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Cisco IP Communicator のデバイスを Cisco Unified CallManager に追加すると、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションを使用して、電話機能の設定、英語以外のロケールのインストール、電話テンプレートの変更、ユーザの割り当て、および Cisco IP Communicator のサービスの設定を行うことができます。Cisco IP Communicator の製品に固有の設定を行うこともできます。
Cisco IP Communicator Administration Tool を実行した後、Directory Wizard を使用してクイック検索機能とダイヤリング規則機能を設定すると、Cisco Unified CallManager サーバ上のディレクトリと連動させることができます。
ヒント 通常は、Cisco Unified CallManager Administration でオプションを設定してから Cisco IP Communicator を展開することをお勧めします。ユーザにとっては、初回の起動時から一貫して、機能が正しく設定された状態が確保できるからです。
• 「Cisco IP Communicator で利用できる電話機能」
Cisco IP Communicator のデバイスを Cisco Unified CallManager に追加すると、それらのデバイスに機能を追加できます。 表5-1 に、サポート対象の電話機能のリストを示します。これらの機能の多くは、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションを使用して設定できます。設定の参照先の列に、設定手順と関連情報が記載された Cisco Unified CallManager のドキュメントを示します。
(注) • Cisco IP Communicator が Cisco Unified CallManager Administration の Phone Type ドロップダウン リストに表示されない場合は、次の URL にアクセスして、ご使用の Cisco Unified CallManager のバージョンに対応した最新のサポート パッチをインストールします。
http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml
• Cisco Unified CallManager に関するドキュメントは、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションの Help メニュー、または次の Web サイトでご利用いただけます。
http:www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/index.htm
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ユーザは、最大 99 個の短縮ダイヤル エントリを設定できます。 |
固定短縮ダイヤルおよび短縮ダイヤルについては、 |
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共有回線上で、ユーザが進行中のコールに参加できます。電話機では、割り込みが次の 2 つの会議モードでサポートされます。 • |
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コールを保留にして、Cisco Unified |
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着側の回線が使用可能になったときに、ユーザが Cisco IP Phone でコール バックの通知を受けることができるようにします。 |
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マネージャとアシスタントの連携がより効率的になるように、コール ルーティング サービス、マネージャ用の電話拡張機能、および主にアシスタントが使用するデスクトップ インターフェイスが用意されています。 |
システム要件、インストールと設定の手順、および使用方法については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』および『 Cisco Unified CallManager アドミニスト |
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コールの転送時に電話機に表示される情報を指定できます。この情報には、発信者の名前、電話番号、転送先の番号、および最初にダイヤルされた番号が含まれます。 |
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確立されている 2 つのコール(保留中または接続状態にある)を 1 つのコールにし、機能の開始者をコールから切断します。この機能によって、打診コールが開始されることも、アクティブなコールが保留になることもありません。 |
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『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 ユーザは、Cisco Unified CallManager ユーザ オプション Web ページから [ 電話の呼び出し音設定を変更]をクリックして、呼出音の設定値を調節できます。 |
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保留音を使用する場合を除いて、設定する必要はありません。詳細については、この表の「Music-on-hold(保留音)」を参照してください。 |
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コールをボイス メッセージ システムにすぐに転送します。コールが転送されると、回線で新しいコールの発信や受信が可能になります。 |
