審査員特別賞 : 日本アイ・ビー・エム株式会社 様

受賞者のご紹介

チーム名 Urban Works
受賞者リスト 斎藤 彰宏 様
ソリューション事業部・シニアコンサルタント
  倉前 裕成 様
ハイブリッドクラウド ソリューションセンター・IT スペシャリスト

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プログラミングの概要

On-demand Containers Operation with Cisco UCS / Webex

多くの企業データセンタでは、今も旧態依然とした「操作手順書」や「熟練した個人」に頼った管理体制を敷いており、今後急速に発展・普及するコンテナ技術によるハイブリッド、マルチクラウドの運用への対応は極めて難しいと考えます。応募作品は Infrastructure as Code と Robotic Process Automation の思想を取り入れ、管理者が作業ロボット使役でインフラ管理を行う事の概念実証です。Cisco UCS の先進的な H/W 制御技術を活用し、コンテナ管理と連携する管理制御エンジンをオープンなプログラミング技術で作成することで、UCS のクラウド・コンテナ基盤としての新しい価値を生み出すと共に、新時代におけるデータセンタ管理インターフェースとして Webex の有用性を証明しました。
応募作品は Kubernetes のノード展開に特化していますが、同様に管理者の知的作業の代行者としての多様な作業ロボット群を展開することで、クラウド・コンテナなどが中心となる新時代の IT インフラの管理運用負荷削減に大きな貢献ができるでしょう。

    評価コメント

    クラウド/コンテナ時代における課題とそれに対する解決策として、UCS ハードウェアの制御まで組み込んだ形のデモは、現実に即しており実践的。よくある K8S そのものとの連携や使い方ではなく、「WebEx Teams をインターフェースとした UCS/K8S 運用のロボット化」のコンセプトとデモは具体的であり、様々な展開や連携の可能性を想起させる点でも優れています。本デモ補足資料についても、テーマの背景から解決策および将来構想まで、包括的かつ詳細に考察されており、評価が高いです。実用化にはオペレーションパターン追加と複雑化が避けられませんが、逆に UCS や K8S が使えないフィールドエンジニアのための限定されたインターフェースとして有効かもしれません。