この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
アクセス ポイントを開梱する際は、アンテナ コネクタに取り付けられている発泡スチロールのブロックを取り外さないでください。発泡スチロールは、設置時にアンテナ コネクタを保護します。
アクセス ポイントを開梱するには、次の手順に従ってください。
ステップ 3 “パッケージの内容”に記載されているすべての品目が揃っていることを確認します。内容物が破損または不足している場合は、シスコの営業担当者にご連絡ください。
1552 アクセス ポイントの取り付けに必要な工具および資材については、次を参照してください。
シスコから入手できるオプションの工具および資材は、次のとおりです。
– 米国およびカナダで街灯柱に取り付ける長さ 40 フィート(12.2 m)の北米用プラグ付き電源コード(AIR-CORD-R3P-40NA=)
– 米国およびカナダ以外の国の街灯柱に取り付ける長さ 40 フィート(12.2 m)のヨーロッパ式終端未処理 AC 電源コード(AIR-CORD-R3P-40UE=)
– 米国およびカナダで街灯柱に取り付けるための 4 フィート(1.2 m)の街路灯電源タップ アダプタ(AIR-PWR-ST-LT-R3P=)。
垂直または水平な金属製、木製、またはファイバグラス製の支柱にアクセス ポイントを取り付ける場合は、さらに次の工具と資材が必要です。
より線ケーブルにアクセス ポイントを設置するには、次の追加の部品が必要です。
– M8 スプリット ロック ワッシャ(0.14 8mmoD、2mmT)4 個
– M8 平ワッシャ(16.0mmOD、1.6mmT)4 個
– 根角ボルトの留め具(5/16-18 x 1.25 インチ)2 個
安全についての警告の翻訳は、ご使用のアクセス ポイントに付属、または Cisco.com で入手可能な安全上の警告についてのマニュアルに含まれています。Cisco.com にあるドキュメントを参照する方法については、 付録 A「翻訳版の安全上の警告」 の説明を参照してください。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071
これらの注意事項を保管しておいてください。
警告 この装置の設置は、設置手順ごとに訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。設置者は、地方自治体および監査部によって要求された設置の構造的完全性に対する地方または国の安全検査を実施する責任があります。
警告 シールドされていない雷管の近くや爆発の可能性のある場所では、そうした環境での使用が想定されていないユニットを使用しないでください。ステートメント 364
警告 指定した Liquid-Tight アダプタで使用される、この設置ガイドで指定したケーブルは、湿気侵入から Type 4/IP67 エンクロージャを保護します。代替ケーブルを使用する場合は、ケーブルのサイズ(OD)が液密アダプタの許容範囲を満たすことを確認する必要があります。
警告 本機器は、電力を供給する前に、お客様が準備した地線を使用して外部接地する必要があります。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 366
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
この項のガイドラインに従って、アクセス ポイント を正しく操作し、安全に使用してください。
FCC は、ET Docket 96-8 での決定により、FCC 認証機器が放射する RF 電磁エネルギーに人体が晒される場合の安全基準を採択しています。承認済みの Cisco Aironet アンテナを使用する場合、Cisco Aironet 製品は、OET-65 および ANSI C95.1、1991 に明記されている非制御製品の環境に対する制限事項を満たしています。この文書の指示に従ってこの無線装置を適切に操作すると、ユーザへの照射は FCC 推奨限界値よりもかなり低く抑えられます。
警告 FCC 無線周波数(RF)被爆制限に準拠するためには、アンテナと作業者全員の身体との間に、アンテナ ゲインが 8 dBi 未満のアンテナの場合は 20 cm(7.9 インチ)以上の距離、13 dBi までのアンテナの場合は 50 cm(20 インチ)以上の距離を保つ必要があります。ステートメント 332
警告 AC 電源には両極/中性極にヒューズが装備されています。ステートメント 188
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったりしないでください。ステートメント 1001
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
警告 バッテリが適正に交換されなかった場合、爆発の危険があります。交換用バッテリは元のバッテリと同じものか、製造元が推奨する同等のタイプのものを使用してください。使用済みのバッテリは、製造元が指示する方法に従って処分してください。ステートメント 1015
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 装置は、必ず、IEC 60950 に基づいた安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に準拠する DC 電源に接続してください。ステートメント 1033
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046。
警告 送電線またはその他の電灯/電力回線に近い場所や、これらの回線に接触する可能性のある場所に、アンテナを設置しないでください。アンテナを設置するときには、死傷事故のおそれがあるので、これらの回線に絶対に接触しないよう十分に注意する必要があります。アンテナの適切な設置およびアース接続の手順については、国および地域の規定を参照してください(たとえば、NFPA 70、National Electrical Code, Article 810(米国)。Canadian Electrical Code, Section 54(カナダ)。ステートメント 1052
AC 電源コードの安全性に関するその他の重要な注意事項については、AC 電源コードに付属している『Cisco Aironet 1550 シリーズの屋外メッシュ アクセス ポイント用 AC 電源コード』を参照してください。
安全を確保し、適切に設置するために、次の安全に関する注意事項を読み、その指示に従ってください。
屋外ユニット(ブリッジ)の無線機器は、屋内ユニット(アクセス ポイント)よりも送信電力レベルが高く設定されています。リンク内で高電力無線をテストする場合は、受信機の最大受信入力レベルを超えないようにする必要があります。通常の動作範囲を超えると、パケット エラー率(PER)のパフォーマンスが低下します。より高いレベルでは、受信機が恒久的に損傷を受けるおそれがあります。受信機への損傷および PER の低下を防ぐには、次のいずれかの技術を使用します。
(注) これらの距離は、自由空間パス損失を想定しているため、控えめに設定されています。実際の導入において、見通しがよい場合には、損傷および性能低下を防ぐために必要な距離を短くすることができます。
放射テスト ベッドにおける送信電力、アンテナ ゲイン、減衰、および受信感度の関係は、次の式によって表されます。
伝導テスト ベッドにおける送信電力、アンテナ ゲイン、および受信感度の関係は、次の式によって表されます。
アクセス ポイントは無線デバイスであるため、スループットと範囲の低下をもたらす一般的な干渉の影響を受けやすい性質があります。最高のパフォーマンスを得るため、次の基本ガイドラインに従ってください。
(注) パス ロスの計算とアクセス ポイントの設置間隔の決定については、RF 計画の専門家に相談してください。
ネットワーク アプリケーションごとに特有の設置方法があります。複数のアクセス ポイントを設置する前に、サイト調査を実行してネットワーク コンポーネントの最適な使用方法を決定し、範囲、カバレッジ、およびネットワーク パフォーマンスを最大限高める必要があります。
サイト調査を実施する際は、次の動作条件および環境条件を考慮してください。
アクセス ポイントは、高いビルの屋根の突出部や街灯柱などの屋外環境に設置するよう設計されています。次の図を慎重に確認して、システム コンポーネント、コネクタ、インジケータ、ケーブル、システムの相互接続、およびアースについて理解してください。
(注) このマニュアルの図では、アクセス ポイントで使用可能なすべての接続を示してあります。1552E アクセス ポイントの AC 電源入力コネクタを除いて、未使用のコネクタにコネクタ プラグを装着し、アクセス ポイントの防水性を確保します。コネクタの開口部には、アクセス ポイントの配置前でも配置後でも取り付けることが可能な Liquid-Tight アダプタが用意されています。
AC 入力コネクタを使用しないで 1552E に電力を供給する場合(たとえば、Cisco パワー インジェクタを使用する場合)は、AC 電源入力コネクタをカバーすることが重要です。正しいキャップは、Remke 社の部品番号 75-0086 です(http://www.remke.com/)。
図 2-1 一般的なアクセス ポイント設置におけるコンポーネント
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シールド付き屋外用イーサネット |
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AC 電源コード2 |
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パワー インジェクタ3 |
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3.シールド付きイーサネット ケーブルには、パワー インジェクタと AC 電源コードの保護アース線を経由した接地経路があります。 |