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[参加] ソフトキーを使用することによって、ユーザが Ad-Hoc 会議を開始できるようにします。 参加機能では、打診コールが開始されることも、アクティブなコールが保留になることもありません。3 つ以上のコールを参加させることができます。つまり、1 つのコールの通話相手は 4 人以上になります。 |
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ネットワークにおける着信コールの発信元の特定と登録を Cisco Unified |
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正しく検証されたユーザが、プライオリティ コールをかけられるようにします。この機能を使用すると、ユーザはプライオリティの低いコールを必要に応じて取って代わることができます。また、優先コールを転送するために、Call-Forward Alternate Party(CFAP)機能を使用することもできます。 |
設定手順については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
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同じ回線を共有している電話機のユーザの間で、コール ステータスの表示やコールの割り込みを有効にするかどうかを指定します。 |
システム要件、設定手順、および使用方法については、『 Cisco Unified CallManager 機能およびサービス ガイド 』を参照してください。 |
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電話機の [品質] ソフトキーを使用して、ユーザが問題のあるコールに関する情報を送信できるようにします。QRT は、QRT とユーザとの相互対話の必要量に応じて、2 つのユーザ モードのどちらかに設定できます。 |
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Cisco Unified CallManager Administration で、システム管理者が Cisco IP Phone Services Configuration メニューを使用して、ユーザが登録できる電話サービスのリストを定義および管理できるようにします。 |
詳細については、 |
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設定手順については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
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![]() (注) Cisco IP Communicator 2.0(1)、 |
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• 「Cisco IP Communicator でのディレクトリ検索」
• 「Cisco Unified CallManager をディレクトリ サーバに統合」
表5-2 に、Cisco IP Communicator でサポートされているディレクトリ検索機能の概要を示します。
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Cisco IP Communicator インターフェイスの ディレクトリ ボタンをクリックするか、ショートカット キー(Ctrl+D)を入力した後、電話スクリーン メニューからディレクトリを選択します。 |
必要に応じて、Cisco Unified CallManager をディレクトリ サーバに統合します。それ以上の設定は必要ありません。 |
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Cisco IP Communicator インターフェイス上で右クリックして [クイック検索] を選択するか、ショートカット キー(Alt+K)を入力します。 |
Cisco IP Communicator Directory Wizard を使用して、クイック検索機能(ダイヤリング規則機能も同様)を設定します。 ユーザは、ユーザ オプション Web ページから個人アドレス帳サービスに登録することによって、個人ディレクトリを作成できます。 「クイック検索の設定」および |
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Cisco IP Communicator インターフェイスの サービス ボタンをクリックするか、ショートカット キー(Ctrl+R)1を入力した後、電話スクリーン メニューから個人アドレス帳サービスを選択します。 |
ユーザは、ユーザ オプション Web ページから個人アドレス帳サービスに登録することによって、個人ディレクトリを作成できます。 「個人ディレクトリの設定」を参照してください。 |
Cisco IP Communicator インターフェイス上のディレクトリ ボタンを使用して社内ディレクトリを検索できるようにするには、Cisco Unified CallManager をディレクトリ サーバに統合します(必要に応じて行ってください)。ネットワーク内の他の電話機をサポートするために、すでにこの作業が完了済みの場合もあります。
詳細については、『 Installing and Configuring the Cisco Customer Directory
Configuration Plugin 』を参照してください。このドキュメントでは、Cisco Unified CallManager を Microsoft Active Directory および Netscape Directory Server に統合する手順について説明しています。
Cisco IP Communicator に固有の機能であるクイック検索を設定するには、
Directory Wizard を使用します(Directory Wizard をインストールするには、Cisco IP Communicator Administration Tool を実行します。詳細については、「Cisco IP Communicator Administration Tool の実行」を参照してください)。
