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目次
この一連の手順を実行して、Unified CM 上ですべての Cisco Jabber Voice 機能を設定し、デバイス上でクライアントを設定する方法をユーザに説明します。
次の手順を順序どおりに実行してください。
ステップ 1 | [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。 | ||
ステップ 2 | をクリックして、[電話のタイプ(Phone Type)] に [Cisco Dual Mode for iPhone] を選択して新しい電話デバイスを追加します。 を選択して、[新規追加(Add New)] | ||
ステップ 3 |
デバイスに必要な設定を入力します。 詳細については、「パラメータの説明」を参照してください。 これらの値には、Cisco Jabber Voice だけを対象とするわけではない制約および要件が適用される可能性があります。 デバイス設定ウィンドウのオプションに関する詳細情報が必要な場合は、Unified CM のオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
ステップ 4 | [保存(Save)] を選択します。 | ||
ステップ 5 | [設定の適用(Apply Config)] を選択します。 | ||
ステップ 6 | [回線 [n] - 新規 DN を追加([Line n] - Add a new DN)] を選択します。 | ||
ステップ 7 |
このデバイスのディレクトリ番号を入力します。 これは、新しい DN にできます。同じ DN のデスクフォンは必要ではありません。 |
||
ステップ 8 |
[無応答時の呼び出し時間(秒)(No Answer Ring Duration (seconds))] を 24 秒に設定して、コールをボイスメールに転送する前に Cisco Jabber Voice が呼び出し音を鳴らす時間を持てるようにします。
[無応答時の呼び出し時間(秒)(No Answer Ring Duration (seconds))]を増加する場合は、この設定に関連する警告について、Unified CM のオンライン ヘルプで参照してください。 |
||
ステップ 9 | [ビジー トリガー(Busy Trigger)] フィールドの [デバイス<デバイス名>の複数コール/コール待機設定(Multiple Call/Call Waiting Settings on Device device name)] セクションで、値が 2 以上に設定されていることを確認します。 | ||
ステップ 10 | 環境に応じて、その他の設定を設定します。 Cisco Jabber Voice には特定の値は必要ありません。 | ||
ステップ 11 | [保存(Save)] を選択します。 | ||
ステップ 12 | ユーザの [エンド ユーザ(End User)] ウィンドウに移動します。 | ||
ステップ 13 |
このユーザ用に作成した Cisco Dual Mode for iPhone デバイスを関連付けます。 使用している Unified CM のリリースによっては、ここでデバイスが [デバイス情報(Device Information)] セクションまたは [デバイスの割り当て(Device Associations)] セクションの [制御するデバイス(Controlled Devices)] ボックスに表示されます。 |
||
ステップ 14 | このユーザがデスクフォンを所有している場合は、そのデスクフォンをプライマリ ユーザ デバイスとして選択します。 | ||
ステップ 15 | 関連するデスクフォンなしで動作するスタンドアロン デバイスの場合は、システム内のすべてのデバイスで標準となっている他の情報の入力が必要になることがあります。 |
エンド ユーザによる設定の編集を許可していた場合は、既存の設定に変更を加えたら、デバイス上の電話機サービス アカウントをいったん削除して、セットアップし直します。
パラメータ |
説明 |
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---|---|---|---|---|---|
デバイス情報 | |||||
デバイス名(Device Name) | 次のようにデバイス名を指定します。
|
||||
電話ボタン テンプレート(Phone button Template) |
[Standard Dual Mode for iPhone] を選択します。 | ||||
メディア リソース グループ リスト(Media Resource Group List) |
これらの項目はユーザが保留状態の際に流す保留音を設定します。 これらの設定はこのデバイスに限った設定ではありません。
詳細については、Unified CM documentation を参照してください。 |
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ユーザ保留 MOH 音源(User Hold MOH Audio Source) |
|||||
ネットワーク保留 MOH 音源(Network Hold MOH Audio Source) |
|||||
プライマリ Phone(Primary Phone) | このユーザがデスクフォンを持つ場合は、デスクフォンを選択します。 プライマリ電話機を選択すると、このデバイスはライセンス上 Adjunct として設定されます。 |
||||
