Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU 設定のバックアップ
MCU 設定をファイルに保存し、そのファイルをネットワーク上のストレージ デバイスにエクスポートできます。保存した設定ファイルを使用して、現在の MCU に設定を復元したり、同じような MCU を設定したりできます。
エクスポートされるファイルは、.val ファイルと .xml ファイルを含む .zip ファイルです。
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Backup configuration] を選択します。
ステップ 3 選択した場所に設定ファイルを保存します。
ファイル名には .zip 拡張子が自動的に付加されます。
Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU 設定の復元
保存した MCU 設定ファイルの設定をネットワーク上のストレージ デバイスからインポートできます。保存した設定ファイルを使用して、現在の MCU に設定を復元したり、別の MCU を設定したりできます。
インポートされるファイルは、.val ファイルと .xml ファイルを含む .zip ファイルです。
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Restore configuration] を選択します。
ステップ 3 [Browse] を選択します。
ステップ 4 インポートする設定ファイルを参照して選択します。
設定ファイルには .ini 拡張子が付いている必要があります。
ステップ 5 [Restore] を選択します。
ステップ 6 [Continue] を選択して新しい設定をアップロードします。
この復元手順を実行すると、現在の設定はすべて完全に失われます。
システムが数分間シャットダウンした後、自動的に再起動します。
アクティブな会議はすべて切断されます。
ステップ 7 [OK] をクリックして復元手順を完了します。
工場出荷時設定の復元
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Restore factory defaults] を選択します。
ステップ 3 新しい設定をアップロードするには、[Continue] を選択します。復元手順を中止するには、[Cancel] を選択します。
この復元手順を実行すると、現在の設定はすべて完全に失われます。
システムが数分間シャットダウンした後、自動的に再起動します。
アクティブな会議はすべて切断されます。
ステップ 4 [OK] をクリックして復元手順を完了します。
Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU 用の拡張コマンドの使用方法
MCU の高度な制御に使用するテキストベースのコマンドを送信できます。
(注) 拡張コマンドを使用するアクションは、上級ユーザまたは Cisco カスタマー サポートの助言を受けたユーザだけが実行することを推奨します。
• 「使用可能な拡張コマンドの表示」
• 「拡張コマンドの変更」
• 「拡張コマンドの送信」
使用可能な拡張コマンドの表示
表 9-1 に、使用可能なすべての拡張コマンドを示します。
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Advanced parameters] を選択します。
表 9-1 使用可能な拡張コマンドのリスト
コマンド |
|
説明 |
パラメータ |
デフォルト |
H323 RAS ポート番号 |
h323rasport |
H.323 RAS ポート番号を設定します。 |
|
1719 |
H323 SIG ポート番号 |
h323sigport |
H.323 シグナリング ポート番号を設定します。 |
|
1720 |
登録モード |
h323gkregmode |
|
|
|
SIP サポート ビデオ高速アップデート |
sipsupportvfu |
|
disable enable |
イネーブル |
新規発言者の最小間隔 |
minnewspeakerinterval |
参加者がアクティブな発言者になるまでに最低限待機する必要がある時間の長さ(ミリ秒単位)。 |
|
3000 |
DTMF 会議制御の有効化 |
dtmfconferencecontrolenable |
|
disable enable |
イネーブル |
会議 ID の登録 |
mcuregisterconfname |
会議 ID を(ゲートキーパーまたは SIP サーバに)登録します。 |
disable enable |
イネーブル |
参加者の会議参加ポリシー |
mcujoinpolicy |
|
All Invite Only |
All |
外部会議ポリシーの認可 |
externalconferenceauthorization |
|
None Notify Authorize |
None |
装置の場所 |
boardlocation |
装置の物理的な場所を指定します。 |
文字列 |
None |
SNMP リード パスワード |
snmpreadpassword |
SNMP リード コミュニティ。 |
文字列 |
RVGET2 |
SNMP ライト パスワード |
snmpwritepassword |
SNMP ライト コミュニティ。 |
文字列 |
RVSET2 |
H.323 ステータス表示 |
h323statusshow |
H.323 スタックに関する情報を表示します。 |
|
|
H.323 スタック表示 |
h323stackshow |
H.323 スタック表示を有効にします。 |
|
H.323 スタック表示はデフォルトでは無効です。 |
H.323 スタック非表示 |
h323stackhide |
H.323 スタック表示を無効にします。 |
|
SIP ステータス表示 |
sipstatusshow |
SIP スタックに関する情報を表示します。 |
|
|
SIP スタック表示 |
sipstackshow |
SIP スタック表示を有効にします。 |
|
SIP スタック表示はデフォルトでは無効です。 |
SIP スタック非表示 |
sipstackhide |
SIP スタック表示を無効にします。 |
|
H.239 ライブ モード |
h239livemode |
|
disable enable |
イネーブル |
H.239 デュアル ビデオ |