(注) 1552 アクセス ポイントは、アクセス ポイントの電子装置に対する落雷の影響を考慮して設計されています。1552 アクセス ポイントのイーサネット ポートおよび電源ポートには、避雷器回路が内蔵されています。入力イーサネット ポートでは、電源入力モジュール(PEM)でガス放電管(GDT)を使用して落雷の影響を軽減します。AC 電源では、GDT をヒューズと共に使用して高電流状態を軽減します。DC 電源の場合は、ヒューズを使用して高電流状態を軽減します。
あまり一般的ではありませんが、ユーザによっては追加の保護策を講じるため、アンテナ ポートに落雷保護の導入を検討する場合があります。EN/IEC60950-22(条項 4.2)要件を満たすため、必ず外部的に装置の追加保護を行い、アクセス ポイントの AC 電源入力時に過電圧 IV から過電圧カテゴリ II への過渡的サージを軽減する必要があります。この保護に使用する過電圧および漏電保護コンポーネントは、IEC 61643 シリーズの規格に準拠する必要があります。CAN/CSA-C22.2 No. 60950-22-07/UL60950-22 の要件を満たすため、設置者が代替コンポーネントを使用して追加の保護を提供する場合があります。これらのコンポーネントの中には、ANSI/IEEE C62.11、CSA Certification Notice No.516、CSA C22.2 No. 1、または UL 1449 に準拠しているものがあります。用途に対するコンポーネントの適合性を、対象となる設置に関して判断する必要があります。(たとえば、デバイスによっては引き込み口の負荷側への設置にのみ適したものや、コードに接続された装置での使用にのみ適したものがあります)。
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
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Cisco Aironet デュアルバンド全方向性アンテナ。2.4 GHz 帯域と 5 GHz 帯域の両方をカバーするデュアルバンド アンテナです。 |
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図 2-3 より線ケーブルへの取り付け例:1552 モデル AIR-CAP1552C-x-K9 の場合
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光ファイバ SFP モジュールおよびファイバ ケーブル巻き取りリールを取り付ける際は、アクセス ポイントのヒンジ付きカバーを開く必要があります。
アクセス ポイントのヒンジ付きカバーを開く手順は、次のとおりです。
ステップ 1 0.5 インチ(13 mm)のメガネレンチまたはソケット セットを使用して、ユニットの前面カバーの 4 本のボルトを外します。ヒンジのボルトは手で簡単に回せるように 2 回転ほど緩めておきます。ボルトをヒンジから取り外さないでください(図 2-5)。
ステップ 2 カバーは底部がヒンジで固定されています。カバーを慎重に開き、取り外します。
(注) カバーが簡単に開かない場合は、再度ヒンジのボルトを慎重に緩めます。
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ステップ 1 アクセス ポイントのカバーを閉じるときに、内部のワイヤを挟まないように注意してください。
ステップ 2 アクセス ポイントのすべての側面を慎重にカバーの面に合わせ、各ボルトを手でゆっくりと締めます。
ステップ 3 すべてのボルトを手で締めた後、13 mm のメガネ レンチまたはソケット セットを使用し、図 2-6 に示す順序で少しずつ締めていきます。各ボルトを 3 ~ 4 フィート ポンド(0.34 ~ 0.45 Nm)で締めます。
ステップ 4 同じ締め付けの順番でステップ 3 を繰り返し、各ボルトを 6 ~ 7 フィート ポンド
(0.68 ~ 0.79 Nm)で完全に締めます。
ここでは、アクセス ポイントの設置手順について説明します。アクセス ポイントを設置する担当者は、ワイヤレス アクセス ポイント、ブリッジング技術、アース手法について理解している必要があります。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
– より線ケーブルへの 1552C または 1552CU アクセス ポイントの取り付け
アクセス ポイントを水平または垂直な面に取り付ける際は、LED インジケータが下向きになる方向にアクセス ポイントを取り付けるようにします(図 2-2、図 2-3、および図 2-4 を参照)。この位置に取り付けると、アクセス ポイント直下の地上から LED を確認できます。
また、ヒンジ付きアクセス カバーが外向きに取り付けられていることを確認する必要があります。
(注) 全方向性アンテナは垂直偏向となるため、アンテナを下向きにして垂直方向に取り付ける必要があります。
オプションの柱取り付けキットには、壁面取り付け用の取り付けブラケットが付属しています。取り付けブラケットをテンプレートとして使用し、設置用の取り付け穴の位置に印を付けることができます。準備が整ったら取り付けプレートを設置し、アクセス ポイントを取り付けます。 表 2-1 に、柱取り付けキット以外に用意する必要のある資材を示します。
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垂直壁面にアクセス ポイントを取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 取り付けブラケットをテンプレートとして使用し、取り付け面の 4 つのネジ穴の位置に印を付けます。取り付けブラケットのネジ穴の位置については、図 2-7 を参照してください。オプションで、個別の取り付け穴や取り付けスロットを使用できます。
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ステップ 2 ユーザが用意した 4 つのネジとオプションのネジ アンカーを使用して、取り付けプレートを取り付け面に取り付けます。
(注) アクセス ポイントを化粧しっくい、セメント、またはドライウォールに取り付ける場合は、必要に応じて、適切なネジ アンカーおよび屋外仕様の合板の背板を使用します。
ステップ 3 何を購入したかに応じて、取り付けブラケットへの 1552E、1552EU、または 1552I の取り付けまたは取り付けブラケットへの 1552C または 1552CU の取り付けに進みます。
垂直な支柱、マスト、または街灯柱にアクセス ポイントを取り付ける場合は、オプションの Cisco 柱取り付けキットを使用する必要があります。このキットは、直径が 2 ~ 16 インチの金属製、木製、またはファイバグラス製の柱への取り付けをサポートしています。
支柱、マスト、または街灯柱にアクセス ポイントを取り付ける場合は、オプションの Cisco 柱取り付けキットを使用する必要があります。このキットは、直径が 2 ~ 16 インチの金属製、木製、またはファイバグラス製の柱への取り付けをサポートしています。
柱取り付けキットには、支柱への取り付け前に組み立てが必要な部品がいくつかあります。まず、アクセス ポイントを取り付ける支柱の直径に合わせて、支柱クランプ ブラケットの 2 つのストラップ ブラケットを組み立てます。図 2-8 に、支柱の直径インジケータと支柱クランプ ブラケットのボルト穴を示します。
支柱クランプ ブラケットを組み立てるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用する柱の直径に応じて、支柱クランプ ブラケットにストラップ ブラケットの位置を合わせ、各ストラップ ブラケットを 2 本の M8 x16 のボルトで(ロック ワッシャを併用して)固定します(図 2-9 を参照)。ボルトを 13 ~ 15 フィート ポンド(17.6 ~ 20.3 Nm)で締めます。
図 2-9 組み立てられた支柱クランプ ブラケットとストラップ ブラケット
ステップ 2 M8 ナットを支柱クランプ ブラケットの支持ボルトにねじ込み、ボルトが脱落しないようナットを十分に締め付けます。
ステップ 3 “支柱へのブラケット アセンブリの取り付け” sectionに移動します。
アクセス ポイントは、電源を利用できる場所であれば、有線 LAN 接続なしでも設置できます。アクセス ポイントは、Adaptive Wireless Path Protocol(AWPP)に基づいたインテリジェントな無線ルーティングを使用します。AWPP を使用すると、リモート アクセス ポイントは、別のアクセス ポイントを使用している有線 LAN ネットワークへのルートを動的に最適化できます。
1552 アクセス ポイントは、メッシュ バックホールおよび接続に 5 GHz の電波を使用します。2.4 GHz の電波は、ローカルの無線クライアント アクセスに使用します。
アクセス ポイントを垂直の支柱や街路灯に取り付ける場合は、2 本の金属帯を支柱に設置してアクセス ポイントをサポートします。この手順を実行するには、柱取り付けキットに付属していない工具や資材が別途必要です( 表 2-2 を参照)。
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アクセス ポイントを垂直の支柱や街路灯に取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 アクセス ポイントを取り付ける支柱上の位置を選択します。アクセス ポイントは、直径が 2 ~ 16 インチ(5.1 ~ 40.6 cm)の支柱に取り付けることができます。
(注) 街路灯電源タップ アダプタを使用する場合は、屋外照明コントロールの 3 フィート(1 m)以内にアクセス ポイントを配置してください。
