この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Director のテナントは、基本的には Cisco UCS Director 内の ACI に設定されるコンピューティング、ネットワーク、およびストレージのリソースを共有する顧客です。次の図に、Cisco UCS Director テナントのオンボーディング プロセスのエンドツーエンド プロセスを示します。
[APIC 使用例(APIC Usecases)] > [テナント使用例(Tenant Usecases)] > [VNX ストレージ テナントの使用例(VNX Storage Tenant Usecases)]
[APIC 使用例(APIC Usecases)] > [テナント使用例(Tenant Usecases)] > [NetApp ストレージ テナントの使用例(NetApp Storage Tenant Usecases)]
テナント オンボーディングに使用するリソース グループ内の物理インフラストラクチャ リソースおよび仮想インフラストラクチャ リソースに対して環境変数が定義されていることを確認してください。次の図は、物理および仮想インフラストラクチャ リソースの依存関係を説明しています。
Cisco UCS Director では、安全なテナント オンボーディングのための次のオーケストレーション ワークフローが事前に設定されています。
NetApp のワークフロー:
(注) |
このワークフローには、次の子ワークフローが含まれています。
テナント オンボーディング - L2 アウト:このワークフローを使用して、APIC テナントのレイヤ 2 アウト設定を設定します。
(注) |
FlexPod ACI - VM アプリケーションの一貫性のあるスナップショットへの接続の有効化:このワークフローを使用して、NetApp SnapDrive ソフトウェアで定義された接続要件に合わせ、テナント専用 VMNET EPG とテナント ストレージ仮想マシン管理 EPG 間で ACI コントラクトを設定します。
VNX のワーク フロー:
(注) | サービス プロバイダー機能を Cisco UCS Director で有効にしていない場合は、[MSP テナントのオンボーディング - VNX(Tenant Onboarding with MSP - VNX)] ワークフローは検証失敗状態になります。サービス プロバイダーを有効にするには、[管理(Administration)] > [システム(System)] >[サービス プロバイダー機能(Service Provider Feature)] を選択し、[サービス プロバイダー機能の有効化(システムの再起動が必要)(Enable Service Provider Feature (Requires System Restart))] チェックボックスをオンにします。サービスを再起動し、MSP を備えたテナントのオンボーディング ワークフローを検証します。 |
このワークフローには、次の子ワークフローが含まれています。
テナント オンボーディング - L2 アウト:このワークフローを使用して、APIC テナントのレイヤ 2 アウト設定を設定します。
テナント オンボーディング - L3 アウト:このワークフローを使用して、APIC テナントのレイヤ 3 アウト設定を設定します。
RP サポートを備えた DR クラスタ:このワークフローを使用して、RP サポートを備えたデータ クラスタのレプリカをテナントに作成します。クラスタ情報に加えて、RP 関連情報である RP アカウント ID、RP クラスタ ID、およびテナント CG ID を指定します。
テナントを更新する場合は、プライマリおよびセカンダリの CG コピーの ID を指定します。ディザスタ リカバリ(DR)サポートを備えたテナントのフェールオーバー シナリオに対応するため、プライマリ サイトとセカンダリ サイトに同じ LUN ID とホスト LUN(HLU)ID が必要です。選択した VNX アカウントと VMware ホストの可用性に基づいて、同じ LUN ID と HLU ID がテナントのオンボーディング時にプライマリ サイトとセカンダリ サイトに予約されます。
MSP の DR テナントのオンボーディング- VNX:このワークフローを使用して、MSP 組織を対象とした DR サポートを備えたテナントを VNX ストレージ デバイスにオンボードします。
テナント オンボーディング - データストア クラスタ作成 - VNX:このワークフローを使用して、テナントのデータストア クラスタを作成します。
UCSM のブレードの予約:このワークフローを使用して、Cisco UCS Manager のハーフ幅またはフル幅のブレードをテナントに予約します。
テナント オンボーディング - VNX:このワークフローを使用して、VNX ストレージ デバイスにユーザ グループのテナントをオンボーディングします。
このワークフローには、次の子ワークフローが含まれています。
テナント オンボーディング - L2 アウト:このワークフローを使用して、APIC テナントのレイヤ 2 アウト設定を設定します。
テナント オンボーディング - L3 アウト:このワークフローを使用して、APIC テナントのレイヤ 3 アウト設定を設定します。
RP サポートを備えた DR クラスタ:このワークフローを使用して、RP サポートを備えたデータ クラスタのレプリカをテナントに作成します。
クラスタ情報に加えて、RP 関連情報である RP アカウント ID、RP クラスタ ID、およびテナント CG ID を指定します。テナントを更新する場合は、プライマリおよびセカンダリのコンシステンシ グループ(CG)コピーの ID を指定します。
ディザスタ リカバリ(DR)サポートを備えたテナントのフェールオーバー シナリオに対応するため、プライマリ サイトとセカンダリ サイトに同じ LUN ID とホスト LUN(HLU)ID が必要です。選択した VNX アカウントと VMware ホストの可用性に基づいて、同じ LUN ID と HLU ID がテナントのオンボーディング時にプライマリ サイトとセカンダリ サイトに予約されます。