Cisco Unified Mobile Communicator の有効化(Enable Cisco Unified Mobile Communicator) |
このオプションは、Cisco Unified Communications Manager Release 6.1.5 では使用できません。 Cisco Unified Communications Manager Release 7.1.5 の場合、次のように行います。 Cisco Unified Mobility Advantage サーバと連携して実行される Cisco Jabber アプリケーションがこの iPhone にもインストールされている場合は、両方のアプリケーションの全機能が動作できるようにするために、このオプションを選択します。 それ以外の場合や、他の Cisco Unified Communications Manager リリースでは、このオプションを選択しません。 |
||||
プロトコル固有情報 | |||||
デバイスのセキュリティ プロファイル(Device Security Profile) |
[Cisco Dual Mode for iPhone - 標準 SIP 非セキュア プロファイル(Cisco Dual Mode for iPhone - Standard SIP Non-Secure Profile)] を選択します。 |
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SIP プロファイル(SIP Profile) | 「専用 SIP プロファイルの作成」で作成した SIP プロファイルを選択します。 | ||||
上記セクションの他の設定 |
導入に応じて設定します。 このマニュアルで説明されていない値は Cisco Jabber Voice に固有ではありませんが、デバイスが正しく動作するようにするために入力する必要があります。 |
||||
プロダクト固有の設定レイアウト(Product Specific Configuration Layout) このセクションの情報は初期設定時に iOS デバイスにダウンロードされ、Cisco Jabber Voice が自動設定されます。 |
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エンド ユーザによる設定の編集を許可する(Allow End User Configuration Editing) |
ユーザがどうしても個別に設定を変更できる必要がある場合を除いて、この設定には [無効(Disable)] を選択します。 このマニュアルの説明は、[エンド ユーザによる設定の編集を許可する(Allow End User Configuration Editing)] が無効にされていることを前提にしています。 この設定を無効にした場合、次のようになります。
この設定を有効にした場合、次のようになります。
[非許可(Restricted)] を選択した場合、[無効(Disabled)] と同じ制限が適用されますが、デフォルトの着信音の設定は変更できます。 |
||||
iPhone の国番号(iPhone Country Code) |
このユーザがいる国の E.164 国際ダイヤル コードです。 このパラメータは、発信者 ID 名の判定に役立ちます。 この情報が設定されるのは、Cisco Jabber Voice の初期設定時だけです。 既存のユーザでこの情報を変更する必要がある場合は、そのユーザが Cisco Jabber Voice からすべてのアカウント情報を削除し、再入力する必要があります。 |
||||
シスコの使用状況およびエラー追跡(Cisco Usage and Error Tracking) |
シスコが入手できるようにする使用状況情報のレベルを選択します。 詳細については、使用状況とエラーのトラッキングを参照してください。 |
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Shake To Lock を許可しない(Disallow Shake To Lock) |
Shake to Lock は、このリリースでは使用できず、必要もありません。 |
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サインイン機能(Sign In Feature) |
ユーザがエクステンション モビリティを使用してログインできるようにする場合は [有効(Enabled)] を選択します。 | ||||
ディレクトリ ルックアップ ルール URL(Directory Lookup Rules URL)とアプリケーション ダイヤル ルール URL(Application Dial Rules URL) |
「ダイヤル ルール セットアップ」の手順で生成したファイルを移動または名前を変更する場合は、そのファイルのパスを入力します。 次の形式を使用します。 tftp://<ip address of TFTP server>/<pathname to the XMLfile>/<XML filename>
|
||||
LDAP ユーザ認証の有効化(Enable LDAP User Authentication) |
企業の画像を統合するために LDAP を使用します。 詳細については、LDAP サーバからの社内ディレクトリの画像の統合を参照してください。 | ||||
LDAP ユーザ名(LDAP Username) | |||||
LDAP パスワード(LDAP Password) | |||||
LDAP サーバ(LDAP Server) | |||||
LDAP SSL の有効化(Enable LDAP SSL) | |||||