• 「Directory Wizard を使用してクイック検索を設定する方法」
ヒント ユーザはクイック検索機能にアクセスする前に、Cisco IP Communicator を再起動する必要があります。
クイック検索を設定して、Cisco Unified CallManager サーバ上の個人ディレクトリまたは社内ディレクトリにアクセスする場合は、Directory Wizard を使用します。Directory Wizard は、XML 設定ファイル(LdapDirectories.xml)を作成します。この設定ファイルは、Cisco IP Communicator にどの LDAP ディレクトリを検索するか通知します。
Cisco IP Communicator は起動時にこのファイルをダウンロードし、指定された LDAP ディレクトリのリストを保存します。ユーザがクイック検索機能を起動すると、Cisco IP Communicator は指定された LDAP ディレクトリを検索します。1 つまたは複数の一致するエントリが見つかると、その時点のディレクトリで検索を停止します(このため、2 つのディレクトリを指定しても、検索文字列が最初のディレクトリで一致した場合、2 番目のディレクトリは一致するエントリの有無にかかわらず検索されません)。
クイック検索の設定は、Cisco IP Communicator Directory Wizard を使用して、Cisco Unified CallManager クラスタ内のすべてのデバイスに適用できます。または、カスタム クイック検索 XML ファイルを手動で作成して、特定のデバイスに適用します。
ヒント Cisco Unified CallManager Administration の User Configuration ページの「Telephone Number」フィールドにユーザの電話番号が表示されることを確認します。クイック検索機能では、この電話番号が検索結果に表示されます。
(注) この手順は、Cisco Unified CallManager サーバ上にある個人ディレクトリまたは社内ディレクトリにアクセスするためにクイック検索を設定する場合にだけ使用します。それ以外の場合は、「クイック検索を手動で設定する方法」の手順を実行します。
Cisco Unified CallManager クラスタにあるすべての Cisco IP Communicator デバイスに対してクイック検索を設定するには、次の手順を実行します。
まず、Cisco IP Communicator Administration Tool を実行して、Directory Wizard をインストールする必要があります。このツールは Cisco Unified CallManager パブリッシャ上で実行することを推奨します(詳細については、「Cisco IP Communicator Administration Tool の実行」を参照してください)。
ステップ 1 プログラム グループまたは Cisco IP Communicator Administration Tool から Cisco IP Communicator Directory Wizard(directorywizard.exe)を起動します。
ステップ 2 要求されたとおりに情報を入力します(詳細については、次に示すヒントを参照してください)。
Directory Wizard は、入力された情報に基づいてディレクトリ設定ファイルまたはダイヤリング規則設定ファイル(あるいはその両方)を作成し、Cisco Unified CallManager がアクセスできるように、これらのファイルをサーバ上の適切な場所に保存します。
• Directory Wizard は、ユーザ認証についての決定をうながします。ユーザ認証について決定するには、「クイック検索のユーザ認証情報の指定」を参照してください。
• Directory Wizard を使用すれば、ダイヤリング規則機能をクイック検索と同時に設定することも、別の機会に設定することもできます。「クイック検索ダイヤリングへのダイヤリング規則の適用」を参照してください。
• Directory Wizard の自動検出機能は、Directory Wizard を Cisco Unified
CallManager パブリッシャ上にインストールし、実行した場合にだけ動作します(Directory Wizard のインストールの詳細については、「Cisco IP Communicator Administration Tool の実行」を参照してください)。
• 「LDAP Server Information File」フィールド(Cisco Unified CallManager
Administration の Phone Configuration ページ内)をブランクのままにしておくと、Cisco IP Communicator のエンド ユーザは自動的に、Directory Wizard によって生成された設定を使用することになります(設定ファイルが正しい場所に展開されている場合)。
• 通常、Cisco Unified CallManager パブリッシャは、電話機ロードがインストールされる TFTP サーバを兼ねています。Cisco Unified CallManager パブリッシャが TFTP サーバでない場合は、LdapDirectories.xml および
LdapDialingRules.xml を TFTP サーバにコピーします(Cisco Unified CallManager パブリッシャ上で Directory Wizard を実行した後に実施すること)。
• Directory Wizard の終了後、新しく設定する場合でもアップデートの場合でも TFTP サーバを再起動する必要があります。
• Directory Wizard は入力された既存の情報は使用せずに、常に新しいファイルを作成します。このため、以前設定した内容に再度アクセスする場合は、バックアップを取っておきます。
次のどちらかの場合に該当するときは、クイック検索設定ファイルを手動で作成する必要があります。
• 特別なクイック検索設定パラメータを(すべてのデバイスではなく)特定の Cisco IP Communicator デバイスに適用する場合。
• クイック検索を使用して Cisco Unified CallManager サーバ外の個人ディレクトリまたは社内ディレクトリにアクセスする場合。