MSP の DR テナントのオンボーディング - VNX:このワークフローを使用して、MSP 組織を対象とした DR サポートを備えたテナントを VNX ストレージ デバイスにオンボードします。
UCSM のブレードの予約:このワークフローを使用して、Cisco UCS Manager のハーフ幅またはフル幅のブレードをテナントに予約します。
テナントの更新:
プライベート ネットワークを備えたテナントのオンボーディング:このワークフローを使用して、1 つ以上のプライベート ネットワークを備えたテナントをオンボーディングします。
既存のリソースを備えたテナント vPOD の更新:このワークフローを使用して、テナントの複数のデータストアおよび複数のデータストア クラスタを備えた vPOD の情報を更新します。更新するテナントと、そのテナントがオンボーディングされている提供サービスを選択します。データストアとデータストア クラスタは、テナントのオンボーディング中に選択された、VMware 汎用クラスタに含まれている必要があります。
ここでは、ユーザ インターフェイスを使用した、マネージド サービス プロバイダー(MSP)組織の VNX ストレージ デバイスへのテナントのオンボーディングに関わるプロセスについて、手順を追って説明します。
ステップ 1 | ポッドを追加します。詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | ポッドに次のタイプのアカウントを追加します。
物理アカウントおよび仮想アカウントの作成方法の詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 | [リソースグループへのポッドの追加(Add Pod to Resource Group)] オプションを使用してポッドをリソース グループに追加し、ポッド内のアカウントをリソース グループに関連付けます。詳細については、リソース グループへのポッドの追加を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 4 | リソース グループを選択し、[編集(Edit)] をクリックして各アカウントの環境変数を定義します。詳細については、リソース グループの編集を参照してください。
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ステップ 5 | 提供サービスを追加し、それぞれのリソース タイプのサービス クラスを定義します(物理コンピューティング、物理ストレージ、物理ネットワーク、仮想コンピューティング、仮想ストレージ、仮想ネットワーク)。この提供サービスは、テナントのリソース要件を定義します。提供サービスの追加についての詳細は、提供サービスの追加を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 6 | テナント プロファイルを追加します。[テナント プロファイルの追加(Add Tenant Profile)] ダイアログボックスで、ステップ 5 で追加した提供サービスを選択し、リソース グループを提供サービスに追加します。テナント プロファイルの追加方法の詳細については、テナント プロファイルの追加を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 7 | Cisco UCS Director のサービス プロバイダー機能を次のように有効にします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 8 | サービスを再起動して、サービス プロバイダーを有効にします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 9 | MSP を備えたテナント オンボーディング ワークフローを検証し、検証失敗状態から有効状態にワークフローを移行します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 10 | VNX テナント オンボーディングのワークフローを編集し、次のように必要な入力値を入力します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 11 | VNX テナント オンボーディングのワークフローを選択し、[ワークフローの検証(Validate Workflow)] をクリックしてワークフローを検証します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 12 | VNX テナント オンボーディングのワークフローをダブルクリックします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 13 | [ワークフロー デザイナ(Workflow Designer)] ダイアログボックスで、[ワークフロー プロパティの編集(Edit Workflow Properties)] をクリックしてタスクを表示し、必要に応じてこのワークフローのタスク入力マッピングに使用するユーザ入力を編集します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 14 | (任意)次のように、テナントのオンボーディングに対し詳細なタイプのカタログを追加し、カタログを公開します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 15 | 次のいずれかの方法でテナントをオンボーディングします。
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ここでは、Flexpod ACI – テナント インフラストラクチャ設定のワークフローを使用した NetApp ストレージへのテナントのオンボーディングに関わるプロセスについて手順を追って説明します。