h239duovideo |
|
disable enable |
ディセーブル |
装置の通知レベル |
notifylevel |
MCU のログ通知レベル フィルタを設定します。 |
Fatal:MCU はサービスの提供を継続できません(回復不能なエラー)。 Error:ユーザ機能の問題(たとえば、コールの接続障害や使用可能なリソースの不足など)。 Warning:ユーザ機能に問題がありますが、MCU はサービスの提供を継続できます。 Info:カスタマー サポートで使用するステータスの表示。 Advanced:Info と同様ですが、より詳細な情報が表示されます。 Debug 1 ~ Debug 4:デバッグ レベル。 |
Debug 3 |
待合室通知タイムアウト |
setwaitingroomindtimeout |
待合室アナウンスの間隔(ミリ秒単位)を指定します。 |
|
|
エンドポイント名のカスケード表示 |
cascadedisplayendpointname |
有効にすると、スレーブ会議のサブフレームに対するテキスト オーバーレイがエンドポイント名になります。 |
disable enable |
イネーブル |
通知後の DTMF の処理 |
handledtmfafternotification |
外部サーバおよびその他の指定された宛先に DTMF 信号を送信するように MCU を設定します。 |
no:MCU は外部サーバだけに DTMF 信号を送信します。 yes:MCU は外部サーバと「DTMF 転送先」拡張コマンドで設定された宛先に DTMF 信号を送信します。 |
|
DTMF 転送先 |
dtmfforwardto |
DTMF 転送の転送先を指定します。 |
to all:会議内のすべてのエンドポイント。 to gateways:ゲートウェイだけ。 to none:DTMF を無効にします。 |
None |
認証前の DTMF 検出 |
dtmfalwaysopen |
|
disable enable |
イネーブル |
CS ログ表示 |
cslog |
カスタマー サポートに関係するログを表示します。 |
start stop status |
|
拡張コマンドの変更
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Advanced parameters] を選択します。
ステップ 3 変更する拡張コマンドの [Review] カラムの矢印を選択します。
ステップ 4 [Value] フィールドで、パラメータの値を変更します。
ステップ 5 [Apply] をクリックします。
拡張コマンドの送信
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Advanced parameters] を選択します。
ステップ 3 [CLI] セクションを見つけ、[More] を選択します。
ステップ 4 [Command] フィールドにコマンドを入力します。
ステップ 5 [Parameter] フィールドにコマンドのパラメータ値を入力します。
ステップ 6 [Value] フィールドにパラメータの値を入力します(該当する場合)。
ステップ 7 [Execute] をクリックします。
Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU ソフトウェアの管理方法
• 「Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU ソフトウェアのアップグレード」
• 「以前のソフトウェア バージョンの復元」
Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU ソフトウェアのアップグレード
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Update software] を選択します。
ステップ 3 [Browse] を選択して、必要な MCU アップグレード パッケージを参照します。
ステップ 4 [Update] をクリックします。
システムが数分間シャットダウンした後、自動的に再起動します。
アクティブな会議はすべて切断されます。
ステップ 5 [Continue] をクリックします。
ステップ 6 アップデート処理が完了すると、ただちに MCU がリブートし、新しいバージョンのソフトウェアがリロードされます。
以前のソフトウェア バージョンの復元
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Update software] を選択します。
ステップ 3 [Roll back] をクリックします。
システムが数分間シャットダウンした後、自動的に再起動します。
アクティブな会議はすべて切断されます。
ステップ 4 [Continue] をクリックします。
ステップ 5 アップデート処理が完了すると、ただちに MCU がリブートし、新しいバージョンのソフトウェアがリロードされます。
Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU の再起動
手順
ステップ 1
アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Restart unit] を選択します。
システムが数分間シャットダウンした後、自動的に再起動します。
会議はすべて切断されます。
ステップ 3 [Continue] をクリックします。
カスタマー サポートへの問い合わせ
手順
ステップ 1 アイコンをクリックします。
ステップ 2 [Contact Customer Support] を選択します。
[Contacting Customer Support] ウィンドウにカスタマー サポートの連絡先情報が表示されます。
ステップ 3 (オプション)[Create] を選択して、バンドルするログと設定ファイルのスナップショット ファイルを作成します。デバッグのためにこのファイルを Cisco カスタマー サポートに送信できます。
このスナップショット ファイルには MCU の過去 24 時間分のアクティビティが含まれており、ファイル サイズはおよそ 10 MB になります。このスナップショット ファイルには MCU システムに関する次の情報が含まれています。
• インベントリ ファイル
• 設定ファイル
• 過去 24 時間分のログ ファイル
• すべての初期化ログ ファイル
• すべての例外ログ ファイル
• イベントおよびアラームのログ