Web ブラウザ インターフェイスを使用した QoS の設定
この項では、Web ブラウザ インターフェイスを使用した QoS の設定について説明します。
CLI を使用して QoS を設定するための IOS コマンドのリストについては、『Cisco IOS Command Reference for Cisco Aironet Access Points and Bridges』を参照してください。コマンド リファレンスを参照する手順は、次のとおりです。
1.
次のリンクをクリックすると、Cisco Aironet Documentation ホーム ページを参照できます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/wireless/index.htm
2.
次のパスに従って製品、ドキュメント、および章にアクセスします。
Products & Solutions > Wireless > All Wireless Products > Cisco Aironet 1300 Series > Technical Documentation > Command References > Cisco IOS Command Reference for Cisco Aironet Access Points and Bridges, 12.x(xx)JA
QoS を設定する手順は、次のとおりです。
この項では、Web ブラウザ インターフェイスを使用した QoS の設定について説明します。
CLI を使用して QoS を設定するための Cisco IOS コマンドのリストについては、『Cisco IOS Command Reference for Cisco Aironet Access Points and Bridges』を参照してください。
QoS を設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
無線 LAN で VLAN を使用する場合、QoS を設定する前に必要な VLAN がアクセス ポイントに設定されていることを確認します。
ステップ 2
Web ブラウザ インターフェイスのページの左側にあるタスク メニューで、Services をクリックします。Services のリストが展開されたら、QoS をクリックします。QoS Policies ページが表示されます。図14-2 は、QoS Policies ページを示しています。
図14-2 QoS Policies ページ
ステップ 3
Create/Edit Policy フィールドで <NEW> を選択して、Policy Name 入力フィールドに QoS ポリシーの名前を入力します。名前には、最大 25 文字の英数字を使用できます。ポリシー名には空白を入れないでください。
ステップ 4
優先順位を設定する必要のあるパケットの IP header TOS フィールドに IP 優先情報が含まれている場合には、IP Precedence ドロップダウン メニューから IP 優先順位の分類を選択します。メニューの選択項目は次のとおりです。
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Routine (0)
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Priority (1)
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Immediate (2)
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Flash (3)
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Flash Override (4)
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Critic/CCP (5)
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Internet Control (6)
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Network Control (7)
ステップ 5
Apply Class of Service ドロップダウン メニューを使用して、IP Precedence メニューから選択したタイプのパケットにアクセス ポイントが適用するサービス クラスを選択します。アクセス ポイントは、IP Precedence の選択内容を選択したサービス クラスに一致させます。Apply Class of Service メニューの設定内容は、次のとおりです。
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Best Effort (0)
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Background (1)
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Spare (2)
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Excellent (3)
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Control Lead (4)
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Video <100ms Latency (5)
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Voice <100ms Latency (6)
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Network Control (7)
ステップ 6
IP Precedence の Class of Services メニューの横にある Add ボタンをクリックします。Classifications フィールドに分類項目が表示されます。分類を削除するには、削除する分類を選択して、Classifications フィールドの横の Delete ボタンをクリックします。
ステップ 7
優先順位を設定する必要のあるパケットの IP header TOS フィールドに IP DSCP 優先情報が含まれている場合は、IP DSCP ドロップダウン メニューから IP DSCP 分類を選択します。メニューの選択項目は、次のとおりです。
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Best Effort
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Assured Forwarding -- Class 1 Low
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Assured Forwarding -- Class 1 Medium