ステップ 1 | ポッドを追加します。詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。 | ||
ステップ 2 | ポッドに次のタイプのアカウントを追加します。
物理アカウントおよび仮想アカウントの作成方法の詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。 | ||
ステップ 3 | [リソースグループへのポッドの追加(Add Pod to Resource Group)] オプションを使用してポッドをリソース グループに追加し、ポッド内のアカウントをリソース グループに関連付けます。詳細については、リソース グループへのポッドの追加を参照してください。 | ||
ステップ 4 | リソース グループを選択し、[編集(Edit)] をクリックして各アカウントの環境変数を定義します。詳細については、リソース グループの編集を参照してください。
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ステップ 5 | 提供サービスを追加し、それぞれのリソース タイプのサービス クラスを定義します(物理コンピューティング、物理ストレージ、物理ネットワーク、仮想コンピューティング、仮想ストレージ、仮想ネットワーク)。提供サービスは、テナントのリソース要件を定義します。提供サービスの追加についての詳細は、提供サービスの追加を参照してください。 | ||
ステップ 6 | テナント プロファイルを追加します。[テナントプロファイルの追加(Add Tenant Profile)] ダイアログボックスで、ステップ 5 で追加した提供サービスを選択し、リソース グループを提供サービスに追加します。テナント プロファイルの追加方法の詳細については、テナント プロファイルの追加を参照してください。 | ||
ステップ 7 | Flexpod ACI の追加:テナント インフラストラクチャ設定のワークフロー。必須入力値を次のように入力します。 | ||
ステップ 8 | [Flexpod ACI:テナント インフラストラクチャの設定(Flexpod ACI – Tenant Infrastructure Configuration)] ワークフローを選択し、[ワークフローの検証(Validate Workflow)] をクリックしてワークフローを検証します。 | ||
ステップ 9 | [Flexpod ACI –マルチテナント インフラストラクチャの設定(Flexpod ACI – Tenant Infrastructure Configuration)] ワークフローをダブルクリックします。 | ||
ステップ 10 | [ワークフローデザイナ(Workflow Designer)] ダイアログボックスで、[ワークフロー プロパティの編集(Edit Workflow Properties)] をクリックして、タスクを表示し、必要に応じてこのワークフローのタスク入力マッピングに使用するユーザ入力を編集します。 | ||
ステップ 11 | 次のように、テナントのオンボーディングに対し詳細なタイプのカタログを追加し、カタログを公開します。
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ステップ 12 | カタログを公開後、次のいずれかの方法でテナントをオンボードできます。
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(注) | この例では、ワンアーム モードの VPX インスタンスのある SDX を使用して検証します。 |
ステップ 1 | ポッドを追加します。詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。 |
ステップ 2 | ポッドに次のタイプのアカウントを追加します。
物理アカウントおよび仮想アカウントの作成方法の詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。 |
ステップ 3 | [リソースグループへのポッドの追加(Add Pod to Resource Group)] オプションを使用してポッドをリソース グループに追加し、ポッド内のアカウントをリソース グループに関連付けます。詳細については、リソース グループへのポッドの追加を参照してください。 |
ステップ 4 | リソース グループを選択し、[編集(Edit)] をクリックして各アカウントの環境変数を定義します。詳細については、リソース グループの編集を参照してください。
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ステップ 5 | 提供サービスを追加します。提供サービスの追加時に、[必須サービスクラス要件のオーバーライド(Override Mandatory Service Class Requirement)] チェックボックスをオンにし、各リソース タイプ(物理ネットワーク、仮想コンピューティング、仮想ストレージ、および仮想ネットワーク)それぞれにサービス クラスを定義します。この提供サービスは、テナントのリソース要件を定義します。提供サービスの追加についての詳細は、提供サービスの追加を参照してください。 |
ステップ 6 | テナント プロファイルを追加します。[テナント プロファイルの追加(Add Tenant Profile)] ダイアログボックスで、ステップ 5 で追加した提供サービスを選択し、リソース グループを提供サービスに追加します。テナント プロファイルの追加方法の詳細については、テナント プロファイルの追加を参照してください。 |
ステップ 7 | 複数のプライベート ネットワークを使用するテナントのオンボーディングを行うには、次のようにして、テナントのオンボーディング ワークフローを実行します。 |