Cisco IP Communicator Administration Tool をまだ実行していない場合は実行します。このツールは、LDAP ディレクトリ ReadMe ファイル
(LdapDirectories.README.TXT)をインストールします。
ステップ 1 Cisco IP Communicator のプログラム グループから ReadMe ファイル(LdapDirectories.README.TXT)を開きます。
ステップ 2 このサンプル ファイルの指示に従って、カスタム LdapDirectories.xml ファイルを作成します。
ステップ 3 作成したファイルを <TFTPpath> に関連した場所に保存します。
ステップ 4 Cisco Unified CallManager Administration の Phone Configuration ページで次のように選択してファイル名とパスを指定します。 Device > Phone > Phone
Configuration > LDAP Server Information File フィールド
Cisco Unified CallManager は、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)ディレクトリを使用して認証情報と許可情報を保存します。認証では、ユーザのシステムへのアクセス権を確立し、ユーザが使用を許可されている電話リソース(特定の内線番号など)を識別します。
クイック検索を設定するには、ユーザ認証方法を決める必要があります(これは、クイック検索を手動で設定する場合も Directory Wizard を使用して設定する場合も同じです)。
• Specify a global user ID and password:推奨される方法です。ユーザが Cisco IP Communicator インターフェイスで資格情報を指定しない場合でも、クイック検索で社内ディレクトリを検索できます。
• Do not specify a user ID or password:この方法を選択すると、ユーザは Cisco IP Communicator インターフェイスからユーザ ID とパスワードを入力するように求められます( 右クリック メニュー >[設定]>[ディレクトリ] )。ユーザ認証の資格情報が、クイック検索設定ファイルまたは[ディレクトリ]タブのどちらにも指定されていない場合、この機能は正しく動作しません。
(注) • いずれかのユーザの Cisco Unified CallManager ユーザ ID(Cisco Unified
CallManager Administration の User Configuration ページで指定)がディレクトリ ユーザ ID と一致しない場合は、グローバルな資格情報を使用しないでください。これは、Cisco Unified CallManager で Microsoft Active Directory または Netscape を使用している場合に起こることがあります。
• グローバルな資格情報は社内ディレクトリの検索だけに適用され、個人ディレクトリの検索には適用されません。個人アドレス帳に対してクイック検索を使用する場合、ユーザは [設定]>[ディレクトリ] を選択してユーザ ID とパスワードを入力し、さらに [設定]>[ユーザ] を選択してユーザ ID を入力する必要があります。詳細については、「個人ディレクトリの設定」を参照してください。
Cisco IP Communicator のダイヤリング規則機能は、Cisco Unified CallManager に保存されている設定済みのダイヤリング規則をクイック検索の電話番号に適用します。
Cisco IP Communicator のダイヤリング規則機能を使用するには、すでに Cisco Unified CallManager クラスタにダイヤリング規則が設定されていることを確認する必要があります。Cisco Unified CallManager でダイヤリング規則を設定するには、コールを行うすべての方法に適用されるルート パターンを設定するか、Cisco IP Communicator などのアプリケーションを使用して行うコールに適用されるアプリケーション ダイヤリング規則を設定します(ルート プラン オプションの詳細については、『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』および『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください)。
ルート パターンではなくアプリケーション ダイヤリング規則を使用している場合は、Cisco Unified CallManager に保存されているダイヤリング規則を検出する場所を Cisco IP Communicator に通知する設定ファイルを準備する必要があります。ダイヤリング規則ファイルを設定するには、Cisco IP Communicator Directory Wizard を起動し、関連する手順を実行します(このウィザードは、ダイヤリング規則だけでなく、クイック検索機能の設定にも役立ちます)。「Directory Wizard を使用してクイック検索を設定する方法」を参照してください。
ヒント ユーザは、クイック検索ダイヤリングにダイヤリング規則を適用する前に、Cisco IP Communicator を再起動する必要があります。
• Cisco IP Communicator Administration Tool の実行(P.2-20)
個人ディレクトリでは、Cisco Unified CallManager Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)ディレクトリに保存されている個人アドレス帳が利用できます。また、Cisco Unified IP Phone synchronizer および 2 つの Cisco Unified IP Phone サービス(個人アドレス帳(PAB)サービスと個人ファースト ダイヤル サービス)も利用できます。Cisco IP Phone Address Book Synchronizer を使用すると、ユーザは Microsoft Outlook のアドレス帳エントリと Outlook Express のアドレス帳エントリを Cisco Unified CallManager のディレクトリと同期させることができます。ユーザは、Cisco IP Communicator から PAB サービスを使用して検索し、ダイヤルすることができます。
