この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
企業 DNS 構造のさまざまな場所に複数の DNS SRV レコードを導入します。 どのネーム サーバでどのレコードをプロビジョニングする必要があるかを把握します。 正しく導入するため、SRV レコードの例を確認します。
クライアントは、サービス ドメインでレコードのネーム サーバをクエリーします。 サービス ドメインは、クライアントによる利用可能なサービスの検出方法で説明されている方法で判定されます。
異なるサービス ドメインを使用するユーザのサブセットが組織に複数存在する場合、サービス ドメインの各 DNS ゾーンに SRV レコードを導入する必要があります。
独立ネーム設計では、内部ドメインと外部ドメインの 2 つのドメインがあります。 クライアントは、サービス ドメインで SRV レコードをクエリーします。 内部ネーム サーバがサービス ドメインのレコードを扱う必要があります。 しかし、独立ネーム設計では、サービス ドメイン用のゾーンが内部ネーム サーバにない可能性があります。
内部ネーム サーバにサービス ドメイン用のゾーンがまだない場合、作成できます。 この方式では、内部ネーム サーバにサービス ドメインへの権限を持たせます。このため、内部ネーム サーバはこれらのクエリーを別のネーム サーバに転送しません。
この方式は、ドメイン全体のフォワーディング関係を変え、内部 DNS 構造を混乱させることがあります。 サービス ドメインの内部ゾーンを作成できない場合、内部ネーム サーバにピンポイント サブドメイン ゾーンを作成できます。
ピンポイント サブドメインとゾーンを内部ネーム サーバに作成できます。 ピンポイント ゾーンは、ピンポイント サブドメインの特定のレコードを扱う、専用の場所を提供します。 その結果、内部ネーム サーバがそのサブドメインに権限を持つようになります。 内部ネーム サーバは親ドメインには権限を持つようにならないため、親ドメインのレコードのクエリーの動作は変更されません。
次の図で、この手順で作成された設定について説明します。
この設定では、次の SRV レコードが内部 DNS ネーム サーバとともに導入されます:
クライアントが SRV レコードのネーム サーバをクエリーした場合、ネーム サーバが _cisco-uds または _cuplogin を返さないときに追加クエリーを発行します。
追加クエリーは、cisco-internal.domain-name ピンポイント サブドメイン ゾーンをチェックします。
導入が必要な SRV レコードについて理解し、それぞれの SRV レコードの例をレビューします。
サービス レコード | 説明 | ||
---|---|---|---|
_collab-edge | Cisco VCS Expressway または Cisco Expressway-E サーバの場所を示します。
|
_collab-edge._tls.example.com SRV service location: priority = 3 weight = 7 port = 8443 svr hostname = vcse1.example.com _collab-edge._tls.example.com SRV service location: priority = 4 weight = 8 port = 8443 svr hostname = vcse2.example.com _collab-edge._tls.example.com SRV service location: priority = 5 weight = 0 port = 8443 svr hostname = vcse3.example.com
サービス レコード | 説明 |
---|---|
_cisco-uds | Cisco Unified Communications Manager バージョン 9 以降の場所を示します。 複数の Cisco Unified Communications Manager クラスタがある環境では、クラスタ間検索サービス(ILS)が必要です。 ILS を使用することで、クライアントはユーザのホーム クラスタの検索やサービスの検出が可能になります。 |
_cuplogin | Cisco Unified Presence の場所を示します。 |
(注) |
SRV レコードでは、完全修飾ドメイン名(FQDN)をホスト名として使用します。 |
_cisco-uds._tcp.example.com SRV service location: priority = 6 weight = 30 port = 8443 svr hostname = cucm3.example.com _cisco-uds._tcp.example.com SRV service location: priority = 2 weight = 20 port = 8443 svr hostname = cucm2.example.com _cisco-uds._tcp.example.com SRV service location: priority = 1 weight = 5 port = 8443 svr hostname = cucm1.example.com
_cuplogin._tcp.example.com SRV service location: priority = 8 weight = 50 port = 8443 svr hostname = cup3.example.com _cuplogin._tcp.example.com SRV service location: priority = 5 weight = 100 port = 8443 svr hostname = cup1.example.com _cuplogin._tcp.example.com SRV service location: priority = 7 weight = 4 port = 8443 svr hostname = cup2.example.com
