今、押さえておきたいリアルタイム分析基盤 "Cisco Nexus Dashboard" の基礎

2021年7月13日に開催されたシスコ サービスプロバイダー向けテクノロジー ウェビナーでいただいたご質問および回答は、以下でご確認いただけます。

Q.  複数のツールではなく1つのツールでなるべく多くの情報を一元管理する重要性をお話しされていましたが、Cisco の SDN ソリューションである ACI では、APIC でも基本的なステータスや構成情報がとれますが、それらを発展させる代わりに、Nexus Dashboard という別ツールを設けた理由はありますか?

A.  ACI はネットワークの Control plane として動作しています。ACI のロールは SDN になりますので本日紹介した Nexus Dashboard Insights のような進化したモニタリング機能がございません。当然お客様の作業や運用をサポートできるような監視機能が含まれていますが、粒度のある監視やData planeの監視をご希望の場合、Nexus Dashboard Insights をおすすめしております。

Q.  Nexus Dashboard Insights 等を利用するのに必要なライセンスは、サブスクリプションのみでしょうか?

A.  はい。現状用意されているライセンスは、サブスクリプションライセンスのみとなります。

Q.  Network Assurance Engine は EoL のようですが、機能として廃止でしょうか、他のプロダクトにマージされたのでしょうか?

A.  Nexus Dashboard Insights に統合されております。

Q.  ソフトウェアテレメトリー、ハードウェアテレメトリーで収集されたデータは、どれくらいの期間 Nexus Dashboard 上に保持可能でしょうか?

A.  ソフトウェアテレメトリーは 30日、ハードウェアテレメトリーは 7日です。

Q.  ACIサイトを複数サイト登録する際は MSO が必須でしょうか。

A.  目的は可視化であれば Nexus Dashboard と Nexus Dashboard Insights のみで大丈夫です。

Q.  time rangeは最大何か月前までさかのぼることができるのでしょうか?

A.  現在 SW Telemetry であれば30日前まで確認できます。

Q.  日本のサービスプロバイダーでの導入実績はありますか?

A.  はい。複数社ございます。

Q.  Nexus Dashboard は、イベントの可視化、監視および分析をメインにした製品と認識したのですが、Config の一元管理や設定の一括変更といったコントロールも可能なのでしょうか?

A.  本日ご紹介にお時間を割けなかった、Nexus Dashboard 上に展開する Nexus Dashboard Orchestrator をご利用いただくことで実現可能となります。

Q.  アノマリ検出で Link flapping の検出をしたいが可能でしょうか?

A.  Interface down や LLDP Flap で確認することが可能です。

Q.  ACI-Nexus-ACI というように Fabric 間が接続されている場合のトポロジの可視化、特に Flow を見ることはできるでしょうか?

A.  現在 1 つの ACI Fabric の可視化になります。Roadmap で Fabric stitching があります。

Q.  間に NCS のようなルータが入っているような場合にはどう見えるでしょうか?特に Flow を見ることはできるでしょうか?

A.  現在は Nexus デバイスのみになります。

Q.  BGP 経路情報を見る機能はありますか?

A.  ACI 内の BGP 状況が確認できます。