ステップ 2 支柱が 3.5 インチ(8.9 cm)より太い場合は、2 本の金属製ストラップを使用して支柱クランプ ブラケット アセンブリを支柱に取り付けます(図 2-10 を参照)。ストラップ用工具(BAND IT)(AIR-BAND-INST-TL=)に同梱されている手順に従い、ストラップ ブラケットのスロットを通して、各金属製ストラップを 2 回巻きます。
図 2-10 3.5 インチ(8.9 cm)よりも太い支柱に取り付けたクランプ ブラケット アセンブリ
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ステップ 3 直径が 3.5 インチ(8.9 cm)以下の支柱の場合は、支柱クランプ ブラケットとストラップ ブラケットの間のすき間を通して巻いた 2 本の金属製ストラップを使用して、支柱クランプ ブラケット アセンブリを支柱に取り付けます(図 2-11 を参照)。これにより、極端な環境下でも最大強度で固定できます。ストラップ用工具(BAND IT)(AIR-BAND-INST-TL=)に同梱されている手順に従い、各金属ストラップを 2 回巻きます。
図 2-11 3.5 インチ(8.9 cm)以下の支柱の金属製ストラップのすき間
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ステップ 4 必要に応じて、金属製ストラップを締める前に、支柱クランプ ブラケットを支柱に設置します。
(注) 金属製ストラップを完全に締め付けると、金属製ストラップを切断または分解しない限り、支柱クランプ ブラケットを調整できなくなります。
ステップ 5 結束ストラップ用工具(BAND IT)(Cisco AIR-BAND-INST-TL=)を使用し、工具に同梱されている手順書に従って金属ストラップを締めます。金属バンドはできる限り固く締めてください。
ステップ 6 取り付けブラケットを支柱クランプ ブラケットの支持ボルトに載せます(図 2-12 を参照)。
ステップ 7 垂直な支柱の場合は、図 2-12 に示すようにマウント ブラケットを配置します。水平な街路灯柱の場合、取り付けブラケットを図 2-12 に示す位置から 90o 回転させます。
ステップ 8 4 本の M8 x16 ボルトを(平ワッシャとロック ワッシャ付きで)ボルト穴に取り付けます。
図 2-12 取り付けブラケットおよび支柱クランプ ブラケット アセンブリのネジ穴の位置
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ステップ 9 ボルトとナットを手で締めます(強く締めすぎないでください)。
ステップ 10 取り付けブラケット ユニットの上端が水平になるように調節し、ボルトとフランジ ナットを 13 ~ 15 フィート ポンド(17.6 ~ 20.3 Nm)で締めます(図 2-12 を参照)。
(注) 取り付けブラケットの角度は、傾斜の付いた水平の街路灯に対応できるように最大 45o まで調整可能です。
ステップ 11 何を購入したかに応じて、取り付けブラケットへの 1552E、1552EU、または 1552I の取り付けまたは取り付けブラケットへの 1552C または 1552CU の取り付けに進みます。
ステップ 1 アクセス ポイントの両側面にある上側の支持ボルト穴に、M8 x16 ボルトを(平ワッシャやロック ワッシャなしで)ねじ込みます(何を購入したかに応じて、図 2-13 または図 2-14 を参照)。これらのボルトは柱取り付けキットに付属しています。ボルトは完全に締めず、0.635 cm(0.25 インチ)程度のすき間を残してください。
図 2-13 1552E/1552EU アクセス ポイントの上側の支持ボルト穴の位置
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図 2-14 1552I ア クセス ポイントの上側の支持ボルト穴の位置
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ステップ 2 アクセス ポイントの 2 本のボルトを取り付けブラケットの両側面にある適切なクイック取り付けノッチに位置合わせします(1552E/1552EU モデルの場合は図 2-15 を、1552I モデルの場合は図 2-16 を参照)。
(注) 1552E/1552EU モデルの場合は、ヒンジ付きドアが外側を向いていることを確認します。1552E/1552EU アクセス ポイントは、LED を地上から確認できるよう、LED のある面が下側、ヒンジ付きカバーが外側を向くように配置します。
(注) 1552I モデルの場合は、アクセス ポイントの LED が取り付けブラケットの内側を向くように配置します。
図 2-15 取り付けブラケットに取り付けられた 1552E/1552EU アクセス ポイント
図 2-16 取り付けブラケットに取り付けられた 1552I アクセス ポイント
ステップ 3 M8 x16 ボルト(および平ワッシャとロック ワッシャ)をアクセス ポイントの各側面の 2 番めのボルト穴にねじ込みます(図 2-15 を参照)。
ステップ 4 何を購入したかに応じて、アクセス ポイントの前面が垂直(1552E/EU の場合)または水平(1552I の場合)になっていることを確認し、4 本のボルトを 13 ~ 15 フィート ポンド (17.6 ~ 20.3 Nm)で締めます。
ステップ 5 1552E/EU モデルの場合は、アンテナの取り付けに進みます。1552I モデルの場合は、アクセス ポイントのアース接続およびアクセス ポイントへの電源供給に進みます。
より線ケーブルにアクセス ポイントを取り付ける際は、オプションのより線取り付けキットを使用する必要があります。このキットには、より線ケーブルへの取り付け前に組み立てが必要な部品がいくつかあります。より線ケーブルにアクセス ポイントを取り付けるには、次の手順を実行します。
(注) より線ケーブルへのアクセス ポイント取り付けは、専門のケーブル設置業者が実施する必要があります。
(注) 特殊な環境下では、柱取り付けキットを使用して 1552C および 1552CU アクセス ポイントを設置できます。設置手順については、“支柱/壁面への 1552C または 1552CU アクセス ポイントの取り付け” sectionまたは“丸天井への設置における上向きの 1552C または 1552CU アクセス ポイントの取り付け” sectionを参照してください。
ステップ 1 両方のケーブル ブラケット上のクランプ ブラケットにケーブル クランプを組み付けます(図 2-17)。ナットは脱落しない程度に手で締めておきます。
ステップ 2 2 本の M8 x16 ボルト(ロック ワッシャ付き)を使用して、各ストラップ ブラケットを、アクセス ポイントの各側面にアンテナを下向きにして取り付けます。(図 2-18)。これらのボルトは、13 ~ 15 フィート ポンド(17.6 ~ 20.3 Nm)で手で締めます。
図 2-18 アクセス ポイントへのストラップ ブラケットの取り付け
ステップ 3 より線支持ケーブルにクランプ ブラケットを載せます(図 2-19 を参照)。各ケーブル支持ボルトで、1 つのケーブル クランプが支持ケーブルの両側面に配置されていることを確認します。2 本の M8 フランジ ナットを 13 ~ 15 インチ ポンド(17.6 ~ 20.3 Nm)で締めます。ケーブルがアクセス ポイントの底面に取り付けられていることを確認します。
図 2-19 ケーブル取り付けブラケットへのより線ケーブルの取り付け
ステップ 4 組み立てられたケーブル取り付けキットを、アクセス ポイントの上から見た様子を示します(図 2-20)。
図 2-20 より線ケーブルに取り付けられたクランプ ブラケット(アクセス ポイントの上面)
(注) より線支持ケーブルは、光ファイバ束やケーブル束から引き離しておく必要がある場合があります。必要に応じて、支持ケーブルを固定し直します。
(注) より線支持ケーブルと取り付け用金具がアクセス ポイントの接地として機能します。
ステップ 5 1552CU アクセス ポイントの場合は、アンテナの取り付けに進みます。1552C アクセス ポイントの場合は、アクセス ポイントのアース接続およびアクセス ポイントへの電源供給に進みます。
1552C または 1552CU アクセス ポイントは、柱取り付けキットを使用して壁面、支柱、または地下道の丸天井などに取り付けることができます。取り付けブラケットをテンプレートとして使用し、設置用の取り付け穴の位置に印を付けることができます。次に、準備が整ったら取り付けプレートを設置し、アース ラグを取り付け、アクセス ポイントを設置します。
垂直壁面に 1552C または 1552CU アクセス ポイントを取り付けるには、次の手順に従います。
ヒント 柱取り付けキットを使用して 1552C または 1552CU アクセス ポイントを取り付ける場合は、アクセス ポイントを取り付けブラケットに取り付ける前に、アース ラグおよびケーブルを取り付ける必要があります。
ヒント この構成で 1552C または 1552CU アクセス ポイントを取り付ける場合は、アース ブロックの穴を 1 つだけ使用できます(図 2-21 を参照)。
ステップ 6 アース ラグとケーブルをアクセス ポイントに取り付けます。“アクセス ポイントのアース接続” sectionを参照してください。
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ステップ 7 アクセス ポイントの両側面にある上側の支持ボルト穴に、M8 x16 ボルトをねじ込みます(図 2-22 を参照)。ボルトは完全に閉めるのではなく、0.25 インチ(0.635 cm)ほどのすき間を空けてください。
図 2-22 支柱取り付けブラケットでの 1552C または 1552CU アクセス ポイントの位置
