leave-old-sw を指定すると、既存のファイルは削除されません。新しいイメージをインストールする十分なスペースがない場合に、現在のイメージを保存しようとすると、ダウンロード プロセスが停止してエラー メッセージが表示されます。
ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にアルゴリズムによってインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新しくインストールされたイメージを示すように、BOOT 環境変数が更新されます。
ダウンロード プロセス中に古いイメージを保存した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url 特権 EXEC コマンドを入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url には、古いイメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。
![]()
TFTP によるイメージ ファイルのアップロード
スイッチから TFTP サーバにイメージをアップロードできます。後でこのイメージをこのスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。
デバイス マネージャに関連付けられている HTML ページが既存のイメージとともにインストールされている場合にだけ、アップロード機能を使用します。
イメージを TFTP サーバにアップロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
TFTP サーバが適切に設定されていることを確認します(「TFTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照)。
archive upload-sw tftp: [[ // location ] / directory ] / image-name .tar
現在稼動中のスイッチ イメージを TFTP サーバにアップロードします。
•
// location には、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。 image-name .tar は、サーバ上に格納するソフトウェア イメージの名前です。
特権 EXEC コマンド archive upload-sw は、info ファイル、Cisco IOS イメージ ファイル、HTML ファイル、LRE バイナリ ファイル、および info.ver ファイルの順にアップロードして、サーバにイメージ ファイルを構築します。これらのファイルがアップロードされた後に、アップロード アルゴリズムによって tar ファイル形式が作成されます。
![]()
FTP によるイメージ ファイルのコピー
FTP サーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチから FTP サーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。
スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージを新しいイメージで上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを保存したりできます。
バックアップのために、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。
FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
FTP サーバから、または FTP サーバに、イメージ ファイルをコピーできます。
FTP プロトコルでは、FTP 要求ごとにリモート ユーザ名およびパスワードを、クライアントがサーバに送信する必要があります。FTP を使用してイメージ ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。
•
archive download-sw また は archive upload-sw 特権 EXEC コマンドで指定されているユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)
•
ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)
スイッチは、次のリスト内の最初の有効なパスワードを送信します。
•
archive download-sw または archive upload-sw 特権 EXEC コマンドで指定されたパスワード(パスワードが指定されている場合)
•
ip ftp password password グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたパスワード(このコマンドが設定されている場合)
•
スイッチが作成した username@switchname.domain パスワード。変数 username は現在のセッションに関連付けられているユーザ名、 switchname は設定されているホスト名、 domain はスイッチのドメインです。
ユーザ名およびパスワードは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。サーバに書き込む場合は、ユーザからの FTP 書き込み要求が許可されるように FTP サーバを適切に設定する必要があります。
すべてのコピー操作に使用するユーザ名およびパスワードを指定するには、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。この処理のためだけにユーザ名を指定する場合は、 archive download-sw または archive upload-sw 特権 EXEC コマンドでユーザ名を指定します。
サーバがディレクトリ構造である場合、イメージ ファイルはサーバ上のユーザ名に関連付けられたディレクトリに書き込まれたり、そこからコピーされたりします。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。
FTP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
•
スイッチに FTP サーバへのルートが設定されているかどうかを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするようにルータを設定していない場合、スイッチと FTP サーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、FTP サーバへの接続をチェックします。
•
コンソールまたは Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて有効なユーザ名がない場合は、現在の FTP ユーザ名が FTP ダウンロードに使用するユーザ名であることを確認します。 show users 特権 EXEC コマンドを使用して、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、 ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、新しい FTP ユーザ名を作成します。新しい名前は、すべてのアーカイブ処理中に使用されます。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、FTP ユーザ名を設定する必要はありません。ユーザ名をこの処理のためだけに指定する場合は、 archive download-sw または archive upload-sw 特権 EXEC コマンド内でユーザ名を指定します。
•
イメージ ファイルを FTP サーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。
FTP によるイメージ ファイルのダウンロード
新しいイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを上書きしたり、保存したりできます。
FTP サーバから新しいイメージをダウンロードして、既存のイメージを上書きするには、特権 EXEC モードでステップ 1 ~ 7 の手順を実行します。現在のイメージをそのまま維持するには、ステップ 7 をスキップします。
「FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを上書きする場合のみです(ステップ 4、5、および 6 を参照)。
archive download-sw /overwrite /reload ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / image-name .tar
FTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを上書きします。
•
/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージが、ダウンロードしたイメージで上書きされます。
•
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除いて、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
•
// username [ : password ] には、ユーザ名およびパスワードを指定します。これらは FTP サーバ上のアカウントに関連付けられている必要があります。詳細については、「FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。
•
@ location には、FTP サーバの IP アドレスを指定します。
