ステップ 1 |
次のように、802.11a/n/ac または 802.11b/g/n ネットワークを無効にします。
-
[Wireless]
> [802.11a/n/ac]
または [802.11b/g/n]
> [Network] を選択して、[Global Parameters]
ページを開きます。
-
[802.11a(または
802.11b/g)Network
Status]
チェックボックスをオフにします。
-
[Apply]
をクリックします。
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ステップ 2 |
[Wireless]
> [802.11a/n/ac
または 802.11b/g/n]
> [RRM] >
[DCA]
を選択して、[Dynamic Channel Assignment(DCA)] ページを開きます。 |
ステップ 3 |
[Channel Assignment Method] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、Cisco WLC の DCA モードを指定します。
-
[Automatic]:Cisco WLC によって、join しているすべてのアクセス ポイントのチャネル割り当てが定期的に評価され、必要に応じて更新されます。 これは、デフォルト値です。
-
[Freeze]:Cisco WLC によって、join しているすべてのアクセス ポイントのチャネル割り当てが評価され、必要に応じて更新されます。(ただし [
Invoke Channel Update Once] をクリックする場合のみ)。
(注) |
[
Invoke Channel Update Once] をクリックしても、Cisco WLC によるチャネル割り当ての評価と更新がすぐに行われるわけではありません。 次の間隔が経過するまで待機します。 |
-
[OFF]:DCA
を無効にし、すべてのアクセス ポイントの無線を帯域の最初のチャネル(デフォルトの値)に設定します。 このオプションを選択する場合は、すべての無線のチャネルを手動で割り当てる必要があります。
(注) |
最適なパフォーマンスを確保するには、[Automatic] 設定を使用することを、お勧めします。 Cisco WLC の動的チャネルおよび電力の設定を無効にする手順については、チャネルおよび電力の動的割り当ての無効化(GUI)の項を参照してください。 |
|
ステップ 4 |
[Interval] ドロップダウン リストで、[10
minutes]、[1
hour]、[2
hours]、[3
hours]、[4
hours]、[6
hours]、[8
hours]、[12
hours]、または
[24 hours] のいずれかのオプションを選択し、DCA アルゴリズムを実行する間隔を指定します。 デフォルト値は 10 分です。
(注) |
Cisco WLC が OfficeExtend アクセス ポイントしかサポートしていない場合は、最適なパフォーマンスを得るために、DCA 間隔を 6 時間に設定することをお勧めします。 OfficeExtend アクセス ポイントとローカル アクセス ポイントを組み合わせて展開している場合は、10 分から 24 時間までの範囲を使用できます。 |
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ステップ 5 |
[AnchorTime] ドロップダウン リストで、DCA アルゴリズムの開始時刻を指定する数値を選択します。 オプションは、0 ~ 23(両端の値を含む)の数値で、午前 12 時から 午後 11 時の時刻を表す、0 ~ 23(両端の値を含む)の数値です。 |
ステップ 6 |
[
Avoid Foreign AP Interference] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、Lightweight アクセス ポイントにチャネルを割り当てるときに、外部アクセス ポイント(無線ネットワークに含まれないもの)からの 802.11 トラフィックが考慮されます。この機能を無効にする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、外部アクセス ポイントに近いチャネルをアクセス ポイントが回避するようにチャネル割り当てを調整できます。 デフォルト値はオンです。 |
ステップ 7 |
[
Avoid Cisco AP Load] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、チャネルを割り当てるときに、無線ネットワーク内の Cisco Lightweight アクセス ポイントからの 802.11 トラフィックが考慮されます。この機能を無効にする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、トラフィックの負荷が高いアクセス ポイントに適切な再利用パターンを割り当てることができます。 デフォルト値はオフです。 |
ステップ 8 |
[
Avoid Non-802.11a (802.11b) Noise] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、Lightweight アクセス ポイントにチャネルを割り当てるときに、ノイズ(802.11 以外のトラフィック)が考慮されます。この機能を無効にする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、電子レンジなど、アクセス ポイント以外を原因とする重大な干渉があるチャネルをアクセス ポイントに回避させることができます。 デフォルト値はオンです。 |
ステップ 9 |
[
Avoid Persistent Non-WiFi Interference] チェックボックスをオンにして、Cisco WLC が継続的な WiFi 以外の干渉を無視できるようにします。 |
ステップ 10 |
[DCA Channel Sensitivity]
ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択して、チャネルを変更するかどうかを判断する際の、信号、負荷、ノイズ、干渉などの環境の変化に対する DCA アルゴリズムの感度を指定します。
