HyperFlex ポッドに関するレポート
Cisco UCS Director では、ポッドとそのコンポーネントの現在のステータスや、ポッドまたはそのコンポーネントの一定の期間にわたるパフォーマンスを確認するために、数種類のレポートを使用できるようになっています。これらのレポートはすべて、リアルタイムのデータを反映させるために手動で更新することも、関係者と共有するために PDF、CSV、または XLS 形式でエクスポートすることもできます。
使用可能なレポートは、次のとおりです。
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ポッドまたはそのコンポーネントの比較データやその他の情報を確認するために使用できる要約レポート。これらのレポートは、[概要(Summary)] ページの棒グラフ、円グラフ、および表形式のウィジェットに表示されます。
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特定のコンポーネントに関する詳細情報を確認するために使用できる表形式のレポート。
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一定期間にわたるポッド リソースのパフォーマンスに関する情報を提供する傾向グラフ。
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VM のインフラストラクチャをグラフ形式のバーで表示するスタック ビュー。
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その他、パフォーマンスに優れた上位 5 つのポッド リソースを示すレポートや、ハイパフォーマンスのポッド リソースに関する詳細レポートもあります。これらのレポートの中には、カスタマイズできるものもあります。
Summary Report
要約レポートを使用して、HyperFlex ポッドのステータスを確認したり、ポッドとそのコンポーネントのインベントリ ライフサイクルのアクションを管理したりできます。各レポートは、ポッド レベルおよびクラスタ レベルの [概要(Summary)] ページにウィジェットとして表示されます。
[概要(Summary)] ページをカスタマイズして、1 つ以上のレポートを非表示にすることもできます。要約レポートの内容は、PDF、CSV、または XLS 形式でエクスポートできます。また、要約レポートの一部またはすべてを Cisco UCS Director ダッシュボードに追加すると、それらのレポートに簡単にアクセスできるようになります。
すべてのポッドを比較する要約レポートには、以下の情報がグラフ形式または表形式で表示されます。
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ポッド別のアクティブな VM の分布
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ポッド別のストレージ総容量(GB)
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概要
各 HyperFlex ポッドの要約レポートには、以下の情報がグラフ形式または表形式で表示されます。
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ポッドのストレージ容量(GB)
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アクティブなクラスタ ノードとメンテナンス/エラー状態のクラスタ ノード
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アクティブな VM と非アクティブな VM
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ポッド コンポーネントの要約(ソフトウェア バージョン、クラスタのステータスなど)
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ストレージ容量サマリー
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ESXi ホストのバージョン
要約レポートの詳細および Cisco UCS Director でのレポート作成方法については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。
表形式のレポート
表形式のレポートには、HyperFlex ポッドに含まれるコンポーネントのステータスが示されます。表形式のレポートに表示されているデータは、PDF、CSV、または XLS 形式でエクスポートできます。インベントリ収集をスケジュール済みの場合、ステータスは定期的に更新されます。インベントリ収集がスケジュールされていなければ、表形式のレポートで [更新(Refresh)] をクリックすることで、リアルタイムのステータスを取得できます。
HyperFlex ポッドを選択すると、どのページからでも表形式のレポートにアクセスできます。表形式のレポートを利用できるコンポーネントは以下のとおりです。
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クラスタ
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ESXi ホスト
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データ ストア
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VM テンプレート
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VM
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サービス リクエスト
一部のコンポーネントでは、表形式レポート内の行をクリックすることにより、[詳細の表示(View Details)] でさらに詳しい情報を確認できます。
VM のスタック ビュー
スタック ビューには、HyperFlex VM に関する情報(コンピューティング、ネットワーク、ストレージの設定、VM で使用可能なリソースなど)がグラフ形式で表示されます。
スタック ビューは以下のデータで構成されます。
コンピューティング |
ネットワーク |
ストレージ |
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OS |
VM にインストールされている OS |
VM にインストールされている OS |
VM にインストールされている OS |
VM |
VM name |
VM name |
VM name |
ネットワーク アダプタおよびポート |
[Virtual disk] |
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ハイパーバイザ |
ハイパーバイザのバージョン、IPアドレス、およびクラスタ |
ハイパーバイザのバージョン、IPアドレス、およびクラスタ |
ハイパーバイザのバージョン、IPアドレス、およびクラスタ |
ポート グループおよび VLAN |
Datastore |
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VSwitch |
|||
インフラストラクチャ |
VM が位置するサーバ |
VM が位置する HX Storage Cluster |
スタック ビューにアクセスするには、[VMs] を選択し、VM を選択して [スタック ビュー(Stack View)] をクリックします。
インベントリ収集
HyperFlex ポッドを追加すると、Cisco UCS Director によりそのポッドのインベントリが検出されて収集されます。収集されたインベントリや HyperFlex ポッドとそのコンポーネントのステータスは、要約レポートおよびレポート ページで確認できます。ステータスは、システム タスクによって定期的に更新することも、コンポーネントを使用して手動で更新することもできます。
システム タスクによるインベントリ収集の定期的更新
HyperFlex システム タスクを使用すると、HyperFlex ポッドごとにインベントリ収集をスケジュールできます。ビジネスのニーズに応じて、すべての HyperFlex ポッドに同じスケジュールを設定したり、一部のポッドに異なるスケジュールを設定したりできます。間隔の時間数または分数を指定し、自動的にインベントリ収集を実行して HyperFlex ポッドのステータスを更新することができます。
システム タスクのスケジュール方法については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。
インベントリ収集の手動更新
システム タスクによるインベントリ収集がスケジュール済みの場合でも、HyperFlex ポッドまたはそのコンポーネントのインベントリ取集を手動で実行することができます。インベントリとステータスを手動で更新する方法の例として、以下の方法があります。
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[更新(Refresh)]:要約レポートと表形式のレポートのデータを更新します。 このアクションは、HyperFlex ポッドとそのそのコンポーネント(クラスタ、コントローラ ノード、データストア、ディスク、VM など)に対して使用できます。
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[インベントリ収集(Inventory Collection)]:ポッドのコンポーネントのインベントリ収集を実行します。このアクションは、個々のコンポーネント(VM、ESXi ホスト、HX サーバなど)に対して使用できます。