•
directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
archive download-sw/leave-old-sw/reload ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / image-name .tar
FTP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを保存します。
•
/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保存されます。
•
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除いて、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
•
// username [ : password ] には、ユーザ名およびパスワードを指定します。これらは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。詳細については、「FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。
•
@ location には、FTP サーバの IP アドレスを指定します。
•
directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切であるかどうか、および DRAM サイズが十分であるかどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは停止し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、新しいイメージと同じであるかどうかに関係なくフラッシュ デバイスの既存のイメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。
![]()
(注) フラッシュ デバイスに 2 つのイメージを保持する十分なスペースがあり、これらのイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、/overwrite オプションを指定する必要があります。
/leave-old-sw を指定すると、既存のファイルは削除されません。新しいイメージをインストールする十分なスペースがない場合に、現在のイメージを保存しようとすると、ダウンロード プロセスが停止してエラー メッセージが表示されます。
ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にアルゴリズムによってインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新しくインストールされたイメージを示すように、BOOT 環境変数が更新されます。
ダウンロード プロセス中に古いイメージを保存した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url 特権 EXEC コマンドを入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url には、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。
![]()
FTP によるイメージ ファイルのアップロード
スイッチから FTP サーバにイメージをアップロードできます。後でこのイメージをこのスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。
デバイス マネージャに関連付けられている HTML ページが既存のイメージとともにインストールされている場合にだけ、アップロード機能を使用します。
イメージを FTP サーバにアップロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
「FTP によるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードを上書きする場合のみです(ステップ 4、5、および 6 を参照)。
archive upload-sw ftp: [[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / image-name .tar
現在稼動中のスイッチ イメージを FTP サーバにアップロードします。
•
// username : password には、ユーザ名およびパスワードを指定します。これらは、FTP サーバのアカウントに関連付けられている必要があります。詳細については、「FTP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。
•
@ location には、FTP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。 image-name .tar は、サーバ上に格納するソフトウェア イメージの名前です。
archive upload-sw コマンドは、info ファイル、Cisco IOS イメージ ファイル、HTML ファイル、info.ver ファイルの順にアップロードして、サーバにイメージ ファイルを構築します。これらのファイルがアップロードされた後に、アップロード アルゴリズムによって tar ファイル形式が作成されます。
![]()
RCP によるイメージ ファイルのコピー
RCP サーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチから RCP サーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。
スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージを新しいイメージで上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを保存したりできます。
バックアップのために、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。
RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備
リモート ホストとスイッチの間でイメージ ファイルをダウンロードおよびアップロードするための別の方法は、RCP を使用することです。コネクションレス プロトコルである UDP を使用する TFTP と異なり、RCP ではコネクション型の TCP が使用されます。
RCP を使用してファイルをコピーする場合は、ファイルのコピー元またはコピー先のサーバで RCP がサポートされている必要があります。RCP の copy コマンドは、リモート システム上の rsh サーバ(またはデーモン)を利用します。RCP を使用してファイルをコピーする場合は、TFTP の場合のようにファイル配信用サーバを作成する必要がありません。ユーザは rsh をサポートするサーバにアクセスするだけですみます(ほとんどの UNIX システムは rsh をサポートしています)。ある場所から別の場所へファイルをコピーするので、コピー元ファイルに対して読み取り権限、コピー先ファイルに対して書き込み権限が必要です。コピー先ファイルが存在しない場合は、RCP によって作成されます。
RCP では、RCP 要求ごとのリモート ユーザ名をクライアントがサーバに送信する必要があります。RCP を使用してイメージ ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、ソフトウェアは次のリスト内の最初の有効なユーザ名を送信します。
•
archive download-sw また は archive upload-sw 特権 EXEC コマンドで指定されているユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)。
•
ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(このコマンドが設定されている場合)。
•
現在の TTY(端末)プロセスに関連付けられたリモート ユーザ名。たとえば、ユーザが Telnet を介してルータに接続されており、 username コマンドを介して認証された場合は、リモート ユーザ名として Telnet ユーザ名がスイッチ ソフトウェアによって送信されます。
RCP コピー要求を正常に実行するためには、ネットワーク サーバ上にリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。サーバがディレクトリ構造である場合、イメージ ファイルはサーバ上のリモート ユーザ名に関連付けられたディレクトリに書き込まれるか、そこからコピーされます。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリ内に置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。
RCP を使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を実行します。
•
RCP サーバとして機能しているワークステーションで、rsh がサポートされていることを確認します。
•
スイッチに RCP サーバへのルートが設定されているかどうかを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするようにルータを設定していない場合、スイッチとサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、RCP サーバへの接続を確認します。
•