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ステップ 8 アクセス ポイントの 2 本のボルトを、取り付けブラケットの各側面にある適切なクイック取り付けノッチに位置合わせします(図 2-22 を参照)。ヒンジ付きドアが外側を向いていることを確認します。
ステップ 9 M8 x16 ボルト(および平ワッシャとロック ワッシャ)をアクセス ポイントの各側面の 2 番めのボルト穴にねじ込みます。
ステップ 10 アクセス ポイントの前面が垂直になっていることを確認し、4 つのボルトを 13 ~ 15 フィート ポンド (17.6 ~ 20.3 Nm)で締めます。
ステップ 11 1552CU アクセス ポイントの場合は、アンテナの取り付けに進みます。1552C アクセス ポイントの場合はアクセス ポイントへのケーブル POC 電源の接続に進みます。
地下道の丸天井の水平面に 1552C または 1552CU アクセス ポイントを取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 取り付けブラケットをテンプレートとして使用し、取り付け面の 4 つのネジ穴の位置に印を付けます。取り付けブラケットのネジ穴の位置については、図 2-23 を参照してください。オプションで、個別の取り付け穴や取り付けスロットを使用できます。
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ステップ 2 ユーザが用意した 4 つのネジとオプションのネジ アンカーを使用して、取り付けプレートを取り付け面に取り付けます。
(注) アクセス ポイントをベースに取り付ける場合は、必要に応じて、適切なネジ アンカーおよび屋外仕様の合板の背板を使用します。
ヒント 柱取り付けキットを使用して 1552C または 1552CU アクセス ポイントを取り付ける場合は、アクセス ポイントを取り付けブラケットに取り付ける前に、アース ラグおよびケーブルを取り付ける必要があります。
ステップ 3 アース ラグとケーブルをアクセス ポイントに取り付けます。“アクセス ポイントのアース接続” sectionを参照してください。図 2-24 を参照してください。
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ステップ 4 アクセス ポイントの両側面にある上側の支持ボルト穴に、M8 x16 ボルトをねじ込みます(図 2-22 を参照)。ボルトは完全に閉めるのではなく、0.25 インチ(0.635 cm)ほどのすき間を空けてください。
図 2-25 丸天井における上向きの 1552C アクセス ポイント
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ステップ 5 アクセス ポイントの 2 本のボルトを、取り付けブラケットの各側面にあるクイック取り付けノッチに合わせます(図 2-23 を参照)。ヒンジ付きドアが外側を向いていることを確認します。
ステップ 6 M8 x16 ボルト(および平ワッシャとロック ワッシャ)をアクセス ポイントの各側面の 2 番めのボルト穴にねじ込みます。
ステップ 7 アクセス ポイントの前面が垂直になっていることを確認し、4 つのボルトを 13 ~ 15 フィート ポンド(17.6 ~ 20.3 Nm)で締めます。
ステップ 8 1552CU アクセス ポイントの場合は、アンテナの取り付けに進みます。1552C アクセス ポイントの場合はアクセス ポイントへの電源供給に進みます。
表 2-3 は、1552 アクセス ポイントによってサポートされるアンテナを示し、各モデルに対して必要な数を提供しています。
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これらのアンテナの取り付けの説明および詳細情報については、以下の適切なドキュメントを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/wireless/ps469/prod_installation_guides_list.html
アンテナを取り付けるときは、安全に関する注意事項に従います。安全性については、“安全上の注意” sectionを参照してください。
アクセス ポイントのアンテナ N タイプ コネクタは、AIR-CAP1552E-x-K9 モデルの場合は底部にあり、AIR-CAP1552EU-x-K9 および AIR-CAP1552CU-x-K9 モデルの場合は上部と底部の両方にあります。N タイプ コネクタは、各種の Cisco Aironet アンテナをサポートします。これらのアンテナの詳細については、アンテナ構成を参照してください。図 2-26 および図 2-27 は、RF カバー側から見たアンテナ ポートの位置を示しています。
図 2-26 アンテナ ポートの位置:AIR-CAP1552E-x-K9 モデル
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図 2-27 アンテナ ポートの位置:AIR-CAP1552CU-x-K9 および AIR-CAP1552EU-x-K9 モデル
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取り付け構成には、より線ケーブル取り付けと柱取り付けの 2 種類があります(“アクセス ポイントの取り付け” sectionを参照)。
オプションのアンテナ取り付けブラケット キットを使用すれば、指向性アンテナの AIR-ANT2413P2M-N と AIR-ANT5114P2M-N を、より線マウントまたは支柱マウント環境のアクセス ポイントに直接取り付けることができます。アンテナ取り付けブラケット キットには、4 つのブラケット セクションと留め具が含まれており、複数の設定に組み合わせて指向性アンテナをさまざまな位置に固定し、向きを変えることができます。オプションの取り付けブラケットを使用してアンテナを取り付ける方法については、『 Installing Directional-Antenna Mounting Kits on Cisco 1550 Series Outdoor Mesh Access Points 』を参照してください。
図 2-28 から図 2-31 に、さまざまな 1552 アクセス ポイント モデルでサポートされるアンテナ取り付けオプションを示します。
図 2-28 は、AIR-CAP1552I-x-K9 モデルと AIR-CAP1552C-x-K9 モデルにのみ組み込まれる内蔵型 Low Profile Dual-Band(2.4 GHz および 5 GHz)3 素子アレイ アンテナを示しています。
図 2-28 AIR-CAP1552C-x-K9 および AIR-CAP1552I-x-K9
AIR-CAP1552E-x-K9 モデルは、必ず 3 本の外部アンテナを取り付けて使用する必要があります(図 2-29 を参照)。
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AIR-CAP1552EU-x-K9 モデルは、次に示すいずれかの構成で使用できます。さらに、1 つの周波数帯に対応する 1 本の方向性アンテナと、その他の周波数帯に対応する 3 本の無指向性「スティック」アンテナを取り付けて使用することもできます。
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AIR-CAP1552CU-x-K9 モデルは、支柱取り付け構成では AIR-CAP1552EU-x-K9 モデルと同じように構成して使用できます(図 2-30 を参照)。また、より線ケーブル取り付け構成では、AIR-CAP1552CU-x-K9 モデルを図 2-31 に示す構成で使用できます。
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過電圧の過渡電流は、雷による静電放電、スイッチ プロセス、電線との直接接触、または地電流を介して生成される可能性があります。Cisco Aironet AIR-ACC245LA-N Lightning Arrestor は、憂慮すべき干渉電圧の振幅と持続期間を制限し、インラインの装置、システム、およびコンポーネントの過電圧抵抗を向上させます。これらの取り付け手順に従って避雷器を取り付けると、電位が調整されるため、保護されるシステム内で並列信号線への誘導障害が回避されます。
壁に配線を行うよう取り付けて、保護されるエリアの壁を通すことができるように、避雷器を隔壁マウント方式で取り付けることを推奨します。
アース接続とボンディング接続を適切に行うことは、最も重要なことです。避雷器をアース接続する場合は、次の点を考慮してください。
この避雷器は、屋外アンテナに接続されたアンテナ ケーブルと Cisco Aironet 無線デバイスの間に取り付けるように設計されています。避雷器は屋内にも屋外にも設置できます。また、外部 N コネクタを持つ無線デバイスに直接接続できます。また、インラインでも、フィードスルー モジュールとしても取り付けられます。フィードスルーとして取り付ける場合、避雷器を収納するため、5/8 インチ(16 mm)の穴が必要です。図 1 を参照してください。
(注) この避雷器は避雷器キットの一部です。キットには、避雷器、アース ラグ、およびこの説明書が含まれています。
(注) 避雷器を取り付けるときは、地域の避雷器取り付けに適用される規制またはベスト プラクティスに従ってください。
避雷器を屋外に設置する場合は、付属のアース ラグおよび頑丈なワイヤ(#6 硬銅線)を使用して、適切なアース接続が可能なアース棒などに接続します。接続をできるだけ短くする必要があります。
避雷器を屋内に設置する場合は、構造用鋼材や電気パネルのアース端子など、アース接続に適した場所の近くにワイヤレス LAN デバイスを配置します。避雷器を頑丈なワイヤ(#6 銅線)使用して接地し、構造用鋼材や電気パネル上の適切な接地点にアース線を接続します。接続をできるだけ短くする必要があります。