目次
企業 DNS 構造のさまざまな場所に複数の DNS SRV レコードを導入します。 どのネーム サーバでどのレコードをプロビジョニングする必要があるかを把握します。 正しく導入するため、SRV レコードの例を確認します。
SRV レコードの導入
クライアントは、サービス ドメインでレコードのネーム サーバをクエリーします。 サービス ドメインは、クライアントによる利用可能なサービスの検出方法で説明されている方法で判定されます。
異なるサービス ドメインを使用するユーザのサブセットが組織に複数存在する場合、サービス ドメインの各 DNS ゾーンに SRV レコードを導入する必要があります。
独立ドメイン構造での SRV レコード導入
ピンポイント サブドメイン ゾーンの使用
手順ピンポイント サブドメインとゾーンを内部ネーム サーバに作成できます。 ピンポイント ゾーンは、ピンポイント サブドメインの特定のレコードを扱う、専用の場所を提供します。 その結果、内部ネーム サーバがそのサブドメインに権限を持つようになります。 内部ネーム サーバは親ドメインには権限を持つようにならないため、親ドメインのレコードのクエリーの動作は変更されません。
次の図で、この手順で作成された設定について説明します。
この設定では、次の SRV レコードが内部 DNS ネーム サーバとともに導入されます:
クライアントが SRV レコードのネーム サーバをクエリーした場合、ネーム サーバが _cisco-uds または _cuplogin を返さないときに追加クエリーを発行します。
追加クエリーは、cisco-internal.domain-name ピンポイント サブドメイン ゾーンをチェックします。
たとえば、Adam McKenzie のサービス ドメインは、クライアント起動時には example.com です。 クライアントは次のクエリーを発効します。
- _cisco-uds._tcp.example.com
- _cuplogin._tcp.example.com
- _collab-edge._tls.example.com
ネーム サーバが _cisco-uds または _cuplogin SRV レコードを返さない場合、クライアントは次のクエリーを発行します。
- _cisco-uds._tcp.cisco-internal.example.com
- _cuplogin._tcp.cisco-internal.example.com
SRV レコード
外部レコード
次の表に、 Cisco Unified Communications Remote and Mobile Collaboration の設定の一部として外部ネーム サーバにプロビジョニングが必要な SRV レコードの一覧を示します。次に、 _collab-edge SRV レコードの例を示します。_collab-edge._tls.example.com SRV service location: priority = 3 weight = 7 port = 8443 svr hostname = vcse1.example.com _collab-edge._tls.example.com SRV service location: priority = 4 weight = 8 port = 8443 svr hostname = vcse2.example.com _collab-edge._tls.example.com SRV service location: priority = 5 weight = 0 port = 8443 svr hostname = vcse3.example.com内部レコード
次の表に、クライアントがサービスを検出できるよう内部ネーム サーバにプロビジョニングする必要がある SRV レコードの一覧を示します。
(注)
SRV レコードでは、完全修飾ドメイン名(FQDN)をホスト名として使用します。
次に、 _cisco-uds SRV レコードの例を示します。_cisco-uds._tcp.example.com SRV service location: priority = 6 weight = 30 port = 8443 svr hostname = cucm3.example.com _cisco-uds._tcp.example.com SRV service location: priority = 2 weight = 20 port = 8443 svr hostname = cucm2.example.com _cisco-uds._tcp.example.com SRV service location: priority = 1 weight = 5 port = 8443 svr hostname = cucm1.example.com次に、 _cuplogin SRV レコードの例を示します。_cuplogin._tcp.example.com SRV service location: priority = 8 weight = 50 port = 8443 svr hostname = cup3.example.com _cuplogin._tcp.example.com SRV service location: priority = 5 weight = 100 port = 8443 svr hostname = cup1.example.com _cuplogin._tcp.example.com SRV service location: priority = 7 weight = 4 port = 8443 svr hostname = cup2.example.com