コンソールまたは Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて有効なユーザ名がない場合は、現在の RCP ユーザ名が RCP ダウンロードに使用するユーザ名であることを確認します。 show users 特権 EXEC コマンドを使用して、有効なユーザ名を表示できます。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのアーカイブ処理中に使用される ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、新しい RCP ユーザ名を作成します。新しいユーザ名は NVRAM に格納されます。Telnet セッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、RCP ユーザ名を設定する必要はありません。この処理のためだけにユーザ名を指定する場合は、 archive download-sw または archive upload-sw 特権 EXEC コマンドでユーザ名を指定します。
•
イメージを RCP サーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの RCP 書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。UNIX システムの場合は、RCP サーバ上のリモート ユーザ用の .rhosts ファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、スイッチに次のコンフィギュレーション行が含まれているとします。
このスイッチの IP アドレスを Switch1.company.com に変換する場合は、RCP サーバ上の User0 用の .rhosts ファイルに次の行が含まれている必要があります。
RCP によるイメージ ファイルのダウンロード
新しいイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを置き換えたり、保存したりできます。
RCP サーバから新しいイメージをダウンロードして、既存のイメージを上書きするには、特権 EXEC モードでステップ 1 ~ 6 の手順を実行します。現在のイメージをそのまま維持するには、ステップ 6 をスキップします。
「RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を上書きする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。
archive download-sw /overwrite /reload rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ]
RCP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを上書きします。
•
/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージが、ダウンロードしたイメージで上書きされます。
•
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除いて、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
•
// username には、ユーザ名を指定します。RCP コピー要求を正常に実行するためには、ネットワーク サーバ上にリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細については、「RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。
•
@ location には、RCP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
archive download-sw/leave-old-sw/reload rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ]
RCP サーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを保存します。
•
/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保存されます。
•
/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除いて、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。
•
// username には、ユーザ名を指定します。RCP コピー要求を実行するためには、ネットワーク サーバ上にリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細については、「RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。
•
@ location には、RCP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory ] / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切であるかどうか、および DRAM サイズが十分であるかどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは停止し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、新しいイメージと同じであるかどうかに関係なくフラッシュ デバイスの既存のイメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。
![]()
(注) フラッシュ デバイスに 2 つのイメージを保持する十分なスペースがあり、これらのイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、/overwrite オプションを指定する必要があります。
/leave-old-sw を指定すると、既存のファイルは削除されません。新しいイメージをインストールする十分なスペースがない場合に、現在のイメージを保存しようとすると、ダウンロード プロセスが停止してエラー メッセージが表示されます。
ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にアルゴリズムによってインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新しくインストールされたイメージを示すように、BOOT 環境変数が更新されます。
ダウンロード プロセス中に古いソフトウェアを保存した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force/recursive filesystem :/ file-url 特権 EXEC コマンドを入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem には、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は flash: を使用します。 file-url には、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。
![]()
RCP によるイメージ ファイルのアップロード
スイッチから RCP サーバにイメージをアップロードできます。後でこのイメージをこのスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。
デバイス マネージャと連携する HTML ページが既存のイメージでインストールされている場合のみ、アップロード機能を使用します。
イメージを RCP サーバにアップロードするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
「RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCP サーバが適切に設定されていることを確認します。
このステップが必要になるのは、デフォルトのリモート ユーザ名を上書きする場合のみです(ステップ 4 および 5 を参照)。
archive upload-sw rcp: [[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ]
現在稼動中のスイッチ イメージを RCP サーバにアップロードします。
•
// username には、ユーザ名を指定します。RCP コピー要求を実行するためには、ネットワーク サーバ上にリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細については、「RCP によるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。
•
@ location には、RCP サーバの IP アドレスを指定します。
•
/ directory ] / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリ名およびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。
特権 EXEC コマンド archive upload-sw は、info ファイル、Cisco IOS イメージ ファイル、HTML ファイル、および info.ver ファイルの順にアップロードして、サーバにイメージ ファイルを構築します。これらのファイルがアップロードされた後に、アップロード アルゴリズムによって tar ファイル形式が作成されます。
![]()