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同軸ケーブルでは、周波数が高くなると効率が失われるため、信号損失につながります。信号損失の量はケーブル長によっても決まるため(ケーブルが長いほど、損失が増える)、ケーブルはできるだけ短くする必要があります。
警告 送電線またはその他の電灯/電力回線に近い場所や、これらの回線に接触する可能性のある場所に、アンテナを設置しないでください。アンテナを設置するときには、死傷事故のおそれがあるので、これらの回線に絶対に接触しないよう十分に注意する必要があります。アンテナの適切な設置およびアース接続の手順については、国および地域の規定を参照してください(たとえば、NFPA 70、National Electrical Code, Article 810(米国)。Canadian Electrical Code, Section 54(カナダ))。ステートメント 280
安全を確保するため、ここに記載する安全に関する注意事項を読み、その指示に従ってください。
1. アンテナを取り付ける前に、取り付けようとしているアンテナのサイズと種類に適した取り付け方法について、シスコ代理店に問い合わせてください。
2. 安全性とパフォーマンスを念頭に置いて、取り付け場所を決定します。電力線と電話回線は類似していることに注意してください。どのような架空線であっても、感電事故の危険性があると見なすようにします。
3. 電力会社にお問い合わせください。計画の内容を伝え、提案する設置方法の概要を見てもらうように依頼します。
4. 取り付けを開始する前に、取り付け手順を綿密に計画します。設置に関係する各担当者はそれぞれ特定のタスクを受け持ち、実行する内容とタイミングを認識している必要があります。1 人の作業員が作業の責任者となって指示を出し、トラブルの兆候がないかをモニタします。
5. アンテナの設置時には、次のガイドラインに従ってください。
– 適切な衣服を着用する。靴底とかかと部分がゴム製の靴、ゴム製の手袋、および長袖のシャツまたはジャケットを着用する。
6. 組み立て部品が落下しかけた場合は、その場所から離れ、部品をそのまま落としてください。アンテナ、マスト、ケーブル、金属製の支線は、すべてが電流を非常によく通すため、これらの部品のいずれかが電力線にわずかに触れただけでも、アンテナと設置者を経由する電気回路が形成されます。
7. アンテナ システムの一部が電力線に接触した場合は、その部分に触ったり自分で取り除こうとしたりしないでください。地域の電力会社に問い合わせて、安全に取り除いてもらいます。
アクセス ポイントは、電源に接続する前にアース接続する必要があります。
警告 本機器は、電力を供給する前に、お客様が準備した地線を使用して外部接地する必要があります。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 366
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
(注) アクセス ポイントがより線ケーブルに取り付けられている場合は、より線支持ケーブルと取り付け用金具によってアクセス ポイントのアースが提供されます。
AC 電源で動作するアクセス ポイントを屋外に設置する場合は、次の手順に従って本体を適切にアースする必要があります。
ステップ 1 6AWG の絶縁アース線を使用する場合は、アース ラグに接続できるように絶縁被覆をはがします。
ステップ 2 適切な圧着工具を使用して、絶縁被覆を取り除いた 6AWG のアース線を付属のアース ラグ(Panduit PLCD6-10A-L)に圧着します。
(注) アース ラグおよび使用するハードウェアは、地域および国の電気規格に準拠する必要があります。
ステップ 3 付属の導電剤を開け、アース線を接続するネジ穴がある金属表面に適当な量を塗布します(図 2-13 を参照)。
ステップ 4 付属の 2 本のプラス ネジ(M4 x10mm)を使用し、ロック ワッシャを併用してアース ラグをアクセス ポイントのアース ネジ穴に接続します(図 2-13 を参照)。アース ネジを22 ~ 24 インチ ポンド(2.49 ~ 2.71 Nm)で締めます。
ステップ 5 必要に応じてアース線のもう一方の絶縁被覆をはがし、接地棒(図 2-2 を参照)、接地済み金属製街灯柱の適切なアース ポイント(図 2-39 を参照)、より線ケーブルの接地済みケーブルなどの確実なアースに接続します。
光ファイバ キット(AIR-1520-FIB-REEL=)を使用すれば、アクセス ポイントで光ファイバ ネットワーク接続をサポートできます。このキットには、次の部品が含まれています。
(注) 光ファイバ バックホールは、1552E および 1552EU アクセス ポイントでのみ可能です。
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
(注) LC コネクタ付きの屋外用光ファイバ ケーブルは、ユーザが用意する必要があります。ケーブルは直径 0.20 ~ 0.35 インチ(0.52 ~ 0.89 cm)のものが必要です。
光ファイバ ケーブルをアクセス ポイントに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 すべての電源がアクセス ポイントから切り離されていることを確認します。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
(注) アクセス ポイントがバックアップ用バッテリ パックを備えている場合は、リセット ボタンを10 秒以上押してください(“バックアップ用バッテリ電源のディセーブル化” sectionを参照)。
ステップ 2 ヒンジ付きカバーを開きます(“アクセス ポイントのヒンジ付きカバーを開く” sectionの手順を参照)。
ステップ 3 図 2-33 に示すように、2 つの大きいリールの上に小さいリールを置きます。
ステップ 4 大小のリールのネジ穴を合わせ、大小を組み合わせたリールのそれぞれに取り付けネジを 4 本差し込みます。ネジを 3 ~ 4 インチ ポンド(0.34 ~ 0.45 Nm)で締めます。
ステップ 5 SFP モジュールの端からプラグを取り外し、SFP モジュールを SFP レセプタクルに挿入します(図 2-33 を参照)。
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ステップ 6 防水コネクタの丸い側を反時計回りに回して緩めますが、取り外さないでください(図 2-34 を参照)。
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ステップ 7 アダプタのネジ側をアクセス ポイントに慎重に手でねじ込みます。
ステップ 8 調整レンチ、22mm ソケット、または Sealcon S-2200-WR レンチを使用して、アダプタのネジ側を 6 ~ 7 フィート ポンド(8.1 ~9.5 Nm)で締めます。
ステップ 9 光ファイバ ケーブルの外側被覆を約 1 ~ 2 フィート(30.5 cm)の長さで取り除き、内部の芯線を露出させます。
ステップ 10 光ファイバ LC ケーブル コネクタを Liquid-Tight アダプタの丸い側から内部に慎重に差し込み(図 2-34 を参照)、アダプタに押し込みます。
ステップ 11 余分な光ファイバ ケーブルを巻き取りリールに「8」の字状に巻き付けます。
ステップ 12 光ファイバ LC ケーブルのコネクタを SFP モジュールに差し込みます。
ステップ 13 自在レンチまたはスパナ レンチを使用して、アダプタの丸い側を 2.7 ~ 3.2 フィート ポンド(3.66 ~ 4.34 Nm)で締めます。
ステップ 14 ヒンジ付きカバーを閉じます(“アクセス ポイントのヒンジ付きカバーを閉じる” sectionを参照)。
アクセス ポイントには、次のいずれかの方法で電源を供給できます。
– 1552I アクセス ポイントの場合は 110 ~ 240 VAC 電源:街路灯 AC 電源の接続
– 1552E および 1552EU アクセス ポイントの場合は 110 ~ 480 VAC 電源:街路灯 AC 電源の接続
– 120 VAC:アクセス ポイントへの AC 電源ケーブルの接続
(注) 上記のすべての場合、ユーザが用意した過電流保護デバイスにより、アクセス ポイントに電源を供給する AC 分岐回路を 20A 以下に制限する必要があります。この分岐電源の保護は、地域および国のすべての電気規定に適合する必要があります。
パワー インジェクタ(AIR-PWRINJ1500-2=)はアクセス ポイントにイーサネット ケーブルを介して 56 VDC の電力を供給します。
AP からパワー インジェクタまでのイーサネット ケーブルの長さは 3 m(10 フィート)~ 42 m(140 フィート)の範囲に収まるようにしてください。AP からスイッチまでのケーブル全長は 100 m(320 フィート)以下でなければなりません。
(注) パワー インジェクタでアクセス ポイントが動作している場合は、PoE 出力ポートはディセーブルになります。
(注) AC 入力コネクタを使用しないで 1552E または 1552EU に電力を供給する場合(たとえば、Cisco パワー インジェクタを使用する場合)は、AC 電源入力コネクタをカバーすることが重要です。正しいキャップは、Remke 社の部品番号 75-0086 です(http://www.remke.com/)。
アクセス ポイントがオプションのパワー インジェクタで動作している場合は、次の手順に従って取り付けを完了してください。
ステップ 1 PoE をアクセス ポイントに適用する前に、アクセス ポイントがアースされていることを確認します(“アクセス ポイントのアース接続” sectionを参照)。
ステップ 2 取り付けに必要なコンポーネントについては、図 2-2 で確認してください。
