メンテナンスモードを有効にする
メンテナンス モードは通常、アップグレードが必要な場合やクラスタの一部である Expressway ピアの動作を停止する場合に使用します。これにより、他のクラスタピアは通常どおりに動作し続けますが、メンテナンス モードのピアはアップグレードまたは処理が行われます。ピアをメンテナンス モードにすると、それ以降は制御された方法で登録を中止したりコールのそのピアでの管理を中止できます。
ピアがメンテナンス モードになっている間にアラームが発生します。「リソース使用状況(Resource usage)」ページ( )をモニタし、そのピアで現在処理されている登録とコールの数を確認します。
ピアがメンテナンスモードの場合、そのワークロードは他のクラスタノードによって処理されます。したがって、大規模なマルチテナント導入または MRA 導入の場合、他のノードの過負荷を回避するために、一度に 1 つのピアでのみメンテナンスモードを有効にすることをお勧めします。
アクティブコールおよび登録への影響
標準 Expressway セッション(MRA ではない)
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新しいコールや登録は、クラスタ内の別のピアによって処理されます。
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既存の登録は期限が切れると別のピアに登録されます(エンドポイントの設定と DNS SRV レコードのセットアップに関する詳細については、『Expressway クラスタ作成および保守導入ガイド』を参照してください)。
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既存のコールはコールが終了するまで継続します。
Unified CM MRA セッション
Expressway は、新しいコールまたはプロキシ(MRA)トラフィックの受け入れを停止します。既存のコールとチャット セッションは影響を受けません。
ユーザがセッションを正常に終了すると、システムは、特定のタイプのトラフィックを処理していない時点に到達し、そのサービスをシャットダウンします。
Expressway がメンテナンスモード中、ユーザが新しいコールを発信または新しいチャットセッションを開始しようとすると、クライアントはサービス利用不可応答を受信し、他のピアを使用するように選択できます(可能な場合)。このフェールオーバーの動作はクライアントによって異なりますが、クラスタ内に実行中のピアがある場合、クライアントの再起動により、接続の問題を解決する必要があります。
[ユニファイドコミュニケーションのステータス(Unified Communications status)] ページには、MRA サービスが影響を受けるすべての場所(メンテナンスモード)が示されます。
メンテナンスモードを有効にするプロセス
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該当するピアにログインします。
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「メンテナンス モード(Maintenance mode)」ページ( )に移動します。
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[メンテナンス モード(Maintenance mode)] を [オン(On)] に設定します。
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確認ダイアログボックスで [保存(Save)] をクリックし、[OK] をクリックします。
(注) |
ピアが再起動すると、メンテナンス モードは自動的に無効になります。 |
手動でコールまたは登録を削除する方法
自動的にクリアしないコールまたは登録を手動で削除するには
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[すべて選択(Select all)] をクリックし 、[切断(Disconnect)] をクリックします(SIP コールがすぐに切断されない場合があります)。
に移動して、 -
デバイスによる [すべて選択(Select all)]をクリックしてから [登録解除(Registration)] をクリックします。
に移動し、
Conference Factory の登録を終了できます。他のピアには独自の Conference Factory 登録があるため(有効になっている場合)、これはコールのソースにはならず、削除されても別のピアにロールオーバーされません。