LDAP 検索ベース(LDAP Search Base) | |||||
LDAP フィールド マッピング(LDAP Field Mappings) | |||||
LDAP 画像の場所(LDAP Photo Location) | |||||
緊急電話番号(Emergency Numbers) |
iPhone でダイヤルした場合、デバイスのネイティブの電話アプリケーションおよびモバイル ネットワークを使用して接続する番号です。 iPod でダイヤルすると、これらの番号は VoIP コールを使用して接続します。 たとえば、911、999、112 などです。 これらの数値はあらかじめ入力されています。 必要に応じて更新してください。 |
||||
プリセット Wi-Fi ネットワーク(Preset Wi-Fi Networks) | Wi-Fi ネットワーク向け SSID です。 ユーザがこのフィールドにリストされた Wi-Fi ネットワーク上にいない場合、またはモバイル データ ネットワーク上にいる場合、Cisco Jabber Voice は AnyConnect への Connect on Demand をトリガーします。 複数の SSID はスラッシュ(/)で区切ります。 例:SalesOffice1/CorporateWiFi |
||||
デフォルトの着信音(Default Ringtone) | [大(Loud)] または [中(Normal)] を選択します。 エンドユーザによる [設定の編集を許可する(Allow End User Configuration Editing)] 設定値に [非許可(Restricted)] を選択した場合、ユーザは [デフォルトの着信音(Default Ringtone)] の設定だけを変更できます。 [無効(Disabled)] を選択した場合、ユーザはすべての設定を変更できません。 |
||||
このセクションの他の設定 |
次の設定は、このリリースでサポートされていません。 設定を空白のままにしてください。
これ以外の設定は、他の機能の設定時にあとから入力します。 |
このマニュアルに記載された情報を使用して、テスト ユーザおよびデバイスを個別に設定し、それを基礎にユーザとデバイスを設定するための一括管理テンプレートを作成してください。
一括処理の準備ができたら、ご使用の Unified CM リリースに対応する『Bulk Administration Guide』の指示に従ってください。これは、メンテナンス ガイド一覧から入手できます。
(注) |
デバイス構成ページの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションにある設定は、エクスポートされたスプレッドシートで個別の列としては扱われません。 これらすべての設定、およびそこに含まれた情報は、デバイスごとに 1 つのセルの XML コードとして出力されます。 このセルにあるユーザ固有の情報を編集する場合は、慎重に行ってください。 |
一括変更をするとき、変更がデバイスにプッシュされるように、次のメソッドを使用する 2 つのバッチ ジョブを作成し、実行することを推奨します。
設定を Cisco Jabber Voice に手動入力するのではなく、電子メール メッセージのリンクをタップすることで、Cisco Jabber Voice に設定を自動入力できるようにすると、ユーザの設定プロセスを簡略化できます。
このリンクでは、Unified CM の [電話の設定(Phone Configuration)] ページにある [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションの情報が、iPhone の Cisco Jabber Voice アプリケーションの設定に転送されます。 初回起動時に、Cisco Jabber Voice は必要なパスワードの入力をユーザに求めます。
URL に次の情報を含めることができます。
この機能により、開発者はサードパーティ製のアプリケーションから Cisco Jabber Voice を起動することができます。 URL を構築して別のアプリケーションから開くことで、アプリケーションから Cisco Jabber Voice を起動することを可能にします。
アプリケーションから Cisco Jabber Voice を相互起動するには、次の形式で URL を開くようにアプリケーションをセットアップします。
ciscotel://<phonenumber>(注) |
Web ページのフィールドに ciscotel 形式の URL を追加できます。 ユーザが URL をタップすると、Cisco Jabber Voice は URL に含まれる番号を自動的にコールします。 「Notes」などの URL を開くことができるアプリケーションに、この形式で電話番号を追加することができます。 |
(注) |
どの電話番号形式をサポートするのかは、URL を開くアプリケーションによって異なります。 |
(注) |
複数の Cisco Dual Mode for iPhone デバイスを持つユーザについては、どの電子メール メッセージがどのデバイスに関するものかを明確にするようにしてください。 |
ヒント |
これらの 2 つのアプリケーションへのリンクを社内・組織内の Web ポータルにホストして、ユーザがそれらを見つけやすくなるようにします。 |
次の表に、Cisco Jabber Voice にあるポートとプロトコルを示します。 各エントリの持続期間は「エフェメラル」です。
機能 | プロトコル | ネットワーク プロトコル | ポート | 備考 |