(注) 1550 パワー インジェクタは、屋内環境のみで使用できます。そのため、インジェクタからのケーブルは、保護された場所から屋外に取り付けたアクセス ポイントにつなぐ必要があります。
ステップ 3 CAT5e 以上のイーサネット ケーブルを有線 LAN ネットワークからパワー インジェクタに接続します。
警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023
アクセス ポイントには、1500 パワー インジェクタ(AIR-PWRINJ1500-2=)のみを使用してください。このパワー インジェクタは、アクセス ポイントの電源要件を満たすよう設計されており、クラス 2 の制限電源(LPS)として認定されています。
(注) 設置者には、このタイプのパワー インジェクタによるアクセス ポイントへの電源供給が、地方または国の安全検査と通信機器の基準を満たしていることを確認する責任があります。
ヒント ブリッジ トラフィックを転送するには、パワー インジェクタとコントローラの間にスイッチを追加します。詳細については、『Cisco Wireless Mesh Access Points, Design and Deployment Guide, Release 7.0』を参照してください。
ステップ 4 アクセス ポイントの電源を入れる前に、アクセス ポイントにアンテナが接続され、アースが取り付けられていることを確認します。
ステップ 5 シールド付き屋外用イーサネット ケーブル(CAT5e 以上)で、パワー インジェクタとアクセス ポイントの PoE 入力コネクタ間を接続します(図 2-35 を参照)。
ステップ 6 イーサネット ケーブルをアクセス ポイントの PoE 入力ポートに接続します(“アクセス ポイントへのイーサネット ケーブルの接続” sectionを参照)。
(注) 1552E または 1552EU アクセス ポイントが PoE で動作している場合は、PoE 出力ポートは非アクティブです。
ステップ 7 次の作業に進みます。
(注) パワー インジェクタでアクセス ポイントが動作している場合は、PoE 出力ポートはディセーブルになります。
シールド付きイーサネット ケーブルをアクセス ポイントに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 パワー インジェクタの電源を切り離し、アクセス ポイントのすべての電源がオフになっていることを確認します。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
(注) アクセス ポイントがバックアップ用バッテリ パックを備えている場合は、リセット ボタンを 10 秒以上押してください(“バックアップ用バッテリ電源のディセーブル化” sectionを参照)。
ステップ 2 6AWG のアース線がアクセス ポイントに接続されていることを確認します(“アクセス ポイントのアース接続” sectionを参照)。
ステップ 3 調整レンチ、22 mm ソケット、または Sealcon S-2200-WR レンチを使用して、イーサネットのコネクタ プラグをアクセス ポイントから取り外します(位置については、図 2-35を参照)。
図 2-35 イーサネット Liquid-Tight アダプタの位置(AIR-CAP1552E-x-K9 および AIR-CAP1552EU-x-K9 モデルのみ)
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(注) データ ケーブル エントリの詳細については、図 1-1を参照してください
ステップ 4 Liquid-Tight アダプタの丸い側を反時計回りに回して緩めますが、取り外さないでください(図 2-36 を参照)。
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ステップ 5 イーサネット ケーブルの終端されていない側を Liquid-Tight アダプタの丸い側に差し込み(図 2-36 を参照)、アダプタからケーブルを数インチ引き出します。
ステップ 6 イーサネット ケーブル取り付け工具を使用して、イーサネット ケーブルの終端されていない側に RJ-45 コネクタを取り付けます。
警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023
ステップ 7 アクセス ポイントのイーサネット ポート開口部に RJ-45 ケーブル コネクタを慎重に差し込み、内部のイーサネット コネクタに接続します(図 2-37 を参照)。
図 2-37 ケースのイーサネット ポート開口部への RJ-45 コネクタの差し込み
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ステップ 8 Liquid-Tight アダプタをアクセス ポイント側にスライドさせ、アダプタのネジ側をアクセス ポイントにねじ込み、手で締めます。
ステップ 9 調整レンチ、22 mm ソケット、または Sealcon S-2200-WR レンチを使用して、アダプタのネジ側を 6 ~ 7 フィート ポンド(8.1 ~ 9.5 Nm)で締めます。
ステップ 10 調整レンチを使用して、アダプタの丸い側を 2.7 ~ 3.2 フィート ポンド(3.66 ~ 4.34 Nm)で締めます。
ステップ 11 アクセス ポイントの電源を入れる前に、アンテナがアクセス ポイントに接続されていることを確認します。
ステップ 12 イーサネット ケーブルを適切に引き回し、余分なケーブルを切り落とします。
ステップ 13 ケーブルの一方の終端されていない側に RJ-45 コネクタを取り付け、パワー インジェクタに差し込みます。通常の取り付け部品については、図 2-2 を参照してください。
Cisco Aironet 1550 シリーズの屋外メッシュ アクセス ポイントは、次の AC 電源コード オプションをサポートしています。
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
(注) EU 各国では、ケーブル アセンブリの平滑断端に国固有のプラグを取り付ける必要があります。
(注) すべての取り付けにおいて、着脱式の電源コード(プラグ接続機器タイプ B)は、ユニットが販売されている国の機関によって認可されたタイプであり、地域および国のすべての電気規則を満たしている必要があります。
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AIR-CORD-R3P-40UE= 電源コードでユーザが用意した AC 電源プラグを使用する場合は、そのプラグが屋外用として認定されており、Interpower 84131251 または Hubbell HBL316P6W(IEC/EN60309)のピンスリーブ型コネクタなど、少なくとも IP67 低格を持つことを確認する必要があります。図 2-38 に、EU 各国の電源コード プラグのピン割り当てを示します。AC 電源コネクタの位置については、図 2-40 および図 2-41 を参照してください。
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ストレイン レリーフ ブッシングを使用する場合は、次の推奨事項に従う必要があります。
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
アクセス ポイントは、街灯柱に設置することができ、オプションの街路灯電源タップ アダプタを使用して、街灯の屋外照明コントロールから電源を利用できます。
街路灯電源タップ アダプタ以外の AC 電源からアクセス ポイントに電源を供給する場合は、以下の条件を満たす必要があります。
1. 装置に問題を発生させることなく、AC 電源を切り離すことができること。装置の AC 電源コネクタが取り外されても、装置の電源が失われないようにする必要があります。
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
2. すべての AC 電源プラグおよび AC レセプタクルが、水およびその他の屋外要素から保護されていること。NEC の Article 406 に記述されているように、装置に電力を供給する AC レセプタクルおよび AC 電源プラグの保護に適した UL 認定の防水筐体を使用できます。
3. アクセス ポイントを屋外または水に濡れたり湿度の多い場所に設置する場合は、アクセス ポイントに電力を供給する AC 分岐回路に、National Electrical Code(NEC)Article 210 の要求に従った漏電遮断器(GFCI)を備える必要があります。
警告 街路灯アダプタを、カテゴリ 3 のポールトップ電源に接続するときは十分注意してください。注意を怠ると、感電や落下のおそれがあります。ステートメント 363
AC 電源コードの安全性に関するその他の重要な注意事項については、AC 電源コードに付属している『Cisco Aironet 1550 シリーズの屋外メッシュ アクセス ポイント用 AC 電源コード』を参照してください。
街灯柱にアクセス ポイントを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 取り付けを開始する前に、街路灯の AC 電源がオフになっていることを確認します。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
アクセス ポイントがバックアップ用バッテリ パックを備えている場合は、リセット ボタンを 10 秒以上押してください(“バックアップ用バッテリ電源のディセーブル化” sectionを参照)。
ステップ 3 街路灯電源タップ アダプタ(AIR-PWR-ST-LT-R3P=)を使用する場合は、アクセス ポイントが屋外照明コントロールから 3 フィート(1 m)の範囲に取り付けられていることを確認してください。取り付け手順については、“支柱への取り付けブラケットの取り付け(全モデル)” sectionを参照してください。
