Cisco UCS S3260 サーバ ノードを出荷時の設定にリセットできるようになりました。デフォルトでは、出荷時へのリセット操作は、ストレージ ドライブに影響しません。これはデータの損失を防止するためです。ただし、これらのデバイスを既知の状態にリセットすることもできます。
次のガイドラインは、スクラブ ポリシーを使用する場合に Cisco UCS S3260 サーバ ノードに適用されます。
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Cisco UCS S3260 サーバ ノードでは、スクラブ ポリシーを使用してストレージを削除することはできません。
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Cisco UCS S3260 サーバ ノードでは、FlexFlash ドライブはサポートされていません。
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Cisco UCS S3260 サーバ ノードで行える操作は、スクラブ ポリシーを使用した BIOS のリセットのみです。
重要 |
ストレージ デバイスをリセットすると、データが失われる可能性があります。
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サーバを出荷時のデフォルト設定にリセットするには、次の手順を実行します。
次に、ストレージを削除せずに、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットして、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1
UCS-A /chassis/server # reset factory-default
UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
次に、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットし、FlexFlash ストレージを削除して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1
UCS-A /chassis/server # reset factory-default delete-flexflash-storage
UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
次に、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットし、すべてのストレージを削除して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1
UCS-A /chassis/server # reset factory-default delete-storage
UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
次に、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットし、すべてのストレージを削除し、すべてのディスクを初期状態に設定して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1
UCS-A /chassis/server # reset factory-default delete-storage create-initial-storage-volumes
UCS-A /chassis/server* # commit-buffer