この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Director は NetApp ストレージ インフラストラクチャをサポートします。Cisco UCS Director には自動検出とモニタリングの機能があり、すべての NetApp ファイラ コンポーネントを管理するための完全な可視性が備わっています。
Cisco UCS Director により、NetApp ストレージ システムのさまざまなコンポーネントをモニタおよび管理することができます。NetApp ストレージ システムを管理するには、ポッドを追加し、NetApp アカウントを作成する必要があります。
NetApp アカウントには、次の 2 種類があります。
OnCommand は、現在と過去のアクティビティに関するグローバルおよび詳細ステータス レポートにアクセスして、ネットワーク内の全 NetApp アプライアンス(ファイラと NetCache アプライアンス)を管理し、モニタします。Cisco UCS Director は、NetApp アカウントのすべてのストレージ要素(集約、RAID グループ、ディスク、ボリューム、LUN、Qtree など)を検出します。通常、検出プロセスの所要時間は約 5 分、あるいは [システムのタスク(System Tasks)] タブで設定した時間間隔内です。[システム タスク(System Tasks)] タブにアクセスするには、 の順に選択します。
Data ONTAP は、NetApp ファイラが使用するオペレーティング システムです。Data ONTAP には 2 つのモードがあります。
クラスタ モード:Global NameSpace(GNS)を共有する接続された NetApp ストレージ コントローラ(ノード)のグループで構成されるアーキテクチャを定義します。物理 NetApp ストレージ コントローラには、ディスク シェルフ、ネットワーク インターフェイス カード(NIC)、およびフラッシュ カードを接続できます。これらのコンポーネントによって作成される物理リソース プールは、データ アクセスを提供する論理クラスタとして仮想化されます。Cisco UCS Director によって物理機器が抽象化され、論理リソースに仮想化されることで、データ運用を中断せずに移行できます。クラスタ管理者は、クラスタ全体とクラスタ内の SVM を管理できます。
SVM:SVM(旧称:Vserver)は、複数のプロトコルとユニファイド ストレージをサポートするセキュアな仮想ストレージ サーバです。各 SVM はクライアントおよびホスト アクセス プロトコル(iSCSI など)に設定されます。各 SVM には少なくとも 1 つのボリュームと、少なくとも 1 つの論理インターフェイスが含まれています。SVM は、ストレージ システムと同じように、物理ストレージまたはコントローラに関係なくクライアントにデータ アクセスを提供します。
SVM 管理者は、クラスタの管理者によって割り当てられた機能に応じて、SVM とそのリソース(ボリューム、プロトコル、サービスなど)を管理できます。
ポッドとは、コンピューティング用の HP アカウントやストレージ用の NetApp ONTAP アカウントなど、1 つ以上の物理アカウントまたは仮想アカウントが存在する物理コンポーネントおよび仮想コンポーネントの論理グループです。一般的に、ポッドは、FlexPod、Vblock、VSPEX など、単一の統合インフラストラクチャ スタックを表します。
ステップ 1 | メニューバーで の順に選択します。 | ||||||||||||||
ステップ 2 | [ポッド(POD)] タブをクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 3 | [追加(Add)] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 4 | [PODの追加(Add Pod)] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 5 | [追加(Add)] をクリックします。 |
Pod にアカウントを 1 つ以上追加します。
リリース 5.4 以降の Cisco UCS Director では、NetApp デバイスの検出に Transport Layer Security(TLS)プロトコルが使用されます。NetApp デバイスで、options tls.enable on コマンドを入力して [TLS] オプションを [オン(ON)] に設定します。この設定により、Cisco UCS Director は NetApp アカウントを検出できます。
この NetApp アカウントが属するポッドを追加します。
Cisco UCS Director のファイラ管理を使用するには、手動で ONTAP ファイラの集約を設定します。
Cisco UCS Director によって NetApp サーバへの接続がテストされます。テストが成功した場合は、NetApp アカウントが追加され、サーバの情報、スロット、プロセッサ、メモリ、NIC など、アカウントに関連付けられたサーバ内のすべてのインフラストラクチャ要素が検出されます。この検出処理とインベントリ収集サイクルが完了するには数分かかります。
タブで設定されたポーリング間隔によって、インベントリ収集の頻度が決まります。ポーリング間隔の設定について、詳しくは『Cisco UCS Director Network Devices Management Guide』を参照してください。
ウィンドウの [システム タスク(System Tasks)]ポッドにアカウントを追加したら、接続をテストできます。
接続に失敗する場合は、ユーザ名やパスワードなど、アカウントの設定を確認してください。これらの項目が正しい場合は、ネットワーク接続に問題がないかどうかを確認してください。
Cisco UCS Director に NetApp アカウントを追加したら、アカウントが正しく追加され、その関連データが収集されていることを検証できます。自動検出とデータの入力が完了するまでに数分かかる場合があります。
ステップ 1 | メニュー バーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | 左側のペインで、検証する NetApp アカウントを含むポッドを選択します。
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ステップ 3 | [ストレージアカウント(Storage Accounts)] タブをクリックします。 | ||
ステップ 4 | テーブルで、検証するアカウントをクリックします。 | ||
ステップ 5 | [詳細の表示(View Details)] をクリックします。
Cisco UCS Director に、ONTAP と OnCommand の両方のアカウント タイプのファイラ レベルで NetApp サーバのコンポーネントが表示されます。ファイラのコンポーネントを表示するには、フィルタを選択し、[詳細の表示(View Details)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [戻る(Back)] をクリックして [ストレージアカウント(Storage Accounts)] タブに戻ります。 |
SVM をプロビジョニングすると、その後 SVM を直接 Cisco UCS Director に追加できます。SVM を追加する前に、次の要件を考慮してください。
ユーザ アカウント:デフォルトの vsadmin アカウントまたは SVM で作成した任意のユーザ アカウントを使用します。デフォルトの vsadmin アカウントを使用するには、vsadmin アカウントのロックを解除してパスワードを入力します。
アクセス:選択したユーザ アカウントの ontapi アプリケーションへのアクセスを有効にします。また、Cisco UCS Director が SVM で必要な読み取りおよび書き込みアクションを実行できるように、ユーザ アカウントに対して vsadmin ロールを指定します。
次に、SVM の追加に必要なロールとアクセス レベルの例を示します。
a05-cluster::> security login show -SVM Goldfinger -username vsuser SVM: Goldfinger UserName Application Authentication Method Role Name Acct Locked ------- ------------ --------------------- --------- ----------- mynewuser ontapi password vsadmin no
管理 LIF:管理 LIF を SVM に関連付けます。LIF タイプを [データ(data)]、データ プロトコルを [なし(none)] に設定します。
ステップ 1 | [管理(Administration)] メニューから [ ] を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | [物理アカウント(Physical Accounts)] タブをクリックします。 | ||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 | [物理アカウント(Physical Accounts)] ページで、[追加(Add)] をクリックします。 | ||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 4 | [アカウントの追加(Add Account)] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 5 | [追加(Add)] をクリックします。 |