---|---|---|---|---|
Unified CM の登録 | TCP | TCP | 5060 | Unified CM の登録の SIP ポート |
電話機サービス |
TFTP | UDP | 69、次にエフェメラル |
該当なし |
デスクフォンの統合 |
QBE | TCP | 2748 | 該当なし |
メディア | RTP | UDP | 16384 ~ 32766 |
この範囲は、デバイス設定ファイル内で Unified CM によって指定されます。 これらはデフォルトの値であり、任意の有効なポートを指定できます。 |
UDP | 2000 ~ 2050 | 簡易ファイル転送プロトコル(TFTP)サーバに接続して、TFTP ファイルのダウンロードに使用するクライアントのローカル ポート。 | ||
ディレクトリ | LDAP | TCP | 389 | LDAP(オプションで TLS を使用) |
ディレクトリ | LDAPS | TCP | 636 | LDAPS |
ディレクトリ | LDAP | TCP | 3268 | LDAP 経由の Active Directory グローバル カタログ |
ディレクトリ | LDAPS | TCP | 3269 | LDAPS 経由の Active Directory グローバル カタログ |
Unity Connection ボイスメール |
IMAP |
TCP | 143 | 該当なし |
Unity Connection ボイスメール |
IMAP |
TCP |
7993 |
IMAP(SSL/TLS を使用) |
エクステンション モビリティ |
8080 | クライアント |
目次
クライアントの設定
この一連の手順を実行して、Unified CM 上ですべての Cisco Jabber Voice 機能を設定し、デバイス上でクライアントを設定する方法をユーザに説明します。
次の手順を順序どおりに実行してください。
- 基本テレフォニー機能を設定したテスト デバイスを追加します。 ユーザ デバイスの追加を参照してください。
- テスト デバイス上で追加機能を設定します。 これらの機能はオプションです。 「機能の設定」を参照してください。
- テスト デバイス上ですべての機能が動作することを確認したら、個別のユーザとデバイスを一括で設定します。 「一括設定」を参照してください。
- (任意)自動セットアップ リンクを用意して、ユーザ向けに Cisco Jabber Voice の設定を最適化します。 自動セットアップ リンクの準備(任意)を参照してください。
- (任意)他のアプリケーションが Cisco Jabber Voice と相互起動するように設定して、ユーザ エクスペリエンスをカスタマイズします。 他のアプリケーションからの Cisco Jabber Voice の相互起動(任意)を参照してください。
- ユーザにクライアントの設定方法を説明します。 ユーザへの指示を参照してください。
ユーザ デバイスの追加
はじめる前に手順
- すべてのデバイスに対する標準の操作手順に従って、このデバイスに割り当てる内線のボイスメールをセットアップしてテストします。 ユーザがエンタープライズ VoIP またはモバイル コールを使用してボイスメール システムに接続できるように、ボイスメール番号は必ず通常の電話番号としてセットアップします。
- Cisco Jabber Voice デバイスに割り当てるデバイス プールが、サポート対象のすべての音声コーデックをサポートしているリージョンに関連付けられていることを確認します。 サポートされるコーデックについては、http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/prod_release_notes_list.html にあるこの製品のリリース ノートを参照してください。
- 各ユーザについて、使用状況およびエラーのトラッキングを無効にするか、それとも有効にするかを決定します。 詳細については、使用状況とエラーのトラッキングを参照してください。
ステップ 1 [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。 ステップ 2 をクリックして、[電話のタイプ(Phone Type)] に [Cisco Dual Mode for iPhone] を選択して新しい電話デバイスを追加します。 を選択して、[新規追加(Add New)] ステップ 3 デバイスに必要な設定を入力します。 詳細については、「パラメータの説明」を参照してください。 これらの値には、Cisco Jabber Voice だけを対象とするわけではない制約および要件が適用される可能性があります。 デバイス設定ウィンドウのオプションに関する詳細情報が必要な場合は、Unified CM のオンライン ヘルプを参照してください。
ステップ 4 [保存(Save)] を選択します。 ステップ 5 [設定の適用(Apply Config)] を選択します。 ステップ 6 [回線 [n] - 新規 DN を追加([Line n] - Add a new DN)] を選択します。 ステップ 7 このデバイスのディレクトリ番号を入力します。 これは、新しい DN にできます。同じ DN のデスクフォンは必要ではありません。
ステップ 8 [無応答時の呼び出し時間(秒)(No Answer Ring Duration (seconds))] を 24 秒に設定して、コールをボイスメールに転送する前に Cisco Jabber Voice が呼び出し音を鳴らす時間を持てるようにします。