ステップ 4 6AWG のアース線がアクセス ポイントから街路灯の支柱に接続されていること(図 2-39 を参照)を確認します(手順についてはアクセス ポイントのアース接続を参照)。
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ステップ 5 3 ピンの LC-10 ツイストロック アダプタを使用する街路灯電源タップ アダプタが、屋外照明コントロールと取り付け具の間に配置されていることを確認します(図 2-39 を参照)。LC-10 ツイストロック アダプタは、100 ~ 480 VAC、50/60 Hz で動作する LC-10 認定屋外照明コントロールで使用するように設計されています。
ステップ 6 屋外照明コントロールを取り付け具から外します。
ステップ 7 取り付け具で使用できる電圧が 100 ~ 480 VAC、50/60 Hz であることを確認します。
ステップ 8 該当する回路で取り付け具への電源をオフにします。
(注) アクセス ポイントの電源を入れる前に、アンテナがアクセス ポイントに接続されていることを確認します。
ステップ 9 図 2-40 と図 2-41 に示すように、街路灯の電源タップ アダプタをアクセス ポイントの AC 電源コネクタに接続します。コネクタを手で締めます。
図 2-40 AC 電源コネクタ:アクセス ポイント モデル AIR-CAP1552E-x-K9 の場合
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図 2-41 AC 電源コネクタ:アクセス ポイント モデル AIR-CAP1552I-x-K9 の場合
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ステップ 10 図 2-39 に示すように、街路灯の電源タップ アダプタを屋外照明コントロール取り付け具に接続します。
ステップ 11 屋外照明コントロールを街路灯電源タップ アダプタに差し込みます。
ステップ 12 アクセス ポイントの電源を入れる前に、アンテナがアクセス ポイントに接続されていることを確認します。
ステップ 13 該当する回路で屋外照明コントロール取り付け具への電源をオンにします。
街路灯電源タップ アダプタ以外の AC 電源からアクセス ポイントに電源を供給する場合は、以下の条件を満たす必要があります。
1. 装置に問題を発生させることなく、AC 電源を切り離すことができること。装置の AC 電源コネクタが取り外されても、装置の電源が失われないようにする必要があります。
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
2. すべての AC 電源プラグおよび AC レセプタクルが、水およびその他の屋外要素から保護されていること。NEC の Article 406 に記述されているように、装置に電力を供給する AC レセプタクルおよび AC 電源プラグの保護に適した UL 認定の防水筐体を使用できます。
3. アクセス ポイントを屋外または水に濡れたり湿度の多い場所に設置する場合は、アクセス ポイントに電力を供給する AC 分岐回路に、National Electrical Code(NEC)Article 210 の要求に従った漏電遮断器(GFCI)を備える必要があります。
(注) AC 電源コードの安全性に関するその他の重要な注意事項については、AC 電源コードに付属している『Cisco Aironet 1550 シリーズの屋外メッシュ アクセス ポイント用 AC 電源コード』を参照してください。
このアクセス ポイントは、シスコの以下の AC 電源ケーブルに対応しています。
AC 電源ケーブルをアクセス ポイントに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 AC 電源を入れる前に、アクセス ポイントがアースされていることを確認します(アクセス ポイントのアース接続を参照)。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
(注) アクセス ポイントがバックアップ用バッテリ パックを備えている場合は、リセット ボタンを 10 秒以上押してください(“バックアップ用バッテリ電源のディセーブル化” sectionを参照)。
ステップ 3 AC 電源ケーブルのコネクタのノッチをアクセス ポイントの AC 電源コネクタのキーに合わせ、ケーブルのコネクタをアクセス ポイントのコネクタに差し込みます(図 2-40 または図 2-41 を参照)。完全に差し込んだ後、固定されるまで時計回りにケーブル コネクタのリングを手で回します。
ステップ 4 アクセス ポイントの電源を入れる前に、アンテナがアクセス ポイントに接続されていることを確認します。
アクセス ポイントを DC 電源で動作させるときは、DC 電源が切り離されても装置に問題が発生しないことを確認する必要があります。装置の DC 電源コネクタが取り外されても、装置の電源が失われないようにする必要があります。
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
警告 装置は、必ず、IEC 60950 に基づいた安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に準拠する DC 電源に接続してください。ステートメント 1033
DC 電源ケーブルを接続する際、次の工具および資材はユーザが用意する必要があります。
DC 電源ケーブルをアクセス ポイントに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 DC 電源をアクセス ポイントに接続する前に、アクセス ポイントがアースされていることを確認します(“アクセス ポイントのアース接続” sectionを参照)。
ステップ 2 DC 電源を含めて、アクセス ポイントのすべての電源をオフにします。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
アクセス ポイントがバックアップ用バッテリ パックを備えている場合は、リセット ボタンを 10 秒以上押してください(“バックアップ用バッテリ電源のディセーブル化” sectionを参照)。
ステップ 3 調整レンチ、22 mm ソケット、または S-2200-WR レンチを使用して、DC 電源コネクタ開口部のプラグを外します(DC 電源コネクタの位置については図 2-42 を参照)。
図 2-42 DC 電源用 Liquid-Tight アダプタの位置
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ステップ 4 Liquid-Tight アダプタの丸い側を反時計回りに回して緩めますが、取り外さないでください(図 2-43 を参照)。
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(注) Liquid-Tight アダプタは、直径が 0.20 ~ 0.35 インチ(0.51 ~ 0.89 cm)のケーブルに対応しています。
ステップ 5 DC 電源ケーブルの未処理側を Liquid-Tight アダプタの丸い側に差し込み(図 2-43 を参照)、アダプタからケーブルを 6 インチ程度引き出します。
ステップ 6 DC ケーブルのジャケットを 1 インチ程度はがしてワイヤを露出させ、各ワイヤの絶縁被覆を 3/8 インチ(9.5 mm)程度取り除きます。
ステップ 7 各ワイヤを 2 ピン ターミナル ストリップ(付属品)に差し込み、0.1 インチ(0.25 cm)のマイナス ドライバを使用して各ワイヤを締めます(図 2-44 を参照)。
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ステップ 8 2 ピン ターミナル ストリップをアクセス ポイント ケースの DC 電源用開口部から挿入し、内部コネクタに慎重に差し込みます(図 2-45 を参照)。
図 2-45 ターミナル ストリップをアクセス ポイント ケースの DC 電源用開口部に挿入
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ステップ 9 Liquid-Tight アダプタをアクセス ポイント側にスライドさせ、アダプタのネジ側をアクセス ポイントにねじ込み、手で締めます。
ステップ 10 調整レンチ、22 mm ソケット、または Sealcon S-2200-WR レンチを使用して、アダプタのネジ側を 6 ~ 7 フィート ポンド(8.1 ~ 9.5 Nm)で締めます。
ステップ 11 調整レンチまたはオープンエンド レンチを使用して、アダプタの丸い側を 2.7 ~ 3.2 フィート ポンド(3.66 ~ 4.34 Nm)で締めます。
ステップ 12 アクセス ポイントの電源を入れる前に、アンテナがアクセス ポイントに接続されていることを確認します。
1552C または 1552CU アクセス ポイントのケーブル構成には、ケーブル モデムと RF スプリッタが付属していますが、ケーブル スティンガ コネクタは付属していません。ケーブル スティンガ コネクタはユーザが用意してください。
(注) 外部電磁場からの耐性に関して、システム パフォーマンスを保証するために、十分なシールド付きの同軸ケーブル(クアッド シールド)を使用する必要があります。
(注) POC アクセス ポイントは、UL/IEC/EN 60950-1 安全基準に関して、「危険な電圧 2 次」回路に分類されています。このアクセス ポイントで使用されるケーブル ディストリビューション ネットワークは、このタイプの回路分類に対するレベルの過渡減衰(500V 過渡/雷サージ)を提供する必要があります。