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[Low]:環境の変化に対する
DCA アルゴリズムの感度は特に高くありません。
-
[Medium]:環境の変化に対する
DCA アルゴリズムの感度は中程度です。
-
[High]:環境の変化に対する
DCA アルゴリズムの感度が高くなります。
デフォルト値は [Medium] です。 DCA の感度のしきい値は、次の表で示すように、無線帯域によって異なります。
表 1 DCA の感度のしきい値
オプション |
2.4 GHz DCA 感度しきい値 |
5 GHz DCA 感度しきい値 |
High |
5 dB |
5 dB |
Medium |
10 dB |
15 dB |
Low |
20 dB |
20 dB |
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ステップ 11 |
802.11a/n/ac ネットワークの場合のみ、次のいずれかのチャネル幅オプションを選択し、5 GHz 帯域のすべての 802.11n 無線でサポートするチャネル帯域幅を指定します。
このページには、次のような変更できないチャネル パラメータの設定も表示されます。
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ステップ 12 |
[Avoid check for non-DFS channel] を選択すると、Cisco WLC が非 DFS チャネルのチェックを回避できるようになります。 DCA 設定には、リスト内の非 DFS チャネルが少なくとも 1 つ必要です。 EU 各国では、屋外の展開は非 DFS チャネルをサポートしていません。 EU や同様の規制のある地域を拠点とするお客様は、AP がチャネルをサポートしていなくても、このオプションを有効にするか、DCA リスト内の非 DFS チャネルを少なくとも 1 つ持つ必要があります。
(注) |
このパラメータは、1522 や 1524 などの屋外アクセス ポイントを持つ展開にのみ適用されます。 |
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ステップ 13 |
[DCA Channel List] 領域の [DCA Channels] テキスト ボックスには、現在選択されているチャネルが表示されます。 チャネルを選択するには、[Select] カラムでそのチャネルのチェックボックスをオンにします。 チャネルの選択を解除するには、チャネルのチェックボックスをオフにします。
範囲は次のとおりです。 802.11a:36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、132、136、140、149、153、157、161、165、190、196 802.11b/g:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
デフォルトの設定は次のとおりです。 802.11a:36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、132、136、140、149、153、157、161 802.11b/g:1、6、11
(注) |
802.11a 帯域の拡張 UNII-2 チャネル(100、104、108、112、116、132、136、および 140)は、チャネル リストには表示されません。 -E 規制ドメインに Cisco Aironet 1520 シリーズ メッシュ アクセス ポイントがある場合、運用を開始する前に、DCA チャネル リストにこれらのチャネルを含める必要があります。 以前のリリースからアップグレードしている場合は、これらのチャネルが DCA チャネル リストに含まれていることを確認します。 チャネル リストにこれらのチャネルを含めるには、[Extended UNII-2 Channels] チェックボックスをオンにします。 |
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ステップ 14 |
ネットワーク内で Cisco Aironet 1520 シリーズ メッシュ アクセス ポイントを使用している場合は、動作させる 802.11a 帯域で 4.9 GHz チャネルを設定する必要があります。 4.9 GHz 帯域は、Public Safety に関わるクライアント アクセス トラフィック専用です。 4.9 GHz チャネルを選択するには、[Select] カラムでチェックボックスをオンにします。 チャネルの選択を解除するには、チャネルのチェックボックスをオフにします。
範囲は次のとおりです。 802.11a:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26
デフォルトの設定は次のとおりです。 802.11a:20、26 |
ステップ 15 |
[Apply] をクリックします。 |
ステップ 16 |
次の手順で、802.11 ネットワークを再度有効にします。
-
[Wireless]
> [802.11a/n/ac]
または [802.11b/g/n]
> [Network] を選択して、[Global Parameters]
ページを開きます。
-
[802.11a(または
802.11b/g)Network
Status]
チェックボックスをオンにします。
-
[Apply]
をクリックします。
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ステップ 17 |
[Save Configuration]
をクリックします。
(注) |
DCA アルゴリズムによってチャネルが変更された理由を参照するには、[Monitor]
を選択して、次に [Most Recent Traps] で [View All]
を選択します。 トラップにより、チャネルが変更された無線の MAC アドレス、前のチャネルと新規のチャネル、変更された理由、変更前後のエネルギー、変更前後のノイズ、変更前後の干渉が示されます。 |
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