(注) ユーザがデバイスに PIN を設定している場合は、コールがボイスメールに転送される前にユーザが PIN を入力してコールに応答するための十分な時間を確保するために、[無応答時の呼び出し時間(秒)(No Answer Ring Duration (seconds))] の設定値を増やすことが必要な場合があります。
[無応答時の呼び出し時間(秒)(No Answer Ring Duration (seconds))]を増加する場合は、この設定に関連する警告について、Unified CM のオンライン ヘルプで参照してください。
ステップ 9 [ビジー トリガー(Busy Trigger)] フィールドの [デバイス<デバイス名>の複数コール/コール待機設定(Multiple Call/Call Waiting Settings on Device device name)] セクションで、値が 2 以上に設定されていることを確認します。 ステップ 10 環境に応じて、その他の設定を設定します。 Cisco Jabber Voice には特定の値は必要ありません。 ステップ 11 [保存(Save)] を選択します。 ステップ 12 ユーザの [エンド ユーザ(End User)] ウィンドウに移動します。 ステップ 13 このユーザ用に作成した Cisco Dual Mode for iPhone デバイスを関連付けます。 使用している Unified CM のリリースによっては、ここでデバイスが [デバイス情報(Device Information)] セクションまたは [デバイスの割り当て(Device Associations)] セクションの [制御するデバイス(Controlled Devices)] ボックスに表示されます。
ステップ 14 このユーザがデスクフォンを所有している場合は、そのデスクフォンをプライマリ ユーザ デバイスとして選択します。 ステップ 15 関連するデスクフォンなしで動作するスタンドアロン デバイスの場合は、システム内のすべてのデバイスで標準となっている他の情報の入力が必要になることがあります。
次の作業
エンド ユーザによる設定の編集を許可していた場合は、既存の設定に変更を加えたら、デバイス上の電話機サービス アカウントをいったん削除して、セットアップし直します。
表 1 パラメータの説明 パラメータ
説明
デバイス情報 デバイス名(Device Name) 次のようにデバイス名を指定します。 電話ボタン テンプレート(Phone button Template)
[Standard Dual Mode for iPhone] を選択します。 メディア リソース グループ リスト(Media Resource Group List)
これらの項目はユーザが保留状態の際に流す保留音を設定します。 これらの設定はこのデバイスに限った設定ではありません。
(注) オプションを [メディアリソースグループリスト(Media Resource Group List)] から選択して、ユーザがコールの音声をマージできるようにする必要があります。
詳細については、Unified CM documentation を参照してください。
ユーザ保留 MOH 音源(User Hold MOH Audio Source)
ネットワーク保留 MOH 音源(Network Hold MOH Audio Source)
プライマリ Phone(Primary Phone) このユーザがデスクフォンを持つ場合は、デスクフォンを選択します。 プライマリ電話機を選択すると、このデバイスはライセンス上 Adjunct として設定されます。
Cisco Unified Mobile Communicator の有効化(Enable Cisco Unified Mobile Communicator)
このオプションは、Cisco Unified Communications Manager Release 6.1.5 では使用できません。
Cisco Unified Communications Manager Release 7.1.5 の場合、次のように行います。
Cisco Unified Mobility Advantage サーバと連携して実行される Cisco Jabber アプリケーションがこの iPhone にもインストールされている場合は、両方のアプリケーションの全機能が動作できるようにするために、このオプションを選択します。
それ以外の場合や、他の Cisco Unified Communications Manager リリースでは、このオプションを選択しません。
プロトコル固有情報 デバイスのセキュリティ プロファイル(Device Security Profile)
[Cisco Dual Mode for iPhone - 標準 SIP 非セキュア プロファイル(Cisco Dual Mode for iPhone - Standard SIP Non-Secure Profile)] を選択します。
SIP プロファイル(SIP Profile) 「専用 SIP プロファイルの作成」で作成した SIP プロファイルを選択します。 上記セクションの他の設定
導入に応じて設定します。 このマニュアルで説明されていない値は Cisco Jabber Voice に固有ではありませんが、デバイスが正しく動作するようにするために入力する必要があります。
プロダクト固有の設定レイアウト(Product Specific Configuration Layout) このセクションの情報は初期設定時に iOS デバイスにダウンロードされ、Cisco Jabber Voice が自動設定されます。
エンド ユーザによる設定の編集を許可する(Allow End User Configuration Editing)