ケーブル POC 電源をアクセス ポイントに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ケーブル POC 電源をアクセス ポイントに接続する前に、アクセス ポイントがアースされていることを確認します(“アクセス ポイントのアース接続” sectionを参照)。
ステップ 2 すべての電源がアクセス ポイントから切り離されていることを確認します。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
アクセス ポイントがバックアップ用バッテリ パックを備えている場合は、リセット ボタンを 10 秒以上押してください(“バックアップ用バッテリ電源のディセーブル化” sectionを参照)。
ステップ 3 アクセス ポイント上部の ATTN および SHUNT コネクタを取り外します。ご使用のケーブル提供元の手順に従ってケーブル信号強度を測定し、可能な場合にはアクセス ポイントまたは RF スプリッタの外部での信号減衰を調整します(図 2-46 を参照)。
(注) ケーブル モデム MAC アドレスは、アクセス ポイント下部の LED の下にあります。
ステップ 4 アクセス ポイントの F-Connector アダプタを確認します(図 2-46 を参照)。
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ステップ 5 プラス ドライバを使用してピン固定ネジを緩めます。ただし、固定ネジは外さないでください。
ステップ 6 ケーブル スティンガ コネクタのピン先端を切り落とし(図 2-47 を参照)、0.75 + 0.1 インチ(1.91 + 0.25 cm)の長さにします。
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ステップ 7 アクセス ポイント ケースのケーブル POC コネクタ用開口部に、ケーブル スティンガ コネクタ ピンを差し込みます。
ステップ 8 POC コネクタ用開口部に F-Connector アダプタを手でねじ込んで固定します。
ステップ 9 調整レンチを使用して、F-Connector アダプタを 6 ~ 7 フィート ポンド(8.1 ~ 9.5 Nm)で締めます。
ステップ 10 プラス ドライバを使用して、RF スプリッタ上の F-Connector アダプタのピン固定ネジを 5.5 ~ 6.0 フィート ポンド(0.62 ~ 0.67 Nm)で締めます。
ステップ 11 ケーブル POC 電源をアクセス ポイントに接続する前に、アンテナがアクセス ポイントに接続されていることを確認します。
ステップ 12 ケーブル提供元の仕様に従って、POC ケーブルを F-Connector アダプタに接続します。
ステップ 14 RF スプリッタのシャントを元どおり差し込みます。
ステップ 15 ケーブル モデムの電源とケーブル LED を調べ、ケーブル モデムに電源が供給されていること、およびケーブル ネットワークにモデムが登録されていることを確認します。
電源 LED(ヒンジ側から 5 番めの LED)は、電源が供給されていると緑色で点灯します。ケーブル LED(ヒンジ側から 2 番めの LED)は、ケーブル ネットワークをスキャンしているときは緑色で点滅し、ケーブル ネットワークに登録されると緑色で点灯します。
ステップ 16 アクセス ポイント上部の ATTN および SHUNT コネクタ プラグを交換し、6 ~ 7 フィート ポンド(8.1 ~ 9.5 Nm)で締めます。
アクセス ポイントを設置する前に、アクセス ポイントの MAC アドレスをフィルタ リストに追加することによってコントローラを設定します。MAC アドレス フィルタリングはデフォルトでイネーブルになります。この設定により、コントローラはリストされているアクセス ポイントに応答可能になります。コントローラ上の MAC フィルタにエントリを追加するには、次の手順に従います。
ステップ 1 Web ブラウザを使用して、コントローラにログインします。
ステップ 2 [SECURITY] > [MAC Filtering] > [New] の順に選択します。
ステップ 3 アクセス ポイントの MAC アドレスを MAC フィルタ リストに入力します。たとえば、00:0B:91:21:3A:C7 と入力します。
(注) アクセス ポイントの MAC アドレスは、装置の底面にあります。2 つの MAC アドレスが表示されている場合は、上側の MAC アドレスを使用してください。
ステップ 4 [WLAN ID] ポップアップ メニューから、[WLAN ID] または [Any WLAN] を選択します。
ステップ 5 [Description] フィールドに、アクセス ポイントに関する説明を 32 文字以内で入力します。たとえば、Fisher_Street_00.0B.91.21.3A.C7 は、アクセス ポイントの場所と MAC アドレスを示しています。
ステップ 6 [Interface Name] ポップアップ メニューからインターフェイスを選択し、[Apply] をクリックします。
ステップ 7 その他のアクセス ポイントをリストに追加するには、ステップ 2 ~ 6 を繰り返します。
ステップ 8 コントローラからログアウトし、Web ブラウザを閉じます。
アクセス ポイントの無線の役割は、デフォルトでメッシュ アクセス ポイント(MAP)に設定されています。1 つ以上のアクセス ポイントを、ルート アクセス ポイント(RAP)として再設定する必要があります。RAP は、コントローラへのスイッチを介して有線イーサネット リンクに接続します。MAP は、コントローラに接続するために、無線バックホール インターフェイスを使用して RAP に接続します。
コントローラ GUI で RAP を設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Web ブラウザを使用して、コントローラにログインします。
ステップ 2 [Wireless] をクリックします。アクセス ポイントがコントローラに関連付けられると、アクセス ポイントの名前が AP 名の一覧に表示されます。
ステップ 4 メッシュ情報を検索し、[AP Role] フィールドのドロップダウン矢印をクリックして [Root AP] を選択します。
ステップ 6 それぞれの RAP でステップ 2 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 7 コントローラからログアウトし、Web ブラウザを閉じます。
ブリッジ グループ名(BGN)は、RAP へのアクセス ポイントのアソシエーションを制御します。BGN を使用して無線を論理的にグループ分けしておくと、同じチャネルにある異なるネットワークが相互に通信することを防止できます。この設定は、同一領域のネットワーク内に複数の RAP がある場合にも便利です。
同一領域のネットワーク内に(より大きな容量を得るために)RAP を 2 つ設定している場合は、別々のチャネルで 2 つの RAP に同じ BGN を設定することを推奨します。
BGN は最大 10 文字までの文字列です。製造時に、出荷時の設定のブリッジ グループ名(NULL VALUE)が割り当てられています。このグループ名は表示されませんが、新しいアクセス ポイント無線が新しいアクセス ポイントのネットワークに参加できます。BGN は、コントローラの CLI と GUI から再設定できます。BGN の設定後、アクセス ポイントがリブートします。
稼働中のネットワークでの BGN の設定は、慎重に行う必要があります。必ず RAP から最も遠い距離にあるノード(末端のノード)から開始し、RAP に向かって設定していきます。別の場所で BGN の設定を開始すると、そのポイント以降(RAP から遠くなる方向)に存在するアクセス ポイントは BGN が異なるため、ドロップされてしまいます。
GUI を使用してアクセス ポイントの BGN を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Web ブラウザを使用して、コントローラにログインします。
ステップ 2 [Wireless] をクリックします。アクセス ポイントがコントローラに関連付けられると、アクセス ポイントの名前が AP 名の一覧に表示されます。
ステップ 4 メッシュ情報を検索し、[Bridge Group Name] フィールドに新しい BGN を入力します。
ステップ 6 各アクセス ポイントに対して、ステップ 2 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 7 コントローラからログアウトし、Web ブラウザを閉じます。
コントローラへの有線イーサネット、光ファイバ、またはケーブル ネットワークに接続していない MAP に電源を投入すると、そのアクセス ポイントは、Cisco Adaptive Wireless Path Protocol(AWPP)を使用してコントローラへの有線ネットワークに接続されているルート アクセス ポート(RAP)への最適なパスを持つ、別のメッシュ アクセス ポイント(MAP)にバインドします。アクセス ポイントは、電源が投入されると検出要求を送信します。コントローラのアクセス ポイントが適切に設定されている場合は、コントローラからアクセス ポイントに検出応答が返されます。これが行われた場合、アクセス ポイントは接続要求をコントローラに送信し、コントローラは接続確認応答を返します。次に、アクセス ポイントは、コントローラへの Control And Provisioning of Wireless Access Points(CAPWAP)接続を確立し、コントローラで設定された共有秘密キーを取得します。
アクセス ポイントの設定、モニタリング、および操作の詳細については、『 Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide 』を参照してください。