発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章 , ドキュメント全体
(PDF - 10MB) | フィードバック
目次
show および more コマンド出力の検索およびフィルタリング
CLI の使用方法
この章では、Catalyst 2950 および Catalyst 2955 の設定に使用できる Cisco IOS Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)について説明します。内容は次のとおりです。
•
「ヘルプの表示」
Cisco IOS コマンド モード
ユーザ インターフェイスは、いくつかのモードに分かれています。使用できるコマンドの種類は、現在のモードによって異なります。システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。
スイッチとのセッションを開始するときは、ユーザ モード(別名ユーザ EXEC モード)が有効です。ユーザ EXEC モードでは、限られた一部のコマンドしか使用できません。たとえばユーザ EXEC コマンドの大部分は、 show コマンド(現在のコンフィギュレーション ステータスを表示する)、 clear コマンド(カウンタまたはインターフェイスをクリアする)などのように、1 回限りのコマンドです。スイッチの再起動時には、ユーザ EXEC コマンドは保存されません。
すべてのコマンドにアクセスするには、特権 EXEC モードを開始する必要があります。特権 EXEC モードを開始するには、通常、パスワードが必要です。このモードでは、任意の特権 EXEC コマンドを入力でき、また、グローバル コンフィギュレーション モードを開始することもできます。
コンフィギュレーション モード(グローバル、インターフェイス、およびライン)を使用して、実行コンフィギュレーションを変更できます。コンフィギュレーションを保存するとこれらのコマンドは保存され、スイッチの再起動時に使用されます。各種のコンフィギュレーション モードにアクセスするには、まずグローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モードおよびライン コンフィギュレーション モードを開始できます。
スイッチ ポートまたは Telnet セッションからの CLI のアクセスについては、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
表 2-1 に、主要なコマンド モード、各モードへのアクセス方法、各モードで表示されるプロンプト、およびモードの終了方法を示します。表の例では、ホスト名として Switch を使用しています。
このモードを使用して、VLAN(仮想 LAN)パラメータを設定します。VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキング プロトコル)モードがトランスペアレントであるときは、拡張範囲 VLAN(VLAN ID が 1006 以上)を作成してスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに設定を保存できます。
このモードを使用して、スイッチ インターフェイスと Long-Reach Ethernet(LRE)Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内機器)デバイス インターフェイスのパラメータを設定します。
同じパラメータを指定して複数のインターフェイスを設定する場合は、「インターフェイス範囲の設定」を参照してください。
グローバル コンフィギュレーション モードで、 linevty または line console コマンドを使用して回線を指定します。
ヘルプの表示
システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。また、任意のコマンドについて、関連するキーワードおよび引数の一覧を表示することもできます。 表 2-2 を参照してください。
コマンドの省略
コマンドの先頭から、スイッチが特定のコマンドとして認識できる文字数だけを入力し、後は省略できます。次の例は、 show configuration 特権 EXEC コマンドの入力方法を示しています。
no および default 形式のコマンドの使用
大部分のコンフィギュレーション コマンドに、 no 形式があります。 no 形式は一般に、特定の機能または動作をディセーブルにする場合、あるいはコマンドの動作を取り消す場合に使用します。たとえば、 no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、インターフェイスのシャットダウンが取り消されます。キーワード no を指定せずにコマンドを使用すると、ディセーブルにした機能が再びイネーブルになり、また、デフォルトでディセーブルに設定されている機能がイネーブルになります。
コンフィギュレーション コマンドには、 default 形式もあります。コマンドの default 形式は、コマンドの設定値をデフォルトに戻します。大部分のコマンドはデフォルトでディセーブルに設定されているので、 default 形式は no 形式と同じになります。ただし、デフォルトでイネーブルに設定されていて、なおかつ変数が特定のデフォルト値に設定されているコマンドもあります。これらのコマンドについては、 default コマンドを使用すると、コマンドがイネーブルになり、変数がデフォルト値に設定されます。
CLI メッセージの概要
表 2-3 に、CLI を使用してスイッチを設定するときに表示される可能性のあるエラー メッセージの一部を紹介します。
コマンド履歴の使用方法
入力したコマンドは、ソフトウェア側にコマンド履歴として残されます。この機能は、アクセス リストなど、長いまたは複雑なコマンドやエントリを呼び出す場合、特に便利です。コマンド履歴機能は、次の項で説明するように要件に合わせてカスタマイズできます。
コマンド履歴バッファ サイズの変更
デフォルトでは、10 のコマンドラインが履歴バッファに保存されます。現在の端末セッションで保存されるコマンドライン数を変更するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを入力します。
特定の回線に関するすべてのセッションで保存されるコマンドライン数を設定するには、ライン コンフィギュレーション モードで次のコマンドを入力します。
コマンドの呼び出し