ユーザがどうしても個別に設定を変更できる必要がある場合を除いて、この設定には [無効(Disable)] を選択します。 このマニュアルの説明は、[エンド ユーザによる設定の編集を許可する(Allow End User Configuration Editing)] が無効にされていることを前提にしています。
この設定を無効にした場合、次のようになります。
- ユーザがこのウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションで行ったすべての変更内容が、Cisco Jabber Voice を起動するたびに次の例外を除いて自動的に更新されます。
- 例外:ユーザは常にパスワードを手動で入力できます。
この設定を有効にした場合、次のようになります。
- このウィンドウで加えた変更が自動的にクライアントに渡されることはありません。
- このウィンドウの設定を変更した場合、ユーザは自分のアカウント設定を Cisco Jabber Voice から削除してから、Cisco Jabber Voice を最初から設定し直し、変更を有効にする必要があります。
- 例外:次の設定は、起動するたびに Cisco Jabber Voice で更新されます。
[非許可(Restricted)] を選択した場合、[無効(Disabled)] と同じ制限が適用されますが、デフォルトの着信音の設定は変更できます。
iPhone の国番号(iPhone Country Code)
このユーザがいる国の E.164 国際ダイヤル コードです。
このパラメータは、発信者 ID 名の判定に役立ちます。
この情報が設定されるのは、Cisco Jabber Voice の初期設定時だけです。 既存のユーザでこの情報を変更する必要がある場合は、そのユーザが Cisco Jabber Voice からすべてのアカウント情報を削除し、再入力する必要があります。
シスコの使用状況およびエラー追跡(Cisco Usage and Error Tracking)
シスコが入手できるようにする使用状況情報のレベルを選択します。
詳細については、使用状況とエラーのトラッキングを参照してください。
Shake To Lock を許可しない(Disallow Shake To Lock)
Shake to Lock は、このリリースでは使用できず、必要もありません。
サインイン機能(Sign In Feature)
ユーザがエクステンション モビリティを使用してログインできるようにする場合は [有効(Enabled)] を選択します。 ディレクトリ ルックアップ ルール URL(Directory Lookup Rules URL)とアプリケーション ダイヤル ルール URL(Application Dial Rules URL)
「ダイヤル ルール セットアップ」の手順で生成したファイルを移動または名前を変更する場合は、そのファイルのパスを入力します。
次の形式を使用します。
tftp://<ip address of TFTP server>/<pathname to the XMLfile>/<XML filename>
(注) このフィールドの情報を入力または変更した場合は、[設定の適用(Apply Config)] を選択して、Unified CM の設定を完了してから、クライアント アプリケーションを終了し、再起動します。 それ以外の場合は、この設定を空白のままにします。
(注) Unified CM リリース 8.6 以降では、ダイヤル ルールはクライアントではなく Unified CM によって適用されます。
LDAP ユーザ認証の有効化(Enable LDAP User Authentication)
企業の画像を統合するために LDAP を使用します。 詳細については、LDAP サーバからの社内ディレクトリの画像の統合を参照してください。 LDAP ユーザ名(LDAP Username) LDAP パスワード(LDAP Password) LDAP サーバ(LDAP Server) LDAP SSL の有効化(Enable LDAP SSL) LDAP 検索ベース(LDAP Search Base) LDAP フィールド マッピング(LDAP Field Mappings) LDAP 画像の場所(LDAP Photo Location) 緊急電話番号(Emergency Numbers)
iPhone でダイヤルした場合、デバイスのネイティブの電話アプリケーションおよびモバイル ネットワークを使用して接続する番号です。 iPod でダイヤルすると、これらの番号は VoIP コールを使用して接続します。 たとえば、911、999、112 などです。 これらの数値はあらかじめ入力されています。 必要に応じて更新してください。
プリセット Wi-Fi ネットワーク(Preset Wi-Fi Networks) Wi-Fi ネットワーク向け SSID です。
ユーザがこのフィールドにリストされた Wi-Fi ネットワーク上にいない場合、またはモバイル データ ネットワーク上にいる場合、Cisco Jabber Voice は AnyConnect への Connect on Demand をトリガーします。
複数の SSID はスラッシュ(/)で区切ります。
例:SalesOffice1/CorporateWiFi
デフォルトの着信音(Default Ringtone) [大(Loud)] または [中(Normal)] を選択します。 エンドユーザによる [設定の編集を許可する(Allow End User Configuration Editing)] 設定値に [非許可(Restricted)] を選択した場合、ユーザは [デフォルトの着信音(Default Ringtone)] の設定だけを変更できます。 [無効(Disabled)] を選択した場合、ユーザはすべての設定を変更できません。
