Cisco Host Upgrade Utility について
Cisco Host Upgrade Utility(これ以降は HUU と呼ばれます)は、Cisco UCS C シリーズ サーバ上でファームウェアをアップグレードするツールです。HUU には、Windows オペレーティング システム上の選択されたプラットフォーム用のコンテナをダウンロードできるオプションがあります。物理メディアに ISO を書き込むことで HUU ISO からコンテナをダウンロードできます。サーバに物理メディアを挿入すると、オートランによりブラウザで Index.html ページが表示されます。この index.html ページでは、コンテナをダウンロードできる場所にアクセスできます。また、標準的な ISO 抽出ユーティリティを使用して ISO からコンテナをダウンロードすることもできます。
HUU のユーザ インターフェイスでは、アップグレードが必要なファームウェア コンポーネントを選択できます。以前のリリース(1.4(x))では、HUU によりコンポーネントを選択しアップグレードを開始できるテキスト メニューが提供されていました。バージョン 1.5(x) 以降では、HUU によりアップグレードを実行するためのグラフィカル ユーザ インターフェイスが提供されます。
リリース 4.0(2) より、コンポーネントとストレージのドライブのタブを含める HUU ユーザ インターフェイスが更新されます。
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[コンポーネント] タブには、アップグレードまたはダウン グレードを選択したサーバのすべてのサーバ コンポーネントがリストされます。このリストのすべてのコンポーネントまたは特定のコンポーネントのファームウェアをアップグレードすることができます。
(注)
特定のコンポーネントのファームウェアをアップグレードすることを選択すると、同じバージョンに Cisco IMC、CMC と BIOS をアップグレードする必要があります。
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[ストレージ ドライブ] タブには、すべて外部ストレージ ドライブ (HDD) 使用可能なサーバがリストされます。すべてのストレージ ドライブまたはこのサーバで使用可能な特定のドライブのファームウェアをアップグレードまたはダウン グレードすることを選択できます。
リリースでサポートされるコンポーネントおよびさまざまなサーバのファームウェア バージョンの詳細については、Cisco IMC リリースのファーブウェア バージョンのリストと内部依存性 を参照してください。
非インタラクティブ HUU を使用する C シリーズ サーバのファームウェアのアップグレードについては、『Cisco UCS C-Series XML プログラマーズガイド』を参照してください。