履歴バッファにあるコマンドを再び呼び出すには、 表 2-4 のいずれかの操作を行います。
操作1履歴バッファに保存されているコマンドを、最新のコマンドから順に呼び出します。キーを押すたびに、より古いコマンドが順次表示されます。
Ctrl+P キーまたは↑キーを使用してコマンドを呼び出した後、履歴バッファ内のより新しいコマンドに戻ります。キーを押すたびに、より新しいコマンドが順次表示されます。
特権 EXEC モードで、直前に入力したいくつかのコマンドを表示します。表示されるコマンドの数は、 terminal history グローバル コンフィギュレーション コマンドおよび history ライン コンフィギュレーション コマンドの設定値によって決まります。
編集機能の使用方法
ここでは、コマンドラインの操作に役立つ編集機能について説明します。内容は次のとおりです。
編集機能のイネーブル化およびディセーブル化
拡張編集モードは自動的に有効に設定されますが、ディセーブルにできます。
現在の端末セッションで拡張編集モードを再びイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次のコマンドを入力します。
キーストロークによるコマンドの編集
表 2-5 に、コマンドラインの編集に必要なキーストロークを示します。
キーストローク2バッファからコマンドを呼び出し、コマンドラインにペーストします。最後に削除した 10 項目がバッファに保存されています。
バッファには、最後に削除またはカットした 10 項目しか保存されません。Esc+Y を 11 回以上押すと、最初のバッファ エントリに戻って表示されます。
キーを使用してスクロールできます。
画面幅よりも長いコマンドラインの編集
画面上で 1 行分を超える長いコマンドラインについては、コマンドのラップアラウンド機能を使用できます。カーソルが右マージンに達すると、そのコマンドラインは 10 文字分だけ左へシフトされます。コマンドラインの先頭から 10 文字までは見えなくなりますが、左へスクロールして、コマンドの先頭部分の構文をチェックできます。
コマンドの先頭にスクロールして入力内容をチェックするには、Ctrl+B キーまたは←キーを繰り返し押します。コマンドラインの先頭に直接移動するには、Ctrl+A を押します。
![]()
(注) 矢印キーが使用できるのは、VT100 などの ANSI 互換端末に限られます。
次の例では、 access-list グローバル コンフィギュレーション コマンド エントリが 1 行分よりも長くなっています。最初にカーソルが行末に達すると、その行は 10 文字分だけ左へシフトされ、再表示されます。ドル記号($)は、その行が左へスクロールされたことを表します。カーソルが行末に達するたびに、その行は再び 10 文字分だけ左へシフトされます。
コマンドの入力が終わった後、Ctrl+A を押して全体の構文をチェックし、その後 Return キーを押してコマンドを実行してください。行末に表示されるドル記号($)は、その行が右へスクロールされたことを表します。
ソフトウェアでは、端末画面は 80 カラム幅であると想定されています。画面の幅が 80 カラム幅以外である場合には、 terminal width 特権 EXEC コマンドを使用して、端末の幅を設定してください。
ラップアラウンド機能とコマンド履歴機能を併用すると、前に入力した複雑なコマンド エントリを呼び出して変更できます。前に入力したコマンド エントリの呼び出し方法については、「キーストロークによるコマンドの編集」を参照してください。
show および more コマンド出力の検索およびフィルタリング
show および more コマンドの出力を検索およびフィルタリングできます。この機能は、大量の出力をソートする場合や、出力から不要な情報を除外する場合に役立ちます。
この機能を使用するには、 show または more コマンドを入力した後、 パイプ 記号( | )、 begin 、 include 、または exclude のいずれかのキーワード、および文字列(検索またはフィルタの条件)を指定します。
command | { begin | include | exclude } regular-expression
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
CLI のアクセス方法
CLI にアクセスするには、スイッチに付属のハードウェア インストレーション ガイドに記載されているように、まずスイッチのポートに端末または PC を接続し、スイッチの電源を投入する必要があります。また、起動プロセスおよび IP 情報を指定する場合に使用できるオプションについて理解するため、「スイッチの IP アドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て」 を参照してください。
スイッチがすでに設定されている場合は、ローカル接続またはリモート Telnet セッションによって CLI にアクセスできますが、このタイプのアクセスに対応できるように、先にスイッチを設定しておく必要があります。詳細については、「端末回線に対する Telnet パスワードの設定」を参照してください。
•
スイッチのポートに、管理ステーションまたはダイヤルアップ モデムを接続します。ポートへの接続の詳細については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
•
リモート管理ステーションから任意の Telnet TCP/IP または暗号化 Secure Shell(SSH; セキュア シェル)パッケージを使用します。スイッチは Telnet または SSH クライアントとのネットワーク接続が可能でなければなりません。また、スイッチにイネーブル シークレット パスワードを設定しておくことも必要です。
Telnet アクセスのためのスイッチ設定については、「端末回線に対する Telnet パスワードの設定」を参照してください。スイッチは同時に最大 16 の Telnet セッションをサポートします。1 人の Telnet ユーザによって行われた変更は、他のすべての Telnet セッションに反映されます。
SSH のためのスイッチ設定については、「SSH のためのスイッチの設定」を参照してください。スイッチは最大 5 つの安全な SSH セッションを同時にサポートします。
ポート、Telnet セッション、または SSH セッションを通じて接続すると、管理ステーション上にユーザ EXEC プロンプトが表示されます。