このセクションの他の設定
次の設定は、このリリースでサポートされていません。 設定を空白のままにしてください。
- 標準モード コーデック(Normal Mode Codecs)
- 低帯域幅コーデック(Low Bandwidth Codecs)
- MeetingPlace 番号(MeetingPlace Numbers)
- WebEx 番号(WebEx Numbers)
- 連絡先(Contacts)
- XML オプション(XML Options)
- セキュリティ認証(Security Authentication)
- セキュリティ暗号化(Security Encryption)
- ダイジェスト認証サポート(Digest authentication support)
- 信頼されるデバイス(Trusted Device)
これ以外の設定は、他の機能の設定時にあとから入力します。
一括設定
このマニュアルに記載された情報を使用して、テスト ユーザおよびデバイスを個別に設定し、それを基礎にユーザとデバイスを設定するための一括管理テンプレートを作成してください。
一括処理の準備ができたら、ご使用の Unified CM リリースに対応する『Bulk Administration Guide』の指示に従ってください。これは、メンテナンス ガイド一覧から入手できます。
(注)
デバイス構成ページの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションにある設定は、エクスポートされたスプレッドシートで個別の列としては扱われません。 これらすべての設定、およびそこに含まれた情報は、デバイスごとに 1 つのセルの XML コードとして出力されます。 このセルにあるユーザ固有の情報を編集する場合は、慎重に行ってください。
重要:一括変更をするとき、変更がデバイスにプッシュされるように、次のメソッドを使用する 2 つのバッチ ジョブを作成し、実行することを推奨します。
- ユーザをログアウトさせ、変更を適用する最初のバッチ ジョブを次のように作成します。
- [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。
- の順に選択します。
- 更新するデバイスを検索し、[次へ(Next)] を選択します。
- デバイスで変更する値を更新します。 注意:自動的に一括変更をクライアントのアプリケーションに伝搬させるには、Cisco Dual Mode for iPhone デバイスの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションに移動し、[エンド ユーザの設定変更を許可(Allow End User Configuration Editing)] パラメータを [無効(Disabled)] または [非許可(Restricted)] に設定します。 [エンド ユーザの設定変更を許可(Allow End User Configuration Editing)] パラメータを [有効(Enabled)] に設定した場合、変更を有効にするには、クライアントを再度プロビジョニングする必要があります。
- [ログアウト/リセット/リスタート(Logout/Reset/Restart)] セクションで、[更新前にユーザをログアウト(Logout Users Before Update)] チェックボックスをオンにして、[設定の適用(Apply Config)] オプション ボタンを選択します。
- [ジョブ情報(Job Information)] セクションで、バッチ ジョブをすぐに実行するか、後で実行するかを選択します。 最初のバッチ ジョブは、2 番目のバッチ ジョブを実行する前に実行を終了している必要があります。 後で実行するようにバッチ ジョブをスケジュールする場合は、2 番目のジョブを実行する前に Unified CM が最初のジョブを完了させることができるように、十分な時間を取ってください。 ジョブのスケジューリングの詳細については、「Scheduling Jobs」を参照してください。
- すべての Cisco Dual Mode for iPhone デバイスをリセットする 2 番目のバッチ ジョブを次のように作成します。
自動セットアップ リンクの準備(任意)
手順設定を Cisco Jabber Voice に手動入力するのではなく、電子メール メッセージのリンクをタップすることで、Cisco Jabber Voice に設定を自動入力できるようにすると、ユーザの設定プロセスを簡略化できます。
このリンクでは、Unified CM の [電話の設定(Phone Configuration)] ページにある [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションの情報が、iPhone の Cisco Jabber Voice アプリケーションの設定に転送されます。 初回起動時に、Cisco Jabber Voice は必要なパスワードの入力をユーザに求めます。
URL に次の情報を含めることができます。
他のアプリケーションからの Cisco Jabber Voice の相互起動(任意)
ユーザへの指示
Unified CM でデバイスのセットアップが完了したら、ユーザに次の情報を提供してください。
- 社内 Wi-Fi ネットワークに電話を接続するための操作手順。 この手順は、Cisco Jabber Voice とは関係ありません。