(注) • ユーザが PAB サービスなどのサービスに登録するには、事前にシステム管理者がサービスへのアクセスを設定しておく必要があります。このサービスへのアクセスが設定済みの場合もあります。詳細については、必要に応じて Cisco Unified CallManager のドキュメントを参照してください。
• エンド ユーザは、PAB の「Work」フィールドに入力された電話番号だけがクイック検索の結果に表示されることに注意する必要があります。自宅の電話番号や携帯電話の番号は表示されません。
ユーザがクイック検索を設定して個人アドレス帳にアクセスする方法
クイック検索は、正しく設定されている場合、最初にユーザの個人アドレス帳(PAB)を検索し、次に社内ディレクトリを検索します。クイック検索は、一致するエントリを検出した最初のディレクトリで、検索を停止します。
クイック検索がユーザの PAB にアクセスできるようにするには、次の条件を満たしている必要があります。
• クイック検索が個人ディレクトリと連動するように設定している。
• ユーザが Cisco Unified CallManager ユーザ オプション Web ページから個人アドレス帳サービスに登録している。
• ユーザのディレクトリ ユーザ名とパスワードが[設定]ダイアログボックスの[ディレクトリ]タブに表示される( 右クリック >[設定]>[ディレクトリ] )。ユーザは、検索対象となるディレクトリのディレクトリ アカウントの資格情報を入力する必要があります。複数のディレクトリが検索対象となっている場合、そのすべてについて資格情報が同じである必要があります。
• ユーザの Cisco Unified CallManager ユーザ名が[設定]ダイアログボックスの[ユーザ]タブに表示される( 右クリック >[設定]>[ユーザ] )。個人ディレクトリが Cisco Unified CallManager ディレクトリ内で展開される場所は、このフィールドで決定されます。
個人ディレクトリを設定するには、ユーザは ユーザ オプション Web ページにアクセスする必要があります。ユーザ オプション Web ページには、Cisco IP Communicator インターフェイスからアクセスします( 右クリック メニュー >[Ciscoユーザオプション] )。アクセスは、ユーザが最初に入力する Cisco Unified CallManager の資格情報によって異なります( 右クリック >[設定]>[ユーザ] )。
Microsoft Outlook と同期させる場合は、システム管理者から Cisco Unified IP Phone Address Book Synchronizer ユーティリティを入手し、インストールする必要もあります。このソフトウェアを入手するには、Cisco Unified CallManager
Administration Web アプリケーションから Application > Install Plugins を選択し、 Cisco Unified IP Phone Address Book Synchronizer をクリックします。詳細については、Cisco Unified CallManager のドキュメントを参照してください。
電話ボタン テンプレートを使用すると、回線/短縮ダイヤル ボタンに機能を割り当てることができます。
テンプレートを変更してから、デバイスをネットワークに登録するのが適切です。テンプレートを変更してからデバイスを登録すると、登録時に Cisco Unified CallManager から、カスタマイズされたテンプレート オプションにアクセスできます。
テンプレートを変更するには、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションから、 Device > Device Settings > Phone Button Template を選択します。デバイスにテンプレートを割り当てるには、Cisco Unified CallManager
Administration Phone Configuration ページの Phone Button Template フィールドを使用します。詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』を参照してください。
デフォルトの Cisco IP Communicator テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3 ~ 8 を割り当てます。その他の電話機能、たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、復帰、ボイス メッセージ システム、会議などを利用するには、Cisco IP Communicator インターフェイスのソフトキーを使用します。
Cisco Unified CallManager を使用すると、Cisco IP Communicator がサポートしているアプリケーションに関連付けられたソフトキーを管理できます。Cisco Unified CallManager では、標準と非標準の 2 つのタイプのソフトキー テンプレートをサポートしています。ソフトキーを使用するアプリケーションには、1 つまたは複数の標準のソフトキー テンプレートを関連付けることができます。標準のソフトキー テンプレートは変更することができません(非標準のテンプレートのみ変更します)。
ソフトキー テンプレートを設定するには、Cisco Unified CallManager
Administration Web アプリケーションから、 Device > Device Settings > Softkey Template を選択します。デバイスにソフトキー テンプレートを割り当てるには、Cisco Unified CallManager Administration Phone Configuration ページの Softkey Template フィールドを使用します。詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』を参照してください。
