ディレクトリ コネクタ の概要
ディレクトリ コネクタは、クラウドへのアイデンティティ同期のためのオンプレミスアプリケーションです。Control Hub からコネクタ ソフトウェアをダウンロードして、ローカル マシンにインストールします。
をディレクトリ コネクタ使用すると、active directory 内のユーザアカウントとデータを維持できます。そのため、active directory は、真実の単一ソースになります。オンプレミスに変更を加えると、クラウドに複製されます。
表のすべての機能、説明、および利点を参照してください。
機能 | 説明と利点 |
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容易に操作できる GUI | ダッシュ ボードには、同期のスケジュール、概要、同期のステータス、ディレクトリ コネクタ のステータスが表示されます。サインインすると、いつでもダッシュボードを表示できます。 |
クラウドと同期する前にリハーサルを実行する | クラウドで、ディレクトリへの変更を実際に行う前に、変更のリハーサルを実行します。次にレポートを実行して、その変更が予測どおりの結果となることを確認します。 |
完全同期と差分同期 | ディレクトリ全体を同期できます。または、変更の差分のみを同期して処理負荷を軽減し、同期の時間を短縮することもできます。 |
複数のドメイン (単一のフォレストまたは複数のフォレスト) の同期 |
ディレクトリ コネクタは、1つのフォレストまたは複数のフォレストの下で複数のドメインをサポートします (AD LDS は必要ありません)。複数の Active Directory ドメインを持つ企業に関しては、各ドメインに Active Directory をインストールし、組織に対してドメインをバインドします。その後、Webex に基づき、各ユーザーの同期を開始します。Control Hub は、複数の Directory Connectors のステータスの同期を表示することでステータスを反映します。これにより、特定のドメインに対して同期をオフにしたり、高可用性展開で Directory Connectors を非アクティブ化したりできます。 |
スケジュールされた同期 | 同期のスケジュールを日、時間、分単位で設定できます。 |
Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)のフィルタ | LDAP 検索条件を定義し、効率的にインポートを行います。 |
Active Directory 属性マッピング | Microsoft Active Directory の属性を Webex クラウドの対応する属性にマップします。Active Directory の設定に関連する属性をマッピングし、クラウドにマッピングするカスタム属性を定義することもできます。オンプレミスの属性は、ユーザアカウント情報、Webex Teams の enteprise 電話番号、ルームリソースの SIP アドレス、およびその他のユーザの連絡先カードデータ (役職、部署、マネージャなど) など、クラウド内のさまざまなデータを形成します。 |
オンプレミスのルームリソースと Cisco Webex Calling(旧称 Spark Call) (クラウド PSTN) ユーザおよびエンタープライズ連絡先の社内ディレクトリWebex (ライセンスなし) |
組織の一部がコールサービス Cisco Webex Calling(旧称 Spark Call)にクラウド PSTN を使用している場合、またはオンプレミスのルームデバイスがある場合、この機能を使用 Cisco Webex Calling(旧称 Spark Call)すると、ユーザは自分の (クラウド pstn) 電話またはルームリソースから企業の連絡先をディレクトリで検索できます。
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イベント ビューア | イベント ビューアを使用して、同期に問題があったかどうかを確認します。 |
診断ツールおよびトラブルシューティング | 組み込み診断ツールを使用して、Cisco Directory Connector の導入をトラブルシュートできます。同期が正しく機能しない場合は、設定またはネットワークエラーが発生している可能性があります。このツールは、サポートに連絡する前にエラーを診断できるように、Active
Directory への接続をテストします。
ディレクトリ コネクタ でのトラブルシューティングを有効にすると、テクニカル サポートに送信できるログが作成されます。 |
自動アップグレード | をインストールディレクトリ コネクタすると、新しいバージョンのソフトウェアが使用可能になるたびに通知が送信されます。新しいバージョンがリリースされたときに常に最新バージョンのソフトウェアを使用できるように、自動アップグレードを設定できます。 |
高可用性 | メイン コネクタまたはそれをホストするマシンがダウンした場合のバックアップとして、複数のコネクタを設定できます。 |
ディレクトリ コネクタ は、次の 3 つの領域に分けられます。
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Control Hub は単一インターフェイスで、ユーザーの表示、ライセンスの割り当て、Directory Connector のダウンロードなどの Webex 組織のすべての側面を管理します。また、ユーザーがユーザーの企業アイデンティティプロバイダーを介して認証したい場合や、Webex アプリ にE メール招待を送信したくない場合に、シングルサインオン(SSO)を構成します。
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管理インターフェイスは、信頼できる Windows サーバにControl Hubダウンロードしてインストールするソフトウェアです。 ディレクトリ コネクタ複数の Active Directory ドメインの場合は、同期するドメインごとにソフトウェアの1つをインストールできます。このソフトウェアを使用すると、同期を実行して Active Directory のユーザ アカウントを Webex にも作成できるほか、同期のステータスを表示および監視し、Directory Connector サービスを設定できます。
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ディレクトリ同期サービスは、Active Directory を照会して、コネクタサービスおよびディレクトリ コネクタに同期するユーザとグループを取得します。
ディレクトリ コネクタ のアーキテクチャについては、以下の図を参照してください。