この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このサーバでは、 表 C-1 に示す RAID コントローラ オプションと必要なケーブルがサポートされます。
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RAID コントローラ カードの取り付け手順については、サーバ ノード内の RAID コントローラ カードの交換を参照してください。
このコントローラは、JBOD モード(非 RAID)または RAID モード(RAID レベルは 0、1、5、6、10、50、60 から選択)で使用できます。
RAID コントローラ上のファームウェアに、サーバ上にインストールされている Cisco IMC および BIOS の現行バージョンとの互換性があることを確認する必要があります。互換性がない場合は、Host Upgrade Utility(HUU)を使用して RAID コントローラ ファームウェアをアップグレードまたはダウングレードし、ファームウェア リリースが互換レベルになるようにしてください。
このユーティリティをダウンロードする方法、およびこのユーティリティを使用してサーバ コンポーネントを互換性のあるレベルにする方法については、 HUU ガイドに用意されている、ご使用の Cisco IMC リリースに対応する HUU ガイドを参照してください。
Cisco UCS C3X60 12G SAS RAID コントローラは、パススルー モードで OS から直接アクセスされる物理ドライブ上で、JBOD モード(非 RAID)をサポートします。可能であれば、個別の RAID 0 ボリュームを使用する代わりに、JBOD モードを使用することをお勧めします。
Cisco UCS C3X60 12G SAS RAID コントローラでは、すべてのドライブをスパン アレイ構成(RAID 50/RAID 60)でシステムに組み込むことで、RAID 5 または 6 の大規模ボリュームを作成できます。可能であれば、RAID アレイごとのドライブ数を少なくした、複数のより小規模な RAID 5/6 ボリュームを作成することを推奨します。これによって冗長性が提供され、初期化、RAID 再構成、その他の操作にかかる運用時間が短縮されます。
I/O ポリシーは特定の仮想ドライブでの読み取りに適用されます。先行読み出しキャッシュに影響はありません。RAID ボリュームは、次の 2 つの I/O ポリシー タイプで構成できます。これらを次に示します。
Cached I/O は処理を高速化しますが、有用であるのは RAID ボリュームに少数の低速ドライブがある場合のみです。C3X60 4-TB SAS ドライブでは、Cached I/O が Direct I/O よりも優れているという結果は出ていません。逆に、Direct I/O は Cached I/O よりも、大半の I/O パターンで良い結果を出しています。Direct I/O(デフォルト)をすべてのケースで使用し、Cached I/O は注意深く使用することをお勧めします。
Cisco UCS 12G SAS RAID コントローラは、整合性検査(CC)、バックグラウンド初期化(BGI)、再構成(RBLD)、ボリューム拡張と再構築(RLM)、Patrol Real(PR)などのさまざまなバックグラウンド操作を行います。
これらのバックグラウンド操作の I/O 操作への影響は限定的であると期待されていますが、フォーマットや類似の I/O 操作などのいくつかの操作時には比較的大きな影響を与えてきました。それらのケースでは、I/O 操作とバックグラウンド操作はどちらも完了に時間がかかる場合があります。このようなケースでは、同時に実行するバックグラウンド操作の数や他の I/O 集約操作数を制限することをお勧めします。
大規模ボリュームに対するバックグラウンド操作は完了までにかなりの時間がかかり、操作の完了から開始までの操作間の時間が限られる場合があります。ほとんどの I/O 操作でバックグラウンド操作が及ぼす影響はかなり低減されているので、システムは問題なく機能するはずです。バックグラウンド操作と I/O 操作を同時に実行しているときに問題が発生した場合は、どちらかのアクティビティを停止してもう一方が完了してから再実行するか、またはバックグラウンド操作を I/O 操作が少ない後の時間に実行するようにスケジュールする(あるいはその両方を行う)ことをお勧めします。
このサーバでは、SuperCap 電源モジュール(SCPM)のバックアップ ユニットを 1 つ取り付けられます。このユニットは、サーバ ノード内のシスコ モジュラ RAID コントローラ カードに直接マウントされます。ユニットは、すでにカードに接続されており、独立したコンポーネントとして販売されません。
SCPM は、キャッシュの NAND フラッシュへのオフロードによる急な電源喪失に備えてディスク ライトバック キャッシュ DRAM を約 3 年間バックアップします。
RAID コントローラを交換すると、コントローラに保存されている RAID 設定が失われます。
RAID 設定を新しい RAID コントローラに復元するには、次の手順に従います。
ステップ 1 RAID コントローラを交換します。サーバ ノード内の RAID コントローラ カードの交換を参照してください。
ステップ 2 シャーシ全体を交換する場合は、すべてのドライブを前のシャーシと同じ順序で新しいドライブ ベイに取り付けます。
ステップ 4 次のプロンプトが画面に表示されたら、(C 以外の)任意のキーを押して続行します。
ステップ 5 その次の画面で、RAID 設定が正常にインポートされたことを確認します。
LSI ユーティリティには、詳細な使用法に関するヘルプ マニュアルが用意されています。
RAID に関する基本情報および RAID コントローラ カード用ユーティリティの使用については、『 Cisco UCS Servers RAID Guide 』を参照してください。
Avago Technologies/LSI マニュアルの完全版も利用できます。
Avago Technologies/LSI 12 Gb/s MegaRAID SAS Software User's Guide, Rev. F