- Cisco Jabber Voice のセットアップの手順を含むユーザ マニュアル。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/products_user_guide_list.html から入手可能です。
- Cisco Jabber Voice の追加設定手順 自動セットアップ 手動セットアップ
- (必要に応じて)社内ディレクトリにアクセスするために必要なクレデンシャル。
- (必要に応じて)CCM ユーザのパスワード。 このパスワードは、デスクフォンの統合を有効にする場合に必要です。
(必要に応じて) Cisco Jabber Voice と Cisco Mobile 7.1 を組み合わせて使用する場合の情報。 Cisco Unified Mobility Advantage(Cisco Mobile 7.1)と連携して実行される Cisco Unified Mobile Communicator アプリケーションも導入する場合は、次の点に注意します。
- Unified CM Release 8.0 の場合:通話をダイヤルする際は、Cisco Unified Mobile Communicator の代わりに Cisco Jabber Voice を使用する必要があります。
- Unified CM Release 7.1.5 の場合:通話のダイヤルに、どちらのアプリケーションを使用してもかまいません。
- すべての Unified CM リリースの場合:シスコでは、Cisco Jabber Voice からではなく Cisco Unified Mobile Communicator からボイスメールにアクセスすることを推奨しています。これは、Cisco Unified Mobile Communicator の方が、ボイスメールの機能が豊富なためです(新しいボイス メッセージの通知など)。
- (必要に応じて)ユーザが VPN を使用して社内ネットワークにリモート側からアクセスするために必要な情報。 Cisco AnyConnect Secure Mobility Client などの VPN クライアントをユーザがダウンロード、インストール、およびセットアップするのに役立つ手順を提供します。 iPhone で Cisco AnyConnect Secure Mobility Client をインストールおよび使用する方法については、ユーザ ガイド リストにある最新の『iPhone User Guide for Cisco AnyConnect Secure Mobility Client』から取得できます。 ユーザは Cisco AnyConnect Secure Mobility Client アプリケーションを次のいずれかの方法で入手できます。
- 手動での方法:ユーザに、Apple App Store から無料の Cisco AnyConnect Secure Mobility Client および Cisco Jabber Voice アプリケーションを手動でダウンロードするように依頼します。
ヒント
これらの 2 つのアプリケーションへのリンクを社内・組織内の Web ポータルにホストして、ユーザがそれらを見つけやすくなるようにします。
- 自動化された方法:Mobile Device Manager(MDM)ソフトウェアを使用してアプリケーションをデバイスにプッシュし、デバイスが登録後に 2 つのアプリケーションを自動的に受信するようにします。 MDM の使用方法についての詳細は、関連するサードパーティの資料を参照してください。
- Cisco Jabber Voice の緊急電話番号の使用に関する情報。 Unified CM の [緊急電話番号(Emergency Numbers)] フィールドに定義されている緊急電話番号にユーザがダイヤルする場合、Cisco Jabber Voice はネイティブの iPhone ダイヤラを使用します。 詳細については、ユーザ デバイスの追加を参照してください。
ポートとプロトコルのリスト
次の表に、Cisco Jabber Voice にあるポートとプロトコルを示します。 各エントリの持続期間は「エフェメラル」です。
表 2 Cisco Jabber Voice のポートとプロトコル 機能 プロトコル ネットワーク プロトコル ポート 備考 Unified CM の登録 TCP TCP 5060 Unified CM の登録の SIP ポート 電話機サービス
TFTP UDP 69、次にエフェメラル
該当なし デスクフォンの統合
QBE TCP 2748 該当なし メディア RTP UDP 16384 ~ 32766
この範囲は、デバイス設定ファイル内で Unified CM によって指定されます。 これらはデフォルトの値であり、任意の有効なポートを指定できます。
UDP 2000 ~ 2050 簡易ファイル転送プロトコル(TFTP)サーバに接続して、TFTP ファイルのダウンロードに使用するクライアントのローカル ポート。 ディレクトリ LDAP TCP 389 LDAP(オプションで TLS を使用) ディレクトリ LDAPS TCP 636 LDAPS ディレクトリ LDAP TCP 3268 LDAP 経由の Active Directory グローバル カタログ ディレクトリ LDAPS TCP 3269 LDAPS 経由の Active Directory グローバル カタログ Unity Connection ボイスメール
IMAP
TCP 143 該当なし Unity Connection ボイスメール
IMAP
TCP
7993
IMAP(SSL/TLS を使用)
エクステンション モビリティ
8080 クライアント