ユーザは、Cisco IP Communicator の サービス ボタンをクリックして XML アプリケーションにアクセスすると、Cisco IP Communicator の電話スクリーンに、テキストとグラフィックの対話型コンテンツを表示させることができます。たとえば、地元の映画の上映時刻、株価情報、天気予報などのサービスが利用できます。
ユーザがほとんどのサービスにアクセスするためには、次の条件を満たしている必要があります。
• システム管理者は Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションから利用可能なサービスを設定している。
• ユーザが Cisco Unified CallManager ユーザ オプション Web ページからサービスに登録している。これらの Web ページには、一部の機能と設定値の確定だけでなく、サービスの追加と削除を行うためのインターフェイスも用意されています。ユーザ オプション ページにアクセスするには、ユーザは Cisco IP Communicator の上で右クリックし、 [Ciscoユーザオプション] を選択します。
これらのサービスをセットアップする場合は、事前にセットアップするサイトの URL を入手し、ユーザが社内の IP テレフォニー ネットワークからこれらのサイトにアクセスできることを確認します。
これらのサービスをセットアップするには、Cisco Unified CallManager
Administration Web アプリケーションから、 Feature > Cisco Unified IP Phone Services を選択します。詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』を参照してください。
これらのサービスを設定した後、ユーザが ユーザ オプション Web ページにアクセスできることを確認します。ユーザはこの Web ページから設定済みのサービスを選択し、登録することができます。システム管理者がエンド ユーザに提供する必要のある情報の概要については、「サービスへの登録方法と機能の設定方法」を参照してください。
• 「Cisco IP Communicator で利用できる電話機能」
Cisco Unified CallManager Administration にユーザを追加すると、システム管理者はユーザに関する情報を表示し、管理することができます。また、各ユーザは次の操作を実行できるようになります。
• Cisco IP Communicator から、社内ディレクトリやその他のカスタマイズされたディレクトリにアクセスする。
• Cisco IP Communicator からアクセスできるサービスに登録する。
Cisco Unified CallManager にユーザを追加するには、次のどちらかの方法を使用します。
• ユーザを個別に追加するには、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションから、 User >Add a New User を選択します。
ユーザの追加に関する詳細については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。ユーザの情報に関する詳細については、『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』を参照してください。
• ユーザを一括して追加するには、Bulk Administration Tool を使用します。この方法では、すべてのユーザに対して同じデフォルト パスワードを設定することもできます。
詳細については、『 Bulk Administration Tool ユーザ ガイド 』を参照してください。
デバイスのネットワーク設定へのローカル アクセスを無効にすることができます。ローカル アクセスを無効にすると、影響を受ける設定が Cisco IP
Communicator インターフェイス上でグレー表示されます。
設定を無効にするには、Cisco Unified CallManager Phone Configuration ページの Settings Access ドロップダウン メニューから Disabled を選択します。設定を無効にすると、次の設定へのアクセスが無効になります。
• Cisco IP Communicator の右クリック メニューの設定
–[設定]>[ネットワーク]タブ >[TFTP サーバ]パネル内のすべての設定
–[設定]>[オーディオ]タブ >[ネットワーク...]>[オーディオのポート範囲]パネル内のすべての設定
クライアント PC(たとえば、代替 TFTP サーバ)からアクセスできる、すでに指定済みの設定をユーザが変更するのを防ぐ場合は、設定アクセスを無効にします。この場合、ユーザがアプリケーションを起動した後ではなく、システム管理者が Cisco IP Communicator デバイスのレコードを提供した時点で、アクセスを無効にする必要があります。この時点でアクセスを無効にしないと、ユーザがそれらの設定を変更した場合、システム管理者はリモートで変更を行うことができなくなり、クライアント デスクトップからローカル設定の上書き作業が必要となります。
(注) ローカルとリモートの両方からアクセスできる設定の場合、ローカル設定(クライアント PC 上で行う)は、常にリモート設定(Cisco Unified CallManager
Administration から行う)に優先することに注意してください。
英語以外のロケールで Cisco Unified IP Phone を使用する場合は、Cisco IP Telephony Locale Installer を、クラスタ内のすべての Cisco Unified CallManager サーバにインストールする必要があります。この Locale Installer をインストールすると、Cisco IP Phone で使用する最新版の翻訳テキスト、ユーザとネットワークのロケール、および各国の電話トーンを確実に使用できます。詳細については、次の URL にある『 Cisco IP Telephony Locale Installer の使用方法 』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/
(注) 言語によっては入手可能になるまで時間を要する場合があるため、Web サイトでアップデートの有無を継続的にチェックしてください。