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Assured Forwarding -- Class 1 High
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Assured Forwarding -- Class 2 Low
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Assured Forwarding -- Class 2 Medium
•
Assured Forwarding -- Class 2 High
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Assured Forwarding -- Class 3 Low
•
Assured Forwarding -- Class 3 Medium
•
Assured Forwarding -- Class 3 High
•
Assured Forwarding -- Class 4 Low
•
Assured Forwarding -- Class 4 Medium
•
Assured Forwarding -- Class 4 High
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Class Selector 1
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Class Selector 2
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Class Selector 3
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Class Selector 4
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Class Selector 5
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Class Selector 6
•
Class Selector 7
•
Expedited Forwarding
ステップ 8
Apply Class of Service ドロップダウン メニューを使用して、IP DSCP メニューから選択したタイプのパケットにアクセス ポイントが適用するサービス クラスを選択します。アクセス ポイントは、IP DSCP の選択内容を選択したサービス クラスに一致させます。
ステップ 9
IP DSCP の Class of Service メニューの横にある Add ボタンをクリックします。Classifications フィールドに分類項目が表示されます。
ステップ 10
無線 LAN で Spectralink フォン(IP Protocol 119)のパケットを優先設定する必要がある場合、Apply Class of Service ドロップダウン メニューを使用して、アクセス ポイントが Spectralink フォン パケットに適用するサービス クラスを選択します。アクセス ポイントは、Spectralink フォン パケットを選択したサービス クラスに一致させます。
ステップ 11
IP Protocol 119 の Class of Service メニューの横にある Add ボタンをクリックします。Classifications フィールドに分類項目が表示されます。
ステップ 12
フィルタ処理されたパケットに優先順位を割り当てるには、Filter ドロップダウン メニューを使用してポリシーに追加するフィルタを選択します(アクセス ポイントにフィルタが定義されていない場合には、Filter ドロップダウン メニューではなく Apply Filters ページへのリンクが表示されます)。たとえば、IP フォンの media access control(MAC;メディア アクセス制御)アドレスを含む MAC アドレス フィルタの優先順位を高くすることができます。
(注) QoS で使用するアクセス リストは、アクセス ポイントのパケット転送フィルタに影響しません。
ステップ 13
Apply Class of Service ドロップダウン メニューを使用して、Filter メニューから選択したフィルタに一致するパケットに、アクセス ポイントが適用するサービス クラスを選択します。アクセス ポイントは、フィルタの選択内容を選択したサービス クラスに一致させます。
ステップ 14
フィルタの Class of Service メニューの横にある Add ボタンをクリックします。Classifications フィールドに分類項目が表示されます。
ステップ 15
VLAN 上の全パケットにデフォルトの分類を設定する場合、Apply Class of Service ドロップダウン メニューを使用して、アクセス ポイントが VLAN 上の全パケットに適用するサービス クラスを選択します。アクセス ポイントは、全パケットを選択したサービス クラスに一致させます。
ステップ 16
Default classification for packets on the VLAN の Class of Service メニューの横にある Add ボタンをクリックします。Classifications フィールドに分類項目が表示されます。
ステップ 17
分類をポリシーへ追加したら、Apply Class of Service ドロップダウン メニューの Add ボタンをクリックします。ポリシーをキャンセルして全フィールドをデフォルトにリセットするには、Apply Class of Service ドロップダウン メニューの Cancel ボタンをクリックします。ポリシー全体を削除するには、Apply Class of Service ドロップダウン メニューの Delete ボタンをクリックします。
ステップ 18
Apply Policies to Interface/VLAN ドロップダウン メニューを使用して、アクセス ポイントのイーサネット ポートと無線ポートにポリシーを適用します。アクセス ポイントに VLAN が設定されている場合、各 VLAN の仮想ポートのドロップダウン メニューがこのセクションに表示されます。アクセス ポイントに VLAN が設定されていない場合、各インターフェイスのドロップダウン メニューが表示されます。
ステップ 19
ページの下にある Apply ボタンをクリックして、アクセス ポイントのポートにポリシーを適用します。
VLAN の設定とは関係なく、すべての音声パケットを優先するようにアクセス ポイントを設定する場合は、Advanced タブをクリックします。図14-3 は、QoS Policies - Advanced ページを示しています。
図14-3 QoS Policies - Advanced ページ
Enable を選択して Apply をクリックし、すべての音声パケットに最高の優先順位を設定します。
(注) QoS Element for Wireless Phones を有効にすると、QoS を有効にしていない場合でも、アクセス ポイントは音声パケットに最高の優先順位を指定します。この設定は、QoS ポリシーの設定とは無関係に機能します。