Cisco IP Phone の概要
Cisco IP Phone 7940/7960 は多機能型の電話機で、IP ネットワークに接続して音声通信を行うことができます。この IP フォンの機能は従来のアナログ電話機と同じように動作し、発信や着信も同じように操作できます。また、7940/7960 型の IP フォンでは、次の機能もサポートしています。ネットワーク コール転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、着信転送、電話会議の開催、およびボイスメールへのアクセスなどです。
Cisco IP Phone 7940/7960
Cisco IP Phone 7940/7960には SIP ロゴが IP フォンの右上に表示されているので、SIP をサポートしない他の機種と見分けることができます。 表 1-1 では、Cisco IP Phone 7960 の機能を示します。
表 1-1 Cisco IP Phone 7960 の機能
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1. 受話器 |
受話器を取り上げ、ダイヤル パッドから番号を押すと、電話の発信、ボイスメール メッセージの表示、およびコールへの応答などができます。 |
2. LCD 画面 |
IP フォンの「デスクトップ」に相当するこの画面には、時刻、日付、自分の電話番号、発信者 ID、回線または通話の状況、およびソフトキー タブなどが表示されます。 |
3. 回線(Line)ボタンまたは短縮ダイヤル(Speed dial)ボタン |
新しい回線の開始、LCD 画面上の番号の短縮ダイヤルまたは、通話の終了に使用します。
(注) 接続できる回線数は、Cisco SIP IP Phone 7940 モデルでは 2 回線、7960 モデルでは 6 回線です。
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4.角度調節用フットスタンド |
IP フォン本体の角度を調節します。 |
5.ソフトキー |
ソフトキーの示す機能は、IP フォンの使用状況に応じて異なります。たとえば、通話中であるか、または待機中であるかによって異なります。その時点で選択可能なソフトキーの機能は、IP フォンの LCD 画面上に表示されます。 |
6. i ボタン |
特定のボタンまたは機能について、オンラインでヘルプを表示します。 |
7. 表示モード ボタン |
ボイスメール システムへのアクセス(利用可能な場合)、通話履歴およびディレクトリの表示(利用可能な場合)、LCD 画面のコントラストや呼び出し音の設定、およびネットワーク構成やステータスを表示するときに使用します。 |
8. 音量(Volume)ボタン |
使用中の受話器(ヘッドセット、またはスピーカフォン)の音量 を調節します。また、呼び出し音の音量(受話器を置いている場合)や LCD 画面のコントラストを調節するときにも使用します。 |
9. 機能切り替えボタン |
ヘッドセット、ミュート、スピーカフォンのオン/オフを切り替えます。 |
10. スクロール(Scroll)キー |
上下に移動して、LCD 画面に表示されているソフトキーに固有のオプションを選択します。 |
11. ダイヤル パッド |
電話番号をダイヤルするときは、ダイヤル パッドのボタンを使用します。既存の電話機のボタンを押すように、ダイヤル パッドのボタンを押してダイヤルします。 |
図 1-1 Cisco IP Phone 7960 の機能